研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
|---|---|---|
| 2025-03 | - | 21 |
| 2024-03 | - | 8 |
| 2023-03 | - | 12 |
| 2022-03 | - | 16 |
| 2021-03 | - | 13 |
研究開発活動(本文)
FY2025|1,354 文字
6 【研究開発活動】昨今、環境汚染や労働環境問題など地球規模の課題が山積する市場環境を背景に、サステナブルなビジネスモデルへの転換が急速に広がりつつあります。当社ではこのような局面をビジネスチャンスと捉え、サプライチェーン全体を見据えた製品・ソリューションの提案をはじめ、ホールガーメント横編機やデザインシステムの開発に注力することで、持続可能な生産と消費を実現するサステナブルなモノづくりを訴求しています。当連結会計年度における研究開発費の総額は、3,752百万円であります。当社の研究開発活動は、開発課題に対応したプロジェクトを必要に応じてフレキシブルに編成して取り組んでいることから、研究開発費をセグメント別に関連付けることは困難であるため、記載しておりません。当連結会計年度における主な研究開発活動の概要は次のとおりであります。当社グループのコア・ビジネスである横編機分野では、ホールガーメント横編機や新型超立体マルチロール横編機など、市場にマッチした付加価値を高める新製品や、アパレル・ファッション業界以外の新規市場開拓を実現する機種の開発に注力しています。また、徹底したコストダウンと顧客のニーズを超えるサービスを創出し、競合他社を凌駕する製品の開発を目指します。アパレル・ファッション業界のサプライチェーンにおける課題解決には、業界全体のDXを推進することが必須です。当社では、デザインシステム「SDS®-ONE APEXシリーズ」を核として、糸など素材の調達からリサイクルまで幅広く対応する各種WEBサービスと組み合わせたソリューションを提案しております。また、AIを活用したデザインシステムの開発にも注力し、より操作性の高い製品・サービスの提供を目指します。自動裁断機分野では、新型自動裁断機「P-CAM®R」の高精細な裁断性能が、世界最高水準であると好評を得ております。横編機と自動裁断機、ニットと布帛の両方を扱える世界唯一のメーカーであるという強みを活かした開発を進めるとともに、積極的な投資により販売ルートおよびアフターサービス網の拡充に取り組みます。ニット編成面の開発を行うトータルデザインセンターでは、最先端の横編み技術を駆使し、ホールガーメントをはじめとした種々のニットサンプルの開発に取り組んでおります。最新機種である「SWG®-XR」や成型機「SES®-R」を中心に、機械特性を活かした柄や多様なデザインを取り入れたニットサンプル開発に加え、スポーツやメディカル、インテリア、産業資材などアパレル・ファッション業界以外のお客様の要望にもお応えできるニットサンプル開発を継続しています。また、当社ではこれまでアパレル・ファッション業界で培った経験を活かし、産学協同での研究開発や他社との連携強化を図ることで開発スピードを加速させ、さまざまな業界での課題解決を目指しています。以上のように、当社では「創造の力で未来に幸せを」のパーパスのもと、サプライチェーン全体における課題解決のための製品とソリューション開発に取り組んでおります。今後もアパレル・ファッション業界のみならず幅広い業界のサステナブルなモノづくりをサポートするとともに、 新たなビジネスの創出を目指してまいります。
FY2024|1,366 文字
6 【研究開発活動】当社の企業グループでは幅広く研究開発活動を行っており、当連結会計年度における研究開発費の総額は、3,340百万円であります。セグメントに関連付けた研究開発費については、当社の研究開発活動が開発課題に対応したプロジェクトを必要に応じてフレキシブルに編成して取り組んでいることから、セグメント別に関連付けることが困難であるため記載しておりません。当連結会計年度における主な研究開発活動の概要は次のとおりであります。昨今のファッション業界は、環境汚染や労働環境問題など地球規模の課題が山積していることを背景に、従来のビジネスモデルを大きく変革する取り組みが急速に広がりつつあります。当社ではこのような局面を、早くから提唱してきた 「適時・適品・適量・適所・適価」の「五適」モデルを確立するチャンスと捉え、サプライチェーン全体を見据えたソリューションの提案をはじめ、ホールガーメント横編機やデザインシステムの開発に注力することで、持続可能な生産と消費を実現するサステナブルなモノづくりを訴求しています。