経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社は「企業の永続的な発展を追究し、適正な利益を確保することにより、企業を取巻く利害関係者と共に成長する企業を目指して、薄膜技術で世界の産業科学に貢献する。」ことを経営理念とし、①社員の創造性を重視し、常に独創的な薄膜技術を世界の市場に送る。②直販体制を採用し、ユーザーニーズに対応した製品をタイムリーに提供する。③事業が社会に果たす役割を積極的に認識し、高い付加価値を目標とし、株主、取引先、役員、従業員に対し、適切な成果の配分をする。を経営方針に掲げ、事業を展開しております。 (2)経営環境及び優先的に対処すべき課題等今後の経済環境につきましては、世界経済は米国の関税政策の影響や継続する地政学的なリスクへの懸念などにより緩やかな成長にとどまると見込まれます。一方、当社の製造装置利用目的の多くを占める半導体分野においては、AI関連投資への需要を中心に引き続き堅調に推移するものと見られております。このような中にあって、当社は、「薄膜技術で世界の産業科学に貢献する」という経営理念のもと、研究開発型企業として成長してきた高度な技術力に更に磨きをかけると同時に、蓄積した技術を生産機市場で活かすことで、事業規模の拡大を図っております。加えて、当社のコアテクノロジーである「薄膜技術」は医療、バイオ、環境といったライフサイエンス及びエネルギー分野に活かすことが可能であり、中期的には当社の新規事業、新分野として成長させることを目指し事業を展開してまいります。このような環境の下、新たな中期経営計画 第47期~第49期(2025年8月1日~2028年7月31日)を策定し、以下の重点課題に取り組み事業計画の達成に努めております。 ① 新しいプロセス及び新規装置の開発、販売お客さまが必要とされる様々な開発ニーズにお応えできるよう、当社で製造する装置の性能向上に努め、他社と差別化した独自の材料やプロセスを用いた開発に取り組んでまいります。日々新しく生み出される化合物半導体及び電子部品分野における多様な顧客要望に応える新規装置やプロセスの開発も行ってまいります。 ② 生産機販売の強化強みである研究開発向けの販売に引き続き注力することに加え、更なる企業成長を目指し、生産機(電子部品メーカーなどの生産現場での稼働を目的とする装置)向けの販売の強化にも力を入れます。生産向けのお客さまのニーズやご要望に精通した専任担当を任命し、製品の製造にあった適切な装置・プロセスの提案を通じてお客さまニーズの実現に協力いたします。また、生産機の販売増加に伴い増大する部品・メンテナンスの需要にお応えできるようアフターサービス体制の強化も行ってまいります。これにより、装置と部品・メンテナンスの相乗効果を創出し、持続的な売上拡大を目指してまいります。 ③ 海外販売の拡大新たな市場開拓のため、将来の成長期待の高い海外への事業展開を積極的に行っております。現地の営業・サービス人員を強化するとともに、本社からのサポート体制を充実させ、海外市場の開拓を図っていきます。引き続き、北米、台湾、中国、韓国のシェアを拡大しながら、欧州、インド等の新たなマーケットの開拓により、海外売上高比率50%以上を目指してまいります。 ④ 生産体制の拡充売上高の増加に対応し、生産体制の充実を行います。当社の製造に関しては、自社の企画設計により協力会社に製造を委託し、製品出荷前に調整、性能・品質検査を行い販売しております。自社建物に関しても、既存施設のレイアウトを見直し効率化することで生産能力の増強を計画しています。更に、工程の見直しによる生産の平準化などを通じて、設備の稼働効率の向上を図ります。⑤ 更なる成長に向けた人員育成・活躍の実現当社にとって最大の資産は人材であります。既存の人材を強化・育成し、新たに優秀な人材を獲得することが当社の企業価値を決定し、成長の大きな原動力となります。人事制度の見直しや評価システムの整備を行い、社員に魅力ある環境を整備しております。 ⑥ サステナビリティへの取り組み当社はサステナビリティ経営を推進するために、2022年8月に社長を委員長とする「ESG委員会」を設立いたしました。同委員会では、装置のCO2排出量抑制をはじめとする環境負荷低減に向けた各種施策を検討・実施しております。また、2006年6月に制定した「サムコ環境方針」※を遵守し、装置の設計にあたっては、省エネ効果の高い部材を使用することを進めるなど、製品の環境負荷低減にも継続して取り組んでまいります。 ※「サムコ環境方針」1) 環境方針の周知徹底環境方針を全社員に周知します。また、協力会社へも周知し、理解と協力を要請します。2) 環境教育を推進し、全社員の環境意識の向上を図ります。3) 環境関連法規の遵守法規制、条例およびその他の要求事項を遵守します。4) 環境重視の製品開発環境に調和するプロセス開発に取り組むとともに、それを活かした製品においては、製造から廃棄に至るまでを考慮した環境負荷軽減型の製品開発に努めます。5) グリーン調達調達する原材料、部品について、環境影響を考慮するよう調達先に働きかけます。