7516

コーナン商事(7516)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

小売業 小売

事業の概要

  • 小売・建築資材販売
    コーナン商事グループは、主にホームセンター事業を展開しており、個人顧客向けに日用品、DIY用品、園芸用品などを販売しています。また、プロの建築業者向けに建築資材なども提供しており、幅広い顧客層に対応しています。
  • 国内外での事業展開
    日本国内だけでなく、ベトナムやカンボジアといった海外にも子会社を通じて事業を展開しており、グローバルな視点で収益機会を追求しています。これにより、特定の地域に依存しない事業構造を構築しています。
  • 周辺サービスも提供
    小売事業に加えて、流通業周辺サービスも手掛けています。これにより、物流や店舗運営に関連するノウハウを活かし、グループ全体の効率化や新たな収益源の確保を目指しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 小売・建築資材販売事業
    コーナン商事グループの主要な事業であり、ホームセンターやプロ向け建材店を通じて、一般消費者や建築業者に商品を提供しています。日本国内のコーナン商事株式会社が中心となり、ベトナムのKOHNAN VIETNAM CO., LTD.や建デポ、ホームインプルーブメントひろせなどがこの事業を構成しています。
  • 海外小売事業
    ベトナムやカンボジアといったアジア地域での小売事業展開も行っています。KOHNAN VIETNAM CO., LTD.がベトナムで、KOHNAN (CAMBODIA) CO., LTD.がカンボジアで事業を展開し、現地の市場ニーズに合わせた商品やサービスを提供することで、新たな収益源の確保を目指しています。
  • その他周辺サービス事業
    流通業に関連する様々なサービスを提供しており、株式会社I'nTホールディングスやコーナンビジネスイノベーション株式会社などがこの分野を担っています。これにより、グループ全体の事業効率化や多角的な収益構造の構築を図っています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|399 文字
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は主に小売、建築資材等の販売事業を営んでおります。 当社グループの事業内容及び主要な会社は以下のとおりであります。なお、連結子会社の詳細は「4 関係会社の状況」をご参照ください。事業内容区分会社名小売、建築資材等の販売当社コーナン商事株式会社連結子会社KOHNAN VIETNAM CO., LTD.株式会社建デポ株式会社ホームインプルーブメントひろせ株式会社ホームセンターみつわ株式会社グラムスタイル株式会社イーナ非連結子会社KOHNAN (CAMBODIA) CO., LTD.ボーダレス株式会社その他(流通業周辺サービス等)連結子会社株式会社I'nTホールディングス非連結子会社大阪エイチシー株式会社有限会社南大沢イン(匿名組合)コーナンビジネスイノベーション株式会社サザンポートライン株式会社  事業の系統図は以下のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2026時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
市場競合状況が厳しく、同業他社の出店攻勢に対抗する必要があるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 設備
新規出店投資を継続して行う方針であり、出店に関する法規制やコストが障壁となる。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか ディフェンシブ
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 成長投資
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:過剰在庫によるリスク / 金利変動によるリスク / 出店に関する法規制等によるリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 11 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★★☆☆☆
根拠:中程度ブランド・特許・許認可

コーナン商事のブランド力は、DIY・ホームセンター業界において一定の認知度を持つ。PB(プライベートブランド)商品の開発・展開も進めているが、他社との差別化が明確に際立つレベルではない。特許や独占的IPは主要な競争優位とはなっていない。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

ホームセンターは一般的に顧客のスイッチングコストが低い業態である。コーナン商事も例外ではなく、価格、品揃え、立地などの要因で競合店への乗り換えが発生しやすい。ただし、長年の利用による慣れや、特定商品の取り扱いなどで一部顧客を繋ぎ止めている可能性はある。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

ホームセンター事業において、ネットワーク効果はほとんど見られない。顧客が増えることでサービスの質が向上したり、新たな価値が創出されたりする構造ではない。

コスト優位★★★☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

ホームセンター業界において、コーナン商事は一定の規模を持つ企業であり、仕入れや物流におけるコスト競争力を持つ可能性がある。PB商品の開発による粗利率の改善努力も見られる。ただし、業界全体として価格競争も激しく、圧倒的なコスト優位を確立しているとは言えない。