当社グループのコア・ビジネスである横編機分野では、市場にマッチした付加価値を高める新製品や、ファッション業界以外の新規市場開拓を実現する機種の開発とともに、徹底したコストダウンに取り組んでいます。また、顧客のニーズを超える製品やサービスを提供し、競合他社を圧倒する製品開発を目指しています。ファッション業界のサプライチェーンにおける課題解決を実現させるためには、業界全体のDX化が不可欠です。当社では、デザインシステム「SDS-ONE APEX」シリーズを核として、糸など素材の調達からリサイクルまでを対象に各種デジタルデータのWEBサービスと組み合わせたソリューションを提案し、サステナブルなモノづくりの開発に注力しています。一方、自動裁断機分野では、昨年市場投入した次世代自動裁断機「P-CAM R」がもつ高精細な裁断性能が世界トップレベルと好評を得ております。横編機と自動裁断機、ニットと布帛の両方を扱えるのは世界でも当社のみであり、その強みを活かした知恵と技術をもとに開発を進め、今後さらに機械性能を向上させた製品ラインアップを目指していきます。ニット編成面の開発を進めるトータルデザインセンターでは、最先端の横編み技術を駆使し、ホールガーメントをはじめとした種々のサンプルの開発に取り組みました。なかでも最新機種である「SWG-XR」やプロトタイプである成型機「SES-R」を中心に、機械特性を活かした柄など多様なデザインを取り入れたサンプル開発に加え、スポーツやメディカル、インテリア、産業資材などファッション業界にとどまらず、異業種のお客様の要望にもお応えできるサンプル開発を継続しています。また、当社ではこれまでファッション業界で培った経験を活かし、産学協同での研究開発や他社との連携強化を図ることで開発スピードを加速させ、さまざまな業界での課題解決を目指しています。以上のように、当社では創業以来、「Ever Onward ― 限りなき前進」の経営理念のもと、「創造性にもとづく独自の技術開発」を基本とし、顧客が当社に期待するものを追求し、製品およびノウハウを生み出すための研究開発に努めております。
FY2023|1,827 文字
6 【研究開発活動】当社の企業グループでは幅広く研究開発活動を行っており、当連結会計年度における研究開発費の総額は、3,893百万円であります。セグメントに関連付けた研究開発費については、当社の研究開発活動が開発課題に対応したプロジェクトを必要に応じてフレキシブルに編成して取り組んでいることから、セグメント別に関連付けることが困難であるため記載しておりません。当連結会計年度における主な研究開発活動の概要は次のとおりであります。コロナ禍を背景にファッション業界では、従来の大量生産型ビジネスモデルを見直しサステナビリティを意識した取り組みが急速に広がっています。世界中で環境負荷の低減が重要な課題となる中、当社では早くから提唱してきた「適時・適品・適量・適所・適価」の「五適」モデルを確立するチャンスと捉え、ホールガーメント横編機やデザインシステムの開発に加え、サプライチェーン全体を見据えたソリューションを提案し、持続可能な消費と生産を実現するサステナブルなもの創りを訴求しています。当社グループのコア・ビジネスである横編機分野では、「ホールガーメント事業の最強化」を達成するために新機種「SWG-XR」を開発しました。現行機の延長線上ではなく開発手法から見直し実現した当機は、スライドニードルの特徴を最大限に活かしつつ、これまで培ってきたシンカーニット技術を融合し、劇的に進化させたフラッグシップ機となります。商品の多様性が強まる中、生産性向上はもとより、ホールガーメント商品の制限をなくす多様化、オールシーズン化を実現し、ホールガーメントを新たなステージへと押し上げます。ニット製品の企画・デザインから生産・販売までサプライチェーンの効率化を実現させるためには、もの創りのDX化が不可欠であります。当社ではデザインシステム「SDS-ONE APEX」シリーズを核として「yarnbank」や「SHIMA Datamall」など糸データや各種デジタルデータのWEBサービスと組み合わせたソリューションの提案に注力しており、お客様のお困りごとの解決とサステナブルなもの創りを目指した開発を進めております。また、デザインソフトウェア「APEXFiz」では、高精細なバーチャルサンプルを販売促進に活用するため、バーチャルファッションショーや消費者に新たな顧客体験を提供できるクロスリアリティ技術を開発しています。自動裁断機の「P-CAM」シリーズでは、「世界一の裁断技術への挑戦」をコンセプトに従来機の基本設計を一新した「P-CAM R」を開発しました。