研究開発活動(本文)
FY2025|1,480 文字
6【研究開発活動】当社グループにおける研究開発活動は、中長期的な観点で選択された基盤的研究、各事業の核となる基幹製品の開発、および国立研究開発法人理化学研究所等の外部機関との共同研究を実施しております。当社グループは、2025年度よりスタートする新中期経営計画「Evolving Growth 2.0 -A New Horizon-」において、従来取り組んでいる「YOKOGUSHI」戦略を深化させ、「YOKOGUSHI 2.0」として分野別のソリューション提供の基盤を更に強化します。特に高い市場成長性が見込まれ、かつ当社グループの持つニッチなテクノロジーが活用できる半導体・ライフサイエンスの分野を重点領域に設定し、この分野での成長を実現します。そして、製品ごとにマーケットへアプローチする方法を変え、マーケットが必要とする課題解決型のソリューションを創出し、最先端テクノロジーに挑戦するお客様の想像を超えるイノベーションを提供できるグローバルリーダーになることを目指します。当連結会計年度における事業の種類別セグメントの研究開発成果は次のとおりであり、研究開発費の総額は11,978百万円となっております。 (1)理科学・計測機器事業当セグメントに係る研究開発費は8,058百万円であります。理科学・計測機器事業においては、世界最高水準の性能を誇る電子顕微鏡をはじめとする製品群の更なる競争力向上への取り組みを進めております。透過電子顕微鏡では、初心者から熟練者まで幅広いユーザーが、操作やメンテナンスを簡単に行えるコンパクトな次世代電子顕微鏡「JEM-120i」の販売を開始しました。走査電子顕微鏡では、従来の優れた操作性に加え、自動観察・分析機能や自動校正機能を新たに搭載することで、業務の効率化と生産性の向上を実現した新型ショットキー電界放出形走査電子顕微鏡「JSM-IT810」の販売を開始しました。核磁気共鳴装置では、チューニング範囲のシームレス化、マジックアングル自動調整機能、測定温度範囲の拡張などを新たに搭載したハイスループット固体NMRプローブ「ROYALプローブ™ AUTOMAS」の販売を開始しました。また、低温冷却技術により低ノイズかつ高感度な測定が可能な、多核(1H, 13C, 19F, 31Pなど)対応型の高感度冷却プローブ「SuperCOOL MARVEL」を発表しました。 (2)産業機器事業当セグメントに係る研究開発費は2,427百万円であります。産業機器事業においては、市場が求める装置性能を有する電子ビーム描画装置(Spot Beam方式/VSB方式)の新機種開発および性能向上をすすめるとともに、IMS Nanofabrication社と協業にて市場導入している電子ビーム描画装置(Multi Beam方式)に対しても市場ニーズに合ったコンポーネントをスピーディーに開発・提供しています。また、電子ビーム金属3Dプリンターの要素技術である高融点金属の積層造形に関しても、開発・改良を継続しています。 (3)医用機器事業当セグメントに係る研究開発費は1,491百万円であります。生化学自動分析装置は、最適なソリューション提供を目的として検査業務の迅速化と自動化を進めております。微量・ハイスループットを特徴とした現行装置の拡販を通じ課題解決を図りながら、海外展開に向けた最適化を視野に投資を継続しております。さらに、IoTを活用したサポート体制の強化、品質向上および生産性向上を進め、競争力の向上を図っていきます。
FY2024|1,036 文字
6【研究開発活動】当社グループにおける研究開発活動は、中長期的な観点で選択された基盤的研究、各事業の核となる基幹製品の開発、および国立研究開発法人理化学研究所等の外部機関との共同研究を実施しております。当社グループは、前中期経営計画「Triangle Plan 2022」の基本的なビジョンである「70年目の転進」をさらに進め、「YOKOGUSHI」戦略をさらに発展させるとともに、研究開発力、ものづくり力、サービス力のUPにより顧客満足度の向上を図ることを通じ、世界の科学技術を支えるニッチトップ企業への変革を大目標としております。製品の研究開発活動においても全ての製品で開発スピードアップ、ハイスループット機能を向上させた製品開発力の強化、競合他社との違いを意識した製品開発力の強化に取り組んでおります。