研究開発活動(本文)
FY2025|1,862 文字
6【研究開発活動】当社グループは、水晶製品における革新的な研究開発を推進し、ユーザーの高度化する要求に応えるため、以下の取り組みを継続・拡充しています。本年度は特に、1GHz対応のサンプル出荷開始や新たな受賞実績など、複数の分野で新たな進展がありました。今後も、先端技術を活かした製品ラインアップの強化を図り、市場のニーズに対応するとともに、新市場開拓やイノベーション創出に寄与してまいります。主な研究開発活動は次のとおりです。なお、当連結会計年度における研究開発費は、総額302,887千円でした。水晶製品(1)KoTカット水晶振動子 「KCR-04」当社独自の「KoTカット」技術を基盤とするKCR-04は、高精度と低位相雑音を両立させ、水晶振動子市場に大きな革新をもたらしています。こうした革新的な技術とその成果がもたらすイノベーションが高く評価され、令和6年度の文部科学省ARIM(マテリアル先端リサーチインフラ)が主催する「秀でた利用成果」において最優秀賞を受賞しました。その評価をさらに高めるべく、現在は様々な顧客向けにサンプルを提出しており、実際の使用環境での検証が進められています。すでに台湾・米国・英国・日本で特許を取得しており、中国でも登録が見込まれることから、グローバル展開がいっそう期待されています。 (2)KoTカット水晶発振器 「KCRO-04」KCR-04の技術を発展させたKCRO-04は、最大1GHzの基本波発振を実現しつつ、極めて低い位相ジッターを提供する水晶発振器として、ハイエンド通信や大規模コンピューティングの分野で注目を集めています。特に、次世代の高速通信規格として期待される1.6Tクラスの光トランシーバー用途に向け、他技術では実現が難しい625MHzの水晶基本波発振を提供できる点が大きな差別化要素となっています。専用ICを搭載し、従来品とは異なる革新的なアプローチでLVDSやLVPECL出力にも対応するなど、多彩なニーズに応えるべく開発を進めています。これらの用途向けに既にサンプル提出を行っており、顧客において具体的な評価が進んでいます。 (3)低電圧0.9Vから駆動する水晶発振器 「FCXO-07F」低電圧0.9Vから駆動するFCXO-07Fは、進化を続ける微細プロセス技術の半導体に対応する水晶発振器として、高度な省電力設計を実現しています。近年、半導体の微細パターン化に伴い、受信側のICでは従来より低電圧化が進みつつあり、これにマッチした周波数ソースのニーズが高まっています。本製品は低電圧駆動専用に開発された回路構成となっており、低電圧領域において安定した発振精度を提供できるため、モバイル機器やIoTノードといったバッテリー駆動が中心の分野で特に優れた効果が期待されます。すでに複数の顧客へサンプル提供が行われ、接続試験や長期信頼性評価を通じて、さらなる低消費電力化と小型化が求められる市場への導入が進められています。 (4)クリスタルケースを用いた超小型ATカット水晶振動子当社のウェハレベル真空パッケージ封止技術(MDS)と「クリスタルケース®」構造によって、従来のサイズを大幅に縮小し、世界最小のATカット水晶振動子を製品化しました。従来品『FCX-08』が1.2mm×1.0mm×0.3mmであるのに対し、この新たな超小型品では0.8mm×0.6mm×0.3mmという極小サイズを実現しています。体積や重量を大幅に削減しながらも高い信頼性を確保しているため、ウェアラブル端末や医療機器など省スペース化が求められる分野での活用が期待されています。 (5)200℃まで使用温度範囲を広げた水晶発振器 「GTXO-04」オイル掘削などの極限環境下で用いるために開発されたGTXO-04は、200℃までの使用温度範囲をカバーできる点が最大の特長です。従来の水晶発振器では困難とされてきた高温下でも優れた安定動作を実現し、さらなる研究・実装が期待されています。すでに本製品は想定される使用環境での評価が終了しており、次のステージに進む段階です。 これらの製品はいずれも、サンプル段階から顧客評価が進んでおり、それぞれの特長を活かした応用の可能性が大きく広がっています。今後も当社は、高周波・高耐環境・超小型化など多彩な要素技術を結集し、新市場の開拓と顧客ニーズへの迅速な対応を進めることで、水晶分野におけるリーディングカンパニーとして輝きを増してまいります。
