イワブチ(5983)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 98 | 6 | 4 | 7 | 2.8 | 409.2 | — | 80.4 |
| FY2018 | 100 | 3 | 3 | -2 | 1.9 | 274.3 | 200.0 | 80.5 |
| FY2019 | 99 | 2 | 1 | 7 | 0.9 | 136.4 | 200.0 | 80.4 |
| FY2020 | 99 | 5 | 7 | 8 | 4.3 | 635.6 | 200.0 | 80.2 |
| FY2021 | 99 | 7 | 5 | 4 | 3.1 | 476.3 | 200.0 | 81.7 |
| FY2022 | 103 | 4 | 8 | 8 | 4.2 | 703.1 | 200.0 | 74.5 |
| FY2023 | 111 | 3 | 8 | -4 | 4.2 | 731.3 | 200.0 | 74.4 |
| FY2024 | 118 | 9 | 7 | 2 | 3.4 | 627.9 | 220.0 | 74.8 |
| FY2025 | 126 | 9 | 7 | -0 | 3.5 | 651.1 | 250.0 | 75.5 |
| FY2026 | 135 | 15 | 9 | 17 | 4.4 | 889.0 | 300.0 | 74.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:none 持続性:判定中
イワブチは特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという公開情報は見当たらない。汎用的な金属製品の製造・販売が中心であり、無形資産による競争優位性は限定的と考えられる。
主要顧客との長期的な取引関係や、特定の仕様に合わせた製品供給の実績はあると考えられるが、顧客が他社へ乗り換える際の直接的な金銭的・時間的コストは比較的低いと推測される。ただし、サプライヤーとしての信頼性や品質維持は一定のスイッチング要因となりうる。
イワブチの事業モデルは、ユーザーが増えることでサービスの価値が増すネットワーク効果を生み出す性質のものではない。製造業であり、直接的なネットワーク効果は期待できない。
長年の事業継続による生産ノウハウや、特定の仕入れルートの確保により、一定のコスト競争力を持っている可能性はある。しかし、原材料価格の変動や、より大規模な競合他社とのコスト比較においては、明確な優位性を示す情報は少ない。
金属製品業界は競争が激しく、イワブチの規模が業界全体に対して最適化された少数寡占を形成するほどの支配力を持っているとは考えにくい。特定のニッチ市場においては一定のシェアを持つ可能性はあるが、業界全体を代表する規模の経済性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
特定のニッチ市場における高いシェアの維持・拡大
原材料調達における安定的なコスト管理能力の向上
既存顧客との強固な関係性を維持し、安定的な受注を確保
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰による収益性の悪化
価格競争の激化による利益率の低下
新規参入企業や大手競合による市場シェアの奪取
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
イワブチの投資が失敗するには、同社が保有する(あるいは将来獲得する)競争優位性が、想定よりも早く失われる必要がある。例えば、主要顧客が代替材料や代替技術を採用し、イワブチの製品への依存度を低下させるシナリオ。あるいは、原材料の調達コストが劇的に上昇し、同社のコスト管理能力を凌駕する状況。また、競合他社がより効率的な生産技術を導入したり、規模の経済を活かして大幅な価格引き下げを行った場合、イワブチの価格競争力が失われ、収益性が悪化する可能性も考えられる。さらに、長年の取引で培われた顧客との信頼関係が、予期せぬ品質問題や納期遅延によって損なわれることも、競争優位性の崩壊につながりうる。
5年後のモート予測
ニッチ市場での地位を固め、安定した受注を確保。コスト管理を徹底し、緩やかながらも収益性を維持・向上させる。
既存事業の安定性を維持しつつ、市場環境の変化に対応。大きな成長は見込めないが、堅実な経営を続ける。
原材料価格の高騰や競争激化により、収益性が悪化。市場シェアも徐々に低下していくリスクがある。