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ナガイレーベン(7447)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

卸売業 商社・卸売

事業の概要

  • メディカルウェアの企画・製造・販売
    ナガイレーベンは、医療従事者や介護従事者が着用するメディカルウェア(白衣やスクラブなど)の企画、製造、販売を一貫して行っています。自社でデザインや機能性を開発し、製造子会社であるナガイ白衣工業株式会社から製品の供給を受けて販売することで、品質管理とブランド力の維持に努めています。
  • シューズの販売
    メディカルウェアと合わせて、医療・介護現場で働く人々が使用するシューズも販売しています。こちらは自社で製造するのではなく、一般の取引先から仕入れた商品を販売する形式をとっており、医療現場のニーズに応じた幅広い製品ラインナップを提供しています。
  • 単一セグメント事業
    ナガイレーベングループは、メディカルウェア等の製造・販売を単一の事業セグメントとしています。これは、事業内容が医療・介護分野の衣料品に特化しており、他の事業との区分が不要なほど一体性が高いことを意味します。これにより、経営資源を集中し、専門性を高めています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • メディカルウェアの企画・製造・販売
    ナガイレーベンは、医療従事者や介護従事者が使用するメディカルウェア(白衣、スクラブ、介護ウェアなど)の企画、製造、販売を主軸としています。自社でデザインや機能性を開発し、製造子会社であるナガイ白衣工業株式会社から製品の供給を受けて販売しており、一部は海外や国内の一般取引先からも購入しています。
  • シューズの販売
    メディカルウェアと並行して、医療・介護現場で働く人々向けのシューズも販売しています。こちらは自社製造ではなく、一般の取引先から仕入れた商品を販売する形態をとっています。メディカルウェアと合わせて、現場のニーズに応じたトータルコーディネートを提供しています。
  • 単一セグメント構成
    ナガイレーベングループは、メディカルウェア等の製造・販売を「単一セグメント」としています。これは、事業内容が医療・介護分野の衣料品に特化しており、他の事業との区分が不要なほど一体性が高いことを示しています。そのため、セグメント情報の詳細な記載は省略されています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|409 文字
3【事業の内容】 当社グループは、当社(ナガイレーベン㈱)及び連結子会社1社により構成されており、各種メディカルウェアの企画、製造、販売並びにシューズ等を販売しております。 当社グループの事業内容及び当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。 なお、当社グループは、メディカルウェア等の製造・販売の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載は省略しております。メディカルウェア ……当社は、自社企画・開発商品である医療従事者及び介護従事者が使用するメディカルウェアを、製造子会社であるナガイ白衣工業㈱から供給を受け、販売しております。また、当社は、一部のメディカルウェアについて、海外及び国内での生産品をナガイ白衣工業㈱および一般取引先から購入し、販売しております。シューズ ………………当社は、一般取引先から購入し、販売しております。 〔事業系統図〕  当社グループについて図示すると次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 中程度
「MACKINTOSH PHILOSOPHY」が予想を大きく上回る販売実績を上げているため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 ブランド
「MACKINTOSH PHILOSOPHY」のようなハイエンドブランドの導入と成功。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか ディフェンシブ
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
会社が挙げる主要リスク:カントリーリスク(海外生産拠点での問題) / 為替リスク(輸入決済の外貨建て) / 天災リスク(生産・販売・物流の中断)
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

「ナガイレーベン」ブランドは医療・看護用白衣分野で一定の認知度を持つが、強力な特許や独占的IPは確認されず、無形資産としての競争優位性は限定的。競合他社も類似製品を提供しており、ブランド力のみでの差別化は難しい。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