FY2024|1,170 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、当社が材料の設計から製品開発並びに生産技術の開発に至る全てのプロセスにおいて研究開発活動を行っており、「常に新技術の確立・向上に力を入れ、時流にあった新製品を業界に提示していく」ことを基本方針に活動しております。 水晶製品セグメントの主な研究開発活動は次のとおりであります。なお、当連結会計年度における研究開発費は、総額243,659千円であります。水晶製品(1)KoTカット水晶振動子当社は、革新的な『KoTカット』『OPAW』(直交板弾性波:Orthogonal Plate Acoustic Waves)技術を用いた『KCR-04』を商品化し、これまで対応不可能であった高精度かつ低位相雑音の要求に応えるハイエンドクロック源を提供してきました。この特許技術に基づく製品は、既に台湾、米国、英国、および日本で特許登録を完了し、中国においても登録が見込まれています。本年度は適用市場および周波数の幅広い拡大に成功し、半導体開発メーカーにもその効果が評価され、ICリファレンス登録活動も始まりました。当社は、お客様からの様々な周波数に関する開発依頼に応え、海外市場におけるニーズに対応する製品の提供を続けています。このような継続的な技術革新と市場拡大により、お客様に新たな価値を提供し続けることに注力してまいります。 (2)KoTカット水晶発振器高周波低位相ジッターの顧客価値を提供するための画期的な製品、「KCRO-04」を2024年6月10日に発表しました。この製品は、KoTカット関連製品の第3弾として開発され、1GHzまでの周波数を基本波出力するために特別に開発設計された専用ICを搭載しています。3.2mm×2.5mmのセラミックパッケージに収められたこの製品は、LVDSおよびLVPECLの出力に対応し、これまでにない高周波低位相ジッターのソリューションを市場に提供します。超高周波かつ超低位相ジッターの専用ICの開発は、当社の技術力を結集した象徴であり、高品質かつ高性能な信号クロックの生成を可能にすることで、現在主流のPLL高周波発振器とは一線を画す新しい時代を切り開く製品となります。この技術的飛躍により、適用市場および周波数の拡大、さらに高い周波数への対応が可能となり、サンプル出荷を通じて高品質の信号クロックとしての認知度が大きく向上しています。さらに、当社は「KCRO-1409」を通じて、既存の低ジッター水晶発振器と比較して約一桁低いRMS位相ジッターを実現し、高品質の信号源が必要な市場での需要を喚起し、よりハイエンド向けの商品としてのポジショニングを強化し、受注に至っています。当社はこれらの成果を基に、今後も顧客の要求に応える製品開発を進め、市場の期待に応えてまいります。
FY2023|1,221 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、当社が材料の設計から製品開発並びに生産技術の開発に至る全てのプロセスにおいて研究開発活動を行っており、「常に新技術の確立・向上に力を入れ、時流にあった新製品を業界に提示していく」ことを基本方針に活動しております。 水晶製品セグメントの主な研究開発活動は次のとおりであります。なお、当連結会計年度における研究開発費は、総額288,756千円であります。水晶製品(1)KoTカット水晶振動子当社が発見した『KoTカット』『OPAW』(直交板弾性波:Orthogonal Plate Acoustic Waves)関連技術特許は、台湾に続き、米国、英国、日本で特許登録されました。現在、中国でも審査が進んでおり、特許登録される見込みです。既存振動子では実現できない「高精度」かつ「低位相雑音」のハイエンドクロック源をお求めになる海外の多数のお客様から、この特許技術を使用した『KCR-04』に対し、様々な周波数の開発依頼を受けており、設計活動を続けております。