6) 環境負荷の軽減エネルギーの効率的な利用および3R(リデュース・リユース・リサイクル)に積極的に取り組み、環境負荷の軽減に努めます。7) 全てのサムコ製品は省エネルギー、省スペースを基本に製造・販売を行い、環境負荷の軽減に努めます。 (3)目標とする経営指標当社は中期的にも収益力の高い企業であり続けようと考えており、装置製造原価率(装置製造原価/販売価格)及び売上高営業利益率を重要な経営指標として管理しております。また、海外販売の拡大に取り組んでおり、中期的には海外売上高比率を50.0%以上に引き上げる方針であります。なお、前中期経営計画 第44期~第46期(2022年8月1日~2025年7月31日)では、装置製造原価率50.0%未満、売上高営業利益率20.0%以上としておりましたが、新たな中期経営計画では、収益力の更なる強化を図り、装置製造原価率を45.0%未満に引き下げ、売上高営業利益率を25.0%以上に引き上げております。 株主、取引先、従業員等のステークホルダーにとって魅力ある企業を目指し、成長力と収益力の向上を図り、適切な利益配分により企業価値の向上を目指してまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社は「企業の永続的な発展を追究し、適正な利益を確保することにより、企業を取巻く利害関係者と共に成長する企業を目指して、薄膜技術で世界の産業科学に貢献する。」ことを経営理念とし、①社員の創造性を重視し、常に独創的な薄膜技術を世界の市場に送る。②直販体制を採用し、ユーザーニーズに対応した製品をタイムリーに提供する。③事業が社会に果たす役割を積極的に認識し、高い付加価値を目標とし、株主、取引先、役員、従業員に対し、適切な成果の配分をする。を経営方針に掲げ、事業を展開しております。 (2)経営環境及び優先的に対処すべき課題等今後の経済環境につきましては、世界経済は米国の関税政策の影響や継続する地政学的なリスクへの懸念などにより緩やかな成長にとどまると見込まれます。一方、当社の製造装置利用目的の多くを占める半導体分野においては、AI関連投資への需要を中心に引き続き堅調に推移するものと見られております。このような中にあって、当社は、「薄膜技術で世界の産業科学に貢献する」という経営理念のもと、研究開発型企業として成長してきた高度な技術力に更に磨きをかけると同時に、蓄積した技術を生産機市場で活かすことで、事業規模の拡大を図っております。加えて、当社のコアテクノロジーである「薄膜技術」は医療、バイオ、環境といったライフサイエンス及びエネルギー分野に活かすことが可能であり、中期的には当社の新規事業、新分野として成長させることを目指し事業を展開してまいります。このような環境の下、新たな中期経営計画 第47期~第49期(2025年8月1日~2028年7月31日)を策定し、以下の重点課題に取り組み事業計画の達成に努めております。 ① 新しいプロセス及び新規装置の開発、販売お客さまが必要とされる様々な開発ニーズにお応えできるよう、当社で製造する装置の性能向上に努め、他社と差別化した独自の材料やプロセスを用いた開発に取り組んでまいります。日々新しく生み出される化合物半導体及び電子部品分野における多様な顧客要望に応える新規装置やプロセスの開発も行ってまいります。 ② 生産機販売の強化強みである研究開発向けの販売に引き続き注力することに加え、更なる企業成長を目指し、生産機(電子部品メーカーなどの生産現場での稼働を目的とする装置)向けの販売の強化にも力を入れます。生産向けのお客さまのニーズやご要望に精通した専任担当を任命し、製品の製造にあった適切な装置・プロセスの提案を通じてお客さまニーズの実現に協力いたします。また、生産機の販売増加に伴い増大する部品・メンテナンスの需要にお応えできるようアフターサービス体制の強化も行ってまいります。これにより、装置と部品・メンテナンスの相乗効果を創出し、持続的な売上拡大を目指してまいります。 ③ 海外販売の拡大新たな市場開拓のため、将来の成長期待の高い海外への事業展開を積極的に行っております。現地の営業・サービス人員を強化するとともに、本社からのサポート体制を充実させ、海外市場の開拓を図っていきます。引き続き、北米、台湾、中国、韓国のシェアを拡大しながら、欧州、インド等の新たなマーケットの開拓により、海外売上高比率50%以上を目指してまいります。 ④ 生産体制の拡充売上高の増加に対応し、生産体制の充実を行います。当社の製造に関しては、自社の企画設計により協力会社に製造を委託し、製品出荷前に調整、性能・品質検査を行い販売しております。自社建物に関しても、既存施設のレイアウトを見直し効率化することで生産能力の増強を計画しています。更に、工程の見直しによる生産の平準化などを通じて、設備の稼働効率の向上を図ります。⑤ 更なる成長に向けた人員育成・活躍の実現当社にとって最大の資産は人材であります。既存の人材を強化・育成し、新たに優秀な人材を獲得することが当社の企業価値を決定し、成長の大きな原動力となります。人事制度の見直しや評価システムの整備を行い、社員に魅力ある環境を整備しております。 ⑥ サステナビリティへの取り組み当社はサステナビリティ経営を推進するために、2022年8月に社長を委員長とする「ESG委員会」を設立いたしました。同委員会では、装置のCO2排出量抑制をはじめとする環境負荷低減に向けた各種施策を検討・実施しております。また、2006年6月に制定した「サムコ環境方針」※を遵守し、装置の設計にあたっては、省エネ効果の高い部材を使用することを進めるなど、製品の環境負荷低減にも継続して取り組んでまいります。 ※「サムコ環境方針」1) 環境方針の周知徹底環境方針を全社員に周知します。また、協力会社へも周知し、理解と協力を要請します。2) 環境教育を推進し、全社員の環境意識の向上を図ります。3) 環境関連法規の遵守法規制、条例およびその他の要求事項を遵守します。4) 環境重視の製品開発環境に調和するプロセス開発に取り組むとともに、それを活かした製品においては、製造から廃棄に至るまでを考慮した環境負荷軽減型の製品開発に努めます。5) グリーン調達調達する原材料、部品について、環境影響を考慮するよう調達先に働きかけます。6) 環境負荷の軽減エネルギーの効率的な利用および3R(リデュース・リユース・リサイクル)に積極的に取り組み、環境負荷の軽減に努めます。7) 全てのサムコ製品は省エネルギー、省スペースを基本に製造・販売を行い、環境負荷の軽減に努めます。 (3)目標とする経営指標当社は中期的にも収益力の高い企業であり続けようと考えており、装置製造原価率(装置製造原価/販売価格)及び売上高営業利益率を重要な経営指標として管理しております。また、海外販売の拡大に取り組んでおり、中期的には海外売上高比率を50.0%以上に引き上げる方針であります。なお、前中期経営計画 第44期~第46期(2022年8月1日~2025年7月31日)では、装置製造原価率50.0%未満、売上高営業利益率20.0%以上としておりましたが、新たな中期経営計画では、収益力の更なる強化を図り、装置製造原価率を45.0%未満に引き下げ、売上高営業利益率を25.0%以上に引き上げております。 株主、取引先、従業員等のステークホルダーにとって魅力ある企業を目指し、成長力と収益力の向上を図り、適切な利益配分により企業価値の向上を目指してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 (1)経営成績等の状況の概要① 経営成績の状況当事業年度における世界経済は、各国の通商政策等の影響や中国の景気減速懸念等を受けて不透明感が増す状況が続きましたが、欧米での経済活動は底堅く推移し、全体では緩やかな経済成長を示しました。半導体等電子部品業界におきましては、自動車向け市場では、電気自動車(EV)の成長鈍化に伴う需要低迷が見受けられましたが、AI関連投資が盛んとなり、データセンター向け半導体需要等の全般的成長が継続しました。その結果、国内売上高は5,755百万円(前期比30.6%増)、海外売上高は3,586百万円(前期比5.5%減)となり、海外売上高比率は38.4%となりました。また、当事業年度の受注高は9,104百万円(前期比11.8%増)となり、当事業年度末の受注残高は5,124百万円(前期比4.4%減)となりました。以上の結果、当事業年度における業績は、売上高が9,342百万円(前期比13.9%増)、営業利益は2,342百万円(前期比16.1%増)、経常利益は2,373百万円(前期比13.6%増)、当期純利益は1,697百万円(前期比15.3%増)となりました。主な品目別の売上高は、次のとおりであります。なお、当社は半導体等電子部品製造装置の製造及び販売事業の単一セグメントであるためセグメント毎の記載はしておりません。(CVD装置)「化合物半導体分野」ではデータセンター向け半導体レーザー用途、「シリコン半導体分野」ではシリコンフォトニクス用途などでの販売があり、1,799百万円(前期比10.2%増)となりました。(エッチング装置)「化合物半導体分野」では半導体レーザーやマイクロLED用途、「シリコン半導体分野」では欠陥解析用途、「電子部品分野」では量子デバイス用途などでの販売があり、5,503百万円(前期比17.8%増)となりました。(洗浄装置)「電子部品分野」や「ヘルスケア関連分野」の各種表面処理用途などでの販売があり、685百万円(前期比13.2%増)となりました。(部品・メンテナンス)既存装置のメンテナンスや部品販売などの回復傾向が見られ、1,354百万円(前期比4.7%増)となりました。 ② 財政状態の状況(流動資産)当事業年度末における流動資産の残高は、12,521百万円で前事業年度末に比べ1,333百万円増加いたしました。(固定資産)当事業年度末における固定資産の残高は、5,252百万円で前事業年度末に比べ324百万円増加いたしました。(流動負債)当事業年度末における流動負債の残高は、3,214百万円で前事業年度末に比べ381百万円増加いたしました。(固定負債)当事業年度末における固定負債の残高は、1,000百万円で前事業年度末に比べ18百万円増加いたしました。(純資産)当事業年度末における純資産の残高は、13,558百万円で前事業年度末に比べ1,258百万円増加いたしました。