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千趣会(8165)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

小売業 小売

事業の概要

千趣会は、主に通信販売事業を展開する企業グループです。カタログやインターネットを通じて、衣料品、生活雑貨、インテリアなどを顧客に直接販売することで収益を得ています。この通信販売事業がグループの主軸であり、売上の大部分を占めています。その他、法人向けのサービスを提供する法人事業、保険の販売を行う保険事業、そして子育て支援などのその他の事業も手掛けていますが、収益の柱は通信販売です。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

千趣会グループは主に3つの事業セグメントで構成されています。主力の「通信販売事業」は、カタログやインターネットを通じて一般消費者向けに商品を販売する事業で、グループの売上の大部分を占めていますが、最新年度では営業損失を計上しています。「法人事業」は、法人顧客向けにサービスを提供する事業で、売上は通信販売事業より小さいものの、営業利益を上げています。「保険事業」は、保険商品の販売を行う事業で、規模は小さいながらも安定して営業利益を確保しています。これらのセグメントはすべて国内事業と推測され、海外比率に関する具体的な記述はありません。

2025-12 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
MailOrderBusiness 地域 360 -31 -8.6%
CorporatesBusiness 地域 40 3 6.3%
InsuranceBusiness 地域 4 1 36.4%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|375 文字
3【事業の内容】 当社が属する企業集団は、提出会社、子会社7社で構成され、通信販売事業を主たる事業とし、法人事業、保険事業、その他の事業を営んでおります。 当社グループが営んでいる主な事業内容と位置付け、セグメントとの関連は次のとおりであります。区分主な事業内容会社名通信販売事業通信販売事業当社、上海千趣商貿有限公司、㈱千趣会イイハナ、他1社 コールセンター業千趣会コールセンター㈱ 梱包出荷業㈱ベルメゾンロジスコ法人事業 当社、㈱ベルメゾンロジスコ、千趣ロジスコ㈱、千趣会コールセンター㈱保険事業当社その他 当社、㈱千趣会チャイルドケア事業の系統図は次のとおりであります。(注)当社の連結子会社である千趣ロジスコ株式会社は、2026年1月1日付で株式会社ベルメゾンロジスコを吸収合併し、株式会社千趣会ロジスティクスサービスに社名変更しております。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
通信販売市場の競争激化により、価格競争に巻き込まれる可能性があるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 なし
通信販売市場はインターネットやスマートフォンの普及により新規参入が容易で競争が激化している。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:生産国の政治情勢及び経済状況等の変化 / 為替変動に関するリスク / 個人情報漏洩に関するリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

「ベルメゾン」ブランドは一定の認知度を持つが、競合他社も多く、強力なブランドエクイティや特許による独占的優位性は限定的。長年の顧客基盤は存在するものの、新規顧客獲得におけるブランド力の差は小さい。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

長年利用している顧客は、過去の購入履歴やポイントプログラム、慣れ親しんだカタログやWebサイトからの購入を継続する傾向がある。しかし、EC市場の競争激化により、価格や品揃えで他社に劣る場合は乗り換えリスクは無視できない。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

同社ビジネスモデルにおいて、ユーザー数の増加がサービス価値を直接的に向上させるネットワーク効果は確認されない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

長年の事業運営で培われた調達力や物流ノウハウは存在するが、EC専業大手やPB(プライベートブランド)強化企業と比較して、構造的なコスト優位性は確立されていない。規模の経済によるコスト削減効果は限定的。

規模の経済★☆☆☆☆
根拠:弱い規模が参入障壁になる

国内のカタログ通販・EC市場において一定の規模を持つが、アマゾンやZOZOTOWNなどの巨大プラットフォーマーと比較すると、市場シェアや影響力は限定的。業界全体が成熟しており、効率規模による寡占化の恩恵は小さい。