医療機関や介護施設は、ユニフォームの選定に際して、機能性、耐久性、デザイン、価格などを総合的に考慮する。一度採用されたユニフォームの変更には、在庫リスクや従業員の慣れの問題から一定のスイッチングコストが発生する可能性があるが、絶対的なものではない。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

ナガイレーベンのビジネスモデルは、製品の利用者が増えることで製品価値が向上するネットワーク効果を生み出す構造ではない。卸売業であり、プラットフォームビジネスのような特性は持たない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

同社は長年の事業活動で培われた調達・製造ノウハウを持つ可能性があるが、医療用白衣市場は競争が激しく、グローバルなサプライチェーンを持つ競合他社と比較して、顕著なコスト優位性を示す具体的な証拠は乏しい。価格競争力は限定的。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

医療・看護用白衣および関連商品の卸売業において、ナガイレーベンは国内有数のシェアを持つ。長年の実績と広範な販売網は、一定の効率規模の経済性を生み出しており、新規参入者にとっては容易に模倣できない規模の優位性がある。

  • 専門性とブランド力
    ナガイレーベンは、医療・介護従事者向けのメディカルウェアに特化することで、その分野における専門知識とノウハウを蓄積しています。自社で企画・開発を行うことで、現場のニーズに合った機能性やデザインを提供し、ブランドとしての信頼性を確立していると考えられます。
  • 製造から販売までの一貫体制
    製造子会社であるナガイ白衣工業株式会社からの製品供給と、自社での販売を組み合わせることで、企画から顧客への提供までを一貫して管理できる体制を構築しています。これにより、品質の安定化や迅速な商品開発、供給体制の最適化を図り、競争優位性を保っている可能性があります。
  • 安定した需要基盤
    医療・介護分野は、社会の高齢化に伴い、今後も安定した需要が見込まれる分野です。ナガイレーベンは、この不可欠な分野で働く人々をターゲットとしているため、景気変動の影響を受けにくい安定した事業基盤を持っていると考えられます。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境および対処すべき課題等は、以下の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。(1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「いのちの力になりたい」を理念に掲げ、メディカルウェアの企画・生産・販売を通じて、人の生命と健康に貢献する企業を目指しております。 生命と健康との関わりが最も深い医療・介護従事者と患者・高齢者の間にあって、医療とは何か、看護とは何か、介護とは何かを奥深く理解することを原動力とし、より優れた製品を世に送り出す喜びを共感することを基本理念としております。加えて、より多くの投資家へ向けたIR活動を積極的に行い、株主への利益還元の充実を経営の重要課題のひとつと認識し、成長機会へのキャッシュの再投資、自社株買い及び配当によるキャッシュの還元の充実により、企業価値の向上を図ることを経営の基本方針としております。(2)目標とする経営指標 当社グループとしては、売上高営業利益率及び株主資本利益率(ROE)の長期的な向上を重要な経営指標と考えております。(3)中長期的な会社の経営戦略① コア市場の深耕 当社のコア市場であるヘルスケアウェア、ドクターウェアにおいて、高感覚のハイエンド商品群、高機能の高付加価値商品群を商品企画開発の柱として商品ラインナップの充実を図るとともに、販促活動及びプロモーション活動を強化し、市場での買い替え需要を喚起いたします。 また、時代の流れに即した新しい販売チャネルの構築に向けても経営資源を投入してまいります。② 周辺市場のシェア拡大 手術ウェアにおいては、医療廃棄物削減が医療機関の大きな環境課題と捉え、米国スタンダードテキスタイル社との技術提携による再利用可能な環境対策医療資材商品「コンペルパック」の市場浸透に注力し、手術ウェアにおけるシェア拡大を図ります。 患者ウェアにおいては、利用者の視点に立った高感度、高機能商品の開発、市場投入を行い、市場の成長を享受すべく努力を引き続き行ってまいります。③ 海外ビジネスの開拓 海外市場においては、東アジアを中心として販売活動を行っておりますが、着実に市場での当社認知度は高まってきており、国内で培ったノウハウを活かしたビジネスモデルの海外展開により、業容拡大を目指してまいります。④ 感染対策商品の開発 メディカルウェアの専門メーカーとして、当社が培ってきたノウハウを活かした感染対策商品の開発に積極的に取り組み、医療現場支援に向け努力してまいります。