当連結会計年度における事業の種類別セグメントの研究開発成果は次のとおりであり、研究開発費の総額は10,264百万円となっております。 (1)理科学・計測機器事業当セグメントに係る研究開発費は6,478百万円であります。理科学・計測機器事業においては、世界最高水準の性能を誇る電子顕微鏡をはじめとする製品群の更なる競争力向上への取り組みを進めております。走査電子顕微鏡は、観察・分析の自動測定機能を進化させたJSM-IT710HRとJSM-IT210の販売を開始しました。核磁気共鳴装置は、先端研究分野に貢献する世界最高速となる180kHzの回転速度による超高速マジック角回転が可能な検出器(固体NMRプローブ)を開発しました。また液体ヘリウムの蒸発を大幅に抑制したNMR用超電導マグネットの販売を開始しました。 (2)産業機器事業当セグメントに係る研究開発費は2,331百万円であります。産業機器事業においては、市場での高い評価を得ているIMS社と協働で市場投入したマルチ電子ビーム描画装置について、生産性の向上を進め、競争力の向上を図っていきます。 (3)医用機器事業当セグメントに係る研究開発費は1,455百万円であります。生化学自動分析装置は、最適なソリューション提供を目的として検査業務の迅速化と自動化を進めております。微量・ハイスループットを特徴とした現行装置の拡販を通じ課題解決を図りながら、海外展開に向けた最適化を視野に投資を継続しております。さらに、IoTを活用したサポート体制の強化、品質向上および生産性向上を進め、競争力の向上を図っていきます。
FY2023|1,124 文字
6【研究開発活動】当社グループにおける研究開発活動は、中長期的な観点で選択された基盤的研究、各事業の核となる基幹製品の開発、および国立研究開発法人理化学研究所等の外部機関との共同研究を実施しております。当社グループは、前中期経営計画「Triangle Plan 2022」の基本的なビジョンである「70年目の転進」をさらに進め、「YOKOGUSHI」戦略をさらに発展させるとともに、研究開発力、ものづくり力、サービス力のUPにより顧客満足度の向上を図ることを通じ、世界の科学技術を支えるニッチトップ企業への変革を大目標としております。製品の研究開発活動においても全ての製品で開発スピードアップ、ハイスループット機能を向上させた製品開発力の強化、競合他社との違いを意識した製品開発力の強化に取り組んでおります。当連結会計年度における事業の種類別セグメントの研究開発成果は次のとおりであり、研究開発費の総額は10,391百万円となっております。 (1)理科学・計測機器事業当セグメントに係る研究開発費は6,920百万円であります。ご好評いただいている半導体市場向けハイスループット解析電子顕微鏡 JEM-ACE200Fとの連携を想定した集束イオンビーム加工観察装置JIB-PS500iの販売を開始いたしました。走査電子顕微鏡においては、一InTouchScope™の操作性をさらに進化させたJSM-IT510シリーズと半導体デバイスの観察を得意とするショットキー電界放出形電子顕微鏡 JSM-IT800 (i)/(is)は、好評を博しており、順調に出荷が続いております。また、未知物質の定性分析を可能にするAI解析機能「msFineAnalysis AI」を実装した質量分析装置 「マルチイオン化-未知物質解析システム」JMS-T2000GC MultiAnalyzer の販売を開始いたしました。 (2)産業機器事業当セグメントに係る研究開発費は1,781百万円であります。産業機器事業においては、市場での高い評価を得ているIMS社と協働で市場投入したマルチ電子ビーム描画装置について、生産性の向上を進め、競争力の向上を図っていきます。 (3)医用機器事業当セグメントに係る研究開発費は1,688百万円であります。生化学自動分析装置は、最適なソリューション提供を目的として検査業務の迅速化と自動化を進めております。微量・ハイスループットを特徴とした現行装置の拡販を通じ課題解決を図りながら、海外展開に向けた最適化を視野に投資を継続しております。さらに、IoTを活用したサポート体制の強化、品質向上および生産性向上を進め、競争力の向上を図っていきます。
FY2022|1,152 文字
