研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
| 2025-03 |
- |
3 |
| 2024-03 |
- |
5 |
| 2023-03 |
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4 |
| 2022-03 |
- |
1 |
| 2021-03 |
- |
1 |
研究開発活動(本文)
FY2025|2,149 文字
6 【研究開発活動】当社グループにおいて、研究開発活動は主に当社が行っております。なお、当社グループの研究開発活動は、以下のとおりであります。当社グループの研究開発は、既存事業分野で急務となっている研究課題はもとより、中期経営計画に基づく新規事業分野への進出、さらには長期的成長の基盤となる基礎研究にも努めております。当社のコアビジネスである住宅・建材分野では、マーケティングを通じてSDGs宣言に則した商品群別ターゲットを設定し、顧客ニーズをつかみ共感を生む価値ある商品開発を目標に、保有技術・資源をベースとしつつ、さらに新技術を活用した研究開発活動を推進しております。当連結会計年度の研究開発費用として1,016百万円投入しました。左記の額を事業のセグメントに区分することは困難でありますので、省略しております。当連結会計年度における主要課題及び研究成果は、次のとおりであります。(1) 建築資材事業での取り組み① 新たな住まい浴室リフォーム「ヨクリーノ」に、新たにカウンター「パコット」と簡易内窓「フクマド」を追加しました。どちらも後付け施工が簡単で、本体を取り外して掃除しやすい工夫がされています。環境配慮再生木の『プラスッド』シリーズでは、表層エンボス加工で木目調の意匠性を高めた「PWルーバー彫プラス」と「PWデッキND彫プラス」を発売いたしました。更なる意匠性の向上を目的として、有名建築設計事務所監修のもと、経時変化した木の意匠を施したデザインデッキ材の開発に取り組みました。環境配慮型商品ブランド『Fukuvalue』では、国が推進するウッドチェンジに合わせた木材利用を促進する活動の一環として、内装制限のかからない床に木質材料のパーティクルボードを用いたOAフロアを発売いたしました。建築現場廃材や林地残材を再利用したパーティクルボードを使用することにより、現行品と比べ約55%のCO2排出量を削減することができます。既存製品の材料を環境に配慮したものに変更する取り組みや、新たなアイテム開発を推進しています。② オフィス&ファクトリー工場衛生製品『PLANTOOL』シリーズでは、R巾木のソリッドラインにコーキングとの取り合いを向上させた「100ポケット」と、衝撃対応用の高さ追加品として「DX250」を新たに発売しました。さらに、結露対策の親水性コーティングを施した軽量天井化粧パネル「シズクリア不燃」を発売しました。不燃認定材料であること、水滴落下の軽減や清掃性等から、大浴場や、蒸気が発生する食品工場等で異物混入につながる水滴落下を軽減する天井材として幅広い箇所での採用を見込んでおります。 (2)CSE事業での取り組み① オフィス&ファクトリー物流施設や倉庫・工場でのフォークリフトや、かご台車の柱への衝突を回避させる視認材「樹脂製コーナーガード100」を開発しました。軽量な樹脂製で切断加工が容易なうえ、適度なクッション性により衝突時のダメージを軽減します。また、生産性向上に向けた取り組みにも注力しました。② モビリティ樹脂製イルミネーション部材である「光ガイディングバー」の性能向上に取り組み、自動車最新モデルへの採用が決まりました。また人力に頼らない自動判定設備を導入して、100%良品提供を実現するとともに、省人化による生産コスト削減も推進しました。③ その他顧客要望を具現化した3つの機能性樹脂「メタリック意匠を実現するフクメタル」、「高摺動性を発現するPlaslip」、「耐熱性能を大きく向上させたハイヒート」を用いた製品の拡販に注力しました。特にハイヒートに関しては、汎用の塩ビ樹脂では課題となっていた夏季の気温上昇に対する低伸縮性を実現した配合技術を完成させることができました。また、内装化粧シートに不燃性を付与する改良を行い、不燃認定を取得しています。 (3)精密事業での取り組み精密化工品では、反射防止パネル「ハーツラスAR」の更なる製品性能向上と新たな市場開拓に注力しました。「車載用途」では、市場が求める新たな付加価値を加えた新製品を開発しました。「非車載用途」でも、カスタマイズ対応や検査や加工といった後工程を自社内に取り込み、より顧客に寄り添った活動を実施し、精密ビジネス事業拡大において今後に繋がる成果が期待されます。 (4)グローバル事業での取り組み① 北米市場向け 米国現法のブランド製品である「Tilt-Up・Precast工法資材」の開発として、ラスティケーション製品(面木・目地棒)の意匠性や施工性を向上させる新製品の開発に取り組みました。また、施工性を向上させるPrecastパネル固定ビス下地材を開発しました。同じく米国現法ブランド製品として、「断熱材固定枠材」を開発しました。施工性の向上だけでなく、意匠性も兼ね備えた製品の設計開発を推し進めました。② ASEAN市場向け点検口枠製品の現地要望に合わせた大型サイズ開発や、既存建材品の現地納まりに合わせた施工方法の開発などに注力しました。 今後も顧客ニーズをつかみ共感を生む価値ある商品開発を念頭に、快適・安心・安全を提供できるような開発推進にチャレンジしてまいります。
FY2024|1,975 文字
