事業の概要
- 主要事業の展開三井ハイテックグループは、日本を含むアジア、米州、欧州に14の連結子会社を持ち、グローバルに事業を展開しています。主な事業内容は、金型・工作機械、電子部品、電機部品の製造・販売であり、これらが同社の収益の柱となっています。
- 金型・工作機械事業プレス用金型や平面研削盤といった精密な機械部品を製造・販売しています。これらは、他の製品を作るための「型」や「加工機械」であり、ものづくりの基盤を支える重要な役割を担っています。
- 電子部品事業主にリードフレームという半導体部品を製造しています。リードフレームは、半導体チップと外部を電気的に接続するための部品で、スマートフォンやパソコンなど、あらゆる電子機器に不可欠なものです。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 電機部品事業最も売上高と営業利益が大きい主力事業です。売上高は1,546.49億円、営業利益は98.21億円を計上しており、グループ全体の収益を牽引しています。主にモーターコア製品を製造しており、自動車や家電製品など幅広い分野で利用されています。
- 電子部品事業売上高595.67億円、営業利益40.46億円と、電機部品事業に次ぐ規模を持つ事業です。リードフレームなどの電子部品を製造しており、半導体産業の成長とともに需要が拡大している分野です。アジア地域に複数の生産拠点を持ち、グローバルに展開しています。
- 金型・工作機械事業売上高41.12億円、営業利益2.72億円と、他の事業に比べて規模は小さいものの、同社の基盤を支える重要な事業です。プレス用金型や平面研削盤といった製品を手掛け、高精度なものづくりを可能にする技術を提供しています。
2026-01 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ToolingMachinery | 事業 | 41 | 3 | 6.6% |
| ElectronicParts | 事業 | 596 | 40 | 6.8% |
| ElectricalParts | 事業 | 1,546 | 98 | 6.4% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】当社グループは、当社及び連結子会社14社により構成され、主な事業内容は、金型・工作機械、電子部品、電機部品の製造・販売であります。下記3事業は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。主な製品の名称は次のとおりであります。セグメント名称主な製品金型・工作機械プレス用金型・平面研削盤電子部品リードフレーム電機部品モーターコア製品 また、当社及び主要な連結子会社に関わるセグメントとの関連は、次のとおりであります。所在地会社名セグメント名称金型工作機械電子部品電機部品日本㈱三井ハイテック(当社)〇〇〇アジアミツイ・ハイテック(シンガポール)プライベート・リミテッド 〇 アジアミツイ・ハイテック(マレーシア)センドリアン・バルハド 〇 アジア三井高科技(天津)有限公司 〇 アジア三井高科技(上海)有限公司 〇〇アジアミツイ・ハイテック(タイワン)カンパニー・リミテッド 〇 アジアミツイ・ハイテック(タイランド)カンパニー・リミテッド 〇アジア三井高科技(広東)有限公司 〇日本㈱三井スタンピング 〇米州ミツイ・ハイテック(カナダ)インコーポレイテッド 〇欧州ミツイ・ハイテック(ヨーロッパ)エスペーゾー 〇米州ミツイ・ハイテック メヒカーナ エス・エー・デ・シー・ブイ 〇(注)1.ミツイ・ハイテック メヒカーナ エス・エー・デ・シー・ブイは2023年8月11日付けで設立しており、モーターコア製品の量産開始に向けて準備を進めております。2.ミツイ・アジア・ヘッドクォーターズ・プライベート・リミテッドは、統括管理会社であるため、またミツイ・ハイテック ノースアメリカ インコーポレイテッド、ミツイ・ハイテック ドイチュランド ゲーエムベーハーは事業活動が販売支援であるため、記載しておりません。3.ミツイ・ハイテック(ホンコン)リミテッドは、2024年5月24日開催の株主総会で解散及び清算の決議を行い、2026年1月に清算結了しました。 以上について事業系統図を示すと次のとおりであります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2026時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 半導体、家電、自動車業界の熾烈な価格競争に影響を受け、販売価格の低下が継続するリスクがあるため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 創業以来培ってきた超精密加工技術やノウハウ、独自の積層工法。 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 中程度 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | シクリカル |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 中程度 |
会社が挙げる主要リスク:業界の需要状況の急激な変化 / 原材料・部品の調達及び価格変動 / 販売価格の変動
