研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
|---|---|---|
| 2025-12 | - | 134 |
| 2024-12 | - | 94 |
| 2023-12 | - | 73 |
| 2022-12 | - | 67 |
| 2021-12 | - | 74 |
研究開発活動(本文)
FY2025|3,718 文字
6【研究開発活動】 当社グループの当連結会計年度における研究開発費の総額は、1,540百万円であり、各セグメントの研究開発活動は、次のとおりであります。 1.ファニチャー事業 多様な個人の価値観を大切にし、チームと個人がいきいきと働けるようなオフィスづくりに貢献するため、『快適性と集中力』、『インクルーシブデザイン』、『フレキシビリティ』に着目し、以下のような商品開発を行いました。(1)新感覚オフィスチェアー「ingCloud(イングクラウド)」 「ingCloud」は、身体の微細な動きに寄り添い、かつてない没入感を実現する次世代のオフィスチェアーです。エンジニアやプログラマーといったデジタルワーカーへの徹底したヒアリングに基づき、長時間の快適な着座と集中維持を目指して開発されました。最大の特徴は、座面下、背もたれ、肘掛けの3箇所に搭載された「トリプルグライディング機構」と、フレームの干渉を排除した「3Dハンモックメッシュ」を組み合わせた独自の「3Dウルトラオートフィット機構」です。これにより、座るというよりも身体に「まとう」ような一体感のある座り心地を実現しました。ヘッドレストや可動肘も標準装備し、PCワーク時の頭部や腕をソフトに支えます。カラーは空間に馴染むラインアップを揃え、多様な執務シーンを支援します。(2)タスクチェアー「hug knit(ハグニット)」 「DAYS OFFICE」ブランドから誕生した「hug knit」は、エラストマー素材の活用により、やさしいデザインと高い機能性を両立したタスクチェアーです。背もたれには伸縮性のあるエラストマーを採用し、部位ごとに厚みを制御することでランバーサポート機能を付与し、上半身を包み込むように支えます。機能面では、体重に合わせてロッキング強度を自動調整するオートアジャストロッキングや、大腿部への圧迫を軽減する座前傾チルト機構を搭載し、長時間の作業負荷を軽減します。また、左利きの方や右手が不自由な方にも配慮し、昇降レバーを座面両側に設置するなど、インクルーシブな設計を追求しました。本体4色、張り地7色の豊富なバリエーションにより、カジュアルなオフィス空間にも調和します。(3)オフィス家具「hangout(ハングアウト)」 「hangout」は、多様な特性を持つ人々が自然な姿勢で過ごせるよう設計された、インクルーシブデザインの新しいオフィス家具です。インクルーシブワークショップを経て開発された「hangout」は、安定感のある手すり状のフレームを採用することで、「つかむ」「身体をあずける」「もたれる」といった多様な動作をサポートし、身体のコントロールが容易な設計となっています。本体は前後左右どこからでも入り込みやすいL字形状となっており、偶発的なディスカッションやカジュアルな相談を誘発するコミュニケーションスポットを創出します。スリムなパイプ形状により圧迫感を抑えつつ、ミモザイエローやディープテラコッタなど空間のアクセントとなる4色の本体カラーを展開し、限られたオフィススペースの有効活用に貢献します。(4)マルチテーブル「Opt(オプト)」 「Opt」は、ABWやフリーアドレスといった働き方の変化に柔軟に対応するマルチテーブルです。従来の大きな配線カバーに対する不満を解消するため、天板中央に24mmのスリットを設け、電源コンセントやデスクトップパネル等のオプションをスリット内に集約可能にしました。これにより、利便性を維持しながら広い作業面を確保し、快適な執務環境を提供します。脚元にはロック付きのキャスターを搭載し、複数台を並べた際も脚部が干渉せず、隙間のない美しいレイアウトが可能です。カラーバリエーションは全10通りと豊富で、集中ワークから交流シーンまで、オフィスのあらゆるテイストに馴染みます。ワーカーの使いやすさを徹底的に考慮し、将来的なオフィスのレイアウト変更にもフレキシブルに対応できる設計となっています。(5)ミーティングチェアー「R Chair(アールチェアー)」 「R Chair」は、高い快適性とサステナビリティを追求したミーティングチェアーです。機能面では、リクライニング時にV字形状のアームレストがしなることで背もたれのチルトを促し、多様な姿勢をサポートします。また、骨盤を支える独自のポスチャーサポート構造により、長時間の会議でも疲れにくい座り心地を実現しました。環境配慮においては、背・座クッションを工具不要で交換できるロングライフ設計を採り入れたほか、座面の芯材には使用済みクリヤーホルダーを再資源化した再生樹脂「Looplaペレット」を採用しています。背もたれの形状は3種類、カラーもカジュアルなホワイトブラウンを含む多彩なラインアップを揃え、水平スタッキングによる効率的な収納にも対応するなど、機能美と汎用性を両立しました。 以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、491百万円となりました。 2.ビジネスサプライ流通事業 当連結会計年度における研究開発費の金額は、9百万円となりました。 3.ステーショナリー事業 顧客のシーンごとに未充足ニーズを見出し、当社ならではの価値ある商品、差別化された商品を世の中に出すことで、お客様に支持され続ける商品づくりを目指しております。 2025年9月はノートブランドであった<Campus>を“まなびかた”のブランドとして刷新しました。学生をメインターゲットとした学習商品を“まなびかた”のアイデア「まなびレシピ」とともにご提案していきます。主な商品は以下のとおりです。(1)「キャンパス ノートのように使えるバインダー(2×2リング)」A6・A7サイズ 2022年に発売したB5・A4サイズは、ページを自由に差し替えられるルーズリーフの良さはそのままに、リングが上下に分かれていることで、ルーズリーフを抜き差しせず綴じたまま筆記をしても手に当たりにくい点が評価されています。今回拡充をするA6・A7サイズは、学生のまとめノート需要、スキマ時間勉強のニーズを捉えています。まなびかたのアイデアの「まなびレシピ」では、スキマ時間を活用する勉強方法『ちょこ勉』に用いることをおすすめしています。(2)「キャンパス ペンのように持ち運べるブッククリップ」 本体をクルっと回転させることでペンのように持ち運べるブッククリップです。左右のクリップで別々に挟むので、開いたページの左右の厚みが違っていても外れにくい仕様となっています。また、上クリップが下クリップに比べて短く半透明なため、ページ上部の文字が隠れにくくなっています。「まなびレシピ」では、教科書に情報を一元管理する勉強方法『メモ勉』に用いることをおすすめしています。(3)「キャンパス スキマに書き足すロールふせん」 教科書や参考書、ノートのスキマにメモやまとめを書き足せるロールタイプのふせんです。好きな長さで切って使うことができ、全面粘着ではがれにくいことが特長です。また、ケース入りで持ち運べるので、ペンケースに入れて持ち運んでもふせんが汚れることを防ぎます。「まなびレシピ」では、教科書に情報を一元管理する勉強方法『メモ勉』に用いることをおすすめしています。(4)「キャンパス よく消えるのに折れにくい消しゴム」 当社独自のハイブリッド製法により、高い消字性と折れにくさを両立した消しゴムです。適度な硬さで狙った箇所をピンポイントで消すことができます。また、当社のインクルーシブな開発プロセス「HOWS DESIGN(ハウズデザイン)」を経て完成した平行四辺形タイプは、手にフィットし、細かい文字も消しやすい設計となっています。広い面の消去に適した長方形タイプと合わせて2タイプを、それぞれM・Sの2サイズ、計4種をラインアップしています。学習シーンの小さなストレスを解消する『ベース文具』としてご提案しています。(5)「キャンパス スタメン文具が仕分けできるペンケース」 「よく使う文具や気分が上がる文具も持っていたいけれど、使用頻度が高い文具が見つけづらい」そのような困りごとを解消するペンケースです。使用頻度の高いスタメン文具は、フロントポケットに仕分けてすぐに取り出せます。約40本収容できる大容量ながら、修正テープなどを収容できる小物ポケットや、ふせんなどの薄物を収容できるふせんポケットなども備えており、整理がしやすい設計となっています。学習シーンの小さなストレスを解消する『ベース文具』としてご提案しています。 以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、764百万円となりました。 4.インテリアリテール事業 当連結会計年度における研究開発費の金額は、17百万円となりました。 5.全社(共通) 次世代の働き方や学び方の研究をベースにコクヨグループの新たな商品やサービスに関しての開発を行い、当連結会計年度における研究開発費の金額は、256百万円となりました。
FY2024|4,270 文字
6【研究開発活動】 当社グループの当連結会計年度における研究開発費の総額は、1,699百万円であり、各セグメントの研究開発活動は、次のとおりであります。 1.ファニチャー事業 多様な個人の価値観を大切にし、一人ひとりが自分らしく働けるような最適なオフィスづくりを伴走型でサポートしていくことに加え、『サステナブル』、『インクルーシブデザイン』に注力し、以下のような商品開発を行いました。(1)新しいワークスタイルを提案する「Any wayシリーズ」 「Any way」は2022年12月に発売された家具ブランドで、シンプルなデザインと鮮やかなカラーリングが特徴です。キャスター付きで簡単に移動でき、柔軟なレイアウト変更が可能です。リブランディングにより、チームでのコラボレーションを促進する「Agile Field」と「Custom Base」の2つのスタイルを提案し、新商品として、スタッキング可能な「Any Chair Stack Stool」、360度キャスター付きの「Any Tool」シリーズ(ホワイトボード、ディスプレイスタンド、スクリーン)をラインアップしました。これらのアイテムは軽量で動かしやすく、チームの活動に合わせてフレキシブルに使用できます。(2)ハイグレードなワークテーブル「SAIBI」「SAIBI-TX」リニューアル 2014年に発売されたハイグレードなテーブルシリーズ「SAIBI」は、細部までこだわり抜いた機能美が好評で、執務空間や会議、役員空間まで広く採用されています。シリーズはモノトーンが特徴の「SAIBI-TX」などに拡大し、今回のリニューアルでは天板のデザインとファブリックのラインアップを刷新しました。「SAIBI」の天板にはより本物の木に近い質感の素材を3種類、「SAIBI-TX」にはマットで温かみのあるカラーの素材を1種類採用しています。