6 【研究開発活動】当社グループにおいて、研究開発活動は主に当社が行っております。なお、当社グループの研究開発活動は、以下のとおりであります。当社グループの研究開発は、既存事業分野で急務となっている研究課題はもとより、中期経営計画に基づく新規事業分野への進出、更には長期的成長の基盤となる基礎研究にも努めております。当社のコアビジネスである住宅・建材分野では、マーケティングを通じてSDGs宣言に則した商品群別ターゲットを設定し、顧客ニーズをつかみ共感を生む価値ある商品開発を目標に、保有技術・資源をベースとしつつ、さらに新技術を活用した研究開発活動を推進しております。当連結会計年度の研究開発費用として1,133百万円投入しました。左記の額を事業のセグメントに区分することは困難でありますので、省略しております。 当連結会計年度における主要課題及び研究成果は、次のとおりであります。(1) 建築資材事業での取り組み①環境関連製品として、国産間伐材を有効利用した木粉樹脂を原料として使用した再生木プラスッドの戸建て用デッキの表面エンボスを付け意匠性を高めた「ソライエデッキ彫PLUS」を開発しました。また「クリーンOAフロアTN-30、TN-100」、「プラスッド デッキND、ルーバーJF3050」、「フリーフロアーE-CP」について、製品の全ライフサイクルステージにわたる環境情報を定量的に開示する環境ラベルのエコリーフを新たに追加取得しました。②既存住宅の浴室リフォーム「ヨクリーノ」の商品アイテム拡充として、コンパクトサイズの浴室収納棚「シェルファインS」、浴室用床シート「あんからプラス」に単色(クリーム、ピンク、ライトグレー)を追加しました。また新たに浴室カウンター「Pacott(パコット)」を開発しました。③食品工場・医薬品工場・厨房等の施設向けに販売してきております不燃R巾木の新企画として、シーリングを十分量施工が可能な「ソリッドライン100ポケット」、台車等による強い衝撃にも耐えうる38㎜厚の「ソリッドラインDX250」を追加開発いたしました。 (2)産業資材事業での取り組み①精密化工品では、反射防止パネル「ハーツラスAR」の更なる製品性能向上と新たな市場開拓に注力しました。「車載用途」では、市場が求める新たな付加価値を加えた新製品を開発しました。「非車載用途」でも、カスタマイズ対応や検査や加工といった後工程を自社内に取り込み、より顧客に寄り添った活動を実施し、精密ビジネス事業拡大において今後に繋がる成果が期待されます。②物流施設向けの樹脂製フォークガードに、バリエーションの追加や配合見直し(物性向上とコストダウンを両立)等を実施し、大きく売上を伸ばせました。③業界最高品質の樹脂製イルミネーション部材開発を目標として「光ガイディングバー」の発光性向上に取り組み、車載用途に採用が決まり量産を開始しました。④顧客から要望された物性や意匠性を備えた機能性配合3つ「メタリック調配合であるフクメタル」「高摺動なPlaslip」「従来のPVCより耐熱性能が優れたハイヒート」を完成させ、顧客への採用が広がってきています。⑤ビニル系床材において、客先で廃棄される現物見本やデッドストックなどを回収・再利用した床材の開発に取り組み、実現場での施工確認を行いました。今後、生産及び品質の安定化に向けた研究を行ってまいります。⑥不燃性を付与した内装化粧シートの開発を進め、不燃認定を取得いたしました。今年度中の発売を予定しております。 (3)その他①コロナ渦が終焉を迎え、まちに人が多く集まることを見据えて、公共空間向け屋外家具ブランド「ファンダライン」に2種類のベンチを追加し、ラインナップを拡充しました。また、次世代型のベンチを見据えて、照明、充電、情報提供の機能を付与させたスマートベンチを長瀬産業株式会社、キャプテックス株式会社と共同で開発し、実証実験を開始しました。再生木材「プラスッド」を使用したベンチに、蓄電池に車載用バッテリーをリユースするなど、リサイクル、リユースをコンセプトとしており、循環型社会と安心安全な社会の実現に貢献していきます。②熱可塑性炭素繊維複合材(CFRTP)の生産性向上と製造コスト低減を目的に、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受けて、熱可塑性プリプレグシートのフィルム製膜からプレス成形までの一貫製造プロセスの量産化技術開発に引き続き取り組んでおります。モビリティなどの軽量高強度が求められる部材への展開を目指します。 今後も顧客ニーズをつかみ共感を生む価値ある商品開発を念頭に、快適・安心・安全を提供できるような開発推進にチャレンジしてまいります。
FY2023|1,866 文字
6 【研究開発活動】当社グループにおいて、研究開発活動は主に当社が行っております。なお、当社グループの研究開発活動は、以下のとおりであります。当社グループの研究開発は、既存事業分野で急務となっている研究課題はもとより、中期経営計画に基づく新規事業分野への進出、さらには長期的成長の基盤となる基礎研究にも努めております。当社のコアビジネスである住宅・建材分野では、マーケティングを通じてSDGs宣言に則した商品群別ターゲットを設定し、顧客ニーズをつかみ共感を生む価値ある商品開発を目標に、保有技術・資源をベースとしつつ、さらに新技術を活用した研究開発活動を推進しております。当連結会計年度の研究開発費用として1,152百万円投入しました。左記の額を事業のセグメントに区分することは困難でありますので、省略しております。 当連結会計年度における主要課題及び研究成果は、次のとおりであります。(1) 建築資材事業での取り組み環境対応を念頭に新製品の開発に取り組むとともに、食品工場など、新分野である非住宅建築の新製品探索•開発に注力しました。