お客様が抱える課題を徹底的に分析し、新たなテクノロジーを駆使することで裁断品質の向上を実現するとともに、グローバル市場に向け、裁断工程における環境負荷を低減し、生産性をさらに向上させました。また、IoTによりクラウド経由で稼働状況を可視化できるとともに、ユーザーの操作性の向上、メンテナンスの容易化を実現させました。手袋靴下編機では、さらなる商品力向上を目指した新機種、全自動パイル手袋編機「SPG-R」を開発しました。当機は、新しい電子選択シンカー方式や自走式キャリアなど多くの最新機能の搭載により優れたパフォーマンスを実現させることに加え、メンテナンス性や編成効率化などお客様の使いやすさも桁違いに向上しています。ニット編成面の開発を進めるトータルデザインセンターでは、最先端の横編み技術を駆使し、ホールガーメントをはじめとした種々のサンプルの開発に取り組みました。なかでも新機種「SWG-XR」では、シンカーニット技術を取り入れた柄や、機械特性を活かした柄など多様なデザインを取り入れたサンプル開発に加え、スポーツやメディカル、インテリア、産業資材などファッション業界にとどまらず、異業種のお客様のご要望にもお応えできるサンプルの開発も継続しています。さらに市場の変化に対応し、サステナブル素材を採用したサンプル開発や企画から生産・販売までのサプライチェーン全体を一貫してサポートし、サステナブルなもの創りを推進していけるソリューションの開発にも注力しました。以上のように、当社では創業以来、「Ever Onward ― 限りなき前進」の経営理念のもと、「創造性にもとづく独自の技術開発」を基本とし、顧客が当社に期待するものを追求し、製品およびノウハウを生み出すための研究開発に努めております。
FY2022|1,533 文字
5 【研究開発活動】当社の企業グループでは幅広く研究開発活動を行っており、当連結会計年度における研究開発費の総額は、3,389百万円であります。セグメントに関連付けた研究開発費については、当社の研究開発活動が開発課題に対応したプロジェクトを必要に応じてフレキシブルに編成して取り組んでいることから、セグメント別に関連付けることが困難であるため記載しておりません。当連結会計年度における主な研究開発活動の概要は次のとおりであります。ファッション業界では、業界全体にSDGs(持続可能な開発目標)をはじめとするサステナブルな取り組みが広がってきています。当社においては、ホールガーメント横編機と高精細な3次元バーチャルサンプルを生み出すデザインシステムを活用した「トータルファッションシステム」を核として持続可能な消費と生産を実現するサステナブルなもの創りを業界に対して訴求しています。当社グループのコア・ビジネスである横編機分野では、ホールガーメント横編機の新機種「SWG-XR」を開発。当社が独自開発したスライドニードルの特徴を最大限に活かし、これまで培ってきたシンカーニット技術を融合させることで生産性の向上はもとより、デザインの多様化に対応しオールシーズンでも活躍できる機種として劇的に進化させました。さらにアパレル業界以外もターゲットにする機種の開発やニット製品のもの創りにおける自動化、省人化ニーズに対応するソリューションの開発も引き続き進めております。ニット製品の企画から生産、販売にいたるサプライチェーンの短縮化やサステナビリティを実現させるためにはもの創りにおけるデジタル化が不可欠であり、デザインシステム「SDS-ONE APEX4」、デザインソフトウェア「APEXFiz」では、バーチャルサンプル作成のシミュレーション機能の高速化、高精細化やホールガーメント製品の普及に向けた機能向上に取り組んでおります。当期は「APEXFiz」に新たに自動裁断機に対応したアパレルCADシステム「APEXFiz PGM」が加わりました。また、自動裁断機の「P-CAM」シリーズでは、裁断精度の向上を軸に取り組んできました。そして延反からラベリング、裁断、ピックアップまでの流れを一元化した「Shima Cutting Solution」を深化させ、生産性向上や省人化につながる開発を行ってきました。当期は、タオル業界が抱える生産性向上と自動化の課題を解決する自動タオル裁断機「SATC90」を発表しました。手袋靴下編機についても開発コンセプトを明確にし、新たな製品開発に取り組んでおります。ニット編成面の開発を進めるトータルデザインセンターでは、最先端の横編み技術を駆使し、ホールガーメントサンプルの開発に取り組みました。なかでも新機種「SWG-XR」の発表に合わせ、シンカーニット技術を取り入れた柄や、機械特性を発揮したレース調の柄等、多様なデザインを取り入れたサンプル開発を行いました。また、ファッション業界にとどまらず、スポーツやメディカル、インテリア業界、産業資材など異業種への提案を行うためのサンプル開発も継続しています。さらに市場の変化に対応し、サステナブル素材を採用したサンプル開発や当社の糸データ検索WEBサービス「yarnbank」を活用しバーチャルサンプルを用いたサステナブルなもの創りの開発にも注力しました。以上のように、当社では創業以来、「Ever Onward ― 限りなき前進」の経営理念のもと、「創造性にもとづく独自の技術開発」を基本とし、顧客が当社に期待するものを追求し、製品及びノウハウを生み出すための研究開発に努めております。
