事業の概要
- 主力事業カーメイトグループは、車関連事業とアウトドア・レジャー・スポーツ関連事業の2つを柱としています。特に車関連事業は、車用品、運搬架台、タイヤ滑止、ケミカル類、電子・電気機器の製造・販売を手がけ、グループ全体の売上の約9割を占める主力事業です。海外子会社(米国・中国)も活用し、製造から販売までグローバルに展開しています。
- 収益構造車関連事業が収益の大部分を占めており、その中でも特に冬季製品(スキーキャリアやタイヤ滑止など)の売上が連結会計年度の下期に集中する傾向があります。この季節変動は、冬季の降雪量によっても業績が左右される特性を持っています。年間を通じた安定的な収益確保のため、新製品・新サービスの開発に注力しています。
- ビジネスモデル自社で製品の製造から販売、物流までを一貫して行うビジネスモデルです。中国子会社での製造、米国子会社での販売、国内子会社での物流業務を通じて、効率的なサプライチェーンを構築しています。主要な販売先はオートバックスセブンやイエローハットといったカー用品専門店ですが、ECルートやホームセンター、ドラッグストアなどへの販路拡大も進めています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 車関連事業カーメイトグループの主力事業であり、売上の約9割を占めています。車用品、運搬架台・タイヤ滑止、ケミカル類、電子・電気機器の製造・販売を行っており、幅広い製品を提供しています。海外では米国で販売、中国で製造を行うなど、グローバルに展開しており、グループ全体の収益を牽引する重要な事業です。
- アウトドア・レジャー・スポーツ関連事業スノーボード関係を中心としたスポーツ用品の製造・販売や、自転車関連商品の販売を行っています。この事業は、車関連事業に次ぐ規模ですが、売上は全体の約1割程度です。中国の子会社でも一部製品の製造・販売を手がけており、カーメイト物流株式会社が物流業務を担っています。
- 事業規模と収益性最新年度のセグメント別実績を見ると、車関連事業の売上は約140.2億円、営業利益は約12.9億円と、グループ全体の大部分を占める稼ぎ頭です。一方、アウトドア・レジャー・スポーツ関連事業の売上は約15.0億円、営業利益は約0.9億円であり、規模は小さいものの、グループの多角化に貢献しています。これらの事業を通じて、カーメイトグループは車とアウトドアという異なる分野で収益を上げています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| CarBusiness | 地域 | 140 | 13 | 9.2% |
| OutdoorLeisureAndSportsBusiness | 地域 | 15 | 1 | 5.9% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3 【事業の内容】当社グループは、当社及び関係会社5社により構成されており、車関連及びアウトドア・レジャー・スポーツ関連事業を営んでおります。当社グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。(1) 車関連事業当事業においては、車用品、運搬架台・タイヤ滑止、ケミカル類、電子・電気機器の各部門の製品を製造・販売しており、全体の売上の約9割を占めている当社グループの主力事業であります。(主な関係会社)Car Mate USA,Inc.(米国)は海外現地法人であり、主に販売を行っております。快美特汽車精品(深セン)有限公司(中国)(CARMATE CAR ACCESSORIES CO., LTD.100%所有の間接子会社)では主に車用品の製造を行っております。カーメイト物流㈱は主に当事業製品の物流業務を行っております。(2) アウトドア・レジャー・スポーツ関連事業当事業においては、スノーボード関係を中心としたスポーツ用品等の製造・販売及び自転車関連商品の販売をしております。(主な関係会社)快美特汽車精品(深セン)有限公司では、一部当事業製品の製造・販売を行っております。カーメイト物流㈱では、一部当事業製品の物流業務を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。 (注)上記の他に当社の議決権の46.0%を有している関係会社(有)エム・テイ興産があります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 「未来開発センター」などの次世代製品研究部門と11ジャンルにわたる製品開発部門を持つ。 |
|---|---|
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 中程度 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
