事業の概要
- 業務用厨房機器製造販売中西製作所は、学校給食センター、病院・介護施設、社員食堂、食品加工工場、外食チェーンなど、多様な施設向けに業務用厨房機器を製造・販売しています。主力製品には食器洗浄機、消毒保管機、連続炊飯機、過熱水蒸気調理機などがあり、これらを奈良工場と群馬工場で製造し、ユーザーへ直接販売・施工まで手掛けています。特に学校給食部門は夏季と年度末(特に3月)に売上が集中する傾向があります。
- 不動産賃貸事業東京都中央区に保有するオフィスビル1棟を賃貸し、安定的な賃料収入を得ています。このビルは同社の東京本社としても利用されており、本社機能の一部を担いつつ、残りのフロアを外部に貸し出すことで収益を上げています。主要な事業活動は業務用厨房機器ですが、不動産賃貸も収益の一部を構成しています。
- 収益構造の特性同社の収益は、主に業務用厨房機器の製造販売と不動産賃貸の二本柱で構成されています。厨房機器事業は、学校給食などの公共性の高い施設や食品加工業、外食産業といった幅広い顧客基盤を持ち、継続的な製品開発と改良に注力しています。不動産賃貸事業は、都心の一等地にあるオフィスビルを活用した安定収入源となっています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 業務用厨房機器製造販売事業学校給食センター、病院・介護施設、社員食堂、食品加工工場、外食チェーンなど、幅広い顧客向けに業務用厨房機器を製造・販売しています。食器洗浄機、食器消毒保管機、連続炊飯機、過熱水蒸気調理機などが主力製品で、売上高は398億3,052万7千円、営業利益は25億7,929万1千円と、同社の主要な収益源となっています。
- 不動産賃貸事業東京都中央区に保有するオフィスビルの一部フロアを賃貸し、賃料収入を得ています。この事業は、同社の東京本社オフィスとしても利用されており、安定した収益基盤を提供しています。売上高は1億146万5千円、営業利益は5,199万円であり、規模は小さいながらも着実に利益を上げています。
- 事業構成と収益性中西製作所の事業は、業務用厨房機器製造販売が売上・利益ともに圧倒的な割合を占める主力事業であり、同社の成長を牽引しています。不動産賃貸事業は、規模は小さいものの、安定的な収益源として全体の財務基盤を支える役割を担っています。両事業のバランスが同社の収益構造を特徴づけています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ManufacturingAndSalesOfGeneralCommercialKitchenEquipmentAndAppliance | 事業 | 398 | 26 | 6.5% |
| RealEstateLeasingBusiness | 地域 | 1 | 1 | 51.2% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】 当社は、(1)業務用厨房機器製造販売事業と(2)不動産賃貸事業を営んでおります。 なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。(1) 業務用厨房機器製造販売事業 主として、学校給食センター等の「学校給食」や病院・介護老人福祉施設等の「病院福祉給食」、学生食堂・社員食堂等の「事業所給食」、弁当惣菜工場・農畜産物加工場等の「食品加工業」、大手外食チェーン店等の「外食産業」を最重要マーケットとして、業務用厨房機器の製造、販売を行っております。なお、主要販売先である学校給食部門の納期は夏季及び年度末に集中しているため、売上高が7月~9月及び1月~3月、特に3月に多くなる傾向にあります。 主力製品としては、食器洗浄機、食器消毒保管機、連続炊飯機、過熱水蒸気調理機等があり、毎期継続的な開発、改良活動を行っております。 奈良工場及び群馬工場において製造した製品と仕入商品をユーザーへ出荷し、工事を伴うものについては施工を行っております。なお、商品は仕入業者より仕入れ、また、施工の大部分は外注業者に委託しております。(2) 不動産賃貸事業 当社は、東京都中央区において賃貸オフィス1棟(土地を含む)を保有し、当社の東京本社オフィスとして使用する以外のフロア等を賃貸しております。 以上に述べた内容を図で示すと、以下のとおりであります
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 中程度 より付加価値の高い製品開発やコスト削減による競争力強化に努めているため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 衛生管理、省人化、食の安全・安心、省電力・高効率な環境配慮型製品の研究開発。 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 中程度 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 中程度 |
会社が挙げる主要リスク:国内の少子高齢化・人口減少による需要減退 / オフィスビル市況の悪化による賃料収入減少 / 原材料の市況変動、調達中断・供給不足
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
中西製作所は特定のブランド力や特許、規制ライセンスに関する公開情報が限定的であり、無形資産による競争優位性は現時点では明確に確認できない。
スイッチングコスト★★☆☆☆
