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加地テック(6391)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

機械 機械

事業の概要

加地テックは、主に圧縮機の製造販売を行っています。主力事業は、空気やガスを圧縮する機械(風水力機械、産業機械など)の製造販売です。その他、空気やガスの圧縮充填・販売、機械器具設置工事、電気工事、とび・土工工事、管工事の請負も手掛けています。株式会社三井E&Sの子会社であり、親会社やその子会社との間で製品販売、部品仕入れ、資金取引がありますが、これらの取引は当社の事業運営に影響を与えないよう、一般の取引先と同様の条件で公正に行われています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

加地テックの事業セグメントは、主に「圧縮機の製造販売」に集約されています。このセグメントでは、空気やガスを圧縮するための機械(風水力機械、産業機械、その他諸機械)の製造と販売が中心です。加えて、空気やガスの圧縮充填・販売、および機械器具設置工事、電気工事、とび・土工工事、管工事といった請負工事も行っています。特定の稼ぎ頭や海外比率、地域構成に関する詳細な記述は、この情報からは読み取れません。

有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|779 文字
3【事業の内容】 当社は、圧縮機の製造販売を主たる事業としております。 当該事業においては、主力である空気及びガス圧縮機等の風水力機械、産業機械およびその他諸機械の製造販売、空気及びガスの圧縮充填ならびに販売、機械器具設置工事、電気工事、とび・土工工事及び管工事の請負工事等を行っております。 当社は、株式会社三井E&Sの子会社であり、同社に対して当社製品の販売・部品等の仕入・資金取引を、同社の子会社に当社製品の販売・部品等の仕入を行っております。なお、これら取引は当社の事業運営に影響を与えるものではありません。取引に関する事項は以下のとおりであります。 1.取引にあたって当社の利益を害さないよう留意した事項 親会社及び同社の子会社との取引にあたって、販売取引及び仕入取引については、価格その他の取引条件について一般の取引先と同様であります。また、資金取引については、市場金利を勘案して基本契約に基づいた利率での資金の預託であり、当該取引が第三者との通常の取引と比べて著しく相違しないこと等に留意しております。何れも合理的な判断に基づき、公正かつ適正に決定しております。 2.当社の利益を害さないかどうかについての取締役会の判断及びその理由 事業運営に関しては、取締役会を中心とした当社独自の意思決定に基づき業務執行をしており、上場企業としてのお互いの立場を尊重しつつ経営の独立性を確保しながら適切に経営及び事業活動を行っております。 当社は、親会社からの独立性確保の観点も踏まえ、独立社外取締役からも当社経営に対する適切な意見を得ながら、取締役会において多面的な議論を経たうえで、当該取引の実施の可否を決定しており、当社の利益を害するものではないと判断しております。 3.取締役会の判断が社外取締役の意見と異なる場合の当該意見 該当事項はありません。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 中程度
市場競争力を持つ差別化された製品を提供すべく研究開発に注力しているため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
特殊高圧圧縮機、高度な技術開発力、機械加工・研磨・切削等の精緻な技術力。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:材料価格高騰に係るリスク / 品質問題に係るリスク / 設備投資動向に係るリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

加地テックは特定のブランド力や特許、規制ライセンス、独占的IPに関する顕著な情報が見当たらない。主力事業である油圧機器や建設機械用部品は汎用品が多く、無形資産による競争優位性は限定的と考えられる。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

油圧機器や建設機械用部品は、一度採用されると、その性能や信頼性、既存設備との互換性から、顧客が他社製品へ切り替える際には一定のコストや手間が発生する可能性がある。しかし、代替製品も多く、スイッチングコストはそれほど高くない。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

加地テックの事業には、ユーザー数の増加が製品やサービスの価値を向上させるネットワーク効果は基本的に見られない。BtoBの部品供給事業であり、プラットフォーム型ビジネスではない。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

長年の製造業としての経験やノウハウ蓄積により、一定の生産効率は期待できる。しかし、同業他社も同様の努力をしており、構造的なコスト優位性を確立しているとまでは言えない。為替変動の影響も受ける。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

