東京テアトル(9633)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 165 | 4 | 4 | -15 | 2.6 | 4.6 | — | 57.3 |
| FY2016 | 192 | 4 | 2 | 4 | 1.7 | 3.0 | — | 54.5 |
| FY2017 | 182 | 0 | 0 | 0 | 0.3 | 6.1 | 1.0 | 55.3 |
| FY2018 | 183 | 5 | 1 | 18 | 1.0 | 17.8 | — | 54.7 |
| FY2019 | 172 | 2 | 1 | 1 | 0.4 | 6.6 | 10.0 | 56.5 |
| FY2020 | 133 | -16 | -23 | -12 | -20.3 | -303.1 | 10.0 | 43.2 |
| FY2021 | 131 | -6 | 8 | -3 | 6.9 | 109.8 | 0.0 | 50.2 |
| FY2022 | 163 | 1 | 2 | -2 | 1.6 | 25.6 | 10.0 | 50.7 |
| FY2023 | 171 | 2 | 2 | -0 | 1.8 | 32.5 | 10.0 | 51.7 |
| FY2024 | 184 | 3 | 30 | 8 | 19.5 | 429.0 | 10.0 | 53.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
東京テアトルは不動産賃貸・映画興行を主事業とするが、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPに依存する事業構造ではない。個別の物件の立地やブランド力は存在するものの、業界全体で模倣が容易であり、持続的な競争優位の源泉とはなりにくい。
不動産賃貸においては、テナントが他の物件へ移転する際のコスト(引越し費用、新規契約手続き等)は存在する。しかし、賃貸物件の選択肢は多く、テナントにとって乗り換えのハードルは比較的低い。映画興行においては、特定の映画館へのロイヤリティは限定的であり、スイッチング・コストは低い。
東京テアトルの事業モデル(不動産賃貸、映画興行)には、ユーザー数の増加がサービスの価値を指数関数的に高めるネットワーク効果は基本的に存在しない。顧客が増えても、個々の賃貸契約や映画鑑賞体験の価値が直接的に向上するわけではない。
不動産賃貸においては、立地や物件管理の効率化によるコスト削減の余地はある。しかし、土地取得コストや建物の維持管理費は一般的に高く、構造的なコスト優位を確立することは難しい。映画興行においても、配給会社との契約や人件費等、コスト構造の抜本的な改善は限定的。
不動産賃貸事業においては、保有物件の規模や立地が収益に影響を与える。東京テアトルは都心部を中心に一定規模の物件を保有しているが、業界全体で見ると大手不動産デベロッパーと比較して規模の優位性は限定的。映画興行においては、シネコンチェーン等と比較して規模の経済性は低い。
競合との比較優位
強気シナリオ
都心部優良立地の不動産ポートフォリオの安定的な賃料収入
映画興行事業におけるヒット作の継続的な輩出
新規事業やM&Aによる成長機会の創出
弱気シナリオ(モート侵食)
不動産市況の悪化による賃料収入の減少
映画業界の構造変化(配信サービスの台頭等)による興行収入の低迷
金利上昇による有利子負債の負担増
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
東京テアトルの投資が失敗するには、まず同社が保有する不動産ポートフォリオの価値が、市場全体の不動産価格下落や、個別の物件におけるテナント需要の喪失によって、想定以上に大きく毀損される必要がある。特に、主要な賃貸物件の空室率が上昇し、賃料収入が大幅に減少するシナリオが考えられる。次に、映画事業においては、観客動員数の減少が構造的なものとなり、ヒット作の創出が困難になる状況が継続することが挙げられる。さらに、同社が新規事業や不動産開発で大きな失敗を犯し、多額の損失を計上する、あるいは既存事業の収益性を悪化させるような経営判断を繰り返すことも、投資の失敗につながるだろう。これらの要因が複合的に作用することで、同社の企業価値は大きく低下する可能性がある。
5年後のモート予測
不動産賃貸事業の安定成長と、映画事業におけるヒット作の貢献により、緩やかな増収増益が期待される。新規開発案件の成功が更なる成長を後押しする可能性。
不動産市況の変動や映画業界の競争環境を踏まえ、現状維持に近い収益水準を想定。安定的な配当の維持は可能と見込まれる。
不動産市況の悪化、映画業界の構造的衰退、金利上昇等の逆風により、収益が低迷するリスク。特に不動産事業の採算悪化が懸念される。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 116億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 53.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 57.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 3.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.73倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-29 臨時報告書