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 9 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★★☆☆☆
半導体製造装置用リードフレームで高い技術力と品質を誇る。長年の実績と顧客からの信頼は無形資産となり得るが、特許やブランド力が突出しているわけではない。特定の顧客との関係性は存在する。
スイッチングコスト★★★☆☆
半導体製造装置用リードフレームは、顧客の製造プロセスに深く組み込まれており、仕様変更やサプライヤー変更には多大なコストと時間がかかる。特に微細化・高精度化が進む中で、既存サプライヤーからの乗り換えはリスクが高い。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
ネットワーク効果は主要な競争優位性とは考えられない。製品の価値は個々の性能や品質に依存する。
コスト優位★☆☆☆☆
製造プロセスにおける効率化や歩留まり改善努力は継続しているが、構造的なコスト優位性を確立しているとは言えない。競合他社も同様の努力を行っている。
規模の経済★★★☆☆
半導体製造装置用リードフレーム分野において、一定の市場シェアと生産規模を持つ。特に高精度・高品質な製品群では、規模の経済が競争力に寄与している可能性がある。
- グローバルな生産体制同社は日本だけでなく、シンガポール、マレーシア、中国、台湾、タイ、カナダ、ヨーロッパ、メキシコなど世界各地に生産拠点を持ち、地域ごとの需要に対応できる柔軟な供給体制を構築しています。これにより、特定の地域リスクを分散し、安定的な事業運営を目指しています。
- 多岐にわたる製品ポートフォリオ金型・工作機械、電子部品(リードフレーム)、電機部品(モーターコア)と、異なる産業分野にわたる製品を手掛けています。これにより、特定の市場の変動に業績が左右されにくい、バランスの取れた事業構造を構築していると考えられます。
- 技術開発への注力有価証券報告書には具体的な記述が少ないものの、価格競争が激しい市場において「画期的な技術開発」に努めるとの記載があり、技術力による競争優位を追求していることが伺えます。特に精密な金型や電子部品の製造には高度な技術が不可欠です。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営の基本方針 当社グループは創業以来、社是である「世界の人々に役立つ製品をつくる」、「互恵互善の理念に徹し相互の利益をはかる」、「平等の精神を基本とし働く者の楽園を築く」を経営理念とし、開発型ものづくり企業として超精密加工技術を武器に世の中のニーズにマッチした価値をグローバルに供給することで、もっと便利に、もっと豊かに、安心して暮らせる「しあわせな未来」を実現します。 (2)経営環境及び対処すべき課題等 カーボンニュートラルの実現に向けた社会の取り組みやデジタル技術の高度化は世界中で急速に進んでおり、長期的に継続するものと考えています。その過程には当社の主力事業である「電動車分野」と「半導体分野」の成長が含まれており、当社グループの事業成長の機会と捉えています。このような環境の中、当社グループは、電動車向け駆動・発電用モーターコアを中心とした供給能力増強に取り組むとともに、金型設計から製品供給までの一貫生産の強みを活かし、他社との差別化や生産性向上をはじめとした原価低減の取り組みによる競争力強化を図ります。また、各事業・拠点間のシナジーの拡大により、グループでの健全な事業規模拡大に向けた経営基盤強化に取り組んで参ります。 このような取り組みにより、翌連結会計年度の連結業績見通しは、売上高は2,330億円(当期比6.7%増)、営業利益は電機部品の先行投資コストの影響等により110億円(当期比13.1%減)、経常利益は100億円(当期比27.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は70億円(当期比122.1%増)を予想しております。 各セグメントの取り組み内容は、以下のとおりであります。 (金型・工作機械) 顧客潜在ニーズを具現化する技術の確立や、顧客ニーズの先取と顧客価値を向上させる技術提案営業の強化により、基盤事業として、重点事業である電子部品事業、電機部品事業の競争力向上への貢献を図って参ります。 (電子部品) リードフレームパッケージが中心となるレガシー半導体の需要は、緩やかに回復していく見通しです。顧客の開発支援や顧客価値の追求をはじめとする営業機能の強化、生産における需要変動への対応力強化に取り組み、収益の確保を図ります。 (電機部品) 電気自動車(BEV)市場の拡大スピードに鈍化がみられるものの、グローバルでの電動車市場の伸長による事業成長の機会は今後も継続するものと考えております。このような環境の中、米州・欧州を中心とした市場成長のタイミングに即した生産能力増強投資の実行、金型事業との連携による幅広い製品・工法のラインアップの活用やコスト競争力を活かして受注獲得を図り、引き続き事業拡大を進めて参ります。 なお、当連結会計年度において欧州のBEV向けモーターコア関連事業にて特別損失を計上いたしましたが、HEV向けモーターコアの堅調な需要を基盤としつつ、BEV向けモーターコアでは市場の動向を的確に見定めながら、新規顧客の開拓及び既存顧客での採用拡大に取り組むことにより、収益性を回復し、持続的な成長を図って参ります。 (3)中長期的な経営戦略と経営目標 当社グループは社是を経営理念として、持続的な成長と企業価値の向上に向け、それぞれの時代に合った製品・部品の開発を行い、お客様のニーズに応えて参りました。 