研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
| 2025-03 |
- |
24 |
| 2024-03 |
- |
43 |
| 2023-03 |
- |
36 |
| 2022-03 |
- |
27 |
| 2021-03 |
- |
32 |
研究開発活動(本文)
FY2025|1,633 文字
6 【研究開発活動】 当社グループは粉末冶金工法を活用した自動車部品、鉄道車両用部品、産業機械用部品等の開発・製造販売、並びに粉末冶金部品を組み込んだ油圧機器製品の開発・製造販売を行っております。 当連結会計年度における当社グループの研究開発活動の金額は486百万円であります。 セグメントごとの研究開発活動状況は以下のとおりであります。 ① 自動車焼結事業 2018年より生産を開始したハイブリッド車(HEV)用インバータ製品は、計画的な量対応を進めています。更に、市場から要求されるインバータの小型・高性能化にも、当社の磁性材製品設計技術を活かし、2025年度には新世代インバータ製品の量産及び、2026年度には付加価値を高めたHEV用インバータ製品の当社初のアッセンブリ化した製品の量産開始に向け、生産準備を進めています。今後も、BEV(バッテリーEV)やFCEV(燃料電池車)部品への応用を進め、全ての電動車の磁性材製品のラインナップ化を進めていきます。 今後、モノづくり革新として春日井工場にて進めてきた『未来Factory』の開発で培った要素技術を国内外工場へ横展開を図っていきます。並行して、自動車焼結事業の収益性を高めるために、2024年度より開始した国内工場再構築プロジェクトでは、拠点集約に加え、材料の統廃合や工程見直しなど最適なモノづくりを目指した取り組みを加速しています。 ② 鉄道焼結事業 2023年度から引き続き、コロナ禍以降のインバウンド需要に支えられ、鉄道焼結事業は新幹線関連部品の生産が好調となり、収益を伸ばしました。2024年度は、当社が開発した放電用製品の採用拡大により、売り上げ増にも貢献しました。開発では、次世代鉄道車両に求められる高機能・高性能化に対応する為、当社の強みである集電性と耐摩耗性を両立する材料開発と、本社開発機能と連携したデジタル技術を駆使した新形状開発による試作を進め、実車を模擬した性能テスト設備による精度の高い性能評価により、お客様の要求にタイムリーに対応し、拡販を進めています。今後、すり板試験機の更新を行い、更なる開発の信頼性向上とスピードアップを進めていきます。 ③ 油圧機器製品事業 油圧機器製品は、当社の強みである小型で静粛性の高い油圧コンポーネントを活かし、歯科・眼科、画像診断、手術台向け医療機器、食品機械、設備業界など多くのお客様からの多様なニーズに対応しながら、次世代製品開発を進めています。2024年度は、医療機器業界向けに開発した小型高圧電磁弁及び、画像診断業界向けに開発した小型電磁弁を搭載したタンク一体型ユニットは、お客様から評価を頂いたので、更なる拡販に向けて、製品PR活動を進めていきます。また、SDGsの循環型社会構築に向け、当社既存の油圧ユニットを使用した小型産廃機器開発は、量産を見据えた二次試作へと順調に開発を進めています。今後も、お客様からのご要望の強いアッセンブリ製品についても、ニーズを満足させる開発を加速してまいります。 ④ 新規事業分野 上記セグメントの研究開発以外に、当社のコアコンピタンスを最大限に活用した新規事業の開拓も継続実施しております。 「昆虫食事業」については、コア技術である粉末加工や熱処理技術を活用したコオロギパウダーの製品化を進めており、特にコオロギ食の本場である欧州の情報収集により日本国内の市場開拓を推進していきます。また、コオロギ食の可能性が高い「ペット関連市場」への展示会にも参加し、可能性の見極めも進めていきます。 さらに、自動車事業、鉄道事業、油圧事業については、部品メーカーからユニットメーカーへと付加価値を付けたビジネスモデルの改革を進めています。 上記の活動につきまして、経営リソースを有効に配分し社会変革に追随した事業を開拓し、事業ポートフォリオの変革・拡充を進め、経営目標の達成と企業価値向上を図ってまいります。
FY2024|1,819 文字