①環境対応として、オフィス空間の配線や増設を容易に行えるフリーアクセスフロア「クリーンOAフロア TN-50」について製品の全ライフサイクルステージにわたる環境情報を定量的に開示する「エコリーフ環境ラベル」を取得しました。また、海洋プラスチックゴミで問題となっている漁網や車のエアバック、結束バンドなどをリサイクルした原材料を使用した、集合住宅向け二重床「フリーフロアー資源循環型支持脚」を発売しました。②食品工場など非住宅施設向けに販売してきたGRC押出成形による不燃R巾木の新規格「ソリッドライン200」の上市に加え、樹脂製にて台車などに対する低温耐衝撃性を付加した製品「プロテクトライン15」、「クリーンライン100-30R」を追加しました。③新型コロナウイルスの影響がやわらぎ、まちに人が多く集まる機会の増加を見据えて、公共空間向け屋外家具ブランド「ファンダライン」に、「より身近に、より使いやすく」をコンセプトにしたベンチ2種とプランター1種の3アイテムを新たに追加しました。 (2)産業資材事業での取り組み当事業の取り組みとして、「唯一無二の高付加価値製品による差別化」「ソリューション営業とグローバル市場展開」を目指し、光学コーティング技術により「視認性」・「安全性」の向上など、社会の発展に貢献する製品開発を行っております。また、2種類以上の樹脂を同時に用いる共押出成形技術により、成長を続ける産業界に求められる高性能・高付加価値のある樹脂製品の開発にも取り組んでおります。①精密化工品では、反射防止パネル「ハーツラスAR」の製品性能向上をはかり、「車載表示器」や「カメラレンズ、センサー、モニター等の電子機器」の保護パネルとしての採用拡大に努めております。また、防曇性や抗ウイルス性といった新たな機能を付加した製品開発にも取り組んでおります。 ②物流施設や倉庫・工場向け樹脂製フォークガードを開発し、販売を開始しました。当製品は、高い視認性によるフォークリフトの壁面への衝突回避を目的とし、鋼鉄製のフォークガードに比べ軽量で、搬入作業の負担が軽減されるだけでなく、現場での施工や切断等の加工が容易となっております。また、樹脂練り込み着色のため、塗装の様な塗膜剥がれがなく、錆びないため長期間使用可能な特長を有しております。製品高さ175mmおよび200mmの2サイズをラインナップしております。③ビニル系の床材・壁材において、客先で廃棄される現物見本やデッドストックなどを回収・再利用した床材の開発に取り組んでおります。また、不燃性を付与した腰壁シートの開発も進めております。 (3)その他近年、カーボンニュートラルに対する意識が高まり、省エネルギーへの取り組みやリサイクル可能な材料開発が重要視される中で、熱可塑性炭素繊維複合材(CFRTP)の生産性向上と製造コスト低減を目的に、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受けて、熱可塑性プリプレグシートのフィルム製膜からプレス成形までの一貫製造プロセスの量産化技術開発に引き続き取り組んでおります。モビリティなどの軽量高強度が求められる部品への展開を目指します。 今後も顧客ニーズをつかみ共感を生む価値ある商品開発を念頭に、快適・安心・安全を提供できるような開発推進にチャレンジしてまいります。
FY2022|1,957 文字
5 【研究開発活動】当社グループにおいて、研究開発活動は主に当社が行っております。なお、当社グループの研究開発活動は、以下のとおりであります。当社グループの研究開発は、既存事業分野で急務となっている研究課題はもとより、中期経営計画に基づく新規事業分野への進出、更には長期的成長の基盤となる基礎研究にも努めております。当社のコアビジネスである住宅・建材分野では、マーケティングを通じてSDGs宣言に則した商品群別ターゲットを設定し、顧客ニーズをつかみ共感を生む価値ある商品開発を目標に、保有技術・資源をベースとしつつ、さらに新技術を活用した研究開発活動を推進しております。当連結会計年度の研究開発費用として947百万円投入しました。左記の額を事業のセグメントに区分することは困難でありますので、省略しております。 当連結会計年度における主要課題及び研究成果は、次のとおりであります。(1) 建築資材事業での取り組み主力の製品群に絞り販売シェア率向上を目的に組織された「シェアアップチーム」と連携し、マーケティングを重視した新製品の開発に継続して取り組むとともに、食品工場など、新分野である非住宅建築の新製品探索・開発に注力しました。また、これら製品開発にあたりSDGsを念頭にしたコンセプトメイクを推進しました。① 当社のコア技術である押出成形にて素材に抗菌・抗ウィルス剤を練り込み、機能性を付加した浴室向け開口枠 「UB枠」抗菌・抗ウイルス仕様を上市しました。また、カウンターや框、窓台等に採用されているアクリル人工大理石「ケンジュール」について、SIAA認証抗菌仕様を新規ラインナップしました。② 業界最高水準の断熱性を誇るフェノールフォーム断熱材「フェノバボード」に石こうボードや木質板材を一体化したリフォームパネル工法「フェノバ―ボードR」をラインナップしました。既存住宅、建築の断熱性を大幅に向上させ、CO2削減に貢献する製品です。③ 食品工場など非住宅施設向けに販売してきたGRC押出成形による不燃R巾木の新規格、「ソリッドラインDX200」「ソリッドラインDX300」を上市しました。衛生面、防虫面の向上に加え、耐熱性、台車などに対する耐衝撃性を付加した製品です。