事業の概要
- カレー専門店運営:壱番屋グループは「カレーハウスCoCo壱番屋」を国内外で展開し、カレー専門店の運営を主な収益源としています。直営店の売上だけでなく、フランチャイズ(FC)加盟店への食材や消耗品、店舗設備の販売、経営指導も行い、多角的に収益を上げています。
- FCビジネスモデル:国内ではFC店が店舗数の大部分を占め、FC店への製品(カレーのルーなど)や商品(米、トッピングなど)の販売が売上高の大きな割合を占めています。これにより、自社で全ての店舗を運営するよりも効率的に事業を拡大し、収益を安定させています。
- 商標貸与と海外展開:食品メーカーへの商標貸し出しによる収入や、海外子会社・関連会社を通じた店舗展開も行っています。海外では商製品販売やロイヤルティ収入を得ており、グローバルなブランド展開を通じて収益源を多様化しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- カレー事業(国内):国内の「カレーハウスCoCo壱番屋」の運営が中心で、直営店とフランチャイズ(FC)加盟店に分かれています。FC店への製品(ルーなど)や商品(米、トッピングなど)の販売が売上構成比の約60%を占める主要な収益源であり、国内事業の柱となっています。
- 新業態事業(国内):「パスタ・デ・ココ」や「大黒屋」など、カレー以外の新業態店舗の運営も行っています。直営店売上高が新業態事業の約7.6%を占め、多様な食のニーズに応えることで、事業ポートフォリオの拡充と新たな成長機会の創出を目指しています。
- 海外事業(カレー):連結子会社や関連会社を通じて、アジアを中心に「カレーハウスCoCo壱番屋」を海外展開しています。当社は海外法人への商製品販売やロイヤルティ収入を得ており、グローバル市場でのブランド浸透と収益拡大を図る重要なセグメントです。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】 当社グループは、当社と連結子会社14社及び関連会社2社(2026年2月末時点)で構成されており、カレー専門店「カレーハウスCoCo壱番屋」を中心に国内外で飲食店を展開しております。国内での展開は、当社直営店及びフランチャイズ加盟店(以下、FC店という)に分かれており、FC店に対しましては、店舗経営の指導を行うとともに、店舗で使用する食材、消耗品ならびに店舗設備等の商製品を販売しております。その他、食品メーカー等への商標の貸し出しを行っております。 海外での展開につきましては、連結子会社、関連会社及びその他の現地法人によって店舗展開を行っており、当社は商製品販売等による売上やロイヤルティ収入等を得ております。 また、当社はハウス食品グループ本社株式会社の子会社であり、同社は当社の株式を2026年2月28日現在、81,411,000株(議決権比率51.0%)所有しております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 「事業系統図」 当社グループは単一セグメントであるため事業部門別に記載しております。(a)事業部門別売上の内容及び売上構成比率事業部門売上構成比率前連結会計年度(自 2024年3月1日至 2025年2月28日)当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)カレー事業%%直営店売上高31.130.1製品26.826.5商品4.33.5その他0.00.0FC向売上高60.759.9製品20.919.7商品34.935.0その他4.95.1その他収入1.61.7小計93.491.6新業態事業 直営店売上高5.87.6製品2.42.3商品3.45.2FC向売上高0.80.8製品0.20.2商品0.50.5その他0.00.1その他収入0.00.0小計6.68.4合計100.0100.0 (b)国内業態別店舗数の状況2026年2月28日現在(単位:店) CoCo壱番屋パスタ・デ・ココ大黒屋麺屋たけ井前田屋その他合計直営店11831112917170FC店1,08725-2-11,115合計1,2052811149181,285
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2026時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 外食市場の競争激化、コンビニやスーパー等との業態の垣根を越えた競争。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | ブランド カレー専門店「カレーハウスCoCo壱番屋」の国内外での店舗展開とブランド認知。 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 低い(分散) |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:店舗間競合の激化 / 食品の安全管理問題 / 食材の調達困難や価格高騰
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 8 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★★★☆☆
