事業の概要
- 室内装飾関連事業トーソーグループは、カーテンレール、ブラインド、ロールスクリーン、間仕切りなどの室内装飾関連製品の開発、製造、販売を主軸としています。これらの製品は、主に住宅市場の代理店を通じて販売されており、人々の住空間を彩る重要な役割を担っています。
- 海外製造と国内販売インドネシアと中国に製造拠点を持ち、国内外からの仕入れ品と合わせて製品を供給しています。これにより、効率的な生産体制を構築しつつ、日本国内では代理店を通じて住宅市場に製品を届けるビジネスモデルを展開しています。
- 福祉用品事業室内装飾関連事業の他に、ステッキなどの福祉用品の開発・販売も行っています。連結子会社のフジホーム株式会社が国内外から仕入れを行い、ホームセンターや介護用品専門店を通じて販売することで、多様なニーズに応える事業を展開しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 室内装飾関連事業(地域)トーソーグループの主要な事業セグメントであり、カーテンレールやブラインド、ロールスクリーンなどの室内装飾関連製品の開発、製造、販売を行っています。このセグメントは、主に住宅市場向けに製品を提供し、グループ全体の売上と利益の大部分を占める稼ぎ頭です。
- 売上高と営業利益最新年度の室内装飾関連事業の売上高は223.08317億円、営業利益は7.15132億円を計上しています。この数字は、トーソーグループがこの事業領域で安定した収益を上げていることを示しており、事業規模の大きさを表しています。
- 地域別事業展開このセグメントは、日本国内だけでなく、インドネシアや中国にも製造・販売拠点を持ち、グローバルに事業を展開しています。これにより、多様な市場ニーズに対応し、事業の安定化を図っていると考えられます。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| InteriorDecorationAssociatedBusiness | 地域 | 223 | 7 | 3.2% |
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3 【事業の内容】当社グループは当社および子会社5社で構成され、室内装飾関連製品の開発・製造・販売を主な内容とし、事業活動を展開しております。当社グループの事業内容と当社および子会社の該当事業における位置付けは次のとおりであります。 〈室内装飾関連事業〉カーテンレール、インテリアブラインド、ロールスクリーン、ローマンシェード、アコーデオン式間仕切等の室内装飾関連品の開発・製造・販売を行っております。当社、P.T.トーソー・インダストリー・インドネシアおよび東装窓飾(上海)有限公司で製造を行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場を中心に代理店等を通じて販売しております。(1) 当社は、室内装飾関連製品であるカーテンレール類、ブラインド類および間仕切類の開発・製造・販売を行っております。(2) 連結子会社であるサイレントグリス株式会社は、スイス・サイレントグリス社との提携によりカーテンレール類ならびに各種ブラインド類の販売を行っており、当社は主として同社製品の生産を受託しております。(3) 連結子会社であるトーソーサービス株式会社は、室内外装飾品および建築金物商品の販売・取付施工を行っており、当社は同社へ当社製品を販売するとともに室内装飾関連製品の取付施工を委託しております。(4) 連結子会社であるP.T.トーソー・インダストリー・インドネシアは、カーテンレール類およびブラインド類の製造を行っており、当社は一部部品の有償支給を行うとともに、その主要部分を部品および製品として購入しております。(5) 連結子会社である東装窓飾(上海)有限公司は、中華人民共和国でのカーテンレール類およびブラインド類の製造販売を行っており、当社は同社へ一部部品の販売を行っております。 <その他>ステッキ等の福祉用品の開発・販売を行っております。連結子会社であるフジホーム株式会社において、国内外からステッキ等の仕入を行い、主に代理店を通じてホームセンターおよび介護用品専門店等へ販売しております。 事業の系統図は次のとおりであります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 市場相場の影響や資源環境保護政策強化による材料調達価格の変動に左右されるため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 新製品の研究開発を継続し、高付加価値製品を提供している点。 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | シクリカル |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
