事業の概要
- 料飲部門での収益マルシェは、「酔虎伝」「八剣伝」「居心伝」「餃子食堂マルケン」といった多様なブランドの居酒屋を直営で展開し、料理や飲み物の提供を通じて売上を上げています。特に「酔虎伝」は関西の食材を、「八剣伝」は炭火串焼きを、「居心伝」は低価格の鉄板料理を、「餃子食堂マルケン」は自家製餃子と中華料理を主力とし、幅広い顧客層のニーズに応えることで収益を確保しています。
- FC部門からのロイヤリティフランチャイズ(FC)加盟店に対して経営指導を行い、その対価としてロイヤリティ(商標使用料や経営指導料)を受け取っています。これにより、自社の直接的な店舗運営コストを抑えつつ、ブランドの拡大と安定的な収益源を確保するビジネスモデルを構築しています。
- 商品供給による収益直営店だけでなく、FC加盟店に対しても酒類や食材を一括して供給しています。これにより、仕入れコストの効率化を図るとともに、加盟店への安定供給と品質管理を徹底し、商品供給を通じた収益も得ています。また、管理部門がFC加盟店への設備販売等も行い、多角的な収益構造を構築しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 料飲部門この部門は、マルシェが直営で運営する居酒屋チェーン「酔虎伝」「八剣伝」「居心伝」「餃子食堂マルケン」などでの飲食料品の提供が主な事業内容です。「酔虎伝」は関西食材中心の大衆居酒屋、「八剣伝」は炭火串焼き、「居心伝」は低価格の鉄板居酒屋、「餃子食堂マルケン」は自家製餃子と中華料理を特徴としており、多様なブランドで顧客に料飲サービスを提供し、売上を上げています。
- フランチャイズ(FC)部門この部門では、FC加盟店に対して経営指導を行い、その対価としてロイヤリティ(商標使用料や経営指導料)を受け取っています。自社のブランドを他社に展開してもらうことで、初期投資を抑えつつ事業規模を拡大し、安定的な収益源を確保しています。加盟店の成功が直接、この部門の収益に繋がる構造です。
- 商品部門この部門は、直営店およびFC加盟店に対して、酒類や食材を供給する事業を行っています。一括仕入れによるコスト削減や品質管理の徹底を図りながら、店舗運営に必要な主要な商品を供給することで収益を得ています。これにより、グループ全体のサプライチェーンを効率化し、安定した商品供給体制を構築しています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3 【事業の内容】当社の事業内容の区分としましては、料飲部門、FC部門、商品部門及びその他部門となっております。なお、セグメント情報を記載していないため、事業部門ごとに記載しております。事業部門の名称事業内容料飲部門 酔虎伝なにわの大衆居酒屋として関西の食材を中心とするメニュー構成と、大衆価格による料飲の提供 八剣伝炭火串焼きを中心とした地域に密着した居酒屋による料飲の提供 居心伝“低価格の鉄板居酒屋”をテーマに、少量多種メニューによる料飲の提供 餃子食堂マルケン店内手仕込みの自家製餃子の他、中華料理を中心とする食事メニューも充実した低価格による料飲の提供 その他上記以外の業態FC部門FC加盟店に対する経営指導及びロイヤリティの受取商品部門直営店及びサプライヤーを通してFC加盟店に酒類・食材を供給その他部門管理部門FC加盟店への設備の販売等 [事業系統図]以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。(2025年3月31日現在)◇事業系統図
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 居酒屋業界での価格・品質・サービスを巡る厳しい競争に直面しているため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | なし 居酒屋業界は同業他社、ファストフード、レストランチェーン、小売業界との厳しい競争があるため。 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 成長投資 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 中程度 |
会社が挙げる主要リスク:競合競争による客数減少や利益圧迫 / 人員確保の困難による出店計画未達成や店舗閉鎖 / 食品事故による営業停止
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
マルシェは特定の強力なブランドや特許、規制ライセンスを保有しているという情報は開示されておらず、無形資産による競争優位性は確認できない。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