⑤ 国内・海外での生産施策 国内生産においては、少子高齢化の流れを見据え、連結子会社のナガイ白衣工業㈱との連携を強化し、グループ全体の経営効率化を図り、多品種小ロット生産に対応する効率的な生産体制と、高品質・高付加価値・短納期の商品供給体制を強化します。 国外生産においては、為替の変動や東南アジア諸国の発展に伴う人件費の上昇やカントリーリスクを見据え機動的な為替先物予約や適地生産を柔軟に行うことで安定供給を強固にし、原価の維持、低減を図ってまいります。⑥ 企画・生産・販売の一貫体制による高利益率の持続的な向上 当社グループといたしましては、企画・生産・販売の連携をより一層強化し、高利益率な経営体質の継続的な向上に取り組んでまいります。 (4)経営環境 2026年8月期の医療、介護業界を取り巻く環境につきましては、インフレの進行に対応した診療報酬のプラス改定により、医療機関等の経営環境に一定の経営環境の改善が期待されるものの、依然として厳しい経営環境状況が続くものと予測されます。 また、インフレ等による原材料価格のさらなる値上げに加え、物流費および人件費の上昇と厳しい市場環境が続く中、当社グループでは安定した商品の供給を継続するため、価格改定を実施する予定であります。 売上高に関しましては、前年同期比6.0%増の18,000百万円を目標としております。コア市場では、前期から繰り越された大型案件に加え、高付加価値の新商品群および低価格市場の海外一貫戦略商品の市場浸透を図ってまいります。周辺市場では、患者ウェアの高付加価値商品への移行を推進し、市場の活性化を図るとともに、手術ウェアにおいてはコンペルパック新規展開およびウェアのリース化提案を含めた販促活動を強化いたします。また、海外市場においては、台湾での洗濯アウトソーシングの普及とEC直販モデルの確立を通じて事業基盤の拡充を進めるとともに、韓国ではソウル支店の設立による直接参入を推進し、収益の一層の拡大を図ってまいります。 生産に関しまして、インフレ環境下における原材料価格の高止まりや最低賃金見直しによる人件費上昇が想定されますが、海外素材の導入と海外生産への移行の推進、生産性向上のための生産設備の導入により、効率的な原価低減を図り、さらに、価格改定の浸透を進めることで、中長期的な事業成長に資する収益構造の強化に努めてまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループでは、厳しい経済環境のなか、遵法精神に基づいた顧客サービスの向上を経営上の課題ととらえ、以下の諸施策を推進することにより市場での競争優位性の確保と更なるシェアアップを目指しております。① 営業  コア市場の深耕によるシェアアップ、周辺市場での業容拡大、海外市場の開拓及び時代に即した新販売チャネルの構築、広告宣伝活動の強化② 企画  高機能性、高感性、高品質、環境保護を追求した高付加価値商品の企画開発③ 物流  QR体制促進のための物流効率の見直し、コスト低減及び出荷精度の向上④ 生産  製品の品質向上並びに短納期体制の確立及びコスト削減を重視した生産効率の見直し⑤ 管理  企業価値の向上のための経営環境の変化に対応した意思決定のスピードアップ、事務効率の向上及び情報の有効活用と情報管理の徹底のための環境整備 また、当社グループは、ISOマネジメントシステムを利用し、品質についてはISO9001の運用を徹底し、継続的な顧客サービスと顧客ニーズを把握した商品提供を進めており、環境面においては、ISO14001の運用に取り組んでまいります。また、情報の有効活用と情報管理の徹底のために、社内ルールの作成・更新に取り組んでおります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境および対処すべき課題等は、以下の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。(1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「いのちの力になりたい」を理念に掲げ、メディカルウェアの企画・生産・販売を通じて、人の生命と健康に貢献する企業を目指しております。 生命と健康との関わりが最も深い医療・介護従事者と患者・高齢者の間にあって、医療とは何か、看護とは何か、介護とは何かを奥深く理解することを原動力とし、より優れた製品を世に送り出す喜びを共感することを基本理念としております。加えて、より多くの投資家へ向けたIR活動を積極的に行い、株主への利益還元の充実を経営の重要課題のひとつと認識し、成長機会へのキャッシュの再投資、自社株買い及び配当によるキャッシュの還元の充実により、企業価値の向上を図ることを経営の基本方針としております。(2)目標とする経営指標 当社グループとしては、売上高営業利益率及び株主資本利益率(ROE)の長期的な向上を重要な経営指標と考えております。(3)中長期的な会社の経営戦略① コア市場の深耕 当社のコア市場であるヘルスケアウェア、ドクターウェアにおいて、高感覚のハイエンド商品群、高機能の高付加価値商品群を商品企画開発の柱として商品ラインナップの充実を図るとともに、販促活動及びプロモーション活動を強化し、市場での買い替え需要を喚起いたします。 