会社が挙げる主要リスク:売上高の季節的変動(冬季製品の割合が高い) / 特定取引先(オートバックス、イエローハット)への依存 / 原材料調達の海外(中国)依存と感染症リスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 6 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★★☆☆☆
カーメイトは「inno」ブランドを中心に、カーアクセサリー分野で一定の認知度とブランドロイヤリティを築いている。特に、芳香剤や車内収納グッズなど、デザイン性や機能性を重視した製品群は、他社との差別化要因となり得る。しかし、特許や独占的IPによる強力な参入障壁は限定的。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
カーメイトの製品は、カー用品店やオンラインストアで容易に入手可能であり、顧客が他社製品に乗り換える際のスイッチングコストは低い。特定の車種専用品や、長年愛用しているブランドへのこだわりを持つ顧客層は存在するものの、全体的なスイッチング障壁は弱い。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
カーメイトの事業モデルには、ユーザー数の増加が製品やサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果は存在しない。製品は個別の消費者のニーズに応えるものであり、プラットフォーム型ビジネスとは異なる。
コスト優位★☆☆☆☆
カーメイトは、長年の事業経験に基づく生産ノウハウやサプライヤーとの関係性により、一定のコスト競争力を有していると考えられる。しかし、大量生産による圧倒的なコスト優位や、構造的な低コスト体質を示す具体的な証拠は乏しい。
規模の経済★★☆☆☆
カーメイトはカーアクセサリー市場において、一定のシェアを持つプレイヤーである。特に日本国内市場においては、その規模が競争優位に寄与する場面もある。しかし、グローバル市場や、より広範な自動車部品業界全体で見ると、規模の経済による圧倒的な優位性は限定的。
- 市場での存在感カーメイトは、車用品市場において長年の実績と認知度を持つ企業です。特にカー用品専門店であるオートバックスセブンやイエローハットへの販売実績は大きく、これらの主要チャネルを通じて製品を広く流通させています。これにより、安定した顧客基盤と市場での一定のシェアを確保していると考えられます。
- グローバルな生産・販売体制米国に販売拠点、中国に製造拠点を持ち、グローバルな事業展開を行っています。これにより、海外市場での販売機会を捉えつつ、効率的な生産体制を構築することでコスト競争力を維持しようとしています。特に中国での製造は、多様な製品供給を可能にしています。
- 多様な製品ラインナップ車用品だけでなく、スノーボード用品を中心としたスポーツ用品や自転車関連商品など、アウトドア・レジャー・スポーツ関連事業も展開しています。これにより、季節性のある車関連事業の売上変動を補完し、年間を通じて多様な顧客ニーズに対応できる製品ポートフォリオを構築しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。(1)経営方針及び目標とする経営指標 当社は快適なカーライフを通じて豊かで幸せな社会を実現するため、創業以来「CREATE―創造―」を企業理念にすえ、社会に貢献できる、お客様に納得・満足して頂ける、環境に配慮した、「安全・安心なモノづくり」を目指しております。また企業価値の増大を図ることにより、株主・取引先など当社に関係するすべての人々の信頼と期待に応えることを企業としての行動指針としております。 当社は、株主重視の観点から高収益体質の実現と株主資本の効率化を追求した経営を重視しており、売上高経常利益率10%以上、自己資本利益率10%以上、1株当たり当期純利益金額100円以上を経営目標として設定しております。(2)経営環境及び対処すべき課題 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の拡大などにより経済活動は緩やかな回復基調となりました。しかしながら不安定な国際情勢のなか、資源・エネルギー価格や原材料価格の高止まり、円安の長期化等、当社グループを取り巻く経営環境は厳しい状況で推移しました。このような状況下にあって当社グループは、引き続き、新製品・新サービスの市場導入強化、新技術・新発想による安全・安心品質のモノづくり、海外市場への積極的な展開による輸出の増加、新規チャネル・新規顧客の開拓、新ビジネスモデルへの取り組みなどに努めてまいりました。当社グループは製品の用途・性質の類似性を考慮し、「車関連事業」と「アウトドア・レジャー・スポーツ関連事業」の2事業に分類し、当該2事業を報告セグメントとしております。