研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
|---|---|---|
| 2025-03 | - | 13 |
| 2024-03 | - | 13 |
| 2023-03 | - | 19 |
| 2022-03 | - | 11 |
| 2021-03 | - | 15 |
研究開発活動(本文)
FY2025|1,667 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、「Public Safety」、「Public Communication」、「Public Space Design」を事業領域とするメーカーとして、顧客ニーズを先取りし、高品質かつ自然や社会環境にも配慮した独創的な商品作りを目指し、音響、映像分野を中心に基礎技術、応用技術の研究及び新商品の開発を行っております。 これらの研究開発活動における開発関連部門の人員は当連結会計年度末現在で273名であります。また、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3,267百万円であります。 なお、これらの研究開発活動は全報告セグメントを対象とするものであり、当連結会計年度の主な成果は以下のとおりです。・超大規模防火対象物向け非常用放送設備「FS-A2500シリーズ」から、非常断24V出力拡張パネル「FS-A2500EM」を発売しました。 「FS-A2500シリーズ」は、場所や危険度に合わせた放送を行うことができる段階鳴動機能を搭載しており、火災などの非常時に安全で円滑な避難誘導を実現します。本製品を「FS-A2500シリーズ」に接続することで、放送エリアと連動した非常制御信号の制御と出力系統の拡張が可能になり、危険度の低いエリアや特定施設の放送を止めない運用により、避難時の混乱を最小限に抑えることができます。 ・多彩なバリエーションからシーンを選ばずに利用可能なコンパクトスピーカー「Fシリーズ」から、ハイインピーダンスモデル6機種と、ローハイ兼用の防滴モデル6機種、サブウーハー2機種を発売しました。 2023年にリニューアルした「Fシリーズ」は完全自社設計のスピーカーユニットの導入、取付金具の改良などにより、空間に調和するシンプルなデザインとスムーズな施工性を実現し、フラットな音響特性により様々な施設でBGMやアナウンスなどの利用シーンに合わせた空間演出に貢献します。 ・デジタル会議システム「TS-D1100シリーズ」から、マイクユニットとスピーカーユニットを発売しました。 本製品は卓上の限られたスペースを有効活用できるコンパクトなシステムとして、小規模な会議に最適です。同シリーズの他ユニットと接続し、会議規模に応じたシステム拡張が可能です。また、システム動作に必要な機器を含む「ハイブリッド会議セット」を導入することで、手軽かつリーズナブルに明瞭な音声でのハイブリッド会議を実現できます。 ・IPネットワーク経由で映像の監視や録画を行える「TRIFORAシリーズ」から、屋内外用のPTZカメラ2機種とPoE+対応8ポートスイッチを内蔵したネットワークレコーダー2機種を発売しました。 PTZカメラ2機種はいずれも光学30倍ズームと12倍電子ズームにより遠くの被写体でも鮮明に監視可能なほか、最新の画像センサーの採用により夜間でもカラー映像の撮影が可能となる新機能「カラーナイトモード」を搭載し、従来品と比較して暗所での視認性が向上しました。また、ネットワークレコーダーは、業界初の「PoEオートリブート機能」を搭載し、接続機器の自動再起動を可能にすることで、監視システムの信頼性向上とメンテナンスコスト削減に寄与します。 ・高解像度防犯カメラシステム「4メガAHDカメラシリーズ」から、屋外ドームカメラ、デジタルレコーダー、ドライブユニットを発売しました。 「4メガAHDカメラシリーズ」は、AHD規格を採用した「AHDカメラシステム」のシリーズで、4メガ(2560×1440pixel)での撮影が可能な防犯カメラシステムです。 これらのラインナップ拡充により寒冷地や冷凍倉庫などの監視が可能になるほか、最大16台のカメラを接続できるデジタルレコーダーにより、高解像度の映像を複数同時に記録できます。また、ドライブユニットはレコーダーを介さずにカメラ映像をモニターに出力可能なため、防犯のみならず業務効率化のためのシンプルなカメラシステムとして導入できます。
FY2024|2,481 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、「Public Safety」、「Public Communication」、「Public Space Design」を事業領域とするメーカーとして、顧客ニーズを先取りし、高品質かつ自然や社会環境にも配慮した独創的な商品作りを目指し、音響、映像分野を中心に基礎技術、応用技術の研究及び新商品の開発を行っております。 これらの研究開発活動における開発関連部門の人員は当連結会計年度末現在で268名であります。また、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3,127百万円であります。 なお、これらの研究開発活動は全報告セグメントを対象とするものであり、当連結会計年度の主な成果は以下のとおりです。・文章を入力するだけで放送アナウンス音源を簡単に作成できる「YUTTE(ゆって)」のβ版サービスを提供開始しました。 「YUTTE」は、PCでテキスト入力を行い、話者の性別、感情、抑揚のレベルなど合計26パターンから選択すると、簡単にアナウンス音源が作成でき、その場でダウンロードして利用することができます。そのほか、チャイムやBGMなどを加えたアレンジも可能なため、公共施設、イベント会場、商業施設など、アナウンスを流す場所に応じた音声のカスタマイズが可能です。「YUTTE」をご活用いただくことにより、さまざまな状況変化に応じて放送内容の変更をタイムリーに行うことができ、マイク放送業務の低減や、アナウンサー録音と比べて短納期・低コストであるなど、放送に関わる業務の効率化に貢献できます。 「YUTTE」はユーザーの皆様が実際に操作いただき、機能を実感いただけるようβ版サービスをおおよそ1年間提供いたします。すでに観光施設や公共交通機関では試験的に導入いただいており、今後はチャイム・BGMの楽曲数や話者バリエーションの拡充といったアップデートを予定しております。 ・ネットワーク上の様々なシステムやソリューションと連携可能な放送システム「IPオーディオシリーズ」3機種を発売しました。 「IPオーディオシリーズ」は、放送システムをネットワークに組み込むことで、SIP電話やVMSソフトウェア(防犯カメラ、インターカムシステムなど)といった外部システムからの音声放送や、IoTセンサーやAIによるセンシングと連携した自動放送などが可能です。これまでに発売した本シリーズのスピーカーや音声インターフェースに加えて、新たにマイクロホン2機種と小型アンプを発売しました。