④コロナ禍での屋外空間の使い方の変化や超高齢化社会によるまちなかでの休息空間の必要性などの背景を踏まえ、当社の保有技術である人工木材「プラスッド」を使用した屋外家具「ファンダライン」の販売を開始しました。ベンチ、テーブル、プランター、ポスタースタンドの4種類を揃え、まちなかになじむデザインと家具の組み合わせにより、様々な空間を提供することができます。 (2)産業資材事業での取り組み 当事業の取り組みとして、「唯一無二の高付加価値製品による差別化」「ソリューション営業とグローバル市場展開」を目指し、光学コーティング技術により「視認性」・「安全性」の向上など、社会の発展に貢献する製品開発を行っております。また、2種類以上の樹脂を同時に用いる共押出成形技術により、成長を続ける産業界に求められる高性能・高付加価値のある樹脂製品の開発にも取り組んでおります。① 車載表示器用カバー等で実績のある反射防止パネル「ハーツラスAR」において、機能性(反射防止性能UP、防眩性、近赤外域対応、防汚性)を付与した製品群をラインナップし営業活動を推進しております。更に、タッチパネル向けとしてガラス素材を用いた「ハーツラスARG」の開発にも注力し、近い将来の商品化を目指しております。② 業界最高品質の樹脂製イルミネーション部材開発を目標として、「光ガイディングバー」の発光性向上に取り組んでおります。金型構造の見直しと光学特性に優れた原材料の選定および添加剤の調整により発光性能を改善しました。とりわけ、自動車業界から要望のあった屈曲使用時の均一発光性が向上しました。今後は自動車業界のみならず、幅広い用途への展開を考えております。 (3)その他近年、カーボンニュートラルに対する意識が高まり、省エネルギーへの取り組みやリサイクル可能な材料開発が重要視される中で、熱可塑性炭素繊維複合材(CFRTP)の生産性向上と製造コスト低減を目的に、熱可塑性薄層プリプレグシートを用いたフィルム製膜からプレス成形までの一貫製造プロセスの量産化技術確立のため、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成金を受けた開発に取り組んでおります。モビリティなどの軽量高強度が求められる部品への展開を目指します。 今後も顧客ニーズをつかみ共感を生む価値ある商品開発を念頭に、快適・安心・安全を提供できるような開発推進にチャレンジしてまいります。
FY2021|1,814 文字
5 【研究開発活動】当社グループにおいて、研究開発活動は主に当社が行っております。なお、当社グループの研究開発活動は、以下のとおりであります。当社グループの研究開発は、既存事業分野で急務となっている研究課題はもとより、中期経営戦略に基づく新規事業分野への進出、更には長期的成長の基盤となる基礎研究にも努めております。当社のコアビジネスである住宅・建材分野では、マーケティングを通じて商品群別ターゲットを設定し、顧客ニーズをつかみ共感を生む価値ある商品開発を目標に、当社が保有する技術・資源をベースとしつつ、さらに新技術を活用した研究開発活動を推進しております。当連結会計年度の研究開発費用として764百万円投入しました。左記の額を事業のセグメントに区分することは困難でありますので、省略しております。 当連結会計年度における主要課題及び研究成果は、次のとおりであります。(1) 建築資材事業での取り組み当年度は、主力の製品群に絞り販売シェア率向上を目的とし組織された「シェアアップチーム」と連携し、マーケティングを重視した新製品の開発、さらに食品工場や保育施設など、特に非住宅建築分野の新製品開発に注力しました。① コロナ禍による注目を受け、浴室向け開口枠 「UB枠」および浴室向け樹脂製壁 ・天井材「バスパネル」の抗菌・抗ウイルス仕様を開発し 、抗菌仕様を先行し上市しました。「UB枠」は素材に抗菌剤を練り込み当社の得意とする押出成形にて、「バスパネル」はコーティング技術によって機能性を付加しています。② コーティング技術を生かして「バスパネル」に親水性を付与し、天井から結露水の落下を防止する「親水バスパネル」も上市しました。③ 保育施設向けとして子供たちの安全性・快適性を考慮し開発、発売したクッション性を持つ腰壁シート「ベリーウェイ」および、 クッション性と防汚性、躯体の保護性を合わせ持つ壁の出隅部分向けコーナー材「ピュアナガード」がキッズデザイン賞を受賞しました。使う側の目線に立った開発が認められたものと自負しています。 (2)産業資材事業での取り組み当事業の取り組みの一つとして、「唯一無二の高付加価値製品による差別化」「ソリューション営業とグローバル市場展開」を目指し、光学コーティング技術により「視認性」・「安全性」の向上など付加価値を創出し、社会の発展に貢献する製品開発を行っております。 ① 持続的成長に向けた製品の開発樹脂ARシートの他、インサート用ARフィルム、ガラス基板に塗布するガラスARシートなど、あらゆる素材に対応した製品を市場供給するための開発に注力しております。② withコロナ商品の開発・新型コロナウイルス感染症への対処方針として、国や都道府県よりアクリルパネルの設置が推奨されていますが、反射防止機能により安心安全+快適性に寄与する ツールとして、「飛沫防止パネル」(ブランド名:ハーツラスAR)を商品化し、従来は工業用途中心でしたが、一般向けに販売を開始しました。・光学コーティング技術により、装着している感覚がほとんどないくらい高透明で反射光をカットした「フェイスシールド 」を商品化しました。映り込みやちらつきを大幅低減し、目への負担や疲労感を抑えると共に長時間の作業にもストレスを感じることなくサポートします。