「カレーハウスCoCo壱番屋」ブランドは、国内カレーチェーンとして圧倒的な認知度と顧客ロイヤルティを確立している。店舗数も国内1,200店以上、海外150店以上と多く、長年の出店戦略で培われたブランド力は容易に模倣できない。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
カレーという商品の性質上、顧客が他社チェーンや個人経営店に乗り換える際の心理的・物理的ハードルは低い。ただし、長年の利用による習慣や店舗立地への慣れは限定的なスイッチングコストとなり得る。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
同社のビジネスモデルは、顧客数が増えることで直接的にサービスの価値が向上するネットワーク効果は発生しない。店舗網の拡大はブランド浸透に寄与するが、ネットワーク効果とは異なる。
コスト優位★☆☆☆☆
セントラルキッチン方式の導入や、標準化されたオペレーションによる一定のコスト効率は追求しているが、外食産業全体で見ると、原材料調達や人件費における構造的なコスト優位性は限定的。
規模の経済★★★☆☆
国内カレーチェーン市場においてトップクラスの店舗数と売上規模を有しており、スケールメリットによる仕入れや販促活動での優位性は存在する。しかし、市場全体が巨大ではないため、寡占度は限定的。
- 強力なブランド力:「カレーハウスCoCo壱番屋」は日本国内外で広く認知されており、カレー専門店の代名詞ともいえる強力なブランド力を確立しています。このブランド力は、新規顧客の獲得や既存顧客のリピートに繋がり、競争の激しい外食市場において優位性を保つ基盤となっています。
- フランチャイズ網の広さ:国内に1,000店を超えるFC店を展開しており、この広範なネットワークが安定した収益基盤を形成しています。FC店への製品・商品供給により、規模の経済を活かした仕入れや物流が可能となり、コスト競争力にも貢献していると考えられます。
- ハウス食品グループとの連携:ハウス食品グループ本社株式会社の子会社であり、親会社との連携による食材調達や商品開発、マーケティング面でのシナジー効果が期待できます。これにより、安定した事業運営と新たな価値創造の機会を得られる可能性があります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)経営方針 当社グループは、「経営を通じ人々に感動を与え続け、地域・社会に必要とされる存在となること」をミッションとして掲げ、「会社にかかわるすべての人々と幸福感を共有すること」を経営目的としております。 <長期経営方針>2030年までの経営の方向性を示すものとして「壱番屋長期ビジョン2030」を策定し、「わくわくで未来をつくる」をメインテーマに掲げ、すべての役職員が「わくわく」した気持ちを持って「チャレンジ」を続けていくことで、個人も企業も「成長」を続けることを目指しています。2030年に目指す姿を「食のエンターテイメント企業」とし、さまざまなシーンでお客様に“食の楽しさと感動”を提供できるよう取り組むとともに、数値目標をグループ全体で2,100店舗、連結営業利益100億円としております。<第8次中期経営計画(2025年2月期~2027年2月期)> 長引くウクライナ侵攻や、中東情勢による先行き不透明な状況が続く中、過去経験したことのない米の仕入価格の高騰に加えて、人件費や物流費等の増加を企業努力のみでは吸収しきれない状況になったことから、2024年1月9日に公表した中期経営計画を下記のとおり修正いたしました。詳細は、2026年4月6日に公表した「中期経営計画の見直しに関するお知らせ」に記載のとおりであります。 当初計画修正計画売上高740億円726億円営業利益70億円50億円経常利益73億円50.4億円親会社株主に帰属する当期純利益46億円27.2億円(2)経営戦略①国内CoCo壱番屋・「成長」を意識した長期ビジョンを推し進めるにあたって、国内CoCo壱番屋事業を、あらためて成長エンジンとして捉え直し、1店舗当たりの売上高と店舗数の両方を増加させて、売上高の増加を目指します。・事業推進上の重要なパートナーであるFC加盟店とFC本部である当社とのWIN-WINの関係を維持・発展させ、活力溢れる強固な外食チェーンを作り上げます。②海外事業・「ニコ・キビ・ハキ」を共通語としてCoCo壱番屋を中心に海外展開を推進してまいります。・店舗はFCシステムによる展開を基本とします。・アジア、北米を中心に、店舗網の拡大を図るとともに、その他のエリアでも新たに出店し、グローバルな店舗展開を進めてまいります。③国内子会社事業・2020年12月に「旭川成吉思汗 大黒屋」を運営する株式会社大黒商事の株式を取得して以降、地域のお客様から支持されている繁盛店をグループに迎え入れ、店舗展開を推進してまいりました。今後もМ&Aを活用し、新たな業態の展開を進めてまいります。(3)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の見通しにつきましては、高止まりする米等の食材の仕入価格や、物流費や人件費等の様々なコスト上昇に加え、新規出店費用の高騰等もあり、引き続き厳しい経営環境が続くものと思われます。 