ユナイテッドアローズ(7606)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,455 | 92 | 52 | 4 | 16.8 | 174.6 | — | 45.2 |
| FY2017 | 1,544 | 105 | 52 | 115 | 15.1 | 185.1 | 78.0 | 50.1 |
| FY2018 | 1,589 | 111 | 64 | 32 | 16.2 | 226.2 | 78.0 | 53.5 |
| FY2019 | 1,574 | 88 | 35 | 18 | 8.4 | 124.2 | 80.0 | 55.2 |
| FY2020 | 1,217 | -66 | -72 | -84 | -24.1 | -252.7 | 83.0 | 46.9 |
| FY2021 | 1,184 | 17 | 7 | 71 | 2.4 | 25.7 | 0.0 | 50.4 |
| FY2022 | 1,301 | 64 | 43 | 90 | 12.9 | 152.4 | 19.0 | 55.1 |
| FY2023 | 1,343 | 67 | 49 | 37 | 13.9 | 175.4 | 47.0 | 58.2 |
| FY2024 | 1,509 | 80 | 43 | 9 | 11.3 | 155.1 | 55.0 | 53.9 |
| FY2025 | 1,646 | 91 | 61 | -41 | 14.5 | 221.3 | 63.0 | 58.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
ユナイテッドアローズは、長年にわたり培ってきた「ユナイテッドアローズ」というブランド認知度と、セレクトショップとしての独自の品揃え・世界観が強み。特に、ファッション感度の高い顧客層からの信頼は厚く、これがブランド価値を形成している。高級志向のPB(プライベートブランド)もブランドイメージ向上に寄与。
特定のブランドやスタイルを好む顧客は、ユナイテッドアローズの提供する商品や体験に愛着を持つ傾向がある。しかし、ファッション業界はトレンドの移り変わりが早く、競合他社も魅力的な商品を提供するため、顧客が他社へ移行する可能性はゼロではない。ロイヤルティプログラムは存在するが、スイッチングコストは限定的。
ユナイテッドアローズのビジネスモデルは、直接的なネットワーク効果を生み出す構造ではない。顧客が増えることで、商品ラインナップやサービスが直接的に向上するわけではない。
SPA(製造小売業)モデルを採用し、企画・製造・販売を一貫して行うことで、中間マージンを削減し、一定のコスト効率を図っている。しかし、高品質な商品やブランドイメージ維持のためのコストもかかり、圧倒的なコスト優位性とは言えない。
国内有数のセレクトショップチェーンとして、一定の規模を持つ。店舗網や仕入れ力において、中小規模の競合に対しては優位性がある。しかし、ファーストリテイリングのようなグローバルSPAや、大手百貨店などと比較すると、規模の経済性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
ブランド力とセレクト能力の維持・向上による既存顧客の囲い込み
PB商品開発力の強化と高付加価値化による収益性向上
デジタル戦略(EC強化、OMO推進)による新たな顧客層の獲得と顧客体験向上
弱気シナリオ(モート侵食)
ファストファッションやEC専業ブランドとの価格競争激化
トレンドの変化への対応遅れによる顧客離れ
国内消費の低迷やインバウンド需要の変動による売上への影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ユナイテッドアローズの投資が失敗するには、まずその核となるブランド価値が毀損される必要がある。これは、一貫性のない商品展開、品質低下、あるいは不適切なマーケティング活動によって引き起こされる可能性がある。また、競合他社がより魅力的な商品、価格、あるいは顧客体験を提供し、ユナイテッドアローズの顧客層を効果的に奪うシナリオも考えられる。特に、デジタルネイティブ世代の嗜好を捉えきれず、ECチャネルでの競争力を失うことは、将来の成長を大きく阻害する要因となるだろう。さらに、グローバルなサプライチェーンの混乱や、国内消費者のファッションに対する価値観の根本的な変化(例:サステナビリティへの過度な偏重、ミニマリズムの浸透など)が、同社のビジネスモデルと合致しなくなる可能性も無視できない。
5年後のモート予測
ブランド力と顧客体験を軸に、PB強化とデジタル戦略を推進。新規顧客獲得と既存顧客単価向上により、売上・利益ともに着実な成長を達成する。
既存事業の安定性を維持しつつ、トレンドへの適応とEC強化を進める。緩やかな成長軌道を維持するが、競争激化により利益率は伸び悩む可能性。
競争激化と消費低迷により、売上・利益ともに減少。ブランドイメージの陳腐化やデジタル対応の遅れが顕著になり、市場シェアを失う。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 669億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 58.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 13.3% | |
| 6. 適度なPER | PER 11.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.59倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-08-04 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-02 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-23 臨時報告書
- 2026-06-02 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-11 臨時報告書