いちよし証券(8624)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 207 | 30 | 22 | 44 | 6.6 | 50.9 | — | 61.1 |
| FY2017 | 265 | 71 | 50 | -27 | 13.6 | 117.0 | 31.0 | 61.9 |
| FY2018 | 212 | 21 | 17 | 44 | 4.8 | 39.3 | 61.0 | 71.2 |
| FY2019 | 188 | -5 | -7 | 36 | -2.5 | -17.7 | 34.0 | 65.9 |
| FY2020 | 197 | 13 | 10 | 48 | 3.4 | 27.8 | 32.0 | 59.0 |
| FY2021 | 196 | 33 | 25 | 19 | 8.4 | 70.0 | 34.0 | 62.7 |
| FY2022 | 167 | 12 | 8 | 13 | 2.7 | 21.9 | 38.0 | 65.2 |
| FY2023 | 188 | 28 | 19 | 33 | 6.7 | 57.1 | 34.0 | 62.1 |
| FY2024 | 188 | 23 | 16 | 1 | 5.7 | 47.1 | 34.0 | 65.4 |
| FY2025 | 246 | 62 | 44 | 18 | 14.2 | 137.3 | 34.0 | 56.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
いちよし証券は、長年の歴史と顧客からの信頼という無形資産を持つが、特定の強力なブランドや特許、独占的IPによる明確な優位性は限定的。独立系証券としての地位は一定の評価を得ている。
個人顧客との長期的な関係性や、富裕層向け資産管理サービスにおける顧客の乗り換えコストは一定程度存在する。しかし、金融商品取引の多様化やオンライン証券の台頭により、スイッチングコストは相対的に低下傾向にある。
同社ビジネスモデルにおいて、ユーザー数の増加がサービス価値を直接的に高めるネットワーク効果はほとんど見られない。
オンライン証券などと比較して、店舗網を持つ同社のコスト構造は必ずしも優位とは言えない。ただし、一部業務の効率化やシステム投資によるコスト削減努力は見られる。
日本の証券業界は大手証券やネット証券との競争が激しく、いちよし証券の規模は業界全体で見ると中堅に位置する。特定のニッチ市場や地域においては一定のシェアを持つ可能性があるが、業界全体を代表する効率規模の優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
独立系証券としての強みを活かした顧客密着型サービスの高付加価値化
富裕層向け資産管理ビジネスの拡大と収益貢献
M&AアドバイザリーやIPO支援など、中堅企業向けサービスでの成長
弱気シナリオ(モート侵食)
大手証券やネット証券との競争激化による手数料収入の減少
低金利環境の長期化による運用収益の伸び悩み
証券業界全体の規制強化や市場変動リスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
いちよし証券の投資が失敗するには、まず独立系証券としての顧客との関係性が、大手やネット証券の利便性・低コストに完全に凌駕される必要がある。具体的には、顧客がより低コストで多様な金融商品にアクセスできるオンラインプラットフォームへの大規模な流出が起こり、いちよし証券が提供する付加価値(対面でのアドバイスやオーダーメイドの提案)が、もはや顧客にとって十分な対価に見合わないと判断される状況が考えられる。さらに、富裕層向けビジネスにおいても、競合他社がより魅力的な商品ラインナップや手数料体系を提示し、顧客基盤を奪われるシナリオも想定される。規制緩和が進み、参入障壁が低下することも、既存の競争優位性を損なう要因となりうる。
5年後のモート予測
顧客密着型サービスと富裕層向けビジネスの拡大により、安定的な収益成長を達成。中堅企業向けアドバイザリー業務も貢献し、収益基盤を強化する。
競争環境の厳しさから収益は横ばい圏で推移。コスト管理と一部高収益事業の成長で、緩やかな利益成長を目指す。
手数料競争の激化と低金利環境の長期化により、収益が低迷。市場変動リスクも重なり、利益確保が困難になる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 411億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 56.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 84.3% | |
| 6. 適度なPER | PER 9.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.33倍 |
合格数:4/7 部分的合格