ファブリックにはデンマークのKvadrat社の「Re-wool2」や「Autumn」、当社のノート製造端材を活用した「カミカラ」を取り入れました。「Re-wool2」はリサイクルウールを45%使用し、「Autumn」は100%リサイクルポリエステル製です。「カミカラ」は資源循環への挑戦と紙の素材感を活かした日本らしい風合いが特徴です。これにより、「SAIBI」シリーズはグローバルトレンドを取り入れたデザインとサステナビリティを強化し、さらなる進化を遂げています。(3)多様な働き方を支援する「DAYS OFFICE」 「DAYS OFFICE」は、ワーカーのモチベーションとダイバーシティを実現するオフィス家具ブランドです。職場での自然なつながりとボーダレスなコミュニケーションを促進するため、カラー体系をアクセントナチュラル、ライトモダン、コンフォートシックの3テイストにアップデートしました。また、「wired sofa」をリニューアルし、女性や障がいのある方とのワークショップを通じて座奥行や背角度、背パネルの高さを最適化しました。新たに拡充したラウンドタイプは、心地よい距離感を保つことができ、1on1ミーティングや休憩時などに利用できます。張り地カラーは7色、木部は3色から選べ、ライトカーキやモデレートローズなど空間のアクセントになる色合いを揃えました。(4)インクルーシブデザインのプロセスから誕生したカフェチェアー「Hemming」 多目的空間に最適なチェアー「Hemming」は、年齢・性別・体格・障がいの有無など多様な特性を持つユーザーとともにインクルーシブワークショップを通じて作り上げられ、片手でも引きやすいハンドルデザインや、立ち上がりやすい座面形状など、使い心地を徹底的に追求しています。デザインは機能的でありながらもシンプルで、カフェやオープンラウンジ、エントランスなど幅広いシーンに馴染む落ち着いたカラーリングが特徴です。ブラウンやグリーンなどのアースカラー5色をラインアップし、インテリアトレンドを反映しています。また、使用する樹脂材料は15%以上再生材料を使用し、廃棄時には100%単一素材に分解可能な設計で、サステナビリティにも貢献しています。(5)人も家具も活発に動くシーンに適したモバイルバッテリー「Energy bottle」 コロナ禍を経て、ハイブリッドワークやフリーアドレスの浸透により、新しい働き方が定着しつつあります。これに対応するため、電源設備の制約から解放されるモバイルバッテリー「Energy bottle」を開発しました。このバッテリーは、コンパクトかつ軽量で高いモバイル性を持ち、500mlのペットボトルほどのサイズ感で一般的なカップホルダーにも差し込むことができます。バッテリー容量は207.2whで、65WのノートPCをほぼ終日使用可能です。USB Type-Cポートが2口あり、パソコン充電に適した65Wとスマートフォン充電等に適した18Wのポートを備えています。また、バッテリー残量やエラー表示もわかりやすく、安心して使用できます。チャージャーは正方形の形状で、省スペースで設置が可能です。「Energy bottle」を通じて、柔軟で快適な働き方をサポートします。 以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、523百万円となりました。 2.ビジネスサプライ流通事業 当連結会計年度における研究開発費の金額は、0百万円となりました。 3.ステーショナリー事業 顧客のシーンごとに未充足ニーズを見出し、当社ならではの価値ある商品、差別化された商品を世の中に出すことで、お客様に支持され続ける商品づくりを目指しております。 際立った価値を提供できる商品や、新たな着眼点で既存の商品の価値を見直すことにより顧客ニーズに応える商品として、以下の商品を開発・発売しました。(1)置くだけでページを開いておける文鎮「本に寄り添う文鎮」 2022年6月に中高生の声を反映して製作した「本に寄り添う文鎮」は、開いた本に寄り添う形状にすることで分厚い本でも安定して開いた状態を保持でき、また持ち上げるだけで本をめくることができるといった手軽さから、学生の勉強シーンをはじめ、社会人の在宅ワークや資格試験勉強、料理をする際のレシピ本のページを開いておくといった様々なシーンで活用されています。真鍮製と鉄製の2種類をラインアップしています。(2)「洗えるハサミ<サクサ>(キッチン・食洗機対応)」「洗えるハサミ<サクサ>(万能・水洗い対応)」 コロナ禍の巣ごもり需要以降の、機能に特化した用途別ハサミのニーズの高まりを受け、「ハサミ<サクサ>」シリーズに、キッチンやゴミの分別などの生活シーン別の用途を想定した2種をラインアップしました。刃先まで軽い切れ心地を実現する「ハイブリッドアーチ刃」はそのままに、撥水加工を施した刃を採用し、丸ごと洗ってもサビにくく衛生的に使えます。「キッチン・食洗機対応」は、滑って切りにくいものもしっかりと挟みこむギザ刃を搭載し、文具ハサミ同様のコンパクトさが特徴です。食洗機対応でキッチンハサミ初心者をターゲットとしています。「万能・水洗い対応」も、切るものをしっかり挟み込み、滑らず切れるギザ刃を採用し、カーペットなど柔らかく切りにくい布ものから金属やCD・DVDなどの硬い素材まで、快適に切ることができます。(3)「ハサミ<サクサ>」リニューアル 厚いものから薄いものまで軽い力で切れる「ハイブリッドアーチ刃」が特長の「ハサミ<サクサ>」をリニューアルしました。ハンドルに対して刃を傾けることで、ハンドルを開閉するだけで刃と刃の隙間が小さくなるよう作用し、使用者の利き手や技量に関わらない切りやすさを実現する業界初(※)の『傾斜インサート』構造を搭載しました。(※)ハサミ業界における傾斜インサートについて。2023年3月コクヨ調べ。本商品は、当社独自のインクルーシブなものづくりプロセス「HOWS DESIGN(ハウズデザイン)」を取り入れています。開発プロセスで多様な視点を入れることで、より多様なユーザーの快適な使い心地を追求しています。本体のみならず、パッケージでは、多言語表記や音声で情報取得ができる「アクセシブルコード(※)」を表示した紙パッケージを採用しています。(※)アクセシブルコードは、エクスポート・ジャパン株式会社が特許権及び商標権を有します。(4)ノートのようにパッと開き、サッと取り出せる「ペンケース<パンケース>」 使いたい文具が埋もれて取り出しづらいというペンケースの困りごとに注目した、ノートのように開いて中身が一覧できるブックタイプのペンケースです。6つのポケットとストラップホルダーに文具を仕分けて収納することで、どこに何が入っているかが分かりやすい仕様になっています。何も入れていない状態での厚さはわずか3㎝でありながら、ペンの想定収容本数は約18本と大容量かつコンパクトです。表面の素材は、触り心地の良いコーデュロイ素材で仕上げています。(5)携帯に便利なコンパクトサイズ「ソフトリングノート<Sooofa(スーファ)>」A6変形サイズ・A7変形サイズ オン・オフのシーンを問わず使用できるデザインが人気の「ソフトリングノート<Sooofa>」より、A6変形サイズのミニノートタイプと、A7変形サイズのメモタイプを拡充しました。テレワークやフリーアドレスの普及に伴うワークツールの携帯需要に対応し、ポケットなどに入れて持ち運びやすいコンパクトな2サイズをラインアップしました。オフィスの移動シーンで邪魔にならず、机の上でも省スペースに使用できます。手に当たっても気になりにくいやわらかリングを採用しているため、リングに手が当たりやすい横開きもしやすく、パソコンの手前に置いても邪魔にならないため、オンラインミーティングの手元のメモなどにも便利です。 以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、904百万円となりました。 4.インテリアリテール事業 当連結会計年度における研究開発費の金額は、17百万円となりました。 5.全社(共通) 次世代の働き方や学び方の研究をベースにコクヨグループの新たな商品やサービスに関しての開発を行い、当連結会計年度における研究開発費の金額は、254百万円となりました。
FY2023|3,946 文字
6【研究開発活動】 当社グループの当連結会計年度における研究開発費の総額は、1,748百万円であり、各セグメントの研究開発活動は、次のとおりであります。 1.ファニチャー事業 コロナ禍以降、社会や経済等の不確実さが増し、これまでとは異なるさまざまな価値観や働き方が出現しています。在宅勤務の浸透とともにオンライン会議が急増したことによる、オフィスにおける音環境への関心の高まりへの対応を進めたほか、『サステナブル』、『インクルーシブデザイン』に注力し、以下のような商品開発を行いました。(1)多様なワークシーンを最適にサポートする高機能タスクチェアー「Duora2(デュオラ2)」 「Duora2」は、多様なワークシーンをサポートするために開発された高機能タスクチェアーです。2015年に発売した「Duora」は、独自の背もたれ調整機能によりワーカーをサポートし、好評を博しました。「Duora2」では、最新の働き方であるABW(Activity Based Working)に合わせ、レバー操作により3段階で背もたれの下部が前後に可動する「ペルビックアジャストサポート」で、腰部から背中までのサポートを改善しました。また、オートチルトメカニズムを搭載し、前傾姿勢でも快適なサポートを実現しています。体格や作業姿勢に合わせて調整できる可動肘とヘッドレストは、肩や首への負担の軽減に一役買います。座面のデザインやカラーバリエーションも改良し、多様なインテリアスタイルに対応します。(2)ロングライフ設計のワークテーブル「WorkVistaLight(ワークヴィスタライト)」 「WorkVistaLight」は、コロナ禍を経て働き方に新たなスタイルや価値観が生まれたことに対応するため、最新のワークスタイルやデザインのトレンドを取り入れたワークテーブルです。ソロワーク環境を充実させるとともに、コミュニケーションを促進するカジュアルなデザインやセッティングを提供します。WorkVistaシリーズとの互換性があるため、スタンダードなテーブルをカジュアルにアップデートすることが可能です。豊富なバリエーションにより、オフィス空間の長期的な変化に柔軟に対応します。(3)多目的な用途に対応できるセミクローズドタイプブース「WORKPOD TETRA(ワークポッド テトラ)」 「WORKPOD TETRA」は、オンライン会議での音対策や集中作業に適したワークスペースとして大いに好評をいただいている「WORKPOD」シリーズの新商品で、従来のフルクローズドタイプとは異なり、天井・床面のない4面体のローパーティションブースで周囲とゆるやかに繋がるセミクローズドタイプのワークスペースです。設置にあたっては消防申請が不要であり、レイアウト変更や移設をフレキシブルに行えます。高さは、従来のローパーティションよりも高く設計することで、音漏れにも配慮しています。ソロワークから8人用までさまざまなサイズのラインアップがあり、多様な用途に対応します。