FY2021|1,418 文字
5 【研究開発活動】当社の企業グループにおきまして幅広く研究開発活動を行っており、当連結会計年度における研究開発費の総額は、3,310百万円であります。セグメントに関連付けた研究開発費については、当社の研究開発活動が開発課題に対応したプロジェクトを必要に応じてフレキシブルに編成して取り組んでおり、セグメント別に関連付けることが困難であるため記載しておりません。当連結会計年度における主な研究開発活動の概要は次のとおりであります。ファッション業界は、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けておりますが、業界全体にSDGs(持続可能な開発目標)やサステイナブルをテーマに取り組みが広がってきています。当社も業界に対して、ホールガーメント横編機と高精細な3次元バーチャルサンプルを生み出すデザインシステムを活用した「トータルファッションシステム」で持続可能な消費と生産を実現するサステイナブルなモノづくりを訴求しています。当社グループのコア・ビジネスである横編機分野では、編地のバリエーションを増やし、付加価値を高める機種、機能の開発に取り組み、競合他社を圧倒する製品開発を目指しています。また、ニット製品のモノづくりにおける自動化、省人化のニーズに対応するためソリューションの開発も進めています。ニット製品の企画から生産におけるサプライチェーンの短縮化やサステイナブルを実現させるためにはモノづくりにおけるデジタル化が不可欠となっており、その核となるデザインシステム「SDS-ONE APEX4」では、バーチャルサンプル作成のシミュレーション機能の高速化、高精細化など機能向上に取り組みました。そして自社のみならず産学協同での開発や外部リソースを活用し、開発スピードを加速させています。当期は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響からテレワーク等、新しい勤務形態が加速、定着しつつある中で、これらに対応できるデザインのソフトウェア「APEX Fiz」を開発、サブスクリプションサービスとして発表しました。ニット編成面の開発を進めるトータルデザインセンターでも、最先端の横編み技術を駆使し、ホールガーメントサンプルの開発を中心に行っており、これらの技術をファッション業界にとどまらず、スポーツやメディカル、インテリア業界、産業資材など異業種への提案を行うためのサンプル開発も継続しています。またホールガーメント製品の普及を加速させるために、素材開発にも取り組んでいます。一方、自動裁断機の「P-CAM」シリーズは、効率的な裁断の追求、裁断面の品質を向上させる機能開発などに取り組みました。また、延反からラベリング、そして裁断、ピックアップまでの流れを一元化した「Total Cutting Solution」では、ロボットアームとの連動による自動ピックアップなど、生産性向上や省人化につながる開発を継続しております。今後も性能の向上に加え、お客様の要望に合わせた開発を継続することで、アパレル業界のみならず、航空宇宙関連、自動車産業、産業資材など様々な業界への浸透を図ってまいります。以上のように、当社では創業以来、「Ever Onward ― 限りなき前進」の経営理念のもと、「創造性にもとづく独自の技術開発」を基本に、ハードウェア、ソフトウェアを開発し、常に顧客の立場に立った製品及びノウハウを生み出すための研究開発に努めております。
FY2020|1,252 文字
