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大光銀行(8537)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

銀行業 銀行

事業の概要

大光銀行グループは、大光銀行を中心に、連結子会社2社と関連会社1社で構成される金融サービスグループです。主な収益源は銀行業務で、預金、貸出、有価証券投資、為替業務、公共債・投資信託・保険の販売、各種コンサルティングを行っています。その他、連結子会社ではクレジットカード業務、M&A仲介・経営コンサルティング、ファンドの運営・管理業務、信用保証業務を展開。持分法適用関連会社ではリース業務も手掛けており、多角的な金融サービスで収益を上げています。

出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

大光銀行グループの事業セグメントは、主に以下の事業で構成されています。中心となるのは「銀行業務」で、預金、貸出、有価証券投資、為替、公共債・投資信託・保険の販売、コンサルティングなど、銀行の基本的な業務全般を担い、グループの収益の大部分を占める稼ぎ頭です。その他、「クレジットカード業務」では、たいこうカード株式会社がクレジットカードサービスを提供。「ファンドの運営・管理業務」では、大光キャピタル&コンサルティング株式会社がファンドの運営・管理を行います。「リース業務」は、持分法適用関連会社の大光リース株式会社が総合リース業務を展開。また、たいこうカード株式会社は「信用保証業務」も手掛けています。地域構成としては、地元である新潟県が主たる営業基盤です。

有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|635 文字
3【事業の内容】 当行及び当行の関係会社は、当連結会計年度の末日現在において、当行(株式会社大光銀行)、連結子会社2社及び関連会社1社(持分法適用関連会社)で構成され、銀行業務を中心に、クレジットカード業務、ファンドの運営・管理業務、リース業務などの金融サービスに係る事業を行っております。 当行及び当行の関係会社の事業内容及び当行と関係会社の当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。〔銀行業務〕 当行の本店ほか支店等において、預金業務及び貸出業務を中心に、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、公共債・投資信託・保険の販売業務及び各種コンサルティング業務などを行っており、当行グループの中心業務と位置づけております。 また、連結子会社の大光キャピタル&コンサルティング株式会社において、M&Aの仲介・支援業務、経営コンサルティング業務を行っております。〔クレジットカード業務〕 連結子会社のたいこうカード株式会社においてクレジットカード業務を行っております。〔ファンドの運営・管理業務〕 連結子会社の大光キャピタル&コンサルティング株式会社においてファンドの運営・管理業務を行っております。〔リース業務〕 持分法適用関連会社の大光リース株式会社において総合リース業務を行っております。〔その他業務〕 連結子会社のたいこうカード株式会社において信用保証業務を行っております。  以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (事業系統図)

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2026時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
地域経済の動向や市場金利の変動に影響を受けやすく、価格決定権が限定的。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
銀行法に基づく免許が必要であり、自己資本比率の維持など厳格な規制がある。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 維持投資
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:信用リスク(不良債権、貸倒引当金、地域経済) / 市場リスク(市場業務、保有株式) / 流動性リスク(資金繰り、市場流動性)
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

地域密着型の金融機関としての長年の信頼とブランド力は存在するが、特許や独占的IPは限定的。地域経済の動向に左右されやすい。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

個人顧客においては、取引の慣性や手続きの煩雑さから一定のスイッチング・コストは存在する。しかし、法人顧客や商品によっては他行への乗り換えは比較的容易。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

銀行業は一般的にネットワーク効果が働きにくいビジネスモデルであり、大光銀行においても顕著なネットワーク効果は見られない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

地方銀行として、一定の規模によるコスト効率化は図られているものの、メガバンク等と比較して構造的なコスト優位性は低い。デジタル化への投資がコスト構造に影響。

規模の経済★☆☆☆☆
根拠:弱い規模が参入障壁になる

地域経済圏内では一定のシェアを持つが、全国的な視点では規模の経済性は限定的。業界再編の可能性も視野に入れる必要がある。

大光銀行グループは、地元である新潟県を主要な営業基盤とし、貸出金の約7割を地元融資先に向けています。これにより、地域経済との強固な結びつきを築き、地域密着型の金融サービスを提供している点が強みです。中小企業や個人向けローンにも注力しており、地域の中小企業や個人のニーズにきめ細かく対応することで、顧客基盤を安定させています。この地域に根ざした事業展開が、他行との差別化要因となり、安定した収益基盤を支えています。