中古車販売という性質上、顧客が他の販売店へ乗り換える際の直接的な金銭的損失は小さい。しかし、特定の車種や状態の良い車両を求める顧客にとっては、マルシェでの取引経験や信頼が一定のスイッチングコストとなりうる。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
マルシェの事業モデルは、顧客数が増えることでサービスの価値が向上するようなネットワーク効果は発生しない。
コスト優位★☆☆☆☆
中古車業界全体として、仕入れルートの多様化や効率的な在庫管理がコスト競争力に影響する。マルシェが他社と比較して構造的に低いコスト構造を有しているという明確な証拠はないが、中古車オークションへの参加などによる一定の効率化は考えられる。
規模の経済★★☆☆☆
マルシェは中古車販売業界において一定の規模を持つが、業界全体を寡占するほどの圧倒的なシェアではない。複数店舗展開による規模の経済性は限定的であり、業界規模に対して最適な少数寡占とは言えない。
- 多様なブランド展開マルシェは「酔虎伝」「八剣伝」「居心伝」「餃子食堂マルケン」など、異なるコンセプトを持つ複数の居酒屋ブランドを展開しています。これにより、幅広い顧客層のニーズに対応し、市場の変化や地域特性に応じた柔軟な店舗展開が可能となり、特定の業態に依存するリスクを軽減しています。
- 地域密着型経営特に「八剣伝」は炭火串焼きを中心とした地域に密着した居酒屋として展開しており、各地域の顧客の嗜好やコミュニティに合わせたサービスを提供することで、顧客との強固な関係を築いています。これにより、リピーターの獲得や口コミによる集客効果が期待でき、安定した顧客基盤を構築しています。
- 低価格戦略と品質多くのブランドで「低価格」をテーマに掲げつつ、例えば「餃子食堂マルケン」では店内手仕込みの自家製餃子を提供するなど、品質にも配慮しています。価格競争が激しい居酒屋業界において、手頃な価格で一定の品質を提供することで、顧客の満足度を高め、競合他社との差別化を図っています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 基本方針、経営指標及び中長期的な経営戦略等当社は、居酒屋チェーンを中心に展開する企業として、「心の診療所を創造する」を経営理念としながら、重点方針「ダイバーシティ・マルシェ」を掲げ、今までにない新たなマルシェグループを創造してまいります。私たちの考える「ダイバーシティ・マルシェ」とは新たな3つの可能性(下表◇重点方針「ビジョン2028」参照)への挑戦です。「ダイバーシティ・マルシェ」は食を通じて様々な可能性を持つ人やその考え方、文化を寛容に受け入れ、その人の持つ様々なカラー(能力)を湧き出させる事ができる会社に挑戦してまいります。この活動を通じて国内のみでなく、世界のマーケットを見るという視点を持ち、視座を変える事で「新生マルシェ」=「ダイバーシティ・マルシェ」として一歩を踏み出します。また、中長期的な経営ビジョンを以下のとおり定め、持続的な成長と企業価値向上に努めております。 ◇経営理念心の診療所を創造する ◇中長期的な経営ビジョンマルシェは世界の心の診療所を目指しダイバーシティ経営のリーディングカンパニーとなる ◇重点方針「ビジョン2028」 ◇主要経営指標項 目2028年3月期(計画)売上高65億円営業利益率4%以上当期純利益率3%以上自己資本比率25%以上 (2) 経営環境及び対処すべき課題 ①既存直営店の収益力向上原材料価格が高騰していく中、「本物をおいしくちゃんとやる」を掲げ、商品のおいしさを追求したうえで、提供する商品の付加価値を高め、お客様単価の向上による粗利益の確保に努めてまいります。又、新しい業態の「やきとり ええねん」及び「ハッケン酒場」では、当社自慢の本格焼鳥に加えて、お客様が安心してご注文いただけるリーズナブルな価格でドリンクを提供しており、たくさんのお客様にご来店いただくことで収益力の向上を図っております。加えて、サービス力のみに特化した「心の診療所認証店制度」を実施することで、お客様満足度の向上に繋げてまいります。 ②FC事業の強化加盟店の店舗数減少対策として「KIZUNAプロジェクト」を発足し、新たな加盟オーナーや既存オーナーのサポートを強化してまいります。従来のスーパーバイザーによる店舗回訪やメニュー開発に加えて、集客マーケティングサポートや刷新したQ&Aハンドブックを活用した、新たな経営者育成支援制度「ドリームコース」を推進することで、FC事業の活性化に繋げてまいります。 ③新業態パッケージの挑戦「やきとり ええねん」「ハッケン酒場」を中心に、新規出店及び業態変更を促進してまいります。既に「ハッケン酒場」に業態変更をしている店舗においては、昨年を上回る売上高を推移しており、業態変更を加速することで更なる収益力向上に努めてまいります。立地戦略としまして、駅前繁華街には「やきとり ええねん」を、郊外ロードサイド・2等立地には「ハッケン酒場」を出店戦略としております。 ④SDGsへの取組みダイバーシティ経営の取組みの一環として、外国人材の更なる雇用促進や、女性の管理職登用を推進してまいります。又、各自治体の特産物や特産品を当社のメニューに取込むことで、食を通じてその地域の魅力と伝統を発信する「ふるさと応援団マルシェ」を活性化いたします。加えて、ペットボトルキャップを回収し、資源の再利用・売却を行い、その寄付金で開発途上国にワクチンを贈るエコキャップ運動にも取組んでまいります。 ⑤財務体質の強化2025年3月期においても、前事業年度に引き続き、営業利益、経常利益、純利益共に黒字化を図ることが出来ました。2025年3月期末の現金及び預金の残高は21億16百万円であり、複数の金融機関から総額20億13百万円の継続した借入の他、2023年7月末には自己資本の増強及び財務基盤の安定化のための第三者割当によるA種種類株式の発行により、2億9千万円の資金調達も実施しております。2026年3月期においても、中期経営計画の完遂及び財務基盤の更なる強化としまして、2025年6月16日に第三者割当による普通株式の発行を実施し、3億54百万円の資金調達を実施いたしました。今後も、更なる財務体質の強化を図ってまいります。 ⑥構造改革による管理コストの見直し及びコーポレートガバナンスの強化小売店との垣根を越えた競合による競争が更に激しくなっていくことに加え、労働需給の逼迫や物流経費の上昇等により利益を圧迫しやすい経営環境にあり、経営効率の向上と、競争力を強化するためにも、全社的リスクマネジメントシステムの強化に努めてまいります。また、可能な限りコーポレートガバナンス・コードを意識した透明性の高いガバナンス体制の構築を推し進めていくことにより、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図ってまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 基本方針、経営指標及び中長期的な経営戦略等当社は、居酒屋チェーンを中心に展開する企業として、「心の診療所を創造する」を経営理念としながら、重点方針「ダイバーシティ・マルシェ」を掲げ、今までにない新たなマルシェグループを創造してまいります。私たちの考える「ダイバーシティ・マルシェ」とは新たな3つの可能性(下表◇重点方針「ビジョン2028」参照)への挑戦です。「ダイバーシティ・マルシェ」は食を通じて様々な可能性を持つ人やその考え方、文化を寛容に受け入れ、その人の持つ様々なカラー(能力)を湧き出させる事ができる会社に挑戦してまいります。この活動を通じて国内のみでなく、世界のマーケットを見るという視点を持ち、視座を変える事で「新生マルシェ」=「ダイバーシティ・マルシェ」として一歩を踏み出します。また、中長期的な経営ビジョンを以下のとおり定め、持続的な成長と企業価値向上に努めております。 ◇経営理念心の診療所を創造する ◇中長期的な経営ビジョンマルシェは世界の心の診療所を目指しダイバーシティ経営のリーディングカンパニーとなる ◇重点方針「ビジョン2028」 ◇主要経営指標項 目2028年3月期(計画)売上高65億円営業利益率4%以上当期純利益率3%以上自己資本比率25%以上 (2) 経営環境及び対処すべき課題 ①既存直営店の収益力向上原材料価格が高騰していく中、「本物をおいしくちゃんとやる」を掲げ、商品のおいしさを追求したうえで、提供する商品の付加価値を高め、お客様単価の向上による粗利益の確保に努めてまいります。又、新しい業態の「やきとり ええねん」及び「ハッケン酒場」では、当社自慢の本格焼鳥に加えて、お客様が安心してご注文いただけるリーズナブルな価格でドリンクを提供しており、たくさんのお客様にご来店いただくことで収益力の向上を図っております。加えて、サービス力のみに特化した「心の診療所認証店制度」を実施することで、お客様満足度の向上に繋げてまいります。 ②FC事業の強化加盟店の店舗数減少対策として「KIZUNAプロジェクト」を発足し、新たな加盟オーナーや既存オーナーのサポートを強化してまいります。従来のスーパーバイザーによる店舗回訪やメニュー開発に加えて、集客マーケティングサポートや刷新したQ&Aハンドブックを活用した、新たな経営者育成支援制度「ドリームコース」を推進することで、FC事業の活性化に繋げてまいります。 ③新業態パッケージの挑戦「やきとり ええねん」「ハッケン酒場」を中心に、新規出店及び業態変更を促進してまいります。既に「ハッケン酒場」に業態変更をしている店舗においては、昨年を上回る売上高を推移しており、業態変更を加速することで更なる収益力向上に努めてまいります。立地戦略としまして、駅前繁華街には「やきとり ええねん」を、郊外ロードサイド・2等立地には「ハッケン酒場」を出店戦略としております。 ④SDGsへの取組みダイバーシティ経営の取組みの一環として、外国人材の更なる雇用促進や、女性の管理職登用を推進してまいります。