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平和堂(8276)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

小売業 小売

事業の概要

平和堂グループは、スーパーマーケット事業を中核に、小売業およびその周辺事業を展開しています。主な事業内容は、総合スーパーの運営、中国での百貨店事業、書籍販売、フィットネス事業など多岐にわたります。また、米飯・惣菜の製造、精肉・鮮魚の加工、ビル管理、店舗賃貸、商業施設運営管理、駐車場運営といった小売周辺業務も手掛けています。さらに、外食事業や中国での不動産開発・販売・ビルメンテナンス事業も展開しており、地域に密着した多角的な事業構造で収益を上げています。

出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

平和堂グループの事業セグメントは主に「小売事業」と「小売周辺事業」で構成されています。小売事業は、総合スーパーの運営や中国での百貨店事業、書籍販売、フィットネス事業など、直接消費者に商品やサービスを提供する事業です。一方、小売周辺事業は、米飯・惣菜の製造、精肉・鮮魚の加工、ビル管理、店舗の賃貸、商業施設の運営管理、駐車場運営など、小売事業を支える業務が中心です。最新年度の売上高を見ると、小売事業が約4213.23億円と圧倒的に大きく、グループの主要な収益源となっています。小売周辺事業は約66.31億円で、小売事業を補完する役割を担っています。

2025-02 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
Retail 事業 4,213
RetailRelated 事業 66
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|556 文字
3 【事業の内容】当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び子会社12社で構成され、小売及び小売周辺業務を主な事業内容とし、更に外食事業等の事業活動を展開しております。当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントは次のとおりであります。小売事業………総合スーパーを営む当社および中国で百貨店を営む子会社の平和堂(中国)有限公司、書籍等の販売およびフィットネス事業を行う子会社の㈱ダイレクト・ショップがあります。なお、当社は㈱ダイレクト・ショップに建物等を賃貸しております。小売周辺事業………主として当社の販売する米飯、惣菜等の製造と精肉、鮮魚の加工を行う子会社の㈱ベストーネ、ビル管理業務を行う子会社の㈱ナショナルメンテナンス、店舗の賃貸、商業施設の運営管理等を行う子会社の加賀コミュニティプラザ㈱、福井南部商業開発㈱、富山フューチャー開発㈱および店舗駐車場の運営管理を行う子会社の武生駅北パーキング㈱があります。その他事業………その他事業のうち外食事業については、㈱ファイブスターおよび㈱シー・オー・エムがあります。なお、当社は、上記2社に建物等を賃貸しております。中国で不動産の開発、販売、ビルメンテナンスを行う子会社の湖南平和物業発展有限公司等があります。 事業の系統図は次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2026時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
同業他社の出店増加や業種の垣根を越えた競争、ネット等の販売チャネルの拡大
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 なし
同業他社の出店増加や業種の垣根を越えた競争、ネット等の販売チャネルの拡大
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 低い(分散)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:人事・労務に関するリスク / 社会環境の変化に関するリスク / 経営戦略に関するリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

平和堂は地域に根差したスーパーマーケットチェーンとしてのブランド認知度を持つが、全国的な強力なブランド力や特許、独占的IPは限定的。特定の地域での長年の営業による信頼が主な無形資産。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

スーパーマーケットという業態上、顧客のスイッチングコストは低い。価格、品揃え、利便性で競合に劣る場合、顧客は容易に他店へ移行する可能性がある。ポイントカード等による囲い込みは限定的。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

小売業であり、ネットワーク効果が働くビジネスモデルではない。顧客が増えることで商品の価値が上がる、あるいは顧客同士の交流が生まれるといった要素は基本的にない。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

長年の事業運営で培われた仕入れ交渉力や物流効率化のノウハウは存在する可能性がある。しかし、業界全体として価格競争が激しく、構造的なコスト優位性を確立しているとは言えない。PB商品の開発等でコスト削減努力は見られる。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

滋賀県を中心に近畿圏で多数の店舗を展開しており、一定の地域内での規模の経済は効いている。地域内でのシェアは高く、仕入れや物流において効率的な運営が可能。しかし、全国規模で見ると大手スーパーチェーンに比べて規模は小さい。