また、時代の流れに即した新しい販売チャネルの構築に向けても経営資源を投入してまいります。② 周辺市場のシェア拡大 手術ウェアにおいては、医療廃棄物削減が医療機関の大きな環境課題と捉え、米国スタンダードテキスタイル社との技術提携による再利用可能な環境対策医療資材商品「コンペルパック」の市場浸透に注力し、手術ウェアにおけるシェア拡大を図ります。 患者ウェアにおいては、利用者の視点に立った高感度、高機能商品の開発、市場投入を行い、市場の成長を享受すべく努力を引き続き行ってまいります。③ 海外ビジネスの開拓 海外市場においては、東アジアを中心として販売活動を行っておりますが、着実に市場での当社認知度は高まってきており、国内で培ったノウハウを活かしたビジネスモデルの海外展開により、業容拡大を目指してまいります。④ 感染対策商品の開発 メディカルウェアの専門メーカーとして、当社が培ってきたノウハウを活かした感染対策商品の開発に積極的に取り組み、医療現場支援に向け努力してまいります。⑤ 国内・海外での生産施策 国内生産においては、少子高齢化の流れを見据え、連結子会社のナガイ白衣工業㈱との連携を強化し、グループ全体の経営効率化を図り、多品種小ロット生産に対応する効率的な生産体制と、高品質・高付加価値・短納期の商品供給体制を強化します。 国外生産においては、為替の変動や東南アジア諸国の発展に伴う人件費の上昇やカントリーリスクを見据え機動的な為替先物予約や適地生産を柔軟に行うことで安定供給を強固にし、原価の維持、低減を図ってまいります。⑥ 企画・生産・販売の一貫体制による高利益率の持続的な向上 当社グループといたしましては、企画・生産・販売の連携をより一層強化し、高利益率な経営体質の継続的な向上に取り組んでまいります。 (4)経営環境 2026年8月期の医療、介護業界を取り巻く環境につきましては、インフレの進行に対応した診療報酬のプラス改定により、医療機関等の経営環境に一定の経営環境の改善が期待されるものの、依然として厳しい経営環境状況が続くものと予測されます。 また、インフレ等による原材料価格のさらなる値上げに加え、物流費および人件費の上昇と厳しい市場環境が続く中、当社グループでは安定した商品の供給を継続するため、価格改定を実施する予定であります。 売上高に関しましては、前年同期比6.0%増の18,000百万円を目標としております。コア市場では、前期から繰り越された大型案件に加え、高付加価値の新商品群および低価格市場の海外一貫戦略商品の市場浸透を図ってまいります。周辺市場では、患者ウェアの高付加価値商品への移行を推進し、市場の活性化を図るとともに、手術ウェアにおいてはコンペルパック新規展開およびウェアのリース化提案を含めた販促活動を強化いたします。また、海外市場においては、台湾での洗濯アウトソーシングの普及とEC直販モデルの確立を通じて事業基盤の拡充を進めるとともに、韓国ではソウル支店の設立による直接参入を推進し、収益の一層の拡大を図ってまいります。 生産に関しまして、インフレ環境下における原材料価格の高止まりや最低賃金見直しによる人件費上昇が想定されますが、海外素材の導入と海外生産への移行の推進、生産性向上のための生産設備の導入により、効率的な原価低減を図り、さらに、価格改定の浸透を進めることで、中長期的な事業成長に資する収益構造の強化に努めてまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループでは、厳しい経済環境のなか、遵法精神に基づいた顧客サービスの向上を経営上の課題ととらえ、以下の諸施策を推進することにより市場での競争優位性の確保と更なるシェアアップを目指しております。① 営業  コア市場の深耕によるシェアアップ、周辺市場での業容拡大、海外市場の開拓及び時代に即した新販売チャネルの構築、広告宣伝活動の強化② 企画  高機能性、高感性、高品質、環境保護を追求した高付加価値商品の企画開発③ 物流  QR体制促進のための物流効率の見直し、コスト低減及び出荷精度の向上④ 生産  製品の品質向上並びに短納期体制の確立及びコスト削減を重視した生産効率の見直し⑤ 管理  企業価値の向上のための経営環境の変化に対応した意思決定のスピードアップ、事務効率の向上及び情報の有効活用と情報管理の徹底のための環境整備 また、当社グループは、ISOマネジメントシステムを利用し、品質についてはISO9001の運用を徹底し、継続的な顧客サービスと顧客ニーズを把握した商品提供を進めており、環境面においては、ISO14001の運用に取り組んでまいります。また、情報の有効活用と情報管理の徹底のために、社内ルールの作成・更新に取り組んでおります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要① 財政状態及び経営成績の状況(経営成績) 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策により、景気は緩やかな持ち直しの動きがみられるものの、インフレや円安の継続による消費者物価上昇の影響は大きく、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクなど、依然として先行きは不透明な状況にあります。 