千趣会の事業の優位性については、提供された情報からは具体的な競争優位性や参入障壁の源泉を明確に読み取ることは難しいです。しかし、長年の通信販売事業で培った顧客基盤やブランド認知、商品企画力、そして物流・コールセンターといった関連事業をグループ内で展開している点が、事業運営の安定性や効率性に寄与している可能性があります。また、EC販売への軸足シフトを進めていることから、デジタル化への対応力も強みとなり得ます。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の方針当社グループは、「良い商品」「良いサービス」をお客様に提供することを通じて、社会に貢献することを基本理念としております。また、株主・顧客・取引先の皆様及び従業員など、すべての関係者と共存共栄を図り、企業価値を高めることを行動の指針としております。 (2) 中長期的な会社の経営戦略当社グループは、2025年2月13日に新たに再生計画(2025年~2027年)を発表しました。本計画の最終期である2027年12月期の目標とする経営指標は次のとおりです。 ・連結売上高 500億円 、連結営業利益16億円当社グループがこれまで培ってきた、アイデア、商品、顧客資産、ブランドといった強みを基盤としながら、中核事業である通信販売事業の再成長に向けた抜本的な構造改革を実行します。従来のカタログ主体のビジネスモデルから、ECを主戦場とした高収益な事業体質への転換を図るとともに、ECモールやリアル店舗展開、BtoBの強化等、ビジネスの拡大を図ります。さらに、新たな収益源の確立に向け、子育て支援やエシカル推進、海外展開についても、中長期的な視点に立ち、事業化の可能性を探索していくとともに、IP(知的財産)活用事業等当社の企画開発力を活用した新領域の展開を進めてまいります。これらの取組みを着実に実行することにより、強固な収益基盤の構築と再成長を実現し、目標営業利益の達成及び企業価値の向上を図ってまいります。 (3) 経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当連結会計年度のわが国経済は、賃金上昇や設備投資の持ち直しなど一部に緩やかな回復の兆しが見られるものの、長引く地政学的リスクや円安に伴う物価上昇が継続しており、企業収益への影響や個人消費の伸び悩みなど、景気の先行きに不透明さが残る状況が懸念されております。このような状況のもと、当社グループはさらなる企業価値の向上を実現するため、再生計画(2025年~2027年)に基づき環境変化に対応しながら、中長期的な視点で経営課題の解決に取り組んでまいります。各事業の対処すべき課題は以下のとおりであります。 ① 通信販売事業再生計画(2025年~2027年)に基づき、通信販売事業のビジネスモデル再構築を目指し変革を進めてまいります。コアターゲットとなるお客様層を明確化し、そこへ向けたマーケティング起点での商品開発により商品力の向上を図るとともに、新鮮で共感性の高い商品と売場が通年で提案できるMDの構築に取り組みます。また、ECモールの自社店舗やリアル店舗の展開によるお客様とのタッチポイント拡大を進め、販売ポテンシャルの最大化を図ることで、業績の早期改善に努めてまいります。 ② 法人事業顧客ニーズの複雑化・多様化や他社との競争激化により、事業環境は年々厳しくなっておりますが、通信販売に関連した業務支援等のニーズは高まっております。株主優待・広告・法人受託等の収益基盤を多角化し、また、お取引先様との関係をさらに強化し、事業パートナーのチャネル活用、協業深化を軸としてギフトや卸等の事業規模を拡大してまいります。 ③ 保険事業ベルメゾン会員向けのマネーセミナーを中心とし、結婚式場、法人保険、産院等での活動を強化してまいります。加えて、団塊ジュニア世代のお困りごとに着目し、課題に対応した集客策や商品開発を通じて、収益性の向上を目指してまいります。 ④ その他保育事業では、子育てに関わるすべての人の気持ちに寄り添い、笑顔が未来へとつながるよう「子ども達の生きる力」を育んでいます。関東関西の計14施設にて、引き続き安全で、利用者に安心いただける保育施設、学童施設の運営を進めます。また、子育てに関連した付加価値の高い周辺事業の展開も拡大してまいります。 当社グループは、株主、顧客、従業員、取引先、地域社会といった様々な利害関係者との共創による企業価値の向上を目指しております。そのためにコーポレート・ガバナンス(企業統治)が必要不可欠なものと認識し、内部統制システムの整備を行うとともに、透明性の高い経営システムの構築を図り、有効に機能させることが重要であると考えております。併せて、取締役の監督責任の明確化、コンプライアンス体制の強化、迅速かつ正確な情報開示にも努めることで、内部統制システムの改善と充実を図りながら、コーポレート・ガバナンスを強化してまいります。コーポレート・ガバナンス強化策の一環として、監督機能及び業務執行機能の強化と責任範囲の明確化による「各部門の業績向上とキャッシュ・フロー最大化」、また、「激しい変化への対応力向上」及び「経営のスピードアップとより効果的な業務執行体制の構築」を目的とした執行役員制度を導入しております。今後とも当社グループ一丸となり、企業価値の更なる向上に全力を尽くす所存でございます。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の方針当社グループは、「良い商品」「良いサービス」をお客様に提供することを通じて、社会に貢献することを基本理念としております。