自動車部品や建設機械部品など、高い品質と信頼性が求められる分野で長年の実績を持つ。顧客は仕様変更やサプライヤー変更にコストやリスクを伴う可能性があるが、代替可能な部品も存在し、スイッチング・コストは限定的と考えられる。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
中西製作所の事業モデルは、プラットフォームやマーケットプレイスのようなネットワーク効果を生み出す構造ではなく、ネットワーク効果による競争優位性は見られない。
コスト優位★☆☆☆☆
金属加工における長年の経験とノウハウは効率的な生産に寄与する可能性があるが、他社と比較した構造的なコスト優位性を示す具体的な情報は乏しい。為替変動や原材料価格の影響を受けやすい。
規模の経済★★☆☆☆
金属プレス加工業界において一定の規模を持つが、業界全体で見ると多数の競合が存在する。特定のニッチ市場での優位性は考えられるものの、圧倒的な効率規模による寡占状態には至っていない。
- 多様な顧客基盤と製品開発力学校給食、病院福祉給食、事業所給食、食品加工業、外食産業と幅広いマーケットに対応しており、特定の業界に依存しすぎない顧客基盤を持っています。また、食器洗浄機や連続炊飯機、過熱水蒸気調理機など、多様な主力製品を継続的に開発・改良することで、顧客ニーズに応え、競争力を維持しています。
- 品質管理体制とPL保険奈良工場と群馬工場に品質保証部を設置し、製品の検査や品質確保のための管理体制を構築しています。これにより、製品の安全性や品質問題によるリスクを低減しています。万が一の事態に備えて製造物賠償責任保険(PL保険)にも加入しており、顧客への信頼性と事業継続性を高めています。
- 生産・開発拠点の分散本社機能を東京都と大阪府に、生産・開発拠点を奈良県と群馬県に分散して配置しています。これにより、特定の地域での災害発生時にも事業活動への影響を最小限に抑えるリスク分散体制を構築しており、安定的な製品供給と事業継続を可能にしています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中にある将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。(1)経営の基本方針 当社は、「切磋琢磨して、斬新なアイデアを提供できる企業人となり、良品廉価を持って顧客に奉仕し、万人の食生活をますます豊かにすることに貢献する」ことを経営理念としております。(2)中長期的な経営戦略 当社は、長年の経験により得意とする学校給食センター等の「学校給食」や病院・介護老人福祉施設等の「病院福祉給食」、社員食堂や学生食堂等の「事業所給食」、弁当惣菜工場・農畜産物加工場等の「食品加工業」、大手外食チェーン店等の「外食産業」を最重要マーケットとして業務用厨房機器の製造、販売を行っております。 「学校給食部門」では全国に配置されている老朽化した学校給食センターの更新需要等があります。また、「病院福祉給食」では高齢化社会の進行に伴う介護老人福祉施設の増加やセントラルキッチン化による合理化、「事業所給食」では働きやすい職場環境の改善に向けた社員食堂の新設や改修、「食品加工業」では食生活の多様化を背景に惣菜やコンビニ弁当・レトルト食品等の成長や政府が支援する6次産業化の進展、「外食産業」では様々な業態が誕生する大手外食チェーン店への展開等、魅力ある将来性豊かなマーケットを持つ業務用厨房機器製造販売事業に引き続き積極的に取り組んでまいります。 全国に展開した販売網を基盤として、時代の流れやマーケットニーズを的確につかんだ製品やトータルシステムの開発を進め、これからも人々の社会生活の多様化に対応した「食文化のコーディネーター」として、食生活に新たな価値を創造してまいります。また、顧客に「提案」「設計」「施工」「開設支援」「アフターサービス」を一貫して提供できる点も当社の強みであり、業態や地域を超えて様々な分野の厨房をトータルでサポートしてまいります。(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社では、売上高、営業利益及び経常利益を重要な指標として認識し、業績向上に向けてまい進してまいります。(4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社における経営環境は、景況感の改善とともに歴史的な物価高がいつ収まるのか不透明で、今後も極めて不確実性の高い経済環境が続くものと予測されます。 このような状況のなか、当社は近年のフードテックへの世界的な意識の高まりをとらえて、より人手に頼らず、業務の効率化に対応する衛生的で省人化された厨房システムのご提案を積極的に行ってまいります。 また、国連で採択されたサステナブル(持続可能)な社会を目指したSDGsの課題目標の達成に寄与するため、その実現に向けたプロセスであるESGの考え方へも配慮し、環境面を意識した省エネタイプの製品開発等に力を注いでまいります。 そして、事業拡大に欠かせない人材確保の採用活動につきましては、新卒採用を主として、人材獲得・人材育成に取り組んでまいります。社員とその家族はもとより、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会の実現に向けて行動してまいります。 中長期的な大きな設備投資としては、群馬工場の増築や老朽化した大阪本社や奈良工場の移転等を検討しております。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中にある将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。(1)経営の基本方針 当社は、「切磋琢磨して、斬新なアイデアを提供できる企業人となり、良品廉価を持って顧客に奉仕し、万人の食生活をますます豊かにすることに貢献する」ことを経営理念としております。