研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
|---|---|---|
| 2025-03 | - | 21 |
| 2024-03 | - | 15 |
| 2023-03 | - | 15 |
| 2022-03 | - | 12 |
| 2021-03 | - | 16 |
研究開発活動(本文)
FY2025|3,647 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、住宅関連機器事業のみの単一セグメントとなるため、研究開発活動については、商品の種類別区分ごとに記載しております。 当社グループの研究開発活動については、当社技術本部において、暖房機器、空調・家電機器、住宅設備機器の3分野にわたる商品群により、安全・安心で環境にやさしい商品、快適・健康で心豊かな住空間、便利で経済的な生活を創造・実現することによって、お客様の期待に応える商品開発に取り組んでおります。マーケットインに徹した商品開発を通して、「お客様に喜んで買っていただける商品づくり」の具現化を図っております。なお、商品の種類別の研究開発活動の主な内容は、次のとおりであります。 (1) 暖房機器主力商品である石油ファンヒーターでは、従来は「入タイマー」を設定すると運転がすぐに停止しましたが、新たな「入タイマー」は設定後に1時間の運転継続を選択可能としました。また、「切タイマー」は延長運転時間「1~3時間」に新たに「30分間」を追加し、30分だけ運転を延長したいといった生活シーンに合わせた運転を可能にするタイマー機能を主要モデル(CPタイプを除く)に搭載しました。フラグシップモデル「WZシリーズ」の3.6kWタイプには、黒とシルバーの配色が高級感とスタイリッシュさを演出する「グランシルバー」色を新たに追加し、「miniタイプ」には、インテリアに自然に溶け込むナチュラルな「グレイッシュベージュ」色を加えるなど、より多様なシーンに調和できるようカラーバリエーションを拡充しました。“暮らしを「楽」から「楽しい」へ”をコンセプトに掲げた「OUTFIELD」ブランドから、最大暖房出力3.3kWで、点火時に必要な電力を抑え、運転時の消費電力も10~21Wに抑えることで、低出力のポータブル電源で運転可能なポータブル電源対応石油ファンヒーター「FH-CPF33」を開発し、ラインアップの拡充を図りました。標高2,000mまで対応する「高地設定モード」と水平器を搭載し様々なシーンでの使用を可能としました。また、対震自動消火装置や不完全燃焼防止装置などの安全装置の搭載により非常時でも安心です。壁掛型遠赤外線暖房機「ウォールヒート」では、内部構造の見直しを行い、左右の離隔距離をそれぞれ100mmまで短縮し、横幅780mmの一般的なトイレなどのより狭い場所への設置を可能としました。また、本体の背面内部に電源コードの収納スペースを設け、本体の外に出る余ったコードの長さを調整でき、コードが垂れ下がることなくスッキリ設置できるようにしました。なお、当部門に係る研究開発費は167百万円であります。 (2) 空調・家電機器主力商品であるルームエアコン「ReLaLa」では、フラグシップモデルの「Zシリーズ」の冷房能力2.2~2.8kW機種に、室外送風ファンの最適化などにより性能を向上させた新たな室外機を採用し、通年エネルギー消費効率(APF)6.9※1を達成し省エネ性能を向上させました。加えて、汚れが落ちやすいコーティングをした熱交換器の汚れを結露水で洗浄する「アクアドロップ洗浄」、フィルター自動お掃除機能、「ワンタッチダストボックス」、「はずせる上下ルーバー」等のお手入れ機能や、「人感センサー」等の省エネ機能を搭載しました。その他、熱交換器、フィルターやルーバー等のお手入れ機能、「人感センサー」等の省エネ機能に加え、送風ファン・送風経路を自動でお掃除する機能「よごれま扇(せん)」を搭載したフラグシップモデル「SPシリーズ」、ハイグレードモデルの「SVシリーズ」、暖房能力に優れた「Wシリーズ」、基本性能を重視したスタンダードモデルの「Nシリーズ」、エアコンは冷房しか使わない方におすすめの「冷房専用シリーズ」を開発しました。