こうした状況の中、国内CoCo壱番屋では、飲食店の基本となるQSCの向上に注力するとともに、効果的なマーケティング戦略を立案・実施することで新たな顧客層の開拓に取り組みます。 また、海外CoCo壱番屋につきましては、引き続き市場規模の大きい北米での店舗展開を進めるとともに、中国事業の立て直しに取り組んでまいります。国内子会社事業につきましては、М&Aで取得した各業態の展開を進め、収益の拡大に注力しつつ、引き続き新たなM&A案件の成立を目指してまいります。 次期の連結業績予想につきましては、売上高は726億円(前期比10.8%増)、営業利益は50億円(同6.0%増)、経常利益は50億40百万円(1.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は27億20百万円(同6.1%増)となる見込みといたしました。(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、既存店客数の前年対比を+1%とすることを経営上の最重要指標としております。主に日常食を提供する外食ビジネスにおいて、地域のお客様に強く支持されていることを端的に示す指標が、既存店客数前年比の値であり、これを毎年1%ずつでも伸ばしていくことが、当社の継続的な成長につながるものであると考えております。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)経営方針 当社グループは、「経営を通じ人々に感動を与え続け、地域・社会に必要とされる存在となること」をミッションとして掲げ、「会社にかかわるすべての人々と幸福感を共有すること」を経営目的としております。 <長期経営方針>2030年までの経営の方向性を示すものとして「壱番屋長期ビジョン2030」を策定し、「わくわくで未来をつくる」をメインテーマに掲げ、すべての役職員が「わくわく」した気持ちを持って「チャレンジ」を続けていくことで、個人も企業も「成長」を続けることを目指しています。2030年に目指す姿を「食のエンターテイメント企業」とし、さまざまなシーンでお客様に“食の楽しさと感動”を提供できるよう取り組むとともに、数値目標をグループ全体で2,100店舗、連結営業利益100億円としております。<第8次中期経営計画(2025年2月期~2027年2月期)> 長引くウクライナ侵攻や、中東情勢による先行き不透明な状況が続く中、過去経験したことのない米の仕入価格の高騰に加えて、人件費や物流費等の増加を企業努力のみでは吸収しきれない状況になったことから、2024年1月9日に公表した中期経営計画を下記のとおり修正いたしました。詳細は、2026年4月6日に公表した「中期経営計画の見直しに関するお知らせ」に記載のとおりであります。 当初計画修正計画売上高740億円726億円営業利益70億円50億円経常利益73億円50.4億円親会社株主に帰属する当期純利益46億円27.2億円(2)経営戦略①国内CoCo壱番屋・「成長」を意識した長期ビジョンを推し進めるにあたって、国内CoCo壱番屋事業を、あらためて成長エンジンとして捉え直し、1店舗当たりの売上高と店舗数の両方を増加させて、売上高の増加を目指します。・事業推進上の重要なパートナーであるFC加盟店とFC本部である当社とのWIN-WINの関係を維持・発展させ、活力溢れる強固な外食チェーンを作り上げます。②海外事業・「ニコ・キビ・ハキ」を共通語としてCoCo壱番屋を中心に海外展開を推進してまいります。・店舗はFCシステムによる展開を基本とします。・アジア、北米を中心に、店舗網の拡大を図るとともに、その他のエリアでも新たに出店し、グローバルな店舗展開を進めてまいります。③国内子会社事業・2020年12月に「旭川成吉思汗 大黒屋」を運営する株式会社大黒商事の株式を取得して以降、地域のお客様から支持されている繁盛店をグループに迎え入れ、店舗展開を推進してまいりました。今後もМ&Aを活用し、新たな業態の展開を進めてまいります。(3)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の見通しにつきましては、高止まりする米等の食材の仕入価格や、物流費や人件費等の様々なコスト上昇に加え、新規出店費用の高騰等もあり、引き続き厳しい経営環境が続くものと思われます。 こうした状況の中、国内CoCo壱番屋では、飲食店の基本となるQSCの向上に注力するとともに、効果的なマーケティング戦略を立案・実施することで新たな顧客層の開拓に取り組みます。 また、海外CoCo壱番屋につきましては、引き続き市場規模の大きい北米での店舗展開を進めるとともに、中国事業の立て直しに取り組んでまいります。国内子会社事業につきましては、М&Aで取得した各業態の展開を進め、収益の拡大に注力しつつ、引き続き新たなM&A案件の成立を目指してまいります。 次期の連結業績予想につきましては、売上高は726億円(前期比10.8%増)、営業利益は50億円(同6.0%増)、経常利益は50億40百万円(1.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は27億20百万円(同6.1%増)となる見込みといたしました。(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、既存店客数の前年対比を+1%とすることを経営上の最重要指標としております。