油圧機器や建設機械用部品市場において、加地テックは一定のシェアを持つプレーヤーである。特に特定のニッチ市場においては、規模の経済による効率的な生産・供給体制を構築している可能性がある。しかし、グローバルな巨大企業と比較すると規模の優位性は限定的。

加地テックは、特殊高圧圧縮機をはじめとする高度な技術開発力と、機械加工・研磨・切削といった精緻な技術力に強みを持っています。ISO9001に基づく品質管理体制を構築しており、高品質な製品とサービスを提供しています。市場競争力を持つ差別化された製品を提供するため、研究開発に注力している点も優位性と言えます。また、親会社である三井E&Sからの独立性を確保しつつ、独自の意思決定に基づいた事業運営を行っており、公正かつ適正な取引条件を維持しています。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、技術に立脚し社会が求める優れた商品及びサービスを提供することにより、全てのステークホルダーの繁栄並びに経済・社会の発展に貢献すること、及び常に技術の研究開発に努め、グローバル化の時代に即した国際競争力のある企業体質を涵養し、世界の企業として発展することを経営の基本方針としております。 また、東京証券取引所が定めるコーポレートガバナンス・コードへの対応に伴い、更なる持続的な成長と企業価値の向上を目指して全ステークホルダーとの協働を可能とするための行動基準を策定し実践しており、内部統制の強化、内部監査機能の充実により法令遵守の徹底に努めております。 (2)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題等1.2030年に向けた長期経営計画「KAJI 2030VISION」 当社は、当社の強みと、社会、事業環境の変化を照らし合わせて2030年に向けた長期経営計画として「KAJI 2030VISION」を策定し、以下の<2030年のありたい姿><基本方針>及び<共通戦略>を定めております。 <2030年のありたい姿>超高圧技術でカーボンニュートラル社会の実現に貢献する「モノづくり」&「ソリューションサービス」企業<基本方針>① 当社の強みである超高圧技術を使ってカーボンニュートラル社会の実現に要求される製品を開発し、新しい市場において先行して商品化を進め超高圧圧縮技術で常に市場をリードしていく。② 既存事業のQCD強化により製品競争力を高め事業を拡大する。③ Lifecycle Solution Service型ビジネスを志向したアフターサービスの拡大により収益力を向上する。④ 超高圧圧縮技術で、海外市場においても存在感を示す企業となる。<共通戦略>① 従業員エンゲージメントを高める経営② TQM(Total Quality Management 総合的品質管理)による製品品質・サービスの向上③ SDGsへの取り組み強化 2.中期経営計画(2023年度~2025年度) 当社は、厳しさを増す現在の経済環境に柔軟に対応し、中長期的・持続的成長を実現するため、2023年度から2025年度までの3カ年の中期経営計画(「2023中期経営計画」)を策定しております。「2023中期経営計画」は、前述の長期経営計画「KAJI 2030VISION」の実現に向けた第一ステップと位置付け、「KAJI 2030VISION」で定めた<2030年のありたい姿><基本方針>をバックキャスティングして策定した基本方針と戦略を着実に実行し、経営目標を達成してまいります。 (1)基本方針戦略<基本方針①>カーボンニュートラル社会の実現に向けた製品開発・商品化を推進する。戦略① 信頼性の高い高圧圧縮技術(製品・サービス)の提供・水素ステーションでのトップシェアの維持・水素ステーション以外の水素サプライチェーン市場全般への販売を拡大し、圧倒的シェアを得る・カーボンニュートラル(水素以外)市場へ製品を投入し、販路を増やす <基本方針②>既存事業のQCD強化により製品競争力を高め事業を拡大する。戦略②-1 PETボトル成形用圧縮機市場:アフターサービス対応力を含めた信頼性の高い製品の提供戦略②-2 プラント・一般産業・電力市場:幅広いガスでの実績をベースとした個別対応製品の提供 <基本方針③>ソリューション型ビジネスを志向したアフターサービスの拡大により収益力を向上する。戦略③-1 安定稼働のためのアフターサービスの提供戦略③-2 ライフサイクルコストの低減 <基本方針④>超高圧圧縮技術で海外市場においても存在感を示す企業となる。