窓に取り付けるウインドエアコンにおいては、通常、サッシの立ち上がり部に標準窓枠を固定して本体を取り付けますが、近年普及が進むアルミ樹脂複合サッシや強度に懸念がある樹脂サッシでは標準窓枠の取付けができないことから、サッシの立ち上がりを利用せず窓の額縁に突っ張らせて固定する構造の別売部品アタッチメントを開発し、取り付けできるサッシの種類を増やしました。また、アタッチメントは立ち上がりのないサッシでも直接ねじで固定する補助金具なしでの設置ができるため、取り外し後にねじの跡が残らず賃貸住宅でも設置しやすくしました。 衣類乾燥除湿機では、業界初の除湿機本体とサーキュレーターを分離でき、大口径24㎝のサーキュレーターで一体時には除湿機本体からの乾いた風を効率よく届け、分離時には洗濯物を挟み込むように風を送り早く乾かすなど、ライフステージの変化に伴う様々な洗濯物の量や干し方に対応できる「CDSCタイプ」では、サーキュレーター単体運転時の風量切替え機能の追加やスイング切替えの操作性を改良し、使い勝手をさらに向上させました。また、高い除湿能力で乾いた風を「速乾Wルーバー」による広く浅い風とシャープで遠くまで届く風の組合せで、業界トップクラスの衣類乾燥時間58分の「WHシリーズ」、部屋の広さに合わせた基本性能を重視した「Hタイプ」「Sタイプ」、衣類乾燥・除湿・冷風の1台3役のマルチタイプ「どこでもクーラー」の5シリーズ7機種を開発しました。なお、当部門に係る研究開発費は167百万円であります。 ※1 (JIS C 9612:2013) CSH-Z2225Rにおいて期間消費電力量603kWh、CSH-Z2525Rにおいて期間消費電力量685kWh、CSH-Z2825Rにおいて期間消費電力量768kWh (3) 住宅設備機器ヒートポンプ式温水暖房システム「コロナエコ暖フロア」では、市販のスマートリモコン「Nature Remo」とスマートフォンのアプリを連動させることで、床暖房の遠隔操作を可能としました。また、アプリの機器操作を自動化するオートメーション設定を活用し、コロナエコ暖フロアと既設のルームエアコンを連動運転させ、約30分で快適ゾーンに到達するだけでなく、タイマーや温度センサーを使い、簡単に省エネ運転を行える3機種(定格温水出力6.0kW、4.5kW、3.9kWタイプ)を開発しました。床暖房の温度調節モードとして従来の温度レベルに加えて、室温運転のほか、運転時の室温、外気温、時刻から最適な温水温度を設定する自動運転を追加し、使い勝手に応じて温度設定方法を選択できるようにしました。また、「住宅に関する省エネルギー基準に準拠したプログラム」における低出力モードに対応する「床温セーブ」モードを搭載した新リモコンを開発しました。「床温セーブ」モードではエアコンで室温を保ち、床暖房の出力を抑えて床表面を温めるように運転することで部屋の暖房負荷をエアコンと分担し、省エネルギーな運転を実現します。快適性と省エネ性を両立し、GX志向型住宅やZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)などの省エネ住宅の設備として、より一層の一次エネルギー消費量の削減が可能となりました。自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機エコキュートでは、お湯に微細な気泡(マイクロバブル)を発生させて、温泉のように白濁したシルキーなお湯を自宅で楽しむことができるマイクロバブルユニットを貯湯ユニットに内蔵した貯湯量370リットルの「CHP-E37LUX1」と460リットルの「CHP-ES46LUX1」の2機種を開発しました。加圧ポンプを用いた加圧溶解に加えて旋回流機構を使用することで多量の空気をお湯に溶かし、おふろの循環口から噴出する際に一気に減圧することで、溶けた空気が微細な気泡に変わり、1ミリリットルあたり約3万個の「マイクロバブル」と約1,500万個の「ウルトラファインバブル」を含む白濁したシルキーなお湯を作り出しております。微細なマイクロバブルとウルトラファインバブルにより、さら湯よりも優れた保温効果を持続させることができます。また、昼間に太陽光で発電した電気の余剰分を有効活用して昼間に沸き上げを行うことで、電気代やCO2排出量を削減できる「おひさまエコキュート」では、1階だけでなく2階、3階においてもシャワーをパワフルに使用できるよう給湯圧力を従来機種の約1.5倍に高めた「高圧力パワフル給湯」(減圧弁設定圧力260kPa)を搭載し、システムバスの「ふろ洗浄システム」との連動運転により、浴槽のおそうじ、閉栓、湯はりから保温まで自動でできる「おそうじconnect」に対応させた貯湯量370リットルの「CHP-E37AZ1V」と460リットルの「CHP-E46AZ1V」の2機種を開発しました。なお、当部門に係る研究開発費は310百万円であります。 この結果、当連結会計年度における研究開発費は644百万円であります。