6 【研究開発活動】 当社グループは粉末冶金工法を活用した自動車部品、鉄道車両用部品、産業機械用部品等の開発・製造販売、並びに粉末冶金部品を組み込んだ油圧機器製品の開発・製造販売を行っております。 当連結会計年度における当社グループの研究開発活動の金額は609百万円であります。 セグメントごとの研究開発活動状況は以下のとおりであります。 ① 自動車焼結事業 当社の強みである材料開発技術を用いて開発されたハイブリッド車用インバーター用製品は、計画通り、新世代用部品の増産を2023年度よりファインシンター東北㈱にて開始し、年間380万台規模まで拡大しました。なお、今回増産した本新世代用部品は、2023年度粉末冶金工業会賞を受賞しました。直近のB(バッテリー)EVの鈍化傾向が見られる反面、好調なハイブリッド車開発を支える高性能な次世代向け材料及び関連部品開発も加速しており、培ってきた磁性材料開発を活かしたBEV部品への応用を進め、電動車2極化への対応にも備えています。 また、電動化機能部品で今後も量拡大が期待できる電動パーキングブレーキ構成品は、グローバル3拠点生産で計画通り増産対応を進めています。 モノづくり革新として進めてきた『未来Factory』は2023年度内に実証ステージを完了し、2024年度より量産を開始いたします。並行して、自動車焼結事業の収益性を高めるため、本社にBR再構築支援室を新設し、国内工場再構築をプロジェクト化して加速しております。 ② 鉄道焼結事業 コロナ禍終息に伴う観光産業の回復に伴い、鉄道事業は新幹線関連部品の回復が順調となり、収益を伸ばしました。2023年度は、当社の強みであるカーボン系材料を用いた製品の採用も進んだ事から、更なる拡販に向け製品開発を加速しています。また、事業拡大に向けた次世代新幹線用製品開発と、シェア拡大に向けた既存製品の高性能化開発を、本社開発機能と連携を強化し、新材料開発に加え、デジタル技術を駆使した新形状開発まで積極的に提案を進めています。特に形状提案では、自動車焼結部品で培ったネットシェイプ技術を用いることで、今後も使用量の増加が見込まれる銅製品での銅使用量を削減することができ、環境に配慮した開発に貢献しています。2024年度も引き続き、国内外在来線への拡販、産業用集電部品開発を進めてまいります。 ③ 油圧機器製品事業 油圧機器製品は、歯科、画像診断、手術台向けの医療機器、食品機械、設備業界からの多様なニーズに対応した製品開発を行っております。23年度は、設備機器向けに静粛性を高めたタンク一体型ユニットと小型電磁弁を搭載し、顧客要求に合わせた電気制御回路までを含めた設備システムユニットを製品化しました。 医療機器(主にストレッチャー)向けに高圧小型ノンリークのタンク・シリンダ一体型DC油圧パッケージ及び、AGV(無人搬送機)向けの推力1トンクラスの小型油圧システム(シリンダアセンブリ製品)のブラシレスモータ搭載モデル開発においては耐久評価が終了し、量産化に向けたフェイズへ進めております。 SDGsの循環型社会構築に向け、既存ユニットを使用した環境関連の小型産廃機器開発は機能評価のフェイズから一次試作へと順調にフェイズを進めております。市場ニーズに応えるアセンブリ製品の開発を加速してまいります。 ④ 新規事業分野 上記セグメントの研究開発以外に当社コア技術を最大限に活かした新規事業の開拓を進めております。 「昆虫食事業」についてはコア技術である粉末加工や熱処理技術を活用したコオロギパウダーの製品化を進めており、地元地域連携活動を軸に新規販売拠点の拡大を行っております。また、食品関連の国際展示会にも出展し更なる拡販展開をしていきます。 さらに自動車、鉄道、油圧で培った技術の融合を図り、部品メーカーからユニットメーカーへ、BtoBからBtoCへとビジネスモデルの改革を進めています。 2023年末よりBtoCとしてWEB販売サイト「F!nd8(ファインドエイト)」を立ち上げ、昆虫食製品を始め、当社の焼結製品の販売を開始し、新たなるニーズの獲得を進めてまいります。 上記の活動につきまして、経営リソースを有効に配分し社会変革に追随した事業を開拓し、事業ポートフォリオの変革・拡充を進め、経営目標の達成と企業価値向上を図ってまいります。
FY2023|1,629 文字