会社が挙げる主要リスク:建設業界の景気動向による影響 / 材料調達価格の変動による影響 / 為替相場の変動による影響
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 9 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
トーソーは、窓周り製品(カーテンレール、ブラインド等)の製造販売を手掛けているが、特定の強力なブランド力や特許、規制ライセンスによる独占的な優位性は見られない。デザイン性や機能性は重要だが、模倣されやすい側面もある。
スイッチングコスト★★★☆☆
トーソーの製品は、住宅やオフィスビルに設置されることが多く、一度設置すると交換には手間やコストがかかる。特に、建築業者や内装業者との取引においては、既存のサプライヤーからの切り替えは、設計変更や再工事のリスクを伴うため、一定のスイッチング・コストが発生する。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
窓周り製品の市場において、ユーザー数の増加が製品価値を直接的に高めるようなネットワーク効果は存在しない。製品の普及が直接的な競争優位に繋がる構造ではない。
コスト優位★★☆☆☆
トーソーは長年の製造ノウハウとサプライチェーンの構築により、一定の生産効率を達成していると考えられる。しかし、原材料価格の変動や、競合他社も同様の効率化を進めている可能性があり、圧倒的なコスト優位を確立しているとは断言しにくい。
規模の経済★★★★☆
トーソーは国内のカーテンレール、ブラインド市場においてトップクラスのシェアを誇る。業界規模に対して最適な少数寡占を形成しており、規模の経済による効率的な生産・販売体制を構築している。この規模が、新規参入障壁や価格競争における優位性となっている。
- 多様な製品ラインナップカーテンレール、ブラインド、ロールスクリーン、間仕切りなど、窓周りから空間を仕切る製品まで、幅広い室内装飾関連製品を提供しています。これにより、顧客の多様なニーズに対応し、幅広い選択肢を提供できる点が強みです。
- 国内外の生産体制インドネシアと中国に製造拠点を持ち、効率的な生産体制を構築しています。これにより、製品の安定供給とコスト競争力の維持に貢献していると考えられます。
- 専門子会社との連携サイレントグリス株式会社との提携によるカーテンレール・ブラインドの販売や、トーソーサービス株式会社による取付施工など、専門子会社との連携により、製品提供から施工まで一貫したサービスを提供できる体制を構築しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
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経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社グループは、以下の経営理念のもと、経営の中長期的な重要課題を、「室内装飾関連事業を中心に安定した収益基盤を構築する」、「顧客に利益をもたらす製品およびサービスの開発、提案を行う」、「管理機能の標準化、効率化を図り、生産性向上に努める」としております。 1. TOSOは住生活を快適にする会社です 私達は高い技術力に裏付けられた高品質の商品の提供を通じて、世界の人々の住生活環境向上に寄与します。2. TOSOは新しい価値提案をする会社です 私達は「市場の変化を先取りした製品とサービスの提供」と「提案活動」を通じて、お客様との共存共栄を図りながら、社会の発展に貢献します。3. TOSOは環境を大切にする会社です 私達は地球環境保全の視点に立った事業活動を行います。 (2)目標とする経営指標当社グループは、2016 年4月に経営ビジョン「Vision2025」(2016~2025年度)を発表し、2016 年度から2019 年度までを第1フェーズ、2020 年度から2022年度までを第2フェーズ、2023年度から2025年度を第3フェーズとして推進しておりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症等が当社の経営環境に大きく影響を与えたことから、第2フェーズの期間を1年延長し、「Vision2025」も2026年度までといたしました。また、2024年4月に当社を取り巻く環境をふまえ「Vision2025」を見直すとともに、以下の通り長期的な成長に向けた新中期経営計画「Vision2025」第3フェーズを策定いたしました。 (新中期経営計画「Vision2025」第3フェーズ)①基本戦略 イ コアビジネスにおける「TOSO」特有の新しい企業価値創造 ・カーテンレールNo.1メーカーとしての優位性の極限化 ・顧客視点のサービス、プロモーションの徹底 ロ 成長戦略への重点投資による事業領域拡大 ・営業体制強化による宿泊・医療施設等の獲得推進 ・当社保有技術や機能・機構等を活用した既存製品の販売領域拡大 ・海外ビジネス拡大に向けた取り組み強化 ・新たな成長市場の模索・戦略的投資 ハ 持続的な企業成長を実現するための強固な経営基盤の再整備 ・利益体質強化に向けた生産体制・コスト構造の再構築 ・エンゲージメント向上のための職場環境づくり ②資本コストや株価を意識した経営の実現 イ ROEの向上 ・中期経営計画の着実な実践により収益基盤を強化し資本コストを上回るROEを志向する ロ 資本政策の見直し ・業績連動型配当方針の策定 ・市場の状況により自己株式の取得を実施し株主還元を強化 ハ キャッシュアロケーション ・営業キャッシュフロー拡大を志向し、増加分を成長投資および株主還元に振り向ける ③サステナビリティへの取り組み ・定量目標項目の設定および開示 ・GHG排出量・廃プラスチック廃棄量削減 ・ダイバーシティの推進、人材育成 ④定量目標 イ 連結経営指標(2026年度)売上高240億円ROE6% ロ サステナビリティ関連(2030年度(2022年度比))GHG排出量(Scope1・2)(単体)30%削減廃プラスチック廃棄量(単体)15%削減 ハ 人的資本関連(2026年度)女性管理職比率(単体)10%男性育休取得率(単体)50% 「Vision2025」第3フェーズ中期経営計画の詳細については、以下をご覧ください。https://www.toso.co.jp/ir/news/news20240521.pdf (3)中長期的な会社の経営戦略および対処すべき課題今後の見通しにつきましては、国内経済は雇用・所得環境の改善や各種政策等により景気は引き続き緩やかな回復基調にて推移すると見込まれるものの、原材料・エネルギー価格の上昇や為替動向に加え、米国の通商政策による影響など、先行きは不透明な状況が続くと想定されます。当社グループ事業に関連の深い建設市場においては、新設住宅着工戸数の減少が続くとともに、非住宅市場でも特需による一時的な増加が見込まれるものの、人手不足や資材価格上昇等の影響により引き続き厳しい状況が続くことが予想されます。このような環境の中、当社グループは「Vision2025」の実現に向け、引き続き新製品開発力や市場への対応力の強化に取り組んでまいります。中長期の展望では、住宅分野の深耕とあわせて需要の拡大が見込まれる宿泊施設をはじめとした非住宅分野の取り込みを進め、アジアを中心とした海外販売の強化や当社グループの保有技術を活用した用途開発、ステッキ等福祉用品等の新規分野でのビジネス領域拡大に取り組み、持続的な企業成長を図ってまいります。また、原価低減、総費用低減の徹底を図り、高収益体質への転換と競争力強化に取り組んでまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社グループは、以下の経営理念のもと、経営の中長期的な重要課題を、「室内装飾関連事業を中心に安定した収益基盤を構築する」、「顧客に利益をもたらす製品およびサービスの開発、提案を行う」、「管理機能の標準化、効率化を図り、生産性向上に努める」としております。 1. TOSOは住生活を快適にする会社です 私達は高い技術力に裏付けられた高品質の商品の提供を通じて、世界の人々の住生活環境向上に寄与します。2. TOSOは新しい価値提案をする会社です 私達は「市場の変化を先取りした製品とサービスの提供」と「提案活動」を通じて、お客様との共存共栄を図りながら、社会の発展に貢献します。3. TOSOは環境を大切にする会社です 私達は地球環境保全の視点に立った事業活動を行います。 (2)目標とする経営指標当社グループは、2016 年4月に経営ビジョン「Vision2025」(2016~2025年度)を発表し、2016 年度から2019 年度までを第1フェーズ、2020 年度から2022年度までを第2フェーズ、2023年度から2025年度を第3フェーズとして推進しておりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症等が当社の経営環境に大きく影響を与えたことから、第2フェーズの期間を1年延長し、「Vision2025」も2026年度までといたしました。また、2024年4月に当社を取り巻く環境をふまえ「Vision2025」を見直すとともに、以下の通り長期的な成長に向けた新中期経営計画「Vision2025」第3フェーズを策定いたしました。 (新中期経営計画「Vision2025」第3フェーズ)①基本戦略 イ コアビジネスにおける「TOSO」特有の新しい企業価値創造 ・カーテンレールNo.1メーカーとしての優位性の極限化 ・顧客視点のサービス、プロモーションの徹底 ロ 成長戦略への重点投資による事業領域拡大 ・営業体制強化による宿泊・医療施設等の獲得推進 ・当社保有技術や機能・機構等を活用した既存製品の販売領域拡大 ・海外ビジネス拡大に向けた取り組み強化 ・新たな成長市場の模索・戦略的投資 ハ 持続的な企業成長を実現するための強固な経営基盤の再整備 ・利益体質強化に向けた生産体制・コスト構造の再構築 ・エンゲージメント向上のための職場環境づくり ②資本コストや株価を意識した経営の実現 イ ROEの向上 ・中期経営計画の着実な実践により収益基盤を強化し資本コストを上回るROEを志向する ロ 資本政策の見直し ・業績連動型配当方針の策定 ・市場の状況により自己株式の取得を実施し株主還元を強化 ハ キャッシュアロケーション ・営業キャッシュフロー拡大を志向し、増加分を成長投資および株主還元に振り向ける ③サステナビリティへの取り組み ・定量目標項目の設定および開示 ・GHG排出量・廃プラスチック廃棄量削減 ・ダイバーシティの推進、人材育成 ④定量目標 イ 連結経営指標(2026年度)売上高240億円ROE6% ロ サステナビリティ関連(2030年度(2022年度比))GHG排出量(Scope1・2)(単体)30%削減廃プラスチック廃棄量(単体)15%削減 ハ 人的資本関連(2026年度)女性管理職比率(単体)10%男性育休取得率(単体)50% 「Vision2025」第3フェーズ中期経営計画の詳細については、以下をご覧ください。https://www.toso.co.jp/ir/news/news20240521.pdf (3)中長期的な会社の経営戦略および対処すべき課題今後の見通しにつきましては、国内経済は雇用・所得環境の改善や各種政策等により景気は引き続き緩やかな回復基調にて推移すると見込まれるものの、原材料・エネルギー価格の上昇や為替動向に加え、米国の通商政策による影響など、先行きは不透明な状況が続くと想定されます。当社グループ事業に関連の深い建設市場においては、新設住宅着工戸数の減少が続くとともに、非住宅市場でも特需による一時的な増加が見込まれるものの、人手不足や資材価格上昇等の影響により引き続き厳しい状況が続くことが予想されます。このような環境の中、当社グループは「Vision2025」の実現に向け、引き続き新製品開発力や市場への対応力の強化に取り組んでまいります。中長期の展望では、住宅分野の深耕とあわせて需要の拡大が見込まれる宿泊施設をはじめとした非住宅分野の取り込みを進め、アジアを中心とした海外販売の強化や当社グループの保有技術を活用した用途開発、ステッキ等福祉用品等の新規分野でのビジネス領域拡大に取り組み、持続的な企業成長を図ってまいります。また、原価低減、総費用低減の徹底を図り、高収益体質への転換と競争力強化に取り組んでまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績の状況の概要当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加などを背景に、緩やかな回復基調にて推移いたしました。しかしながら、不安定な国際情勢による資源・エネルギー価格の高騰、為替変動など、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。当社グループ事業に関連の深い建設市場におきましては、新設住宅着工戸数は一時的な増加が見られたものの、期間全体では低調に推移しました。また、非住宅向けの建築着工床面積も減少傾向が続いております。このような環境の下で、当社グループは「Vision2025」第3フェーズ(2024~2026年度)の初年度として、引き続き主力の住宅分野の深耕とあわせて、非住宅分野や海外販売、新規分野への営業活動を展開し、成長戦略を推進しました。これらの結果、当連結会計年度における売上高は22,789百万円(前期比5.5%増加)、営業利益は746百万円(前期比54.5%増加)、経常利益は773百万円(前期比44.7%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は500百万円(前期比69.6%増加)となりました。 〈経営者の視点による当期経営成績の認識および分析〉売上高は、コアビジネスである国内住宅市場を中心に非住宅分野、用途開発、海外での販売が好調に推移したことで、前期比5.5%増加となりました。売上総利益率は、40.6%と前期を上回りました(前期は39.7%)。原材料価格の高騰や為替変動等の影響もありましたが、原価低減活動や価格改定等が寄与しました。原価低減については、引き続き「Vision2025」の重点施策として継続的な取り組みを推進していきます。販売費及び一般管理費は、新製品発売に向けた展示会開催や価格改定に伴う各種費用の増加、ベースアップによる人件費の増加等により、前期比5.0%増加となりました。営業外損益全体では、前年に発生した保険解約返戻金の影響等により、前年同期から減少し、27百万円の利益(前期比47.4%の減少)、また、特別損益は全体で0百万円の利益(前期は16百万円の損失)となりました。