ユーザーの利用目的に合わせた音源選択や双方向の音声コミュニケーションを実現したことで、放送ソリューションの柔軟性をさらに向上させています。 また本シリーズの特徴として、機器自身に最大20種類の音源を登録できることや、カレンダー形式での放送スケジュールの設定、放送の優先度設定や音量制御をスピーカー単位で設定できるなど、従来のアナログ放送に比べてより緻密で柔軟なシステムを構築できます。当社製品だけでなく他社製品・システムとも連携し、適切な情報を適切なタイミングと音量で必要な人に届けられる、きめ細やかな放送ソリューションをご提供できます。 ・多彩なバリエーションからシーンを選ばずに利用可能なコンパクトスピーカー「Fシリーズ」をリニューアルし、ローインピーダンススピーカー6機種を発売しました。 今回のリニューアルでは、幅広い建築意匠と調和するようデザインコンセプトを刷新し、音源を忠実に再現することにこだわり完全自社設計のスピーカーユニットを導入しました。また、取付金具の改良による施工性の向上など「空間調和性(音・デザイン)と施工性を両立する形」を追求しております。 ・音を正確に再生することにこだわったプロフェッショナルモニタースピーカー「ME-50FS」を発売しました。 「ME-50FS」は「再生音の原器」を目指して社内評価と教育のために開発されました。その高性能かつ高音質が、音質を探求する業界内から非常に高い評価を頂き、このたび商品化に至りました。 「ME-50FS」はスピーカーユニットに必然的に現れる位相や特性の乱れを一つ一つ丁寧に補正し、理想的な周波数特性、位相特性、インピーダンス特性を実現したことにより、原音を正確に再生することが可能となりました。良い音を追求する全ての方々、その中でも特に、高い再生能力が求められる放送局やマスターリングスタジオ向けのモニタースピーカーです。自社開発、国内生産による徹底した品質管理、購入後のユーザーサポートによる高い信頼性を誇る完全受注生産モデルです。 ・どこでも使えて多様な音源再生が可能なワイヤレスアンプ「WA-2000シリーズ」から3機種を発売しました。 「WA-2000シリーズ」は、デジタルアンプを搭載した軽量かつコンパクトなポータブルタイプの拡声器です。ワイヤレスマイクを最大3本、有線マイクを最大2本使用できることに加え、各種メディアの再生も可能です。Bluetoothユニットなどの新機能を搭載したことで、スマートフォンやタブレットから音源を再生することも可能なほか、業界初のUSBオーディオインターフェース内蔵モデルは、Web会議アプリケーションがインストールされたPCと接続することで、リアル参加とオンラインを繋ぐハイブリッド型イベントが行えます。 ・高解像度防犯カメラシステム「4メガAHDカメラシリーズ」からデジタルレコーダー「AH-R216-8」を発売しました。 「4メガAHDカメラシリーズ」は、AHD規格を採用した「AHDカメラシステム」のシリーズで、4メガ(2560×1440)での撮影が可能な防犯カメラシステムです。本製品は最大16台のカメラを接続できるため、高解像度の映像を複数同時に記録することが可能です。また、従来のアナログ規格のカメラにも対応しているため既存のNTSCカメラ/AHDカメラや同軸ケーブルを活用した設備リニューアルが可能です。
FY2023|3,029 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、「Public Safety」、「Public Communication」、「Public Space Design」を事業領域とするメーカーとして、顧客ニーズを先取りし、高品質かつ自然や社会環境にも配慮した独創的な商品作りを目指し、音響、映像分野を中心に基礎技術、応用技術の研究及び新商品の開発を行っております。 これらの研究開発活動における開発関連部門の人員は当連結会計年度末現在で275名であります。また、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2,967百万円であります。 なお、これらの研究開発活動は全報告セグメントを対象とするものであり、当連結会計年度の主な成果は以下のとおりです。・2021年度グッドデザイン賞を受賞した「パーティション取付型 会話補助システム」の新モデル「smoowa(スムーワ)」を発売しました。 「パーティション取付型 会話補助システム」は、感染症対策などで設置されたパーティション越しの会話を聴き取りやすくサポートする音響システムです。マイクとスピーカーを搭載した子機で双方向の話者の声を検知し、必要な範囲に、適切なボリュームで会話を補助します。 今回発売しました新モデルの「smoowa」は、旧モデルの特長であったコンパクトなサイズやデザインはそのままに、双方向同時通話機能の実装や音声信号処理機能の強化により、途切れが無く聴き取りやすい会話を実現します。また子機の増設やヘッドセットマイクの接続にも対応したことで、幅広いシーンでご利用いただけます。 ・大型複合施設において、より安全な避難誘導を可能にするラック型非常用放送設備「FS-A2500シリーズ」を業界に先駆けて発売しました。 「FS-A2500シリーズ」は、従来の非常用放送設備の機能に加え、「段階鳴動機能」、「多元非常放送機能」を搭載しました。これにより、特に消防庁が「超大規模防火対象物等」と分類する大型複合施設や超高層ビルなどでの火災発生時に、在館者へ必要なタイミングでとるべき避難行動や、安全な避難経路を自動放送で伝えることが可能です。 従来の非常放送では、対象エリアへの放送から一定時間の経過後は全館一斉放送が流れて大勢が一斉に避難を開始するため、避難経路で渋滞し避難完了まで時間がかかってしまうという二次災害のリスクがあり、建物が大きくなるほどそのリスクは高まります。今回搭載した「段階鳴動機能」では、危険度に応じて火災放送エリアを最大3段階まで段階的に拡げていくことで、一斉避難による混雑を防ぎ、適切なタイミングでの避難誘導を可能にします。また従来は火災発生時に、対象エリア以外では業務放送が停止し無音となりますが、「段階鳴動機能」により危険度の低いエリアは業務放送を継続することが可能で、突然放送が停止することによる混乱を防止できます。 また、従来の非常放送は出火している階の情報を報せるのみでしたが、「多元非常放送機能」により、避難経路情報などを含んだメッセージの放送が可能です。これにより最大105エリアに異なるメッセージを放送でき、エリアごとに安全な経路の使用を促すことができます。 この「FS-A2500シリーズ」によって、必要な情報を必要な人に、適切なタイミングで伝えることができる、大規模かつ複雑化した建築物に最適な避難誘導放送を実現します。 ・機器異常への早期対応と設備の一元管理で放送の安定稼働をサポートする保守サービス「リモートメンテナンスサービス」の提供を開始しました。 