・防汚、抗菌、消臭機能を持つ自社開発のコーティング液を塗布した床材に、抗ウイルス性を追加付与し、抗菌製品技術協議会(SIAA)が定めた基準をクリアした抗ウイルス性床材を完成させました。 (3)その他新型コロナウイルスの感染拡大防止対策の一環として、マスクの長時間着用により発生した課題を解決するために、フィルム製のマスクを2種類発売しました。繰り返し使える耐久性を有しており、廃棄物の削減に有効で環境に配慮した製品です。一つは透明フィルム素材を用いたコミュニケーションマスクで、口の動きや表情を相手に伝えることが出来るため意思疎通を容易にすることが特長です。もう一つはコンディションマスクで、開放部分があることで息苦しさや長時間着用することによる肌荒れを軽減することが期待できます。特に高温下での着用において息苦しさを軽減します。 今後も顧客ニーズをつかみ共感を生む価値ある商品開発を念頭に、快適・安心・安全を提供できるような開発推進にチャレンジしてまいります。
FY2020|1,749 文字
5 【研究開発活動】当社グループにおいて、研究開発活動は主に当社が行っております。なお、当社グループの研究開発活動は、以下のとおりであります。当社グループの研究開発は、既存事業分野で急務となっている研究課題はもとより、中期経営戦略に基づく新規事業分野への進出、更には長期的成長の基盤となる基礎研究にも努めております。当社のコアビジネスである住宅・建材分野では、当社が保有する技術・資源をベースに、マーケティングを通じて顧客が求める価値を解明し、新規性の高い企画立案とモノづくりに取り組み、新たな市場を創造すべく、研究開発活動を推進しております。当連結会計年度の研究開発費用として1,044百万円投入しました。左記の額を事業のセグメントに区分することは困難でありますので、省略しております。当連結会計年度における主要課題及び研究成果は、次のとおりであります。①建築資材事業での取り組み当年度は、「組織需要家(ハウスメーカーやホームセンター等)」「リフォーム」「非住宅」関連を成長領域と捉え、機能性商品等の開発に注力しました。「リフォーム」関連では、主力である浴室向けリフォーム製品の新アイテムとして「浴室壁面収納 シェルファイン」を発売しました。このシェルファインは、グループ子会社であるアリス化学の生産技術を活用し、透明感のある滑らかな質感と深みのある色彩感が特徴の、継ぎ目のない浴室壁面収納で、収納スペースの大きさと掃除のしやすさ、デザイン性を追求しました。また、同じくグループ子会社のフクビ岡山で生産しているフェノバボード(フェノールフォーム断熱材)に、遮熱性を付加した屋根用断熱材「フェノバボード遮熱」を開発上市しました。業界最高クラスの断熱材に透湿防水シートの遮熱タイプ開発で培ったノウハウで遮熱性をプラスしたハイブリッド機能商品で、屋根用断熱材として使用することで室内の温度上昇を抑制することができ、住宅における省エネ性にも寄与する商品です。今後もグループ子会社とのシナジーによる新商品開発を進めてまいります。「非住宅」関連では、福井県の伝統工芸品である手すき越前和紙に独自のコーティング技術で耐久性と不燃性を付与し、不燃材料の大臣認定を取得した不燃手すき和紙化粧板「越柊」を開発しました。和紙と板材を複合することにより、熟練した職人でなくても施工が容易な汎用性と意匠性が評価され、2019年度グッドデザイン賞を受賞しました。また、事務所改修市場の拡大を図るべく、好評を頂いている床高さ50㎜×大きさ500㎜角のTN-50に続き、床高さ100㎜に対応するサイズ500㎜の「OAフロア TN-100」を上市しました。施工性・配線収納力を向上させることの他、強度を保ちながら積み重ねられる工夫を施し小梱包で持ち運びしやすい形状となっおります。今後も建築空間にクリエイティブな商品の提供、機能の満足度と施工効率化を追求することで、顧客に喜ばれ選ばれる快適・安心・安全を提供できるような開発推進にチャレンジしてまいります。 ②産業資材事業での取り組み当事業の取り組みの一つとして、「唯一無二の高付加価値製品による差別化」「ソリューション営業とグローバル市場展開」を目指し、光学コーティング技術により「視認性」・「安全性」の向上など付加価値を創出し、社会の発展に貢献する製品開発を行っております。 「車載用途」では、メーターやCID(センターインフォメーションディスプレイ)のカバー材として、個々のお客様のニーズに応える製品開発に注力しております。樹脂ARシートの他、インサート用ARフィルム、ガラス基板に塗布するガラスARシートなど、あらゆる素材に対応した製品を市場供給するための開発に注力しております。「非車載用途」では、IoT情報化社会に向けて需要の高まりが期待できるセンサーカバーをはじめ、セキュリティーやテレワークに必要なカメラレンズのカバーなど、個々にカスタマイズした高付加価値製品の開発を進めております。また、昨年6月には新工場を建設し、表示機器の大型化、広幅化を見据えた開発に取り組んでおります。 今後も、これら新規開発製品の性能向上や市場が求める商品の開発に取り組んでまいります。
FY2019|1,921 文字