5【研究開発活動】当社グループにおける研究開発活動は、グループ各社(主に当社、㈱JEOL RESONANCE)間の緊密な連携の元に進められています。当社においては、中長期的な観点で選択された基盤的研究、各事業の核となる基幹製品の開発、および国立研究開発法人理化学研究所等の外部機関との共同研究を実施しております。㈱JEOL RESONANCEは、核磁気共鳴装置の開発を担当しております。当社グループは、前中期経営計画「Triangle Plan 2022」の基本的なビジョンである「70年目の転進」をさらに進め、「YOKOGUSHI」戦略をさらに発展させるとともに、研究開発力、ものづくり力、サービス力のUPにより顧客満足度の向上を図ることを通じ、世界の科学技術を支えるニッチトップ企業への変革を大目標としております。製品の研究開発活動においても全ての製品で開発スピードアップ、ハイスループット機能を向上させた製品開発力の強化、競合他社との違いを意識した製品開発力の強化に取り組んでおります。当連結会計年度における事業の種類別セグメントの研究開発成果は次のとおりであり、研究開発費の総額は8,516百万円となっております。 (1)理科学・計測機器事業当セグメントに係る研究開発費は5,634百万円であります。CRYO ARM™ シリーズでご好評いただいている冷陰極電界放出形電子銃やクライオ試料ストレージ、インカラム形エネルギーフィルター (オメガフィルター) は踏襲し、新たに高分解能ポールピースを搭載した "CRYO ARM™ 200 II" (JEM-Z200CA) を販売開始いたしました。走査電子顕微鏡においては、ご好評を頂いている当社InTouchScope™の操作性をさらに進化させたJSM-IT510シリーズ、半導体デバイスの観察を得意とするショットキー電界放出形電子顕微鏡JSM-IT800に(i)/(is)を販売開始いたしました。 (2)産業機器事業当セグメントに係る研究開発費は1,489百万円であります。産業機器事業においては、市場での高い評価を得ているIMS社と協働で市場投入したマルチ電子ビーム描画装置について、生産性の向上を進め、競争力の向上を図っていきます。 (3)医用機器事業当セグメントに係る研究開発費は1,393百万円であります。生化学自動分析装置は、最適なソリューション提供を目的として検査業務の迅速化と自動化を進めております。微量・ハイスループットを特徴とした現行装置の拡販を通じ課題解決を図りながら、海外展開に向けた最適化を視野に投資を継続しております。さらに、IoTを活用したサポート体制の強化、品質向上および生産性向上を進め、競争力の向上を図っていきます。
FY2020|1,360 文字
5【研究開発活動】当社グループにおける研究開発活動は、グループ各社(主に当社、日本電子テクニクス㈱、㈱JEOL RESONANCE)間の緊密な連携の元に進められています。当社においては、中長期的な観点で選択された基盤的研究、各事業の核となる基幹製品の開発、および国立研究開発法人理化学研究所等の外部機関との共同研究を実施しております。日本電子テクニクス㈱は、卓上型および汎用型の走査電子顕微鏡の開発を担当しており、㈱JEOL RESONANCEは、核磁気共鳴装置の開発を担当しております。当社グループは、「Triangle Plan 2022」において、前中期経営計画の骨子である “Speed”、“Difference”、“Change”の3軸を踏襲し、YOKOGUSHI戦略を引き続き計画の土台と捉え、さらに進化・深化させていきつつ、適正な利益を継続的に創出することができる高収益中堅企業への変革を大目標としております。製品の研究開発活動においても全ての製品で開発スピードアップ、ハイスループット機能を向上させた製品開発力の強化、競合他社との違いを意識した製品開発力の強化に取り組んでおります。当連結会計年度における事業の種類別セグメントの研究開発成果は次のとおりであり、研究開発費の総額は7,756百万円となっております。 (1)理科学・計測機器事業当セグメントに係る研究開発費は5,163百万円であります。透過型電子顕微鏡においては、超高空間分解能観察と高感度分析を両立させた原子分解能分析電子顕微鏡(JEM-ARM300F2)を販売開始いたしました。走査電子顕微鏡においては、高空間分解能観察と操作性の両立を実現した新型ショットキー電界放出形走査電子顕微鏡(JSM-F100)を市場投入し、製品競争力の強化を図りました。また、観察から分析までの操作をより効率的に行える電子プローブマイクロアナライザ(JXA-iHP200FおよびJXA-iSP100)を販売開始いたしました。 (2)産業機器事業当セグメントに係る研究開発費は1,653百万円であります。産業機器事業においては、市場での高い評価を得ているIMS社と協働で市場投入したマルチ電子ビーム描画装置について、生産性の向上を目指した投資を強化しております。また近年、注目を浴びている3Dプリンター分野において、電子ビーム技術を応用した金属材料用3Dプリンターの製品開発を進めており2020年度中の製品投入を予定しております。 (3)医用機器事業当セグメントに係る研究開発費は939百万円であります。生化学自動分析装置においては、信頼性・機能性・安全性を向上したIoT対応のBioMajesty™ JCA-BM6070Gを販売開始いたしました。また、生化学自動分析装置は、最適なソリューション提供を目的として検査業務の迅速化と自動化を進めております。現行装置JCA-ZS050 自動分析装置 BioMajesty™ ZEROの拡販を通じ課題解決を図りながら、海外展開に向けた最適化を視野に投資を継続しております。さらに、今後の事業拡大の核となる免疫分析装置との連結機(FUXION+)については、品質向上と生産性向上を進め、競争力の大幅な向上を図っています。
FY2019|1,266 文字
5【研究開発活動】当社グループにおける研究開発活動は、グループ各社(主に当社、日本電子テクニクス㈱、㈱JEOL RESONANCE)間の緊密な連携の元に進められています。当社においては、中長期的な観点で選択された基盤的研究、各事業の核となる基幹製品の開発、および国立研究開発法人理化学研究所等の外部機関との共同研究を実施しております。日本電子テクニクス㈱は、卓上型および汎用型の走査電子顕微鏡の開発を担当しており、㈱JEOL RESONANCEは、核磁気共鳴装置の開発を担当しております。当社グループは、「Triangle Plan 2022」において、前中期経営計画の骨子である “Speed”、“Difference”、“Change”の3軸を踏襲し、YOKOGUSHI戦略を引き続き計画の土台と捉え、さらに進化・深化させていきつつ、適正な利益を継続的に創出することができる高収益中堅企業への変革を大目標としております。製品の研究開発活動においても全ての製品で開発スピードアップ、ハイスループット機能を向上させた製品開発力の強化、競合他社との違いを意識した製品開発力の強化に取り組んでおります。当連結会計年度における事業の種類別セグメントの研究開発成果は次のとおりであり、研究開発費の総額は7,184百万円となっております。 (1)理科学・計測機器事業当セグメントに係る研究開発費は4,599百万円であります。透過型電子顕微鏡においては、拡大する半導体市場向けに、半導体市場に対応した透過電子顕微鏡(JEM-ACE200F)を発売開始いたしました。走査電子顕微鏡においては、光学像からSEM観察、元素分析まで高い操作性を実現した卓上SEM(JSM-7000)を市場投入し、製品競争力の強化を図りました。また、質量分析計においては、ショートコリジョンセル搭載のハイスループットトリプルQMS(JMS-TQ4000GC)の販売を開始いたしました。 (2)産業機器事業当セグメントに係る研究開発費は1,674百万円であります。産業機器事業においては、市場での高い評価を得ているIMS社と協働で市場投入したマルチ電子ビーム描画装置について、生産性の向上を目指した投資を強化しております。また近年、注目を浴びている3Dプリンター分野において、電子ビーム技術を応用した金属材料用3Dプリンターの製品開発を進めており2019年度中の製品投入を予定しております。 (3)医用機器事業当セグメントに係る研究開発費は910百万円であります。生化学自動分析装置は、最適なソリューション提供を目的として検査業務の迅速化と自動化を進めております。現行装置JCA-ZS050 自動分析装置 BioMajesty™ ZEROの拡販を通じ課題解決を図りながら、海外展開に向けた最適化を視野に投資を継続しております。さらに、今後の事業拡大の核となる免疫分析装置との連結機(FUXION+)については、品質向上と生産性向上を進め、競争力の大幅な向上を図っています。
FY2018|1,443 文字