「車関連事業」におきましては、ドリンクホルダーやスマートフォンホルダーなどの車内アクセサリー、チャイルドシート、ルーフキャリア、タイヤチェーン、芳香剤や除菌・消臭剤などのケミカル類、ドライブレコーダー、ランプ類、「アウトドア・レジャー・スポーツ関連事業」におきましてはスノーボード関連用品など、多種多様な製品の開発製造を行っており、カー用品専門店、ホームセンター、ドラッグストア、ベビー用品店、スポーツ用品店やECルートなどにて取り扱っていただいております。今後の経済情勢につきましては、国内では雇用・所得環境の改善等により、景気は緩やかながらも回復基調で推移することが期待されます。その一方で、資源・エネルギー価格や原材料価格の高止まりや地政学リスク、米国の政策動向による影響など、依然として先行き不透明な状況が続くものと予想されます。このような情勢下において当社グループは、かねてより課題と認識していた新製品・新サービスの市場導入強化、安全・安心なモノづくり、サステナビリティの強化、海外市場への積極的な展開による輸出の増加、新規チャネル・新規顧客の開拓、新ビジネスモデルへの取り組みを継続してまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。(1)経営方針及び目標とする経営指標 当社は快適なカーライフを通じて豊かで幸せな社会を実現するため、創業以来「CREATE―創造―」を企業理念にすえ、社会に貢献できる、お客様に納得・満足して頂ける、環境に配慮した、「安全・安心なモノづくり」を目指しております。また企業価値の増大を図ることにより、株主・取引先など当社に関係するすべての人々の信頼と期待に応えることを企業としての行動指針としております。 当社は、株主重視の観点から高収益体質の実現と株主資本の効率化を追求した経営を重視しており、売上高経常利益率10%以上、自己資本利益率10%以上、1株当たり当期純利益金額100円以上を経営目標として設定しております。(2)経営環境及び対処すべき課題 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の拡大などにより経済活動は緩やかな回復基調となりました。しかしながら不安定な国際情勢のなか、資源・エネルギー価格や原材料価格の高止まり、円安の長期化等、当社グループを取り巻く経営環境は厳しい状況で推移しました。このような状況下にあって当社グループは、引き続き、新製品・新サービスの市場導入強化、新技術・新発想による安全・安心品質のモノづくり、海外市場への積極的な展開による輸出の増加、新規チャネル・新規顧客の開拓、新ビジネスモデルへの取り組みなどに努めてまいりました。当社グループは製品の用途・性質の類似性を考慮し、「車関連事業」と「アウトドア・レジャー・スポーツ関連事業」の2事業に分類し、当該2事業を報告セグメントとしております。「車関連事業」におきましては、ドリンクホルダーやスマートフォンホルダーなどの車内アクセサリー、チャイルドシート、ルーフキャリア、タイヤチェーン、芳香剤や除菌・消臭剤などのケミカル類、ドライブレコーダー、ランプ類、「アウトドア・レジャー・スポーツ関連事業」におきましてはスノーボード関連用品など、多種多様な製品の開発製造を行っており、カー用品専門店、ホームセンター、ドラッグストア、ベビー用品店、スポーツ用品店やECルートなどにて取り扱っていただいております。今後の経済情勢につきましては、国内では雇用・所得環境の改善等により、景気は緩やかながらも回復基調で推移することが期待されます。その一方で、資源・エネルギー価格や原材料価格の高止まりや地政学リスク、米国の政策動向による影響など、依然として先行き不透明な状況が続くものと予想されます。このような情勢下において当社グループは、かねてより課題と認識していた新製品・新サービスの市場導入強化、安全・安心なモノづくり、サステナビリティの強化、海外市場への積極的な展開による輸出の増加、新規チャネル・新規顧客の開拓、新ビジネスモデルへの取り組みを継続してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。(経営成績等の状況の概要) 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。(1) 業績 当連結会計年度における売上高は車関連事業、アウトドア・レジャー・スポーツ関連事業ともに減収となり、15,523,458千円(前年同期比2.7%減)となりました。損益面につきましては、販売費及び一般管理費は増加しましたが、原価率の改善により、営業利益は300,979千円(前年同期比37.1%増)、経常利益は377,626千円(前年同期比17.4%増)となりました。特別損失として減損損失591,061千円を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純損失は332,080千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益212,482千円)となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。