又、各自治体の特産物や特産品を当社のメニューに取込むことで、食を通じてその地域の魅力と伝統を発信する「ふるさと応援団マルシェ」を活性化いたします。加えて、ペットボトルキャップを回収し、資源の再利用・売却を行い、その寄付金で開発途上国にワクチンを贈るエコキャップ運動にも取組んでまいります。 ⑤財務体質の強化2025年3月期においても、前事業年度に引き続き、営業利益、経常利益、純利益共に黒字化を図ることが出来ました。2025年3月期末の現金及び預金の残高は21億16百万円であり、複数の金融機関から総額20億13百万円の継続した借入の他、2023年7月末には自己資本の増強及び財務基盤の安定化のための第三者割当によるA種種類株式の発行により、2億9千万円の資金調達も実施しております。2026年3月期においても、中期経営計画の完遂及び財務基盤の更なる強化としまして、2025年6月16日に第三者割当による普通株式の発行を実施し、3億54百万円の資金調達を実施いたしました。今後も、更なる財務体質の強化を図ってまいります。 ⑥構造改革による管理コストの見直し及びコーポレートガバナンスの強化小売店との垣根を越えた競合による競争が更に激しくなっていくことに加え、労働需給の逼迫や物流経費の上昇等により利益を圧迫しやすい経営環境にあり、経営効率の向上と、競争力を強化するためにも、全社的リスクマネジメントシステムの強化に努めてまいります。また、可能な限りコーポレートガバナンス・コードを意識した透明性の高いガバナンス体制の構築を推し進めていくことにより、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図ってまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当事業年度における我が国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善、円安に伴うインバウンド需要の継続等により、景気は緩やかな回復基調で推移する一方、海外情勢等に起因した物価上昇等もあり、依然として先行きは不透明な状況が続いております。外食業界におきましては、消費者の外食需要が経済活動の正常化につれて回復基調にあるものの、原材料価格・光熱費等の上昇や物価高による節約志向の高まり、人手不足の影響等により、引き続き厳しい経営環境が続いております。この様な状況の中、私たちは、「ビジョン2028」の重点施策「新たな3つの可能性への挑戦」を以下の内容で実践しております。①新しい業態の創造…「世界に通用する業態への進化」を目指し、当事業年度においては、「やきとり ええねん」2店舗、「大阪やきそばセンター」1店舗を新規出店いたしました。また、既存店舗においては「ハッケン酒場」を中心に、11店舗の業態変更及び改装を実施したことで、従来の顧客に加え、若い世代の顧客が増加したこともあり、施策後の売上高平均は、前年対比120%以上の水準で推移いたしました。②新しい人材の活躍…「外国人材の活躍とエネルギーあふれる人材の採用と育成」を目的として、新たに11名の外国人材を正社員として雇用いたしました。外国人材の活躍においては、店長代行者2名が育ち、活躍の土壌作りが進んでおります。また、マルシェドリームコースにより、FCオーナー候補者を募っている中、ハッケン酒場を中心に広く周知を図っております。③新しい社風の構築…「独自性や多様性を尊重する寛容な社風の創造」として、様々な個性を輝かせるために、身だしなみルールの見直しをはかると共に、女性幹部の抜擢、外国人幹部の抜擢等を推進しております。 このような取組みを行った結果、当事業年度における経営成績は、売上高は45億81百万円(前年同期比2.0%減)、営業利益は44百万円(前年同期比51.5%減)、経常利益は32百万円(前年同期比65.9%減)、当期純利益は34百万円(前年同期比0.1%増)となりました。 (2)財政状態及び経営成績の状況 ① 経営成績当事業年度における売上高は45億81百万円、営業利益は44百万円、当期純利益は34百万円となりました。なお、当社は、飲食事業の単一セグメントであるため、事業部門別の売上高の内訳を記載しております。 事業部門金額(千円)構成比(%)料飲部門 酔虎伝254,3565.6 八剣伝1,346,02029.4 居心伝57,2681.3 餃子食堂マルケン849,60118.5 その他業態529,42511.6 料飲部門小計3,036,67266.3FC部門 ロイヤリティ等342,3547.5 FC部門小計342,3547.5商品部門 食材等販売1,076,55323.5 酒類等販売19,6960.4 商品部門小計1,096,25023.9その他部門106,4882.3 合計4,581,766100.0 (売上高)外食産業におきましては、需要回復の兆しが見られるものの、人手不足による人件費の上昇や原材料の高騰等により、厳しい経営環境が続いております。