規模の経済★★★★☆
根拠:強い規模が参入障壁になる

コーナン商事は、国内有数のホームセンターチェーンであり、店舗網の広さと売上規模において業界内で上位に位置する。この規模は、仕入れ交渉力や効率的な物流網の構築に寄与し、競合他社に対する優位性となっている。特に西日本地域での強固な基盤を持つ。

  • 広範な商品ラインナップ
    日用品から建築資材まで多岐にわたる商品を扱うことで、多様な顧客ニーズに応えています。これにより、顧客の囲い込みや来店頻度の向上に繋がり、安定的な売上を確保しています。
  • 国内外の店舗網
    日本全国に広がる店舗網に加え、ベトナムやカンボジアといった海外にも進出しています。これにより、地域ごとの市場特性に合わせた戦略を展開し、事業規模の拡大とリスク分散を図っています。
  • PB商品の強化
    自社ブランド(PB)商品の開発・販売に注力することで、他社との差別化を図り、利益率の向上を目指しています。これにより、価格競争に巻き込まれにくく、安定した収益基盤を構築しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社グループは、2025年4月に「第4次中期経営計画」を公表し、誰からも愛される存在となるとともに、日本を代表する住まいと暮らしの総合企業を目指しております。上記目標を実現するために、全ての経営活動をお客様視点へ転換させ、法令遵守の徹底と内部管理体制を強化し、小売業全体の競争激化に対抗し得る経営基盤を確立することで、安定した高収益体質企業となることを目指しております。 (2) 目標とする経営指標当社グループは、2028年2月期を最終年度とする3カ年の第4次中期経営計画において、最終年度売上高5,600億円、営業利益290億円、EBITDA430億円、親会社株主に帰属する当期純利益165億円、総還元性向40%以上、累進配当を達成することを目標としております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略当社グループは、2025年4月に「第4次中期経営計画」を公表しました。最終年度目標は以下のとおりであり、売上規模の拡大と高収益を継続して追求するとともに、財務体質も更に強化してまいります。 ・売上高 5,600億円・営業利益 290億円・EBITDA 430億円・親会社株主に帰属する当期純利益 165億円・総還元性向 40%以上・累進配当 当中期経営計画を着実に推進し、当社グループの「目指す姿」である「日本を代表する住まいと暮らしの総合企業」を実現してまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社グループを取り巻く環境は、人口減少による市場規模の縮小や同業のホームセンターに加え、低価格路線でシェア拡大を進める他業種との競争もますます激化してきており、楽観を許さない状況が予想されます。このような状況の中、当社グループは「第4次中期経営計画」目標達成のために、全ての経営活動を『お客様視点』へ転換させ、7つの重点戦略と「ESG経営」「財務経営」に取り組んでまいります。 (重点戦略①:出店戦略)当社グループは、強みであるPRO業態を中心に注力エリア・ドミナント強化エリアに積極出店することで、お客様ともっと出会う場所を創出します。(重点戦略②:商品・価格戦略)当社グループは、お客様に一層支持されるPB商品の開発を強化します。お客様と共創する仕組みづくりとそのための商販宣の一体化を推進します。(重点戦略③:EC×店舗戦略)当社グループは、お客様の更なる利便性を追求し、e-shopや法人・リフォームサイトを強化するとともに、ECを起点とした来店促進(店舗送客)を進めます。(重点戦略④:ファン化戦略)当社グループは、自社アプリ会員数の拡大等を通じてサービス提供を強化し、お客様の次なる期待に応えていきます。(重点戦略⑤:物流戦略)当社グループは、物流業務の効率化・省人化と、出店拠点に呼応した物流拠点の確保により、お客様に喜ばれる安定した配送に努めます。(重点戦略⑥:オペレーション戦略)当社グループは、人手不足や高齢化が進む社会環境下、お客様へのサービス水準をより高めるため、本部・店舗の業務効率化・高度化を進めます。(重点戦略⑦:人財経営)当社グループは、将来を担う人材の育成と社内環境の整備に努め、従業員全員が成長できる体制を構築していきます。(ESG経営)当社グループは、サステナビリティの推進や地域貢献、人材への配慮・教育、ガバナンス強化を通じ、企業価値向上に努めます。(財務経営)当社グループは、財務基盤の安定を大前提に、成長投資と株主還元のバランスの取れたキャッシュアロケーションを推進していきます。 