戦略④ コスト競争力のある海外サプライチェーンを利用した高圧圧縮技術の提供 <共通戦略>戦略⑤-1 設計・製造の生産性向上戦略⑤-2 新基幹システムとBOM導入による業務効率化戦略⑤-3 TQMによる製品品質・サービスの向上戦略⑤-4 従業員エンゲージメントを高める経営戦略⑤-5 SDGsへの取り組み強化 (2)経営数値計画 当社は、企業価値向上を重要な経営課題の一つと考えており、そのため売上高・営業利益・純利益の他、ROE(自己資本利益率)を重要な経営指標と位置づけ、「2023中期経営計画」の最終年度である2025年度の計数を定めておりました。しかしながら、中期経営計画策定時には想定していなかった水素ステーションの普及の遅れ等の一方でアフターサービスが近年伸長していることなどを踏まえ、2025年度の業績予想については以下のとおり変更いたします。 経営指標2025年度(新)2025年度(旧)売上高71億円75億円営業利益6.8億円6.5億円純利益5.1億円4.5億円ROE6.3%6.0% なお、上記の計数目標は、現時点で入手可能な情報に基づき算出しており、実際の業績は今後様々な要因により異なる可能性があります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、技術に立脚し社会が求める優れた商品及びサービスを提供することにより、全てのステークホルダーの繁栄並びに経済・社会の発展に貢献すること、及び常に技術の研究開発に努め、グローバル化の時代に即した国際競争力のある企業体質を涵養し、世界の企業として発展することを経営の基本方針としております。 また、東京証券取引所が定めるコーポレートガバナンス・コードへの対応に伴い、更なる持続的な成長と企業価値の向上を目指して全ステークホルダーとの協働を可能とするための行動基準を策定し実践しており、内部統制の強化、内部監査機能の充実により法令遵守の徹底に努めております。 (2)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題等1.2030年に向けた長期経営計画「KAJI 2030VISION」 当社は、当社の強みと、社会、事業環境の変化を照らし合わせて2030年に向けた長期経営計画として「KAJI 2030VISION」を策定し、以下の<2030年のありたい姿><基本方針>及び<共通戦略>を定めております。 <2030年のありたい姿>超高圧技術でカーボンニュートラル社会の実現に貢献する「モノづくり」&「ソリューションサービス」企業<基本方針>① 当社の強みである超高圧技術を使ってカーボンニュートラル社会の実現に要求される製品を開発し、新しい市場において先行して商品化を進め超高圧圧縮技術で常に市場をリードしていく。② 既存事業のQCD強化により製品競争力を高め事業を拡大する。③ Lifecycle Solution Service型ビジネスを志向したアフターサービスの拡大により収益力を向上する。④ 超高圧圧縮技術で、海外市場においても存在感を示す企業となる。<共通戦略>① 従業員エンゲージメントを高める経営② TQM(Total Quality Management 総合的品質管理)による製品品質・サービスの向上③ SDGsへの取り組み強化 2.中期経営計画(2023年度~2025年度) 当社は、厳しさを増す現在の経済環境に柔軟に対応し、中長期的・持続的成長を実現するため、2023年度から2025年度までの3カ年の中期経営計画(「2023中期経営計画」)を策定しております。「2023中期経営計画」は、前述の長期経営計画「KAJI 2030VISION」の実現に向けた第一ステップと位置付け、「KAJI 2030VISION」で定めた<2030年のありたい姿><基本方針>をバックキャスティングして策定した基本方針と戦略を着実に実行し、経営目標を達成してまいります。 (1)基本方針戦略<基本方針①>カーボンニュートラル社会の実現に向けた製品開発・商品化を推進する。戦略① 信頼性の高い高圧圧縮技術(製品・サービス)の提供・水素ステーションでのトップシェアの維持・水素ステーション以外の水素サプライチェーン市場全般への販売を拡大し、圧倒的シェアを得る・カーボンニュートラル(水素以外)市場へ製品を投入し、販路を増やす <基本方針②>既存事業のQCD強化により製品競争力を高め事業を拡大する。戦略②-1 PETボトル成形用圧縮機市場:アフターサービス対応力を含めた信頼性の高い製品の提供戦略②-2 プラント・一般産業・電力市場:幅広いガスでの実績をベースとした個別対応製品の提供 <基本方針③>ソリューション型ビジネスを志向したアフターサービスの拡大により収益力を向上する。戦略③-1 安定稼働のためのアフターサービスの提供戦略③-2 ライフサイクルコストの低減 <基本方針④>超高圧圧縮技術で海外市場においても存在感を示す企業となる。