医療・介護を取り巻く環境としましては、前年に医療・介護報酬がプラス改定されたものの、医療機関等の経営環境は依然として厳しい状況が続いております。物価高騰や人件費の上昇に伴う経費の増加に加え、患者数の減少や新型コロナウイルス感染症対策補助金の終了による収入減などが重なり、その結果、赤字経営に陥る医療機関の割合が増加し、医業収支の悪化が顕著となりました。さらに、諸物価の高騰や人件費の上昇は、医療・介護機関のみならず業界のサプライヤーにも大きな影響を及ぼしており、市場全体として厳しい状況が続いています。 このような厳しい市場環境下においても、メディカルウェアは消耗品かつ実用品であることから、当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の売上高は前年同期比3.5%の増収となりました。主力のコア市場では、高機能商品群を中心に第3四半期までは順調に推移しました。しかし、第4四半期に納入を予定していた大型案件が受注については、受注は決定したものの納入が翌期へのずれ込んだため、第4四半期の売上は計画を下回りました。その結果、通期の売上高は3.1%の増収にとどまり、増加率はやや鈍化いたしました。周辺市場においては、患者ウェアが高付加価値商品への移行を順調に進めたほか、手術ウェアも新規案件の獲得が進展したことにより5.7%の増収となりました。海外市場では、売上規模が小さいこともあり、第4四半期に予定していた案件の入札遅延の発生が大きく影響し、15.1%の減収となりました。 生産面におきまして、前年同様、度重なる資材類の価格改定を受けて、原材料価格の高騰の影響を大きく受けました。さらに、国内生産においては、最低賃金の度重なる引き上げに伴い、人件費の上昇の影響を受けました。一方、海外生産においては、委託工場の一部において加工賃の引き上げがあり、また工場移転による操業中断の遅れを補うため航空便を活用した結果、物流費が増加しました。為替に関しましては、前期と比べ原価為替レートにおいて円安が継続したため、原価上昇の影響がありました。その結果、売上総利益率は、海外生産シフトおよび価格改定等の利益率改善施策を進めたものの、原価上昇を抑えることができず、前年同期比3.3ポイントダウンの39.5%となりました。 販売費及び一般管理費におきましては、賃金引き上げや採用活動の強化等による人件費の増加等により、前年同期比3.5%増となりました。 この結果、当連結会計年度の売上高につきましては16,983百万円(前年同期比3.5%増)、営業利益は3,583百万円(同10.5%減)、経常利益は3,706百万円(同9.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,573百万円(同8.8%減)を計上いたしました。  なお、当社グループは、メディカルウェア等の製造・販売の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。 (財政状態)a. 資産 当連結会計年度末の総資産は44,692百万円となり、前期比2,035百万円の減少となりました。 流動資産は36,200百万円となり、前期比2,085百万円の減少となりました。これは主に、現金及び預金の減少2,103百万円、受取手形及び売掛金の減少426百万円、棚卸資産の増加459百万円、電子記録債権の増加103百万円等によるものであります。 固定資産は8,492百万円となり、前期比50百万円の増加となりました。 有形固定資産は7,255百万円となり、前期比57百万円の減少となりました。 無形固定資産は167百万円となり、前期比94百万円の増加となりました。 投資その他の資産は1,069百万円となり、前期比13百万円の増加となりました。b. 負債 負債の合計額は3,373百万円となり、前期比656百万円の減少となりました。これは主に、支払手形及び買掛金の減少531百万円、未払法人税等の減少109百万円、その他流動負債の増加40百万円等によるものであります。c. 純資産 純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益を2,573百万円計上した一方、自己株式の取得による2,177百万円の減少、株主還元としての配当金1,889百万円の実施等により41,318百万円となり、前期比1,379百万円の減少となりました。 以上により、自己資本比率は、前連結会計年度末の91.4%から92.5%になりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は4,746百万円となり、前連結会計年度末より603百万円減少(前連結会計年度は2,409百万円の減少)いたしました。  