FY2024|3,850 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、住宅関連機器事業のみの単一セグメントとなるため、研究開発活動については、商品の種類別区分ごとに記載しております。 当社グループの研究開発活動については、当社技術本部において、暖房機器、空調・家電機器、住宅設備機器の3分野にわたる商品群により、安全・安心で環境にやさしい商品、快適・健康で心豊かな住空間、便利で経済的な生活を創造・実現することによって、お客様の期待に応える商品開発に取り組んでおります。マーケットインに徹した商品開発を通して、「お客様に喜んで買っていただける商品づくり」の具現化を図っております。なお、商品の種類別の研究開発活動の主な内容は、次のとおりであります。 (1) 暖房機器主力商品である石油ファンヒーターでは、G32タイプとminiタイプにも最大火力を60%に下げて灯油の使用量を抑える「セーブモード」を追加し、全ラインアップで灯油代を節約する運転を可能としました。最上位機種のWZシリーズでは、設定温度を自動で20℃に切り換える「新ecoモード」に加え、人の動きを検知して火力の調整や消火を行う「省エネセンサー」と温風の上昇を抑えることで効率的に部屋を暖める「足もとあったかルーバー」の3つのエコ機能を併用することで、更なる省エネ運転を可能としました。また、WZシリーズとVXシリーズ(大型タイプを除く)には、DCモーターを採用しており、業界No.1※1の低消費電力を実現しています。“暮らしを「楽」から「楽しい」へ”をコンセプトに掲げた「OUTFIELD」から、本体色をアースカラーで統一した「フィールドベージュライン」として、「小型対流形石油ストーブ SZ-F32」「ポータブル電源対応石油ファンヒーター FH-CPF25」「対流形石油ストーブ SL-F510」を開発しました。小型対流形石油ストーブ SZ-F32は、置台底面の幅は、35.5cmで従来のSLシリーズと比べて約11cm小さく、持ち運びやすいコンパクトサイズでありながら、暖房能力3.19kW、連続燃焼約12.3時間を実現しました。デザインは、人が集う、炎を囲む、明りを灯すなどストーブとも共通点が多い「焚き火」や「ランタン」に着目し、まるみのある形状でありながらも、シルバー色のガードや黒いつまみでギア要素を加えることで、オシャレ感と無骨さを兼ね備えた、人の心をひきつける形に仕上げました。FF式輻射石油暖房機では、寒冷地向けのAGRATIO(アグレシオ)をモデルチェンジし、「暮らしをデザインする暖房」をコンセプトに、全体のフォルムを水平方向へ拡張したホリゾンタルなデザインを採用。よりワイドにスッキリとしたイメージに生まれ変わりました。さらに、前面左右に大きく曲線を設けたことによりシンプルなフォルムに整えました。また、大きな遠赤外線パネルを独自の「アグレシオバーナ」によって最適な温度に加熱することで得られる人体に吸収されやすい波長3~20ミクロンの遠赤外線輻射量を、製品内部の部品形状と配置を最適化し、燃焼ガスの流れを均一化することで、従来機種から約15%アップさせました。これにより、暖房効果が早まり、暖房感も持続するため、身体のしんまでしっかり温める快適性が一層向上しました。なお、当部門に係る研究開発費は171百万円であります。 ※1 2023年5月現在。WZ・VXシリーズ3.6・4.6kWタイプにおいて。 (2) 空調・家電機器主力商品であるルームエアコンでは、「SPシリーズ」「SPKシリーズ」を新たに開発しました。