平和堂グループの強みは、地域に根差したドミナント戦略による店舗展開と、小売およびその周辺事業を垂直統合的に手掛けることで、効率的なサプライチェーンと顧客ニーズへの対応力を高めている点にあります。自社で米飯・惣菜の製造や精肉・鮮魚の加工を行うことで、品質管理とコスト競争力を維持し、顧客への安定供給を実現しています。また、店舗の賃貸や商業施設の運営管理も行うことで、地域における商業インフラとしての地位を確立し、顧客の囲い込みと安定的な収益基盤を築いていると考えられます。

出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。(1)会社の経営の基本方針当社グループは小売及び小売周辺業務を主な事業内容とし、更に外食事業等の事業活動を展開いたしております。平和堂グループ憲章「全従業員の物心両面の幸福を追求すると共にお客様と地域社会に貢献し続ける企業となる」ことを経営理念として、実現を目指しております。①全従業員の物心両面の幸福(従業員満足度の高い会社の実現) 一人ひとりの社員の個性や創造性が発揮でき、生きがい・働きがいを感じる職場風土の実現を目指します。②お客様に貢献し続ける(お客様満足度の高い会社の実現)絶えずお客様の目線で考え、行動することを基本に、生活向上や楽しさを実現する商品の開発や、売場づくりの充実をはかります。③地域社会に貢献し続ける(地域社会や環境との共生をはかる会社の実現)環境の保全と地域の健康(人の健康と地域社会の活性化)を目指し、住みやすい、くらしに優しいまちづくりへの貢献を続けます。 (2)中長期的な会社のビジョン経営理念を踏まえ、中長期ビジョンである「地域密着ライフスタイル総合(創造)企業」を目指し、地域のインフラとして生活全般に関わり、地域とともに社会的課題の解決に取り組みます。そして、健全な社会環境の中で多様な価値観が尊重され、誰もが住みやすく、‘活気のある地域社会‘と‘豊かな暮らし‘を実現することを目指します。 (3)経営環境の変化及び対処すべき課題と経営戦略今後のわが国経済および小売業界を取り巻く環境におきましては、物価上昇やそれに伴う生活防衛意識の高まりによる消費の選別化、さらには慢性的な人手不足、物流費・店舗運営コストの高騰など、引き続き不透明かつ極めて厳しい状況が継続するものと予想されます。また、急激な為替変動や国際情勢の動向など、注視すべき懸念材料も存在しております。このような厳しい環境の中、当社グループは主要な事業環境の変化として以下の認識を持っております。・マクロ経済の変化(人口減少・少子高齢化、コスト増、デジタル化/DX)・お客様の変化(ライフスタイル、価値観の変化)・競合の変化(同業および異業種間競合の激化、デジタルコマース)・サプライチェーンの変化(気候変動、国際情勢における調達面の不安定化、物流問題) 当社グループの中長期ビジョン達成には、中核事業である小売事業のさらなる強化が不可欠です。次期は「第五次中期経営計画(2024年度〜2026年度)」の最終年度にあたるため、当期に引き続き以下の重点テーマを強力に推進し、目標達成に向けた各種施策の確実な実行を図ってまいります。①子育て世代ニーズ対応による顧客支持の獲得・日常使いの商品の価格強化・生鮮品、プライベートブランド商品での差別化・アプリを活用したコミュニケーション強化②ドミナント戦略をベースとしたHOP経済圏の拡大・複数フォーマットによる重点エリアへの出店拡大・地域密着の取組みによる顧客基盤の盤石化・小型店舗、ネットスーパーなどの新規チャネル拡大③生産性改善を含むコスト構造改革の推進・生産性改善、業務プロセス見直しを通じた賃金の向上、働きがい向上と人件費コントロールの両立・物流改革の推進、仕様見直し等による各種コストの最適化  また、上記重点テーマを進める基盤として、以下の強化を推進しております。a)デジタル化/DXの推進・セルフレジやアプリなどデジタルを活用した生産性と顧客体験価値の向上・需要予測やマーケティング利用などデータドリブンな経営の推進・情報セキュリティ対策の強化による情報漏洩リスクの低減b)ESG経営の推進・人手不足への対応を含めた人的資本の充実による経営基盤の強化・当社グループが企業活動を継続するには、持続可能な社会実現が前提であり、サステナビリティ・ビジョンに基づく課題解決の推進
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。(1)会社の経営の基本方針当社グループは小売及び小売周辺業務を主な事業内容とし、更に外食事業等の事業活動を展開いたしております。平和堂グループ憲章「全従業員の物心両面の幸福を追求すると共にお客様と地域社会に貢献し続ける企業となる」ことを経営理念として、実現を目指しております。①全従業員の物心両面の幸福(従業員満足度の高い会社の実現) 一人ひとりの社員の個性や創造性が発揮でき、生きがい・働きがいを感じる職場風土の実現を目指します。②お客様に貢献し続ける(お客様満足度の高い会社の実現)絶えずお客様の目線で考え、行動することを基本に、生活向上や楽しさを実現する商品の開発や、売場づくりの充実をはかります。