近年、全世界的に環境保全に対する法整備が進んでおり、環境問題への取り組みの必要性、企業の社会的責務はますます増大していると考えております。当社グループとしましては、「超精密加工でしあわせな未来を」というスローガンのもと、"Save energy. Save earth. Save life."を経営指針の柱に掲げ、超精密加工技術を核に環境対応技術の普及に貢献する製品・部品の供給拡大と生産性向上に今後も継続して取り組んで参ります。加えて、電動車市場のグローバル成長機会を掴むための先行投資の実行、収益性・資本効率の向上、サステナビリティマネジメントにより、中長期での企業価値向上を目指します。 一方で、2025年3月に公表した中期経営計画における事業環境の想定に対して、電動車市場の成長やレガシー半導体市場の回復において遅れが生じております。このような状況を踏まえ、2028年1月期の財務目標(売上高・営業利益・ROE・ROIC)を見直すことといたしました。新たに設定する中期的な財務目標(2028年1月期)は、売上高2,630億円、営業利益150億円、売上高営業利益率5.7%、ROE8.0%以上、ROIC5.0%以上を目指します。併せて、電動車市場の成長見通しの変化を鑑み、設備投資計画も最適化を図り、直近3か年の投資額を1,100億円から960億円へと抑制いたします。 本項には将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末(2026年1月31日)現在において判断したものであります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営の基本方針 当社グループは創業以来、社是である「世界の人々に役立つ製品をつくる」、「互恵互善の理念に徹し相互の利益をはかる」、「平等の精神を基本とし働く者の楽園を築く」を経営理念とし、開発型ものづくり企業として超精密加工技術を武器に世の中のニーズにマッチした価値をグローバルに供給することで、もっと便利に、もっと豊かに、安心して暮らせる「しあわせな未来」を実現します。 (2)経営環境及び対処すべき課題等 カーボンニュートラルの実現に向けた社会の取り組みやデジタル技術の高度化は世界中で急速に進んでおり、長期的に継続するものと考えています。その過程には当社の主力事業である「電動車分野」と「半導体分野」の成長が含まれており、当社グループの事業成長の機会と捉えています。このような環境の中、当社グループは、電動車向け駆動・発電用モーターコアを中心とした供給能力増強に取り組むとともに、金型設計から製品供給までの一貫生産の強みを活かし、他社との差別化や生産性向上をはじめとした原価低減の取り組みによる競争力強化を図ります。また、各事業・拠点間のシナジーの拡大により、グループでの健全な事業規模拡大に向けた経営基盤強化に取り組んで参ります。 このような取り組みにより、翌連結会計年度の連結業績見通しは、売上高は2,330億円(当期比6.7%増)、営業利益は電機部品の先行投資コストの影響等により110億円(当期比13.1%減)、経常利益は100億円(当期比27.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は70億円(当期比122.1%増)を予想しております。 各セグメントの取り組み内容は、以下のとおりであります。 (金型・工作機械) 顧客潜在ニーズを具現化する技術の確立や、顧客ニーズの先取と顧客価値を向上させる技術提案営業の強化により、基盤事業として、重点事業である電子部品事業、電機部品事業の競争力向上への貢献を図って参ります。 (電子部品) リードフレームパッケージが中心となるレガシー半導体の需要は、緩やかに回復していく見通しです。顧客の開発支援や顧客価値の追求をはじめとする営業機能の強化、生産における需要変動への対応力強化に取り組み、収益の確保を図ります。 (電機部品) 電気自動車(BEV)市場の拡大スピードに鈍化がみられるものの、グローバルでの電動車市場の伸長による事業成長の機会は今後も継続するものと考えております。このような環境の中、米州・欧州を中心とした市場成長のタイミングに即した生産能力増強投資の実行、金型事業との連携による幅広い製品・工法のラインアップの活用やコスト競争力を活かして受注獲得を図り、引き続き事業拡大を進めて参ります。 なお、当連結会計年度において欧州のBEV向けモーターコア関連事業にて特別損失を計上いたしましたが、HEV向けモーターコアの堅調な需要を基盤としつつ、BEV向けモーターコアでは市場の動向を的確に見定めながら、新規顧客の開拓及び既存顧客での採用拡大に取り組むことにより、収益性を回復し、持続的な成長を図って参ります。 (3)中長期的な経営戦略と経営目標 当社グループは社是を経営理念として、持続的な成長と企業価値の向上に向け、それぞれの時代に合った製品・部品の開発を行い、お客様のニーズに応えて参りました。 近年、全世界的に環境保全に対する法整備が進んでおり、環境問題への取り組みの必要性、企業の社会的責務はますます増大していると考えております。当社グループとしましては、「超精密加工でしあわせな未来を」というスローガンのもと、"Save energy. Save earth. Save life."を経営指針の柱に掲げ、超精密加工技術を核に環境対応技術の普及に貢献する製品・部品の供給拡大と生産性向上に今後も継続して取り組んで参ります。