引き続き、ご要望に応じて対応周波数の拡張を進めるなど、お客様へ新しい価値を提供し続けていきます。 (2)KoTカット水晶発振器前期よりKoTカット水晶振動子を使用した水晶発振器『KCRO-1409』(14mm×9mm)のサンプル出荷を進めており、この中から量産案件が出始めております。RMS位相ジッタが従来の低ジッタ水晶発振器より約一桁低い値を実現しており、海外メーカーを中心に計測機器やレーダー用途でのサンプル要求をいただいております。今後は多くのお客様の要求に応えて行けるよう、対応周波数の拡張を進めていきます。 (3)水晶発振器高周波市場向けに開発したプログラマブル電圧制御型水晶発振器(VCXO)『FCXV-04』(3.2mm×2.5mm、LVDS/LVPECL出力)のサンプル出荷を開始しました。光通信、無線通信をはじめとした複数のお客様よりお問い合わせをいただいております。高周波SPXOのプログラマブル水晶発振器『FCXO-04』(3.2mm×2.5mm、LVDS/LVPECL出力)は、ロボット制御、情報通信装置、産業用電子応用機器等、着実に使用用途が広がっております。この状況に合わせ、高周波発振器を効率よく検査・生産できるプロセス技術の開発を進めております。従来の水晶発振器では対応不可能であった150℃を超える温度領域で使用可能な水晶発振器『GTXO-04』(3.2mm×2.5mm、CMOS出力)は、過酷な環境で使用される特殊機器メーカー様からのご要望に応じたカスタマイズ設計、仕様の提案を行っております。(4)クリスタルケース音叉型水晶振動子TFX-05Xは世界最小サイズの音叉型水晶振動子として量産中ですが、需要が増えてきたことから生産性をアップした新しい生産ラインの設計を進めており、2024年度の稼働を目指しております。
FY2022|972 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、当社が材料の設計から製品開発並びに生産技術の開発に至る全てのプロセスにおいて研究開発活動を行っており、「常に新技術の確立・向上に力を入れ、時流にあった新製品を業界に提示していく」ことを基本方針に活動しております。 水晶製品セグメントの主な研究開発活動は次のとおりであります。なお、当連結会計年度における研究開発費は、総額207,859千円であります。水晶製品(1)KoTカット水晶振動子当社が発見した高周波数で広い温度範囲で安定した周波数精度のKoTカットを使用した製品『KCR-04』は各国へ特許出願済みであり、台湾においては特許登録されました。その他の国でも審査が進んでおり、特許化に向けた作業が進んでおります。設計活動では、お客様のご要求に応じて対応周波数の拡張を進めており、下限周波数は491.52MHzの対応が完了し、上限周波数は1GHzまでの拡張を開発中です。光通信、無線通信をはじめとする、これからの超ビッグデータ化社会に向けて、引き続き新しい価値を提案していきます。 (2)KoTカット水晶発振器KoTカット水晶振動子を使用した『KCRO-1409』(14mm×9mm)のサンプル出荷が始まっております。RMS位相ジッタ(オフセット周波数12kHz~20MHz)がSPXOタイプで5フェムト秒(typ.)、VCXOタイプで7フェムト秒(typ.)と非常に良好であり、ここが評価されております。計測機器やレーダー用途でのサンプル出荷をしております。(フェムト秒は10の-15乗秒(1000兆分の1秒)) (3)水晶発振器高周波市場向けに開発したプログラマブル水晶発振器『FCXO-04』(3.2mm×2.5mm、LVDS/LVPECL出力)の量産を開始しました。対応周波数も上限を1GHzまで拡張いたしました。光通信、ロボット制御などを中心に高い周波数帯の市場が伸びており、複数のお客様より活発な問い合わせをいただいております。-40~+200℃の非常に広い温度範囲で±50ppm以内の優れた周波数誤差の水晶発振器『GTXO-04』(3.2mm×2.5mm、CMOS出力)の量産を開始しました。従来の水晶発振器では対応不可能であった150℃を超える環境で使用される特殊機器へ採用されております。