③地域社会に貢献し続ける(地域社会や環境との共生をはかる会社の実現)環境の保全と地域の健康(人の健康と地域社会の活性化)を目指し、住みやすい、くらしに優しいまちづくりへの貢献を続けます。 (2)中長期的な会社のビジョン経営理念を踏まえ、中長期ビジョンである「地域密着ライフスタイル総合(創造)企業」を目指し、地域のインフラとして生活全般に関わり、地域とともに社会的課題の解決に取り組みます。そして、健全な社会環境の中で多様な価値観が尊重され、誰もが住みやすく、‘活気のある地域社会‘と‘豊かな暮らし‘を実現することを目指します。 (3)経営環境の変化及び対処すべき課題と経営戦略今後のわが国経済および小売業界を取り巻く環境におきましては、物価上昇やそれに伴う生活防衛意識の高まりによる消費の選別化、さらには慢性的な人手不足、物流費・店舗運営コストの高騰など、引き続き不透明かつ極めて厳しい状況が継続するものと予想されます。また、急激な為替変動や国際情勢の動向など、注視すべき懸念材料も存在しております。このような厳しい環境の中、当社グループは主要な事業環境の変化として以下の認識を持っております。・マクロ経済の変化(人口減少・少子高齢化、コスト増、デジタル化/DX)・お客様の変化(ライフスタイル、価値観の変化)・競合の変化(同業および異業種間競合の激化、デジタルコマース)・サプライチェーンの変化(気候変動、国際情勢における調達面の不安定化、物流問題) 当社グループの中長期ビジョン達成には、中核事業である小売事業のさらなる強化が不可欠です。次期は「第五次中期経営計画(2024年度〜2026年度)」の最終年度にあたるため、当期に引き続き以下の重点テーマを強力に推進し、目標達成に向けた各種施策の確実な実行を図ってまいります。①子育て世代ニーズ対応による顧客支持の獲得・日常使いの商品の価格強化・生鮮品、プライベートブランド商品での差別化・アプリを活用したコミュニケーション強化②ドミナント戦略をベースとしたHOP経済圏の拡大・複数フォーマットによる重点エリアへの出店拡大・地域密着の取組みによる顧客基盤の盤石化・小型店舗、ネットスーパーなどの新規チャネル拡大③生産性改善を含むコスト構造改革の推進・生産性改善、業務プロセス見直しを通じた賃金の向上、働きがい向上と人件費コントロールの両立・物流改革の推進、仕様見直し等による各種コストの最適化  また、上記重点テーマを進める基盤として、以下の強化を推進しております。a)デジタル化/DXの推進・セルフレジやアプリなどデジタルを活用した生産性と顧客体験価値の向上・需要予測やマーケティング利用などデータドリブンな経営の推進・情報セキュリティ対策の強化による情報漏洩リスクの低減b)ESG経営の推進・人手不足への対応を含めた人的資本の充実による経営基盤の強化・当社グループが企業活動を継続するには、持続可能な社会実現が前提であり、サステナビリティ・ビジョンに基づく課題解決の推進
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(業績等の概要)当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。(1) 経営成績当連結会計年度(2025年2月21日から2026年2月20日まで)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかに回復しているものの、物価上昇が継続する中で消費者の実質賃金向上は力強さを欠き、生活防衛意識は依然として根強く、消費の選別化が進んでおります。また、人手不足の常態化やエネルギー価格の変動、消費減税等経済対策の導入内容とタイミング、さらには国際情勢の不安定さなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。小売業界を取り巻く環境につきましては、商品価格改定による売上の押し上げ効果は見られるものの、人件費の大幅な上昇や物流コスト、店舗運営費の高騰、さらには業態の垣根を越えた価格・サービスの競争激化など、引き続き極めて厳しい経営環境にあります。こうした状況の下、当社グループは中長期ビジョンとして平和堂グループならではの「地域密着ライフスタイル総合(創造)企業」を目指し、「2030年定量目標」の達成に向けた「第五次中期経営計画(2024年度〜2026年度)」の2年目として、各施策を加速させてまいりました。特に「子育て世代ニーズ対応による顧客支持の獲得」「ドミナント戦略をベースとしたHOP経済圏の拡大」「生産性改善も含むコスト構造改革の推進」を重点戦略に掲げ、地域のお客様の暮らしを支えるための具体的な取組みを進めました。 「2030年定量目標」①営業収益(連結):5,000億円以上②営業利益率(連結):4.5%以上③ROE(連結):8%④女性管理職比率:20%以上⑤CO2排出量(Scope1・2):46%削減(2013年度比)⑥食品廃棄額:50%削減(2019年度比) 当連結会計年度の業績は、営業収益は4,560億10百万円(前年同期比2.5%増)、営業利益は133億13百万円(前年同期比0.4%減)、経常利益は146億5百万円(前年同期比0.