また、株主・顧客・取引先の皆様及び従業員など、すべての関係者と共存共栄を図り、企業価値を高めることを行動の指針としております。 (2) 中長期的な会社の経営戦略当社グループは、2025年2月13日に新たに再生計画(2025年~2027年)を発表しました。本計画の最終期である2027年12月期の目標とする経営指標は次のとおりです。 ・連結売上高 500億円 、連結営業利益16億円当社グループがこれまで培ってきた、アイデア、商品、顧客資産、ブランドといった強みを基盤としながら、中核事業である通信販売事業の再成長に向けた抜本的な構造改革を実行します。従来のカタログ主体のビジネスモデルから、ECを主戦場とした高収益な事業体質への転換を図るとともに、ECモールやリアル店舗展開、BtoBの強化等、ビジネスの拡大を図ります。さらに、新たな収益源の確立に向け、子育て支援やエシカル推進、海外展開についても、中長期的な視点に立ち、事業化の可能性を探索していくとともに、IP(知的財産)活用事業等当社の企画開発力を活用した新領域の展開を進めてまいります。これらの取組みを着実に実行することにより、強固な収益基盤の構築と再成長を実現し、目標営業利益の達成及び企業価値の向上を図ってまいります。 (3) 経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当連結会計年度のわが国経済は、賃金上昇や設備投資の持ち直しなど一部に緩やかな回復の兆しが見られるものの、長引く地政学的リスクや円安に伴う物価上昇が継続しており、企業収益への影響や個人消費の伸び悩みなど、景気の先行きに不透明さが残る状況が懸念されております。このような状況のもと、当社グループはさらなる企業価値の向上を実現するため、再生計画(2025年~2027年)に基づき環境変化に対応しながら、中長期的な視点で経営課題の解決に取り組んでまいります。各事業の対処すべき課題は以下のとおりであります。 ① 通信販売事業再生計画(2025年~2027年)に基づき、通信販売事業のビジネスモデル再構築を目指し変革を進めてまいります。コアターゲットとなるお客様層を明確化し、そこへ向けたマーケティング起点での商品開発により商品力の向上を図るとともに、新鮮で共感性の高い商品と売場が通年で提案できるMDの構築に取り組みます。また、ECモールの自社店舗やリアル店舗の展開によるお客様とのタッチポイント拡大を進め、販売ポテンシャルの最大化を図ることで、業績の早期改善に努めてまいります。 ② 法人事業顧客ニーズの複雑化・多様化や他社との競争激化により、事業環境は年々厳しくなっておりますが、通信販売に関連した業務支援等のニーズは高まっております。株主優待・広告・法人受託等の収益基盤を多角化し、また、お取引先様との関係をさらに強化し、事業パートナーのチャネル活用、協業深化を軸としてギフトや卸等の事業規模を拡大してまいります。 ③ 保険事業ベルメゾン会員向けのマネーセミナーを中心とし、結婚式場、法人保険、産院等での活動を強化してまいります。加えて、団塊ジュニア世代のお困りごとに着目し、課題に対応した集客策や商品開発を通じて、収益性の向上を目指してまいります。 ④ その他保育事業では、子育てに関わるすべての人の気持ちに寄り添い、笑顔が未来へとつながるよう「子ども達の生きる力」を育んでいます。関東関西の計14施設にて、引き続き安全で、利用者に安心いただける保育施設、学童施設の運営を進めます。また、子育てに関連した付加価値の高い周辺事業の展開も拡大してまいります。 当社グループは、株主、顧客、従業員、取引先、地域社会といった様々な利害関係者との共創による企業価値の向上を目指しております。そのためにコーポレート・ガバナンス(企業統治)が必要不可欠なものと認識し、内部統制システムの整備を行うとともに、透明性の高い経営システムの構築を図り、有効に機能させることが重要であると考えております。併せて、取締役の監督責任の明確化、コンプライアンス体制の強化、迅速かつ正確な情報開示にも努めることで、内部統制システムの改善と充実を図りながら、コーポレート・ガバナンスを強化してまいります。コーポレート・ガバナンス強化策の一環として、監督機能及び業務執行機能の強化と責任範囲の明確化による「各部門の業績向上とキャッシュ・フロー最大化」、また、「激しい変化への対応力向上」及び「経営のスピードアップとより効果的な業務執行体制の構築」を目的とした執行役員制度を導入しております。今後とも当社グループ一丸となり、企業価値の更なる向上に全力を尽くす所存でございます。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度の期首より、カタログギフトの未使用分の計上方法及び販売促進費に関する会計方針の変更を行っており、遡及処理後の数値で比較分析を行っております。 (1)経営成績等の状況の概要① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度のわが国経済は、賃金上昇や設備投資の持ち直しなど一部に緩やかな回復の兆しが見られるものの、長引く地政学的リスクや円安に伴う物価上昇が継続しており、企業収益への影響や個人消費の伸び悩みなど、景気の先行きに不透明さが残る状況が懸念されております。このような経営環境のもと、当社は2025年2月13日に発表いたしました「再生計画(2025年~2027年)」に基づき、事業構造改革と業績回復に向けた施策を着実に推進してまいりました。