当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は2,180百万円(前連結会計年度は2,286百万円)となりました。 主な増加要因は、税金等調整前当期純利益3,706百万円(同4,074百万円)、減価償却費279百万円(同266百万円)、売上債権の減少389百万円(同36百万円)、減少要因は、仕入債務の減少531百万円(同308百万円)、棚卸資産の増加459百万円(同531百万円)、法人税等の支払1,230百万円(同1,345百万円)等であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果獲得した資金は1,109百万円(前連結会計年度は1,769百万円の使用)となりました。 主な減少要因は、定期預金の預入に対する払戻の超過収入1,500百万円(前連結会計年度は払戻に対する預入の超過支出1,600百万円)、有形固定資産の取得による支出291百万円(同142百万円)等であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は3,894百万円(同2,929百万円)となりました。 主な要因は、配当金の支払額1,888百万円(同1,925百万円)、自己株式の取得による支出額2,181百万円(同1,453百万円)であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績a. 生産実績 当社グループは、メディカルウェア等の製造・販売の単一セグメントであります。セグメントの名称(千円)当連結会計年度(自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)前年同期比(%)メディカルウェア等の製造・販売事業(千円)8,248,653104.5(注)生産金額は、製品製造原価によっております。 b. 商品仕入実績 当社グループは、メディカルウェア等の製造・販売の単一セグメントであります。セグメントの名称(千円)当連結会計年度(自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)前年同期比(%)メディカルウェア等の製造・販売事業(千円)2,276,216100.8(注)商品仕入金額は、実際仕入価格によっております。 c. 受注実績 当社グループは、見込み生産を行っておりますので、該当事項はありません。 d. 販売実績 当社グループは、メディカルウェア等の製造・販売の単一セグメントであるため、市場別情報を記載しております。市場別(千円)当連結会計年度(自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 前年同期比(%) コア市場11,996,804103.1周辺市場4,763,069105.7海外市場223,96484.9合計(千円)16,983,838103.5(注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。相手先前連結会計年度(自 2023年9月1日 至 2024年8月31日)当連結会計年度(自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)ワタキューセイモア㈱3,410,20820.83,287,59819.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容(経営成績)a. 売上高 売上高につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況(経営成績)」に記載のとおりであります。b. 売上総利益 売上総利益につきましては、6,712百万円(前年同期比4.5%減)となりました。生産面におきまして、前年同様、度重なる資材類の価格改定を受けて、原材料価格の高騰の影響を大きく受けました。さらに、国内生産においては、最低賃金の度重なる引き上げに伴い、人件費の上昇の影響を受けました。一方、海外生産においては、委託工場の一部において加工賃の引き上げがあり、また工場移転による操業中断の遅れを補うため航空便を活用した結果、物流費が増加しました。為替に関しましては、前期と比べ原価為替レートにおいて円安が継続したため、原価上昇の影響がありました。その結果、売上総利益率は、海外生産シフトおよび価格改定等の利益率改善施策を進めたものの、原価上昇を抑えることができず、前年同期比3.3ポイントダウンの39.5%となりました。c. 販売費及び一般管理費 販売費及び一般管理費につきましては、賃金引き上げや採用活動の強化等による人件費の増加等により、3,128百万円(前年同期比3.5%増)となりました。 以上の結果、営業利益につきましては、3,583百万円(前年同期比10.5%減)となりました。d. 営業外損益 営業外収益は177百万円(前年同期は122百万円)、営業外費用は55百万円(前年同期は52百万円)となりました。 以上の結果、経常利益につきましては、3,706百万円(前年同期比9.0%減)となりました。