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は94億9百万円(前年同期比12.3%減)となりました。営業利益率は2.9%となり、「2030年定量目標」にむけて営業収益が先行して向上しております。 ①営業収益及び営業総利益営業収益は4,560億10百万円となり、客数・客単価ともに上昇したことにより前年から111億11百万円(2.5%)増加しました。営業総利益は1,659億77百万円となり、前年から47億23百万円(2.9%)増加しました。 ②販売費及び一般管理費並びに営業利益販売費及び一般管理費は1,526億64百万円となり、前年から47億70百万円(3.2%)増加しました。人件費は、労働時間の抑制は効いたものの単価の上昇等により前年から増加しました。この結果、販売費及び一般管理費の伸びが営業総利益の伸びを上回り、営業利益は133億13百万円となり、前年から46百万円(0.4%)減少しました。また営業利益率は2.9%となり、前年より0.1%低下しました。 ③営業外損益及び経常利益営業外収益は耐震補助金や情報処理手数料の受け取りが増加したこと等により14億78百万円となり、前年から31百万円増加しました。営業外費用は、金利上昇に伴い支払利息が前年より58百万円増加したこと等により1億85百万円となり、前年から17百万円増加しました。その結果、経常利益は146億5百万円となり、前年から33百万円(0.2%)減少しました。また経常利益率は3.2%となり、前年より0.1%低下しました。 ④特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益特別利益は、株式会社ユーイングの株式譲渡による関係会社株式売却益2億39百万円など、7億73百万円を計上しましたが、前年に投資有価証券売却益10億82百万円を含む18億11百万円を計上していたことから前年より10億37百万円減少しました。特別損失は、固定資産除却損4億70百万円、減損損失6億37百万円、閉店損失引当金繰入額5億81百万円等、前年より4億63百万円多い16億95百万円を計上しました。その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は94億9百万円となり、前年から13億17百万円(12.3%)減少しました。また当期純利益率は2.1%となり、前年より0.3%低下しました。 セグメント概況は次のとおりであります。 [小売事業]グループ中核企業である「株式会社平和堂」は「第五次中期経営計画」の重点戦略である「子育て世代ニーズ対応による顧客支持の獲得」「ドミナント戦略をベースとしたHOP経済圏の拡大」「生産性改善も含むコスト構造改革の推進」をさらに進化させるべく具体的な取組みを進めております。売上高が既存店前年同期比102.7%と伸長したことや、連結子会社である株式会社ヤナゲンを2025年5月21日に、株式会社エールを2025年8月21日にそれぞれ吸収合併したことにより、平和堂単体の営業収益は4,222億51百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は103億40百万円(前年同期比0.1%増)、経常利益は121億65百万円(前年同期比0.5%増)、当期純利益は95億40百万円(前年同期比8.0%増)となりました。 ①子育て世代ニーズ対応による顧客支持の獲得子育て世代の取組みとして、頻度品をKVI(キーバリューアイテム)として価格訴求する一方、子育て世代に人気の大容量パックの強化による単価の上昇により、30-40代の売上高は前年の100.6%と人口が減少している状況において増加しました。2024年7月にリリースしたHOPアプリは、2026年2月現在で127万人の会員登録を戴いています。自社電子マネーであるHOPマネーを口座からチャージできる金融機関も地方銀行等を含めて期初の6行から4行増加(4月に2行、9月に2行)し、計10行となり、出店地域を広くカバーしました。アプリを通じた情報発信やセグメンテーションマーケティングの取組みも進めています。子育て世代に人気の高いテナント(無印良品等)の誘致も進め、直営売場だけでなくショッピングセンター全体での賑わい創出を図りました。当期にはアル・プラザ守山、高富店、アル・プラザ小松、フレンドマート今堅田店に無印良品が出店し、無印良品のテナント出店は計20店舗となりました。 ②ドミナント戦略をベースとしたHOP経済圏の拡大HOP経済圏の拡大に向け、11月にフレンドマート南郷店及びフレンドマート守山駅前店をスクラップ&ビルドにてオープンしました。旧店舗から食品売場を拡大するとともに、最新の売場・品揃え導入によりお客様の満足度を高めております。エリアごとに店舗規模別の役割を明確化する「フォーマット戦略」を推進し、イベント需要に応えるショッピングセンターや日常使いの食品スーパーなど、それぞれに適した商品構成の最適化を図っています。