5 【研究開発活動】当社の企業グループにおきまして幅広く研究開発活動を行っており、当連結会計年度における研究開発費の総額は、3,675百万円であります。セグメントに関連付けた研究開発費については、当社の研究開発活動が開発課題に対応したプロジェクトを必要に応じてフレキシブルに編成して取り組んでおり、セグメント別に関連付けることが困難であるため記載しておりません。当連結会計年度における主な研究開発活動の概要は次のとおりであります。昨今のファッション業界では、SDGs(持続可能な開発目標)やサステイナブルをテーマに取り組みが見られてきており、当社も業界に対して、ホールガーメント横編機と高精細な3次元バーチャルサンプルを生み出すデザインシステムを活用した「トータルファッションシステム」で持続可能な消費と生産を実現するサステイナブルなもの創りを訴求しています。当社グループのコア・ビジネスである横編機分野では、ホールガーメント横編機の機種バリエーションの拡充やニット製品の付加価値を高める機能開発に加え、編成作業の効率化、省人化につなげるオプション開発に取り組みました。また、アパレル業界以外への提案を強化するための機種開発も行ってまいりました。デザインシステム事業においても、刷新したデザインシステム「SDS-ONE APEX4」の機能強化を図り、操作性の向上に引き続き取り組みました。ニット編成面の開発を進めるトータルデザインセンターでも、最先端の横編み技術を駆使し、ホールガーメントサンプルの開発を中心に行ってまいりました。またこれらの技術をファッション業界にとどまらず、スポーツやメディカル、インテリア業界、産業資材など異業種への提案を行うためのサンプル開発に取り組みました。また、ニット製品の企画から生産におけるサプライチェーン短縮のため、自動化、省人化の要望が高まっており、その課題に適応するソリューションの開発を強化しており、自社のみならず産学協同での開発や外部リソースを活用して進めています。また、自動裁断機の「P-CAM」シリーズは、「Total Cutting Solution」を確立させるため、裁断機の開発にとどまらず、延反からラベリング、そしてピックアップと裁断の前後工程において生産性向上や省人化につながる開発を継続しております。当期も裁断時の状況を検知、測定し、裁断の品質を向上させる機能など、市場のニーズに応じた最適な機能開発や改良に取り組みました。今後も性能の向上に加え、お客様の要望に合わせた開発を継続することで、アパレル業界のみならず、航空宇宙関連、自動車産業、産業資材など様々な業界への浸透を図ってまいります。以上のように、当社では創業以来、「Ever Onward ― 限りなき前進」の経営理念のもと、「創造性にもとづく独自の技術開発」を基本に、ハードウェア、ソフトウェアを開発し、常に顧客の立場に立った製品及びノウハウを生み出すための研究開発に努めております。
FY2019|1,437 文字
5 【研究開発活動】当社の企業グループにおきまして幅広く研究開発活動を行っており、当連結会計年度における研究開発費の総額は、3,250百万円であります。セグメントに関連付けた研究開発費については、当社の研究開発活動が開発課題に対応したプロジェクトを必要に応じてフレキシブルに編成して取り組んでおり、セグメント別に関連付けることが困難であるため記載しておりません。当連結会計年度における主な研究開発活動の概要は次のとおりであります。当社グループのコア・ビジネスである横編機分野では、国際繊維機械見本市(ITMA 2019)(2019年6月開催)に向けて、生産効率向上や省電力を両立させた新機種や新機能の開発を行ってまいりました。 昨今、ファッション業界では、サステイナブルをテーマに取り組みが見られてきており、当社も業界に対して、ホールガーメント横編機と高精細な3次元バーチャルサンプルを生み出すデザインシステムを活用した「トータルファッションシステム」でサステイナブルなもの創りを訴求しております。このような中、製品作りの無縫製化の機運が高まっており、そのニーズに対応したホールガーメント横編機のエントリーモデル「MACH2VS」を新たに開発しました。自走式キャリアを採用し、色柄の作成を可能にします。成型編機においては、「SSR」「SVR」などの主力機種でキャリッジシステムを改良し、生産効率を高めた新機種をそれぞれ開発しました。またデザインシステムは、3次元のバーチャルシミュレーションのさらなる高速化、操作性の向上を図った新製品「SDS-ONE APEX4」の開発に取り組みました。システム上で、よりリアルなサンプル作成につなげ、企画・デザインから生産までのもの創りを一気通貫でサポートします。ニット編成面の開発を進めるトータルデザインセンターでは、最先端の横編み技術を駆使し、ホールガーメントサンプルの開発を中心に行ってまいりました。ITMA 2019に向けて、当社独自の機能を活用したサンプル開発や、ファッション業界にとどまらずスポーツやメディカル、インテリア業界、産業資材など異業種への提案を行うためのサンプルの開発も強化しました。一方、自動裁断機の「P-CAM」シリーズは、「Total Cutting Solution」を確立させるため、裁断機の開発にとどまらず、延反からラベリング、そしてピックアップと裁断の前後工程において生産性向上や省人化につながる開発を継続しています。