加えて、電動車市場のグローバル成長機会を掴むための先行投資の実行、収益性・資本効率の向上、サステナビリティマネジメントにより、中長期での企業価値向上を目指します。 一方で、2025年3月に公表した中期経営計画における事業環境の想定に対して、電動車市場の成長やレガシー半導体市場の回復において遅れが生じております。このような状況を踏まえ、2028年1月期の財務目標(売上高・営業利益・ROE・ROIC)を見直すことといたしました。新たに設定する中期的な財務目標(2028年1月期)は、売上高2,630億円、営業利益150億円、売上高営業利益率5.7%、ROE8.0%以上、ROIC5.0%以上を目指します。併せて、電動車市場の成長見通しの変化を鑑み、設備投資計画も最適化を図り、直近3か年の投資額を1,100億円から960億円へと抑制いたします。 本項には将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末(2026年1月31日)現在において判断したものであります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 業績等の概要① 業績当連結会計年度における当社グループを取り巻く経済環境は、全体としては緩やかな回復基調にあるものの、米国経済政策の動向や中国経済の減速、不安定な国際情勢等により先行き不透明な状況が続いています。当社グループの主たる供給先の状況として、自動車業界においては、欧州各国や米国における電気自動車(BEV)市場の拡大スピードに鈍化が見られましたが、ハイブリッド車(HEV)・プラグインハイブリッド車(PHEV)の需要は堅調に推移しました。半導体業界においては、生成AI向け等の半導体の最終需要は堅調であるものの、レガシー半導体は緩やかな回復にとどまりました。このような事業環境のもと、当社グループは超精密加工技術を核として、省資源・省エネルギーに貢献する製品・部品の受注拡大を図るとともに、顧客ニーズに応えるため、グローバル供給体制の強化を推し進めました。加えて、全グループを挙げて生産性向上、原価低減等に取り組みました。その結果、当連結会計年度の売上高は2,183億2千9百万円(前期比1.6%増)となりましたが、営業利益は126億5千1百万円(前期比21.0%減)となりました。経常利益は、主に外貨建て金融資産の為替差益の影響により、138億1千5百万円(前期比18.5%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、欧州市場におけるBEVの成長鈍化を受け、収益性の低下が見込まれる一部顧客向けの取引に関連し、製造設備の減損損失39億5千1百万円、及び欧州事業損失25億9千1百万円を計上したことから、31億5千1百万円(前期比74.2%減)となりました。自動車業界及び半導体業界における需要の見通しが依然として不透明な状況が続いておりますが、引き続き全グループを挙げて、収益拡大に取り組んで参ります。なお、当社グループの有形固定資産の減価償却方法は、主として定率法を採用しておりましたが、当連結会計年度の期首より定額法に変更しております。前期比較は、当該変更前の前連結会計年度の数値を用いております。当該変更による業績に与える影響の詳細については、「第5.経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変更)及び(セグメント情報等) 2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額の算定方法」に記載しております。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 (金型・工作機械) 金型・工作機械事業については、金型の受注増加に伴い、売上高は102億4千7百万円(前期比0.2%増)、営業利益は2億7千2百万円(前期比17.0%減)となりました。 (電子部品) 電子部品事業については、車載・情報端末向け製品の需要は減少しましたが、民生向け製品の一時的な需要増加及び高騰した主要原材料の価格転嫁により、売上高は595億6千7百万円(前期比7.5%増)、営業利益は40億4千6百万円(前期比8.5%増)となりました。 (電機部品) 電機部品事業については、電動車向け駆動・発電用モーターコアの需要は堅調に推移しましたが、主要鋼材価格の下落を販売価格に反映したことにより、売上高は1,546億4千9百万円(前期比0.3%減)となりました。営業利益は先行投資に伴う各種費用の増加により、98億2千1百万円(前期比18.5%減)となりました。 なお、上記セグメント売上高は、セグメント間の内部売上高又は振替高61億3千5百万円を含めて表示しております。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、527億4千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ31億3千7百万円増加しました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、増加した資金は241億3千5百万円(前期比2億3千2百万円減)となりました。