丸三証券(8613)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 157 | 7 | 8 | 62 | 1.7 | 12.0 | — | 54.0 |
| FY2017 | 190 | 30 | 24 | 18 | 5.0 | 35.6 | 50.0 | 51.1 |
| FY2018 | 156 | 1 | 5 | 23 | 1.2 | 7.9 | 65.0 | 52.4 |
| FY2019 | 165 | 10 | 8 | 117 | 1.9 | 11.9 | 25.0 | 50.5 |
| FY2020 | 192 | 37 | 42 | -12 | 9.0 | 62.5 | 16.0 | 46.5 |
| FY2021 | 187 | 32 | 28 | -13 | 6.0 | 42.5 | 33.5 | 51.6 |
| FY2022 | 149 | 4 | 8 | 64 | 1.7 | 11.9 | 22.0 | 67.9 |
| FY2023 | 186 | 37 | 29 | 68 | 5.6 | 44.6 | 12.0 | 62.3 |
| FY2024 | 188 | 35 | 38 | 3 | 7.7 | 57.4 | 60.0 | 66.6 |
| FY2025 | 217 | 54 | 50 | 87 | 9.7 | 75.7 | 60.0 | 58.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
丸三証券は、特定の強力なブランド力や特許、規制ライセンス、独占的IPに依存するビジネスモデルではない。証券業全体として規制は存在するが、個社で突出した優位性を示すものは確認できない。
証券口座の開設・維持に大きなコストはかからないが、長年の取引実績や担当者との信頼関係、特定の金融商品へのアクセスなどを理由に、顧客が容易に他社へ乗り換えない可能性はある。しかし、そのスイッチング・コストは限定的。
丸三証券のビジネスモデルは、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果を生み出す構造ではない。個々の顧客との関係性が重要であり、プラットフォーム型ビジネスとは異なる。
証券業は一般的に固定費が高く、規模の経済が働きやすいが、丸三証券が他社と比較して構造的に著しく低いコスト構造を有しているという明確な証拠はない。オンライン証券などと比較すると、コスト面での優位性は限定的。
証券業界は大手寡占が進んでいるが、丸三証券は中堅規模の証券会社であり、業界全体に対する最適な規模の少数寡占を形成しているとは言えない。一定の規模は持つものの、圧倒的な市場シェアや効率性には至っていない。
競合との比較優位
強気シナリオ
富裕層顧客基盤の維持・拡大
専門性の高い金融商品・サービスの提供
安定的な配当政策の継続
弱気シナリオ(モート侵食)
低金利環境の長期化による収益圧迫
オンライン証券との競争激化
証券市場全体の低迷
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
丸三証券への投資が失敗するシナリオは、まず第一に、日本の証券市場全体が構造的な衰退に陥り、個人投資家の取引が大幅に減少することである。特に、低金利環境が長期化し、資産運用への関心が薄れる、あるいはリスク回避志向が強まることで、証券会社の収益機会が根本的に失われる場合。第二に、テクノロジーの進化や規制緩和により、手数料競争が激化し、特にオンライン証券やフィンテック企業が低コストで高品質なサービスを提供するようになり、丸三証券のような対面営業中心の証券会社が顧客を奪われるシナリオ。第三に、同社が保有する顧客基盤が、世代交代や富の集中・分散の過程で、想定以上に流出してしまう、あるいは、新たな顧客層の獲得に失敗し、事業規模が縮小していく場合である。これらの要因が複合的に作用すれば、同社の持続的な競争優位性は失われ、収益性は悪化するだろう。
5年後のモート予測
富裕層向けサービス強化やM&Aにより、安定的な収益基盤を維持・拡大。証券市場の回復と共に、手数料収入や運用収益が増加する。
低金利環境や競争激化の影響を受けつつも、既存顧客基盤を維持し、緩やかな成長を続ける。配当利回りの魅力は維持される。
証券市場の低迷、オンライン証券との競争激化により、収益が圧迫され、事業規模の縮小リスクに直面する。配当の維持も困難になる可能性。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 704億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 58.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 85.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 14.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.37倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-06-24 臨時報告書