①車関連事業当セグメントにつきましては、ケミカル類部門は増収となりましたが、チャイルドシート類、アウトドアブームが落ち着いたことにより運搬架台類、電子・電機機器部門も減収となったため、当事業の売上高は14,019,614千円(前年同期比2.5%減)となりました。営業利益は販売費及び一般管理費が増加したものの、原価率の改善により1,291,895千円(前年同期比14.8%増)となりました。②アウトドア・レジャー・スポーツ関連事業当セグメントにつきましては、主力のスノーボード関連製品が減収となり、当事業の売上高は1,503,843千円(前年同期比4.5%減)となりました。営業利益は原価率の悪化及び販売費及び一般管理費の増加により88,068千円(前年同期比35.6%減)となりました。(注)各セグメントの営業利益の合計額と連結業績における営業利益との差異1,078,984千円は、各セグメントに配分していない全社費用であります。 (2) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、税金等調整前当期純損失を209,183千円計上し、非資金項目の修正として減価償却費による増加及び減損損失による増加、売上債権の減少による増加などにより、現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ445,338千円増加し、当連結会計年度末におきましては9,645,627千円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純損失を209,183千円計上し、非資金項目の修正として減価償却費による増加及び減損損失による増加、売上債権の減少による増加、棚卸資産の減少による増加などにより、得られた資金は1,453,214千円(前年同期比1,278,011千円の増加)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出、金型を中心とした有形固定資産の取得による支出等により、使用した資金は814,224千円(前年同期比221,030千円の増加)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額、社債の償還による支出等があり、使用した資金は356,611千円(前年同期比129,341千円の増加)となりました。 (生産、受注及び販売の状況)(1) 生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称生産高(千円)前年同期比(%)車関連事業12,883,155△10.0アウトドア・レジャー・スポーツ関連事業1,586,006△9.6合計14,469,162△9.9 (注) 1 金額は販売価格によっております。 (2) 受注実績当社グループの一部製品については、内示に基づく見込生産を行っております。実際の納入は内示と異なる場合もあり、受注高及び受注残高を算出することは困難であることから、記載を省略しております。 (3) 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称販売高(千円)前年同期比(%)車関連事業14,019,614△2.5アウトドア・レジャー・スポーツ関連事業1,503,843△4.5合計15,523,458△2.7 (注) 1 金額は販売価格によっております。2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先前連結会計年度当連結会計年度販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)株式会社オートバックスセブン2,754,34417.32,800,92218.0アマゾンジャパン合同会社1,872,38311.71,859,03512.0 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)① 財政状態(資産)当連結会計年度末の流動資産は、現金及び預金の増加1,017,660千円、受取手形の減少321,854千円、製品の減少282,333千円、売掛金の減少174,796千円等があり、17,195,216千円(前年度末比72,723千円増)となりました。固定資産は、投資有価証券の増加467,365千円がありましたが、減損損失591,061千円を計上したことにより、3,136,880千円(前年度末比423,006千円減)となりました。 以上の結果、当連結会計年度末の総資産は20,332,097千円(前年度末比350,282千円減)となりました。 (負債) 当連結会計年度末の流動負債は、支払手形及び買掛金の減少127,235千円、未払法人税等の減少72,062千円、製品保証引当金の減少63,075千円があり、2,479,936千円(前年度末比391,073千円減)となりました。固定負債は、社債の減少110,000千円等があり3,015,063千円(前年度末比97,603千円減)となりました。 