今回提供を開始した「リモートメンテナンスサービス」では、メンテナンスユニットを放送システムに組み込むことで、システム内の機器の稼働状態がPCソフトウェア上で一目で把握でき、さらにWEBサービスにより遠隔で機器の状態把握やメールでの異常通知取得が可能です。 機器異常が発生した際に、従来であれば現地での原因の切り分け、再訪問などにより放送停止期間が長期化する恐れがありますが、当サービスにより早期に対象機器を特定することができ、迅速かつ的確な対応が可能となり、事業への影響を最小限に抑えることができます。また、設備の納入時期や過去の修理履歴といった情報をクラウド上で一元管理できるため、バッテリーの交換や設備のリニューアルを行う最適な時期を把握することで、お客さまに安心して放送設備をご利用いただけます。 ・さまざまなシステムやソリューションと連携可能なネットワーク放送システム「IPオーディオシリーズ」3機種を発売しました。 「IPオーディオシリーズ」は、放送システムをネットワークに組み込むことで、SIP電話やVMSソフトウェア(防犯カメラ、インターカムシステムなど)といった外部システムを通じた音声放送や、IoTセンサーやAIによるセンシングと連携した自動放送などが可能です。今回、2020年8月に発売した「IPホーンスピーカー」に加え天井埋込型のスピーカーや周辺機器を拡充し、屋内環境に対応いたしました。 また本シリーズの特徴として、機器自身に最大20種類の音源を登録できることや、カレンダー形式での放送ス ケジュールの設定、放送の優先度設定や音量制御をスピーカー単位で設定できるなど、従来のアナログ放送に比べてより緻密で柔軟なシステムを構築できます。これにより、ネットワーク上にあるさまざまなシステムと連携し、適切な情報を適切なタイミングと音量で必要な人に届けられる、きめ細やかな放送ソリューションをご提供できます。 ・高画質の防犯カメラシステム「AHDカメラシステム」をリニューアルし、カメラ10機種、レコーダー2機種を発売しました。 「AHDカメラシステム」の箱型カメラ5機種とドーム型カメラ5機種の計10機種を発売し、屋内外や暗い場所での監視など、幅広い使用用途に合わせてラインアップを拡充しました。一部の機種ではデザインも刷新し、防犯カメラとして目立たせたくない環境にも好適です。 今回のリニューアルでは、AHDカメラとCVカメラ(従来のアナログカメラ)の機能を統合し、カメラ本体でAHD規格の映像とNTSC規格の映像を切り替えて出力することができます。これにより、既設配線を流用したCVカメラからのフルリニューアルはもちろん、既存システムと組み合わせた部分的な更新需要にも対応できます。 また、4TB(2TB×2)、16TB(8TB×2)の容量の16局レコーダー2機種を発売しました。二つの内蔵HDDの片方が故障しても録画データを維持することができるミラーリング機能を搭載したほか、H.265方式の採用により従来品より長時間の記録が可能です。 ・「デジタル会議システム」のマスターコントロールユニットをリニューアルし、ハイブリッド形式の会議に対応しました。 「デジタル会議システム」は、LANケーブルを接続するだけで使用でき、最大246台までの大規模な会議にも対応した、様々なシーンで活用できる会議システムです。今回、マスターコントロールユニットのリニューアルによってUSBオーディオ機能を搭載しました。これにより、PCとUSBケーブルで接続するだけで、昨今一般化しているWeb会議アプリケーションを用いたリアルとオンラインのハイブリッド形式の会議を運営することができます。
FY2022|2,722 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、「Public Safety」、「Public Communication」、「Public Space Design」を事業領域とするメーカーとして、顧客ニーズを先取りし、高品質かつ自然や社会環境にも配慮した独創的な商品作りを目指し、音響、映像分野を中心に基礎技術、応用技術の研究及び新商品の開発を行っております。これらの研究開発活動における開発関連部門の人員は当連結会計年度末現在で283名であります。また、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2,807百万円であります。なお、これらの研究開発活動は全報告セグメントを対象とするものであり、当連結会計年度の主な成果や取り組みは以下のとおりです。 ・「コアキシャルホーンスピーカーCH-601シリーズ」を発売しました。 低域用のウーハーと高域用のツイーターを同軸上に配置した2way構造を採用しており、従来の屋外向けスピーカーと比較して広い音域を再生できることが特徴です。そのため、聴き取りやすいアナウンスが可能となり、BGM放送も高品質なサウンドを実現します。また、優れた防塵・防水性能を持っています。 ・テキストからアナウンス音源を作成できるサービス「アナウンスクリエーター」の販売を開始しました。 公共施設において、利用者の快適性実現や感染症対策としての注意喚起をするために、施設内へのアナウンス放送の重要性が高まっています。しかし、様々な状況変化に対応するために放送の内容や設定を頻繁に変更する必要があり、また、新規で音源を作成するためのコストも増加傾向にあります。 「アナウンスクリエーター」は、アナウンス音源をクラウド上で作成し、専用ソフトウェアに登録することで、そのまま施設内放送に利用できます。簡単操作で、かつタイムリーな運用が可能なため、公共施設や工場、商業施設などの業務の効率化、および費用の削減を検討されている皆さまに最適です。 ・新方式の信号処理技術により、同一空間で最大15チャンネルの同時使用かつ高音質化を実現した「800MHz帯デジタルワイヤレスシステム」に、新たに2機種を追加しました。 「デジタルワイヤレスマイクミキサー」は、有線マイクや音楽プレーヤーなどの音声をミキシングして送信でき、学校での運動会などのイベントにおいて仮設音響設備などの配線の手間なく校庭への放送を行うことが可能です。また、「デジタルワイヤレスチューナーユニット」を組み込むことで、ワイヤレスアンプや移動用PAアンプでも最大15チャンネルの同時使用が可能になります。今回の2機種の拡充により、より幅広い用途やシーンに対応可能です。 ・アナログカメラ映像を、ネットワークカメラシステムの映像として変換伝送する「多機能ドライブユニット」および「マルチビデオエンコーダー」を発売しました。 今回発売した2機種では、アナログカメラ映像をネットワークカメラシステムに変換することで、ネットワークカメラシステムの強みである画像認識機能などを用いた様々なソリューションへ展開できます。 「多機能ドライブユニット」はカメラドライブユニットを内蔵しており、カメラへの電源供給ができるため、全体での機器数を減らすことが可能です。また、「マルチビデオエンコーダー」はアナログカメラ信号の他に、HDMI信号も変換することができ、パソコンを使った業務の過程を記録するなど、防犯以外にも幅広い用途に役立ちます。 ・新たな情報伝達手段として活用できる国産ドローンの実証実験を開始しました。 