これらの重点戦略を実行することにより、誰からも愛される存在となるとともに、日本を代表する住まいと暮らしの総合企業を目指し、一層の企業価値向上に取り組んでまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社グループは、2025年4月に「第4次中期経営計画」を公表し、誰からも愛される存在となるとともに、日本を代表する住まいと暮らしの総合企業を目指しております。上記目標を実現するために、全ての経営活動をお客様視点へ転換させ、法令遵守の徹底と内部管理体制を強化し、小売業全体の競争激化に対抗し得る経営基盤を確立することで、安定した高収益体質企業となることを目指しております。 (2) 目標とする経営指標当社グループは、2028年2月期を最終年度とする3カ年の第4次中期経営計画において、最終年度売上高5,600億円、営業利益290億円、EBITDA430億円、親会社株主に帰属する当期純利益165億円、総還元性向40%以上、累進配当を達成することを目標としております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略当社グループは、2025年4月に「第4次中期経営計画」を公表しました。最終年度目標は以下のとおりであり、売上規模の拡大と高収益を継続して追求するとともに、財務体質も更に強化してまいります。 ・売上高 5,600億円・営業利益 290億円・EBITDA 430億円・親会社株主に帰属する当期純利益 165億円・総還元性向 40%以上・累進配当 当中期経営計画を着実に推進し、当社グループの「目指す姿」である「日本を代表する住まいと暮らしの総合企業」を実現してまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社グループを取り巻く環境は、人口減少による市場規模の縮小や同業のホームセンターに加え、低価格路線でシェア拡大を進める他業種との競争もますます激化してきており、楽観を許さない状況が予想されます。このような状況の中、当社グループは「第4次中期経営計画」目標達成のために、全ての経営活動を『お客様視点』へ転換させ、7つの重点戦略と「ESG経営」「財務経営」に取り組んでまいります。 (重点戦略①:出店戦略)当社グループは、強みであるPRO業態を中心に注力エリア・ドミナント強化エリアに積極出店することで、お客様ともっと出会う場所を創出します。(重点戦略②:商品・価格戦略)当社グループは、お客様に一層支持されるPB商品の開発を強化します。お客様と共創する仕組みづくりとそのための商販宣の一体化を推進します。(重点戦略③:EC×店舗戦略)当社グループは、お客様の更なる利便性を追求し、e-shopや法人・リフォームサイトを強化するとともに、ECを起点とした来店促進(店舗送客)を進めます。(重点戦略④:ファン化戦略)当社グループは、自社アプリ会員数の拡大等を通じてサービス提供を強化し、お客様の次なる期待に応えていきます。(重点戦略⑤:物流戦略)当社グループは、物流業務の効率化・省人化と、出店拠点に呼応した物流拠点の確保により、お客様に喜ばれる安定した配送に努めます。(重点戦略⑥:オペレーション戦略)当社グループは、人手不足や高齢化が進む社会環境下、お客様へのサービス水準をより高めるため、本部・店舗の業務効率化・高度化を進めます。(重点戦略⑦:人財経営)当社グループは、将来を担う人材の育成と社内環境の整備に努め、従業員全員が成長できる体制を構築していきます。(ESG経営)当社グループは、サステナビリティの推進や地域貢献、人材への配慮・教育、ガバナンス強化を通じ、企業価値向上に努めます。(財務経営)当社グループは、財務基盤の安定を大前提に、成長投資と株主還元のバランスの取れたキャッシュアロケーションを推進していきます。 これらの重点戦略を実行することにより、誰からも愛される存在となるとともに、日本を代表する住まいと暮らしの総合企業を目指し、一層の企業価値向上に取り組んでまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善等により緩やかな景気の回復基調が続きました。一方で、米国の新たな外交政策や貿易政策による影響や、地政学的リスクの高まりなどにより海外経済の減速が懸念される局面がありました。当社グループが主に事業展開している小売業界においても、物価上昇を背景とした消費者マインドの悪化、物流コストの増加や人手不足による供給制約等の影響を受けて不透明な経営環境が継続しました。このような環境の中で、当社グループは、2026年2月期から2028年2月期までを対象期間とする「第4次中期経営計画」を2025年4月付で公表し、計画達成に向けて各種施策に取り組みました。本計画の最終年度目標は、売上高5,600億円、営業利益290億円、親会社株主に帰属する当期純利益165億円であります。売上規模の拡大と高収益を継続して追求するとともに、財務体質のさらなる強化を図ってまいります。