また各店舗の商圏内の市場規模を分析の上で、売上/利益の拡大余地の大きい「ポテンシャル店舗」を設定し、同店舗の販売力強化の取組みを進めています。2025年8月21日付で、京都府北部での当社グループの営業力の強化及び経営効率の向上を目的として、当社が100%出資する連結子会社である株式会社エールを吸収合併しました。 ③生産性改善も含むコスト構造改革の推進人件費の上昇と厳しい採用環境に対応するべく、パート社員の活躍を推進しています。パート社員への教育を強化し、各売場の運営責任者として積極的に登用することで、開店から閉店までの安定した売場運営の実現や正社員の業務見直しにつなげています。パート社員の活躍に応じた奨励金や正社員登用の制度を設け、賃金アップや働きがいの向上と人件費コントロールの両立を図っています。効率的な店舖運営の実現に向け、店舗の作業概要を作成し、あるべき人時売上高と実績の差異を店舗・売場ごとに可視化し、人事異動やマルチスキル化を含めた体制構築を進めています。連結子会社の株式会社ベストーネが運営するプロセスセンター・デリカセンターのアウトパック活用を推進した結果、株式会社平和堂の店舗における生鮮部門の売上高が既存店前年同期比103.3%と伸長する中、総労働時間は既存店前年同期比99.4%となりました。またセンター活用により中小規模の食品スーパーマーケットでも従来は販売が出来なかった弁当等の品揃えが大幅に充実するなどの効果も出ています。 書籍販売やフィットネス事業を展開する「株式会社ダイレクト・ショップ」は、雑誌・書籍等の市場規模の縮小やフィットネス業界の競合激化等、厳しい事業環境下で減収となりましたが、不採算事業の縮小と販売管理費の削減を進めたことで、営業損失額が縮小しました。中国湖南省で百貨店を運営する「平和堂(中国)有限公司」は、中国経済の減速と商圏内の競合の激化に加え、新規有名テナント誘致に伴う大型改装による売場縮小の影響で減収・減益となりました。以上の結果、小売事業の営業収益は4,357億14百万円(前年同期比2.5%増)、経常利益は126億45百万円(前年同期比3.2%減)となりました。 [小売周辺事業]惣菜・米飯及び生鮮品の製造加工を営む「株式会社ベストーネ」は、2023年5月31日に稼働した新デリカセンターの生産数が順調に増加していることに加え、株式会社平和堂における生産性改善取組みによる受注増もあり、増収・増益となりました。ビル管理会社である「株式会社ナショナルメンテナンス」は、前期の能登半島地震復旧工事の受注増の反動により、減収・減益となりました。以上の結果、小売周辺事業の営業収益は593億32百万円(前年同期比5.6%増)、経常利益は19億85百万円(前年同期比3.1%増)となりました。 [その他事業]外食事業を展開する「株式会社ファイブスター」は、客単価の上昇により売上高が伸長した上、販売費及び一般管理費の抑制効果もあり、増収・増益となりました。外食事業を展開する「株式会社シー・オー・エム」は、主力のケンタッキーフライドチキンの売上が好調に推移し、年末年始商戦が好調であったことから増収・増益となりました。以上の結果、その他事業の営業収益は169億14百万円(前年同期比2.0%減)、経常利益は7億74百万円(前年同期比1.2%増)となりました。 (2) 財政状態当連結会計年度末の総資産は、3,130億95百万円(前期末比1.7%増)、負債は1,151億32百万円(前期末比0.6%減)、純資産は1,979億62百万円(前期末比3.1%増)の結果となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比較して37億16百万円減少し、191億65百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。 項目前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減(百万円)営業活動によるキャッシュ・フロー22,97317,784△5,188投資活動によるキャッシュ・フロー△14,646△16,473△1,826財務活動によるキャッシュ・フロー△15,167△5,12910,037現金及び現金同等物の増減額△6,544△3,7162,828現金及び現金同等物の期首残高29,42622,881△6,544現金及び現金同等物の期末残高22,88119,165△3,716 [主な内容]営業活動によるキャッシュ・フロー 税金等調整前当期純利益136億84百万円(前年同期比 15億33百万円減)減価償却費138億24百万円(前年同期比 6億53百万円増)退職給付に係る負債の減少額68億31百万円(前年同期比 65億38百万円増)投資活動によるキャッシュ・フロー 有形及び無形固定資産の取得による支出173億55百万円(前年同期比 11億79百万円増)敷金及び保証金の回収による収入5億90百万円(前年同期比 1億20百万円増)財務活動によるキャッシュ・フロー 