そのような状況におきまして、当事業年度の売上高は前年同期比2.0%減の45億81百万円となりました。(営業利益)営業利益は、発送配達費及び水道光熱費の高騰が続いたことにより、コストが増加した結果、44百万円の営業利益(前年同期は営業利益91百万円)となりました。(当期純利益)当期純利益は、前期86百万円計上した減損損失を当期は回避できたことにより、34百万円の当期純利益(前年同期は当期純利益34百万円)となりました。 ② 生産、受注及び販売の実績当社は、飲食事業の単一セグメントであるため、生産、受注及び販売の状況につきましては、事業部門区分ごとに記載しております。 (イ) 生産実績当社は、生産を行っていないため、生産実績にかえて料飲部門の収容実績を記載しております。料飲部門の業態別収容実績 業態別店舗数客席数(千席)前年同期比(%)来店客数(千人)前年同期比(%)酔虎伝4157△9.5010493.6八剣伝417803.0246998.1居心伝146△20.851979.8餃子食堂マルケン21414△5.2937695.6その他業態1525522.64258110.1合計821,6541.101,22898.8 (注) 1 客席数は、各月末現在の各店舗客席数×営業日数として算出しております。 2 店舗数には業態変更等を含む閉店6店舗(酔虎伝1店舗、餃子食堂マルケン1店舗、その他業態4店舗)が含まれております。 (ロ) 仕入実績当事業年度の仕入実績は次のとおりであります。事業部門別の仕入実績 事業部門金額(千円)前年同期比(%)料飲部門 酔虎伝75,22690.9 八剣伝414,725101.8 居心伝15,78175.5 餃子食堂マルケン238,65297.4 その他業態154,700112.1 料飲部門小計899,086100.6FC部門 ロイヤリティ等23,14594.6 FC部門小計23,14594.6商品部門 食材等販売817,91787.6 酒類等販売56,101103.9 商品部門小計874,01888.5その他部門8,91377.5 合計1,805,16494.1 (ハ) 受注状況該当事項はありません。 (ニ) 販売実績当事業年度の販売実績は次のとおりであります。事業部門別の販売実績 事業部門金額(千円)前年同期比(%)料飲部門 酔虎伝254,35692.0 八剣伝1,346,020102.7 居心伝57,26880.0 餃子食堂マルケン849,60198.1 その他業態529,425119.8 料飲部門小計3,036,672102.3FC部門 ロイヤリティ等342,35494.0 FC部門小計342,35494.0商品部門 食材等販売1,076,55389.4 酒類等販売19,69651.7 商品部門小計1,096,25088.3その他部門106,488103.9 合計4,581,76698.0 ③ 財政状態(資産の部)当事業年度末における資産は、現金及び預金4億20百万円の減少、未収入金46百万円の減少、直営店舗の新規出店・改装等により有形固定資産が51百万円の増加等により、総資産が前事業年度末に比べ4億1百万円減少し、34億26百万円となりました。(負債の部)当事業年度末における負債総額は、主に買掛金1億67百万円の減少、短期借入金の返済により1億79百万円の減少等により、前事業年度末に比べ4億17百万円減少し、30億16百万円となりました。(純資産の部)当事業年度末における純資産は、主に当期純利益の計上34百万円、剰余金の配当23百万円等により15百万円増加し、4億10百万円となりました。 ④ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、営業活動によるキャッシュ・フローが82百万円の支出、投資活動によるキャッシュ・フローが1億13百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが2億24百万円の支出となったことにより、前事業年度末と比べて4億20百万円減少し、21億16百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、減少した資金は82百万円であります。これは主に税引前当期純利益42百万円増加したものの、仕入債務1億67百万円減少したことによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果、減少した資金は1億13百万円であります。これは主に有形固定資産の取得による支出97百万円によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果、減少した資金は2億24百万円であります。これは主に短期借入金の純減少額1億79百万円と長期借入金の返済による支出23百万円によるものであります。 (3)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたりまして、見積りが必要な事項につきましては、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因に基づき、見積りや判断を行っております。しかしながら、見積り及び判断は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりです。重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容当社の当事業年度末の経営成績は、売上高につきましては、前事業年度末からの直営店舗数の増加等もあり、直営店舗の売上高は前年同期比102.3%で着地しました。一方、加盟店の店舗数は17店舗減少したことから、当社グループ加盟店のロイヤリティ等収入は21百万円減少、そして、加盟店への食材・酒類等販売売上高が1億45百万円減少したこと等により、45億81百万円となり、前事業年度と比較して2.0%の減収で着地しました。営業利益及び経常利益につきましては、ロイヤリティ等売上高、食材・酒類等販売売上高の減収と、人件費、発送配達費等の販売費及び一般管理費が前事業年度と比して2.6%増加したことにより、営業利益44百万円、経常利益32百万円となりました。当期純利益につきましては、前事業年度は店舗収益低下等による減損損失86百万円を計上しておりましたが、当事業年度は減損損失を回避できたことにより、当期純利益34百万円となりました。資産合計につきましては、前事業年度末と比して4億1百万円減少し、34億26百万円となりました。また、負債合計につきましては、前事業年度末と比して4億17百万円減少し、30億16百万円となりました。当社の資産のうち、主なものは、現金及び預金21億16百万円、売掛金2億92百万円、有形固定資産3億79百万円、差入保証金3億円となっております。また、負債のうち、主なものは、短期借入金(1年以内返済予定の長期借入金含む)16億57百万円、買掛金2億21百万円、長期預り保証金2億61百万円、長期借入金3億56百万円となっております。当事業年度末の資産が減少している主な要因は、借入金の元本一部返済、新規出店、改装に伴う設備投資により現金及び預金が減少していることによります。また負債の金額が減少している主な原因は、買掛金及び短期借入金が減少していることによります。純資産につきましては、前事業年度末と比して15百万円増加し、4億10百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金の増加によります。キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載のとおりです。当社の資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりです。当社の資金需要のうち主なものは、原材料等の仕入資金の他、人件費、設備費及び一般管理費等の運転資金及び新規出店等の投資資金であり、自己資金及び借入金を財源としております。
事業リスク
- 競合激化による業績悪化居酒屋業界は同業他社だけでなく、ファストフードやスーパーマーケットなど中食・小売業界とも激しい競争に直面しています。品質・価格・サービスで競合に劣ると客数が減少し、少子高齢化による物流費上昇や原材料高騰が利益を圧迫した場合、マルシェの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 人員確保の困難さ少子高齢化による労働力不足で採用教育費が増加する中、新規・既存店舗に必要な人員の確保が困難になるリスクがあります。これにより、計画通りの新規出店ができなかったり、既存店舗の運営が厳しく閉店に至ったりした場合、マルシェの事業拡大や収益性に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 食品事故・店舗事故の発生衛生管理や事故予防に万全を期しているものの、万一、食中毒や飲酒運転・未成年者飲酒などの店舗事故が発生した場合、営業停止や損害賠償問題、企業信用の低下を招く可能性があります。これにより、売上の大幅な減少やブランドイメージの毀損が生じ、マルシェの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。(1)競合競争について当社が属する居酒屋業界では、当社と同様に居酒屋事業を展開する同業他社、ファストフードやレストランチェーンなどの中食を中心とした外食企業の他、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売業界との間で、価格・品質・サービス等を巡って厳しい競争が展開されております。