(2)中長期的な経営戦略 当社は、長年の経験により得意とする学校給食センター等の「学校給食」や病院・介護老人福祉施設等の「病院福祉給食」、社員食堂や学生食堂等の「事業所給食」、弁当惣菜工場・農畜産物加工場等の「食品加工業」、大手外食チェーン店等の「外食産業」を最重要マーケットとして業務用厨房機器の製造、販売を行っております。 「学校給食部門」では全国に配置されている老朽化した学校給食センターの更新需要等があります。また、「病院福祉給食」では高齢化社会の進行に伴う介護老人福祉施設の増加やセントラルキッチン化による合理化、「事業所給食」では働きやすい職場環境の改善に向けた社員食堂の新設や改修、「食品加工業」では食生活の多様化を背景に惣菜やコンビニ弁当・レトルト食品等の成長や政府が支援する6次産業化の進展、「外食産業」では様々な業態が誕生する大手外食チェーン店への展開等、魅力ある将来性豊かなマーケットを持つ業務用厨房機器製造販売事業に引き続き積極的に取り組んでまいります。 全国に展開した販売網を基盤として、時代の流れやマーケットニーズを的確につかんだ製品やトータルシステムの開発を進め、これからも人々の社会生活の多様化に対応した「食文化のコーディネーター」として、食生活に新たな価値を創造してまいります。また、顧客に「提案」「設計」「施工」「開設支援」「アフターサービス」を一貫して提供できる点も当社の強みであり、業態や地域を超えて様々な分野の厨房をトータルでサポートしてまいります。(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社では、売上高、営業利益及び経常利益を重要な指標として認識し、業績向上に向けてまい進してまいります。(4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社における経営環境は、景況感の改善とともに歴史的な物価高がいつ収まるのか不透明で、今後も極めて不確実性の高い経済環境が続くものと予測されます。 このような状況のなか、当社は近年のフードテックへの世界的な意識の高まりをとらえて、より人手に頼らず、業務の効率化に対応する衛生的で省人化された厨房システムのご提案を積極的に行ってまいります。 また、国連で採択されたサステナブル(持続可能)な社会を目指したSDGsの課題目標の達成に寄与するため、その実現に向けたプロセスであるESGの考え方へも配慮し、環境面を意識した省エネタイプの製品開発等に力を注いでまいります。 そして、事業拡大に欠かせない人材確保の採用活動につきましては、新卒採用を主として、人材獲得・人材育成に取り組んでまいります。社員とその家族はもとより、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会の実現に向けて行動してまいります。 中長期的な大きな設備投資としては、群馬工場の増築や老朽化した大阪本社や奈良工場の移転等を検討しております。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当事業年度における当社の財政状態及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概況は次のとおりであります。① 財政状態及び経営成績の状況当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加が内需を押し上げた一方で、世界的な政治・社会情勢の不確実性やインフレによる景気減速リスクは依然として大きく、先行きは不透明なまま推移いたしました。このような状況のもと、当社は、総合厨房機器メーカーとして、食中毒や異物混入問題といった「食の安全・安心」という基本的課題に真摯に向き合い、労働人口減少社会にも対応できる自動化・省力化を突き詰めた製品の開発に努め、また様々な顧客ニーズに対応した厨房機器・厨房システムの提案を心がけることで、業績の向上に取り組んでまいりました。以上の結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。(財政状態)当事業年度末の総資産は、304億66百万円(前年同期比13億69百万円増)となりました。当事業年度末の負債は、100億18百万円(前年同期比29百万円増)となりました。当事業年度末の純資産は、204億48百万円(前年同期比13億40百万円増)となりました。(経営成績)売上高は、学校関連及び外食産業の受注が好調であったことから、売上高は過去最高の399億31百万円(前年同期比9.1%増)となりました。利益面につきましては、物価高騰の影響を受けつつも、高収益である自社製品の販売比率向上に加え、生産効率の改善が奏功し、売上総利益率は向上いたしました。一方、将来の成長に向けた積極的な投資を行い、試験研究費や教育訓練費を大幅に増加させたため、販売費及び一般管理費も増加いたしました。これらの結果、営業利益は26億31百万円(前年同期比33.8%増)、経常利益は27億89百万円(前年同期比33.7%増)、当期純利益は18億7百万円(前年同期比19.0%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。イ.業務用厨房機器製造販売事業業務用厨房機器製造販売事業につきましては、売上高は398億30百万円(前年同期比9.1%増)、セグメント利益は25億79百万円(前年同期比34.7%増)となりました。ロ.