長期借入れによる収入85億円(前年同期比    40億円増)長期借入金の返済による支出65億82百万円(前年同期比 27億47百万円減)配当金の支払額32億96百万円(前年同期比 5億47百万円増) (生産、受注及び販売の状況)(1) 販売実績当連結会計年度における営業収益の内訳は、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年2月21日 至 2026年2月20日)金額(百万円)構成比(%)前年同期比(%)小売事業432,34894.8102.6小売周辺事業6,8671.5103.6その他事業(外食事業)16,793(16,583)3.7(3.6)99.1(107.5)合計456,010100.0102.5 (注) 1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。2 外食事業の金額については、その他事業の内数であります。 (2) 仕入実績当連結会計年度における仕入高の内訳は、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年2月21日 至 2026年2月20日)金額(百万円)構成比(%)前年同期比(%)小売事業251,18586.3101.2小売周辺事業34,28311.8108.2その他事業(外食事業)5,756(5,742)2.0(2.0)105.2(107.2)合計291,224100.0102.0 (注) 1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。2 外食事業の金額については、その他事業の内数であります。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。1 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産・負債及び収益・費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 2 当連結会計年度末の財政状態の分析当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ52億26百万円増加(前期末比1.7%増)し、3,130億95百万円となりました。この主な要因は、退職給付に係る資産が28億25百万円、有形固定資産が27億99百万円、投資有価証券が18億55百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が16億18百万円増加した一方で、現金及び預金が35億90百万円減少したこと等であります。負債は、前連結会計年度末に比べ7億9百万円減少(前期末比0.6%減)し、1,151億32百万円となりました。この主な要因は、長期借入金が29億86百万円、資産除去債務が15億75百万円、支払手形及び買掛金が15億38百万円、未払法人税等が7億23百万円増加した一方で、退職給付に係る負債が54億48百万円、短期借入金が20億69百万円減少したこと等であります。純資産は、前連結会計年度末に比べ59億35百万円増加(前期末比3.1%増)し、1,979億62百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金が61億12百万円、その他の包括利益累計額が24億18百万円増加した一方で、自己株式が26億80百万円増加したこと等であります。 3 当連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析①売上高売上高は、4,179億76百万円(前年同期4,083億23百万円)となりました。②営業利益営業利益は、133億13百万円(前年同期133億60百万円)となりました。③経常利益経常利益は、146億5百万円(前年同期146億39百万円)となりました。④親会社株主に帰属する当期純利益法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額を合わせた税金費用合計は41億61百万円となりました。以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、94億9百万円(前年同期107億27百万円)となりました。 なお、当期の事業全体及びセグメント別の分析につきましては、(業績等の概要)(1)経営成績に記載のとおりであります。 また、キャッシュ・フローにつきましては、(業績等の概要)(3)キャッシュ・フローの状況に記載のとおりであります。 4 資本の財源及び資金の流動性当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に新規出店及び既存店舗の改装といった設備投資、情報システム投資によるものであります。短期運転資金は自己資本または金融機関からの短期借入れを基本としており、設備投資については自己資本または金融機関からの長期借入れを基本としております。