業界初機能の「よごれま扇(せん)」は、運転停止後に毎回エアコン内部の乾燥運転を実施するとともに、送風経路に設置したおそうじユニットの抗菌ブラシで送風ファンの羽根の先端から奥側までに付いたホコリをはらいます。また、おそうじユニット裏側の抗菌・防カビシートで送風路の拭きそうじを送風ファン清掃と同時に行い、エアコン内部に菌やカビの発生源となるホコリが溜まるのを抑制し、清潔な送風を保ちます。おそうじユニットは抗菌ブラシと抗菌・防カビシートが一体化しており、汚れたらユニットごと取り替え可能としました。加えて、エアコン内部で1時間当たり最大約3リットル※2の結露水で熱交換器の汚れを洗い流し、熱交換器の汚れが落ちやすい特殊コーティング「クリアフィンコート」を採用した「アクアドロップ洗浄」、フィルター自動お掃除機能、脱着が簡単な「ワンタッチダストボックス」等のお手入れ機能や、吹き出し口のルーバーを簡単に取り外して丸洗いできる「はずせる上下ルーバー」を採用したことで、室内機のおそうじが簡単になりました。その他、「アクアドロップ洗浄」、フィルター自動お掃除機能、「ワンタッチダストボックス」、「はずせる上下ルーバー」等のお手入れ機能や、「人感センサー」等の省エネ機能を搭載したフラグシップモデルの「Zシリーズ」やハイグレードモデルの「SVシリーズ」、暖房能力に優れた「Wシリーズ」、基本性能を重視したスタンダードモデルの「Nシリーズ」、エアコンは冷房しか使わない方におすすめの「冷房専用シリーズ」、窓に取り付ける「ウインドエアコン」など、37機種を開発しました。衣類乾燥除湿機では、惜しまれながらも2021年秋に定期運行を終了した世界最大級の高速列車・上越新幹線E4系「Maxとき」をモデルに、本体操作部の「運転」ボタンを押した際に実際に上越新幹線で使われていた発車ベル音や、運転停止時およびタンク満水時の上越新幹線ではおなじみの車内チャイム音のメロディを、忠実に再現するスピーカーを内蔵した衣類乾燥除湿機を開発しました。その他に、業界初の除湿機本体とサーキュレーターを分離でき、大口径24㎝のサーキュレーターで一体時には除湿機本体からの乾いた風を効率よく届け、分離時には洗濯物を挟み込むように風を送り早く乾かすなど、ライフステージの変化に伴う様々な洗濯物の量や干し方に対応できる「CDSCタイプ」、高い除湿能力で乾いた風を「速乾Wルーバー」による広く浅い風とシャープで遠くまで届く風の組合せで、業界トップクラスの衣類乾燥時間58分の「WHシリーズ」を含む衣類乾燥除湿機5シリーズ・7機種を開発しました。加湿器では、加湿能力1,200mLと960mLの大能力タイプを新たに開発し、業界で初めて搭載した除菌効果のある「UV-C(深紫外線)LED」では、UV-Cを加湿フィルターに照射することで、フィルター表面の菌の繁殖を抑制し、さらに「ロータリー加湿フィルター」が定期的に回転することで、フィルターの広い範囲にUV-Cを照射しカビや菌の繁殖を抑制します。給水トレイにも業界初となるステンレストレイを採用し、角をなくした形状で隅々まで丸洗いでき、耐久性にも優れており交換不要のため経済的で環境にも配慮しました。また、タンク内部に手を入れて掃除ができる直径82mmの超広口のタンクを採用するなど、清潔に保つ便利なお手入れ機能を充実させました。運転停止後、自動でフィルターを水平にし、フィルター上部から微風を送ることで加湿器内部に残った湿気や水分を乾燥させる内部乾燥運転も業界で初めての機能です。送風用モーターにDCモーターを採用することで、業界トップクラスの最小運転音12dBを実現し、消費電力もecoモードで10Wと低消費電力化しました。デザインでは、丸みを帯びた優しいフォルムやブラウンの脚など、家具のようなデザインを採用し、リビングでも寝室でも、インテリアとしてあらゆるお部屋に溶け込みます。脚付きだから本体を持ち上げることなくフローリングワイパーが入り、床掃除がしやすくなっています。なお、当部門に係る研究開発費は189百万円であります。 ※2 CSH-SP28AR当社恒温室において、室内温度27℃、湿度60%、室外温度27℃にてアクアドロップ洗浄で運転した場合の結露水発生量。 (3) 住宅設備機器ヒートポンプ式温水暖房システムでは、省エネ住宅1棟を暖めることを可能とし、外気温度2℃時の適応畳数は95畳、外気温度-10℃時は65畳まで対応可能な定格温水出力12.0kW※3のコロナエコ暖システム12.0を開発しました。