戦略④ コスト競争力のある海外サプライチェーンを利用した高圧圧縮技術の提供 <共通戦略>戦略⑤-1 設計・製造の生産性向上戦略⑤-2 新基幹システムとBOM導入による業務効率化戦略⑤-3 TQMによる製品品質・サービスの向上戦略⑤-4 従業員エンゲージメントを高める経営戦略⑤-5 SDGsへの取り組み強化 (2)経営数値計画 当社は、企業価値向上を重要な経営課題の一つと考えており、そのため売上高・営業利益・純利益の他、ROE(自己資本利益率)を重要な経営指標と位置づけ、「2023中期経営計画」の最終年度である2025年度の計数を定めておりました。しかしながら、中期経営計画策定時には想定していなかった水素ステーションの普及の遅れ等の一方でアフターサービスが近年伸長していることなどを踏まえ、2025年度の業績予想については以下のとおり変更いたします。 経営指標2025年度(新)2025年度(旧)売上高71億円75億円営業利益6.8億円6.5億円純利益5.1億円4.5億円ROE6.3%6.0% なお、上記の計数目標は、現時点で入手可能な情報に基づき算出しており、実際の業績は今後様々な要因により異なる可能性があります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要① 経営成績の状況当事業年度におけるわが国経済は、経済活動の正常化に伴い一部に足踏みが残るものの、総じて緩やかな回復基調で推移いたしました。その一方で、ウクライナ・中東情勢を始め、米国の関税引き上げ政策や米中貿易摩擦の再燃などの地政学リスクの高まり等から依然として景気下振れへの懸念はぬぐい切れず、先行きは不透明な状況が続いております。日銀短観(2025年3月調査)によれば、2024年度の設備投資計画(全規模・全産業)は前年度8.1%増と前回12月調査(9.7%増)からやや下方修正されたものの、引き続き堅調な投資計画で推移をしております。このような状況下、当事業年度における当社業績は、CO2回収設備向け圧縮機の大口案件をはじめとするカーボンニュートラル市場での販売が増加したものの、水素市場における販売が伸び悩んでおり、また海外石油化学プラント向け圧縮機の販売が減少していることから、売上高が前年同期比3.5%減の7,003百万円となりました。一方、アフターサービス事業が堅調に推移していることや、原価低減への取り組みを推進したことで売上総利益は前年同期比3.7%増の2,035百万円となりました。しかしながら、OA機器の大量入れ替えやP2Gシステム関連の研究開発費が増加したこと等により、販売費及び一般管理費が前年同期比18.4%増の1,415百万円となったことで、営業利益は前年同期比19.2%減の620百万円となり、経常利益は前述したP2Gシステム関連の開発に対する助成金収入があったことで、前年同期比6.0%減の769百万円となりました。また、当期純利益は賃上げ促進税制の影響により法人税等が減少したことで前年同期比0.1%増の578百万円となりました。 ② 財政状態の状況当事業年度末の総資産は、11,559百万円で前事業年度末に比べ250百万円減少しました。この主な要因は、売掛金の増加318百万円及び固定資産合計の増加228百万円があったものの、電子記録債権の減少661百万円及び契約資産の減少219百万円があったことによります。当事業年度末の負債は、3,740百万円で前事業年度末に比べ762百万円減少しました。この主な要因は、電子記録債務の減少306百万円、未払法人税等の減少105百万円、未払消費税等の減少106百万円及び契約負債の減少212百万円があったことによります。当事業年度末の純資産は、7,818百万円で前事業年度末に比べ512百万円増加しました。この主な要因は、剰余金の配当66百万円及び当期純利益の計上578百万円により、利益剰余金が512百万円増加したことによります。以上の結果、自己資本比率は67.6%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況当事業年度末における現金及び現金同等物は1,672百万円で、前事業年度末に比べ148百万円の増加となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、増加した資金は542百万円であります(前年同期は842百万円の増加)。この増加は主に、仕入債務の減少額514百万円及び法人税等の支払額354百万円があったものの、税引前当期純利益の計上768百万円及び売上債権の減少額579百万円があったことによります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果、減少した資金は245百万円であります(前年同期は155百万円の減少)。