事業リスク

平和堂グループの事業にはいくつかのリスクがあります。まず、少子高齢化による労働人口の減少や最低賃金の上昇により、人件費が増大し、店舗運営に支障をきたす可能性があります。次に、同業他社との競争激化や消費動向の変化、マクロ経済環境の変化が、既存店の収益悪化や事業計画の達成を困難にする可能性があります。また、大規模小売店舗立地法などの法令改正や行政手続きの厳格化、個人情報漏洩、食品の安全性に関する問題、自然災害やシステム障害なども、財務状況や業績に影響を及ぼす可能性があります。

出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|3,977 文字
3 【事業等のリスク】当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主なリスク要因について記載しております。当社グループは、記載したリスクの発生の予防と万一顕在化した場合の適切な対応に努めてまいります。なお、本文中における将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。また、各リスクが顕在化する可能性の程度や時期については合理的に予見することが困難であるため記載していませんが、当社グループはこれらのリスクを適切に管理するため、第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 に記載のとおり管理体制を整備し、継続的なリスクマネジメント活動に努めてまいります。 (1)人事・労務に関するリスク当社グループの中核であるスーパーマーケット事業は労働集約型産業であり、パート・アルバイトを含む多数の従業員を雇用しております。身だしなみ基準の見直しやカスタマーハラスメントに対する基本方針の策定など「働きやすさ」や「働き甲斐」の向上による社員の採用や定着を図っておりますが、今後、少子高齢化による労働人口の減少、働き方改革関連法の適用拡大や最低賃金の上昇に伴う人件費および採用・教育コストの増大等により、以下のような影響が発生し当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。・店舗の適正な人員配置が困難となり、人手不足による営業時間短縮やサービス低下が生じる。・労働時間の上限規制や有給休暇取得率の向上要請に対応するためのシフト再編や人件費の上昇により、売上高対比の人件費率が上昇し、採算性が悪化する。・従業員の定着率低下に伴い、採用・教育研修コストの増大や、サービス品質の低下につながる。 (2)社会環境の変化に関するリスク①マクロ環境の変化国際関係やエネルギー、人口減少、原材料価格の高騰、サプライチェーンで発生する課題といったマクロ環境は、当社グループではコントロールできないものではあるが、その変化は当社グループの事業に影響を与える可能性があり、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。②市場環境の変化同業他社の出店増加や業種の垣根を越えた競争、ネット等の販売チャネルの拡大または競合他社によるM&Aを通じた競争力の強化により、当社グループの既存店の収益悪化、新店の減少、店舗の廃止といった影響を受け、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③消費動向の変化当社グループは一般消費者への営業を事業の中核としており、景気や天候不順等による消費動向の変化の影響を受ける他、顧客ニーズの変化への対応を迅速に行えずに需要を取りこぼした場合、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)経営戦略に関するリスク①出店戦略当社グループでは、ドミナント化を意識した出店を進めており、ドミナントエリアや隣接した地域に安定的に出店できるよう、数年先を見据えた物件確保を進めております。エリア内で出店場所を確保できなかった場合やドミナントの形成が遅れた場合、出店した店舗が計画を下回る状況となった場合、あるいは誘致したテナントが退店し空き区画が発生した場合には、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。②M&A当社グループが買収を実施したことにより発生するのれんや無形資産によって、償却が増加する可能性があります。担当部署を配置し、意向表明書、基本合意書、デューデリジェンス、株式譲渡契約を一元的に管理することで、予期せぬ事態の発生防止に努めておりますが、統合後のプロセスが計画通り進まないことにより期待した効果を得られず新たな償却が発生したり、予期していない債務の発生やコンプライアンス上の問題が発生した場合には、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。③経営戦略実行の遅延・失敗環境変化に迅速に対応するための組織体制や施策などは適宜経営層を含めた会議体を開催して対応を進めておりますが、十分に対応できず経営戦略の遅延・失敗が生じた場合、競争優位性の喪失、市場機会の逸失を招き、長期的な成長戦略の実現が困難となり、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)法令・規制に関するリスク①出店関連法令大規模小売店舗立地法、都市計画法、建築基準法等の法改正や行政手続きの厳格化により、新規出店や増改築の許認可取得に時間とコストを要する場合、速やかに経営層に報告することで影響の最小化に努めておりますが、事業計画の遅延や費用超過が生じる可能性があります。