6 【研究開発活動】 当社グループは粉末冶金工法を活用した自動車部品、鉄道車両用部品、産業機械用部品等の開発・製造販売、ならびに粉末冶金部品を組み込んだ油圧機器製品の開発・製造販売を行っております。 当連結会計年度における当社グループの研究開発活動の金額は537百万円であります。 セグメントごとの研究開発活動状況は以下のとおりであります。 ① 自動車焼結事業 B(バッテリー)EVに代表される電動化の加速の中、当社の強みである材料開発技術を用いて開発に関わった、ハイブリッド車のインバーター用製品は、新世代用部品の生産を計画通り22年度より開始しました。更なる増量に向け、ファインシンター東北㈱にて生産準備を開始し、2023年度には年間380万台規模まで拡大します。さらに次世代向けの材料や関連部品への応用に関する開発に取り組んでいます。また電動化機能部品では、小型・高強度・高精度開発により、電動VVT構成部品において22年度粉末冶金工業会賞を受賞し、電動パーキングブレーキ構成品では計画通り、グローバル3拠点で順調に量拡大が進んでいます。 また、生産関連技術として「未来Factory」によるモノづくり革新に取り組んでおります。匠の技とデジタル技術を融合し、不良品を出さない24時間稼働の生産工程を目指し、実証ラインで検証中であり、2023年内の量産ライン展開を計画しております。 ② 鉄道焼結事業 創業以来の培ってきた集電性・耐摩耗性に関する技術を活かし、ブレーキライニング及びパンタグラフすり板を軸に高機能・新用途製品の開発・拡販に取り組んでいます。当連結会計年度は、銅系焼結集電材を改良した接地用部品の量産を開始し、高性能化を目指した開発に取り組んでいます。また、事業拡大に向け、次世代新幹線用製品の高性能化、国内外在来線への拡販、産業用集電部品開発も積極的に進めています。特に、次世代新幹線用製品の高性能化は、材料特性だけでなく形状提案も行い、付加価値向上を図っています。在来線への拡販としては、すり板を銅系からカーボン系への提案で、銅の使用量を低減し、環境にも配慮した製品開発を行っています。また鉄道事業の材料と技術を活かした産業用集電部品については、更に自動車焼結部品で培ったネットシェイプ技術で低コスト化を図ってまいります。 ③ 油圧機器製品事業 油圧機器製品は、歯科、画像診断、手術台向けの医療機器、食品機械、設備業界からの多様なニーズに対応した製品開発を行っております。当連結会計年度は、設備機器(主にクランプ用)向けに静粛性を高めたタンク一体型ユニットをベースに、アキュムレータ(蓄圧装置)を搭載することで従来よりも小型で省エネ性を向上したユニットを製品化しました。また当社技術や製品特性を活かし、他事業向け機器の開発にも取り組み、SDGsの循環型社会構築に向け、既存ユニットを使用した環境関連の小型産廃機器開発は要素開発のフェイズから機能評価へとフェイズを進めております。今後も顧客価値創造に資するアセンブリ製品の開発を加速してまいります。 ④ 新規事業分野 上記セグメントの研究開発以外に当社コア技術を最大限に活かした新規分野開拓を進めております。SDGsの観点から食糧問題に貢献する「昆虫食事業」については、コア技術である粉末加工や熱処理技術を活用し、昆虫パウダーの製品化を実現しました。25年度までには量産ラインを構築し、パウダー販売や同パウダーを使用したOEM食品の販売を拡販展開していきます。 さらに自動車、鉄道、油圧で培った技術の融合を図り、BtoBからBtoCへ、部品メーカーからユニット・完成品メーカーへとビジネスモデル改革を進めてまいります。 上記の活動につきまして、経営リソースを有効に配分し社会変革に追随した事業を開拓し、事業ポートフォリオの変革・拡充を進め、経営目標の達成と企業価値向上を図ってまいります。
FY2022|1,375 文字