その結果、当連結会計年度の当社グループの売上高は420億71百万円(前期比8.3%減)、営業損失は25億88百万円(前期は34億59百万円の営業損失)と損失幅の縮小が進みました。また、経常損失は27億37百万円(前期は39億9百万円の経常損失)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は固定資産売却益の計上により39億40百万円(前期は36億16百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。当社は引き続き再生計画に基づく構造改革を推進し、次期の営業黒字化及び中長期的な企業価値の向上を目指して取り組んでまいります。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。(通信販売事業)インターネット及びカタログを中心とする通信販売事業は、再生計画に基づき、ターゲットを明確化した世代別事業ドメインへの再編や不採算商品の改廃を進めるとともに、カタログ起点からECを主戦場としたビジネスモデルへの転換や、ECサイトやカタログにおける顧客層に最適化した売場への転換を推進いたしました。これらの構造改革に伴い減収となりましたが、収益改善の取組みにより営業損失は縮小し、次期黒字化に向けた収益基盤の構築が着実に進展いたしました。この結果、当連結会計年度の売上高は359億89百万円(前期比9.9%減)、営業損失は30億82百万円(前期は39億33百万円の営業損失)となりました。 (法人事業)法人向けの商品・サービスを提供する法人事業は、物流業務の代行サービス受託と株主優待品の受託が堅調に推移し、当連結会計年度の売上高は40億7百万円(前期比2.4%増)、営業利益は2億53百万円(前期比56.9%増)となりました。 (保険事業)お客様に最適な保険選びのサポートを行う保険事業は、結婚式場等の従来チャネルからの新規契約件数が減少し、法人保険、産院等の新たな販売チャネルの開拓に取り組んでおりますが、減少分を補うには至らず、当連結会計年度の売上高は3億90百万円(前期比23.8%減)、営業利益は1億42百万円(前期比45.8%減)となりました。 (その他)子育て支援事業を行うその他の事業は、保育事業の運営が順調に推移し、当連結会計年度の売上高は16億84百万円(前期比12.2%増)、営業利益は96百万円(前期比100.8%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は69億37百万円となり、前連結会計年度末と比較して42億83百万円の増加となりました。「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、30億75百万円の支出(前期は34億59百万円の支出)となりました。主なプラス要因は、税金等調整前当期純利益39億99百万円であり、主なマイナス要因は、固定資産除売却損益70億53百万円、仕入債務の減少額8億91百万円であります。「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、98億54百万円の収入(前期は2億97百万円の収入)となりました。主なプラス要因は、有形固定資産の売却による収入95億3百万円であり、主なマイナス要因は、有形固定資産の取得による支出2億88百万円、無形固定資産の取得による支出1億85百万円であります。「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、25億11百万円の支出(前期は7億10百万円の支出)となりました。主なマイナス要因は、長期借入金の返済による支出23億65百万円であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績a.仕入実績当社グループの生産実績は、金額的重要性が乏しいため、生産実績に代えて仕入実績を記載しております。当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)通信販売事業17,812△3.1法人事業727△1.4保険事業-- 報告セグメント計18,540△3.0その他796.2合計18,619△3.0(注)金額は仕入価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 b.受注実績当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。 c.販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)通信販売事業35,989△9.9法人事業4,0072.4保険事業390△23.8 報告セグメント計40,386△9.0その他1,68412.2合計42,071△8.3(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。2.数量については、品目が多岐にわたるため、表示を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績の分析a.売上高売上高につきましては、420億71百万円(前期比8.3%減)となりました。