主に日常食を提供する外食ビジネスにおいて、地域のお客様に強く支持されていることを端的に示す指標が、既存店客数前年比の値であり、これを毎年1%ずつでも伸ばしていくことが、当社の継続的な成長につながるものであると考えております。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績の概要①経営成績当連結会計年度の業績は、売上高が655億18百万円(前期比7.4%増)、営業利益は47億15百万円(同4.3%減)、経常利益は49億85百万円(同4.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は25億62百万円(同19.2%減)となりました。売上高は、国内CoCo壱番屋における価格改定効果や国内外子会社の事業拡大等が寄与し、増収となりましたが、米をはじめとする食材の仕入価格高騰や物流費の増加等の大幅なコスト増を吸収できなかったことから、営業利益、経常利益は減益となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、店舗に係る減損損失が増加したことや、本部のソフトウエア入れ替えに伴う固定資産除却損等から、前年を下回る結果となりました。当連結会計年度における分野別の取り組み状況は以下のとおりであります。 (国内CoCo壱番屋)直営店とフランチャイズ加盟店を合計したグループ全体の店舗売上高は、全店ベースで929億48百万円(前期比1.0%増)となりました。また、既存店ベースでは前期比0.5%増と前期を上回りました。2024年8月に行った価格改定以降、客数が前年の水準を下回って推移する中、幅広い顧客層の来店を促すために、当社アンバサダーの俳優・山田裕貴さんが出演するテレビCMを期間限定メニューの販売と併せて、昨年5月と11月に全国で放映したほか、本年1月には「ウルトラマンシリーズ」とコラボレーションした「ウルトラ創業祭2026」を開催し、オリジナルスプーン等が当たるキャンペーンを実施する等、様々な販促活動を実施いたしました。これらの取り組みの結果、既存店ベースの客単価は前期比4.2%増となったものの、客数は前期比3.5%減となりました。出退店の状況につきましては、新規出店が18店舗、退店が16店舗あり、店舗数は1,205店舗となりました。 (海外事業)全店ベースの店舗売上高は、新店の売上が好調であったこと等から189億53百万円(前期比2.4%増)となりましたが、為替の影響を除いた既存店ベースでは、中国、香港等で前年の水準を下回り、前期比0.4%減となりました。また、出退店の状況につきましては、台湾や韓国等で新規出店が22店舗あったものの、中国、台湾、タイ等において不採算店舗の退店が20店舗あり、店舗数は218店舗となりました。 (国内子会社事業)「旭川成吉思汗(ジンギスカン)大黒屋」の店舗売上高は、19億25百万円(前期比48.0%増)となりました。これまで展開していたエリアに加え福岡県にも初出店し、店舗数は11店舗となりました。「麺屋たけ井」の店舗売上高は、13億1百万円(同31.2%増)となりました。近鉄京都駅構内に出店したほか、奈良県と三重県にCoCo壱番屋のフランチャイズオーナー2名がそれぞれ出店し、店舗数は14店舗となりました。「博多もつ鍋前田屋」の店舗売上高は、11億97百万円(同25.9%増)となりました。福岡県内に3店舗出店したほか、本年2月には東京都内に初出店し、店舗数は9店舗となりました。「らーめん小僧」等を経営する株式会社KOZOUの店舗売上高は、3億5百万円となりました。7月に「極濃豚骨 らーめん小僧」を愛知県に初出店し、店舗数は7店舗となりました。また、昨年12月には、札幌、東京等で夜パフェ専門店「パフェテリア パル」等を9店舗展開する「株式会社GAKU」の株式を取得いたしました。 なお、当社グループは、飲食事業並びにこれらの付帯業務の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 ②キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ22億15百万円減少し、130億48百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動による資金の増加は、55億94百万円(前期比2億75百万円の増加)となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益39億45百万円の計上、減価償却費20億12百万円、減損損失8億7百万円の非現金支出費用があった一方で、法人税等の支払16億18百万円があったことなどによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動による資金の減少は、49億32百万円(前期比18億79百万円の増加)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出32億38百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出13億6百万円などがあったことによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動による資金の減少は、29億34百万円(前期比19百万円の増加)となりました。