また用途等の規制により最適化された店舗の実現が困難となる可能性があります。これらは当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。②コンプライアンス労働安全衛生法、独占禁止法、消費者保護関連法等の各種法的規制を順守すべく、法令改定時の教育や昇格時の研修を体系化するなど取組みを進めておりますが不備により、行政処分や損害賠償請求、社会的な信用低下を招いた場合、あるいは、法規制の改正等に対し、法令に順守するための措置を講じることが必要となった場合、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。③個人情報の保護当社グループでは、HOPカード会員情報等多くの個人情報を保有しており、個人情報の管理につきましてはアクセス権の制限や、社内ルールによる保護措置を講じておりますが、システム障害、サイバー攻撃、または内部不正等により情報漏洩事故が発生した場合、行政罰や損害賠償請求リスクに加え、顧客からの信頼喪失とブランド価値の毀損を招く可能性があり、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)食品の安全性に関するリスク①食品衛生当社グループでは、生鮮食品からドライ商品、デイリー商品と幅広く食品商品を取り扱っており、食中毒や異物混入、食のサプライチェーンにおけるトレーサビリティの欠如または不備など、重大な衛生事故につながる可能性があり、行政処分や訴訟リスク、ブランド毀損により、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。②食品表示当社グループでは、食品の販売においてJAS法、景品表示法、食品表示法等の規制を受けており、これに準拠したシステムを導入することで安全・安心な品質表示の実現を図っておりますが、適切な品質表示となっていない場合、行政処分や訴訟リスク、ブランド毀損により、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)財務の健全性に関するリスク①固定資産の減損当社グループでは、店舗をはじめとした多額の固定資産を有しております。市場環境悪化や店舗の収益性低下などにより帳簿価額を回収できないと判断される場合減損処理を行っており、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。②金利・金融市場の動向当社グループでは、設備投資資金の一部は借入金によって調達しており、金利上昇や金融機関の融資姿勢の引き締めにより、資金調達コストの増大や資金繰り悪化リスクが高まり、特に新規出店や改装が滞った場合、成長の機会を逸することで、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)情報セキュリティに関するリスク当社グループでは、通信ネットワークやコンピュータシステムを用いて、販売や発注のシステムや基幹システムを運用しております。システムの運用・管理は定期的な改善を実施するとともに監視体制を強化することで未然化を進めておりますが、これらのシステムに対し、自然災害や運用の誤りによるシステム障害あるいはサイバー攻撃やランサムウエア感染が発生した場合、システム停止による販売機会の逸失や復旧コストの発生、社会的信用の失墜により、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)気候変動・自然災害に関するリスク①気候変動による慢性的な影響当社グループでは「サステナビリティ・ビジョン」を掲げ、事業を通じた課題の解決として「地域の健康の実現」「廃棄物の削減と資源循環の推進」「脱炭素社会の実現」「安全・安心で持続可能な商品の調達」「多様な人材の活躍」の5項目を重要課題として取り組んでおります。地球温暖化による気温上昇等気候変動の長期的影響により、農作物や鶏卵等の生産性低下と仕入れ価格の上昇及び商品供給の制約が発生した場合、あるいは四季の変化により衣料品の売上低下や値下増加が発生した場合、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。②地震や台風等の自然災害大規模地震、台風、洪水など突発的な自然災害により、店舗や物流機能の停止が影響を及ぼす可能性があります。事業継続計画を策定し影響の最小化に努めておりますが、復旧費用の発生や在庫の損失が発生し、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)風評に関するリスク食品安全事故や労務トラブル、不祥事等が報道・SNSで拡散し、当社グループに対する風評が広がった場合、もしくは事実を誇張した風評や事実でない風評が広がった場合、顧客離れや社会的信用・ブランド価値の毀損、取引の停止を招き、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 以上が、当社事業に関わる主なリスク要因です。各リスクについては、発生可能性および影響度を勘案し、引き続き内部統制の強化、危機管理体制の整備、情報開示の適時適切化を図ってまいります。

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