KOBEモビリティフィールドにおいて、神戸市および日本コンピューターネット株式会社とともに、今まで蓄積した屋内・屋外空間でのノウハウを活かし、国産ドローンにスピーカーをはじめカメラや画像認識技術などを搭載し、新たな情報発信の検討などを継続的に行います。 三者は既に神戸市主催の各種防災訓練、コロナ禍における外出自粛呼びかけなど、あらゆる機会で協働の取り組みを行っておりますが、市民の安全安心のため、これまで以上に未来志向の取り組みを加速させます。 ・防災情報が確実に“聞こえる・伝わる”社会を目指して、防災用屋外拡声音の長期観測を開始しました。 青森県深浦町において、「防災行政情報伝達システム」より試験音を放送し、新たに設置した複数の屋外観測ステーションにて、実際に現場で聞こえる音声の収録と、風向き・風速の観測を行います。 長期にわたり収集したデータから、地形や気象条件といった様々な環境下で生じる音の聞こえ方の違いについてAI解析などを行い、最適な防災用屋外放送の実現を目指します。 ・「AHDカメラシステム」の新シリーズとして、「4メガAHDカメラシリーズ」カメラ2機種、レコーダー2機種など、計6機種を発売しました。 「4メガAHDカメラシリーズ」では、従来品(フルHD:1920×1080pixel)の約1.8倍となる高解像度(4メガピクセル:2560×1440pixel)での撮影に加え、「AHDレコーダー」のH.265圧縮方式の採用やHDD容量の増加により、従来品の2倍以上の長時間記録が可能です。 「屋外赤外AHDカメラ」は、従来からデザインを一新し、小型化と約40%の軽量化を実現しました。また、同じく新商品の「カメラ配線ボックス」を組み合わせることで、結線部の収納や露出配管への接続が簡単になり、取り付け方や設置場所の選択肢が広がります。 ・各種産業用機器などへの組み込み用カメラ「小型組込ネットワークカメラモジュール」計2機種を発売しました。 「小型組込ネットワークカメラモジュール」は、ATMや券売機などの各種産業用機器の内部にカメラを組み込むことが可能となり、カメラへの電源供給方法の異なる2機種を発売しました。カメラ1台からの納品にも対応でき、レンズの仕様は、お客さまのご要望に合わせたカスタム設計も可能です。 本商品ではフルHD画質の映像を、最大30fpsのフル動画でライブ表示できます。モジュール部にはSDカードスロットを備えており、microSDカードによるカメラ映像の記録も可能です。さらに、ディープラーニング技術を活用した画像認識AIを標準搭載しており、カメラに映った人を検知して人数を自動的にカウントする「人数カウント機能」が利用できます。 これらの機能を活用した映像ソリューションにより、防犯対策はもちろん、各種施設におけるスタッフの省人化/無人化、人数カウントによるマーケティング分析など、様々なニーズにお応えいたします。
FY2021|3,687 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、「Public Safety」、「Public Communication」、「Public Space Design」を事業領域とするメーカーとして、顧客ニーズを先取りし、高品質かつ自然や社会環境にも配慮した独創的な商品作りを目指し、音響、映像分野を中心に基礎技術、応用技術の研究及び新商品の開発を行っております。これらの研究開発活動における開発関連部門の人員は当連結会計年度末現在で284名であります。また、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2,845百万円であります。なお、これらの研究開発活動は全報告セグメントを対象とするものであり、その成果として、当連結会計年度に発売した主な新商品は以下のとおりです。 ・IPネットワーク経由でフルHD画質の高精細映像を配信する防犯カメラシステム「TRIFORAシリーズ」のRAID機能を持ったレコーダーを発売しました。 TRIFORAシリーズは、LANなどのネットワークに直接接続し、映像の監視・制御を行う映像ネットワークシステムです。今回、HDD8本構成によるRAID6※、および多局録画に対応したネットワークレコーダーと、HDDユニットセット3種(16TB/ 32TB/ 64TB)を発売しました。また、カメラ録画台数を32台分拡張できるライセンスも同時発売しました。ライセンスは2つまで追加でき、最大128台のカメラの映像を録画可能です。 また同シリーズのネットワークカメラでご利用いただける、AIを活用した拡張機能「滞在人数カウント」「通過人数カウント」の無償提供を開始しました。今回拡張した機能では、ディープラーニング技術によりカメラが撮影した画像から人を認識し、滞在者または通過者の人数をカウントします。動き情報を利用する従来のカメラ内蔵型人数カウントでは難しかった「止まった人の検知」が可能であるうえ、設置調整が容易で、かつ高精度であることが特徴です。高機能・高精度の画像センシングソフトは高額な初期費用・維持費がかかり、システム導入までのハードルが高くなりがちですが、当社は、画像センシングの中でもニーズの多い人数カウント機能を、既存カメラの機能拡張として無償で提供することで、より幅広いお客さまの課題解決に貢献するソリューションの提案・提供を目指します。※RAID6とは、複数のHDDに分散して書き込みを行い2本分の冗長性を持たせることで、HDDが2本まで故障しても録画を継続できるシステムのことです。 ・腰に装着して拡声する「ハンズフリー拡声器」の新シリーズを発売しました。 カラーリングを刷新した3機種と、Bluetooth®を内蔵した1機種の、計4機種です。店頭販売や観光案内、保育園・幼稚園をはじめとした教育現場などにおいて、ソーシャルディスタンスを確保し、発声時の飛沫防止に配慮しながら、明瞭な音質で、確実に情報を伝達するのに貢献します。軽量、高音質、簡単装着、簡単操作を追求したハンズフリー型の拡声器で、本体を腰に装着し、耳かけ式のヘッドセットマイクロホンを用いて両手を自由にした状態で拡声可能です。新シリーズでは、身体に違和感なくフィットする形状はそのままに、よりスタイリッシュでシーンやユーザーを選ばないカラーリングに刷新しました。また、Bluetooth機能を内蔵した新たな機種をラインナップし、より多くのシーンで使いやすくなりました。 ・高画質の防犯カメラシステム「AHDカメラシステム」を拡充した「小型AHDレコーダー4局」を発売しました。 「AHD カメラシステム」は、AHD (Analogue High Definition) 規格を採用し、フルHD 画質(1920 ×1080pixel)の高精細な映像を撮影できる防犯カメラシステムです。当製品は、本シリーズのカメラ映像や従来のアナログカメラ映像を録画・再生するための「AHDレコーダー」で、カメラ4台接続用、カメラ用電源供給機能付きの1機種を追加発売し、ラインナップを拡充しました。従来機種と比較して横幅が1/2サイズになっております。