これは、主に配当金の支払額25億51百万円があったことなどによるものであります。 (2)生産、受注及び販売の実績 当社グループは、単一セグメントであるため品目別、事業部門別及び地域別により記載しております。 ①生産実績当社グループの品目別生産実績は、次のとおりであります。品目 当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)前年同期比百万円%ポークソース7,977105.8甘口ポークソース1,579109.2ロースカツ1,225103.6ビーフソース755131.5チキンカツ623109.1その他3,486102.9合計15,647106.4(注) 生産金額は、FC店への販売価格等をもとに算出しております。 ②受注実績 見込生産によっておりますので、受注高及び受注残高について記載すべき事項はありません。③販売実績当社グループの事業部門別及び地域別販売実績は、次のとおりであります。イ 事業部門別販売実績事業部門 当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)前年同期比百万円%カレー事業 直営店売上高19,696103.8製品17,386106.2商品2,31088.6その他-0.0FC向売上高39,243105.9製品12,930101.3商品22,939107.7その他3,373112.5その他の収入1,091114.0小計60,031105.3新業態事業 直営店売上高4,951140.7製品1,521103.6商品3,430167.4その他-0.0FC向売上高530106.1製品13595.0商品357108.3その他38137.1その他の収入5124.9小計5,487136.4合計65,518107.4(注)1 新業態事業には、「パスタ・デ・ココ」「COCOICHI BAKERY」「大黒屋」「麺屋たけ井」「もつ鍋前田屋」「KOZOU」事業などが含まれております。 2 「その他の収入」は、加盟金収入及び受取手数料等であります。 ロ 直営店の地域別販売実績地域別都道府県別前連結会計年度(自 2024年3月1日至 2025年2月28日)当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)売上高(百万円)構成比(%)期末店舗数(店)売上高(百万円)構成比(%)期末店舗数(店)国内北海道地区北海道9554.371,5276.29東北地区青森県---790.31岩手県530.21480.21宮城県1040.52760.31関東地区東京都2,63411.7292,93611.930千葉県1210.511180.52神奈川県3741.754451.84埼玉県5682.565262.26群馬県480.21480.21栃木県420.20--0中部地区愛知県1,3546.0191,5926.523岐阜県2501.132341.03静岡県2221.032771.13新潟県1610.731250.52富山県3501.653841.65石川県2000.922230.92福井県70.00--0関西地区京都府4151.954301.86大阪府1,2065.4151,6376.721兵庫県2841.333251.34滋賀県1920.922030.82三重県-----0和歌山県2261.033101.33中国・四国地区岡山県4161.954011.64広島県3461.563671.56山口県1160.511060.41九州・沖縄地区福岡県1,3135.9101,5996.513佐賀県790.41820.31大分県550.21560.21熊本県1210.511340.51沖縄県4321.935252.14小計12,66056.414314,82760.2160海外 中国(子会社)2,0169.0301,7076.925 イギリス5412.425352.22 台湾2,99513.3413,27113.343 アメリカ(本土)2,97313.262,98112.17 香港1,2685.791,3155.39 小計9,79543.6889,81039.886 合計22,456100.023124,637100.0246(注) 中国(子会社)・イギリス・台湾・アメリカ(本土)及び香港は、当社の連結子会社の直営店舗であります。ハ FC店の地域別販売実績地域別都道府県別前連結会計年度(自 2024年3月1日至 