自己資本比率は76.3%と前事業年度末と同率になりました。③ キャッシュ・フローの状況当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ384百万円増加し、5,022百万円(前事業年度末比8.3%増)となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は1,206百万円(前期に得られた資金は1,642百万円)となりました。その主な内容は、売上債権及び契約資産の増加が946百万円、法人税等の支払額が641百万円に対して、税引前当期純利益が2,373百万円、仕入債務の増加が115百万円であったことによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は414百万円(前期に使用した資金は292百万円)となりました。その主な内容は、定期預金の払戻による収入が2,677百万円に対して、定期預金の預入による支出が2,689百万円、有形固定資産の取得による支出が406百万円であったことによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は404百万円(前期に使用した資金は103百万円)となりました。その主な内容は、配当金の支払額が361百万円、長期借入金の返済による支出が39百万円であったことによるものであります。 (2)生産、受注及び販売の実績当社は、半導体等電子部品製造装置の製造及び販売事業の単一セグメントであるため、生産、受注及び販売の実績については、当社の品目別に記載しております。 ① 生産実績当事業年度の生産実績を品目別に示すと、次のとおりであります。品目別当事業年度(自 2024年8月1日至 2025年7月31日)前年同期比(%)CVD装置(千円)1,547,12988.9エッチング装置(千円)5,182,483112.0洗浄装置(千円)643,763182.4部品・メンテナンス(千円)1,491,553107.1合計(千円)8,864,930109.3(注) 金額は販売価格によっております。 ② 受注実績当事業年度の受注実績を品目別に示すと、次のとおりであります。品目別受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)CVD装置1,284,57670.1834,04661.8エッチング装置5,718,560120.73,743,102106.1洗浄装置788,315205.3205,125199.9部品・メンテナンス1,313,144110.1342,02189.3合計9,104,596111.85,124,29595.6(注) 金額は販売価格によっております。③ 販売実績当事業年度の販売実績を品目別に示すと、次のとおりであります。品目別当事業年度(自 2024年8月1日至 2025年7月31日)前年同期比(%)CVD装置(千円)1,799,245110.2エッチング装置(千円)5,503,032117.8洗浄装置(千円)685,782113.2部品・メンテナンス(千円)1,354,220104.7合計(千円)9,342,282113.9(注) 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、100分の10未満のため記載を省略しております。 (3)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。① 財政状態の分析(流動資産)当事業年度末における流動資産の残高は、12,521百万円で前事業年度末に比べ1,333百万円増加いたしました。電子記録債権が213百万円減少した一方、売掛金が766百万円、契約資産が398百万円、現金及び預金が391百万円増加したのが主な要因であります。(固定資産)当事業年度末における固定資産の残高は、5,252百万円で前事業年度末に比べ324百万円増加いたしました。投資有価証券が108百万円減少した一方、建設仮勘定が362百万円、繰延税金資産が62百万円増加したのが主な要因であります。(流動負債)当事業年度末における流動負債の残高は、3,214百万円で前事業年度末に比べ381百万円増加いたしました。買掛金が115百万円、未払消費税等が97百万円、未払法人税等が68百万円増加したのが主な要因であります。(固定負債)当事業年度末における固定負債の残高は、1,000百万円で前事業年度末に比べ18百万円増加いたしました。長期借入金が39百万円減少した一方、退職給付引当金が44百万円、役員退職慰労引当金が11百万円増加したのが主な要因であります。(純資産)当事業年度末における純資産の残高は、13,558百万円で前事業年度末に比べ1,258百万円増加いたしました。その他有価証券評価差額金が76百万円減少した一方、繰越利益剰余金が1,335百万円増加したのが主な要因であります。自己資本比率は76.3%と前事業年度末と同率になりました。