また、スリムなデザインとカラーバリエーションにより、多様なオフィス空間やデザインに柔軟に対応します。(4)高い吸音率をもつ不燃仕様の壁面施工型吸音壁「ACOUSTIC WALL(アコースティック ウォール)」 「ACOUSTIC WALL」は、オフィスにおける音環境への関心の高まりや、オフィス内装のトレンドの変化に対応した、高い吸音率をもつ不燃仕様の壁面施工型吸音壁です。規定サイズで仕上げられたパネルを取り付ける施工方法により、短工期での設置が可能です。また、不燃クロスを採用しているため、内装制限を気にすることなく個室や会議室、オープン空間、柱回りなどさまざまな場所に広範囲で設置が可能で、空間の残響音の低減にも効果を発揮します。ウォールタイプと、マグネットで簡単に取り付けができるパネルタイプの2種類があります。(5)サステナブル設計のチェアー、「jac.(ジャック)」と「Denn(デン)」の取り扱いを開始 アジア・オセアニア地域で展開している家具メーカーであるZenith社のサステナブル設計の2種類のチェアーの取り扱いを開始しました。カジュアルチェアー「jac.」は、サステナブルな家具の設計を多く手掛けてきたSchamburg + Alvisse(シャンブルク + アルヴィッセ)によるデザインです。再生材や、同社が独自に仕入れた木材を使用し、1脚の販売につき1本の樹木を植える取り組みを行っています。オフィスチェアー「Denn」は、樹脂・スチール・アルミの3種の素材について、再生材の使用率55.9%を実現しました。これは一般的なチェアーの3.5倍の再生材使用量となります。シンプルでオフィスになじむデザインは、世界的に有名なデザインスタジオ、Formway(フォームウェイ)が手掛けました。 以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、465百万円となりました。 2.ビジネスサプライ流通事業 当連結会計年度における研究開発費の金額は、0百万円となりました。 3.ステーショナリー事業 顧客のシーンごとに未充足ニーズを見出し、当社ならではの価値ある商品、差別化された商品を世の中に出すことで、お客様に支持され続ける商品づくりを目指しております。 際立った価値を提供できる商品や、新たな着眼点で既存の商品の価値を見直すことにより顧客ニーズに応える商品として、以下の商品を開発・発売しました。(1)開梱カッターとハサミの機能をあわせ持つ「2Way携帯ハサミ<ハコアケ>」 ECでの購買が増加傾向にあることを背景に、2017年に発売した「2Wayハサミ<ハコアケ>」は、カッターとしても使用できるハサミです。刃がスライドすることでカッターモードとハサミモードに切り替わり、カッターとハサミを持ち替えずにダンボール箱等の開梱作業ができます。「2Way携帯ハサミ<ハコアケ>」は、本体に開梱ガイドをつけ開梱時のカッターとしての使いやすさにこだわったほか、スペースが限られた玄関などにも場所をとらずに置けるコンパクトサイズが特長です。従来の「2Wayハサミ<ハコアケ>」も、お客様からの声に応えて一層使いやすくバージョンアップしています。(2)「書く」を特別な体験にするペン「WPシリーズ」 これまで紙にこだわってきた当社が提案する、書き心地やインクの表現にまでこだわったペンです。砲弾型の樹脂製チップで、文字や図形、イラストを軽やかに書き出せるのが特長の「ファインライター」と、粘度が低いインクと自重で書ける自由な書き心地が特長の「ローラーボール」の2種類をラインアップしています。(3)四角いスポンジヘッドで角まで塗りやすい液体のり「GLOO 液体のり」 紙の角まで塗りやすい四角いスポンジヘッドを採用することで、のりがはみ出しにくく、手や周りを汚しにくい設計を施した液体のりです。「しっかり貼る」タイプとともに、波のようなうねりのない仕上がりで、キレイに接着できるオリジナル処方ののり「シワなくキレイ」タイプも開発し、封筒の封とじや、領収書の貼り付け作業の際の使用時のストレスを軽減します。また、企業や学校、ご家庭でより多く使用されるお客様向けに、コストパフォーマンスや環境に配慮したパウチタイプの「つめ替え補充液」もラインアップに追加しています。(4)ホッチキスで簡単に、石こうボードの壁にマグネットがつけられる「壁につけるマグネット」 水回りの「浮かせる収納」のトレンドを捉え、リビングなどでの壁の活用に注目した商品です。石こうボードの壁にホッチキスでベースとなるシートを打ち付け、その上にスチール板を貼り付けることでマグネットが使える空間を手軽につくり出すことができ、初心者でも気軽に壁のディスプレイを楽しめます。ホッチキスの針で壁に固定するので、壁の損傷を最小限に抑えられます。また、専用ホッチキスにアタッチメントが装着でき、最適な角度で打ち込め、強度を確保します。スチール板とマグネットは、居室空間になじみやすいナチュラルなカラーを採用した丸タイプとバータイプをラインアップしました。丸タイプには軽量なアクセサリーなどを吊り下げられ、バータイプは、溝にポストカードなどを立てかけて飾ることもできます。(5)フラットに開く綴じ製法を採用した「キャンパス フラットが気持ちいいノート(ドット入り罫線)」 無線綴じノートの見開き性を追求したキャンパスノート史上最高(※)にフラットに開くノートです。真ん中のふくらみを手で押さえることなくフラットに開け、左右のページを横断して書けることが特長です。近年のノートをスマートフォンで撮影して振り返り学習に活用するなどのデジタルツールを併用した学習方法のニーズにも対応し、きれいにノートを撮影できます。また、時間に対する効率の良さを重視する傾向が強いことを背景に、学習時間を記録するという新たな学習方法に対応した「タイム記入欄」も設け、勉強時間の見える化を可能にしています。(※)当社「キャンパスノート」無線綴じ商品との比較 以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、953百万円となりました。 4.インテリアリテール事業 当連結会計年度における研究開発費の金額は、21百万円となりました。 5.全社(共通) 次世代の働き方や学び方の研究をベースにコクヨグループの新たな商品やサービスに関しての開発を行い、当連結会計年度における研究開発費の金額は、308百万円となりました。
FY2022|3,992 文字
5【研究開発活動】 当社グループの当連結会計年度における研究開発費の総額は、1,684百万円であり、各セグメントの研究開発活動は、次のとおりであります。 1.ファニチャー事業 新型コロナウイルスをきっかけに、ハイブリッドワークなどのさまざまな働き方が増え、オフィスはこれまで以上に、メンバーとのコラボレーションや相乗効果を生み出す場としての役割を求められております。 それに伴い、オフィスの空間や家具は、レイアウトや使い方に柔軟に対応できる「可変性」と「サステナブル」が必要とされているなか、以下の商品開発を行いました。(1)ココロ弾むオフィスをつくる「Any way(エニーウェイ)」シリーズ 「Any way」は、コミュニケーションを加速させる機動性、気分を高めるカラーリングとシンプルなデザインが特長の家具シリーズです。『グッドデザイン賞BEST100』や『iF Design Award』など各国のデザイン賞を受賞したAnyチェアーを中心にハイスツール、おおらかな座面の2人掛けハイベンチ、薄型天板や細径脚といった、細部までこだわったノイズレスなデザインのテーブル、使用シーンにあわせて自由に動かせ、組み合わせ自在なユニットソファーで構成。本体と同色でデザインしたキャスターを装備することで、チェアーはもちろん、ハイテーブルやソファーまでも簡単に動かすことができ、空間をダイナミックに変えることができます。(2)可変型ソファー「OSFA(オスファ)」 「OSFA」は、使い方やシーンに合わせて選べる機能とデザインが備わる可変型ソファーです。 在宅勤務やテレワークの導入が進むなかで、社員同士のコミュニケーションの活性化を目的に、ゆったりとした雰囲気の中で仕事ができるオフィスラウンジを増やす企業が増えています。パーツを自由に組み合わせて、お好みの形状のソファーを作ることができ、アクティビティに合わせて変更が可能です。背もたれやカフェテーブルは取り外しや移動が容易で、購入後も部材の買い足しや交換により、新たなソファーに変身させることが可能なロングライフ設計です。(3)働く空間にやさしく馴染むカジュアルチェアー「Liite(リーテ)」 「Liite」は、リビングライクなデザインでありながら、背座を傾けることができるチルト機構と包み込み感のあるシェル形状で、長時間の作業をしっかりサポートする「働く」に適した機能も強化したチェアーです。環境保全に配慮した設計を取り入れており、汚れやすい背クッションは、簡単に交換可能のため、永く良い状態でお使いいただけます。さらに背部分の樹脂シェルの素材は、バイオマスプラスチックを使用しており多様化するワークスタイルやインテリアに柔軟に対応しつつ永く愛用できる、サステナブルなカジュアルチェアーです。(4)ラウンジチェアー・テーブルシリーズ「yuimori(ユイモリ)」 当社は2006年から高知県の大正町森林組合(現在の四万十町森林組合)とともに、「結(ゆい)の森プロジェクト」として森林保全活動を行っています。このプロジェクトにより育まれた木材をはじめ、国産木材の活用を通じて人と自然がより良く共生する社会へ貢献することを目指す木製家具ブランド「yuimori」を立ち上げ、知見をもつパートナーとともに開発を進めてまいりました。「yuimori」の第一弾シリーズであるラウンジチェアー・テーブルシリーズは、国産木材を活用した美しく存在感のあるデザインと、オフィスで使える品質が特長の製品です。また、適切な廃棄ができることを意識した設計を行っています。(5)可動式ブース「WORKPOD FLEX(ワークポッドフレックス)」2人用・4人用 「WORKPOD」は電話やWeb会議、作業に最適な個室型のブースです。コロナ禍を受けて、ソーシャルディスタンスの確保や急増したWeb会議での音対策が求められるなかで、「WORKPOD」は2020年7月の発売開始以来、安心で快適なワークスペースとしてたいへん好評を頂き進化をし続けております。「WORKPOD FLEX」は、明快なデザインと豊富なカラーバリエーションで空間やレイアウトに合わせやすいスタンダードモデルで、新たにWeb会議や少人数でのミーティングに最適な2人用と4人用を開発しました。扉の開き(左右)、本体背面のガラス仕様・パネル仕様を選択できるほか、本体カラー10色、内装カラー4色、ソファーカラー6色の豊富なバリエーションから空間やレイアウトに合わせてお好みの「WORKPOD」にアレンジが可能です。利用時は常に換気された状態が保たれワーカーが安心・快適に使用できる性能を有しています。 以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、474百万円となりました。 2.ビジネスサプライ流通事業 当連結会計年度における研究開発費の金額は、0百万円となりました。 