2025年2月28日)当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)売上高(百万円)構成比(%)期末店舗数(店)売上高(百万円)構成比(%)期末店舗数(店)国内北海道地区北海道1,2271.3171,2471.317東北地区青森県2890.333010.34岩手県1390.121390.22秋田県2190.242140.24山形県1920.221720.22宮城県7820.8137710.813福島県4180.564080.46関東地区東京都12,50513.514313,33714.2144千葉県3,0663.3423,1433.442神奈川県4,1764.5524,2394.553埼玉県3,4873.8503,5593.848茨城県1,3201.4191,3201.419群馬県9171.0138981.013栃木県9161.0159501.015中部地区愛知県12,81813.817312,50213.4170岐阜県2,2742.4322,1672.332静岡県2,2282.4312,0992.231山梨県3770.463680.46長野県1,1131.2181,0831.218新潟県3740.454150.46富山県2740.332260.23石川県4270.564060.46福井県5780.695790.69関西地区京都府2,3592.5322,3692.532大阪府7,2607.8957,2977.896兵庫県3,0543.3423,0343.241奈良県7210.8117960.912滋賀県1,0431.1131,0171.112三重県2,0172.2282,0152.230和歌山県5060.574780.57中国・四国地区岡山県1,1961.3161,1991.318広島県1,8312.0251,7311.922山口県9941.1149981.114鳥取県3700.453530.45島根県3400.443270.44香川県8670.9118500.911徳島県5980.695740.69愛媛県7600.8107380.810高知県4270.554080.45九州・沖縄地区福岡県4,3484.7584,3824.758佐賀県5230.675110.57長崎県6890.796910.79大分県7310.8107170.810熊本県9421.0139201.013宮崎県6120.776510.78鹿児島県6950.776780.77沖縄県1,2051.3111,2191.311小計84,22690.61,11384,52390.21,114海外中国(子会社除く)410.11370.01インド1190.121140.12タイ2,6252.8472,5882.845韓国2,3592.5362,3492.540アメリカ(ハワイ)7950.947570.83アメリカ(グアム)---3800.41アメリカ(本土)3630.414330.51シンガポール4810.535320.65インドネシア5380.6115340.611フィリピン9991.1171,0241.118ベトナム3930.463900.45小計8,7189.41289,1439.8132合計92,945100.01,24193,666100.01,246(注)1 上記販売実績は、FC店における末端売上高であります。 2 国内FC店は、「③販売実績 イ事業部門別販売実績 FC向売上高」の販売先であります。 3 海外には連結子会社の直営店舗は含まれておりません。(3)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①財政状態に関する分析当社グループの当連結会計年度の財政状態の「資産、負債及び純資産」については、次のとおりであります。(流動資産)流動資産は、主に現金及び預金が22億1百万円減少したこと等により、前連結会計年度末比14億92百万円減少の199億45百万円となりました。(固定資産)固定資産は、主に建物及び構築物(純額)が14億66百万円、のれんが11億83百万円増加したこと等により、前連結会計年度末比30億78百万円増加の282億25百万円となりました。(流動負債)流動負債は、主に買掛金が1億35百万円増加したこと等により、前連結会計年度末比10億87百万円増加の84億57百万円となりました。(固定負債)固定負債は、主に長期借入金が1億8百万円増加したこと等により、前連結会計年度末比2億12百万円増加の68億28百万円となりました。(純資産の部)純資産の部は、前連結会計年度末比2億85百万円増加し328億85百万円となりました。 ②経営成績に関する分析当社グループの当連結会計年度の経営成績は、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績の概要①経営成績」に記載のとおりです。売上高は、655億18百万円となりました。部門別の分析は、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)生産、受注及び販売の実績③販売実績」の項目をご参照ください。売上原価は、329億53百万円で、売上総利益は325億65百万円となりました。原価率は50.3%となりました。販売費及び一般管理費は278億49百万円、売上高比42.5%となりました。経常利益は49億85百万円、売上高比7.6%となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は25億62百万円、売上高比3.9%となりました。 ③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報資本の財源については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績の概要②キャッシュ・フロー」に記載のとおりです。当社グループの運転資金需要のうち、主なものは商品の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、新規出店、工場設備及びシステム関連投資等によるものであります。これらの資金需要は自己資金にて調達しております。なお、当連結会計年度末におけるリース債務を含む有利子負債の残高は、18億6百万円、現金及び現金同等物の残高は、130億48百万円となっております。 ④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