その中にあって、当社は、創業以来、「心の診療所を創造する」という経営理念を基として蓄積された当社独自のコア・コンピタンスを軸とした経営施策をもって競合との差別化を進めておりますが、当社が提供する商材の品質、価格、あるいはサービスレベルを上回る競合先が出現する等により客数が大幅に減少するに至った場合、もしくは少子高齢化に伴う物流経費の上昇や地球温暖化等に伴う原材料の高騰等により利益が圧迫される状態を招いた場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。(2)人員の確保について少子高齢化に伴う労働需給の逼迫によって採用教育費が上昇傾向にある経営環境下において、当社では、新規店舗のみならず既存店舗の運営に必要な人員の確保に最大限努めておりますが、採用条件に適う人員の確保が困難となり計画通りの新規出店を実行できない、もしくは、適正人員を欠く状況が継続し店舗運営が厳しく閉店することとなった場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。(3)食品事故について当社では、全社的リスクマネジメントシステムとして、「店舗事故予防委員会」を設置し、事故予防に関する講習会を定期的に実施している他、衛生管理について独自に策定したマニュアルに基づき衛生検査の実施、その他社外の検査機関によるチェックを随時行うなど安全性には最大限の万全を期しておりますが、万一、生産、流通、保存、調理の過程で何らかの影響により不可抗力的な食中毒が発生した場合には、一定期間の営業停止等を余儀なくされ、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。(4)営業店舗での事故について当社では、全社的リスクマネジメントシステムとして、「店舗事故予防委員会」を設置し、事故予防に関する講習会を定期的に実施する等により店長へのコンプライアンス意識への啓発を行うことで細心の注意を払った店舗運営を実施しておりますが、万一、飲酒運転や未成年者飲酒禁止法に基づく未成年飲酒について販売する側の責任を問われた場合には、信用の低下等により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。(5)食の品質・安全について当社は、全社的リスクマネジメントシステムとして、「品質管理委員会」や「メニュー表示適正化委員会」を設置し、食の品質や安全のみならず、メニュー表示の適正に関する会議を定期的に実施している他、取引先の協力を仰ぎながら、産地、加工工程、添加物等のデータ管理を行い食の品質・安全を担保しております。しかしながら、万一、表示内容に重大な誤り等が生じた場合には、信用の低下等を招き売上減少等により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。(6)自然災害について当社の店舗が営業している地域で地震や大型台風等の自然災害が発生した場合は、店舗設備の損壊、社会インフラ、物流の寸断、避難勧告等の理由により、店舗の休業や営業時間の短縮を余儀なくされる場合があります。また自然災害による影響が長期化し、さらには消費意欲の低下、食材の高騰等が生じた場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。(7)「固定資産の減損に係る会計基準」の適用について当社の共用資産及び事業用資産である直営店舗において、競合店の出現等、事業環境の変化により業績が悪化し、投資回収が困難になる場合には、減損損失を計上し、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。(8)差入保証金及び敷金について当社は直営店舗について、主に建物等を賃借する形で出店しており、賃貸人が破綻等の状態に陥り継続的使用や債権の回収が困難となった場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)出店立地の調達について当社は新規出店立地を、顧客需要、賃料、商圈人口、競合店の状況等を総合的に勘案し慎重に吟味した上で決定しておりますが、諸条件に合致する物件が調達できない場合には、出店計画が未達成となり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。(10)個人情報の管理について当社は、顧客へのアンケート等を通じて多くの個人情報を保有しており、個人情報保護法令やガイドラインに沿った個人情報保護の観点から、その管理には万全を期しておりますが、万一、不正の発生等により個人情報が漏洩した場合には、損害賠償問題の発生や信用の低下等が、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。(11)有利子負債の依存度について当社の2025年3月31日現在における有利子負債残高は20億13百万円であり、有利子負債依存度は58.8%であります。金融情勢の変化等により市場金利が上昇した場合には、当社の財政状態または業績に影響を及ぼす可能性があります。