3.ステーショナリー事業 顧客のシーンごとに未充足ニーズを見出し、当社ならではの価値ある商品、差別化された商品を世の中に出すことで、お客様に支持され続ける商品づくりを目指しております。 際立った価値を提供できる商品や、新たな着眼点で既存の商品の価値を見直すことにより顧客ニーズに応える商品として、以下の商品を開発・発売しました。(1)テレワークの増加に伴う新たなニーズに対応する「BIZRACK」シリーズ 新型コロナウイルス感染拡大を背景に近年急速に拡大したテレワークによる働く場所の選択肢の増加に伴い発生した新たなニーズに応えるワークツールシリーズです。通勤・移動時の書類や小物の持ち運び、在宅勤務時のワークツールの収納に注目し、A4書類と小物を2つ折りにして持ち運べるクリヤーブックや、筆記台付きのPCスタンドなど計7アイテムをラインアップしました。いずれも働くシーンにも暮らすシーンにもなじみやすいカラーバリエーションとしています。(2)切り心地を正直に追求した高級ハサミ「HASA」 切れ味を洗練させたコクヨ独自設計刃(※HASA-001、002のみ)と、使い心地を追求したハンドル、暮らしに調和する美しい外観が特長の、愛着を持って永く付き合える道具になることを正直に追求した高級ハサミです。刃は、耐久性の高い2段刃付けで、刃同士の接触面積を減らす加工などによって、開閉の軽さ、切り心地の良さを追求。また、製造は刃物作りに100年の歴史を持つ貝印株式会社に委託し、同社のベトナム工場で1本1本丁寧に仕上げられています。バリエーションは、切りたいものの種類や使用シーンに合わせ、「強力」「強力・ロング」「紙・工作用」の3種を用意しています。(3)書類がすっきり分けられるクリップホルダー 医療・介護現場での立ち仕事におけるニーズから生まれたクリップボードです。A4書類を3つのポケットに仕分けできる3段ポケットや、立ちながらの作業でも片手で書類が出し入れしやすいよう端が浮いたポケット、奥の書類が取り出しやすいインデックスなど現場で使いやすい機能が搭載されています。このような機能が好評で、発売から9か月で目標の2倍以上の国内販売数を達成。『2022年度グッドデザイン賞』の受賞や、GetNavi主催『文房具総選挙2022』(ワン・パブリッシング)での、総合3位、「記録する」部門1位獲得など、大きな反響を受け、より広いシーンでの使用が可能な黒色も2022年11月にラインアップに追加しました。(4)テープのり<ドットライナーフリック> 内部設計の最適化により、業界最小クラスの本体サイズを実現したつめ替えタイプのテープのりです。キャップにはバネを内蔵した新機構の「フリックキャップ」を搭載することにより、横方向に開閉させ、ペンケースの中でキャップが開いてしまうことを防ぎながら、使用時はワンアクションでスムーズに開けることを可能にしています。のり面にホコリやごみがつきにくいフルカバーキャップと、テープ長さ12mの容量ながらコンパクトな仕様は、ペンケースに入れて持ち運んで使うことが多い学生にも使いやすくなっています。(5)「キャンパス ノートのように使えるバインダー」(2×2リング) 筆記後にページを自由に差し替えられるバインダーノート本来の良さはそのままに、リングが上下に分かれていることで、ルーズリーフを抜き差しせず綴じたまま筆記をしてもリングが手に当たりにくく、ノート感覚で使えるバインダーノートです。最大40枚の収容を可能としながら、スリムな設計を実現し、薄くて軽いので、教科ごとにバインダーを分けるという複数教科持ちがしやすくなっています。(6)タイトルブレーンクロス 顧客へ提出する資料や共有資料を多く扱う建設・工事業、官公庁・福祉、製造、サービス等の業界を中心に、見栄えも良く、作業効率も良いとの理由から根強い需要のあるラベルプリンタの従来品「タイトルブレーン2」を全面リニューアルし、機能を強化しました。従来品に比べ印刷時間を約20%削減しただけではなく、キーボードや液晶画面の改良、予測変換機能を搭載し、長文入力がしやすくなりました。また、100種類以上のコクヨラベルに対応しており、1台で入力・編集・印刷まで完結します。 以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、869百万円となりました。 4.インテリアリテール事業 当連結会計年度における研究開発費の金額は、12百万円となりました。 5.全社(共通) 次世代の働き方や学び方の研究をベースにコクヨグループの新たな商品やサービスに関しての開発を行い、当連結会計年度における研究開発費の金額は、328百万円となりました。
FY2021|3,812 文字
5【研究開発活動】 当社グループの当連結会計年度における研究開発費の総額は、1,621百万円であり、各セグメントの研究開発活動は、次のとおりであります。 1.空間価値ドメイン働き方改革の推進やコロナ禍を受けてワーカーの働き方は大きく変容し、ワークスタイルの進化は加速、多様化しています。同時にサスティナブルな社会を実現するため環境への配慮を取り入れた製品が求められる中、以下の商品開発を行いました。(1)タスクチェアー「Monet(モネット)」 「Monet」は、多様化するワークスタイルやインテリアにフレキシブルに対応しながら永く愛用することができる、サスティナブルなチェアーです。ワークスタイルやインテリアトレンドにマッチする3万通りを超える組み合わせのベースとなる構造体は、オフィス家具ならではのすぐれた耐久性を持っており、座面や背もたれなどのパーツを交換することで、常に最適な状態で使用することができるロングライフ設計を取り入れています。部品の少量化・軽量化、梱包の効率化等により、サプライチェーン全般に関わる二酸化炭素排出量を、当社同等従来品比で約13%削減しました。(2)パネルブースシステム「Fore(フォーレ)」 「Fore」は、高い吸音性能をもつパネル素材を採用し、音環境に配慮したパネルブースシステムです。テレワークが急増する一方で、オフィスでのコミュニケーションはより価値のあるものと考えられるようになりました。同時に、Web会議の普及に伴ってオフィスには快適な音環境が求められています。特徴的な凸凹の素材で、見た目にも吸音効果が感じられるとともに、ワーカー同士の会話を促す居心地の良いデザインとなっています。本製品は、快適な音環境と居心地の良さへのこだわりによって、ワーカー同士のコミュニケーション促進に貢献します。(3)コミュニケーションツール「MAXHUB(マックスハブ)」 「MAXHUB」は、新たな課題として顕在化しつつある相互コミュニケーションにフォーカスを当てた商品です。Web会議、ホワイトボード、プレゼンテーションの3つの機能を1台に集約、高解像度カメラ・8m先まで収音可能なマイクを搭載したコミュニケーションツールです。ホワイトボードや投影した資料には書き込みが可能なので、相互コミュニケーションができ、リアルでもリモートでもリアルタイムに正確な意思疎通が図れます。コロナ禍だけでなくポストコロナに向けて、会議のアクティブ化、ひいては働き方のアップデートに貢献します。(4)可動式ブース「WORKPOD FLEX(ワークポッドフレックス)」 「WORKPOD FLEX」は、電話やWeb会議、一人での作業に最適な個室型のブースです。外観や外装等にシンプルで明快なデザインを採用、多様な空間やレイアウトに対応できるよう、豊富なカラーバリエーションを持ち、背面はパネル仕様とガラス仕様、ドアは右開きと左開きの各2種と外観を用意するとともにソファータイプ、チェアータイプ、スタンディングタイプの3種類から、用途に合わせて選ぶことができます。また、内部の空気循環と温度上昇抑制に配慮した機械給気方式を採用し、人感センサーによって利用時は常に換気された状態が保たれます。調光機能付きLEDライトや卓上コンセント等、ワークに集中できる標準装備も充実しています。(5)仕事と生活を楽しむワーキングチェアー「ingLIFE(イングライフ)」 「ingLIFE」は、仕事や学習、食事、ゲームなどの自宅での様々なシーンに対応したチェアーです。体の微細な動きに合わせて座面が360°揺れ動くことで、長時間心地よく座っていることのできるグライディング機能を搭載。体重に合わせて動きが調整されるため、大人だけでなく子どもの使用にも適しており、あらゆる体型・姿勢を心地よくサポートします。リビング空間に馴染むよう考えられたデザインを特徴としており、1脚は大人の仕事用、もう1脚は子どもの勉強用などに設置し、空間をシェアしながら一緒に集中しやすい環境を整えることが可能です。(6)チームシンキング家具 「チームで生み出す、クリエイティビティにあふれる場」をコンセプトに開発した商品です。さまざまな動きにフィットし、よりアクティブな姿勢になれる昇降スツール「Join(ジョイン)」、持ち運び、ストックがしやすい軽量ホワイトボード「Mobile Whiteboard(モバイルホワイトボード)」、チーム用モバイル収納「Carrio(キャリオ)」、昇降フラップテーブル「INITIA(イニシア)」を中心に、スライド式パネル「frein(フレイン)」、オフィス用電源供給アイテム「エナジーシリーズ」等で構成、組みあわせて使用します。近年、多くの企業でオフィス勤務だけでなく在宅勤務なども取り入れたリモートワークが普及してきていますが、社員間コミュニケーションの不足や、それによる組織・チーム力低下への不安を抱える企業も増えており、社内プロジェクト等を進める、「チームで集まれる場」への注目が高まっています。 以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、520百万円となりました。 2.ビジネスサプライドメイン 当連結会計年度における研究開発費の金額は、0百万円となりました。 3.グローバルステーショナリードメイン 顧客のシーンごとに未充足ニーズを見出し、当社ならではの価値ある商品、差別化された商品を世の中に出すことで、お客様に支持され続ける商品づくりを目指しております。 際立った価値を提供できる商品や、新たな着眼点で既存の商品の価値を見直すことにより顧客ニーズに応える商品として、以下の商品を開発・発売しました。(1)ビジネスバッグ&アクセサリーブランド「THIRD FIELD」 「さぁ、オフィスを持ちだそう」をブランドメッセージとして掲げ、収納用品としての移動中の快適さに、仕事中に活用できる機能を加えることにより、近年急速に浸透する場所を選ばない働き方(Activity Based Working)の環境作りをサポートするビジネスバッグ&アクセサリーブランドです。自立する機能を持ち省スペースで使用できる「スタンドバックパック」など計5アイテムをラインアップしました。(2)紙とペンの組み合わせから書き心地をデザインした「PERPANEP」 「紙とペンの巧みな出会い」をコンセプトに、これまで培ってきた紙の抄造技術を元に開発した「ツルツル」「さらさら」「ザラザラ」3種の紙質から選べるノートとペンの新ブランドです。