売上高をセグメントごとに分析すると、通信販売事業は359億89百万円(前期比9.9%減)、法人事業は40億7百万円(前期比2.4%増)、保険事業は3億90百万円(前期比23.8%減)、その他の事業は16億84百万円(前期比12.2%増)となりました。 b.売上原価売上原価は207億38百万円となり、前連結会計年度と比較して16億18百万円減少(前期比7.2%減)となりました。これは、売上減少によるものであります。 c.販売費及び一般管理費販売費及び一般管理費は239億21百万円となり、前連結会計年度と比較して30億40百万円減少となりました。これは、主に販売促進費・販売手数料等の注文獲得費の効率化や支払手数料等の固定的な費用の低減によるものであります。 d.営業損失以上により、営業損失は25億88百万円(前期は34億59百万円の営業損失)となりました。 e.営業外損益及び経常損失営業外収益は、雑収入44百万円(前期は52百万円)、持分法による投資利益35百万円(前期は59百万円)、事業所閉鎖損失引当金戻入額24百万円(前期は12百万円)等を計上したことにより、1億33百万円(前期は1億31百万円)となりました。営業外費用は、割増退職金1億25百万円(前期は1億31百万円)、支払利息83百万円(前期は52百万円)、為替差損44百万円(前期は77百万円)等を計上したことにより、2億82百万円(前期は5億81百万円)となりました。以上により、経常損失は27億37百万円(前期は39億9百万円の経常損失)となりました。 f.特別損益、税金等調整前当期純利益及び親会社株主に帰属する当期純利益特別利益は、固定資産売却益70億54百万円(前期は0百万円)等を計上したことにより、70億91百万円(前期は5億49百万円)となりました。特別損失は、減損損失3億52百万円(前期は2億35百万円)等を計上したことにより、3億54百万円(前期は2億66百万円)となりました。以上により、税金等調整前当期純利益は39億99百万円(前期は税金等調整前当期純損失36億26百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は39億40百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失36億16百万円)となりました。 ② 当連結会計年度末の財政状態の分析当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ6億64百万円増加し、261億49百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末に比べ37億27百万円増加し、175億57百万円となりました。これは、現金及び預金が42億83百万円増加したことが主な要因であります。また固定資産は、有形固定資産が20億15百万円、投資その他の資産が6億94百万円、無形固定資産が3億53百万円それぞれ減少したことにより前連結会計年度末に比べ30億63百万円減少し、85億91百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度末に比べ12億97百万円減少し、88億5百万円となりました。これは、電子記録債務が9億69百万円、短期借入金が4億20百万円それぞれ減少したことが主な要因であります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ19億27百万円減少し、3億6百万円となりました。これは、長期借入金が19億63百万円減少したことが主な要因であります。純資産は、前連結会計年度末に比べ38億89百万円増加し、170億37百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益39億40百万円を計上したことが主な要因であります。この結果、自己資本比率は65.2%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループのキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。なお、当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品仕入原価や運賃・販売促進費をはじめとする販売費及び一般管理費であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資等によるものであります。当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は3億6百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は69億37百万円となっております。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しており、経営成績又は財政状態に重要な影響を及ぼす見積り・判断は、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づき、合理的と考えられる要因を考慮して行っておりますが、見積り特有の不確実性が存在することから、実際の結果は見積りと異なる可能性があります。なお、連結財務諸表の作成のための重要な会計基準等は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