当期は一枚断ち自動裁断機の「P-CAM160」をリニューアルしました。これまでと違い、密閉ビニールを使用せず裁断できるようにしたことで、効率化に加え、ビニールの廃棄ロスもなく環境にやさしい仕様となりました。また、海外販売を強化するため、市場のニーズに応じた最適な機能改良にも取り組みました。今後も性能の向上に加え、お客様の要望に合わせた開発を継続することで、アパレル業界のみならず、航空宇宙関連、自動車産業、産業資材など様々な業界への浸透を図ってまいります。以上のように、当社では創業以来、「Ever Onward ― 限りなき前進」の経営理念のもと、「創造性にもとづく独自の技術開発」を基本に、ハードウエア、ソフトウエアを開発してまいります。また、外部リソースを有効に活用しながら開発スピードを高め、常に顧客の立場に立った製品及びノウハウを生み出すための研究開発に努めております。
FY2018|1,762 文字
5 【研究開発活動】当社の企業グループにおきまして幅広く研究開発活動を行っており、当連結会計年度における研究開発費の総額は、27億94百万円であります。セグメントに関連付けた研究開発費については、当社の研究開発活動が開発課題に対応したプロジェクトを必要に応じてフレキシブルに編成して取り組んでおり、セグメント別に関連付けることが困難であるため記載しておりません。当連結会計年度における主な研究開発活動の概要は次のとおりであります。当社グループのコア・ビジネスである横編機分野におきまして、機種バリエーションの充実を進めていく一方で、部品の共通化を進める取り組みを行ってまいりました。ホールガーメント横編機でも主力機種のバリエーションを拡充しており、「MACH2XSでは、2015年に発表した「二枚編出し装置」をさらに進化させ、生産効率だけではなく原料消費を削減するモノ創りを追求しました。また、ホールガーメント横編機のミニタイプである「SWG091N2」に、5ゲージタイプが加わりました。この開発によりこれまで以上に編み目の粗いコースゲージのアイテムに対応することができ、ラインアップの強化が図られました。成型編機においては、「SVR」のループプレッサーベッドを搭載した機種に新機能「i-プレーティング」を追加しました。当社独自のループプレッサー機能を活用することで柄・デザインに応じて、編み地の表に見える糸の入れ替えを同一コース内において針単位で可能とし、ジャカード柄のデザインを天竺編みで効率的に編成できるようになりました。一方、「All in One」コンセプトのもと開発されたデザインシステム「SDS-ONE APEX3」は、トータルソリューションシステムとしてソフトの充実を図り進化を続けております。ニット編成面の開発を進めるトータルデザインセンターにおいては、最先端の横編み技術を駆使し、独創的で魅力あふれるニットファッションの開発を行ってまいりました。なかでも11月に開催した当社55周年記念イベントでは、最新のニットサンプルの展示の他、バーチャルリアリティ(VR)技術を取り入れた展示、またファッションショーでは、実際のモデルがランウェイを歩く中、後部スクリーンに「SDS-ONE APEX3」で作成した3Dのバーチャルサンプルをまとったバーチャルモデルを映し出し、リアルとバーチャルの世界を同時に見ていただくなど、未来を見据えた提案を行いました。アパレル業界以外での採用が進む自動裁断機の「P-CAM」シリーズは、機種バリエーションの拡充とともに、「Total Cutting Solution」を確立させるため、裁断機の開発にとどまらず、延反からラベリングそしてピックアップと裁断の前後工程において生産性向上や省人化につながる開発を強化しています。当期は、裁断機においてフレームやナイフの駆動方式等を刷新し、裁断精度を高める改良を実施しました。また海外展開を後押しするため、それらに適応した機種ラインアップを追加しました。そして、昨年度発表した自動延反機「P-SPR2」に加え、ニット、布帛、柔らかい生地など素材に応じた「P-SPR2L」、「P-SPR2K」を開発しました。素材の特性に応じた延反機を選択することができるため、生産性向上につなげることができます。今後も性能の向上に加え、お客様の要望に合わせた開発を継続することで、アパレル業界のみならず、航空宇宙関連、自動車産業、産業資材など様々な業界への浸透を図ってまいります。手袋編機については、21ゲージ対応のプロトタイプマシンを発表しました。ベルト駆動方式や脱着式選針ドラムを採用したことで、編み幅のコントロールやドラム交換も容易にできるようになることからサイズ違いの生産も効率的に行えます。また、21ゲージとこれまでにない細かい針で編成することでディッピング加工用手袋などに対応します。以上のように、当社では創業以来、「Ever Onward ― 限りなき前進」の経営理念のもと、「創造性にもとづく独自の技術開発」を基本に、ハードウェア、ソフトウェアを自社開発し、常に顧客の立場に立った製品及びノウハウを生み出すための研究開発に努めております。