当社では、2016年4月より経営ビジョン「Vision2025」をスタートさせておりますが、新型コロナウイルス感染症の影響等に鑑み、一年延期して2026年度までの目標とすることにいたしました。2024年4月より始動した第3フェーズでは、引き続き3つの重点施策(新しい企業価値創造、成長戦略の推進、強固な経営基盤の再整備)を推進しております。第3フェーズ初年度となる当期は各分野への販売が好調に推移しましたが、中長期的には住宅市場の縮小が続くとみられており、一層の成長戦略(非住宅分野、用途開発、海外販売、新規ビジネス領域)の推進が必要と認識しております。また、原価低減活動など高収益体質への転換に向けた取り組みも併せて進めてまいります。目標とする経営指標として掲げている自己資本当期純利益率(ROE)につきましては、原価低減活動や価格改定の寄与による売上総利益率の上昇等により、親会社株主に帰属する当期純利益が増加したことで、3.4%(前期は2.1%)となりました。なお、当連結会計年度におきましては、2024年7月10日開催の取締役会決議に基づき、7月26日付で譲渡制限付株式報酬として自己株式20,597株を処分しております。また、株主還元の強化を目的として、同年8月21日開催の取締役会決議に基づき、8月22日から11月11日の期間において自己株式150,000株の取得を実施しております。 セグメントの業績は次のとおりであります。(室内装飾関連事業)室内装飾関連事業においては、当社グループのコアバリューである「WITH_」をコンセプトに、壁紙やカーテンと合わせやすいロールスクリーンやバーチカルブラインドの生地の拡充を行いました。また、外からの視線を遮ることができるレース付きバーチカルブラインド「デュアルツイン」や、収納専用ハンギングバー「H-3」等の新製品を発売しました。また、新製品展示会「トーソーフェス」を全国19都市で開催したほか、日本最大級の国際インテリア見本市「JAPANTEX2024」、ホームセンター業界最大の総合展示会「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW2024」等の展示会へ出展し、製品の拡販に努めました。結果、住宅分野の販売が前年を上回ったことに加え、成長戦略として推進している非住宅分野での物件獲得や窓以外の周辺領域への販売、東南アジア地域を中心とした海外販売等が好調に推移したことで、売上高は22,308百万円(前期比5.5%増加)となりました。セグメント利益については、価格改定の寄与等により、715百万円(前期比60.2%増加)となりました。 (その他)その他の事業では、「バリアフリー2024」や国際福祉機器展(H.C.R)へ出展するなど、ステッキ等の福祉用品の販売活動を推進しました。有力販売先の事業縮小等の影響はあったものの新規取引の増加等により、売上高は481百万円(前期比3.6%増加)となりました。セグメント利益については、為替変動による原価上昇等により、31百万円(前期比14.4%減少)となりました。 (注) セグメント別の記載において、売上高については「外部顧客への売上高」について記載しております。 (2) 生産、受注及び販売の状況① 生産及び仕入実績イ 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)前年同期比(%)室内装飾関連事業(千円)17,607,039106.0 報告セグメント計(千円)17,607,039106.0その他(千円)--合計(千円)17,607,039106.0 (注) 金額は、販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 なお、当社グループの主たる生産を行っている提出会社の最近2事業年度の品目別生産実績は、次のとおり であります。品 目前事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)当事業年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)カーテンレール類(千円)6,692,2267,335,094ブラインド類(千円)9,610,79310,031,971間仕切類(千円)141,757108,293合計(千円)16,444,77617,475,358 (注) 金額は、販売価格によっております。 ロ 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)前年同期比(%)室内装飾関連事業(千円)5,028,722105.1その他(千円)268,581112.2合計(千円)5,297,304105.5 (注) 金額は、仕入価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 なお、当社グループの主たる仕入を行っている提出会社の最近2事業年度の品目別仕入実績は、次のとおり であります。