不動産賃貸事業不動産賃貸事業につきましては、売上高は1億1百万円(前年同期比1.0%増)、セグメント利益は51百万円(前年同期比0.0%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、29億96百万円(前年同期比28億13百万円減)となりました。各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりです。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果獲得した資金は5億44百万円(前年同期は獲得した資金43億33百万円)となりました。これは主に仕入債務が11億99百万円減少、法人税等の支払額が6億53百万円あったものの、税引前当期純利益が27億29百万円あったことなどによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は39億32百万円(前年同期は使用した資金は4億54百万円)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が19億39百万円、投資有価証券の取得による支出が17億46百万円あったことなどによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果獲得した資金は5億74百万円(前年同期は使用した資金2億66百万円)となりました。これは主に短期借入金による収入が11億円、配当金の支払額が4億57百万円、自己株式の取得による支出が54百万円あったことなどによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績イ.生産実績当事業年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称生産高(千円)前年同期比(%)業務用厨房機器製造販売事業25,542,714+7.6(注)上記以外のセグメントについては、該当事項はありません。ロ.商品仕入実績当事業年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称商品仕入高(千円)前年同期比(%)業務用厨房機器製造販売事業20,972,373+7.5(注)上記以外のセグメントについては、該当事項はありません。ハ.受注実績当事業年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)業務用厨房機器製造販売事業40,334,937+6.88,442,227+6.4(注)1.金額は販売価格で表示しております。2.上記以外のセグメントについては、該当事項はありません。ニ.販売実績当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称販売高(千円)前年同期比(%)業務用厨房機器製造販売事業39,830,527+9.1不動産賃貸事業101,465+1.0合計39,931,993+9.1(注)1.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。相手先前事業年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)日本マクドナルド株式会社4,764,17013.05,236,45413.12.金額は販売価格で表示しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。① 当事業年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容イ.当事業年度の財政状態及び経営成績当社の経営成績は、学校関連及び外食関連の受注が好調であったことから、売上高は過去最高の399億31百万円(前年同期比9.1%増)となりました。営業損益は、物価高騰の影響を受けつつも、高収益である自社製品の販売比率向上に加え、生産効率の改善が奏功し、売上総利益率は向上いたしました。一方、将来の成長に向けた積極的な投資を行い、試験研究費及び教育訓練費を大幅に増加させたため、営業利益は26億31百万円(前年同期比33.8%増)となりました。経常損益は、営業外収益及び営業外費用が1億58百万円の利益(純額)(前年同期比31.5%増)となり、その結果、経常利益は27億89百万円(前年同期比33.7%増)となりました。税引前当期純損益は、特別利益及び特別損失が60百万円の損失(純額)(前事業年度は48百万円の利益(純額))となり、その結果、税引前当期純利益は27億29百万円(前年同期比27.8%増)となりました。当期純損益は、法人税、住民税及び事業税が10億5百万円(前年同期比68.9%増)、法人税等調整額が△83百万円(前事業年度は21百万円)となり、その結果、当期純利益は18億7百万円(前年同期比19.0%増)となりました。当社の財政状態は、当事業年度末の総資産は、304億66百万円(前年同期比13億69百万円増)となりました。これは主に現金及び預金が28億13百万円減少したものの、売掛金が6億78百万円、建設仮勘定が17億85百万円、投資有価証券が17億76百万円増加したことなどによるものです。負債は、100億18百万円(前年同期比29百万円増)となりました。これは主に電子記録債務が12億25百万円減少したものの、短期借入金が11億円、未払法人税等が3億62百万円増加したことなどによるものです。純資産は、204億48百万円(前年同期比13億40百万円増)となりました。これは主に剰余金の配当が4億58百万円あったものの、当期純利益を18億7百万円計上し、評価・換算差額等が34百万円増加したことなどによるものです。セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。・業務用厨房機器製造販売事業業務用厨房機器製造販売事業につきましては、学校関連及び外食関連の受注が好調であったことから、売上高は398億30百万円(前年同期比9.1%増)となりました。利益面につきましては、物価高騰の影響を受けつつも、高収益である自社製品の販売比率向上に加え、生産効率の改善が奏功し、売上総利益率は向上いたしました。一方、将来の成長に向けた積極的な投資を行い、試験研究費及び教育訓練費を大幅に増加させたため、セグメント利益は25億79百万円(前年同期比34.7%増)となりました。・不動産賃貸事業不動産賃貸事業につきましては、売上高は1億1百万円(前年同期比1.0%増)、セグメント利益は51百万円(前年同期比0.0%減)となりました。ロ.経営成績に重要な影響を与える要因業務用厨房機器製造販売事業は、主として、学校給食センターなどの学校給食部門や病院福祉給食、社員食堂や学生食堂などの事業所給食、弁当惣菜工場・農畜産物加工場などの食品加工業、大手外食チェーン店などの外食産業を最重要マーケットとして、業務用厨房機器の製造、販売を行っております。官公庁向けについては政府及び地方自治体の政策によって決定される公共投資の動向が、民間設備投資については景気動向等が売上高、利益に重要な影響を与える要因となります。当社は、現在の厳しい経営環境を乗り切るために、業務の効率化に対する意識が高まってきた社会のトレンドをとらえ、衛生的で合理的な厨房システム機器や環境にも配慮した省エネタイプの製品開発等に力を注ぎながら、前述の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に記載している事項にそって、営業力の強化・製品開発力の強化を図ってまいります。不動産賃貸事業は、空室率の状況、賃料水準の変動、近隣賃貸不動産の供給状況等不動産市場の動向が売上高、利益に重要な影響を与える要因となります。 ハ.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等第69期の達成進捗状況は以下のとおりです。売上高は学校給食部門の受注が主軸を保つなか、外食産業の受注が好調であったことから、売上高が増加し、計画比29億31百万円増(7.9%増)となりました。また、売上総利益率も想定より改善し、営業利益が計画比8億21百万円増(45.4%増)、経常利益が計画比8億59百万円増(44.5%増)、当期純利益が計画比4億30百万円増(31.3%増)となりました。指標2025年3月期計画(2024年5月10日発表)2025年3月期実績2025年3月期計画比売上高37,000百万円39,931百万円2,931百万円(7.9%増)営業利益1,810百万円2,631百万円821百万円(45.4%増)経常利益1,930百万円2,789百万円859百万円(44.5%増)当期純利益1,377百万円1,807百万円430百万円(31.3%増) ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性イ.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容当社の当事業年度のキャッシュ・フローは、現金及び現金同等物の残高が28億13百万円減少いたしました。これは、営業活動で税引前当期純利益の計上等により5億44百万円得られたものの、投資活動で固定資産の取得により39億32百万円支出、財務活動で配当金の支払額等があったものの、短期借入金の増加により5億74百万円得られたためであります。ロ.資本の財源及び資金の流動性当社の運転資金需要のうち主なものは、原材料及び商品の仕入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的としての資金需要は、主に固定資産の購入と投資有価証券の取得等によるものであります。当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。運転資金は自己資金及び金融機関からの借り入れを基本としております。なお、当事業年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は18億57百万円となっております。また、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は29億96百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されており、重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1. 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載の通りであります。この財務諸表の作成に当たり、決算日における資産・負債及び決算期間における収益・費用に影響を与える項目について見積りを行い、その見込額を計上しております。なお、実際の結果はこの見積りと異なる場合があります。なお、財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りを用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1. 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載の通りであります。
事業リスク