e. 特別損益 特別損失は0百万円(前年同期は0百万円)となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、2,573百万円(前年同期比8.8%減)となりました。 (財政状態) 財政状態につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況(財政状態)」に記載のとおりであります。 (経営成績に重要な影響を与える要因) 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループは、企業体質の強化を図りながら持続的な企業価値の向上を進めるにあたり、事業運営上必要な資金を安定的に確保することを基本方針としております。 当社グループの資本の財源は、主に営業活動によるキャッシュ・フローで生み出した資金を源泉とし、運転資金及び設備資金は自己資金で賄っており、当連結会計年度の設備投資につきましては、主にIT設備や物流設備への投資を行いました。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。 なお、重要な会計方針及び見積りにつきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの2026年8月期は売上高180億円、営業利益40億25百万円、中期経営計画として2028年8月期は売上高195億円、営業利益47億円を目標としております。 その達成のため、市場戦略としてコア市場の深耕、周辺市場のシェア拡大、海外市場の開拓、商品戦略としてハイエンド/高付加価値商品の展開、海外素材を活用した低価格戦略商品の開発、生産戦略として生産の海外シフト化による原価低減、また顧客満足度を高めるため国内・海外生産QR/多品種小ロット追求といった取り組みを進めてまいります。

事業リスク

  • カントリーリスク
    ナガイレーベンは、一部のメディカルウェアを海外で縫製しています。そのため、海外の生産拠点がある国で政治情勢の悪化、経済不安、治安の悪化、テロや戦争などが発生した場合、商品の生産が滞る可能性があります。これにより、製品の供給が不安定になり、会社の業績に悪影響を及ぼす恐れがあります。
  • 為替リスク
    海外での生産に伴い、輸入決済を外貨建てで行っています。為替レートが急激に変動した場合、例えば円安が進行すると、海外からの仕入れコストが増加し、会社の利益を圧迫する可能性があります。為替予約などの対策は講じていますが、完全にリスクを排除することは困難です。
  • 天災・有事リスク
    地震や台風などの自然災害、火災、停電、感染症の流行、戦争といった予期せぬ事態が発生した場合、生産工場や物流システムが停止したり、従業員が被災したりする可能性があります。これにより、商品の生産や販売が中断し、売上が減少したり、復旧費用が増加したりして、会社の業績に悪影響を及ぼす恐れがあります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|756 文字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、また、当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではありません。① カントリーリスク 当社グループでは、一部の商品については海外で縫製しております。海外の生産拠点において、政治・経済情勢の悪化、政変、治安の悪化、テロ・戦争の発生により生産活動に問題が生じた場合には、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。② 為替リスク 当社グループでは、輸入決済を外貨建てとしております。先物予約により為替リスクを軽減するための手段を講じておりますが、急激な為替レートの変動は財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に悪影響を及ぼす可能性があります。③ 天災リスク 当社グループでは、生産・販売・物流のネットワークシステム及び生産ラインの中断による潜在的なリスクを回避するため、データのバックアップ及び災害防止検査と設備点検を実施しておりますが、天災等により売上の低下、コストの増加を招き、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。④ 有事リスク 火災、停電、戦争、感染症の伝染等が発生した場合、当社グループの事業運営及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、これらリスクに備え、事業継続のための対策チームの設置など、従業員の安全の確保を行うとともに、医療現場で必要とされる当社グループ製品の安全供給のための体制を整備し、リスクの低減に努めております。

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