FY2021|872 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、当社が材料の設計から製品開発並びに生産技術の開発に至る全てのプロセスにおいて研究開発活動を行っており、「常に新技術の確立・向上に力を入れ、時流にあった新製品を業界に提示していく」ことを基本方針に活動しております。 水晶製品セグメントの主な研究開発活動は次のとおりであります。なお、当連結会計年度における研究開発費は、総額195,858千円であります。また、その他の電子部品セグメントにつきましては、記載すべき事項はありません。水晶製品(1)KoTカット水晶振動子広い温度範囲において周波数精度が、代表的なカット角である『ATカット』を上回り、500MHz~800MHzの超高周波で振動する新しいカット角『KoTカット』を発見し、製品化に成功しました。『KoTカット』及び振動モードの『OPAW』(直交板弾性波:Orthogonal Plate Acoustic Waves)については日本、米国をはじめ各国で特許出願済です。この技術を利用した製品の第一弾として『KCR-04』を製品化しました。光通信、無線通信をはじめとする、これからの超ビッグデータ化社会に向けて、新しい価値を提案していきます。 (2)ATカット水晶振動子『FCX-08』において5Gチップセットへの採用が加速しております。特に5Gにおいては、量産化が難しいとされている70MHz以上の極薄水晶片での生産が必要であり、このための量産体制構築を完了し、受注対応を開始しました。今後も5G市場に向けた製品の拡充を進めていきます。(3)水晶発振器高周波市場向けの製品開発を進めており、3.2mm×2.5mmサイズ、LVDS/LVPECL出力100MHz~644.53125MHzの『FCXO-04』を製品化し、サンプル出荷を開始しました。(4)その他高周波・高精度・低ジッタの特徴を併せ持つKoTカット振動子の技術を利用した製品群の拡充を進めており、光通信、計測器、エアロスペース等の先端通信分野における技術進化に貢献できる体制を整えていきます。
FY2020|783 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、当社が材料の設計から製品開発並びに生産技術の開発に至る全てのプロセスにおいて研究開発活動を行っており、「常に新技術の確立・向上に力を入れ、時流にあった新製品を業界に提示していく」ことを基本方針に活動しております。 水晶製品セグメントの主な研究開発活動は次のとおりであります。なお、当連結会計年度における研究開発費は、総額169,404千円であります。また、その他の電子部品セグメントにつきましては、記載すべき事項はありません。水晶製品(1)ATカット水晶振動子『FCX-08』において製品高さを当社従来品比10%低背化し、0.30mmMAX.の対応が可能になりました。これにより複数の5Gチップへの採用が進んでおります。更なる低インピーダンス化と対応温度範囲拡張に向けた活動を継続し、市場の要求に応えていきます。(2)音叉型水晶振動子独自技術であるウェハ金属間直接接合を使った世界最小クラスである『TFX-05X』の生産が始まり、ウェアラブル機器等へ採用が進んでいます。さらに、パッケージの機械的強度を向上させ、超小型・薄型モジュールへの適用を進めています。(3)水晶発振器150℃、200℃といった広い温度範囲で周波数温度特性の良好なGTカット水晶振動子を利用した発振器の開発に取り組んでおり、サンプル提出を始めています。(4)その他基本波で高周波発振し、周波数温度特性が良好で、かつ、位相ノイズ・ジッタが良好な300MHz~1.2GHzのLamb波共振子の小規模の生産を開始しております。今後、計測器やエアロスペース分野等の先端通信機器での利用が期待されており、さらに大規模な生産の準備を進めております。また、これら既存のATカット水晶振動子やSAW共振子を使用した発振器では対応できない高付加価値発振器の開発を進めています。