- 国内市場の需要減退業務用厨房機器の主要販売先である学校給食関連は、少子高齢化や人口減少の影響を受けやすく、需要が減退する可能性があります。また、国内の設備投資や公共事業の動向にも左右されるため、市場環境の変化が売上や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 原材料価格の変動と調達リスク製品の原材料価格は市況変動の影響を受けやすく、価格高騰は利益率を圧迫する可能性があります。また、サプライヤーの被災や倒産などにより原材料の供給が途絶えたり不足したりした場合、生産活動に支障が生じ、業績に悪影響を及ぼすリスクがあります。
- 不動産市場の変動不動産賃貸事業では、オフィスビルの空室率上昇や賃料水準の下落、近隣の新規供給などの不動産市場の動向が、賃料収入に影響を与える可能性があります。これにより、安定的な収益源である不動産賃貸事業の収益が減少し、全体の財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。(1)販売関係 ① 業務用厨房機器製造販売事業 当社の製商品の販売先は、ほとんどが日本国内向けであり、日本国内の設備投資や公共事業の動向に影響を受けます。また、主要販売先である学校給食関連の給食センター案件等一件当たりの売上金額が多額になる傾向にあり、日本国内の少子高齢化、人口減少等により需要の減退が進んだ場合、当社の財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社は、より付加価値の高い製品の開発やサービスの提供及びコスト削減による競争力の強化、収益性の向上に努めております。また、同時にシェアの拡大も図っております。 ② 不動産賃貸事業 当社は、東京本社ビル(東京都中央区)の一部フロアを賃貸しておりますが、オフィスビル市況の空室率の上昇、賃料水準の下落、近隣賃貸不動産の供給状況などの不動産市場の動向が賃料収入に影響を与える可能性があります。 (2)原材料等調達関係 ① 原材料の価格等の市況変動及び調達 当社製品の原材料の価格等について、市況変動の影響を受けます。また、サプライヤーの被災や倒産などによるサプライチェーンの途絶による原材料の供給中断、供給不足が発生した場合は、当社の財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 為替レートの変動 当社は、生産活動及び営業活動のほとんどを日本国内で行っておりますが、一部の商品については、海外から輸入しており、これらの輸入商品については為替レートの変動の影響を受けます。 なお、当社は、為替変動の影響を最小限に抑えるよう、契約ごとに為替予約等のヘッジ取引を行っております。 (3)災害等による影響 巨大地震及びこれに伴う津波や大型台風などの災害が発生した場合は、当社の販売、生産、物流及び本社機能に支障をきたす可能性があり、当社の財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社は、本社機能を有する拠点を東京都と大阪府に、また、生産・開発拠点を奈良県と群馬県に分散して有しております。 (4)製造物責任 当社が製造販売する製品に重大な安全性の問題、品質問題等があった場合、社会的評価が低下し、当社の財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 両工場に品質保証部を置き、製品の検査、品質の確保ができる品質管理体制を構築しております。なお、万が一の備えとして製造物賠償責任保険(PL保険)に加入しております。 (5)財務関係 ① 資金調達 当社の資金調達の方法は、主に金融機関からの借入れによっておりますが、金融市場や資金の需給環境に大きな変化があった場合には、当社の財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社は、資金管理取扱規程に従い、適時に資金計画を作成して資金繰りを管理しております。また、安定的な資金を調達するため、常時、複数の金融機関と取引をしております。 また、財務基盤の安定のため、取引銀行1行とコミットメントライン契約を締結しております。 ② 債権管理 顧客の業績等が急激に悪化し、回収遅延、回収不能が多発した場合には、当社の財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社は、与信管理規程に従い、取引相手ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による不良債権の発生防止に努めております。 (6)重要な見積りに関して 繰延税金資産 繰延税金資産の全部又は一部について回収可能性がないと判断した場合、その金額を評価性引当額として繰延税金資産から控除し、また、同額を法人税等調整額として計上することとなります。このような場合には、当社の財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。その内容については「第5 経理の状況 1. 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載の通りであります。 (7)その他 大株主の異動 2025年3月31日現在、当社の所有株式数の上位10名で持株比率が発行済株式総数の約60%と大株主の占める割合が多くなっております。また、当社の株式は市場における流動性が低いことから、何らかの理由で大株主が市場で当社の株式の多くを売却した場合には、当社株式の市場価格等に大きな影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社は、従業員持株会への加入を奨励するなど安定株主の確保に努めております。