これらの取り組みの一環として、2025年10月31日付で株式会社ホームセンターみつわの発行済株式の51%を取得し、同社を新たに連結の範囲に含めました。同社は、当社グループの未出店エリアである福井県においてホームセンター4店舗を展開し、地域のお客様の住まいと暮らしに貢献している企業であります。なお、同社の業績については2025年11月1日以降の同社の損益計算書を連結の範囲に含めております。さらに、2025年12月26日付で株式会社I'nTホールディングスの発行済株式の全てを取得し、同社を新たに連結の範囲に含めました。同社は、インテリア・家具を中心としたEC専業事業会社2社を統括する持株会社であり、商品企画力や販売促進力を強みとする企業であります。なお、同社グループの業績については2025年12月1日以降の同社グループの損益計算書を連結の範囲に含めております。店舗拡充の分野では、当連結会計年度においてグループ全体で32店舗の出店及び3店舗の閉店を実施しました。また、株式会社ホームセンターみつわを連結子会社化したことにより福井県内のホームセンター4店舗が加わりました。これらにより、当連結会計年度末の当社グループの店舗数は669店舗となりました。なお、KOHNAN VIETNAM CO., LTD.の当事業年度は、2025年1月1日から2025年12月31日までであるため、当連結会計年度末現在の店舗数は、同社の2025年12月31日現在の店舗数を表示しております。 店舗数の増減(単位:店) 前期末店舗数出店閉店連結範囲変更当期末店舗数コーナン商事株式会社50220△2-520株式会社建デポ(うち、FC店)88(3)6(-)-(-)-(-)94(3)株式会社ホームインプルーブメントひろせ332△1-34株式会社ホームセンターみつわ---44国内計(うち、FC店)623(3)28(-)△3(-)4(-)652(3)KOHNAN VIETNAM CO., LTD.134--17合計(うち、FC店)636(3)32(-)△3(-)4(-)669(3) a.財政状態の状況当連結会計年度末の総資産は504,793百万円となり、前連結会計年度末と比較して25,786百万円増加しました。これは主に現金及び預金が4,676百万円、商品及び製品が13,981百万円、のれんが2,517百万円、差入保証金が2,111百万円、それぞれ増加したことによるものです。当連結会計年度末の負債総額は330,944百万円となり、前連結会計年度末と比較して17,730百万円増加しました。これは主に短期借入金が11,100百万円、1年内返済予定の長期借入金が3,651百万円、それぞれ増加したことによるものです。当連結会計年度末の純資産は173,849百万円となり、前連結会計年度末と比較して8,056百万円増加しました。この結果、自己資本比率は34.4%となり、前連結会計年度末と比較して0.3ポイント低下しました。 b.経営成績の状況当連結会計年度の営業収益は519,779百万円(前期比3.7%増)、売上総利益は185,532百万円(前期比3.4%増)、販売費及び一般管理費は180,854百万円(前期比5.4%増)、営業利益は22,397百万円(前期比10.4%減)、経常利益は20,754百万円(前期比11.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は12,263百万円(前期比13.7%減)となりました。当社グループは、単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末に比べ3,776百万円増加し、13,300百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は22,990百万円(前連結会計年度と比較して549百万円の増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益18,798百万円、減価償却費16,596百万円に対し、棚卸資産の増加額12,341百万円、法人税等の支払額7,916百万円となったことによるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は20,650百万円(前連結会計年度と比較して1,072百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出13,874百万円、差入保証金の差入による支出3,680百万円、新規連結子会社の取得による支出3,519百万円によるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果獲得した資金は1,460百万円(前連結会計年度は1,433百万円の使用)となりました。