トーソー(5956)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 225 | 10 | 7 | 11 | 6.1 | 67.1 | 12.0 | 54.1 |
| FY2018 | 225 | 8 | 5 | -2 | 4.3 | 49.4 | 10.0 | 55.9 |
| FY2019 | 227 | 7 | 4 | 3 | 3.8 | 45.2 | 10.0 | 57.4 |
| FY2020 | 227 | 9 | 6 | 15 | 4.9 | 62.5 | 10.0 | 56.4 |
| FY2021 | 214 | 11 | 8 | 9 | 5.9 | 84.2 | 10.0 | 60.9 |
| FY2022 | 209 | 8 | 5 | 8 | 4.0 | 59.4 | 10.0 | 64.5 |
| FY2023 | 213 | 7 | 4 | 0 | 2.7 | 40.9 | 10.0 | 66.2 |
| FY2024 | 216 | 5 | 3 | 1 | 2.0 | 32.8 | 10.0 | 66.2 |
| FY2025 | 228 | 7 | 5 | -1 | 3.4 | 56.1 | 11.5 | 66.2 |
| FY2026 | 233 | 10 | 7 | -2 | 4.2 | 75.8 | 15.5 | 68.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
トーソーは、窓周り製品(カーテンレール、ブラインド等)の製造販売を手掛けているが、特定の強力なブランド力や特許、規制ライセンスによる独占的な優位性は見られない。デザイン性や機能性は重要だが、模倣されやすい側面もある。
トーソーの製品は、住宅やオフィスビルに設置されることが多く、一度設置すると交換には手間やコストがかかる。特に、建築業者や内装業者との取引においては、既存のサプライヤーからの切り替えは、設計変更や再工事のリスクを伴うため、一定のスイッチング・コストが発生する。
窓周り製品の市場において、ユーザー数の増加が製品価値を直接的に高めるようなネットワーク効果は存在しない。製品の普及が直接的な競争優位に繋がる構造ではない。
トーソーは長年の製造ノウハウとサプライチェーンの構築により、一定の生産効率を達成していると考えられる。しかし、原材料価格の変動や、競合他社も同様の効率化を進めている可能性があり、圧倒的なコスト優位を確立しているとは断言しにくい。
トーソーは国内のカーテンレール、ブラインド市場においてトップクラスのシェアを誇る。業界規模に対して最適な少数寡占を形成しており、規模の経済による効率的な生産・販売体制を構築している。この規模が、新規参入障壁や価格競争における優位性となっている。
競合との比較優位
強気シナリオ
国内窓周り製品市場における圧倒的なシェア維持・拡大
リフォーム・リノベーション需要の継続的な取り込み
海外市場への展開成功による収益源の多様化
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格攻勢やデザイン性の高い製品の投入
新築住宅着工数の減少による市場全体の縮小
原材料価格の高騰による収益性の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
トーソーの投資が失敗するには、まず国内の窓周り製品市場における同社の圧倒的なシェアが、競合他社の台頭や代替製品の普及によって急速に侵食される必要がある。特に、デザイン性や機能性でトーソーを凌駕し、かつ低価格を実現する企業が現れ、建築業者やエンドユーザーの支持を奪うシナリオが考えられる。また、住宅建設市場全体の構造的な縮小や、原材料コストの継続的な高騰が、同社の価格決定力を奪い、収益性を著しく悪化させることも、モートの崩壊に繋がるだろう。さらに、海外市場への展開が計画通りに進まず、国内市場への依存度が高まることも、リスク要因となる。
5年後のモート予測
国内市場でのシェア維持・拡大と、リフォーム需要の取り込みにより、安定的な増収増益を続ける。海外展開も進み、収益基盤が強化される。
国内市場の成熟化に伴い、緩やかな成長に留まる。リフォーム需要は堅調だが、競争激化により利益率は横ばい。
新築市場の低迷と競争激化により、売上・利益ともに減少する。原材料価格の高騰も重石となる。