出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当行グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。  (1)経営方針 当行は、「経営理念」である次の3項目を経営の基本方針とし、地域密着とお客さまのニーズに沿った金融サービスの提供に努めております。① お客様に信頼され、親しまれる銀行として地域社会の繁栄に奉仕する。② 健全経営に徹し、強固な経営体質を築き、安定した発展を持続する。③ 優れた人材の育成に力を注ぎ、清新はつらつとした行風を確立する。 今後とも、経営体質の一層の強化を図るとともに経営の透明性を高め、地域社会に真に期待され、信頼される銀行を目指してまいります。  (2)経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等① 経営環境に関する認識当行は、新潟県を主要な営業基盤とし、本店ほか支店(新潟県62カ店(本店含む)、群馬県1カ店、埼玉県5カ店、東京都1カ店、神奈川県1カ店、インターネット支店1カ店)、ローンスクエア(新潟県内に6カ所)において、預金業務及び貸出業務を中心に、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、公共債・投資信託・保険の販売業務及び各種コンサルティング業務などを行っております。当行の強みは「親しみやすさ」であると認識しております。相互銀行時代からお客さまのもとへ足繁く通うことで、お客さまの懐に深く入り込み、同じ目線で真摯に向き合い、ニーズを的確にくみ取り応えていくというスタイルで営業を行ってまいりました。これが「親しみやすさ」として評価をいただいているものと考えております。地域金融機関を取り巻く経営環境をみますと、国内では金利のある世界への回帰が進むなか、米国の通商政策や中東を始めとする地政学リスクなど、国内外の経済・金融市場や社会情勢を巡る不確実性の高まりに直面しております。こうした状況のなか、私たち地域金融機関には、幅広い金融仲介機能を発揮しながら地域経済に貢献する「地域金融力」の担い手として、資金繰り支援等での下支えにとどまらず、人口減少等の構造的な環境の変化も踏まえ、地域社会全体が持続可能な姿に変革していくための後押しが求められております。 ② 長期戦略方針当行は2024年3月、経営理念に基づく10年後に向けた長期戦略方針として、ビジョン、ミッション、バリュー、パーパスおよび目標を策定しております。 〔長期戦略方針〕    ③ 第13次中期経営計画「Value Up~ワクワクする未来へ~」(2024年度~2026年度)2024年4月より、3年間の第13次中期経営計画「Value Up~ワクワクする未来へ~」を推進しております。 ア.目標とする経営指標本計画の経営指標の目標項目は、「財務指標」、「地域活性化指標」、「人的資本指標」、「サステナブル指標(環境目標)」の4つのカテゴリで設定しており、最終年度である2026年度の目標および2025年度の実績は次のとおりであります。なお、「財務指標」、「サステナブル指標(環境目標)」は連結での計数、「地域活性化指標」、「人的資本指標」は当行単体での計数であります。 カテゴリ目標項目最終年度(2026年度)目標2025年度実績財務指標(連結ベース)ROE (注1)4.0%以上3.58%当期純利益30億円以上27.9億円OHR(コア業務粗利益ベース)(注2)70%以下68.6%自己資本比率8%以上8.55%非財務指標地域活性化指標 お客さまの「なりたい姿」への貢献度 (注3)80%以上- お客さまとの対話等の 活動量 (注4)127人分116人分人的資本指標 エンゲージメントスコア(注5)68点以上63点 社外経験割合 (注6)22%以上16.6% スキルポイント (注7)75pt以上74.1ptサステナブル指標(環境目標) CO2排出量(Scope1・2) の削減(2013年度比)▲37%(2013年度比)▲39% サステナブルファイナンス 実行額(3年間累計)1,125億円886億円 (注)1.株主資本ベース      2.コア業務粗利益は投資信託解約損益を除く       3.法人取引先へのアンケートにより、当行の貢献度の評価を5段階で5または4と回答した先の全回 答先に占める割合(アンケートは3年毎に実施しており、2025年度は未算定)       4.営業店・本部の営業担当者がお客さまとの対話等にかける活動量      5.全従業員(産休・育休者を除く)を対象としたエンゲージメントサーベイの総合スコア(「Wevox」により測定)       6.出向経験が3ヶ月以上ある行員および中途入行の行員の全行員に占める割合       7.「資格規程」に定める検定資格ポイント、通信教育ポイントの行員一人あたり平均値 イ.基本戦略本計画では、目標とする経営指標の達成に向け、5つの基本戦略を実践しております。 戦略① お客さまへの提供価値の向上お客さまのニーズに応じた最適なチャネルでのご提案により、コンサルティング等の対面営業力をこれまで以上に強化し、お客さまに提供する付加価値を最大化してまいります。特に、対面営業のニーズの高い法人のお客さまに活動量を振り向け、お客さまのニーズに応じた付加価値の高いサービスの拡充、お客さま支援態勢の高度化、多様な人材の育成などに取り組み、お客さまの「なりたい姿」の実現、企業価値の向上に貢献することで、その対価として適正な金利やソリューション手数料を収受することとしております。 また、個人のお客さまの多様なニーズにお応えするため、専門性の高いマネーアドバイザーによる対面営業力の強化や非対面取引の利便性向上・提案力強化に取り組むこととしております。    〔重点施策〕■ 法人コンサルティングの強化■ 個人コンサルティングの強化■ 預金の増加2025年度における主な取組みは次のとおりです。(ア)法人コンサルティングの強化・営業セグメント別の役割を再定義し、行動管理基準・情報管理基準を明確化・データ分析システムにより営業担当者の行動量を測定し、効率的な営業活動に活用・「協調支援型特別保証」を活用したパッケージ型商品、地域密着型福利厚生サービス「なじらね福利厚生」など、お客さまの成長・改善につながる商品・サービスを拡充(イ)個人コンサルティングの強化・投資信託や生命保険の各種手続きについて、タブレット端末を活用したペーパーレス化・印鑑レス化の取組みを開始・コールセンターグループを新設し、受付から実行まで一貫して対応できる体制を構築・手数料定率型住宅ローンなど、お客さまのニーズに合わせた商品を拡充(ウ)預金の増加・従来のアプリをリプレイスし、「大光銀行アプリ~My らっこ~」のサービス提供を開始・ATM利用手数料を改定し、当行の全てのATM・全ての利用時間帯で当行のキャッシュカードを使用した引出し手数料を無料化(2026年4月より)・魅力的な預金商品として、「ワクワク!ジャンボ宝くじ付定期預金キャンペーン」を実施 戦略② 業務改革AIの活用とデジタル化の促進、BPR施策の拡充により、業務の効率化と組織のスリム化を図り、人は付加価値の高い業務に専念する体制を構築するほか、お客さまへの提供価値の品質を高めることとしております。また、リスクアペタイト方針のもとで、とるべきリスクとコントロールするリスクを明確にしたうえでリスクテイクし、健全性の維持と収益の最大化を図ることとしております。〔重点施策〕■ DX・デジタル化戦略■ BPR施策の拡充■ 店舗政策■ 経費コントロール■ リスクコントロール2025年度における主な取組みは次のとおりです。・営業店組織の統合・スリム化に向けた試行店舗を拡充・本部所属の内部管理責任者の対象エリアおよび取扱業務を拡充・RORAを月次で管理する体制を構築 戦略③ 人的資本の価値向上人材は銀行経営の礎であり、価値を生み出すための大切な財産という考えのもと、人材への適切な投資や社内環境の整備を通じてやりがい・働きがいを高め、「各自のキャリアデザイン」と「戦略と連動した将来の人材ポートフォリオ目標」の両方向の視点から、お客さまの「なりたい姿」の実現に貢献できる多様な人材を育成することとしております。     また、経営体質の強化に向け、行員数の減少トレンドは維持しつつ、業務改革の実践によりお客さまとの対話等の活動量を拡大していくこととしております。    〔重点施策〕■ 多様な人材の育成と活躍促進■ 営業担当者のお客さまとの対話等の活動量の拡大■ ウェルビーイングの向上 2025年度における主な取組みは次のとおりです。(ア)多様な人材の育成と活躍促進・営業担当者の充実に向けた人材ポートフォリオ目標を策定・スキルアップ、キャリアアップに向けた各種研修を実施(イ)営業担当者のお客さまとの対話等の活動量の拡大・2025年度の新入行員より「営業コース」を新設・営業担当者の増員に向けたプログラムを継続的に実施(ウ)ウェルビーイングの向上・頭取直轄の組織として若手行員で組織された「ワクワク向上委員会」が、ワクワク感向上施策を立案し順次実施(2025年度は7施策を立案) 戦略④ サステナビリティ経営の実践地域の活性化と中長期的な企業価値の向上を目指す持続的経営を基本方針とし、重要課題(マテリアリティ)を起点に策定した「たいこうSDGs宣言」に従い、事業活動を通じた課題解決にグループ一体で取り組むこととしております。