事業リスク
- 競争激化による売上減少:外食市場はコンビニやスーパーとの競争も含め激化しており、顧客ニーズに合わないメニューやサービスを提供し続けた場合、売上高が減少し経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。常に市場の変化に対応し続ける必要があります。
- 食品安全問題の発生:食中毒事故や衛生問題、アレルギー表示の誤りなどが発生した場合、企業イメージの著しい悪化や多額の損害賠償金の支払いが発生し、経営成績に重大な影響を与える可能性があります。厳格な安全管理体制の維持が不可欠です。
- 食材調達の不安定化:主要食材の安全性問題や供給量の減少、価格高騰が発生した場合、メニューの変更や削減を余儀なくされ、店舗売上の減少や収益圧迫に繋がる可能性があります。安定した食材調達先の確保とリスク分散が重要です。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性のある主な事項として、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 ① 店舗間競合について 外食市場は、マーケット規模の横ばい傾向が続く中、外食の店舗間だけでなく、コンビニやスーパー等との業態の垣根を越えた競争が激しさを増しております。当社グループが、お客様のニーズにあったメニューや付加価値の高いサービスを提供できない場合には売上高は減少し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 食品の安全管理について 店舗での食中毒事故や、工場・配送センター等における衛生上の問題が発生した場合、あるいは食材に含まれるアレルゲンや食材の原産地等の表示内容に重大な誤りがあった場合等に、企業イメージの悪化や損害賠償金の支払い等によって、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 食材の調達について 主要食材について、安全性が担保できないような事態が発生する場合や、生産者や市場の動向による供給量の減少等によって調達が困難になる場合に、メニューの改定や削減を余儀なくされることによって店舗の売上が減少したり、調達価格が高騰して収益が圧迫されたりすること等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 自然災害等について 大規模な地震や台風等の自然災害、あるいは事故等によって工場の操業や店舗への配送に支障をきたし、店舗への食材等の供給が停止する事態が発生した場合には、店舗の営業が困難な状態となり、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 法的規制等について 当社グループでは、会計・税務関連法規、労務関連法規、食品衛生関連法規、環境関連法規等、店舗の営業や工場での製造に係る各種法的規制を受けております。これらの法的規制が変更された場合、それに対応するための新たな費用が発生することにより、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 敷金・保証金等について 当社グループの店舗は賃借物件が大半で、出店に際して賃貸人に敷金・保証金等を支払っております。賃貸人の破綻等により、敷金・保証金等の回収ができなくなった場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 固定資産の減損損失について 当社グループが保有する固定資産において資産価値の下落や、キャッシュ・フローの低下等によって減損処理をした場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 海外事業について 当社グループの海外事業は、アジアを中心にカレーハウスCoCo壱番屋を展開しております。それぞれの国や地域における政治・経済情勢等の影響により、店舗の営業が継続困難となった場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 人材確保について 当社グループにおいては、中長期に亘る継続的な成長のために、優秀な人材の採用と教育が重要であると考えておりますが、人材の採用・教育が計画どおりに進まない場合や、大量の退職者が発生した場合等には、事業展開の妨げとなることで、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 大規模感染症の流行等について 新型感染症等の疾病が世界各地で大流行した場合等、当該エリアにおける店舗の営業や工場の操業等が困難になることや、個人消費の落ち込みや生産・物流機能の停滞等により、世界経済が大きく減速する等の場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。