5 【研究開発活動】 当社グループは粉末冶金工法を活用した自動車部品、鉄道車両用部品、産業機械用部品等の開発・製造販売、ならびに粉末冶金部品を組み込んだ油圧機器製品の開発・製造販売を行っております。 当連結会計年度における当社グループの研究開発活動の金額は441百万円であります。 セグメントごとの研究開発活動状況は以下のとおりであります。 ① 自動車焼結事業 前連結会計年度より進めてきた材料開発において、高強度、ニアネットシェイプ2部品で量産を開始致しました。特に力を注いできたコバルトレス材も、2021年12月より量産を開始しております。また、電動化製品においては、新世代インバーター製品も2021年11月より量産を開始し、従来のインバーター製品と合わせて、2022年度中には年間312万台規模の生産に拡大してまいります。今後、電気自動車普及に伴う急速充電機拡大にも応用できる次世代インバーター製品開発に加え、次世代モーター開発、燃料電池車構成部品の開発も引き続き進めてまいります。 ② 鉄道焼結事業 ブレーキライニング及びパンタグラフすり板を軸に高機能・新用途製品の開発・拡販に取り組んでおります。当連結会計年度は、銅系焼結集電材を改良し、摺動接触部材に応用した新製品を量産化しました。引き続き、高性能化を目指した開発に取り組んでおります。また事業拡大に向け、次世代新幹線用製品の高性能化、在来線への拡販、さらに産業用新規集電部品開発も積極的に進めております。 ③ 油圧機器製品事業 歯科、画像診断、手術台向けの医療機器、食品機械、設備業界からの多様なニーズに対応した製品開発を行っております。当連結会計年度は、医療機器向けに静粛性を高めたタンク一体型ユニットをベースに直流電源化とショックレス性能を向上させた油圧システム(シリンダアセンブリ製品)を開発しました。また、客先ニーズに合わせた特注シリンダを製品化しております。小型・低騒音化技術と高精度制御技術を応用し、AGV(無人搬送車)向けの推力1tonクラスの小型油圧システム(シリンダアセンブリ製品)を開発し、機能評価を進めております。 SDGsの循環型社会構築に向け、既存ユニットを使用した環境関連の小型産廃機器開発は昨年度の着手から要素開発を進めております。年々高まるアセンブリのニーズに応える製品開発に注力しております。 ④ 新規事業分野 上記セグメントの研究開発以外に、当社の強みである粉末冶金技術を最大限に活かせる新規分野開拓への挑戦を進めております。前連結会計年度より継続して、3つの事業化を検討しております。一つは、食料問題への貢献を見据え、粉末加工技術と熱処理技術を活かした「昆虫食事業」です。特許出願中のオリジナル工法で粉末化した昆虫パウダーの製品化を実現し、同パウダーを用いた食品などの販売を開始しました。また、ifia2022国際食品素材添加物展への出展も行いました。当社のオリジナル技術と材料が活かせる「チタン商品開発事業」と「抗ウイルス製品事業」につきましては、2022年度中には試作品開発を完了し、お客様への提案を行う計画です。今後、これらの新規事業を、自動車焼結事業、鉄道焼結事業、油圧機器製品事業に次ぐ、第4の柱に成長させる様、開発を加速してまいります。
FY2021|1,436 文字
5 【研究開発活動】 当社グループは粉末冶金工法を活用した自動車部品、鉄道車両用部品、産業機械用部品等の開発・製造販売、ならびに粉末冶金部品を組み込んだ油圧機器製品の開発・製造販売を行っております。 当連結会計年度における当社グループの研究開発活動の金額は183百万円であります。 セグメントごとの研究開発活動状況は以下のとおりであります。 ① 粉末冶金製品事業 自動車部品に関しましては、加速するCASE、環境対応に向け、5つの切り口で材料開発を進めております。競争力確保を狙い、高精度ながら低コストを実現する高強度材開発、電動化製品に欠かせない機能材開発、ブレーキに代表される配合の自由度を活かしたトライポロジー材開発、環境対応や省エネルギーに欠かせないニッケル・コバルトレス材料、省エネ材料開発を加速し、社会に貢献でするモノづくり企業を目指しております。また、今後の自動車の電動化拡大に向けて、インバーター部品については、年間180万台規模の生産まで拡大し、次世代製品も手掛けております。電動化対応においては、小型直流モーター開発及び高強度複合材開発を足掛かりに、次世代モーター開発、燃料電池車構成部品の開発にも取り組んでおります。 鉄道車両用に関しましては、ブレーキライニング及びパンタグラフすり板を軸に高機能・新用途製品の開発・拡販に取り組んでおります。当連結会計年度は、カーボン系集電材の特長である高耐熱・高電導性を活かし新たな用途に展開した新製品を量産化しました。