5 【研究開発活動】当社グループにおいて、研究開発活動は主に当社が行っております。なお、当社グループの研究開発活動は、以下のとおりであります。当社グループの研究開発は、既存事業分野で急務となっている研究課題はもとより、中期経営戦略に基づく新規事業分野への進出、さらには長期的成長の基盤となる基礎研究にも努めております。当社のコアビジネスである住宅・建材分野では、社会が要請する「安全・安心」や「快適さ」などを踏まえ、当社独自の新技術と商品開発力を最大限活用し、研究開発活動を推進しております。当連結会計年度の研究開発費用として960百万円投入しました。左記の額を事業のセグメントに区分することは困難でありますので、省略しております。当連結会計年度における主要課題及び研究成果は、次のとおりであります。①建築資材事業での取り組み当年度は、成長分野である「リフォーム」「組織需要家(ハウスメーカーやホームセンター等)」「非住宅」関連を中心に、樹脂成形技術とコート技術を融合させることによる新しい機能性商品の開発等に注力しました。「リフォーム」関連では、浴室リフォーム周辺の強化商材として「鏡面アルパレージ」を上市致しました。異形押出成形板にインクジェット印刷で生産していた現行品のアルパレージの表面に、独自に開発した液剤とコート成形技術により、鮮やかで深みのある鏡面性壁材を造り上げました。鏡面になってもカッターのみで切断でき、両面テープと接着による簡単施工が可能で、工務店様からも好評頂いております。また、市場のニーズにあった浴室リフォーム向け商材の新柄として、床材「あんからプラス」や天井材「バスパネルブラック」も追加しています。「組織需要家」関連では、防汚コートを施した床材を開発し納入を開始しています。三方工場における塗布発泡成形技術にコート成形技術を組み合わせたことにより、防汚性の高い床材シートを完成させました。また、気密性と施工性を考慮した集合住宅用パイプスペースや壁点検口、防蟻処理用の水抜きキャップや遮音性能向上のための巾木など、個別ユーザー様の困りごとを解決できる商品開発に努めました。「非住宅」関連では、名古屋大学、東レ他のメンバーと平成29年より取り組んでいる次世代橋梁部材事業化研究会において、福井県工業技術センターの敷地内で小型橋梁の試作に取り組み、弊社が開発したCFRP(炭素繊維強化プラスチック)引抜部材の施工に関する課題の抽出を行っています。CFRPの加工の容易さ・作業性の高さが長所であることが確認され、切断時の集塵や接合検証の課題を把握できました。来期以降も実用化に向けて開発を継続してまいります。今後も市場トレンド・ニーズを掴みながら、オンリーワン・ナンバーワンによる競争優位の獲得を目指した開発推進にチャレンジしてまいります。 ②産業資材事業での取り組み当事業の取り組みの一つとして、光学コーティング技術の開発により「視認性」・「安全性」の向上など経済的付加価値を創出し、社会の発展に貢献する製品開発を行っております。 車載を中心に表示パネルの液晶化の流れを受け、低反射性、防眩性、防汚性、耐傷性に優れた光学薄膜ニーズに応えるため、技術開発に取り組んでいます。「車載用途」では、表示機器のフル液晶化が進んでおり、一方では安全性のための視認性向上に向けて、AR(アンチリフレクション:反射防止)製品や高精細AG(アンチグレア)AR製品の要求が高まっています。また、タッチパネル仕様が増えてきており、表示パネル素材を樹脂だけではなくガラスを採用する動きも見られます。弊社では、これまでのコート技術を応用し、あらゆる素材に対応した製品を市場供給するために開発に注力しております。「非車載用途」では、反射防止機能が要求されるレンズカバー(スマホやパソコン)以外に、セキュリティー用途向けに赤外線域での透過率を高めた製品等、高付加価値製品の開発に注力しておりますなお、光学コーティング技術事業の更なる拡大を目指し、令和元年秋には新工場が完成し、同製品の増産体制が整います。また、光学透明押出成形においては、光ガイディングバーの用途に応じた開発に努めました。家電・車輛・インフラなど多用途への検討・採用が進む中、屈曲部における輝度確保や高輝度品・耐候性など性能向上を推し進めています。押出多層成形技術によりLED1灯で長い線材として光らせることが出来る優位性をもとに、意匠性・安全性向上という需要をベースに開発を継続してまいります。今後も、これら新規開発製品の性能向上や市場が求める商品の開発に取り組んでまいります。
FY2018|1,847 文字
5 【研究開発活動】当社グループにおいて、研究開発活動は主に当社が行っております。なお、当社グループの研究開発活動は、以下のとおりであります。 当社グループの研究開発は、既存事業分野で急務となっている研究課題はもとより、中期経営戦略に基づく新規事業分野への進出、さらには長期的成長の基盤となる基礎研究にも努めております。当社のコアビジネスである住宅・建材分野では、社会情勢やトレンド、市場ニーズを掴みながら、当社が保有する技術とインフラを最大限活用できる研究開発活動を推進しております。当連結会計年度の研究開発費用として9億54百万円投入しました。左記の額を事業のセグメントに区分することは困難でありますので、省略しております。 当連結会計年度における主要課題及び研究成果は、次のとおりであります。 ①建築資材事業での取り組み当年度は、建築資材の成長分野である「リフォーム」「非住宅」「組織需要家(ハウスメーカーやホームセンター等)」関連の商品開発に重点的に注力いたしました。 「リフォーム」関連では、天井にのせるだけで人の飛び跳ね音や歩行音(重量床衝撃音)を低減する粒状床衝撃音低減材「サイレントドロップ」を発売いたしました。従来の重量床衝撃音対策である「重量の増加」に頼るのではなく、「粒状材料の衝突や摩擦」により天井から放射される振動エネルギーを効率的に吸収し、重量床衝撃音の放射を抑制する新しい商品で、再生樹脂を造粒加工したものを主原料として採用しており、環境に配慮した開発品でもあります。この商品は日経アーキテクチュアと日経ホームビルダーが主催する「建材設備大賞2018」で最も高い評価『大賞』を受賞いたしました。