録画用のメディアはソリッドステートドライブを採用しており、定期的に交換が必要になる消耗部品を使用しておらず、メンテナンスの手間とコストがかかりません。用途を問わない汎用型ですが、小規模店舗や集合住宅等の防犯用途に最適です。 ・アンプ、音源ユニット、ネットワークインターフェースを内蔵した「IPホーンスピーカー」を発売しました。 当製品は、アンプや音源ユニットを内蔵したホーン型スピーカーです。シンプルな構成でシステムを構築でき、省スペース化・省線化を実現します。人感センサーとの接点連動やネットワークカメラの画像認識機能とのコマンド連動により、例えば、当社製ネットワークカメラシステム「TRIFORA」のAIによる画像認識機能を活用すれば、“密”回避の混雑緩和を促す案内や、アナログメーターの異常値警告などを自動で放送できます。また、各種のネットワークプロトコルに対応し、SIP電話※を用いた呼び出し放送などにより、安全安心に役立つ音をお届けします。駐車場や建設現場、工場など、人感センサーや映像監視設備に連動した音による監視強化に最適です。※SIP(Session Initiation Protocol)電話とは、ネットワークを介して通話の送受信を行う電話のことです。 ・ネットワークに接続可能な業務用放送アンプ「PAアンプ」の新シリーズを発売しました。 当製品は、最大7ch同時入力、優先順位設定が可能です。デジタル化により本体の重量も約半分の5kgほどになり、消費電力も従来品から大幅に削減し、国際的な課題「脱炭素社会」の実現にも寄与しております。。また、ユーザーの利便性を考慮した使いやすいデザインに刷新しました。さらに、ネットワークに接続できるようになったことで、Webブラウザー経由でイコライザーパラメーターの表示・調整などの各種設定ができ、遠隔からアンプの動作状況が確認できるようになりました。病院や福祉施設、商業施設、工場、オフィスなどの呼出放送やBGM放送、公民館での地区放送に最適です。 ・「業務放送ラックシステムVX-3000シリーズ」のラインナップを拡充しました。 倉庫や物流センター、工場、複合商業施設などにおける大規模な業務放送システムに最適な「業務放送ラックシステムVX-3000シリーズ」のラインナップを拡充し、コントロールパネルやプリアンプマトリクスパネルなど全4機種を発売しました。今回発売した商品を用いることで、使用頻度の高い業務放送を前面パネルのワンタッチ操作で行えるほか、音源・エリアごとの音量調節も容易になります。これにより操作性が格段に向上し、システムをより快適に運用していただけます。また、ユニキャストストリーム※を使用することで、公共道路を挟んだ敷地や、ルーター経由が必要な広大な敷地など、LAN配線が不可能な環境にも対応できるようになり、これまで以上に拡張性の高いシステムを構築することが可能になりました。※ユニキャストストリームとは、ネットワーク内にある特定の端末を指定して、データを送信する通信方法のことです。 ・AIカメラでプライバシー保護しながら感染症対策をサポートする「混雑状況配信ソリューション」を提供開始しました。 「混雑状況配信ソリューション」の「プライバシー保護画像生成機能」は、ネットワークカメラシステム「TRIFORAシリーズ」をご利用の方が追加購入できるオプション機能で、カメラに搭載されたAIが、撮影した映像から人を認識して人数をカウントするとともに、プライバシーに配慮した画像を作成します。数値だけでは伝わりにくいリアルタイムの混雑状況をホームページなどに手軽に発信するのに役立ちます。また、一つのカメラシステムで防犯用途と感染症対策を兼用でき、高いコストパフォーマンスを発揮します。 本ソリューションでは、飲食店、小売店、スポーツジムなどの店舗オーナーや、観光施設、病院の待合室、宿泊施設などの施設運営者の皆さまの感染症対策や“密”回避の混雑緩和をサポートし、お客さまに安心して来場いただくことを実現いたします。 ・パーティション越しの会話を聴き取りやすくサポートする「パーティション取付型 会話補助システム」を発売しました。 「パーティション取付型 会話補助システム」は、パーティション越しの会話を聴き取りやすくサポートする音響システムです。マイクとスピーカーを搭載した子機で双方向の話者の声を自動で検知し、必要な範囲に、適切なボリュームで拡声するのに役立ちます。限られたスペースでも設置しやすいコンパクトな設計に加え、子機は背面のマグネットを合わせるだけで取り付けでき、飲食店や小売店のレジ、役所や企業の受付窓口などで手軽にご使用いただけます。
FY2020|2,066 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、「Public Safety」、「Public Communication」、「Public Space Design」を事業領域とするメーカーとして、顧客ニーズを先取りし、高品質かつ自然や社会環境にも配慮した独創的な商品作りを目指し、音響、映像分野を中心に基礎技術、応用技術の研究及び新商品の開発を行っております。これらの研究開発活動における開発関連部門の人員は当連結会計年度末現在で297名であります。また、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3,058百万円であります。なお、これらの研究開発活動は全報告セグメントを対象とするものであり、その成果として、当連結会計年度に発売した主な新商品は以下のとおりです。 ・海外向け天井埋込型スピーカー9機種を発売しました。当商品は、欧州非常放送規格である「EN54-24」に対応し、高い出力音圧レベルと広い再生周波数範囲で、高音質で明瞭な放送音声を提供します。また、設置場所に違和感無く馴染むTOAらしさのある独自のデザインと、施工しやすいバネ形状が施工時間短縮に貢献します。オフィスビルや商業ビル、駅や空港・役所などの公共施設での使用に最適です。 ・屋外ドームカメラ一体型レコーダー「タウンレコーダー」3機種を発売しました。当商品は、撮影機能と録画機能を一体化したオールインワンタイプのレコーダーです。フルHD(1920×1080ピクセル)の高精細映像での撮影・記録に対応し、電源供給用配線だけで動作するため、映像信号線の敷設が困難な街頭や、広い敷地の施設でも設置可能です。有事の際は内蔵の無線LANを通してパソコン上から確認、映像の取り出しができます。撮影した映像は本体内蔵SSDとSDカードに同時録画でき、幅広い運用に対応しています。また、IoTの要素の一つとして注目されている無線通信技術LPWA(Sigfox規格)による通信機能を搭載した機種ではインターネット経由で機器の状態確認や、機器異常発生時にメール通知などができます。LTE通信機能を搭載した機種では機器の状態確認などに加え、ライブ映像の確認や記録画像のダウンロード、またパソコンに接続したUSBマイクからの放送もできます。これらにより街の防犯・安全管理に貢献します。 ※LPWA(Low Power Wide Area)従来よりも電力消費量が低く、ひとつの基地局で比較的広い範囲(数km程度)での利用が可能な無線通信技術の総称。LPWAには、通信規格がいくつかありますが、その中で本機はSigfoxを採用しています。 ・白杖使用者向け音声案内システムを発売しました。当システムは、当社製ネットワークカメラ「TRIFORAシリーズ」に搭載されたAIにより、カメラで撮影した画像から白杖を検知する機能を使用するためのライセンスです。この機能の活用により、別途画像解析サーバーを構築せずに、白杖使用者の通過を認識して自動的に音声案内放送を流す「白杖使用者向け音声案内システム」が構築可能になります。白杖の検知にはディープラーニングの技術を採用し、高い認識精度を実現することによって、誤検知や見逃しを防ぎます。白杖使用者にとって安全・安心でより快適な公共空間の実現に貢献します。 ・小型、軽量のハイパワー出力スピーカーシステム2機種を発売しました。当商品は、屋内用の2Wayパッシブ型スピーカーシステムでウーハーとコンプレッションドライバーを搭載し、小型、軽量ながらハイパワー出力を実現しています。また、無駄のないすっきりとしたフロントデザインは建築空間に違和感なく納まり、同時発売の取付金具との組み合わせで、常設用、仮設用と幅広い用途で使用可能です。教育施設、多目的ホール、会議室、バンケットルームなど、建築意匠と調和した設置が必要な空間に最適です。 ・赤外線会議システム9機種、デジタル会議システム7機種の新シリーズを発売しました。 当商品は、充実した音響調整機能や録音機能を搭載しつつ、話者や聞き手の視界を妨げない、さまざまな会議場の意匠にも考慮したコンパクトなデザインとなっています。生産性向上を目的とした働き方の見直しが進められている昨今、効果的なコミュニケーションを行う上でスムーズな会議運営に貢献し、自治体の会議場や委員会室、企業の会議室、ホテルの宴会場などでスムーズな会議の進行をサポートします。 赤外線会議システムは、設置に複雑な配線工事を必要としないため、会議場の老朽化に伴うリニューアルや頻繁なレイアウト変更にも柔軟に対応できます。 デジタル会議システムは、少人数から最大246人までの大規模な会議にも対応し、マスターコントロールユニットと会議ユニットをLANケーブルで接続するだけで使用でき、また、ハウリング抑制機能や、話すと自動的にマイクがONになるボイスアクティベーション機能など、様々な利用シーンで活用できる便利な機能も搭載しています。
FY2019|2,718 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、「Public Safety」、「Public Communication」、「Public Space Design」を事業領域とするメーカーとして、顧客ニーズを先取りし、高品質かつ自然や社会環境にも配慮した独創的な商品作りを目指し、音響、映像分野を中心に基礎技術、応用技術の研究及び新商品の開発を行っております。これらの研究開発活動における開発関連部門の人員は当連結会計年度末現在で282名であります。また、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3,209百万円であります。なお、これらの研究開発活動は全報告セグメントを対象とするものであり、その成果として、当連結会計年度に発売した主な新商品は以下のとおりです。・防災無線柱に取付可能な防災用スピーカー「中型ホーンアレイスピーカー」2機種を発売いたしました。ホーンスピーカー駆動部に新開発のリング振動板を採用した、モジュール型によるホーンアレイスピーカーです。水平指向角約90度、垂直指向角約15度の特性を持ち、遠達性、音声拡声時の明瞭性が優れています。また、従来型の大型ホーンアレイスピーカーと比較し、軽量、コンパクト設計で鋼管柱等のポール施工が容易です。また、耐風速75m/s、防水構造、耐塩仕上げにより、屋外常設環境での耐久性に優れています。・防災用スピーカーに適した高機能な防災放送用アンプ「防災用DSPアンプ」3機種を発売いたしました。防災用途の長距離拡声で、明瞭性を確保するためのさまざまな最適化信号処理を備えた定格出力120W×2のD級電力増幅器です。商用電源とバッテリーを併用して動作し、商用電源の消費電力が100W以下になるように制御を行うことによって、電力料金が安価な公衆街頭契約での運用ができます。また、防災用スリムスピーカーに適したイコライザーを搭載、また上位機種ではラウドネスコントロール機器およびIP告知システムからのストリームを受信して拡声する機能を搭載しています。・高画質の防犯カメラシステム「AHDコンビネーションカメラ」2機種、「AHDレコーダー16局」、「壁掛型AHDレコーダー16局」を発売いたしました。AHDカメラシステムは、AHD(Analog High Definition)規格を採用し、従来のアナログカメラシステムの約6倍(当社比)にあたるフルHD(1920×1080pixel)画質の高精細映像を撮影可能な防犯カメラシステムです。配線材や延長可能距離は、従来システムとの互換性を確保し、高画質なカメラシステムへの置き換えが可能です。今回発売した「AHDコンビネーションカメラ」は旋回台、電動ズームレンズを一体化しており、広い監視範囲をもち、特にオフィス、工場の敷地出入口、駐車場などのリアルタイム監視に最適です。「AHDレコーダー16局」は最大16台のカメラを接続し、全ての映像を同時に録画可能です。再生は任意のカメラ映像の単独表示、もしくは多画面分割表示ができます。AHD方式のカメラだけでなく、アナログカメラも接続可能で、ハイブリッドシステムを構築できます。ネットワークを経由してパソコンやスマートフォンなどからアクセスでき、遠隔地や外出先からリアルタイム映像の確認、録画映像の閲覧、各種機能の設定が可能です。「壁掛型AHDレコーダー 16局」はカメラ映像の録画機能、閲覧用の液晶モニター、カメラに電源を供給するカメラドライブユニットを、省スペースの壁掛型筐体に一体化。店舗のバックヤードなど狭いスペースにも設置でき、「見る」 「撮る」 「再生する」という防犯カメラシステムの基本的な機能をオールインワンでご利用いただけます。・IPネットワーク経由でフルHD画質の高精細映像を配信する防犯カメラシステム「TRIFORAシリーズ」の第2世代23機種を発売いたしました。「TRIFORAシリーズ」はフルHD(1920×1080pixel)画質の高精細映像を、最大30fpsのフル動画でライブ表示できるカメラシステムです。今回発売した機種は、画像圧縮方式H.265の採用とレコーダーのHDD大容量化により当社従来機種以上の長時間記録が可能となりました。また、同一のネットワークに接続しているレコーダーの一括管理ができるリモートビューアーユニットを用いることで、最大でカメラ1024台のライブ映像と録画映像が確認可能です。