特に、環境への対応については、当行グループ自身の取組みに加え、取引先企業の脱炭素化のステップに応じたさまざまなニーズに対し、最適なソリューションを提供していくこととしております。〔重点施策〕■ サステナビリティ経営の実践本項目については、年度毎に「サステナビリティ推進プログラム」を策定し、PDCAによる管理を行っております。2025年度における主な取組みは次のとおりです。 ・SDGs関連ソリューションの推進 ・人権に関する教育や、「人権方針」に基づく人権デューデリジェンスの実施 ・「サステナブル投融資方針」の遵守状況のモニタリング ・取締役会の実効性向上に向けた役員アンケートの実施と結果に基づく改善対応 戦略⑤ 株主価値の向上第13次中期経営計画の施策を着実に実践することで、企業価値の向上を図ってまいります。また、株主還元方針に基づき株主還元に取り組むとともに、株主・投資家の皆さまとの積極的なコミュニケーションや非財務情報を含めた情報開示の充実などにより、株主資本コストの引下げに取り組むこととしております。〔重点施策〕■ 株主還元の取組み■ 株主資本コストの引下げに向けた取組み2025年度における主な取組みは次のとおりです。・株主還元方針に基づき、2026年3月期の年間配当を1株当たり89円00銭(うち中間配当35円00銭。2025年3月期から1株当たり24円00銭の増配)とすることを2026年6月23日開催の第124回定時株主総会の議案として提出・株主資本コストの引下げに向け、統合報告書の記載内容を充実  (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題地域金融機関を取り巻く経営環境をみますと、国内では金利のある世界への回帰が進むなか、米国の通商政策や中東を始めとする地政学リスクなど、国内外の経済・金融市場や社会情勢を巡る不確実性の高まりに直面しております。こうした状況のなか、私たち地域金融機関には、幅広い金融仲介機能を発揮しながら地域経済に貢献する「地域金融力」の担い手として、資金繰り支援等での下支えにとどまらず、人口減少等の構造的な環境の変化も踏まえ、地域社会全体が持続可能な姿に変革していくための後押しが求められております。このような環境認識のもと、当行は、長期戦略方針に基づく1stステージとして、第13次中期経営計画「Value Up~ワクワクする未来へ~」を鋭意、推進しております。そして、2026年度は本計画の最終年度です。これまでの取組みの集大成として、誰にも負けない高い熱量でお客さまに親身に寄り添う「大光らしさ」を存分に発揮するとともに、SBIグループとの資本業務提携を通じ、地域企業の生産性向上と地域のお客さまの資産形成をサポートすることにより、地域社会・経済の活性化を力強く支えてまいります。そのうえで、「健全性の維持と収益の最大化を図る」という方針のもと、本計画の最重要目標に掲げる「ROE4.0%以上」、「自己資本比率8%以上」(いずれも連結ベース)を達成することで、当行自身が着実に成長を続け、充実した形で次のステージへと繋げてまいります。併せて、お客さまから信頼いただき、安心してご利用いただくため、コンプライアンスの徹底やリスク管理の高度化に引き続き取り組んでまいります。当行は、こうした取組みにより、地域に根差した金融機関としての社会的責任と公共的使命を果たしてまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当行グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。  (1)経営方針 当行は、「経営理念」である次の3項目を経営の基本方針とし、地域密着とお客さまのニーズに沿った金融サービスの提供に努めております。① お客様に信頼され、親しまれる銀行として地域社会の繁栄に奉仕する。② 健全経営に徹し、強固な経営体質を築き、安定した発展を持続する。③ 優れた人材の育成に力を注ぎ、清新はつらつとした行風を確立する。 今後とも、経営体質の一層の強化を図るとともに経営の透明性を高め、地域社会に真に期待され、信頼される銀行を目指してまいります。  (2)経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等① 経営環境に関する認識当行は、新潟県を主要な営業基盤とし、本店ほか支店(新潟県62カ店(本店含む)、群馬県1カ店、埼玉県5カ店、東京都1カ店、神奈川県1カ店、インターネット支店1カ店)、ローンスクエア(新潟県内に6カ所)において、預金業務及び貸出業務を中心に、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、公共債・投資信託・保険の販売業務及び各種コンサルティング業務などを行っております。当行の強みは「親しみやすさ」であると認識しております。相互銀行時代からお客さまのもとへ足繁く通うことで、お客さまの懐に深く入り込み、同じ目線で真摯に向き合い、ニーズを的確にくみ取り応えていくというスタイルで営業を行ってまいりました。これが「親しみやすさ」として評価をいただいているものと考えております。地域金融機関を取り巻く経営環境をみますと、国内では金利のある世界への回帰が進むなか、米国の通商政策や中東を始めとする地政学リスクなど、国内外の経済・金融市場や社会情勢を巡る不確実性の高まりに直面しております。こうした状況のなか、私たち地域金融機関には、幅広い金融仲介機能を発揮しながら地域経済に貢献する「地域金融力」の担い手として、資金繰り支援等での下支えにとどまらず、人口減少等の構造的な環境の変化も踏まえ、地域社会全体が持続可能な姿に変革していくための後押しが求められております。 ② 長期戦略方針当行は2024年3月、経営理念に基づく10年後に向けた長期戦略方針として、ビジョン、ミッション、バリュー、パーパスおよび目標を策定しております。 〔長期戦略方針〕    ③ 第13次中期経営計画「Value Up~ワクワクする未来へ~」(2024年度~2026年度)2024年4月より、3年間の第13次中期経営計画「Value Up~ワクワクする未来へ~」を推進しております。 ア.目標とする経営指標本計画の経営指標の目標項目は、「財務指標」、「地域活性化指標」、「人的資本指標」、「サステナブル指標(環境目標)」の4つのカテゴリで設定しており、最終年度である2026年度の目標および2025年度の実績は次のとおりであります。なお、「財務指標」、「サステナブル指標(環境目標)」は連結での計数、「地域活性化指標」、「人的資本指標」は当行単体での計数であります。 カテゴリ目標項目最終年度(2026年度)目標2025年度実績財務指標(連結ベース)ROE (注1)4.0%以上3.58%当期純利益30億円以上27.9億円OHR(コア業務粗利益ベース)(注2)70%以下68.6%自己資本比率8%以上8.55%非財務指標地域活性化指標 お客さまの「なりたい姿」への貢献度 (注3)80%以上- お客さまとの対話等の 活動量 (注4)127人分116人分人的資本指標 エンゲージメントスコア(注5)68点以上63点 社外経験割合 (注6)22%以上16.6% スキルポイント (注7)75pt以上74.1ptサステナブル指標(環境目標) CO2排出量(Scope1・2) の削減(2013年度比)▲37%(2013年度比)▲39% サステナブルファイナンス 実行額(3年間累計)1,125億円886億円 (注)1.株主資本ベース      2.コア業務粗利益は投資信託解約損益を除く       3.法人取引先へのアンケートにより、当行の貢献度の評価を5段階で5または4と回答した先の全回 答先に占める割合(アンケートは3年毎に実施しており、2025年度は未算定)       4.営業店・本部の営業担当者がお客さまとの対話等にかける活動量      5.全従業員(産休・育休者を除く)を対象としたエンゲージメントサーベイの総合スコア(「Wevox」により測定)       6.出向経験が3ヶ月以上ある行員および中途入行の行員の全行員に占める割合       7.「資格規程」に定める検定資格ポイント、通信教育ポイントの行員一人あたり平均値 イ.基本戦略本計画では、目標とする経営指標の達成に向け、5つの基本戦略を実践しております。 戦略① お客さまへの提供価値の向上お客さまのニーズに応じた最適なチャネルでのご提案により、コンサルティング等の対面営業力をこれまで以上に強化し、お客さまに提供する付加価値を最大化してまいります。特に、対面営業のニーズの高い法人のお客さまに活動量を振り向け、お客さまのニーズに応じた付加価値の高いサービスの拡充、お客さま支援態勢の高度化、多様な人材の育成などに取り組み、お客さまの「なりたい姿」の実現、企業価値の向上に貢献することで、その対価として適正な金利やソリューション手数料を収受することとしております。 また、個人のお客さまの多様なニーズにお応えするため、専門性の高いマネーアドバイザーによる対面営業力の強化や非対面取引の利便性向上・提案力強化に取り組むこととしております。    