銅系焼結集電材を改良し摺動接触部材に応用した新製品につきましても、実車試験が終わり次年度から量産を開始します。また事業拡大に向け、次世代新幹線用の高性能化、在来線さらには産業機械用への拡販も積極的に進めております。 ② 油圧機器製品事業 油圧機器製品は、歯科、画像診断、手術台向けの医療機器、食品機械、設備業界からの多様なニーズに対応した製品開発を行っております。当連結会計年度は、医療機器向けに、静粛性を高めた小型モーターポンプをベースにタンク一体型の油圧ユニット、ショックレス性能を高め客先ニーズの高速化に対応した油圧システムを開発し、製品化しました。また、設備業界向けには、小型・低騒音化技術と高精度制御技術に加えて蓄圧装置を応用した省エネタイプの油圧ユニットを開発し、機能評価を進めております。 SDGsの循環型社会の構築に向けた環境関連の新たな取り組みとして、既存ユニットを使用した小型産廃機器の開発も開始しました。 ③ 新規事業分野 上記セグメントごとの研究開発以外に、新規事業として、当社の強みである粉末冶金技術を、最大限に活かせる新規分野開拓への挑戦を進めております。未来創成事業と位置付け、3つの事業化を検討しております。一つ目は、将来の食糧問題を見据え、粉末に加工する技術と熱処理技術を活かした『昆虫食事業』に取組んでおります。二つ目は、当社のオリジナル技術と材料が活かせる『チタン商品開発事業』です。生活用品から医療機器製品、高級ホビー製品開発を加工レスで実現致します。三つ目は、当社特許技術を活かした『抗ウィルス製品事業』です。既に、銅材フィルターでは、菌の増殖を抑える効果が確認されており、空気循環系設備や、医療設備、理美容設備などからも注目されております。今後、これらの新規事業を、自動車、鉄道、油圧機器事業に続く、第4の柱に成長させる様、開発を加速してまいります。
FY2020|976 文字
5 【研究開発活動】 当社グループは粉末冶金工法を活用した自動車部品、鉄道車両用部品、産業機械用部品等の開発・製造販売、ならびに粉末冶金部品を組み込んだ油圧機器製品の開発・製造販売を行っております。 当連結会計年度における当社グループの研究開発活動の金額は278百万円であります。 セグメントごとの研究開発活動状況は以下のとおりであります。 ① 粉末冶金製品事業 自動車部品に関しましては、従来製品への新機能付与及び製品競争力向上を狙い、材料から工法・設備に至る総合的な開発に取り組んでおります。特に、自動車エンジン用バルブシートでは、環境負荷物質の低減を目的としたコバルトレス材の開発に合せて、エンジンの燃焼効率向上及び燃費向上にも貢献できる高熱伝導材の開発にも取り組んでおります。また、今後の自動車の電動化拡大に向けて、インバーター部品については、年間72万台規模の生産から倍増を目指したライン増設を進めております。電動化対応においては、CASEモビリティー社会への貢献を開発スローガンに、自動運転システム普及に欠かせない電磁適合材の開発を進め、インバータ部品に続く製品として、次世代モーター、燃料電池車構成部品の開発にも取り組んでおります。 鉄道車両用部品については、新幹線用新型ブレーキライニングの拡販及び次期高速鉄道向けの開発を継続しており、近年量産化した新製品は高いブレーキ性能と耐摩耗性が認められ、日本粉末冶金工業会賞「新製品賞」を受賞しました。パンタグラフ用カーボン系集電材については、低コストカーボン系材料の試験評価を経て、一部在来線で使用されており、更なる拡販を進めております。新規展開として、当社の集電・摩擦材技術を応用した新規用途開発製品についても2製品について車両に搭載した現車試験を良好な結果で継続しています。 ② 油圧機器製品事業 油圧機器製品は、歯科、画像診断、手術台向けの医療機器、食品機械、設備業界等からの多様なニーズに対応した製品開発を行っております。当連結会計年度は、医療機器向けに、静粛性を高めた小型モータポンプ、省スペースに対応した高圧電磁弁、高圧油圧シリンダーを開発し、製品化しました。また、生産設備用では、小型・低騒音化技術と高精度制御技術を応用した新規の油圧ユニットを開発し、機能評価を進めております。
FY2019|980 文字