これは主に短期借入れによる収入159,400百万円、長期借入れによる収入33,500百万円に対し、短期借入金の返済による支出149,800百万円、長期借入金の返済による支出33,149百万円、リース債務の返済による支出2,837百万円、配当金の支払額3,381百万円、自己株式の取得による支出2,000百万円となったことによるものです。 ③仕入及び販売の実績商品部門別の構成内容は、次のとおりであります。(1)ホームインプルーブメント  木材・建材、工具、金物・水道、塗料・作業用品、園芸用品、園芸植物、資材、エクステリア、住設機器、リフォーム(2)ハウスキーピング      ダイニング用品、インテリア、電材・照明、日用品、収納用品、薬品、履物・衣料、家庭雑貨品、家電、介護用品(3)ペット・レジャー      カー用品、ペット用品、文具・事務用品、サイクル・レジャー用品(4)食品            食品、酒類(5)その他           100円ショップ、書籍、自動販売機、灯油 a. 商品仕入実績当連結会計年度の単一セグメント内の商品仕入実績を商品部門別に示すと、次のとおりであります。商品部門当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)前年同期比(%)ホームインプルーブメント(DIY用品)156,937百万円101.8ハウスキーピング(家庭用品)104,064106.1ペット・レジャー(ペット・レジャー用品)42,08699.0食品 15,173136.4その他 10,299119.7合計328,560104.5 b. 販売実績当連結会計年度の単一セグメント内の販売実績を商品部門別に示すと、次のとおりであります。商品部門当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)前年同期比(%)ホームインプルーブメント(DIY用品)240,177百万円103.5ハウスキーピング(家庭用品)158,928104.2ペット・レジャー(ペット・レジャー用品)70,254100.4食品 16,693117.4その他 16,006103.7合計502,059103.7 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態の分析「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態の状況」に記載のとおりであります。 b.経営成績の分析当連結会計年度においてグループ全体で32店舗の出店及び3店舗の閉店を実施したことに加え、株式会社ホームセンターみつわ及び株式会社I'nTホールディングスを新たに連結の範囲に含めたこと等により、営業収益は前連結会計年度と比べ18,375百万円増加し、519,779百万円(前期比3.7%増)となりました。売上高の増加に伴い売上総利益が増加したものの、販売費及び一般管理費の増加がそれを上回ったこと等により、営業利益は前連結会計年度と比べ2,604百万円減少し22,397百万円(前期比10.4%減)、経常利益は前連結会計年度と比べ2,552百万円減少し20,754百万円(前期比11.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度と比べ1,947百万円減少し12,263百万円(前期比13.7%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。当社グループにおける資金需要の主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費などの運転資金、新規出店及び改装などの設備投資資金であります。また、当社グループの資金の源泉は主として、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入れによる資金調達となります。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務等を含む有利子負債の残高は219,396百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は13,300百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、合理的判断に基づき一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。また、これらの見積りについては不確実性があるため、実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ④経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。