品 目前事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)当事業年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)カーテンレール類(千円)2,408,4472,351,697ブラインド類(千円)666,459635,432間仕切類(千円)44,55932,355その他(千円)1,732,1642,119,114合計(千円)4,851,6315,138,599 (注) 金額は、仕入価格によっております。 ② 受注状況当社グループの販売品目は広範囲かつ多種多様であり、見込生産を行っている品目が多いため、セグメントごとの受注状況の記載を省略しております。なお、販売品目の一部を受注生産している提出会社の当事業年度の品目別受注状況は、次のとおりであります。品 目受注高前年同期比(%)受注残高前年同期比(%)ブラインド類(千円)8,752,253104.2166,120113.6間仕切類(千円)139,33681.81,347114.2合計(千円)8,891,590103.8167,467113.6 ③ 販売実績当社グループの販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)前年同期比(%)室内装飾関連事業(千円)22,308,317105.5 報告セグメント計(千円)22,308,317105.5その他(千円)481,456103.6合計(千円)22,789,773105.5 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主要顧客(総販売実績に対する割合が10%以上)に該当するものはありません。 なお、当社グループの主たる販売を行っている提出会社の品目別販売実績は、次のとおりであります。品 目前事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)当事業年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)カーテンレール類(千円)8,988,3689,501,044ブラインド類(千円)8,447,7508,732,338間仕切類(千円)171,656139,169その他(千円)2,417,1292,840,017合計(千円)20,024,90421,220,570 (3) 財政状態①資産、負債および純資産の状況当連結会計年度末の総資産については、現金及び預金、売掛金、投資有価証券等の増加により、前連結会計年度末と比較して548百万円増加し、22,205百万円となりました。負債については、電子記録債務等の減少があったものの、短期借入金、未払費用、支払手形及び買掛金等の増加により、前連結会計年度末と比較して181百万円増加し、7,424百万円となりました。純資産については、利益剰余金、為替換算調整勘定等が増加したことにより、前連結会計年度末と比較して366百万円増加し、14,781百万円となりました。当連結会計年度末における当社グループの財政状態は、短期借入金等の増加により流動比率は266.1%(前期末270.9%)となっております。また自己資本比率は、66.2%(前期末66.2%)となっております。目標とする経営指標としている自己資本当期純利益率(ROE)は、3.4%(前期末2.1%)となっております。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ383百万円増加し、3,618百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、457百万円の収入(前連結会計年度は690百万円の収入)となりました。これは主に、債務支払い期間短縮にともなう仕入債務減少による支出665百万円 があったものの、税金等調整前当期純利益774百万円があったことによります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、539百万円の支出(前連結会計年度は581百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出479百万円、無形固定資産の取得による支出95百万円があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、377百万円の収入(前連結会計年度は193百万円の支出)となりました。自己株式取得による支出76百万円があったものの、短期借入金の増加による収入576百万円があったことによるものです。 (4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループの運転資金、設備投資等資金の調達は、営業活動によるキャッシュ・フローから創出される自己資金のほか、必要に応じて金融機関からの借入により行っております。 