一蔵(6186)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 155 | 10 | 8 | 4 | 13.6 | 138.9 | 41.0 | 36.1 |
| FY2018 | 164 | 8 | 6 | -9 | 10.0 | 108.9 | 29.0 | 33.5 |
| FY2019 | 168 | 6 | 1 | -2 | 2.4 | 26.3 | 14.0 | 31.5 |
| FY2020 | 182 | 4 | 1 | -3 | 2.0 | 21.8 | 14.0 | 31.8 |
| FY2021 | 142 | -19 | -25 | -11 | -71.7 | -446.1 | 7.0 | 19.2 |
| FY2022 | 186 | 5 | 6 | 14 | 18.1 | 111.9 | 14.0 | 18.7 |
| FY2023 | 197 | 6 | 6 | -4 | 14.9 | 108.3 | 21.0 | 20.9 |
| FY2024 | 204 | 3 | 6 | 0 | 13.9 | 114.1 | 28.0 | 22.5 |
| FY2025 | 199 | 1 | -1 | -5 | -2.2 | -17.6 | 14.0 | 21.9 |
| FY2026 | 194 | -1 | -14 | 18 | -53.1 | -260.9 | 14.0 | 15.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:none 持続性:判定中
「一蔵」ブランドは一定の認知度を持つが、強力な特許や独占的IPは確認できない。成人式や卒業式といった人生の節目に特化したサービス提供は、特定の顧客層への訴求力を持つが、これが排他的な優位性とは言えない。
成人式や卒業式といった人生の節目に利用するサービスは、一度利用した店舗やブランドへの心理的な繋がりや、過去の利用実績(写真など)から、他社への乗り換えに一定のハードルが存在する可能性がある。しかし、価格やデザインの魅力があれば乗り換えは十分に起こりうる。
ネットワーク効果が働くビジネスモデルではない。顧客が増えることでサービス価値が向上するような構造は見られない。
着物や振袖のレンタル・販売事業において、仕入れルートの最適化や在庫管理の効率化によるコスト削減努力は考えられるが、構造的な圧倒的コスト優位性を示す情報は少ない。競合他社との価格競争力は、仕入れやオペレーションの効率に依存する。
成人式・卒業式向け着物レンタル・販売市場において、一定の店舗網と実績を持つが、市場全体から見て寡占度が高いとは言えない。地域によっては競合が多く、規模の経済による圧倒的な優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
成人式・卒業式市場におけるブランド認知度の向上とリピート率の維持
オリジナルデザインや高品質な商品ラインナップによる顧客獲得
M&Aや新規出店による着実な事業規模の拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
少子化による成人式・卒業式市場の縮小
競合他社との価格競争激化や、より魅力的な代替サービスの登場
トレンドの変化への対応遅れや、顧客ニーズの多様化への不適応
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
一蔵の投資が失敗するには、成人式・卒業式という人生の節目における着物レンタル・販売の需要そのものが、社会構造の変化(例:儀式の簡略化、価値観の多様化、オンライン化の進展)によって根本的に失われる必要がある。また、同社が持つブランド力や顧客基盤が、競合他社(特に安価なレンタルサービスや、全く異なる分野からの参入者)の台頭によって容易に侵食され、価格競争に巻き込まれて収益性が悪化するシナリオも考えられる。さらに、同社が強みとする「リアル店舗での体験価値」が、デジタル化の波やコロナ禍のような予期せぬ事態によって陳腐化し、顧客接点を失うことも、失敗への道筋となりうる。
5年後のモート予測
成人式・卒業式市場の安定的な需要を背景に、ブランド力と商品力を活かしてシェアを維持・拡大。新規顧客獲得とリピート率向上により、売上・利益ともに堅調な成長を続ける。
少子化の影響を受けつつも、既存顧客基盤と一定のブランド力で市場シェアを維持。価格競争やトレンド変化への対応が課題となるが、着実なオペレーションで安定的な収益を確保する。
少子化の加速、競合激化、消費者の価値観変化により、市場規模が縮小。価格競争に巻き込まれ、収益性が悪化。新規事業やサービス展開も軌道に乗らず、業績は低迷する。
直近の適時開示
- 2026-06-24 臨時報告書