従来機種との接続もできシステムの拡張性に優れ、大規模施設の監視用途にも対応することから、商業施設、オフィスビル、総合病院などの大型施設、工場、大学などの多棟構成の施設、多店舗展開するチェーン店舗の遠隔監視用途、公園、屋外施設などの広い敷地を持つ施設などに適しています。・業界最小クラスの省スペース化・大規模システムへの対応を実現したラック型非常用放送設備「FS-2500」シリーズを発売いたしました。ビルや商業施設など人が集まる建物には、消防法施行令により、その規模に応じた火災時の避難誘導をするための非常用放送設備の設置が義務付けられています。また昨今は、都市部の再開発による大規模物件、増築や老朽化による設備更新の需要が高まっています。今回発売した新シリーズのFS-2500は、省スペース化・大規模システムへの対応を実現することで、大規模化している防火対象物へ柔軟に対応することができるようになりました。操作部のユニットサイズは従来品の約半分で、最大局数480局、最大25入力17出力のフルマトリクスシステム機能により通常時の放送機能も充実しています。緊急地震速報や、4カ国語放送(日本語、英語、中国語、韓国語)にも標準対応しています。・独自の集音機能と簡単接続でスピーディな会議を実現するWeb会議用音響システム「AM-CF1」を発売いたしました。小規模から中規模の会議スペースでの使用に最適なWeb会議用音響システムです。本機とパソコン、WebカメラをUSBケーブルで接続して、遠隔地にいる相手とのWeb会議が行えます。発言者の位置を自動検知する当社独自機能を搭載し、内蔵のアコースティックエコーキャンセラー、ノイズキャンセラー、およびイコライザーによって、とても自然な、ストレスのない会話をWeb会議の参加者間で実現することができます。7つのLEDインジケーターにより、発表者の位置、入力音声レベル、およびミュート状態を可視化することができ、壁面設置が可能で、セッティングに手間がかからず、スピーディで信頼性の高いコミュニケーションを実現します。
FY2018|2,400 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、①セキュリティ&セーフティ、②インフォメーション&コミュニケーション、③プロフェッショナルオーディオを事業領域とするメーカーとして、顧客ニーズを先取りし、高品質かつ自然や社会環境にも配慮した独創的な商品作りを目指し、音響、映像分野に加え、無線やネットワークなど通信関連の技術分野を中心に基礎技術、応用技術の研究及び新商品の開発を行っております。これらの研究開発活動における開発関連部門の人員は当連結会計年度末現在で272名であります。また、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2,871百万円であります。なお、これらの研究開発活動は全報告セグメントを対象とするものであり、その成果として、当連結会計年度に発売した主な新商品は以下のとおりです。・音源を自動的に検知するマイクロホン「リアルタイムステアリングアレイマイク」2機種を発売いたしました。マイクロホン本体には8つのマイクユニットを内蔵しており、長方形状の本体を演台などの机上に置くだけで、話し手の口元を自動的に検知して拡声する次世代のマイクロホンです。従来のグースネックマイクロホンのように話し手の身長に合わせて高さの調整や顔を近づけて話す必要がなく、ワイヤレスマイクロホンのように話す際に片手が塞がってしまうこともありません。話し手はマイクの場所を全く気にすることなく、ジェスチャーなど自由にふるまい、より自然体でプレゼンテーションすることができます。・交通施設や商業施設における訪日外国人への情報提供を目的とした「多言語放送サービス」の提供を開始しました。本サービスでは、専用ソフトウェアをインストールしたタブレット端末やパソコンより、合成音声による多言語アナウンス(日本語・英語・中国語(普通話)・韓国語の4カ国語)を出力します。さらに、公共空間での拡声に特化した音声合成エンジンを採用することで、聞き取りやすい音を実現しました。既存の放送設備を利用することもでき、設備の規模や構成に応じ、全館放送だけでなく、特定テナントや接客カウンター周辺など、放送エリアを指定した柔軟な運用も可能です。・高画質の防犯カメラシステム「AHD カメラシステム」「壁掛型AHDレコーダー」を発売いたしました。AHD(Analogue High Definition)規格を採用し、従来のアナログカメラシステムの約6倍(当社比)にあたるフルHD画質(1920×1080pixel)の高精細映像で撮影が可能な防犯カメラシステムです。同軸ケーブル1本で、映像信号の送信とカメラへの電源供給が行えるワンケーブル方式を採用して、既設アナログカメラの配線をそのまま利用し、高画質なカメラシステムへの置き換えが可能です。本シリーズのカメラ映像を録画・再生するためのレコーダーは3種類(カメラ4台接続用、8台接続用、16台接続用)あり、様々な規模に応じた使用が可能です。また、「壁掛型AHDレコーダー」は、カメラ映像の録画機能、閲覧用の液晶モニター、カメラに電源を供給するカメラドライブユニットを、省スペースの壁掛型筐体に一体化。店舗のバックヤードなど狭いスペースにも設置でき、「見る」 「撮る」 「再生する」という防犯カメラの基本的な機能をオールインワンで運用が可能となりました。・800MHz帯デジタルワイヤレスシステム「ダイナミック型デジタルワイヤレスマイク」と「デジタルワイヤレスマイクミキサー」2機種を発売しました。この800MHz帯デジタルワイヤレスシステムは、デジタル方式を採用することで、近接エリアからの混信や通信妨害の影響を受けにくく、部屋が隣接する建物でも安定した通話が可能です。また、盗聴による情報漏洩を防ぐなど、高い情報セキュリティを実現するため、独自の暗号化技術を取り入れました。新商品のダイナミック型デジタルワイヤレスマイクは量感ある力強い音質を、また、デジタルワイヤレスマイクミキサーは、持ち運びに便利なコンパクトサイズを実現しています。・ネットワークに接続された全カメラのライブ/記録映像が確認可能な「TRIFORA(トリフォラ)」シリーズ「リモートビューアーユニット」を発売しました。「TRIFORA(トリフォラ)」シリーズは、LANなどのネットワークに直接接続し、映像の遠隔監視・制御を行うセキュリティ用途の映像ネットワークシステムです。この「リモートビューアーユニット」を主となる監視拠点とは別の場所に設置することで、拠点同様の映像閲覧機能を、最大8ヵ所まで増設することが可能で、監視拠点の複数化により、安全管理の精度向上に貢献します。また、新商品は専用筐体に予めソフトウェアをインストールしたユニット型で安定した動作環境を実現します。 ・TRANTEC(トランテック)ブランドのワイヤレスシステム「新S4シリーズ」をアセアン、アメリカ、香港向けに発売しました。また日本向けには2機種をWEB限定品として発売しました。従来のS4シリーズを各地域の電波法へ適用させることに加え、チャンネルの自動設定機能搭載など、利便性を向上させるとともに、価格は従来品と同等に抑えました。 ・高出力により明瞭な放送を提供する「高効率天井埋込型スピーカー」5機種を発売いたしました。従来機種と比較して高い出力が得られるため、例えば、来客数の多い商業施設などの騒音が多い場所への取り付け時や、高い天井面の取り付け時などにおいて、既存施設のスピーカーを交換するだけで音圧の不足を解消できます。 また、日本消防検定協会認定を取得しており、通常時の放送だけでなく非常時の放送設備としても設置できます。さらに施工面においても、天井取付穴や取付方法を従来機種と共通化しており、既存する設備の再活用に最適です。