なお、当社グループの資金効率化を図るため、国内連結子会社は金融機関からの資金調達を行わず、当社と金銭貸借を行っております。 資金需要のうち、生産に関する原材料購入費、製造費および販売に関する販売費及び一般管理費の運転資金は、自己資金および金融機関からの短期借入を基本としております。設備投資等資金に関しましては、必要に応じて金融機関からの長期借入にて行います。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、資産、負債及び収益、費用の報告金額に影響を与える仮定、見積り及び判断をしておりますが、これらの仮定、見積り及び判断については不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。連結財務諸表作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要となるものは「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り))」に記載しております。
事業リスク
- 景気変動の影響主力事業である室内装飾関連事業は、民間住宅投資や公共事業投資の変動に左右されやすい特性があります。建設業界の景気動向が悪化した場合、製品の販売が減少し、トーソーグループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 原材料価格の変動製品に使用される鋼板、アルミ材、天然木などの原材料は、市場相場や資源保護政策の影響を受けやすく、購入価格が変動するリスクがあります。原材料価格の高騰は、製造コストの増加を通じて利益率を圧迫する可能性があります。
- 為替変動リスク海外からの輸入商品が含まれるため、為替相場の変動が経営成績に影響を与える可能性があります。為替予約でリスクヘッジを行っていますが、完全に排除することは難しく、急激な為替変動は収益を悪化させる可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業内容について当社グループの主たる事業領域である室内装飾関連事業では、主に窓周りを主体とした室内装飾関連品の開発・製造・販売を行っております。これらの製品の販売は建設業界の景気動向と同様に民間住宅投資額や公共事業投資額の変動に左右されることがあります。また、その他の事業に該当するステッキ等の福祉用品の開発・販売につきましても、消費志向の変化に左右されることがあります。当社グループといたしましては、高付加価値の製品の提供および取扱い領域の拡大等により、当該影響の軽減を図るべく努力してまいりますが、変動の大きさによっては当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 材料調達価格の変動による影響について当社グループの一部の製品および材料等には、鋼板やアルミ材、天然木のように市場の相場の影響や資源環境保護政策の強化等により購入価格が変動するアイテムが含まれております。これらの要因による材料調達価格の変動は、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 為替相場の変動による影響について当社グループの製品および材料等につきましては、海外からの輸入商品が含まれているため、当社グループは為替相場の変動リスクをヘッジする目的で為替予約を行っております。しかしながら為替予約により当該影響をすべて排除することは不可能であり、為替相場の変動は、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 諸外国における政治・経済情勢等の変化について当社グループでは、インドネシア共和国、中華人民共和国での事業展開を図っており、当該進出国の政治・経済情勢、法制度等に著しい変化が生じた場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 自然災害・事故等のリスクについて当社グループは、国内外に生産拠点を配置しておりますが、大規模地震や気候変動に伴う自然災害や火災等の突発的な事故の発生により、当社グループの建物・生産設備等が多大な被害を受けた場合は、操業の一時的な中断や、復旧費用等が発生する恐れがあり、経営成績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 感染症発生に関するリスクについて感染症の発生および拡大により、当社グループが事業を展開している地域における安定的な販売活動や生産・物流体制に支障をきたした場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また、日本国内における感染拡大の長期化等による国内全体の景気悪化や個人消費の低迷に伴い、当社の財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。