これは、欧州市場におけるBEVの成長鈍化を受け、一部顧客向け取引に関連する減損損失等の非資金項目や新規製品の生産開始に向けた立ち上げ費用の増加により税金等調整前当期純利益は減少したものの、売掛金の回収の進展による運転資本の減少等が寄与したものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果、使用した資金は287億7千3百万円(前期比22億6千万円増)となりました。これは、主に電機部品事業における、新規製品及び生産能力増強のための設備投資など、有形固定資産の取得276億2千3百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果、増加した資金は71億1千7百万円(前期比39億5千6百万円減)となりました。これは、借入金の返済125億3千6百万円及び配当金の支払32億9千4百万円により資金が減少した一方、主に設備投資を使途とする借入による収入230億円により資金が増加したものであります。 (2) 生産、受注及び販売の実績当連結会計年度の生産、受注及び販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。① 生産実績セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年2月1日至 2026年1月31日)前期比(%)金型・工作機械(百万円)4,112△4.7電子部品(百万円)59,3976.0電機部品(百万円)154,686△1.7合計(百万円)218,1960.2 ② 受注実績セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年2月1日至 2026年1月31日)受注高(百万円)前期比(%)受注残高(百万円)前期比(%)金型・工作機械4,55316.02,08133.3電子部品60,5758.88,83517.7電機部品154,274△2.016,359△2.0合計219,3821.122,2765.9 ③ 販売実績セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年2月1日至 2026年1月31日)前期比(%)金型・工作機械(百万円)4,112△4.7電子部品(百万円)59,5677.5電機部品(百万円)154,649△0.3合計(百万円)218,3291.6 (注)1.生産実績の金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。相手先前連結会計年度(自 2024年2月1日 至 2025年1月31日)当連結会計年度(自 2025年2月1日 至 2026年1月31日)金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)トヨタ自動車㈱69,31732.369,42131.8 (3) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しているとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の分析 a. 概要当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高が2,183億2千9百万円(前期比1.6%増)、営業利益は126億5千1百万円(前期比21.0%減)、経常利益は138億1千5百万円(前期比18.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は31億5千1百万円(前期比74.2%減)となりました。 b. 売上高省資源・省エネルギーに貢献する製品・部品の受注拡大及び顧客ニーズに応えるため、グローバル供給体制の強化を推し進めたことに加え、為替相場において大幅に円安が進行したことなどにより、前連結会計年度に比べ1.6%の増収となりました。 c. 売上原価、販売費及び一般管理費売上高の増加に伴い、売上原価は1,861億4千1百万円(前期比2.0%増)、販売費及び一般管理費は195億3千6百万円(前期比19.4%増)となりました。 d. 営業損益以上の結果、営業利益は126億5千1百万円となりました。 e. 営業外損益及び経常損益営業外収益は主に為替差益12億4千3百万円の計上により22億9千9百万円(前期比19.0%増)、営業外費用は11億3千5百万円(前期比12.9%増)、経常利益は138億1千5百万円となりました。 f. 特別損益特別利益は主に補助金収入4億8千3百万円の計上により7億8千万円、特別損失は主に減損損失39億5千1百万円の計上により73億8千3百万円となりました。 g. 親会社株主に帰属する当期純損益税金等調整前当期純利益は72億1千2百万円(前期比58.0%減)となりました。これより税金費用40億3千8百万円及び非支配株主に帰属する当期純利益2千1百万円を控除した親会社株主に帰属する当期純利益は31億5千1百万円となりました。 なお、セグメント別の分析については、前述の「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)業績等の概要 ① 業績」に記載のとおりであります。 また、財政状態の分析については、後述の「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ④ 資本の財源及び資金の流動性の分析 b. 財政状態の分析」に記載のとおりであります。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、前述の「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性の分析 a. 