〔重点施策〕■ 法人コンサルティングの強化■ 個人コンサルティングの強化■ 預金の増加2025年度における主な取組みは次のとおりです。(ア)法人コンサルティングの強化・営業セグメント別の役割を再定義し、行動管理基準・情報管理基準を明確化・データ分析システムにより営業担当者の行動量を測定し、効率的な営業活動に活用・「協調支援型特別保証」を活用したパッケージ型商品、地域密着型福利厚生サービス「なじらね福利厚生」など、お客さまの成長・改善につながる商品・サービスを拡充(イ)個人コンサルティングの強化・投資信託や生命保険の各種手続きについて、タブレット端末を活用したペーパーレス化・印鑑レス化の取組みを開始・コールセンターグループを新設し、受付から実行まで一貫して対応できる体制を構築・手数料定率型住宅ローンなど、お客さまのニーズに合わせた商品を拡充(ウ)預金の増加・従来のアプリをリプレイスし、「大光銀行アプリ~My らっこ~」のサービス提供を開始・ATM利用手数料を改定し、当行の全てのATM・全ての利用時間帯で当行のキャッシュカードを使用した引出し手数料を無料化(2026年4月より)・魅力的な預金商品として、「ワクワク!ジャンボ宝くじ付定期預金キャンペーン」を実施 戦略② 業務改革AIの活用とデジタル化の促進、BPR施策の拡充により、業務の効率化と組織のスリム化を図り、人は付加価値の高い業務に専念する体制を構築するほか、お客さまへの提供価値の品質を高めることとしております。また、リスクアペタイト方針のもとで、とるべきリスクとコントロールするリスクを明確にしたうえでリスクテイクし、健全性の維持と収益の最大化を図ることとしております。〔重点施策〕■ DX・デジタル化戦略■ BPR施策の拡充■ 店舗政策■ 経費コントロール■ リスクコントロール2025年度における主な取組みは次のとおりです。・営業店組織の統合・スリム化に向けた試行店舗を拡充・本部所属の内部管理責任者の対象エリアおよび取扱業務を拡充・RORAを月次で管理する体制を構築 戦略③ 人的資本の価値向上人材は銀行経営の礎であり、価値を生み出すための大切な財産という考えのもと、人材への適切な投資や社内環境の整備を通じてやりがい・働きがいを高め、「各自のキャリアデザイン」と「戦略と連動した将来の人材ポートフォリオ目標」の両方向の視点から、お客さまの「なりたい姿」の実現に貢献できる多様な人材を育成することとしております。     また、経営体質の強化に向け、行員数の減少トレンドは維持しつつ、業務改革の実践によりお客さまとの対話等の活動量を拡大していくこととしております。    〔重点施策〕■ 多様な人材の育成と活躍促進■ 営業担当者のお客さまとの対話等の活動量の拡大■ ウェルビーイングの向上 2025年度における主な取組みは次のとおりです。(ア)多様な人材の育成と活躍促進・営業担当者の充実に向けた人材ポートフォリオ目標を策定・スキルアップ、キャリアアップに向けた各種研修を実施(イ)営業担当者のお客さまとの対話等の活動量の拡大・2025年度の新入行員より「営業コース」を新設・営業担当者の増員に向けたプログラムを継続的に実施(ウ)ウェルビーイングの向上・頭取直轄の組織として若手行員で組織された「ワクワク向上委員会」が、ワクワク感向上施策を立案し順次実施(2025年度は7施策を立案) 戦略④ サステナビリティ経営の実践地域の活性化と中長期的な企業価値の向上を目指す持続的経営を基本方針とし、重要課題(マテリアリティ)を起点に策定した「たいこうSDGs宣言」に従い、事業活動を通じた課題解決にグループ一体で取り組むこととしております。特に、環境への対応については、当行グループ自身の取組みに加え、取引先企業の脱炭素化のステップに応じたさまざまなニーズに対し、最適なソリューションを提供していくこととしております。〔重点施策〕■ サステナビリティ経営の実践本項目については、年度毎に「サステナビリティ推進プログラム」を策定し、PDCAによる管理を行っております。2025年度における主な取組みは次のとおりです。 ・SDGs関連ソリューションの推進 ・人権に関する教育や、「人権方針」に基づく人権デューデリジェンスの実施 ・「サステナブル投融資方針」の遵守状況のモニタリング ・取締役会の実効性向上に向けた役員アンケートの実施と結果に基づく改善対応 戦略⑤ 株主価値の向上第13次中期経営計画の施策を着実に実践することで、企業価値の向上を図ってまいります。また、株主還元方針に基づき株主還元に取り組むとともに、株主・投資家の皆さまとの積極的なコミュニケーションや非財務情報を含めた情報開示の充実などにより、株主資本コストの引下げに取り組むこととしております。〔重点施策〕■ 株主還元の取組み■ 株主資本コストの引下げに向けた取組み2025年度における主な取組みは次のとおりです。・株主還元方針に基づき、2026年3月期の年間配当を1株当たり89円00銭(うち中間配当35円00銭。2025年3月期から1株当たり24円00銭の増配)とすることを2026年6月23日開催の第124回定時株主総会の議案として提出・株主資本コストの引下げに向け、統合報告書の記載内容を充実  (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題地域金融機関を取り巻く経営環境をみますと、国内では金利のある世界への回帰が進むなか、米国の通商政策や中東を始めとする地政学リスクなど、国内外の経済・金融市場や社会情勢を巡る不確実性の高まりに直面しております。こうした状況のなか、私たち地域金融機関には、幅広い金融仲介機能を発揮しながら地域経済に貢献する「地域金融力」の担い手として、資金繰り支援等での下支えにとどまらず、人口減少等の構造的な環境の変化も踏まえ、地域社会全体が持続可能な姿に変革していくための後押しが求められております。このような環境認識のもと、当行は、長期戦略方針に基づく1stステージとして、第13次中期経営計画「Value Up~ワクワクする未来へ~」を鋭意、推進しております。そして、2026年度は本計画の最終年度です。これまでの取組みの集大成として、誰にも負けない高い熱量でお客さまに親身に寄り添う「大光らしさ」を存分に発揮するとともに、SBIグループとの資本業務提携を通じ、地域企業の生産性向上と地域のお客さまの資産形成をサポートすることにより、地域社会・経済の活性化を力強く支えてまいります。そのうえで、「健全性の維持と収益の最大化を図る」という方針のもと、本計画の最重要目標に掲げる「ROE4.0%以上」、「自己資本比率8%以上」(いずれも連結ベース)を達成することで、当行自身が着実に成長を続け、充実した形で次のステージへと繋げてまいります。併せて、お客さまから信頼いただき、安心してご利用いただくため、コンプライアンスの徹底やリスク管理の高度化に引き続き取り組んでまいります。当行は、こうした取組みにより、地域に根差した金融機関としての社会的責任と公共的使命を果たしてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当行グループ(当行、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」といいます。)の状況の概要は次のとおりであります。    当連結会計年度におけるわが国の経済を顧みますと、年度前半においては、米国の通商政策等の影響により企業収益の改善に足踏みがみられましたが、個人消費や設備投資に持ち直しの動きがみられました。年度後半においては、引き続き米国の通商政策の影響がみられたものの、個人消費や設備投資は持ち直しの動きが続き、企業収益に改善の動きがみられるなど、景気全体としては緩やかな回復が続きました。当行グループの主たる営業基盤である新潟県の経済につきましては、個人消費は一部で弱い動きを伴いつつも回復が続いたほか、企業収益に改善の動きがみられ、設備投資も持ち直すなど、全体としては緩やかな持ち直しが続きました。市場動向につきましては、前年度末に35千円台であった日経平均株価は、企業業績の拡大や現政権による成長戦略への期待などを背景に総じて上昇傾向が続き、今年度末は51千円台となりました。前年度末に1.485%であった新発10年物国債利回りは、昨年12月の日本銀行による利上げや現政権の積極財政政策に対する財政悪化懸念などにより上昇したのち、追加利上げ観測の高まりなどによりさらに上昇し、今年度末は2.345%となりました。   このような経済状況のもとで、当連結会計年度における当行グループの業績は次のとおりとなりました。   (財政状態)    当連結会計年度末における主要勘定の残高につきましては、以下のとおりであります。  預金等(預金+譲渡性預金)は、法人預金や個人預金が増加したことなどにより、前年同期比280億30百万円増加し、1兆4,973億15百万円(増加率1.9%)となりました。  貸出金は、中小企業向け貸出や個人向け貸出が増加したことなどにより、前年同期比223億3百万円増加し、1兆1,932億4百万円(増加率1.9%)となりました。  有価証券は、前年同期比170億91百万円減少し、3,258億79百万円(減少率4.9%)となりました。  