事業リスク

千趣会グループは、商品の大半を海外からの輸入に頼っているため、生産国の政治・経済情勢や為替変動が業績に影響を与えるリスクがあります。また、個人情報の漏洩や自然災害、情報システムの障害は、会社の信頼失墜や事業運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。さらに、通信販売市場における競争激化や、天候不順による売上変動、在庫の過剰による収益性低下も、業績に影響を与える重要なリスクとして認識されています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|4,111 文字
3【事業等のリスク】[方針]当社グループは、経営の健全性の維持・確保及び当社グループの信用の維持を図るため、リスク管理体制の強化は経営の最重要課題の一つであると位置付け、全役員及び全従業員に対して、リスク管理重視に取り組む姿勢の周知徹底を図るとともに、あらゆるリスクに対応できる体制作りを目指しております。リスクを総合的、全社的に管理する機関として、リスク管理統括委員会(以下、「統括委員会」という)を設置し、統括委員会の委員長は社長、委員は経営会議の構成メンバーとし、統括委員会の事務局には、リスクマネジメント室を設置しております。統括委員会の下部専門組織及び各リスクを管理する所管部署は、リスクの発生やそのおそれがあると判断するとき及びリスクに関する重要な情報を得たときは、速やかにかつ適切に報告を行うとともに統括委員会事務局に対し、毎月、リスク管理の状況について定例報告を行います。(リスク管理体制(リスク管理規程の別表)参照。)統括委員会事務局は、リスク管理の状況について経営会議及び取締役会において定例報告を行います。報告周期は、経営会議においては毎月、取締役会においては毎四半期としております。(全社リスク管理(月次)と評価(四半期)のプロセス参照。) [個別のリスク]有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。(1) 生産国の政治情勢及び経済状況等の変化に関するリスク当社グループが販売する商品の大半は中国などアジア各国からの輸入によるものであります。このため中国などアジア各国の政治情勢、経済環境、自然災害等により当社グループの業績及び財務状況に影響を受ける可能性があります。 (2) 為替変動に関するリスク当社グループの主たる事業である通信販売事業において、取扱商品の一部は海外から外貨建で輸入しております。そのため、大幅な為替相場の変動があった場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 個人情報漏洩に関するリスク当社及び一部の子会社は個人情報保護法に規定する個人情報取扱事業者に該当しております。当社グループでは、法律を遵守すると共に、情報漏洩防止のため個人情報管理担当を置き、内部管理体制を強化しております。なお、当社はプライバシーマークの認証を取得しております。しかしながら、当社グループが扱う個人情報が漏洩した場合については、当社グループの信頼の失墜につながり、企業イメージの悪化が業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 自然災害等に関するリスク当社グループの主たる事業である通信販売事業において、受注処理及び商品出荷業務などは、万一自然災害等が発生した場合多大な影響があります。その影響を最小限にするためシステムの二重化や耐震対策を行っております。また、災害対策委員会を設置し災害発生時の対応ルールなどを策定しております。しかしながら、大規模災害の発生により当社の設備等に被害が生じた場合については、受注処理及び商品出荷業務に影響を与え、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 情報システムに関するリスク当社グループが保有するコンピュータシステムにおいて地震、台風のほか洪水、ハードウェア及びソフトウェアの障害、テロリズム、サイバーテロ等、様々な要因がシステムに影響を及ぼす可能性があります。業務はほとんどすべてにおいてコンピュータ処理を行っているため、コンピュータトラブルが発生し復旧等に時間を要した場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 法的規制等に関するリスク当社グループの主たる事業である通信販売事業においては、「不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)」、「特定商取引に関する法律」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」、「製造物責任法」等による法的規制を受けております。そのため、社員教育の徹底、コンプライアンス体制の整備など管理体制の構築等により法令遵守の体制を整備しております。しかしながら、これらに関連する法令の規制の改正や新たな法的規制が設けられる場合、あるいはこれらの規制を遵守できなかった場合、当社グループの企業イメージの悪化など、当社グループの事業、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 天候不順に関するリスク当社グループの主たる事業である通信販売事業において、冷夏や暖冬、長雨といった天候不順や異常気象により売上が変動するため、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 企業買収、戦略的提携に関するリスク当社グループは、既存の事業基盤を拡大するため、あるいは新たな事業への進出のため、今後も事業戦略の一環として企業買収や資本提携を含む戦略的提携を行なう可能性があります。