財政政策当社グループは、連結グループ全体の財務状況を俯瞰したうえで、財務政策に関するガバナンスを適切に行い、資金効率の向上および財務基盤の一層の健全化に取り組んでおります。具体的には、売上債権及び棚卸資産の圧縮等、資産のスリム化を図ることにより内部資金を創出し、安定的な資金運営を進めております。売上債権については、回収の管理・促進を営業部門に加え専門部署が担い、連結グループ全体で回収状況の把握と改善に努めております。また、棚卸資産については、生産工程の見直し等を通じて仕掛在庫をはじめとする在庫の圧縮を図っております。加えて、当社グループ内においては、資金の偏在を抑制し資金効率を高める観点から、余剰資金の融通を含む連結グループ内の資金管理を行っており、これにより安定的かつ機動的な資金運営を実現しております。以上の取り組みを行ったうえで必要となる外部からの資金調達に関しては、その時点における連結ベースでの財政状況、資金需要の期間及び目的等を勘案し、最適な調達手段を選択することを基本方針としております。 b. 財政状態の分析(資産) 総資産は、2,409億9千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ172億9千6百万円増加しております。 これは主に、成長分野への先行投資を進めたことにより有形固定資産が149億6千9百万円増加したことによるものであります。(負債) 負債合計は、1,273億7千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ140億8百万円増加しております。 これは主に、借入金が104億6千3百万円増加したことによるものであります。(純資産) 純資産合計は、1,136億1千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ32億8千7百万円増加しております。 これは主に、為替換算調整勘定が25億9千1百万円増加したことによるものであります。 c. キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況については「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)業績等の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営上の目標の達成状況 当社グループは、3カ年毎の中期経営計画の策定を行い、財務目標の設定を行っております。2026年1月期から2028年1月期までの中期経営計画に係る財務目標及び実績については売上高、営業利益、営業利益率、ROE、ROICを主要指標として定め、その向上に努めております。 詳細並びに2026年1月期における実績につきましては、2026年3月公開の2026年1月期(第92期)決算補足説明資料をご参照下さい。
事業リスク
- 業界需要の変動半導体、家電、自動車といった主要な顧客業界の需要動向に大きく影響を受けます。世界経済の変動や顧客の在庫調整が急激に進むと、生産能力の過不足が生じ、業績が悪化する可能性があります。
- 原材料価格の変動と調達リスクニッケル、銅、金、銀、パラジウムなどの非鉄金属や貴金属、鋼材、原油価格の変動は、主要原材料のコストに直結します。価格上昇分を製品価格に転嫁できない場合、利益が圧迫されるリスクがあります。また、国際情勢の不安定化などにより原材料の安定調達が困難になる可能性もあります。
- 為替相場の変動海外売上高比率が約5割と高いため、為替相場の変動が業績や財政状態に大きな影響を与える可能性があります。特に急激な為替変動は、為替予約などの対策を講じていても、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項として当社グループが判断するものには以下のようなものがあります。 ただし、すべてのリスクを網羅したものではなく、現時点では予見できないリスクの影響を将来的に受ける可能性があります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年1月31日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 業界の需要状況 当社グループは、グローバルに事業を展開しており、製品を販売している国又は地域の経済状況の影響を受けるとともに、主たる供給先である半導体、家電及び自動車業界の需要動向にも影響を受け、顧客の在庫調整等が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、世界経済情勢、半導体・自動車市況を注視し、中長期的な市場予測に基づき生産能力を拡充・調整し、短期的には稼働状況を調整することなどにより、需要の変化への対策を講じております。 しかしながら、あまりにも急激な環境の変化が発生した場合、生産能力の余剰、又は生産能力不足に起因する受注機会逸失による、競争力の低下が発生する可能性があります。 (2) 原材料・部品の調達及び価格変動 需給バランスの乱れ、国際情勢の不安定化等、原材料・部品等の安定的な調達に影響を及ぼす事象により、原材料・部品等を十分に確保できない場合、製品・サービスの提供が遅れ、お客様への納期遅延や機会損失等が発生する可能性があります。