現在、設計事務所やハウスメーカーなどから改修や新築計画に係る多くのご相談を頂いております。 「非住宅分野」関連では、商業施設等大型物件にご採用頂いている木粉樹脂原料を採用した「プラスッド」に、静電気の発生を抑える機能を付与させたデッキ材を追加発売いたしました。デッキ上を歩行する摩擦などで人は帯電し、帯電した状態で金属類を触れる瞬間指先から放電し衝撃を感じます。今回の開発品は、表面抵抗を低くすることで静電気量を抑え、不快感を解消させた開発商品であります。ご採用頂いた施工業者やユーザー様からの声をもとに開発に至った商材であり、多くの人が集まる施設などで高評価を頂いております。 「組織需要家」関連では、床下・壁・小屋裏用の点検口や養生材などハウスメーカー個別のニーズ・要望に応じた製品を共同開発し納入しております。また、ホームセンター向けに、運びやすい形状とした養生材や棚受け部材を開発いたしました。棚受け部材「ファブラック」は、1×4材・2×4材を組み合わせることで消費者が自分の好きなサイズに棚を設置できる商品であり、建材のプロからDIY消費者まであらゆる層にお応えできる、新たな商品として好評を頂いております。今後も、オンリーワン・ナンバーワンによる競争優位の獲得を目指した開発推進にチャレンジしてまいります。 ②産業資材事業での取り組み当事業の取り組みの一つとして、光学コーティング技術の開発により「視認性」・「安全性」の向上など経済的付加価値を創出し、社会の発展に貢献する製品開発を行っております。 車載・医療・エレクトロニクス分野を中心とした表示パネルの液晶化の流れを受け、低反射性、防眩性、防汚性、耐傷性に優れる光学シートニーズに応えるため、技術開発に取り組んでおります。 「車載用途」では、カーナビ等のCID(センターインフォメーションディスプレイ)やメーターの液晶化による画像表面反射に対する視認性の向上のため、超低反射AR製品、高精細AGAR製品や3D曲面形状へのAR機能を付加した製品の開発に注力しており、実際の採用実績も増えてまいりました。「エレクトロニクス用途」では、レンズカバー(スマートフォンやPC向けのカメラレンズ、IoTの流れを受け高感度センサーの保護パネル等)向けに高付加価値製品開発にも注力し、多くの製品にご採用頂いております。 また、最近では、表示機器の液晶化トレンドにより、視認性向上に向けたARやAGAR製品の需要が高まってきております。生産コストを抑えた高品質の製品を効率よく生産するため、生産効率と原価低減にも取り組んでおりますが、今後も、これら新規開発製品の性能向上や市場ニーズの求める製品開発に取り組んでまいります。
FY2017|1,841 文字
6 【研究開発活動】当社グループにおいて、研究開発活動は主に当社が行っております。なお、当社グループの研究開発活動は、以下のとおりであります。 当社グループの研究開発は、既存事業分野で急務となっている研究課題はもとより、中期経営戦略に基づく新規事業分野への進出、更には長期的成長の基盤となる基礎研究にも努めております。当社のコアビジネスである住宅・建材分野では、社会的要請である「安心・安全」「環境配慮・省エネルギー」「高齢化対応」を踏まえ、当社が保有する技術とインフラを最大限活用できる研究開発活動を推進しております。当連結会計年度の研究開発費用として9億14百万円投入しました。左記の額を事業のセグメントに区分することは困難でありますので、省略しております。 当連結会計年度における主要課題及び研究成果は、次のとおりであります。 ①建築資材事業での取り組み当年度は、住宅分野のトレンドである低炭素社会に向けての「環境・省エネルギー」やストック住宅活用に伴った「リフォーム・リノベーション」関連の商品開発の強化に加え、「非住宅市場」への開発も進めてまいりました。 「リフォーム」関連では、近年、浴室リフォームに係る新商品を充実させてきましたが、当年度は居室リフォーム用部材を新たに開発し市場投入いたしました。傷んだ窓枠や壁の角コーナーなどに対して上から被せることで簡単に補修できる『カバー工法』部材で、賃貸住宅の物件管理業者から入居者入れ替えの際に簡単に施工できると高評価をいただいております。 「環境」関連では、木粉樹脂原料を採用した戸建住宅のエクステリア向け『プラスッド ソライエデッキ』を開発いたしました。当社独自の多色同時成形技術で表面・コア部・裏面に異なった原料を用いることで、剛性・耐候性・耐湿性など優れた性能を付与させ、機能性を高めることができました。また、デッキ・ステップ・フェンス全ての部材を同じ環境素材で統一した自然で木質感あふれるデザインも、好評をいただいております。 「省エネルギー・リノベーション」関連では、自然エネルギーを積極的に活用する『エアサイクルの家』の本社敷地内モデルハウスを、ZEH(ゼロエネルギーハウス)対応の実験棟として全面改装いたしました。“外張り断熱壁体内通気”効果により、損傷がなく良好な状態を保たれていた躯体を再利用した、高性能型へのフルリノベーションです。新しい基準に適合した断熱材などを導入したその効果を継続して測定し、販促ツールへ展開するとともに、更なる開発の材料として活用してまいります。 「非住宅分野」関連では、食品工場・医療品工場・厨房等の施設向け商品であるセミックス製『不燃R巾木』を開発いたしました。同商品は、衛生面の向上や清掃作業のために床と壁との取り合い部をアール形状にする部材であり、当部材の採用により、左官工事で行っていた作業を乾式工法で簡単に施工することが可能となりました。