企業買収や戦略的提携にあたっては、十分な調査・分析検討を行ないますが、買収・提携後に偶発債務の発生や未認識債務が判明する場合などが考えられます。また、買収・提携後の事業計画が当初計画どおりに進捗しない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 在庫に関するリスク当社グループでは、季節性の強い商品が一定比率を占めることや、商品企画から販売までに一定期間を要することから、販売時の気候や流行に左右され、商品企画時の計画と販売実績が乖離し、商品の収益性が低下する可能性があります。仕入・販売・在庫計画の精緻化や在庫コントロールの強化など、在庫の抑制、商品回転率の向上に努めておりますが、販売量の予期せぬ変動により在庫が過剰となり収益性の低下が見られた場合、評価損によって、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 商品の安全性に関するリスク当社グループの提供する商品については、関連法規の遵守はもちろんのこと、法規制以上の自社基準・自社規制を設け、全グループを挙げてその品質向上に取り組んでおります。しかし、将来にわたり、販売した商品及びその広告表現等において、安全上の問題や表示上の問題が発生する可能性があります。このような問題が発生した場合、多額のコストの発生や当社グループのイメージ低下による売上の減少等が想定され、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (11) インターネット等による風評被害に関するリスク当社グループは、プレスリリース及び適時情報開示等により信頼の維持・向上を図り、リスク顕在化の未然防止に努めております。しかしながらインターネット上の掲示板への書き込みやソーシャル・ネットワーキング・サービス、それらを要因とするマスコミ報道等による風評・風説の流布が発生・拡散した場合には、当社グループの事業、業績及び財務状況、当社の株価に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 通信販売市場におけるリスク当社グループが主たる事業とする通信販売市場において、近年インターネットやスマートフォン等、情報通信インフラの充実や携帯端末の普及により、通信販売市場自体は今後も拡大が見込まれます。当社グループはこうした購買環境の変化に対応し、カタログを中心とした従来型スタイルからECへと軸足をシフトし、EC販売の強化を図っています。しかし、通信販売市場の拡大に伴うさらなる競争激化が予想され、既存事業者との競合、新規参入事業者による新たな高付加価値サービスの提供等が行われた場合、当社グループにおける競争力が低下した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 固定資産の減損に関するリスク当社グループでは、事業の用に供する様々な有形固定資産や無形固定資産を有しておりますが、事業収益の急激な悪化や買収事業の推移が当初計画を下回ることなどにより、保有資産から得られる将来キャッシュ・フロー見込額が減少した場合、「固定資産の減損に係る会計基準」の適用による減損損失が発生し、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。(14) 事業等のリスクに記載した重要事象等を解消するための対応策当社は、再生計画(2025年~2027年)の2年目にあたる2026年度において、当連結会計年度に構築した事業基盤を活かし、営業利益の黒字化を確実なものとしてまいります。市場環境に合わせた施策の柔軟な見直しと最適化を行いながら、再生計画に基づいた業績改善の取り組みを完遂し、収益力の回復を図ります。さらに、確立した強固な収益体質を基盤として、持続的な成長を図るとともに、今一度「企業の存在理由は社会貢献にある」という当社の理念に立ち戻り、社会課題に真正面から向き合ってまいります。ライフスタイルの提案や、商品・サービス・情報・繋がる場の提供を通じて、新たな価値を創造し、生活者の皆様、ビジネスパートナーの皆様と共に、サステナブルな社会の実現を目指す企業へと進化し、当社の存在価値、企業価値の向上を図ってまいります。なお、再生計画(2025年~2027年)につきましては、「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 中長期的な会社の経営戦略」をご参照ください。 (15) 継続企業の前提に関する重要事象等当社グループは、当連結会計年度において4期連続で重要な営業損失を計上していることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。なお、継続企業の前提に関する詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (継続企業の前提に関する事項)」をご参照ください。

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