また、サプライヤーにおいて児童労働や強制労働等の労働者の権利侵害事象等を含む法令違反等が発生した場合、発注元としての当社グループの評判の低下や、当該サプライヤーからの安定した原材料・部品の調達に支障が生じ、当社グループの業績や事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。非鉄金属(ニッケル、銅など)、鋼材、貴金属(金、銀、パラジウムなど)及び原油価格の変動は、当社グループが購入しております主要原材料価格の変動に繋がり、製品価格への転嫁が進まない場合にも当社グループの業績や事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、主要サプライヤーとの関係強化や調達先の多様化、CSR調達ガイドラインの制定と徹底、また原材料の価格変動については、お客様へ適正なご負担をお願いするなど、当社グループへの影響を最大限少なくするための対策を講じております。 (3) 販売価格の変動 当社グループの主要取引先であります半導体、家電及び自動車業界においては、熾烈な価格競争がグローバルに展開されており、競合他社が安価な人件費、原材料、部品を使用することにより、低価格で製造し供給することとなった場合、当社グループの業績を低迷させる可能性があります。 当社グループもより一層の原価低減、画期的な技術開発により市場価格への対応を図って参りますが、それを上回る販売価格の低下が継続する場合には、当社グループの業績や事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 為替相場の変動 当社グループの海外売上高比率は5割程度となっており、為替相場の変動は、当社グループの業績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。こうした状況において、将来の為替相場の変動に伴うリスクの軽減を図る目的で、為替予約を行っております。しかしながら、あまりにも急激な為替変動は当社グループの業績や事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5) 知的財産権の侵害 当社グループは、知的財産権の確保とその保護に努めておりますが、当社グループの知的財産権を使用した第三者による類似製品等の製造、販売を完全に防止することができない可能性があります。また、当社グループでは製品開発時には第三者の知的財産権を侵害しないよう細心の注意を払っておりますが、将来、知的財産権を侵害したとして第三者から訴訟を提起される可能性があります。当社グループが第三者の知的財産権を侵害しているとの申し立てが認められた場合には、当社グループが特定の技術を利用できない可能性や多額の損害賠償責任を負う可能性もあります。従いまして、これらの場合には、当社グループの業績や事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6) 品質問題 当社グループは、顧客が求める品質の確保に全グループを挙げて取り組んでおりますが、当社グループが供給した製品の欠陥が原因で生じた損失に対する責任を追及され、多額の損害賠償責任を負う可能性もあります。 当社グループではISO/IATF等の国際認証規格に準拠した品質マネジメントシステム(QMS)を運営しており、国内・海外ともに各工程にて「品質を作り込むこと」で不良品を流出させない品質保証体制を構築しております。 しかしながら、大規模なリコールや製造物賠償責任に問われるような商品の欠陥は、多額のコストや当社グループの評価に重大な影響を及ぼす場合があり、当社グループの業績や事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) 納期遅延 当社グループは納期管理の徹底に努めておりますが、資材調達、生産管理、設計などにおける予期せぬ要因により納期遅延が生じ、その結果、顧客が被った損害の賠償責任が発生する可能性は排除できません。この場合には、当社グループの業績や事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしましては、製造と販売が連携して納期遵守に係るKPIを管理し、納期面での顧客満足度向上に努めております。 (8) 海外事業展開におけるカントリーリスク 当社グループは、グローバルに生産及び販売拠点を構築しており、カントリーリスクの分散化を図っておりますが、各国における急激な政策変更や経済変動などが発生した場合、当社グループの業績や事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。予想される主な項目は以下のとおりです。 ①外国資本に対する投資優遇政策の変更 ②輸出又は輸入規制の変更 ③為替政策による為替レートの大幅な変動 ④人件費、物価などの大幅な上昇 ⑤その他の経済的、社会的及び政治的リスク ⑥テロ、戦争、感染症、その他要因による社会的混乱 (9) 地震、台風等の大規模災害 地震、台風等の大規模災害によって、当社グループの生産、原材料や部品の購入、製品の販売及び物流やサービスの提供などに遅延や停止が生じる可能性があります。 当社グループとしましては、社内防災体制を構築し人的被害の最小化を図り、また、事業継続計画(BCP)を策定し推進しております。 