この減少は主に、有形固定資産の取得による支出165百万円及び無形固定資産の取得による支出83百万円があったことによります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果、減少した資金は148百万円であります(前年同期は134百万円の減少)。この減少は主に、長期借入金の返済による支出78百万円及び配当金の支払額66百万円があったことによります。 ④ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当事業年度における生産実績は、次のとおりであります。セグメントの名称生産高(千円)前年同期比(%)圧縮機事業7,017,853△2.2(注) 金額は、販売価格によっております。 b.受注実績 当事業年度における受注実績は、次のとおりであります。セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)圧縮機事業8,404,14216.86,121,32829.7 c.販売実績 当事業年度における販売実績は、次のとおりであります。セグメントの名称販売高(千円)前年同期比(%)圧縮機事業7,003,943△3.5(注) 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先前事業年度当事業年度金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)岩谷瓦斯株式会社1,031,71914.2617,6328.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社の当事業年度の経営成績は、水素市場における販売の伸び悩み等から売上高は前年同期と比較し減収となりました。一方で、アフターサービス事業の堅調な推移や賃上げ促進税制の影響等により、当期純利益は前年同期比横ばいの結果となりました。詳細は前述の「第2 事業の状況 4〔経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」をご確認ください。 当事業年度の目標として、売上高68億円、経常利益5.9億円、純利益4.0億円、ROE5.4%を設定しており、全ての項目において目標を上回りました。これは前述した前年同期比同様、アフターサービス事業の堅調な推移や賃上げ促進税制の影響等が大きく寄与しております。 また当社は、翌事業年度である2026年3月期を最終年度とする「2023中期経営計画」を推進中であり、「KAJI 2030VISION」で明確にした「2030年のありたい姿」「基本方針」をバックキャスティングして策定した基本方針と戦略を着実に実行することで、経営目標の達成を目指しております。しかしながら、水素ステーションの新規建設数が鈍化するなどの外部要因の影響もあり、さらなる販売増加は難しい状況にあります。詳細につきましては「第2 事業の状況 1〔経営方針、経営環境及び対処すべき課題等〕 (2)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題等 2.中期経営計画(2023年度~2025年度)」をご参照ください。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社は、運転資金及び設備資金の調達につきましては、基本的には営業活動によるキャッシュ・フローを財源としますが、設備投資等の比較的大きな資金需要に対応する場合は、余剰資金もしくは金融機関からの借入によって対応する方針です。資金調達を行う際は、期間や市場金利等、また自己資本比率、ROEといった財務指標への影響度を総合的に判断しながら、最適な調達を実施します。 当事業年度においては、運転資金及び設備資金のほとんどを営業活動によるキャッシュ・フロー及び余剰資金でまかなっており、当事業年度末における現金及び預金の残高は1,672百万円であります。余剰資金は親会社である株式会社三井E&Sに対する預け金で運用しており、当事業年度末における残高は1,100百万円であります。金融機関からの有利子負債について、その主な利用用途は2022年度に竣工した総合組立工場の建設資金であり、当事業年度末における残高は1,365百万円となります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1〔財務諸表等〕 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