5【研究開発活動】当社グループにおける研究開発活動は、グループ各社(主に当社、日本電子テクニクス㈱、㈱JEOL RESONANCE)間の緊密な連携の元に進められています。当社においては、中長期的な観点で選択された基盤的研究、各事業の核となる基幹製品の開発、および国立研究開発法人理化学研究所等の外部機関との共同研究を実施しております。日本電子テクニクス㈱は、卓上型および汎用型の走査電子顕微鏡の開発を担当しており、㈱JEOL RESONANCEは、核磁気共鳴装置の開発を担当しております。当社グループは、「Triangle Plan」において、これまで推進してまいりましたYOKOGUSHI戦略を背景に、新たに“Speed”、“Difference”、“Change”の3つを更なる成長へのキーワードとして掲げ、成長戦略の深化・具現化により、適正な利益を継続的に創出することができる高収益中堅企業への変革を大目標としております。製品の研究開発活動においても全ての製品で開発スピードアップ、ハイスループット機能を向上させた製品開発力の強化、競合他社との違いを意識した製品開発力の強化に取り組んでおります。当連結会計年度における事業の種類別セグメントの研究開発成果は次のとおりであり、研究開発費の総額は6,044百万円となっております。 (1)理科学・計測機器事業当セグメントに係る研究開発費は4,185百万円であります。透過型電子顕微鏡においては、拡大する創薬、バイオ市場向けに、クライオ電子顕微鏡(JEM-Z200FSC)を発売開始いたしました。さらに、ハイエンド機種であるJEM-ARM200Fと低価格汎用機種のJEM-1400PLUSにおいても、操作性を向上させたJEM-ARM200F NEOARMとJEM-1400FLASHを新たに市場に投入しました。走査電子顕微鏡においては、操作性とスループットに優れたJSM-IT500/JSM-7900Fを市場投入し、製品競争力の強化を図りました。核磁気共鳴装置装置においては、当社が推進しております定量NMR法のJIS化が平成30年1月に実現しましたが、その機能を組み込んだ新ソフトウエアをMestrelab Research S.L.社と共同で開発しております。 (2)産業機器事業当セグメントに係る研究開発費は1,124百万円であります。産業機器事業においては、市場での高い評価を得ているIMS社と協働で市場投入したマルチ電子ビーム描画装置について、生産性の向上を目指した投資を強化しております。また近年、注目を浴びている3Dプリンター分野において、金属材料用3Dプリンターへの電子ビーム技術の応用が期待されており、製品化を実現すべく平成26年4月に設立された技術研究組合である次世代3D積層造形技術総合開発機構に参画し、製品開発を実施しております。 (3)医用機器事業当セグメントに係る研究開発費は733百万円であります。生化学自動分析装置は、最適なソリューション提供を目的として検査業務の迅速化と自動化を進めております。現行装置JCA-ZS050 自動分析装置 BioMajesty™ ZEROの拡販を通じ課題解決を図りながら、海外展開に向けた最適化を視野に投資を継続しております。さらに、今後の事業拡大の核となる免疫分析装置との連結機(FUXION+)については、品質向上と生産性向上を進め、競争力の大幅な向上を図っています。
FY2017|1,214 文字
6【研究開発活動】当社グループにおける研究開発活動は、グループ各社(主に当社、日本電子テクニクス㈱、㈱JEOL RESONANCE)間の緊密な連携の元に進められています。当社においては、中長期的な観点で選択された基盤的研究、各事業の核となる基幹製品の開発、および独立行政法人産業技術総合研究所等の外部機関との共同研究を実施しております。日本電子テクニクス㈱は、卓上型および汎用型の走査電子顕微鏡の開発を担当しており、㈱JEOL RESONANCEは、核磁気共鳴装置の開発を担当しております。当社グループは、「Triangle Plan」において、これまで推進してまいりましたYOKOGUSHI戦略を背景に、新たに“Speed”、“Difference”、“Change”の3つを更なる成長へのキーワードとして掲げ、成長戦略の深化・具現化により、適正な利益を継続的に創出することができる高収益中堅企業への変革を大目標としております。製品の研究開発活動においても全ての製品で開発スピードアップ、ハイスループット機能を向上させた製品開発力の強化、競合他社との違いを意識した製品開発力の強化に取り組んでおります。当連結会計年度における事業の種類別セグメントの研究開発成果は次のとおりであり、研究開発費の総額は6,129百万円となっております。 (1)理科学・計測機器事業当セグメントに係る研究開発費は4,404百万円であります。走査電子顕微鏡においては、コストパフォーマンスに優れたJSM-IT300HRを新たに市場投入し、製品ラインナップ充実を図りました。表面分析装置においては、多目的チャンバーを採用し、様々な周辺機器に対応する拡張性をさらに進化させたJXA-8530FPlusを市場に投入いたしました。また、高分解能観察と高速分析を可能にした新型複合ビーム加工観察装置JIB-4700Fを市場投入いたしました。 (2)産業機器事業当セグメントに係る研究開発費は787百万円であります。産業機器事業においては、従来機種よりも省スペース・省電力でハイスループットを実現したスポット型電子ビーム描画装置JBX-8100FSを市場導入いたしました。また近年、注目を浴びている3Dプリンター分野において、金属材料用3Dプリンターへの電子ビーム技術の応用が期待されており、製品化を実現すべく2014年4月に設立された技術研究組合である次世代3D積層造形技術総合開発機構に参画し、製品開発を実施しております。 (3)医用機器事業当セグメントに係る研究開発費は938百万円であります。生化学自動分析装置は、最適なソリューション提供を目的として検査業務の迅速化と自動化を進めております。現行装置JCA-ZS050 自動分析装置 BioMajesty™ ZEROの拡販を通じ課題解決を図りながら、海外展開に向けた最適化を視野に投資を継続しております。
FY2016|1,225 文字
6【研究開発活動】当社グループにおける研究開発活動は、グループ各社(主に当社、日本電子テクニクス㈱、㈱JEOL RESONANCE)間の緊密な連携の元に進められています。当社においては、中長期的な観点で選択された基盤的研究、各事業の核となる基幹製品の開発、および独立行政法人産業技術総合研究所等の外部機関との共同研究を実施しております。日本電子テクニクス㈱は、卓上型および汎用型の走査電子顕微鏡の開発を担当しており、㈱JEOL RESONANCEは、核磁気共鳴装置の開発を担当しております。当社グループは、中期経営計画「Dynamic Vision」の重点戦略の一つとして「製品開発力UP」を掲げ、ナノテクノロジー・材料分野・ライフサイエンスをはじめとする世界の先端技術動向を見据えながら、新製品の早期開発に取り組みました。当連結会計年度における事業の種類別セグメントの研究開発成果は次のとおりであり、研究開発費の総額は6,479百万円となっております。 (1)理科学・計測機器事業当セグメントに係る研究開発費は4,670百万円であります。透過電子顕微鏡においては、使いやすさを重視し省エネ性に優れた分析電子顕微鏡であるJEM-F200を市場導入いたしました。これによって、より幅広いユーザ層への透過型電子顕微の普及を期待できます。走査電子顕微鏡においては、3製品カテゴリーにおいて、機能やデザインを向上させた3つの新製品(JSM-7200F、JSM-IT100、JCM-6000Plus)を市場導入いたしました。質量分析計においては、2次電池の動作時に発生するガスなどを高精度に分析し性能改善につなげることができる新タイプの質量分析計であるJMS-MT3010HRGAを市場導入いたしました。 (2)産業機器事業当セグメントに係る研究開発費は668百万円であります。産業機器事業は、電子ビーム技術を産業分野に応用するセグメントであり、電子ビーム描画装置と金属溶解や電子ビーム蒸着用の電子銃を開発しております。また近年、注目を浴びている3Dプリンター分野において、金属材料用3Dプリンターへの電子ビーム技術の応用が期待されており、製品化を実現すべく、2014年4月に設立された技術研究組合である次世代3D積層造形技術総合開発機構に参画し、製品開発を実施しております。 (3)医用機器事業当セグメントに係る研究開発費は1,140百万円であります。生化学自動分析装置においては、試薬の必要量をより減らした新世代自動分析装置であるJCA-ZS050を市場導入しました。それに加え、新たに免疫分析装置(JIA-L2400)を市場導入しました。JCA-ZS050とJIA-L2400は、一体となって運用することができます。これらの新製品の市場導入により、生化学分析から免疫分析までの幅広い血液検査事業をトータルに扱うことのできるプラットフォームが完成しました。