長府製作所(5946)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 423 | 24 | 30 | 11 | 2.5 | 87.6 | 32.0 | 91.9 |
| FY2017 | 421 | 18 | 26 | -9 | 2.1 | 74.6 | 32.0 | 91.3 |
| FY2018 | 457 | 20 | 27 | 14 | 2.2 | 76.9 | 32.0 | 92.1 |
| FY2019 | 452 | 23 | 18 | 11 | 1.5 | 52.9 | 32.0 | 92.3 |
| FY2020 | 435 | 23 | 26 | 20 | 2.1 | 75.1 | 32.0 | 93.0 |
| FY2021 | 449 | 22 | 29 | 4 | 2.3 | 83.9 | 36.0 | 93.3 |
| FY2022 | 498 | 30 | 39 | 35 | 3.0 | 111.6 | 38.0 | 93.1 |
| FY2023 | 485 | 33 | 40 | 10 | 3.0 | 117.1 | 43.0 | 93.6 |
| FY2024 | 461 | 17 | 31 | 20 | 2.3 | 92.5 | 46.0 | 94.4 |
| FY2025 | 465 | 17 | 22 | 13 | 1.6 | 64.0 | 46.0 | 93.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
長府製作所は、特定の強力なブランドや特許、規制ライセンスを独占的に保有しているという情報は現時点では確認できません。汎用品に近い製品が多く、無形資産による競争優位性は限定的と考えられます。
給湯器や暖房機器は、一度設置すると、交換や修理の際に既存の配管や設置スペースとの互換性が求められるため、一定のスイッチングコストが発生します。しかし、製品の機能や価格、ブランドイメージによって乗り換えも十分に考えられます。
長府製作所の事業は、製品の利用者が増えることでその価値が増すようなネットワーク効果を生み出すビジネスモデルではありません。個々の製品の利用は独立しています。
長府製作所は、長年の製造ノウハウやサプライチェーンの効率化により、一定のコスト競争力を有している可能性があります。しかし、業界全体として価格競争が激しく、他社との圧倒的なコスト優位を築いているとは言えません。
給湯器・暖房機器市場において、長府製作所は一定のシェアを持つ国内有力メーカーの一つです。生産規模の経済を活かした効率的な生産体制は、市場での競争力を維持する上で重要ですが、大手競合と比較すると規模の優位性は限定的です。
競合との比較優位
強気シナリオ
省エネ性能の高いエコキュートやハイブリッド給湯器など、環境対応型製品の需要拡大
リフォーム市場の拡大に伴う、交換需要の増加
海外市場への展開強化による、新たな収益源の確保
弱気シナリオ(モート侵食)
大手競合他社による、より低価格な製品の投入
原材料価格の高騰による、採算性の悪化
技術革新の遅れによる、製品競争力の低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
長府製作所の投資が失敗するには、まず、給湯器・暖房機器市場全体が縮小し、特に省エネ・環境対応製品へのシフトが期待通りに進まないことが挙げられます。また、同社が長年培ってきた製造・販売網の効率性が、競合他社のより革新的な技術や、より強力なブランド力、あるいは圧倒的な低価格戦略によって陳腐化してしまうシナリオも考えられます。さらに、原材料費の高騰や為替変動といった外部要因を価格転嫁できず、収益性が著しく悪化することも、同社の競争優位性を損なう要因となり得ます。これらの要因が複合的に作用し、同社の市場における地位を低下させる可能性があります。
5年後のモート予測
環境規制強化や省エネ意識の高まりを受け、高付加価値製品の販売が伸長。リフォーム需要も堅調で、売上・利益ともに緩やかな成長を続ける。
市場環境は横ばいだが、既存製品の安定した需要と、コスト管理の徹底により、堅実な収益を維持。大きな成長は見込めない。
競争激化と原材料価格高騰により、価格競争力と収益性が低下。シェアを徐々に失い、売上・利益ともに減少傾向となる。