② 経営成績の分析当事業年度の売上高、売上総利益、販売費及び一般管理費、営業利益、経常利益、特別利益及び特別損失、当期純利益の詳細は以下のとおりであります。(売上高)売上高は前事業年度より13.9%増加し、9,342百万円となりました。国内売上高は前事業年度より30.6%増加し5,755百万円となり、海外売上高は前事業年度より5.5%減少し3,586百万円となりました。その結果、海外売上高比率は38.4%となりました。(売上総利益)売上総利益は前事業年度より11.3%増加し、4,668百万円となりました。売上総利益率は、前事業年度より1.1ポイントダウンし、50.0%となりました。(販売費及び一般管理費)販売費及び一般管理費は前事業年度より6.9%増加し、2,325百万円となりました。(営業利益、経常利益)営業利益は前事業年度より16.1%増加し、2,342百万円となりました。経常利益は前事業年度より13.6%増加し、2,373百万円となりました。(特別利益及び特別損失)特別利益はありませんでした。特別損失はありませんでした。(当期純利益)当期純利益は前事業年度より15.3%増加し、1,697百万円となりました。 当事業年度の経営成績は前事業年度に比べ増収増益となりました。なお、業績の詳細、主な品目別の売上高の詳細については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ③ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)目標とする経営指標」に記載のとおり、装置製造原価率(装置製造原価/販売価格)、売上高営業利益率、海外売上高比率を中長期的な経営の重要指標としており、当事業年度における各指標等の実績及び中長期的な目標は次のとおりであります。今後についても、更なる原価低減、コスト低減に取り組みながら、海外販売の拡大を進めることで、引き続き中長期的な経営の重要指標の目標達成に努めてまいります。 第44期~第46期目標第46期実績第47期~第49期目標装置製造原価率50.0%未満46.1%45.0%未満売上高営業利益率20.0%以上25.1%25.0%以上海外売上高比率50.0%以上38.4%50.0%以上 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因や、当該要因への対応について「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性についての分析当社の運転資金需要のうち主なものは、材料費、労務費、外注費、諸経費や、販売費及び一般管理費等の費用であります。当社は、マーケットの設備投資需要の増減により、月次や四半期単位の売上高の変動が大きくなる傾向があり、製品の製造に必要な資金需要が一時的に増加する可能性があります。その変動に対して機動的に対処できるよう、常に潤沢な手元資金を確保しております。投資を目的とした資金需要は、主に技術開発、生産拠点及び機械装置等の設備投資によるものであります。当社の運転資金及び設備投資資金は主として自己資金によって賄っており、必要に応じて借入れによる資金調達を実施しております。当社の資金状況は、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高が前事業年度末に比べ384百万円増加し、5,022百万円(前事業年度末比8.3%増)となりました。キャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。なお、直近5事業年度におけるキャッシュ・フロー指標の推移は、次のとおりであります。 第42期第43期第44期第45期第46期自己資本比率 (%)78.075.275.376.376.3時価ベースの自己資本比率 (%)204.0168.7288.8212.8129.4債務償還年数 (年)1.40.8-0.70.9インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)140.8303.5-360.9160.5(注) 1.各指標は、下記の基準で算出しております。・自己資本比率:自己資本/総資産・時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産・債務償還年数:有利子負債/営業キャッシュ・フロー・インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い2.第44期の債務償還年数及びインタレスト・カバレッジ・レシオは、営業キャッシュ・フローがマイナスであるため記載しておりません。 ⑥ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。当社は、財務諸表の作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。当社の財務諸表で採用する重要な見積りは、「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計方針)」に記載のとおりであります。