デジタル化による生産性・効率性の向上が進む一方、今日、クリエイティブを豊かにするプロセスとして手で「書く」ことに改めて注目が集まっており、1908年に和帳(和式帳簿)の製造を開始して以来、110年余りにわたって「書く」ことに真摯に向き合ってきた経験を活かし、紙とペンの相性が生む「書き心地」までデザインしました。(3)キャンパスノートのための修正テープ 多くの学生が使用しているキャンパスノートの中紙にテープの色を合わせ、修正した箇所を目立ちにくくしたキャンパスノートのための修正テープです。テープの太さもノートのA罫・B罫の幅に合わせているので、はみ出すことなくぴったり修正することができます。さらに、業界初*の「メタルプレート」を採用することで、プレートのしなりによって、より良いテープの切れと定着を実現しています。 *当社調べ(4)本当の定規 コクヨデザインアワード2014優秀賞受賞の「本当の定規」は、一般的な定規のように「太さ(幅)がある線」ではなく、幾何学の定義でいうところの線=「太さ(幅)がない線」で目盛りを表現した定規です。2017年に商品化され、コクヨ公式オンラインショップ「コクヨショーケース」とコクヨ直営ショップ「THINK OF THINGS」の限られたチャネルでの取り扱いを行っていましたが、多くのユーザーからの支持を得たことから、全国に販路を拡大しての販売を開始いたしました。(5)オール紙ファイルシリーズ 製品のすべてを紙で作ったファイリング用品<オール紙>シリーズを2004年から提供してきましたが、持続可能な社会を目指す環境意識の高まりを受け、フラットファイル(厚とじ)とペーパーホルダー(窓付き)を新たにラインアップに追加しました。フラットファイル(厚とじ)は、とじ具の押さえ板に紙パルプを水溶性のでんぷんで固めた紙成型品を使用しており、200枚までの書類を収容することができます。ペーパーホルダー(窓付き)には、トレーシングペーパー製の窓をつけることで、書類を入れたままでも内容が確認できるようになっています。また、色によって書類が分類できるように、5色のカラーバリエーションをご用意しています。 以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、824百万円となりました。 4.その他 当連結会計年度における研究開発費の金額は、19百万円となりました。 5.全社(共通) 次世代の働き方や学び方の研究をベースにコクヨグループの新たな商品やサービスに関しての開発を行い、当連結会計年度における研究開発費の金額は、256百万円となりました。
FY2020|3,639 文字
5【研究開発活動】 当社グループの当連結会計年度における研究開発費の総額は、1,395百万円であり、各セグメントの研究開発活動は、次のとおりであります。 1.空間価値ドメイン 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、私たちの生活は様変わりし、働き方にも大きな変化をもたらしています。 リアルなオフィスからオンラインへワークプレースは拡張され、在宅ワーク、ペーパーレス、Web会議など新しい働き方に対し柔軟で変化に対応するオフィス環境作りをめざし、以下の商品を開発・製品化しました。(1)ワークステーション「SOLANA(ソラナ)」 コロナ禍におけるオフィス環境での安心安全をコンセプトに企画開発した、当社独自の新しい発想のワークステーションです。天板表面には、5本のスリットが設けられています。スリットには高さのあるパネルや植栽を差し込んで安心感を向上、タブレットを差し込み、自席でクイックにリモート会議をすることも可能です。これらのアイテムは容易に付け外しができ、環境変化やモードにあわせて、周囲との心地よい距離感を備えたチームテーブルから、高集中のパーソナルスペースに切替えることが柔軟にできます。テーブルの天板にはメラミン天板、集成材天板、抗菌・抗ウイルスメラミン天板を用意しました。(2)オフィスチェアー「Elua(エルア)」 豊富なカラーバリエーションとカジュアルな空間に馴染むオフィスチェアーです。快適なワークをサポートする基本性能として、体圧を分散させるため、座クッションの底面に溝形状を施しています。それにより前方への滑りも防ぎ、長時間の使用でも快適な座り心地を実現しました。また背もたれ上部に手掛けを設けていますので、チェアーを移動しやすくするとともに、直接背もたれに触れないことで、張地の汚れ等の軽減をサポートします。(3)飛沫拡散防止パネル「FocusPanel(フォーカスパネル)」 吸音素材のパネルが周囲の視線をしっかりガード、集中ワークやWeb会議に適した簡単に自分だけの空間を作れるパネルブースです。前後に動かすだけでこもり感や作業スペースが調整できるだけでなく、「折り返し」形状を採用することで、オフィス内での飛沫感染予防対策を追求、飛沫の流れを可視化した実験を通じて高さの有効性も確認しています。また、アクリルタイプのパネルは、ご使用のデスクやテーブル、デスクトップパネルに設置でき、円滑なコミュニケーション維持することができるシリーズです。(4)会議用テーブル「エアトリーブ」 ~会話で発生する飛沫・呼気を吸引~ オフィスの会議シーンの会話で生じる飛沫や呼気を吸引し、室内への飛沫の拡散を防止する会議テーブルです。社員同士の気軽な雑談や相談、お客様との商談や社内での重要な意思決定を伴う会議など、これまでオフィス内の個室を利用して当たり前に行われていたフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションは行いにくくなっています。天板下に電子式集塵フィルターを内蔵した空気清浄ユニットを搭載し、天板中央の吸引部から毎秒2.5メートルの風の流れを発生させることで、会話で生じる飛沫や呼気を吸い込み、室内への飛沫の拡散を防ぎます。さらに、空気清浄ユニットが毎分15㎥(ユニット1台あたり)の風量で空気のろ過もするので、室内の衛生面での安心感を与えます。(5)建材製品「WORK POD(ワークポッド)」 働き方や気分に合わせてオフィス内で手軽に1人用のワークスペースを確保できる製品です。Web会議や集中作業に適し、換気に配慮したクローズド環境を構築でき、周囲への音漏れを気にせずに集中できる空間を実現します。約30秒間毎に室内の空気を入れ替える自動換気機能を備えた「熱感知式消火器付き」と「天井オープン」の2種類があり、それぞれに、電話やメールチェック等の軽作業に適したスタンディング仕様と、WEB会議や資料作成等の集中作業に適したソファー仕様を用意しました。複数台並べても美しく納まるフレームデザインと、空間の雰囲気に合わせて選べる豊富なカラーバリエーションも特長です。オフィスの中に設置するだけで、働き方に合わせたモードチェンジが可能です。(6)スタジアムチェアー「Centura(センチュラ)」 奥行きが少なく、コンパクトなフォルムでありながら、安定感のある座り心地を実現したスタジアムチェアーです。脚部の位置に制約を受けないレールシステムを採用することで、自由度の高いレイアウト設計が可能です。またカラーバリエーションは17色あり、スタジアムに様々な彩りを演出できます。 なお、当社「Centura」は、2020年1月1日に正式オープンされた国立競技場(観客席数約6万席)に、納品(※)しました。 ※納品は国立競技場向けの特別仕様品です。当社が一般販売する標準品とは異なります。以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、415百万円となりました。2.ビジネスサプライドメイン 当連結会計年度における研究開発費の金額は、1百万円となりました。 3.グローバルステーショナリードメイン 顧客のシーンごとに未充足ニーズを見出し、当社ならではの価値ある商品、差別化された商品を世の中に出すことで、お客様に支持され続ける商品づくりを目指しております。 際立った価値を提供できる商品や、新たな着眼点で既存の商品の価値を見直すことにより顧客ニーズに応える商品として、以下の商品を開発・発売しました。(1)キャンパス ソフトリングノート 2015年の発売以来シリーズ累計1,500万冊を突破(2020年6月末時点)したソフトリングノートのやわらかリングを採用した、キャンパスノートの新ラインです。近年、タブレット授業や配布プリントの増加により机上面のスペース不足が顕在化しており、折り返してコンパクトに使用できるリングノートの需要が伸びています。やわらかリングは手に当たっても痛くなりにくく、学生に適した美しく書くことをサポートするドット入り罫線や、教科や用途別に色分けしやすくトレンド感も意識した優しいニュアンスカラーの表紙など学生ならではのニーズに応える仕様となっています。(2)ツールペンケース「ピープ」 お気に入りのスタメン文具をおしゃれに見せることのできる、インナーケース付きの透明ペンケースです。近年、中高生を中心に学びのモチベーションを高めるためにSNSを活用してお気に入りの文房具の写真を投稿するユーザーが増加しており、透明のフロントポケットには使用頻度が高く見た目もお気に入りの“スタメン文具”を、インナーポケットには機能性重視の文具や小物類を、というように「見せる」と「隠す」の両立を実現することで、中高生の新たなニーズに応えています。(3)2トーンカラーマーカー「マークタス」 ノートにまとまり感の出る組み合わせの2色を1つのペン先に採用したマーキングペンです。同系色で強弱のつけられる“カラータイプ”とカラーとグレーインクが1本になった“グレータイプ”をラインアップしており、絶妙なニュアンスカラーで、簡単にノートがすっきりまとまります。発売前からSNS等で話題となり大きな反響を頂いたことから、ラインマーカーと極細ペンが1本になった2ウェイカラーマーカーも同シリーズから追加で発売いたしました。(4)白と黒で書くノート 2018年コクヨデザインアワードにて優秀賞を受賞した、視覚が持つ境界を利用した新感覚のノートです。灰色の紙に黒と白の文字を書くことで、大切な部分を際立たせたり、周辺情報を十分に記せたり、光と影を描いたりと、ノートの新しい使い心地を生み出します。東京・千駄ヶ谷のショップ&カフェ「THINK OF THINGS」及びコクヨオンラインショップ「コクヨショーケース」限定での販売にもかかわらず大変多くのお客様にご購入頂き、高い評価を得ています。(5)感染症対策用品 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、ビジネスシーンで活用できる感染症対策用品を発売いたしました。ファイル製品に使用されるPETシートや発泡PPシートを用いた「フェイスシールド」や、クリヤーホルダーの加工技術を応用した「コンパクトに折りたためるマスクケース」、使い捨ての来客用名札として使用できる「1片ずつ切り離せる衣服用名札ラベル」など、文具製造のノウハウを活用した製品をラインアップしています。以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、819百万円となりました。 4.その他 当連結会計年度における研究開発費の金額は、14百万円となりました。 5.全社(共通) 次世代の働き方や学び方の研究をベースにコクヨグループの新たな商品やサービスに関しての開発を行い、当連結会計年度における研究開発費の金額は、144百万円となりました。