事業リスク

主要なリスクとして、原材料である鋼材や部材の価格高騰が収益を圧迫する可能性があります。また、製造過程での予期せぬ欠陥や不具合発生による品質問題、顧客企業の設備投資動向に左右される製品販売の変動リスクも挙げられます。さらに、競合他社との価格競争による製品販売価格の下落、製品の欠陥による製造物責任賠償リスク、専門的技術を持つ人材の確保・育成の遅れ、情報システムの障害や情報漏洩、そして自然災害や感染症の流行といった想定外の事象も経営成績に影響を与える可能性があります。

出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,925 文字
3【事業等のリスク】 当社の事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。当社はこれらリスク発生に対する予防策、ならびにリスクが発生した場合における対応策につき適切なる対応に努める所存であります。 なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)材料価格高騰に係るリスク 当社製品の主要原材料のひとつである鋼材や部材の調達価格が市況変動により高騰することで収益を圧迫し、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。従来から調達価格の変動はあるものの、現時点において当該リスクが経営成績等に重大な影響を及ぼす見込みはありませんが、新規調達先の開拓や調達仕様の見直しに取り組み、リスク低減に努めてまいります。 (2)品質問題に係るリスク 当社はISO9001にもとづいた品質管理体制のもと、当社製品およびサービスの提供に取り組んでおります。しかしながら、製造過程における予期せぬ欠陥あるいは不具合等の発生により、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。現時点においては、重大な不具合等は把握しておりませんが、品質管理体制の強化は重要な経営課題と位置づけており、今後も品質向上に注力することでリスク低減に努めてまいります。 (3)設備投資動向に係るリスク 当社が主に製造販売する特殊高圧圧縮機及びサービスの販売動向は、当社の顧客となる企業の設備投資状況に影響を受けます。当社は当該リスクに対し、各業界の設備投資動向を把握し新規の需要開拓や受注拡大に注力することで、リスク低減に努めてまいります。 (4)製品販売価格に係るリスク 当社は市場競争力を持つ差別化された製品を提供すべく研究開発に注力していますが、製品によっては他社との競合により受注価格の下落を招く場合もあり、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。従来から競合他社との価格競争にさらされておりますが、現時点において特殊な受注価格の下落等は把握しておらず、今後も市場ニーズに応じた付加価値の高い製品を提供することでリスク低減に努めてまいります。 (5)製品に係るリスク 当社は高圧ガス保安法に基づいた圧縮機をはじめ各種の圧縮機を製造しております。当社が製造・納入した製品において将来欠陥等により製造物責任の賠償を求められないという保証はありません。これらのリスクをカバーすべく製造物責任賠償保険に加入しておりますが、多額の賠償額が発生した場合には当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。これまで当該事象が発生したことはございませんが、前述のとおり品質管理体制を強化することでリスクを低減してまいります。 (6)人材の確保・育成に係るリスク 当社は高度な技術開発力および機械加工・研磨・切削等の精緻な技術力に支えられた製品を製作しております。これら技術に立脚した事業を維持するため、必要となる人材を採用・育成しておりますが、当社が必要とする専門的技術・知識・資格を持つ人材の採用・育成が計画通りに進まない場合には当社の競争力が低下し経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。現在、賃金・評価制度の改革を推進するとともに、教育制度改革にも着手しており、今後もさらなるリスク低減に向けた取り組みを実施してまいります。 (7)情報システムに係るリスク 当社の事業活動において、情報システムの利用とその重要性は増大しており、当社は情報セキュリティ強化のため、PC・サーバーの脆弱性対策や情報保存媒体の使用制限を設けるなど、情報漏洩リスクの軽減に努めております。しかしながら、コンピュータウイルスその他の要因によって情報システムの機能に支障が生じた場合には、正常な事業遂行が難しくなり、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。現時点までに重大なシステム障害や情報漏洩は発生しておりませんが、今後も従業員教育を含め、さらなる情報セキュリティの強化を目指してまいります。 (8)自然災害等に係るリスク 地震等大規模な自然災害や新型コロナウイルス感染症に代表される未知の感染症の流行等、想定を超えた事象が発生した場合には、当社の事業遂行に直接的または間接的な影響が生じ、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。当社は上述した外部環境の変化に備え経営体質の強化を図るとともに、従業員安否確認システムの導入や災害対応マニュアルの策定等の対応を進めることで、当該リスクの低減に努めてまいります。

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