従来、現場では温度環境の影響による部材劣化や職人の個人差による仕上がりの不統一、職人不足による工期遅れ等の問題が生じておりましたが、諸問題を解消できる部材として工場系の設計事務所などから好評をいただいております。今後も市場トレンド・ニーズを掴みながら、社会情勢にマッチしお客様に喜んでいただける商品開発に取り組んでまいります。 ②産業資材事業での取り組み当事業の取り組みの一つとして、光学コーティング技術の開発を通して「視認性」・「安全性」の向上など経済的付加価値を創出し、社会の発展に貢献することに努めた製品開発を行っております。 最近では、自動車業界での自動運転に向けたセンサー精度向上やメーター・ナビ等の表示モニターを見易くするための反射防止機能に対するニーズが高まってきております。更に、「医療・介護」「エレクトロニクス」業界でも同様なニーズが高まってきており、市場の要求に応えるべく研究開発活動に注力しております。 反射防止機能製品(AR製品)では、「高精細液晶に対応したAGAR製品」や「3D曲面形状向けで伸び耐性を改善したARフィルム」等の新規開発を推進し、「車載用途」「医療用途」「エレクトロニクス用途」において継続して採用をいただいております。 また、増反射製品(HM製品)や高硬度製品を開発し、新しい市場創出に努めております。今後も、これら新規開発製品の性能向上や市場が求める商品の開発に取り組んでまいります。
FY2016|1,844 文字
6 【研究開発活動】当社グループにおいて、研究開発活動は主に当社が行っております。なお、当社グループの研究開発活動は、以下のとおりであります。 当社グループの研究開発は、既存事業分野で急務となっている研究課題はもとより、中期経営戦略に基づく新規事業分野への進出、更には長期的成長の基盤となる基礎研究にも努めております。当社のコアビジネスである住宅・建材分野では、社会的要請である「安心・安全」「環境配慮・省エネルギー」「高齢化対応」を踏まえ、当社が保有する技術とインフラを最大限活用できる研究開発活動を推進しております。当連結会計年度の研究開発費用として9億30百万円投入しました。左記の額を事業のセグメントに区分することは困難でありますので、省略しております。 当連結会計年度における主要課題及び研究成果は、次のとおりであります。 ①建築資材事業での取り組み当年度は、住宅市場のニーズが高い「リフォーム・リノベーション」「安心・安全」「省エネルギー」関連の製品開発の強化に加え、「非住宅市場」への製品開発も進めてまいりました。 「安心・安全」「リノベーション」「非住宅市場」関連では、地震災害時の天井落下事故への対応という点に着目し、軽量で燃えない『リフォジュール不燃膜天井』を発売いたしました。特に体育館等の公共物件の天井をターゲットに開発した商品であり、天井材に不燃ガラス繊維シートを採用することで、重さが一般的な石こうボードと比べ10分の1以下と非常に軽いのが特徴です。また、独自の小型レールを設計しフラットでシャープな天井面も表現でき、インテリアとしても違和感のない仕上がりで、採用ユーザーからも高評価をいただいております。同商品は、日本デザイン振興会の2015年度グッドデザイン賞“グッドデザイン・ベスト100”を受賞し、審査委員からは「既存天井システム材から大きく進化した製品を送り出した」との評価をいただいております。 「リフォーム」「省エネルギー」関連では、環境にやさしい素材を使用した『フクフォームEco・床下断熱リフォーム工法』を発売開始いたしました。床板を剥がさず床下から簡単に施工ができる工法であり、再施工保証延長防蟻システムであるアリダン工法の指定防蟻施工業者が、床下点検・保証延長再施工の際に床の断熱強化を併せて提案いただける商材です。アリダン工法を新築時に採用いただいた既存顧客はもとより、新規顧客からも省エネ住宅ポイント等の支援施策を活用した提案商品として好評をいただいております。 また、当社の主力商品群におけるシェア拡大のための商品開発も進めております。その一つとして、点検口群のアイテム増強を推進いたしました。点検口の蓋を予めセットすることにより施工の簡略化と小見付デザインを可能とした『点検口・N11』や、住宅におけるメンテナンスにファイバースコープを利用するような部分への対応商材として『ファイバースコープ用・点検口』を発売いたしました。先行発売では一部のハウスメーカーの採用も決定しており、ニッチ分野においても好評をいただいております。今後も市場トレンド・ニーズを掴みながら、お客様に喜んでいただける商品開発に取り組んでまいります。 ②産業資材事業での取り組み当事業では、車載分野を中心に「走行時における安全性向上ニーズの高まり」の一環として、カーナビ等の表示機器画面の視認性向上を目指し、反射防止機能を付加した製品開発に注力しております。また、エレクトロニクスや医療等のあらゆるニーズに対応するため、樹脂シートの他、フィルムやガラス素材への高機能薄膜コーティング技術にも注力しております。 「車載用途」では、カーナビでの画像の視認性向上に向け、微細AGAR商品や3D曲面形状へのAR(又はAGAR)機能を付加した製品開発に注力した結果、複数のメーカーから採用をいただくことができました。 「エレクトロニクス用途」では、レンズカバー(スマートフォン等のカメラレンズやセンサーの保護パネルとして)向けに高付加価値製品開発に注力した結果、多くの製品に採用いただくことができました。 「医療用途」では、光学特性だけでなく耐薬品性等の付加価値を高めることで、医療機器モニターの全面保護パネルとして採用をいただけるようになり、また、継続的採用案件も増えてきております。今後も、これら新規開発製品の性能向上や市場が求める商品の開発に取り組んでまいります。