FY2017|1,862 文字
6 【研究開発活動】 当社の企業グループにおきまして幅広く研究開発活動を行っており、当連結会計年度における研究開発費の総額は、26億76百万円であります。 セグメントに関連付けた研究開発費については、当社の研究開発活動が開発課題に対応したプロジェクトを必要に応じてフレキシブルに編成して取り組んでおり、セグメント別に関連付けることが困難であるため記載しておりません。 当連結会計年度における主な研究開発活動の概要は次のとおりであります。 当社グループのコア・ビジネスである横編機分野では、地域のニーズに適応する機種バリエーションの充実を進めていく一方で、部品の共通化や組立作業の自動化を進める改良など、品質の向上や生産効率化を図る取り組みも行なってまいりました。 ホールガーメント横編機におきましては、最新機種「MACH2XS」に15ゲージのスモールフックタイプを追加しました。この開発によりゲージ範囲の拡大のみならず、ファインゲージの編成において品質の安定化をさらに図ることができます。 成型編機では、SVRシリーズにループプレッサーベッドを搭載したSVR123SPが加わりました。インレイ柄などの複雑な編成が可能でファッションからテクニカルテキスタイルまで幅広いモノづくりに対応します。 一方、「All in One」コンセプトのもと開発されたデザインシステム「SDS-ONE APEX3」は、トータルソリューションシステムとしてソフトの充実を図り進化を続けております。 また、ニット生産拠点が中国からASEAN諸国やバングラデシュに分散が加速している一方で、商品の市場投入の短サイクル化が進んでいます。これらの課題解決のため、マーケティングから製品企画、生産から販売までのプロセスを如何に無駄なく、迅速に行うことが重要になっており、全工程を可視化できる生産管理システム「Shima Knit PLM」の開発に引き続き取り組んできました。 ニット編成面の開発を進めるトータルデザインセンターにおいては、最先端の横編み技術を駆使し、独創的で魅力あふれるニットファッションの開発を行ってまいりました。当期もホールガーメント横編機「MACH2XS」を中心に機械の性能を十二分に活かしたオリジナルサンプルやループプレッサーの機能を応用した編地開発に取り組みました。さらに昨今、スポーツウエアが普段着として浸透している背景を受け、スポーツ関係に向けてサンプル提案や素材開発に注力しました。また、ファッション業界に向けて、新たなWEBサービス「staf」を発表しました。この「staf」には過去50年分のファッションアーカイブやトレンド情報に加え、膨大な量のファッション関連コンテンツが用意されており、オリジナリティあるモノづくりを支援するこれまでにないサービスとして開発しました。 アパレル業界以外での採用が進む自動裁断機の「P-CAM」シリーズは、機種バリエーションの拡充とともに、Total Cuttin Solutionを確立させるため、裁断機の開発にとどまらず、延反からラベリングそしてピックアップと裁断の前後工程において生産性向上や省人化につながる開発を強化しました。 当期発表した自動ラべリング装置「P-LAB」シリーズは、サイズや品番など、ピックアップに必要な情報をラベルに印字し、裁断する生地の上に自動で貼付する装置で、データをもとに最適な位置にラベルを貼付することで、裁断パーツの仕分け時のミスを軽減します。 また、新たに開発した自動延反機「P-SPR2」は、反物を必要な長さに延反してカットし、指定された枚数を精度よく自動で重ねることができます。 今後も性能の向上に加え、お客様の要望に合わせた開発を継続することで、航空宇宙関連をはじめ自動車産業、産業資材など様々な業界への浸透を図ってまいります。 また、インクジェットプリンティングマシンの「SIP-160F3」シリーズでは、顔料インクに白インクを搭載できるようになりました。生地表面に白色顔料をプリントし、その上に色をつけることで生地色に左右されることなく高いコントラストが得ることができます。 以上のように、当社では、創業以来、「Ever Onward ― 限りなき前進」の経営理念のもと、「創造性にもとづく独自の技術開発」を基本に、ハードウェア、ソフトウェアを自社開発し、常に顧客の立場に立った製品及びノウハウを生み出すための研究開発に努めております。
FY2016|2,047 文字