FY2019|1,011 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、当社が材料の設計から製品開発並びに生産技術の開発に至る全てのプロセスにおいて研究開発活動を行っており、「常に新技術の確立・向上に力を入れ、時流にあった新製品を業界に提示していく」ことを基本方針に活動しております。 水晶製品セグメントの主な研究開発活動は次のとおりであります。なお、当連結会計年度における研究開発費は、総額174,312千円であります。また、その他の電子部品セグメントにつきましては、記載すべき事項はありません。水晶製品(1)ATカット水晶振動子世界最小クラスのATカット水晶振動子『FCX-08』(外形寸法:長さ1.2×幅1.0×高さ0.33mmMAX.)において対応周波数の拡張を進めております。当該製品は5G通信に対応した新しい主要ICチップセットの規格に承認され、各セットメーカからの引き合いが増加しております。大容量通信のため、広い温度範囲での低インピーダンス対応が評価されております。さらに新しい通信規格に対応したICチップへの商品活動を進めております。(2)音叉型水晶振動子音叉型水晶振動子においては、世界最小クラスである『TFX-05X』(外形寸法:長さ1.2×幅1.0×高さ0.35mmMAX.)の量産化が整いました。独自技術であるウェハ金属間直接接合による「クリスタルケース®」を採用した製品となります。IoT関連機器、スマートカード関連、ウェアラブル機器等へ採用が進んでおります。(3)水晶発振器ハイレゾオーディオ向けの低位相雑音発振器『FCXO-05E』において、さらに位相ノイズ特性を10dB改善した新商品の量産を開始しております。よりクリアで臨場感のある音が再生できるとのご評価をいただいており、高級オーディオ市場への拡販が進んでおります。(4)その他300MHz~1.2GHzのLamb波共振子を2014年にIEEEで発表して以来、基礎研究を進めてまいりました。基本波で高周波発振し、周波数温度特性が良好で、かつ位相ノイズ・ジッタが良好なことから、計測器やエアロスペース分野等の先端通信機器にて引き合いがあり、量産化の準備段階となっております。その他、当社の独自技術であり、気密信頼性に優れた電子ビーム封止の用途開発、高精度な水晶フォトリソ加工を応用したセンシング部品の開発など、当社の強みのある技術の新しい分野への応用開発を進めております。
FY2018|816 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、当社が材料の設計から製品開発並びに生産技術の開発に至る全てのプロセスにおいて研究開発活動を行っており、「常に新技術の確立・向上に力を入れ、時流にあった新製品を業界に提示していく」ことを基本方針に活動しております。 水晶製品セグメントの主な研究開発活動は次のとおりであります。なお、当連結会計年度における研究開発費は、総額187,311千円であります。また、その他の電子部品セグメントにつきましては、記載すべき事項はありません。水晶製品(1)ATカット水晶振動子業界最小クラスFCX-08(外形寸法:長さ1.2×幅1.0×高さ0.33mmMAX.)において増産体制が整い、超小型無線モジュール、ウェアラブル機器向けの供給が拡大しています。また、次世代通信規格に対応した、発振周波数の高周波化や、従来システムの小型化対応のための低周波や低インピーダンス対応、幅広い環境での使用を想定した、動作温度範囲の拡大を進めています。IoT、移動体通信、ウェアラブル機器等幅広い市場に向けて、バリエーションの拡大を進めています。(2)音叉型水晶振動子業界最小クラスのTFX-05X(外形寸法:長さ1.2×幅1.0×高さ0.35mmMAX.)の量産体制が整いました。携帯電子機器をはじめ、IoT関連機器、スマートカード関連、ウェアラブル機器等への採用活動を進めております。また、低消費電力用途の小型低インピーダンスのTFX-04C、TFX-03Cの需要も拡大しており、様々な市場で、音叉型水晶振動子の小型化を推進しています。(3)水晶発振器ハイレゾオーディオ向けの低位相雑音発振器FCXO-05E、FCXO-06Eにおいて、さらに位相ノイズ特性を10dB改善した新商品のサンプル提供を開始しております。よりクリアで臨場感のある音が再生できるとのご評価をいただいております。高級オーディオ市場への展開が期待されます。