FY2019|3,424 文字
5【研究開発活動】 当社グループの当連結会計年度における研究開発費の総額は、1,327百万円であり、各セグメントの研究開発活動は、次のとおりであります。 1.空間価値ドメイン 働き方改革やストレスチェックの義務化、WELL認証の広がりなど企業がワーカーの心身の健康を積極的にサポートすることが重要になってくる中「アタマ・ココロ・カラダ」のエビデンスに裏付けられた環境作りをめざし、以下の商品を開発・製品化しました。(1)オフィス家具ブランド「inGREEN(イングリーン)」 カフェやシェアオフィスなどオフィス以外の場所でも仕事ができる時代を迎え、あえてオフィスと対極にあるアウトドアで余暇を過ごすような雰囲気を想起させる、ワーカーがそれぞれのユニークを持ち寄って自然体でコミュニケーションができる、そんなワークスタイルを目指したシリーズです。 各構成は、テント、テーブル、チェアー、スツール、スクリーン等を用意しました。それぞれがオフィス家具としての品質、使いやすさにこだわった仕上がりで、オフィスとは思えない自然の雰囲気で、ワーカーが自分らしさを持ち寄り、「働く」を楽しみながら、新たな価値を生み出すワークスタイルを提供します。(2)ソロワークブース「dop(ドップ)」 オープンで開放感があるオフィスにおいて、個人ワークでの集中ワークやリラックスモードでの思考をサポートすることを目指したソロワークブースです。 仕事内容(集中、パソコンやタブレット操作等)やモードに合わせて、身体を前傾の姿勢や後傾の姿勢をとれるように、無段階に調節が可能な電動リクライニング機能を備えています。 リクライニング機能は座面や背もたれが連動して作動し、またヘッドレストやフットレストが付属するため、身体全体をしっかりとサポートすることができます。(3)角度調整できる電動昇降テーブル「SEQUENCE-TILT(シークエンスチルト)」 上下昇降機能に加えて、デスク天板の傾斜角度を調整できる機能を備えた、新しい発想の電動昇降テーブルです。 スタンディングワークでも座り姿勢でも、デスク天板の高さと角度を、一人ひとりの体格に合わせることで、身体にやさしい姿勢をサポートすることができます。特にパソコンワークでは、デスク天板を傾斜させることで首の前傾角度が垂直に近くなると共に、視線角度も改善します。 オフィスワーカーの「すべての姿勢を叶える1台を。」をコンセプトに、既存の当社オフィスチェアー「ing」や角度調整型ワークステーション「UPTIS」等とともに、当社独自の健康的なワークスタイルを提案します。(4)タスクチェアー「FABRE(ファブレ)」 これまでのオフィスチェアーの概念を覆す、薄く丸みを帯びた背座一体の軽快なデザインで、カジュアルなオフィス空間にも調和するタスクチェアーです。デスクワークに必要な座り心地と骨盤サポート機能を備えており、耐久性のある弾性糸メッシュに、モールドウレタンを重ねた座面構造が、長時間にわたる作業でも常に身体を支えます。 また、座る人に最適に調整されるオートアジャストロッキングメカが、座る人に合わせてリクライニングの強さを自動で調整します。張地は、カジュアルからシックな空間に調和する11色のカラーを用意し、縫製仕上げはプレーンタイプ、ストライプタイプを用意しました。(5)軽量チェアー「KATE(ケイト)」 実用金属の中でも非常に軽量なマグネシウムを採用しており、1台当たりの重量約2.3㎏の軽量化を実現した持ち運びしやすく、ラウンジやコミュニケーション空間に調和するデザインの軽量チェアーです。 驚くほどの軽量感なので、ラウンジや多目的スペースなどの多様なレイアウト設定を行う空間で、スピーディーに持ち運びやレイアウト変更が行えます。また空間全体に軽快な印象を与えるようなデザインを採用し、4本脚の直線的なデザインと、背座の緩やかなカーブで、全体のフォルムをすっきりとした仕上がりにしています。バリエーションは、ヌードタイプと座パッド付タイプの2種類とともに、5色のカラーバリエーションを用意しました。最大4台までのスタッキングが可能です。 さらに、本体は持ち運びに便利なハンドル付きで、使用しない時はコンパクトに折りたたむことが可能です。以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、449百万円となりました。 2.ビジネスサプライドメイン 当連結会計年度における研究開発費の金額は、24百万円となりました。 3.グローバルステーショナリードメイン 顧客のシーンごとに未充足ニーズを見出し、当社ならではの価値ある商品、差別化された商品を世の中に出すことで、お客様に支持され続ける商品づくりを目指しております。 際立った価値を提供できる商品や、新たな着眼点で既存の商品の価値を見直すことにより顧客ニーズに応える商品として、以下の商品を開発・発売しました。(1)ライフアクセサリー「KOKUYO ME」 自分らしさにこだわりのあるアクティブワーカーをターゲットに、コクヨがこだわってきた「使いやすさ」と「機能性」に加えて、「最新のデザイン性(カラー、素材)」を追求した新ブランドです。 「Life Accessories」をコンセプトに、アクセサリー感覚でアイテムの組合せを楽しみながら、持つ人をいつもより少し個性的に魅せる新しい文具シリーズの第一弾として、ノートやペン、テープのりなどアクティブワーカーをサポートする10アイテム45品番をラインアップしました。(2)キャンパス プリントもとじやすい2穴ルーズリーフバインダー 手書きのルーズリーフと授業で配布されるプリントをまとめて整理したいという学生の困りごとを解決するために、ルーズリーフを抜き差ししやすく、めくりやすい新開発のとじ具を採用した2穴ルーズリーフバインダーです。 スリムでありながら100枚まで収納でき、なおかつ手で持った状態でもめくりやすい工夫が施されています。(3)キャンパス まとめがはかどるノートふせん キャンパスノートと同じ原紙を用い、ノートと同じドット罫線にすることで、学習内容をノートと一体感を保ってきれいに書き足すことができ、見やすくまとめられる“ノートタイプのふせん”です。 「ノートのスペースが足りなくてあと数行が書ききれないが、同じページにまとめたい」というときに、ワンアクションでノートの端に筆記スペースをつけたせて、きれいに内側に折りたたむことができます。(4)女子文具シリーズ コクヨの強みである「創業100年を超える歴史」「ユニークで独自性のある商品」「紙製品を中心とする製造ノウハウ」を活かしつつ、文具好きの女性にとってかわいく楽しみながら使っていただける「女子文具シリーズ」です。 歴史あるコクヨ定番商品をミニサイズの文具にアレンジした「レトロブング」、旅の計画や記録をまとめた“旅しおり”作りをサポートする「旅する野帳」、和紙の風合いを活かした手のひらサイズの一筆箋「ほんのキモチ箋」の3シリーズをラインアップしました。(5)「もちはこ」シリーズ 働き方改革により、ワーカーのライフスタイルやライフステージに適した働き方の選択肢が広がり、フリーアドレスやクリアデスクの増加、時間や場所を選ばないフレキシブルな働き方の増加など、仕事に必要なツールを持ち運ぶニーズが高まっています。 「もちはこ」は、多様化する働き方にあわせ、ビジネスツールをまとめて収納し、働く場所まで持ち運び、仕事する際には必要なツールが見やすく取り出しやすい、ビジネスツールの持ち運びをサポートする新シリーズです。 ラインアップは、パソコンや書類をまとめて収納できる社内移動に適したバッグ「モ・バコ アップ」、デスク周りのワークツールをひとまとめにして立てて使えるツールペンスタンド「ハコビズ」、ペン以外の小物も収納できるツールペンケース「ネオクリッツシェルフ」の3アイテムです。以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、769百万円となりました。 4.全社共通 次世代の働き方や学び方の研究をベースにコクヨグループの新たな商品やサービスに関しての開発を行い、当連結会計年度における研究開発費の金額は、83百万円となりました。
FY2018|3,627 文字
5【研究開発活動】 当社グループの当連結会計年度における研究開発費の総額は、1,450百万円であり、各セグメントの研究開発活動は、次のとおりであります。 1.ステーショナリー関連事業 顧客のシーンごとに未充足ニーズを見出し、当社ならではの価値ある商品、差別化された商品を世の中に出すことで、お客様に支持され続ける商品づくりを目指しております。 際立った価値を提供できる商品や、新たな着眼点で既存の商品の価値を見直すことにより顧客ニーズに応える商品として、以下の商品を開発・発売しました。(1)接着用品の新ブランド「GLOO」 「“貼る”ってこんなに変われる」をコンセプトに、「貼る」という行為を単なる作業ではなく、新しい価値を生む創造的な行為と位置付け、使うたびに心地よく、そばに置きたくなるプロダクトを目指した、まったく新しいブランドです。 商品ラインアップは、「角までぬりやすいスティックのり」「持ち方えらべるテープのり」「色が消える瞬間接着剤」「片手で軽く切りやすいテープカッター」の4アイテム、31品番をそろえました。(2)ソフトリング®ノート<Biz>(エッジタイトル) 独自開発のやわらかい樹脂製リングを採用した「ソフトリング®ノート」からビジネスシーンで使いやすい「エッジタイトル罫線」入りのノートです。 「ソフトリング®ノート」は、リングノートでありながら、筆記時にリングが手に当たっても気になりにくいことで好評いただき、発売以降、累計700万冊以上を販売している新感覚のノートです。 新たにラインアップに加えたのは、ビジネスシーンでも活用しやすい「エッジタイトル罫線」を採用したシリーズです。ページの端に日付とタイトルが書ける欄があり、見たい記録が探しやすくなっています。日付とタイトルが本文の文頭の目安となるため、1ページの中に複数の案件を書いてもきれいに整理ができます。また、表紙に特殊なニス加工を施すことで、エンボスされたような表情を生み、高級感を出しています。ラインアップはエッジタイトル罫入りの中横罫・ドット入り罫・方眼罫で、それぞれセミB5・A5サイズからお選びいただけます。(3)キャンパス プリントをつなぐシール<チョイタス> かわいくノートが整理できる、プリントとノートをつなぐシールです。 メモしたページの横にプリントをつなげられるので、プリントとノートが一緒に見やすくなります。シールの台紙の中央にはミシン目が入っており、シールの半分だけをつまみ取り、ミシン目の端をノートやプリントの端に合わせることで、シールを真ん中でまっすぐきれいに貼ることができます。ラインアップは、定番4柄、限定6柄のかわいいデザインです。(4)キャンパス スタディプランナー(ルーズリーフ) 勉強のスケジュール管理に役立つ罫線を入れたルーズリーフです。 