その結果、当連結会計年度末における負債合計は5,495,000千円(前年度末比488,676千円減)となりました。(純資産)当連結会計年度末の純資産は、為替換算調整勘定の増加391,327千円、その他有価証券評価差額金の増加290,767千円、親会社株主に帰属する当期純損失332,080千円、配当金支払211,619千円、土地再評価差額金取崩額196,050千円による利益剰余金の減少により14,837,097千円(前年度末比138,394千円増)となり、1株当たり純資産額は2,103円36銭(前年度末比19円62銭増)となりました。 なお、上記資産・負債等の状況により当連結会計年度末の流動比率は693.4%(前連結会計年度596.4%)、借入金依存度は7.2%(前連結会計年度7.7%)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は445,338千円増加し9,645,627千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純損失を209,183千円計上し、非資金項目の調整として減価償却費による増加385,180千円及び減損損失による増加591,061千円、売上債権の減少による増加533,346千円があり、得られた現金及び現金同等物は前年同期に比べ1,278,011千円増加の1,453,214千円となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出521,689千円(純額)、有形固定資産の取得による支出263,425千円等があり、使用した現金及び現金同等物は前年同期に比べ221,030千円増加の814,224千円となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額211,716千円、社債の償還による支出133,217千円(純額)等があり、使用した現金及び現金同等物は前年同期に比べ129,341千円増加の356,611千円となりました。 なお、2025年3月31日現在、提出会社におきまして重要な設備(金型等)の新設を計画しております。その資金調達方法につきましては自己資金からの支出を予定しております。 当社は、資金需要に対応するための資金は、原則として営業活動によるキャッシュ・フローを財源としますが、多額な資金需要が発生した場合は流動性の確保及び財務の健全性・安定性を維持するため、金融機関から資金調達を行う方針です。また緊急的資金需要に対応するためコミットメントライン契約を締結しております。 ③ 経営成績 (売上高)当連結会計年度におきましては、新製品・新サービスの市場導入強化、安全・安心なモノづくり、海外売上の拡大、新規チャネル・新規顧客の開拓などを実施してまいりました。その結果、ケミカル類部門は増収となりましたが、チャイルドシート類、アウトドアブームが落ち着いたことにより運搬架台類、電子・電機機器部門も減収となったため、車関連事業の売上高は14,019,614千円(前年同期比2.5%減)となりました。またアウトドア・レジャー・スポーツ関連事業につきましては、主力のスノーボード関連製品が減収となり、当事業の売上高は1,503,843千円(前年同期比4.5%減)となりました。報告セグメント合計売上高は15,523,458千円(前年同期比2.7%減)となりました。 (売上原価) 当連結会計年度は、売上高に対する原価率は円安及び原材料価格上昇の影響があったものの製品評価損が減少したことなどにより前連結会計年度に比べ2.1ポイント改善し62.6%となりました。 (売上総利益) 以上の結果、売上総利益は前連結会計年度に比べ164,376千円増加の5,798,740千円となり、売上総利益率は、前連結会計年度に比べ2.1ポイント改善し37.4%となりました。 (販売費及び一般管理費) 販売費及び一般管理費は、人件費などが増加し5,497,760千円(前年同期比82,922千円増)となりました。売上高に対する負担率は35.4%となり、前連結会計年度に比べ1.5ポイント増加しております。 (営業利益) 以上の結果、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除した営業利益は300,979千円(前年同期比81,454千円増)となりました。 (営業外収益・費用) 当連結会計年度の営業外収益から営業外費用を控除した額は為替差益が減少したこと等により、76,646千円となりました。前連結会計年度に比べ25,490千円の悪化となりました。 (経常利益) 営業利益に営業外収益・営業外費用を加減した経常利益は377,626千円(前年同期比55,963千円増)となりました。 (特別損益) 当連結会計年度における特別利益は、固定資産売却益4,830千円(前年同期比2,684千円増)となり、特別損失は、減損損失591,061千円を計上したこと等により591,641千円となり、前年同期比590,378千円の増加となりました。 (親会社株主に帰属する当期純損益) 経常利益に特別利益・特別損失を加減した税金等調整前当期純損失は209,183千円(前年同期は税金等調整前当期純利益322,546千円)となりました。税金等調整前当期純損失から法人税、住民税及び事業税等を控除した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は332,080千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益212,482千円)となりました。以上により、当連結会計年度の売上高経常利益率は2.4%、自己資本当期純利益率は△2.2%、1株当たり当期純損失金額△47.08円となりました。今後これらの指標をさらに向上させるため、品質管理の強化を最優先課題と捉え対処していくことと並行して、新製品・新サービスの市場導入強化による売上の拡大及び原価低減、効率化による販売費及び一般管理費の削減、資産の有効活用等に取り組んでまいります。なお、当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
事業リスク
- 売上高の季節的変動カーメイトグループの売上は、冬季製品(スキーキャリア、タイヤ滑止など)の割合が高いため、連結会計年度の下期に集中する傾向があります。また、冬季の降雪量の多寡によって業績が大きく変動するリスクがあります。この偏重を解消するため、年間を通じて販売が見込める新製品・新サービスの開発が重要となります。
- 特定取引先への依存とサプライチェーンリスク主要な販売先であるオートバックスセブンとイエローハットへの依存度が高いことがリスクです。これらの取引先との関係悪化や販売戦略の変更は、カーメイトグループの売上に直接的な影響を与える可能性があります。また、原材料の約45%を海外、特に中国から調達しているため、感染症拡大などによる特定地域の経済活動制限は、サプライチェーンに混乱を招き、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
- 為替変動リスク原材料の約45%を海外から調達しており、その決済には外貨が使われます。急激な為替相場の変動は、原材料の仕入れコストに影響を与え、カーメイトグループの経営成績や財政状態を悪化させる可能性があります。このリスクを軽減するため、一部で先物予約などの為替ヘッジを行っていますが、完全にリスクを排除できるわけではありません。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 1.売上高の季節的変動について当社グループの売上高は、冬季製品(スキーキャリア・タイヤ滑止等)の占める割合が高いため、連結会計年度の下期の割合が高くなる傾向にあり、また、冬季の降雪量の多寡により業績が影響を受けることがあります。この偏重を解消していくため、年間を通して販売が見込める新製品・新サービスの開発に取り組んでまいります。 上期と下期の売上高割合は次のとおりであります。(単位:千円)期 別上 期下 期通 期2023年3月期7,052,593(42.4%)9,596,250(57.6%)16,648,844(100.0%)2024年3月期7,314,686(45.8%)8,641,132(54.2%)15,955,819(100.0%)2025年3月期7,148,770(46.1%)8,374,687(53.9%)15,523,458(100.0%) 2.特定取引先への依存度について当社の取引先でカー用品専門店の主要な販売先は、株式会社オートバックスセブン、株式会社イエローハットの2社であります。2社への販売実績及びそれぞれの総販売実績に対する割合は次のとおりであります。カー用品専門店への依存度を分散させていくため、ECルート、ホームセンター、ドラッグストア等への販売強化に取り組んでおります。 相手先前連結会計年度当連結会計年度販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)株式会社オートバックスセブン2,754,34417.32,800,92218.0株式会社イエローハット1,210,3357.61,213,8077.8 また、当社グループは、原材料等の仕入れのおおよそ45%を海外から調達しており、その大半を中国が占めております。新型コロナウイルスや新型インフルエンザ、その他の感染症の拡大により、特定地域の経済活動が長期間制限を受けた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対応するため国内の既存仕入先からも代替調達できるよう体制整備に取り組んでまいります。 3.為替リスクについて当社グループは、原材料等の仕入れのおおよそ45%を海外から調達しております。その決済について、急激な為替相場変動があった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対応するため、一部先物予約等で為替変動リスクを軽減させております。