FY2017|1,503 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、①セキュリティ&セーフティ、②インフォメーション&コミュニケーション、③プロフェッショナルオーディオを事業領域とするメーカーとして、顧客ニーズを先取りし、高品質かつ自然や社会環境にも配慮した独創的な商品作りを目指し、音響、映像分野に加え、無線やネットワークなど通信関連の技術分野を中心に基礎技術、応用技術の研究及び新商品の開発を行っております。これらの研究開発活動における開発関連部門の人員は当連結会計年度末現在で260名であります。また、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3,042百万円であります。なお、これらの研究開発活動は全報告セグメントを対象とするものであり、その成果として、当連結会計年度に発売した主な新商品は以下のとおりです。・海外市場において、中小規模モスク向けデジタルミキサーアンプを発売いたしました。徹底した市場調査を実施し「高音質、信頼性、簡単」をキーワードに、必要とされる機能を過不足なく1台に集約しました。デジタルプロセッサによるクリアサウンド出力、ハウリング抑制等が簡単な操作で実現でき、信頼ある音作りに役立ちます。・IPネットワークを利用して高品位な音声信号をリアルタイムに伝送する、ネットワークオーディオアダプター「NX-300」を発売いたしました。従来機種「NX-100」シリーズの上位機種にあたり、内蔵メモリーへの音源データ実装を可能とした他、音声入出力が1系統から2系統へ増加しました。音質面でも48kHzサンプリングでCD以上の高音質化を実現しております。本店から支店への放送や鉄道の各駅への放送など、遠隔地にある多地点への放送システムを、既存のネットワークに接続するだけで構築することができます。・通信機能を有した屋外ドームカメラ一体型レコーダー「タウンレコーダー」1機種を発売いたしました。1920×1080ピクセルのフルHDの高精細映像での撮影・録画に対応したほか、小型筐体を採用しポールや壁面への取り付けスペースを従来の約6割に低減しました。また、カメラ本体に通信モジュールを内蔵し本機単独でのLTE通信が可能となり、パソコンやスマートフォンを通して遠隔地からリアルタイム映像を確認できるほか、本機の動作状況や状態異常を担当者にメールで通知する機能も有しています。本シリーズは、2013年10月より発売を開始し、通信機能を有する本機の発売で計2機種のラインアップとなりました。・高効率な小型スピーカーユニットを搭載し、業界最小サイズを実現した「小型天井埋込型スピーカー」5機種を発売いたしました。高効率な8cmスピーカーユニットを搭載し、取付穴径が10cm、スピーカーパネルは外径12cmと、業界最小サイズを実現し、空間デザインの意匠を損なわずに設置することが可能です。また、日本消防検定協会認定品のため、非常用放送設備のスピーカーとして使用が可能です。・IPネットワークに接続し、大規模で高音質な放送システムが構築できる「ネットワークPAシステム」5機種を発売いたしました。放送システムの制御信号やアナログ音声をデジタル信号に変換し、構内LANなどIPネットワークを利用して伝送。離れた場所にある機器同士を繋げ、高品位な音声を必要なエリアへ、必要とするタイミングで届けることができる、次世代の放送システムです。さまざまな放送機器と組み合わせることができるほか、防犯カメラや連絡用インターカムなど当社システム商品と連携し、施設全体の状況を確認しながらの通話や放送が可能なPAシステムが構築できます。
FY2016|1,150 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、①セキュリティ&セーフティ、②インフォメーション&コミュニケーション、③プロフェッショナルオーディオを事業領域とするメーカーとして、顧客ニーズを先取りし、高品質かつ自然や社会環境にも配慮した独創的な商品作りを目指し、音響、映像分野に加え、無線やネットワークなど通信関連の技術分野を中心に基礎技術、応用技術の研究及び新商品の開発を行っております。これらの研究開発活動における開発関連部門の人員は当連結会計年度末現在で275名であります。また、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2,887百万円であります。なお、これらの研究開発活動は全報告セグメントを対象とするものであり、その成果として、当連結会計年度に発売した主な新商品は以下のとおりです。・中国市場向けに、ネットワークを介して音声をやり取りする「ネットワークPAシステム」を発売いたしました。既存放送設備にネットワーク用インターフェイスを組み込むことで、専用ソフトウェアをインストールしたパソコンやタブレットから音声放送の制御が可能となることに加えて、ソフトウェア上で設備の状態監視が可能となり従来より施工性・メンテナンス性が向上いたしました。・北米市場向けに、火災以外の災害用緊急放送システムで必須とされるUL規格を取得した「非常用スピーカー」を発売いたしました。屋外向けと屋内向けの2機種を同時発売、UL規格認証スピーカーの設置を必須とする案件に幅広く対応いたします。屋外向けホーンスピーカーは、難燃性の素材を使用し、使用温度範囲が広く(-40℃~+66℃)、過酷な気象環境下でも明瞭度の高い音声伝達が可能です。また、屋内向けボックススピーカーは、最小限に抑えた奥行きが室内建築意匠になじみ、金属製の筐体で耐火性、耐衝撃性に優れています。・アセアン諸国向けに「非常用放送設備」関連商品を拡充し、モニターパネルやアンプ切替パネル等9機種を発売いたしました。既に発売済のパワーアンプパネル等と組み合わせることで、よりニーズに応じた柔軟なシステム設計を行うことが出来ます。非常用放送設備において日本で高いシェアを有する当社グループの技術を活かし、火災時など緊急時における避難誘導放送をスムーズに行うことが可能です。・商業施設や公共施設での定時放送・注意喚起・案内放送の用途に適した録音・再生可能な「デジタルアナウンスマシン」を発売いたしました。設定ソフトウェアを使用して簡単に音源書き換え・設定・制御ができます。付属のメモリーカードにチャイムやウエストミンスターなどのプリセット音源を収録しています。別売のラックマウント金具を使用すれば、EIA規格に適合するラックに取付けることができます。