ラインアップは、罫内容の違いによってデイリー罫(3種類)とウィークリー罫(1種類)の合計4種類です。その日1日の勉強内容を見える化でき、何時に何を勉強するかの色分けが可能な「デイリー罫 みえる化タイプ」、デコレーションにおすすめのピンクの罫線「デイリー罫 みえる化タイプ・ガーリー」、記入スペースが広く、その日1日に勉強する内容を詳しくリストアップできる「デイリー罫 リスト化タイプ」、見開きで1週間の勉強予定をひとまとめに確認できる「ウィークリー罫 みえる化タイプ」の中から、用途に応じて選べます。また、デイリー罫の裏面はドット入り罫線になっており、その日の勉強のまとめなどに使うことができます。(5)バッグインバッグ<Bizrack up> 整理のしやすさが好評の<Bizrack(ビズラック)>シリーズの、より使いやすく機能を進化させたバッグインバッグです。 本体生地には、風合いのある杢調(もくちょう)の生地、内側には収容物が見やすい明るい色の生地を採用しています。また、書類の仕分けがしやすい仕切りが付いているほか、バッグの中ではフラップを開いたまま使用できるよう背面にフラップ収納用ポケットを付け、収容物を取り出しやすくしました。サイズは、A4ヨコ、A4タテ、A5、A6の4種類、それぞれ4色(ネイビー、ブラック、アイスブルー、ブラウン)をラインアップしています。以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、899百万円となりました。 2.ファニチャー関連事業 働き方改革や健康経営などに対する社会の関心が高まる中、「be Unique」をキーワードに心身ともに健康な人々がユニークな発想を生み企業を強くし、そして、その働き方をコクヨのユニークな家具やオフィスがサポートする、というメッセージを込めて、以下の商品を開発・発売しました。(1)ワークテーブル「SENTIR(センティア)」 リビングやカフェのように居心地がよく、自分らしく働くことができる空間をイメージしながら、ファッションのコーディネートをするような感覚で天板や脚部の仕様や表面仕上げを選択できる、今までのオフィス家具にはない発想を取り入れたワークテーブルです。 当社独自の革新的な技術による表面仕上げ製法を採用し、カラーや素材の最新トレンドにあわせた2,000通り以上のデザインバリエーションの中から常に今求められるデザインを見つけることができます。 まるでオーダーメイドのような選び方がスタンダードで手に入る、従来のオフィス家具の概念を変えるチャレンジを実現しました。(2)会議イス「All in One(オールインワン)」 メモ台と収納が一体となったオールインワン機能を有しており、アクティブでフレキシブルなミーティングを創出できると同時にスペースの効率化にも寄与する会議イスです。 メモ台はカップホルダーやタブレット置きを備えたA3用紙が平置きできる大型天板を採用しています。また、カバンなどをかけるためのフックも備えています。これらの持ち回り品を快適にセットできるオールインワン機能によりテーブルレスミーティングを実現します。さらに、出入りしやすいシェル形状と回転機構のメモ台により、スムーズな立ち座りをサポートしています。バリエーションは、背座樹脂、座クッション、張りぐるみタイプの3種類を用意しました。(3)ダイニングチェアー「Mycket(ミケット)」 あらゆる空間にマッチする豊富なバリエーションを有し、座り心地と使いやすさも兼ね備えたダイニングチェアーです。樹脂シェルや木目、クッションなどの豊富なシートバリエーションに、キャスタータイプやハイチェアータイプ、木脚など5種類のベースを組み合わせることができます。そのバリエーションは526通りにもなり、多様な空間イメージに対応できます。さらにバリエーションだけでなく、パッド付きタイプの座には厚みのあるウレタンクッションを採用したほか、4本脚の椅子を引く際に気になる床との「びびり音」を軽減するために新仕様の脚端を設けるなど、座り心地と使いやすさにも配慮しています。(4)ニットスクリーン「Manitto(マニット)」 リビングテイストになじむ温かみのある「一体編みニット」を採用しており、軽やかな印象でふんわりと空間を囲うことができるスクリーンです。スクリーンの奥がほのかに透けて見えるため、完全に目線を遮断することなく一体感のある広々としたスペースを演出します。 フレーム内側のマグネットにより2枚、3枚とスクリーンを簡単につなげることができ、初めての方でも容易にレイアウト変更を行うことが可能です。また回転脚を使えば、スクリーン1枚でも自立させて使用できるほか、形状はストレートタイプに加えてカーブがニットの美しさを際立たせるL型タイプもご用意しました。(5)タブレットスタンド「TAB MEE(タブミー)」 タブレット端末を使ったビデオ通話や閲覧時に、端末の画面角度や高さを好みの位置に調整できるタブレットスタンドです。 角度や高さの調整に加え、周りの音が気になる環境でも音を聞き取りやすくできるタブレット取付用スピーカーパーツを付属しています。また、本体脚部のトレイにライト点灯したスマートフォンを設置することで、ビデオ通話時に自身の顔映りを明るくすることができます。 さらに、本体は持ち運びに便利なハンドル付きで、使用しない時はコンパクトに折りたたむことが可能です。以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、439百万円となりました。 3.通販・小売関連事業 当連結会計年度における研究開発費の金額は、30百万円となりました。 4.全社共通 次世代の働き方や学び方の研究をベースにコクヨグループの新たな商品やサービスに関しての開発を行い、当連結会計年度における研究開発費の金額は、80百万円となりました。
FY2017|3,870 文字
6【研究開発活動】 当社グループの当連結会計年度における研究開発費の総額は、1,497百万円であり、各セグメントの研究開発活動は、次のとおりであります。 1.ステーショナリー関連事業 顧客のシーン毎に未充足ニーズを見出し、当社ならではの価値ある商品、差別化された商品を世の中に出すことで、お客様に支持され続ける商品づくりを目指しております。 当社ならではの価値ある商品として、際立った価値を提供できる商品や、新たな着眼点で既存の商品の価値を見直すことにより顧客ニーズに応える商品として、以下の商品を開発・発売しました。(1)ファイリングシリーズ<NEOS>(ネオス) 現在のオフィスに適した機能・デザイン・カラーに進化した新定番のファイリングシリーズです。仕様面では、A4リフィル(クリヤーポケット)がスッキリとじられる2穴ファイル、タテ・ヨコ使い分けられるファイルボックスなど、新たな機能を施しました。デザイン・カラーの面では保管時にもオフィスの美観にマッチさせるという点を意識しました。フラットファイル・チューブファイル・リングファイル・ファイルボックス・ファイルボックス(スタンドタイプ)・個別フォルダー・収納ボックスの7アイテムを揃えました。(2)ファイル用品シリーズ<KaTaSu>(カタス) 個人書類を整理・活用するための「クリヤーホルダー」を中心としたファイル用品シリーズです。<KaTaSu>は書類整理のコツである、見出しを書く(Ka)・立てる(Ta)・捨てる(Su)ということから名付けた商品です。「書く」という点では、付せんやラベルで簡単にしっかり見出しをつけられる「インデックスホルダー」を中心に、クリヤーホルダー専用の「ラベル」も用意しました。また、その見出しがつけられたクリヤーホルダーを複数枚まとめるための「グルーピングホルダー」にも、大型の背見出し紙がついており探しやすくなっています。「立つ」という点では、書類を立たせて省スペースで保管できる、上下可動取っ手付きの「ファイルボックス」とファスナーを開け、立てて使用もできる「ドキュメントバッグ」があります。書類の見出しを「書く」ことと、保管時に「立てる」ことで検索性が上がり、「捨てる」書類も見つけやすくなります。(3)キャンパスノート<スマートキャンパス> 従来のキャンパスノートより厚みを薄く、軽くしながらも、裏うつりしにくく、書き心地なめらかなコクヨオリジナル原紙を使用したノートです。罫線は、美しく書くことをサポートする「ドット入り罫線」と小学生向けに「方眼罫」を採用しています。学校へ持っていく荷物の軽量化に役立ちます。(4)2WAYハサミ<ハコアケ> 一本でハサミとカッターの二通りの使い方ができるハサミです。刃を閉じたままカッターのように引いて切れる「ハコアケモード」を搭載しており、ダンボール箱の開梱シーンで活躍します。「ハコアケモード」とは、スイッチをスライドしながらハンドルを握ることで刃先から刃が出てくる仕組みで、ダンボール箱の開梱時には刃を閉じたまま引いてテープを切ることが可能です。その時の刃の飛び出し量は最大1mmで、箱の中身を傷つけにくい仕様となっています。また、ダンボール箱の中身の袋やタグなどを切るシーンでは、ハサミとして使用することで、一連の開梱作業をスムーズに進めることができます。(5)テープカッター<カルカット>(クリップタイプ) マスキングテープを手間なくきれいに切れる、クリップタイプのテープカッターです。クリップのようにマスキングテープに挟むだけでセットでき、複数のマスキングテープを使う際にも簡単に付け替えができます。特殊加工を施した「カルカット刃」を採用しているため、切ったテープの切り口はまっすぐきれいに仕上がります。さらに、テープに付けたまま保管できるので、テープを切る際にハサミを取り出す手間を省くことができます。(6)選べるボールペン<エラベルノ> ボディとインクの組み合わせを自分で選んでお気に入りの1本をつくれるボールペンです。ボディのグリップは手の大きさや筆圧、持ち方によって選べる、太め・標準・細めの3タイプがあり、カラーはそれぞれクリヤーとスモークの2色があります。インクは書き心地の好みや用途によって選べる、なめらかでにじみにくい「シルキー油性」と、軽く書けて鮮やかな「エアリーゲル」の2タイプがあり、ボール径はそれぞれ0.5mm・0.7mm、カラーは黒・赤・青・ブルーブラック(ブルーブラックはエアリーゲルのみ)があります。(7)ペンケース<シェルブロ> 大容量なのに目的のペンが見つけやすいペンケースです。ペンが約35本分入る収容力がありながら、開けると内面が広がって見える新開発のシェル型構造で、取り出したいペンがすぐに見つかります。閉じているときは手になじむすっきりとしたフォルムです。内側には、定規や付せんなどを収容できるメッシュポケットが付いており、ペンケースの中を整理しやすくなっています。ペンケースとしてだけでなく、ガジェットなどのツールケースや、ポーチとしてもおすすめです。以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、973百万円となりました。 2.ファニチャー関連事業 「止まらないオフィス」をキーワードに、オフィスにいながら場所に縛られずに自分のリズムで働くことができ、無意識に体が動き、心身ともに健やかでいられる。