純資産は、利益剰余金やその他有価証券評価差額金の増加などにより、前年同期比58億42百万円増加し、813億64百万円(増加率7.7%)となりました。   (経営成績)  当行グループの経常収益は、貸出金利息及び有価証券利息配当金の増加による資金運用収益の増加やその他経常収益の増加などにより、前年同期比69億8百万円増加の293億44百万円となりました。  経常費用は、資金調達費用やその他業務費用が増加したことなどにより、前年同期比67億33百万円増加の252億77百万円となりました。  以上の結果、経常利益は、前年同期比1億76百万円増加の40億67百万円となりました。  親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益が増加したことなどにより、前年同期比3億4百万円増加の27億99百万円となりました。   (セグメントの状況)  当行グループは、報告セグメントが銀行業のみであり、当行グループの業績における「その他」の重要性が乏しいため、記載を省略しております。なお、「その他」にはクレジットカード業務等が含まれております。   (キャッシュ・フローの状況)  当行グループの営業活動によるキャッシュ・フローは、預金の増加などにより42億88百万円の流入(前年同期比366億43百万円の流入減少)となりました。  投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却・償還などにより128億18百万円の流入(前年同期比119億72百万円の流入増加)となりました。  財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などにより8億12百万円の流出(前年同期比1億63百万円の流出増加)となりました。  これにより当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比162億95百万円増加し、1,433億99百万円となりました。   (自己資本比率)  当期末の連結自己資本比率(国内基準)は8.55%、単体自己資本比率(国内基準)は8.51%となりました。  いずれも規制値(4%)を大きく上回り、十分な水準を維持しております。① 国内・国際業務部門別収支 資金運用収支は国内業務部門167億83百万円(合計に対する割合97.2%)、国際業務部門4億86百万円(合計に対する割合2.8%)となりました。 役務取引等収支は国内業務部門17億30百万円(合計に対する割合99.8%)、国際業務部門3百万円(合計に対する割合0.2%)となりました。種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度15,271671-15,942当連結会計年度16,783486-17,270うち資金運用収益前連結会計年度16,3287943517,088当連結会計年度20,1756649920,740うち資金調達費用前連結会計年度1,057123351,145当連結会計年度3,391178993,470役務取引等収支前連結会計年度1,7323-1,735当連結会計年度1,7303-1,733うち役務取引等収益前連結会計年度3,76913-3,782当連結会計年度3,82916-3,846うち役務取引等費用前連結会計年度2,03610-2,046当連結会計年度2,09912-2,112その他業務収支前連結会計年度△34816-△331当連結会計年度△2,83816-△2,821うちその他業務収益前連結会計年度11616-133当連結会計年度10916-126うちその他業務費用前連結会計年度464--464当連結会計年度2,948--2,948 (注)1.「国内業務部門」は当行及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は当行の外貨建取引であります。 ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。    2.「相殺消去額(△)」は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。    3.国内業務部門、国際業務部門とも連結相殺消去後の計数を表示しております。4.資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度1百万円、当連結会計年度6百万円)を控除して表示しております。② 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況ア.国内業務部門 資金運用勘定の平均残高は、有価証券の減少を主因に117億17百万円減少し1兆4,989億90百万円となりました。利回りは、貸出金利回りや有価証券利回りの上昇を主因に0.26ポイント上昇し1.34%となりました。 資金調達勘定の平均残高は、預金や借用金の増加を主因に125億47百万円増加し1兆5,867億34百万円となりました。利回りは、預金利回りの上昇を主因に0.15ポイント上昇し0.21%となりました。種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度(51,828)1,510,707(35)16,3281.08当連結会計年度(46,449)1,498,990(99)20,1751.34うち貸出金前連結会計年度1,146,24112,5611.09当連結会計年度1,156,13015,3211.32うち商品有価証券前連結会計年度700.04当連結会計年度10--うち有価証券前連結会計年度312,3783,3991.08当連結会計年度296,2423,9361.32うちコールローン及び買入手形前連結会計年度4100.27当連結会計年度---うち預け金前連結会計年度211331156.98当連結会計年度158817517.24資金調達勘定前連結会計年度1,574,1871,0570.06当連結会計年度1,586,7343,3910.21うち預金前連結会計年度1,441,2109710.06当連結会計年度1,450,4523,0830.21うち譲渡性預金前連結会計年度28,576210.07当連結会計年度27,914880.31うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度---当連結会計年度8200.77うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度27,286460.17当連結会計年度28,2141610.57うち借用金前連結会計年度80,045190.02当連結会計年度82,999620.07 (注)1.「国内業務部門」は当行及び連結子会社の円建取引であります。    2.平均残高は、当行については日々の残高に基づいて算出しておりますが、連結子会社については半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。    3.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度119,572百万円、当連結会計年度146,837百万円)を控除して表示しております。    4.( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。イ.国際業務部門 資金運用勘定の平均残高は、有価証券の減少を主因に53億76百万円減少し484億41百万円となりました。利回りは、有価証券利回りの低下を主因に0.10ポイント低下し1.37%となりました。 資金調達勘定の平均残高は、円投入額の減少を主因に53億84百万円減少し484億31百万円となりました。利回りは、円投入支払利息の増加を主因に0.14ポイント上昇し0.36%となりました。種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度53,8177941.47当連結会計年度48,4416641.37うち貸出金前連結会計年度1,500130.90当連結会計年度1,061131.25うち商品有価証券前連結会計年度---当連結会計年度---うち有価証券前連結会計年度49,7886581.32当連結会計年度44,9415431.20うちコールローン及び買入手形前連結会計年度---当連結会計年度---うち預け金前連結会計年度---当連結会計年度---資金調達勘定前連結会計年度(51,828)53,815(35)1230.22当連結会計年度(46,449)48,431(99)1780.36うち預金前連結会計年度30210.36当連結会計年度28420.99うち譲渡性預金前連結会計年度---当連結会計年度---うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度1,670875.21当連結会計年度1,676754.50うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度---当連結会計年度---うち借用金前連結会計年度---当連結会計年度--- (注)1.