FY2017|826 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、当社が材料の設計から製品開発並びに生産技術の開発に至る全てのプロセスにおいて研究開発活動を行っており、「常に新技術の確立・向上に力を入れ、時流にあった新製品を業界に提示していく」ことを基本方針に活動しております。 水晶製品セグメントの主な研究開発活動は次のとおりであります。なお、当連結会計年度における研究開発費は、総額204,901千円であります。また、その他の電子部品セグメントにつきましては、記載すべき事項はありません。水晶製品(1)ATカット水晶振動子前期量産を開始した業界最小クラスFCX-08(外形寸法:長さ1.2×幅1.0×高さ0.33mmMAX.)において増産体制を進めております。特に広い温度範囲での周波数精度が要求される無線モジュール向けの対応が終了し、この分野での拡販が進んでおります。発振周波数の対応範囲を順次広げており、小型高精度が要求される携帯電子機器向け近距離無線用モジュール、ウェアラブル機器、小型メディカル機器等への利用が見込まれます。(2)音叉型水晶振動子業界最小クラスのTFX-05(外形寸法:長さ1.2×幅1.0×高さ0.35mmMAX.)のサンプル対応を開始しており、量産準備を進めております。携帯電子機器をはじめ、IoT関連機器、薄さが求められるスマートカード関連、ウェアラブル機器等への利用が予想されます。また、世界最薄クラスのTFX-03L(外形寸法:長さ2.0×幅1.2×高さ0.35mmMAX.)の低損失タイプ(等価抵抗値60kΩ以下)の量産出荷が始まり、低消費電流が求められる多機能ウォッチ等への利用が進んでおります。(3)水晶発振器ハイレゾオーディオ向けの低位相雑音発振器FCXO-05E、FCXO-06Eにおいて、さらに位相ノイズ特性を10dB改善した新商品のサンプル提供を開始しております。よりクリアで臨場感のある音が再生できると評価をいただいております。
FY2016|811 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、当社が材料の設計から製品開発並びに生産技術の開発に至る全てのプロセスにおいて研究開発活動を行っており、「常に新技術の確立・向上に力を入れ、時流にあった新製品を業界に提示していく」ことを基本方針に活動しております。 水晶製品セグメントの主な研究開発活動は次のとおりであります。なお、当連結会計年度における研究開発費は、総額169,831千円であります。また、その他の電子部品セグメントにつきましては、記載すべき事項はありません。水晶製品(1)ATカット水晶振動子業界最小クラスのFCX-08(外形寸法:長さ1.2×幅1.0×高さ0.33mmMAX.)の量産が始まりました。周波数偏差(指定の発振周波数に対する実際の動作周波数の偏差)は標準で±7ppmまで対応しているため、高精度が要求される携帯電子機器向け近距離無線用モジュール、ウェアラブル機器、小型メディカル機器等への利用が予想されます。(2)音叉型水晶振動子業界最小クラスのTFX-04(外形寸法:長さ1.6×幅1.0×高さ0.5mmMAX.)に、低損失タイプ(等価抵抗値60kΩ以下)の製品がラインナップに加わり、量産を開始しております。IoT関連機器をはじめとする、低消費電力機器への利用が予想されます。また、世界最薄クラスのTFX-03L(外形寸法:長さ2.0×幅1.2×高さ0.35mmMAX.)も同様に低損失タイプ(等価抵抗値60kΩ以下)のサンプル出荷を開始しております。IoT関連に加え、薄さが求められるスマートカード関連、多機能ウォッチ等への利用が予想されます。(3)水晶発振器業界最小クラスの高精度時計用低消費電流発振器として、FCXO-07D(外形寸法:長さ1.6×幅1.2×高さ0.7mmMAX.)の量産を開始いたしました。従来比1/5以下の消費電流を実現し、電池の長寿命化が必要な機器に採用が進んでおります。