事業リスク

  • 過剰在庫の発生リスク
    PB商品の販売拡大は収益力強化に繋がる一方で、在庫の増加や商品回転率の低下を招く可能性があります。販売予測が外れた場合、在庫の廃棄処分や評価損が発生し、会社の利益を圧迫する恐れがあります。
  • 金利変動による影響
    設備投資資金を金融機関からの借入金に大きく依存しているため、金利が上昇すると利息負担が増加し、会社の利益を減少させる可能性があります。これにより、資金繰りや投資計画にも影響が出ることが考えられます。
  • 出店計画への規制リスク
    新規出店による企業規模拡大を目指していますが、出店に関する法規制の変更や強化があった場合、計画の変更や延期、撤回を余儀なくされる可能性があります。これにより、成長戦略の遅延や機会損失が発生し、会社の業績に悪影響を与える恐れがあります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|1,584 文字
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1) 過剰在庫によるリスク当社グループでは収益力強化のためPB商品の販売拡大に取り組んでおりますが、これに伴い在庫の増加や商品回転率低下のリスクを抱えております。仕入・販売・在庫計画の精緻化や在庫コントロールの強化により、在庫の抑制、商品回転率の向上に努めておりますが、販売の予期せぬ変動により在庫が過剰となり、その削減が進まなければ廃棄処分や評価損の計上が必要となり、経営成績に影響を与える可能性があります。 (2) 金利変動によるリスク当社グループは、設備投資資金を金融機関からの借入金等により調達しており、有利子負債への依存度が高い水準にあります。営業キャッシュ・フローとバランスのとれた設備投資を心掛け、有利子負債を抑制するように努めてまいりますが、将来の金利情勢の変動が経営成績に影響を与える可能性があります。 (3) 出店に関する法規制等によるリスク当社グループは、企業規模の拡大により経営基盤の確立を図るため、新規出店投資を継続して行う方針ですが、出店に関する法規制の変更等により、出店計画の変更・延期若しくは撤回といった事態が生じて、予定どおりの出店ができなくなり、経営成績に影響を与える可能性があります。 (4) 天候要因によるリスク当社グループの取扱商品の中には季節性の強い商品が含まれており、冷夏や暖冬及び長雨等の天候不順によって、季節商品の販売動向が大きく変動することがあります。こうした事態が生じた場合には、経営成績に影響を与える可能性があります。 (5) 為替変動によるリスク当社グループは海外商品の輸入取引及び為替取引を直接行っております。為替変動によるリスクに対しては為替予約等によりリスクの軽減に努めておりますが、為替相場の動向によっては仕入価格が変動する他、為替差損益が発生し、経営成績に影響を与える可能性があります。 (6) 市場競合状況及び店舗開店・閉鎖に伴うリスク当社グループは関西地区を主な経営基盤としておりますが、関西地区に次ぐ重要商圏として関東地区にも出店を続けております。一方で、同業他社の出店攻勢に対抗するため、既存商圏における新規出店、既存店の活性化、不採算店の閉店も並行して行っております。市場競合状況が厳しくなり、店舗の収益性が悪化する場合、若しくは店舗閉鎖に伴い多額の損失が発生する場合には、経営成績に影響を与える可能性があります。また、新規出店に関しても、市場競合状況の変化の他、地権者及び家主との契約、法規制等の影響等で出店時期が遅れる場合や計画変更を余儀なくされる場合、若しくは出店コストが増加する場合があり、経営成績に影響を与える可能性があります。 (7) 減損損失のリスク当社グループは2007年2月期より「固定資産の減損に係る会計基準」を適用し、各連結会計年度において所要額を減損損失として計上しております。店舗の収益状況及び不動産の価格動向等によっては、多額の減損損失を計上することが必要となり、経営成績に影響を与える可能性があります。 (8) コンプライアンスに関するリスク当社グループでは企業の社会的責任を重視し、コンプライアンス意識の向上に努めております。しかし、役職員が法令その他諸規則等を遵守できなかった場合、法的な検討が不十分であった場合又は予防策が効果を発揮せず役職員による不正行為が行われた場合には、経営成績に影響を与える可能性があります。

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