6 【研究開発活動】 当社の企業グループにおきまして幅広く研究開発活動を行っており、当連結会計年度における研究開発費の総額は、26億9百万円であります。 セグメントに関連付けた研究開発費については、当社の研究開発活動が開発課題に対応したプロジェクトを必要に応じてフレキシブルに編成して取り組んでおり、セグメント別に関連付けることが困難であるため記載しておりません。 当連結会計年度における主な研究開発活動の概要は次のとおりであります。 当社グループのコア・ビジネスである横編機分野におきましては、4年に1度開催される繊維機械の国際見本市「ITMA2015」(開催は2015年11月)に向けた開発を進めてまいりました。 前連結会計年度に発表した最新鋭のホールガーメント横編機「MACH2XS」の機種バリエーションを拡充し、さらに、編出し時に無駄を生まない、効率的なモノ創りを実現する2枚の編出し針装置を新たに開発し、ホールガーメント横編機の進化を後押ししました。 また、ホールガーメント横編機のミニタイプにおいても従来は帽子、マフラーなどファッションアイテム向けが中心でしたが、産業資材など非衣料用途に広がりを見せており、これらに適用する編機の開発を進めてまいりました。 そして成型編機においても、スプリング式編出し装置を開発し、編出し時の形状をコントロールすることが可能となり、デザインの幅が広がり高品位なニット生産につなげていけます。 また、ループプレッサーベッド機構を搭載した「SRY183LP」に16ゲージタイプを新たに加えました。同製品の特性を生かす編地に横糸を通すインレイ編みにおいても、より細かな編み表現が可能になることで、今までにない付加価値の高い製品が生み出されると期待されます。 一方、「ALL in One」コンセプトのもと開発されたデザインシステム「SDS-ONE APEX3」は、トータルソリューションシステムとして進化をつづけております。当期は、株式会社豊田自動織機と共同で開発した織物用デザインシステム「APEX-T」を発表しました。織物の分野における企画デザインからシミュレーション、そして作成データを同社製織機へ転送することで生産性向上につながり、当社のデザインシステムの能力が同分野でも発揮されていくこととなります。 昨今、ニット生産拠点が中国からベトナム等のASEAN諸国やバングラデシュに分散している中、ユーザーであるニットメーカーでは、その生産管理の面も複雑化してきており、それらのサポートも非常に重要になってきています。全工程が可視化できる生産管理システム「ShimaKnitPLM」を開発し、「ITMA2015」で参考出品しました。ニット編成面の開発を進めるトータルデザインセンターにおいては、最先端の横編み技術を駆使し、独創的で魅力あふれるニットファッションの開発を行ってまいりました。当期は、ホールガーメント横編機「MACH2XS」を中心に機械の性能を十二分に活かしたオリジナルサンプルの制作に注力し、「ITMA2015」では、多くの来場者に当社機械の特性をアピールすることができました。さらに、インレイ編みに特殊な加工を施すことで独特な風合い、より快適な着心地が得られる技術「KNEAVE(ニーヴ)」や、インレイ技術を活用したホールガーメント製品「Airdrobe(エアドローブ)」のサンプル開発も行い、従来にはない発想で取り組んできました。また、ニットの更なる可能性を広げるため、インテリア製品のサンプル作成やスポーツ関係向けに糸開発も含めたニット製品の提案にも注力いたしました。 近年、アパレル業界以外での採用が進む自動裁断機の「P-CAM」シリーズは、幅広い産業での需要に対応するための開発を行ってまいりました。当期は、裁断時に生地を保持する為の吸引力を強化するターボファンを装着したタイプを追加しました。さらに省人化に対応するため、裁断機にとどまらず、延反からラベリングそしてピックアップと裁断の前後工程においてもTotal Cutting Solutionとして開発を強化しています。今後も性能の向上に加え、お客様の要望に合わせた開発を継続することで、航空宇宙関連をはじめ自動車産業、産業資材など様々な業界への浸透を図ってまいります。 さらに、カシミア紡績において世界有数の品質、技術を有する東洋紡糸工業では、新たな紡績技術「E-FILU(イーフィール)」を開発しました。この技術により、これまでにない白度や鮮やかな発色の糸を製造することができるようになりました。 以上のように、当社グループでは、創業以来、「Ever Onward ― 限りなき前進」の経営理念のもと、「創造性にもとづく独自の技術開発」を基本に、ハードウェア、ソフトウェアを自社開発し、常に顧客の立場に立った製品及びノウハウを生み出すための研究開発に努めております。