「国際業務部門」は当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。    2.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を控除して表示しております。3.( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。4.国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は月次カレント方式により算出しております。ウ.合計種類期別 平均残高(百万円) 利息(百万円) 利回り小計相殺消去額(△)合計小計相殺消去額(△)合計(%)資金運用勘定前連結会計年度1,564,52551,8281,512,69717,1233517,0881.12当連結会計年度1,547,43246,4491,500,98220,8409920,7401.38うち貸出金前連結会計年度1,147,741-1,147,74112,575-12,5751.09当連結会計年度1,157,192-1,157,19215,334-15,3341.32うち商品有価証券前連結会計年度7-70-00.04当連結会計年度10-10----うち有価証券前連結会計年度362,166-362,1664,057-4,0571.12当連結会計年度341,184-341,1844,479-4,4791.31うちコールローン及び買入手形前連結会計年度41-410-00.27当連結会計年度-------うち預け金前連結会計年度211-211331-331156.98当連結会計年度158-158817-817517.24資金調達勘定前連結会計年度1,628,00251,8281,576,1741,180351,1450.07当連結会計年度1,635,16646,4491,588,7163,569993,4700.21うち預金前連結会計年度1,441,512-1,441,512973-9730.06当連結会計年度1,450,736-1,450,7363,086-3,0860.21うち譲渡性預金前連結会計年度28,576-28,57621-210.07当連結会計年度27,914-27,91488-880.31うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度1,670-1,67087-875.21当連結会計年度1,758-1,75876-764.33うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度27,286-27,28646-460.17当連結会計年度28,214-28,214161-1610.57うち借用金前連結会計年度80,045-80,04519-190.02当連結会計年度82,999-82,99962-620.07 (注)1.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度119,573百万円、当連結会計年度146,838百万円)を控除して表示しております。2.「相殺消去額(△)」は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息であります。③ 国内・国際業務部門別役務取引の状況 役務取引等収益は、国内業務部門の投信・保険窓販業務の増加などにより38億46百万円となりました。 また、役務取引等費用は、国内業務部門の増加を主因として21億12百万円となりました。種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度3,76913-3,782当連結会計年度3,82916-3,846うち預金・貸出業務前連結会計年度1,325--1,325当連結会計年度1,253--1,253うち為替業務前連結会計年度54911-560当連結会計年度55813-572うち証券関連業務前連結会計年度26--26当連結会計年度20--20うち代理業務前連結会計年度30--30当連結会計年度30--30うち保護預り・貸金庫業務前連結会計年度5--5当連結会計年度5--5うち保証業務前連結会計年度362-39当連結会計年度322-34うち投信・保険窓販業務前連結会計年度1,195--1,195当連結会計年度1,286--1,286役務取引等費用前連結会計年度2,03610-2,046当連結会計年度2,09912-2,112うち為替業務前連結会計年度5210-62当連結会計年度5312-66 (注)1.「国内業務部門」は当行及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は当行の外貨建取引であります。 ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。    2.国内業務部門、国際業務部門とも連結相殺消去後の計数を表示しております。④ 国内・国際業務部門別預金残高の状況○預金の種類別残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度1,430,097263-1,430,361当連結会計年度1,467,671226-1,467,898うち流動性預金前連結会計年度799,880--799,880当連結会計年度802,505--802,505うち定期性預金前連結会計年度626,882--626,882当連結会計年度662,487--662,487うちその他前連結会計年度3,334263-3,597当連結会計年度2,678226-2,904譲渡性預金前連結会計年度38,924--38,924当連結会計年度29,416--29,416総合計前連結会計年度1,469,021263-1,469,285当連結会計年度1,497,088226-1,497,315 (注)1.「国内業務部門」は当行及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は当行の外貨建取引であります。 ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。    2.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金3.定期性預金=定期預金+定期積金4.国内業務部門、国際業務部門とも連結相殺消去後の計数を表示しております。⑤ 貸出金残高の状況ア.業種別貸出状況(末残・構成比)業種別前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内(除く特別国際金融取引勘定分)1,170,901100.001,193,204100.00製造業93,2617.9795,6678.02農業,林業5,8760.506,3880.53漁業4070.043170.03鉱業,採石業,砂利採取業1,2830.111,2550.10建設業64,1765.4864,3465.39電気・ガス・熱供給・水道業9,4590.819,7450.82情報通信業4,8450.415,5590.47運輸業,郵便業26,6332.2728,6522.40卸売業,小売業77,5666.6279,4806.66金融業,保険業107,5659.19103,3408.66不動産業,物品賃貸業161,61213.80165,50913.87サービス業等103,2708.82107,7039.03地方公共団体128,10910.94131,43811.02その他386,83233.04393,80133.00 (注)海外店分及び特別国際金融取引勘定分は該当ありません。 イ.外国政府等向け債権残高 該当ありません。⑥ 国内・国際業務部門別有価証券の状況○有価証券残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度72,644-72,644当連結会計年度95,999-95,999地方債前連結会計年度41,323-41,323当連結会計年度40,587-40,587社債前連結会計年度80,457-80,457当連結会計年度72,499-72,499株式前連結会計年度11,868-11,868当連結会計年度14,955-14,955その他の証券前連結会計年度92,91543,760136,675当連結会計年度66,45735,381101,838合計前連結会計年度299,21043,760342,970当連結会計年度290,49835,381325,879 (注)1.「国内業務部門」は当行及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は当行の外貨建取引であります。 ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。    2.「その他の証券」には、外国債券を含んでおります。  (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容   経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。   なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。   ① 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容  ア.当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識等当期に取り組んでまいりました主な施策は以下のとおりであり、2024年度より開始した3ヵ年の第13次中期経営計画「Value Up~ワクワクする未来へ~」に基づき、徹底的に地域に密着する姿勢を貫くことを基本に、地域社会を取り巻く様々な課題の解決に向けた活動に取り組んでまいりました。持続可能な社会の実現に向けた取組みとしましては、昨年1月から5月にかけて「たいこうサステナビリティ定期預金」をお取り扱いし、災害復興支援や環境保全、子育て支援にお役立ていただくため、お預け入れいただいた定期預金総額の0.02%相当額となる153万円について、日本赤十字社新潟県支部及び新潟県に寄付を行いました。また、観光など5つの関連事業への投資を通じ、新潟県の持続可能な経済成長と地域の面的活性化を支援していくため、昨年7月、「にいがたサステナブル地域創生投資事業有限責任組合」への出資契約を締結しました。昨年10月には、地域企業のサステナビリティ経営を後押しすることを目的に、製造業を始めとする業界知見を有する企業と業務提携を結び、中堅・中小企業の脱炭素化を一気通貫でサポートする体制を構築しました。このほか、環境に配慮した店舗づくりとして、店舗新築の際はZEB仕様を基本とする方針のもと、昨年度中に新築しました新津支店・新津西支店や大宮支店は、ZEB Readyの認証を取得しております。お客さまの利便性やサービスの向上に向けた取組みとしましては、投資信託や生命保険にかかる各種お手続きについて、お客さまの負担軽減と当行の業務改善を目的に、本年1月より、タブレット端末を活用したペーパーレス化・印鑑レス化の取組みを開始しました。また、非対面サービスの利便性向上のため、本年3月より、預金等の残高確認や住所変更のお届け、各種サービスのお申込みなどを一つのアプリで行うことができる「大光銀行アプリ~My らっこ~」のサービス提供を開始しました。このほか、お客さまへのサービス向上を目的にATM利用手数料を改定し、当行のキャッシュカードをお持ちのお客さまは、本年4月より、当行の全てのATM・全ての利用時間帯でお引出し手数料を無料とする見直しを行っております。事業を営むお客さまに対しましては、近年、中小企業における人材確保・定着が重要な経営課題となるなか、昨年4月に人材マッチング支援を行う企業と業務提携を結び、地域企業への正社員・副業人材の採用支援サービスにかかる提携先を拡充したほか、「第3の賃上げ」として導入ニーズが高まっている福利厚生サービスについて、専門企業と業務提携を結び、昨年5月より地域密着型福利厚生サービス「なじらね福利厚生」の取扱いを開始しました。また、昨年10月には、補助金DXツールを運営する企業との業務提携により外部ネットワークを拡充し、補助金の活用支援を通じた事業者の設備投資や事業拡大の取組みにかかるサポート体制を強化しました。このほか、米国の関税措置や中東情勢の緊迫化による影響に鑑み、融資業務を営む全店舗に地域の事業者の資金繰り等に関するご相談窓口を機動的に設置するなど、事業者支援に万全の体制を構築し対応しております。個人のお客さまに対しましては、高齢化の進展に伴い多様化・複雑化する相続ニーズに円滑にお応えするため、多様な専門家を擁する企業と提携し、昨年5月より、「相続対策支援サービス」、「相続手続き支援サービス」の取扱いを開始しました。また、お客さまに金利だけでなくワクワク感を提供する取組みとして、昨年11月から本年2月にかけて、お預入金額に応じてドリームジャンボ宝くじを進呈する「ワクワク!ジャンボ宝くじ付定期預金キャンペーン」を実施しました。当連結会計年度の経営成績等につきまして、この1年を顧みますと、原材料価格の高騰など厳しい環境にあるお客さまに親身に寄り添い、それぞれのお客さまの課題に応じた適切な支援策を迅速かつ積極的に講じてまいりました。本業のコア業務純益(除く投資信託解約損益)を増加させることができましたのは、こうした取組みの成果に加え、これまでの経営基盤強化の取組みが実を結んできたものと捉えております。引き続き、地域のお客さまに親身に寄り添い、地域活性化に向けた活動に全力で取り組むことで、当行自身の成長につなげてまいります。   イ.経営成績等に重要な影響を与える要因    当行グループは、本店が所在する新潟県を主たる営業基盤としており、これらの地域で中小企業を中心とした事業者向け貸出、個人向け貸出の推進などを行っております。このため、新潟県経済が低迷した場合には取引先の業況悪化などを通じ貸出資産の劣化と資金収益力の低下要因となります。    与信関係費用につきましては、取引先の経営改善や事業再生に積極的に取り組んでいることに加え、厳格な自己査定を実施し、実態に即し償却・引当処理を適正に実施しております。今後につきましても、債務者の経営実態及び信用力変化の把握により、適切に与信管理を行ってまいります。    また、経済・市場環境が変化するなかで、株式などの保有有価証券の価格変動により損失が生じるおそれがあります。  ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報   当行グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。営業活動によるキャッシュ・フローは、預金の増加などにより42億88百万円の流入(前年同期比366億43百万円の流入減少)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却・償還などにより128億18百万円の流入(前年同期比119億72百万円の流入増加)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などにより8億12百万円の流出(前年同期比1億63百万円の流出増加)となりました。これにより当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比162億95百万円増加し、1,433億99百万円となりました。   当行グループの資本の財源及び資金の流動性については次のとおりであります。当行グループの中核事業は銀行業であり、主に本店ほか支店が立地する地域のお客さまから預入れいただいた預金を貸出金や有価証券で運用しております。固定資産の取得等の資本的支出につきましては、自己資金で対応しております。   ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 (自己資本比率の状況)(参考) 自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。 なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準)                             (単位:億円、%) 2026年3月31日1.連結自己資本比率(2/3)8.552.連結における自己資本の額7733.リスク・アセットの額9,0374.連結総所要自己資本額361 単体自己資本比率(国内基準)                             (単位:億円、%) 2026年3月31日1.単体自己資本比率(2/3)8.512.単体における自己資本の額7673.リスク・アセットの額9,0114.単体総所要自己資本額360 (資産の査定)(参考) 資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当行が当該社債の元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるものについて債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。  1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。2.危険債権 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。3.要管理債権 要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。4.正常債権 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。資産の査定の額債権の区分2025年3月31日2026年3月31日金額(億円)金額(億円)破産更生債権及びこれらに準ずる債権3436危険債権234230要管理債権00正常債権11,62811,825 (生産、受注及び販売の状況) 「生産、受注及び販売の状況」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。