人と人が自然に集まり、自由につながって交流できる。そんなワークスタイルとワークスペースを提案するために、以下の商品を開発・発売しました。(1)“座る”の概念を変えるイス「ing(イング)」 体の微細な動きに合わせて360°自由に揺れる「グライディング・メカ」により、前傾や後傾から左右のひねりにまで追随し、座面が自然にスイングするイノベーティブなイスです。昨今、長時間着座による健康への悪影響が指摘される中で、座っている状態でも体の動きを止めない「ing」は働き方改革の新たなステージにもつながる可能性を秘めた商品です。(2)オフィスラウンジ家具 計5商品 執務環境の多様化とともに高まっている「執務エリア以外でも快適にワークしたい」というニーズに応える、家のような居心地の良さと公共空間のような多様性を兼ね備え、自然なコミュニケーションを促すオフィスラウンジ家具群です。集中と偶発的な対話を両立させるテーブルシリーズ「Region(リージョン)」、“余白”と“緩衝”の組み合わせで交流と集中をコントロールできるシステムソファー「Collesso(コレッソ)」、ソファーに座った後傾姿勢でも快適なパーソナルテーブル「Perso(ペルソ)」、リラックスしながらも思考を止めずにリラックス&ワークを叶えるブラウジングチェアー「Notion(ノーション)」、立位でも座位でも書きやすいホワイトボード「MOBI-bo(モビーボ)」、これらを中心にその他の当社既存商品を組み合わせた構成が可能です。(3)会議イス「Spline(スプライン)」 オフィス空間から大学等の教育施設におけるセミナールームや講義室、多目的スペースでの使用を意図した会議イスです。体圧分散性を向上させた背シェルと復元性の高い弾性糸入りメッシュを採用した座面によって長時間の使用にも適しており、バリエーションはサークル脚タイプ3種(標準スタック)とキャスタータイプ2種の全5種を用意しました。(4)パーソナルロッカー「iNON(イノン)」 ワーカー・職種毎に異なるロッカーの使用状態について当社がリサーチを重ねた結果、独自の機能を取り入れたパーソナルロッカーです。小物を整理しやすい扉裏トレーや庫内を有効活用できる庫内トレー等、収納に対するワーカーの要望・工夫に応えています。また、様々な空間やインテリアに馴染みやすいシンプルでモダンなデザインを採用し、並べた際に整然と美しく見えるよう意匠にもこだわりました。 また、店舗関連製品では、店舗の生産性向上に貢献できる独自の機能を持った商品づくり、という基本姿勢のもと、研究開発活動を行いました。主に食品スーパー等の小売事業者向けに、下記商品を上市しました。(1)「ベーカリートレイホルダー」 主に小型スーパー等の小売事業者向けに、インストアベーカリー売場(店舗内併設のパン売り場)の持ち帰り用トレイを一枚ずつ取り出しやすく、衛生的に設置できる什器です。(2)「トライボプレート」 主に食品スーパー等の小売事業者向けに、店舗等のカウンター天板上に貼付して、天板上の載置物を滑らかに可動させるプレートです。潤滑性を備えた樹脂プレートで、独自開発した凹凸の表面形状で摩擦抵抗を軽減させ、その表面上で滑らかに滑動させることができます。小売店等の業態における働き方の視点で、取り扱う「カゴ・箱・商品」の移動オペレーションを見直し、現場の作業負荷を軽減して生産性向上をサポートする商品です。以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、424百万円となりました。 3.通販・小売関連事業 当連結会計年度における研究開発費の金額は、22百万円となりました。 4.全社共通 次世代の働き方や学び方の研究をベースにコクヨグループの新たな商品やサービスに関しての開発を行い、当連結会計年度における研究開発費の金額は、76百万円となりました。
FY2016|3,117 文字
6【研究開発活動】 当社グループの当連結会計年度における研究開発費の総額は、1,499百万円であり、各セグメントの研究開発活動は、次のとおりであります。 1.ステーショナリー関連事業 顧客のシーン毎に未充足ニーズを見出し、当社ならではの価値ある商品、差別化された商品を世の中に出すことで、お客様に支持され続ける商品づくりを目指しております。 当社ならではの価値ある商品として、際立った価値を提供できる商品や、新たな着眼点で既存の商品の価値を見直すことにより顧客ニーズに応える商品として、以下の商品を開発・発売しました。(1)キャンパスノート(ドット入り罫線・無地) 社会人の自己成長をサポートするためのノートとして、前年に大人向けキャンパスノートの第1弾である「キャンパスノート(方眼罫)」を発売し、好評を得ました。社会人は学生と違い、ノートをとる目的も内容も様々であり、そのパターン毎に適した罫線があるという調査結果から、第2弾として「ドット入り罫線」と「無地」を追加しました。「ドット入り罫線」は、罫線上に等間隔に並んだドットが、文字や図形を美しく書くことのサポートとなるため、会議の議事録や打ち合わせの内容を書き取る時などに適しています。「無地」は罫線に縛られることなく自由に書けるため、考えやアイデアを書き出してまとめる時に使い勝手のよいものとなっています。表紙は細かい地模様(ハニカム柄)とマットな表面加工の落ち着いた雰囲気のデザインで、ビジネスシーンによく馴染みます。(2)鉛筆シャープTypeS 金属ペン先を採用することで、よりしっかり安定した書き心地を実現した、鉛筆シャープの新しいシリーズです。グリップの先端部分は六角形のラバーグリップとなっており、しっかり握って筆記することができます。また、持ち歩きに便利なクリップや、くり出し消しゴムが付いています。アイデアの整理や資料の構想のまとめなどのビジネスシーンに最適です。(3)ペンケース<ウィズプラス> 社内・社外の移動時には手帳と一緒にスムーズに持ち運べ、デスクで集中して業務に取り組みたい時にはペントレーとして使える、ビジネスのさまざまなシーンで活躍する新しいタイプのペンケースです。ペンケース本体にはコーナーベルトが付いており、手帳やノートにはさんで持ち運びしやすくなっています。また、ペンケースの外側にはフロントポケットがあり、よく使うペンをすばやく取り出せます。(4)モバイルバッグ<mo・baco>(モバコ) フリーアドレス制で働くワーカーに最適なバッグです。PC・マウス・電源ケーブルや手帳・ペンケース・書類など、個人で必要とする荷物をしまえる収容力に加え、卓上では中身が見やすく取り出しやすいように、前部分が開く仕様となっています。また、ファイルボックスサイズを基準としているため、ロッカー内に収めやすくなっています。(5)クリヤーホルダーブック<ノビータ> クリヤーホルダー型のポケットが1冊になった固定式ファイルです。クリヤーホルダーの出し入れのしやすさはそのままに、大量の書類を1冊で管理することができます。また、書類の量に応じて背幅が変わるため、かさばらずにすっきり保管することが可能です。ポケットには書類の脱落を防止するストッパーが付いており、保管や持ち運びにおけるポケットからの書類の飛び出しを防ぎます。(6)テープのり<ドットライナーワイド> のりがドット(点)状に粘着することで、のりの切れが良く、手軽に美しくのり付けができるドットライナーシリーズの新商品です。一般的なテープのり(幅8.4mm)の約2.3倍となる幅20mmの極太タイプで、特に大型封筒ののり付け作業に適しています。ドットライナーのスタンダードタイプと本体が共通であるため、本体を1つ持っていれば、つめ替え用テープの交換だけでスタンダード・ワイドのどちらも使用することができます。 以上の結果、当連結会計年度の研究開発費の金額は、996百万円となりました。 2.ファニチャー関連事業 お客様の働く・学ぶシーンに着目し、そのお客様に響く価値を見極めて付加した商品を提案することを目指して研究開発活動を行っております。 ここちよく働ける、明るく、開放的な新しいオフィス空間のために「人中心の過ごしやすさ」「緩やかにつながる」「モードで選ぶ」をコンセプトにした以下の商品を開発・発売しました。(1)スクリーンブース「inframe(インフレーム)」 居心地のよいリビングテイストの執務空間を構成できるスクリーンブースです。ワンユニット構造であるため、置くだけで簡単にワーカーが心地よく過ごせ、周囲との緩やかなつながりを感じさせる空間を演出することができます。(2)ファブリックスクリーン「stripel(ストライプル)」 縦方向に一定間隔で配置したフィンとベースの一体型で、置くだけで緩やかに境界線を作り、リビングテイストの抜け感のある空間を構成できる、新しい発想のファブリックスクリーンです。フィンはフェルト地(芯材:アルミ)で覆われており、ソフトな触り心地です。オフィス内のミーティングスペースやラウンジ等、多様な用途の空間を豊かな採光や解放感で演出します。(3)ミーティングチェアー&ソファー「COODE(コーデ)」 リビングテイストのミーティングエリアやラウンジを構成できるミーティングチェアー&ソファーです。ミーティングチェアーは、座面の前後で硬度の異なるクッションを配置し、安定した姿勢保持と包み込み感の両立を実現しました。また、ソファーは、リビングテイストのデザインと風合いのある張り地を採用しています。(4)テーブル付きソファー「interval(インターバル)」 スクリーンパネルが付いたテーブル付きソファーです。ソファー本体は周囲をクッション素材のスクリーンパネルで囲い、肘部から一体になったテーブル天板と2口コンセントが設えられ、仕事の合間等で気分をリフレッシュしつつ、快適にワークができる構造です。 また、店舗関連製品では、店舗の生産性向上に貢献できる独自の機能を持った商品づくり、という基本姿勢のもと、研究開発活動を行っております。主に食品スーパー等の小売事業者向けに、下記商品を上市しました。(1)惣菜袋専用ケース「デリカバッグケース」 主に惣菜売場で使用する惣菜袋を、箱型形状のケースで包み、惣菜袋を整列して収納することができるケースです。惣菜売場空間の清潔感を演出しながら、惣菜袋を保管することができます。(2)店舗用カート「ショッピングパートナー2」 主に食品スーパーやドラッグストア等の小売事業者向けの店舗用カートです。「ショッピングパートナー」と同様に、軽量で小回りがきく、コンパクトなデザインでありながら、本体に買い物カゴを上下2段まで載置できます。(3)「CSアップ棚」「CSスライドステージ」 コンパクトストア向け店舗什器「CSシリーズ」に、施工不要で什器の最上段に簡単に設置できる在庫棚「CSアップ棚」と、再下段でスライドするステージ棚「CSスライドステージ」を追加しました。 以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、409百万円となりました。 3.通販・小売関連事業 当連結会計年度における研究開発費の金額は、21百万円となりました。 4.全社共通 次世代の働き方や学び方の研究をベースにコクヨグループの新たな商品やサービスに関しての開発を行い、当連結会計年度における研究開発費の金額は、72百万円となりました。