しかしながらこれらの想定を超える災害発生により、遅延や停止が起こり、それが長引くようであれば、当社グループの業績や事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10) コンプライアンス 当社グループは、コンプライアンスを実践して事業活動を推進しておりますが、重大なコンプライアンス違反が発生した場合、当社グループの社会的信用が失墜し、当社グループの業績や事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、行動指針「王道を歩む」のもと、「三井ハイテックグループ行動規範」を制定し、海外グループ会社を含む当社グループで働く役員・従業員に周知しております。また、行動規範の遵守・実践を推進する機関として、常勤取締役ほかで構成する「コンプライアンス委員会」を設置し、全社的な取り組みを推進しております。加えて、内部通報窓口を社内及び社外に設置し、コンプライアンス違反の早期発見及び是正を図っています。内部通報制度の運用においては、通報者の保護を徹底しております。 (11) 環境・気候変動の影響 当社グループは、大気汚染、水質汚濁、土壌・地下水汚染、有害物質の取扱い、廃棄物処理などを規制する環境関連法令を遵守しておりますが、気候変動抑制のための温室効果ガス排出規制等の関連規制が強まっており、これらの法令・規制等に十分対応できない場合、当社グループの社会的信用が失墜し、当社グループの業績や事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、社会的責任を果たし持続的に発展していくための重要な経営課題の一つとして気候変動問題を含む「環境問題」を認識し、取締役会による監督とサステナビリティ推進委員会を中心とするガバナンス体制を構築しております。取締役会は、サステナビリティ推進委員会からの報告を受け、その活動状況の監督を行うとともに、気候変動問題への取り組みを含むサステナビリティに係る基本方針や重要事項の決定をおこなっております。なお、当社は「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」への賛同を表明しており、シナリオ分析に基づくリスクと機会の開示と、TCFDの提言に沿った気候変動関連情報開示に取り組んでいきます。 (12) 情報セキュリティ 事業活動を行う中で、保有する機密情報や個人情報等が、コンピューターウィルス、不正アクセス、人為的過失等により、外部へ漏洩した場合、当社グループの社会的信用が失墜し、当社グループの業績や事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。 全社的なセキュリティ課題について、情報システム管掌役員の下、定期的なリスク対応評価を行いながら、ITガバナンス強化やセキュリティ強化に取り組み、情報セキュリティに関する改善点の検証、予防対策、人材育成などを行い、必要に応じ経営会議や取締役会まで報告し、適正かつ効率的な事業運営に資するための施策を推進するなど、可能な限りのリスク低減に努めております。重大な事象が生じた場合には、情報開示委員会での審議や取締役会への報告を行い、速やかに必要な情報開示を行うこととしております。万一事故が発生した場合は、事故対応のみならず再発防止策を含む適切な対策を速やかに講じます。 (13) 税務リスク 当社グループは、グローバルに事業を展開しており、各国税務当局から租税に関する法的規制の適用を受けております。そのため、当社グループでは「グループ税務管理規程」に従い、各国の税務施策に関する情報について適宜収集を実施しており、当社グループへの影響を事前に見極め、必要な対策を講じるよう努めております。 しかしながら、予期しない税制改正や、各国税務当局との間に税に対する見解の相違等があった場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 人材・労務リスク 当社グループにおいて、必要とする人材を採用及び育成することは重要課題であり、その人材の採用又は育成ができない場合や、優秀な人材が定着しない場合、当社グループの業績や事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。 まずは、従業員が安心して働ける職場をつくっていくために、当社グループで働くすべての従業員の人権を守ります。三井ハイテックグループ行動規範に「基本的人権を尊重し、職場におけるさまざまな差別やハラスメントを容認しません」と明記し、従業員の人権尊重の意識や環境の醸成に努めております。また、「人材は資本である」との考えのもと、人材の採用・育成に投資し、成長の機会を提供しております。従業員のチャレンジの結果に関しては、基準に基づいた正しい評価を行い、適切なフィードバックと待遇を与えることにより、従業員がやりがいを感じることができる職場づくりへ結び付けております。また、従業員エンゲージメントの向上に向けた取組みを通じて、従業員の自発的な成長や働きがいを高め、優秀な人材の定着を図っております。 (15) 設備投資 当社グループにおいて、設備投資にあたっては、製品の需要予測並びに投資効率に鑑みて投資を実行しておりますが、競合他社の技術力や価格動向、最終商品の市場環境変化に伴い、需要が減少し、想定した販売規模を達成できない等の場合には、当社グループの業績や事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、お客様と仕様、生産能力の確保・その時期などを調整し、投資効率を検討の上、所要変動を勘案して投資を慎重に行うなど、リスクを軽減する努力をしております。