事業リスク

主要なリスクとして、まず信用リスクがあります。国内景気や地域経済の悪化、融資先の経営状況の変動、自然災害などにより、不良債権や貸倒引当金が増加し、業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。次に市場リスクがあり、金利や株価、為替レートの変動により、保有する債券や株式の価値が下落し、評価損や自己資本比率の低下を招く恐れがあります。また、資金繰りリスクや市場流動性リスクも存在し、市場環境の急変や信用状態の悪化により、資金調達が困難になったり、保有資産の価値が下落する可能性があります。さらに、事務処理のミスや不正、金融犯罪対策の不備、システム障害なども業績に影響を与えるリスクとして挙げられます。

出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|5,205 文字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。(1)信用リスク① 不良債権 当行グループでは、厳格な自己査定に基づく不良債権処理の徹底と、適切な大口与信先の管理、融資先への積極的な経営改善支援活動に努めておりますが、今後の国内景気や地域経済の動向、融資先の経営状況等が変動した場合、又は、予期せぬ自然災害等により経済活動が制限された場合、不良債権及び与信費用が増加し、当行グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼし、自己資本が減少する可能性があります。② 貸倒引当金 当行グループでは、融資先の状況、担保の価値や経済状況を前提とした予想損失率を算定し、貸倒引当金を計上しており、その十分性を確保すべく、検証・見直しを実施しています。しかしながら、前提を上回る著しい経済状況の悪化や担保価格の大幅な下落等により、実際の貸倒れが想定を上回った場合、貸倒引当金の積増しを行わざるを得なくなり、その結果、当行グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、貸出先の将来の業績見通しが変化した場合には、翌連結会計年度の貸倒引当金は増減する可能性があります。③ 地域経済の動向等の影響 当行グループは、地元である新潟県を主たる営業基盤として考え、貸出金の増強に注力しております。貸出金に占める地元融資先に対する融資比率は約7割となっており、貸出金の動向は地元経済の影響を受ける可能性があります。 また、従来から中小企業を主体とした事業性貸出、個人向けローンの増強に取り組んでおり、当行グループの業績は中小企業倒産や個人破産等の影響を受ける可能性があります。(2)市場リスク① 市場業務に係るリスク 当行グループは、市場業務として債券、投資信託等の相場変動を伴う金融商品に対して投資活動を行っており、かかる活動に伴うリスクに晒されております。 主要なリスクとして、市場金利、株価、為替レート等の相場の変動が挙げられます。例えば、国内金利が大幅に上昇した場合には、当行グループの債券ポートフォリオの価値が減少することによって、評価損や実現損失が発生し、当行グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼすとともに、自己資本比率の低下を招く可能性があります。 当行グループでは、リスク管理部門がVaRによるリスク量等を計測し、リスク量の推移や経営体力との対比により健全性を検証した上で、毎月ALM委員会に報告しております。市況が大幅に変動した場合には、臨時ALM委員会を開催し、シミュレーション等により対応を協議しております。② 保有株式に係るリスク 当行グループは、市場性のある株式を保有しています。 国内外の経済情勢や株式市場の需給関係の悪化、発行体の経営状態の悪化等により株価が大幅に下落した場合には、当行グループが保有する株式に評価損や実現損失が発生し、当行グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼすとともに、自己資本比率の低下を招く可能性があります。 ただし、株式の保有は自己資本の水準と比較すると限定的であり、銘柄分散も図られております。(3)流動性リスク① 資金繰りリスク 市場環境が大きく変化した場合や当行グループの信用状態が悪化した場合には、必要な資金が確保できず資金繰りが悪化し、通常の取引よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされたり、想定を上回る預金流出が発生し、資金繰り運営に支障が生じる可能性があります。 資金繰り管理部門は資金繰りリスクの観点から、流動性資産の保有額等の管理基準を設定し、管理コントロールするとともに、流動性リスク管理部門はその把握・評価を行うなどして、資金繰りリスク管理の適切性を確保しています。 ② 市場流動性リスク 内外経済情勢の変化や金融市場が混乱した場合には、市場流動性が著しく低下し、有価証券等の保有資産の価値が下落する可能性があります。また、金融商品の売買において、通常よりも不利な価格での取引を余儀なくされることで損失を被る可能性もあります。 資金繰り管理部門は適切な資金繰り運営を行うため、当行を取り巻く内部環境・外部環境等の情報を収集・分析し、市場流動性リスクの観点から流動性の確保状況や保有有価証券の市場での処分性を把握しています。(4)事務リスク 当行グループは、役職員等が正確な事務処理を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより損失を被る可能性があり、この場合、当行グループの業績や財務内容に影響を及ぼす可能性があります。 この事務リスクを適切に管理するため、「事務リスク管理方針」「事務リスク管理規程」を制定の上、厳格な事務処理を行うための事務処理の詳細手続きを定めた「事務処理手続きに関する事務処理規程等」を制定・整備するとともに、役職員等の事務レベル向上策として、各種の教育・研修や事務処理規程行内検定試験等を実施しております。また、内部牽制のため、毎月の店内検査及び監査部による定期的な内部監査を実施しております。 さらに、発生した事務事故については、発生状況を定期的に把握の上、内容・発生原因等を総合的に分析し、再発防止策並びにリスク軽減策を策定・実施しており、内部不正が発生した場合についても、都度、内容・発生原因等を徹底分析し、再発防止策を策定・実施し、再発の絶無を期しております。(5)金融犯罪、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策の不備に伴うリスク 当行グループは、金融犯罪やマネー・ローンダリング及びテロ資金供与の発生防止策に関する管理態勢が不十分となり、想定の範囲を超える金融犯罪が発生した場合、その対策に伴うコストや制裁金の発生、また、当行グループの風評が悪化すること等により、当行グループの業績や財務内容に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクを適切に管理するため、当行グループでは、「マネー・ローンダリング/テロ資金供与防止方針」「マネー・ローンダリング/テロ資金供与防止規程」を制定の上、マネー・ローンダリング対策室を設置するとともに、営業・管理・監査の各部門が担う役割を明確にし、組織的に対策を進めております。 営業部門は、マネロン等のリスクに最初に直面する重要な役割を担うため、別途制定した「顧客受入に関する実務マニュアル」に基づく適切な顧客管理を行い、取引のリスクに応じた事務取扱を遂行しており、本部管理部門は、研修等により営業部門の理解促進を支援するほか、不審な取引に見られる傾向をもとにリスクの高い取引を検知するモニタリングを実施するなど、不適切な取引の未然防止・早期発見に努めております。さらに、内部監査部門では、マネロン等防止対策の適切性を確保するため、独立した立場から定期的に検証を行っております。(6)システムリスク 当行グループは、コンピュータシステムの品質不良や人為的ミスの他、サイバー攻撃や自然災害等の外的要因により、コンピュータシステム等に障害が発生する可能性があり、障害の規模によっては当行グループの業務運営や業績及び財務内容に影響を及ぼす可能性があります。 このシステムリスクを適切に管理するため、「システムリスク管理方針」「システムリスク管理規程」「サイバー攻撃対策マニュアル」等を制定の上、業務上重要である基幹系システムについては、コンピュータや回線、電気設備等の二重化、予備機の設置、コンピュータセンターの被災に備えたバックアップセンターの設置等の対策を講じるとともに、障害時やサイバー攻撃時の対応手順の整備、障害を想定した実効性のある訓練等を実施しております。(7)自己資本比率 当行グループは、海外営業拠点を有していないため、連結自己資本比率及び単体自己資本比率は国内基準である4%以上に維持しなければなりません。 当行グループの自己資本比率が要求される水準を下回った場合には、監督当局より業務の全部又は一部の停止等を含む様々な命令を受けることとなります。 当行グループの自己資本比率は、当行グループの業績の悪化や、本項「事業等のリスク」に記載する様々な要因により低下する可能性があります。(8)繰延税金資産 当行グループでは、繰延税金資産について、現時点において想定される金融経済環境等の様々な予測・仮定に基づき将来の課税所得を合理的かつ保守的に見積り計上しておりますが、今後多額の不良債権処理が発生した場合や税制関連の法令改正がなされた場合など実際の課税所得が想定と異なること等により、繰延税金資産の一部または全部の回収ができないと判断した場合、繰延税金資産は減額され、その結果、当行グループの業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。(9)退職給付債務 当行グループの年金資産の時価が下落した場合、年金資産の運用利回りが想定を下回った場合、または予定退職給付債務を計算する前提となる割引率等の数理計算上の前提・仮定に変更があった場合等には退職給付費用及び債務が増加し、当行グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、当行グループでは、確定拠出年金制度の導入等により安定した制度運用を行っております。(10)固定資産の減損会計に関するリスク 当行グループは、保有する固定資産について「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しております。今後、市場価格の著しい下落、使用範囲又は方法の変更、収益性の低下等により固定資産の減損損失を計上することになる場合、当行グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。(11)コンプライアンスリスク 当行グループは、実効性のあるコンプライアンス態勢の構築に努めておりますが、役職員が法令等に違反するような事態が生じた場合には当行グループに対する信用を失うこととなり、当行グループの業績や事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。(12)情報漏洩のリスク 当行グループでは、個人情報保護法等に対応し、情報漏洩防止のため各種の安全管理措置を講じるとともに、厳格な内部監査の実施等により管理には十分留意しており、情報が漏洩する可能性は極めて低いと考えております。しかしながら、何らかの不測の原因により情報が漏洩した場合には当行グループに対する信用を失うこととなり、当行グループの事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。(13)格付低下のリスク 当行は、格付機関より格付を取得しております。今後、当行の収益力や資産の質などの低下により格付が引き下げられた場合、当行の資金調達等に悪影響を及ぼす可能性があります。(14)災害等の発生に関するリスク 当行グループは、地震を始めとする自然災害、停電、原発事故、新型インフルエンザ等の感染症などの災害等が発生しても業務の運営に支障のないよう、業務継続計画(BCP)を定め、対策に努めておりますが、予想を超える大きな災害等が発生した場合は、設備・システム等の損傷、業務運営上十分な人員を確保できないなどの要因により業務の全部又は一部が停止するおそれがあるほか、被害が生じた取引先の経営状況悪化により与信関係費用が増加するなど、当行グループの業務運営あるいは業績に悪影響を及ぼす可能性があります。(15)風評リスク 当行グループは、適時適切な情報開示等による透明性の確保のほか、インターネット上の風説やマスコミによる憶測記事等の確認を通じてリスク顕在化の未然防止に努めておりますが、当行グループや金融業界に関する悪評や風説・風評の流布が発生した場合、それが事実であるか否かにかかわらず、当行グループの評価・評判が低下し、当行グループの業績や当行の株価に悪影響を及ぼす可能性があります。(16)主要な事業の前提事項に関するリスク 当行は、銀行法第4条第1項の規定に基づき、銀行業の免許を受け、銀行業を営んでおります。銀行業の免許には、有効期間その他の期限は法令等で定められておりませんが、銀行法第26条、第27条及び第28条に規定された要件に該当した場合には、業務の停止または免許の取消等が命ぜられることがあります。 現時点において、当行はこれらの事由に該当する事実はないと認識しておりますが、将来、何らかの事由により前述の業務の停止または免許の取消等があった場合には、当行の主要な事業活動に支障をきたすとともに、業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。

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