5 【研究開発活動】 当社グループは粉末冶金工法を活用した自動車用部品、鉄道車両用部品、産業機械用部品等の開発・製造販売、ならびに粉末冶金部品を組み込んだ油圧機器製品の開発・製造販売を行っております。 当連結会計年度における当社グループの研究開発活動の金額は339百万円であります。 セグメントごとの研究開発活動状況は以下のとおりであります。 ① 粉末冶金製品事業 自動車部品に関しては、従来製品への新機能付与および製品競争力向上を狙い、材料から工法・設備に至る総合的な開発に取り組んでおります。中でも自動車エンジン用バルブシートでは、環境負荷物質の低減を目的にコバルトレス材の開発を進め、自然共生社会への貢献とコスト競争力の向上の両立に取り組んでおります。また、今後の自動車の電動化拡大に向けて、インバーター部品について高品質でロスの無いラインの増設に取り組み量産拡大を進めております。更に、次世代モーター・インバーター等の部品に最適な軟磁性材の開発に取り組むと共に、自動運転システムに適応した焼結ブレーキ材や次世代通信社会をにらんだ電磁適合材の開発を進め、モビリティー社会の高度化に貢献する粉末冶金技術の開発に取り組んでおります。鉄道車両用部品については、新型ブレーキの拡販及び次期高速鉄道向けの開発を継続しております。カーボン系パンタグラフ集電材については、低コストカーボン系材料の開発が完了し、鉄道各社で車両に搭載し、採用に向けた試験評価を進めております。更に新規開発の新幹線用鉄系集電材は、長寿命化と潤滑性向上効果が認められ、素形材産業技術賞を受賞しました。新規展開として、当社の集電・摩擦材料技術を応用し、これまで扱っていなかった新規製品開発に取り組んでおり、一部製品では採用が決定し、車両に搭載した量産前の試験が開始しております。 ② 油圧機器製品事業 油圧機器製品は、歯科・画像診断、手術台などの医療・介護機器業界、設備業界等からの多様なニーズに対応した製品開発を行っております。当連結会計年度は、医療機器向けに、小型、低騒音の油圧パッケージと電磁弁、油圧シリンダーまで含めたユニット製品開発を進め、製品化しました。また、手術台向け、ロボット向けをめざし小型・低騒音油圧技術を応用し、精密制御と組合わせた油圧システム製品の開発を進めております。
FY2018|933 文字
5 【研究開発活動】 当社グループは粉末冶金工法を活用した自動車用部品、鉄道車両用部品、産業機械用部品等の開発・製造販売、ならびに粉末冶金部品を組み込んだ油圧機器製品の開発・製造販売を行っております。 当連結会計年度における当社グループの研究開発活動の金額は2億90百万円であります。 セグメントごとの研究開発活動状況は以下のとおりであります。 ① 粉末冶金製品事業 自動車部品に関しては、新機能付与および製品競争力向上を狙い、材料から工法・設備に至る総合的な開発に取り組んでいます。 材料については、新しい高熱伝導材料・高剛性材料・高強度材料・耐熱耐摩耗材料を開発中であり、今後の生産拡大に向けて取り組んでおります。また、自動車の電気駆動化拡大に備え、軟磁性材など新しい材料の開発に対応中であり、MIM部品に関しても、適用部品拡大に向けた開発に取り組んでおります。 設備については、高品質でロスの無い高効率な一貫生産を狙いとして、混合設備や焼入れ炉など独自設計に基づいたラインを開発中であります。現在、駆動系部品(プラネタリキャリア・ディスコネクト)、ハイブリッド車用昇電圧部品などの新製品の量産化を進め、国内および海外拠点に展開をしております。 鉄道車両用部品については、新型ブレーキの拡販と合わせ新たな目標を設定し、次期高速車両向けの開発に取り組んでおります。また、カーボン系パンタグラフ集電材についても拡販に取り組むとともに低コストカーボン系材料の開発を完了し、低コスト化と機能向上の実現をしました。更に、新規開発の新幹線用鉄系集電材は、高寿命化と相手部品の摩耗を抑制した効果が認められ、日本粉末冶金工業会より表彰を受けました。新規展開として、当社の集電・摩擦材料技術を応用した製品開発に取り組んでおり、一部製品では採用が決定し、車両に搭載した量産前の試験を始めています。 ② 油圧機器製品事業 歯科・医療・介護福祉業界、車両・設備業界等からの多様なニーズに対応した製品開発を行っております。当連結会計年度では、海外規格へ対応した医療機器用の新たな製品を量産化しました。また、ロボット駆動用として搭載可能な小型高精度油圧機器を開発し、機能評価を進めています。
FY2017|937 文字
6 【研究開発活動】 当社グループは粉末冶金工法を活用した自動車用部品、鉄道車両用部品、産業機械用部品等の開発・製造販売、ならびに粉末冶金部品を組み込んだ油圧機器製品の開発・製造販売を行っております。 当連結会計年度における当社グループの研究開発活動の金額は2億40百万円であります。 セグメントごとの研究開発活動状況は以下のとおりであります。 ① 粉末冶金製品事業 自動車用部品に関しては、新機能付与および製品競争力向上を狙って、材料から工法・設備に至る総合的な開発に取り組んでいます。 材料に関しては、新しい高熱伝導材料・高剛性材料・高強度材料を開発中であります。また、新しい硬質粒子を分散させた耐熱耐摩耗材料の開発を完了し、生産を拡大中であります。 また、自動車の電気駆動化拡大に備え、新しい材料の開発にも対応中であります。MIM部品に関しても、Ti、SUS材の用途開発にも取り組んでおります。 設備については、ロスのない一貫生産を狙いとして、成形プレス、焼結炉など主要な設備を自前で開発した革新ラインを実現しました。現在、ショックアブソーバー用部品、バルブシート、プラネタリキャリアの量産化を進め、国内、海外拠点に展開を進めております。また、グリーン加工による機械加工費低減の取組みに関しても、海外展開を進めております。 鉄道車両用部品については、カーボン系パンタグラフ集電材の耐欠損性・耐摩耗性・トロリ線摩耗低減効果が得意先より高い評価を受け、新規車両に搭載しての開発を共同で行っております。ブレーキライニングについては、得意先と共同で次期新幹線車両向けの開発に着手し、ダイナモ試験機評価を実施しております。また、新規展開として、当社の集電・摩擦材料技術を応用した製品開発に取り組んでおり、一部製品では採用が決定し、車両に搭載した量産前の試験が始まりました。 ② 油圧機器製品事業 油圧機器製品は、歯科・医療・介護福祉業界、車両・設備業界等からの多様なニーズに対応した製品開発を行っております。具体的には、医療機器向けに小型一体式の電動油圧パッケージを開発し、製品化しました。また、医療分野向けに、油圧ロボット技術を応用した精密制御用油圧機器開発を進めております。
FY2016|858 文字
6 【研究開発活動】 当社グループは粉末冶金工法を活用した自動車部品、鉄道車両部品、その他産業用機械部品の開発、製造販売、ならびに粉末冶金部品を組み込んだ油圧機器製品の製造販売を行っております。 当連結会計年度における当社グループの研究開発活動の金額は2億31百万円であります。 セグメントごとの研究開発活動状況は以下のとおりであります。 ① 粉末冶金製品事業 自動車部品に関しては、開発のスピードアップを狙い、技術開発と生産技術を大部屋化した開発生技部を主体に材料開発と工法・設備開発を効率的に取組んでおります。 材料に関しては、新しい高熱伝導材料・高剛性材料・高強度材料を開発中であり、開発を完了したレアメタルレスの安価材については量産展開を進めております。 また、MIM部品に関しては、短時間焼結工法の開発を完了し量産展開中であります。加えて、Ti、SUS材の用途開発にも取り組んでおります。設備については、国内、海外とも成形プレス、焼結炉など主要な設備を自前で開発したスリムで一貫生産が可能な革新ラインでのプラネタリーキャリア量産化を進めております。また、グリーン加工による機械加工費低減の取組みに関しても、より安価な設備を開発し海外展開を進めております。 鉄道車両部品については、カーボン系パンタグラフ集電材の耐欠損性・耐摩耗性・トロリ線摩耗低減効果が得意先より高い評価を受け、新規車両向けの開発を共同で行っております。また、新規展開として、当社の集電・摩擦材料技術を応用した製品開発に取り組んでおり、一部の製品では採用に向け、得意先にて試験中であります。② 油圧機器製品事業 油圧製品は、歯科・医療・介護福祉業界、車両・設備業界等からの多様なニーズに対応した製品開発を行っております。昨年度は、医療機器向けに小型高圧タイプの電動油圧ポンプ及び制御バルブユニットを開発し製品化しました。また、ロボット市場向けに精密制御用油圧機器の新規開発に着手し、更なる小型・高性能化を目指した製品の開発を進めております。