凍結防止ヒータ(室外ユニット底面の凍結防止用)の標準搭載により、外気温度-25℃までの寒い地域でも使用可能とすると共に、2台の室外ユニットで構成しているため、片方の室外ユニットが霜取り運転をする際、もう一方の室外ユニットを高出力で運転するサポート運転により、除霜時間を短くし、除霜中の温水温度の低下を抑制しました。自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機エコキュートでは、新型コンプレッサーの採用や沸き上げ制御の改良により、「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」に基づく、2025年度を目標年度とする新しい省エネ基準を達成したフルオートタイプのラインアップを従来の11機種から20機種に拡充しました。なお、当部門に係る研究開発費は308百万円であります。 ※3 外気7/6℃、往き温水温度40℃、戻り温水温度25℃ 流量11.5L/min時の性能値。循環液使用時は、能力は約6%低下、消費電力は約3%上昇します。 この結果、当連結会計年度における研究開発費は669百万円であります。
FY2023|3,151 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、住宅関連機器事業のみの単一セグメントとなるため、研究開発活動については、商品の種類別区分ごとに記載しております。 当社グループの研究開発活動については、当社技術本部において、暖房機器、空調・家電機器、住宅設備機器の3分野にわたる商品群により、安全・安心で環境にやさしい商品、快適・健康で心豊かな住空間、便利で経済的な生活を創造・実現することによって、お客様の期待に応える商品開発に取り組んでおります。マーケットインに徹した商品開発を通して、「お客様に喜んで買っていただける商品づくり」の具現化を図っております。なお、商品の種類別の研究開発活動の主な内容は、次のとおりであります。 (1) 暖房機器主力商品である石油ファンヒーターでは、従来通り家庭用コンセント(電源100V)での使用も可能としながら、点火時消費電力を従来機種の650Wから166Wまで下げることで、定格出力200W以上の低出力のポータブル電源でも使用できるFH-CP25Yを開発しました。停電を伴う災害時や商用電源が確保できない場面でも使用でき、レジリエンス性を高めました。また、運転時の消費電力がわずか8.5~14W(50Hz)なので、ポータブル電源の定格容量が少なくても長時間運転が可能です。上位機種のWZシリーズとVXシリーズ(大型タイプを除く)では、DCモーターの細かな回転制御により、心地よさを感じられる自然界の不規則なリズムを持つ1/fゆらぎを再現した「ロング温風1/f」を搭載しました。温風到達距離はゆらぎの送風により最大230㎝から最小170㎝となっており、従来よりも快適な温風を遠くまで届くようにしました。その他、リモコンと大型パネルで使いやすいSRシリーズ、大型操作パネル搭載のハイスタンダードのSTシリーズなど、合計7シリーズ15機種を開発しました。なお、当部門に係る研究開発費は156百万円であります。 (2) 空調・家電機器主力商品であるルームエアコンでは、スタンダードモデルのNシリーズに最大約1.5Lの結露水で熱交換器の汚れを洗い流す「アクアドロップ洗浄Lite」機能を新たに搭載し、熱交換器には汚れが落ちやすくなる特殊コーティング「クリアフィンコート」を採用するなど、室内機内部の清潔を維持する機能を充実させました。リモコンは表示画面を拡大して見やすく、また、より直感的に操作できるボタン配置に変更し使いやすさを向上させました。ウインドエアコンの冷暖房兼用タイプでは、環境負荷の少ないR32冷媒を新たに採用しました。ウインドエアコン全機種でR32冷媒を採用し、環境保全性を向上させました。外観デザインもオープンパネルをフラットなデザインに一新し、水洗いも可能となり、お手入れのしやすさを向上させました。その他、冷房専用シリーズと合わせて6シリーズ22機種を開発しました。衣類乾燥除湿機では、除湿機本体と上部のサーキュレーターを分離でき、分離/一体/単独運転可能なサーキュレーター連動衣類乾燥除湿機CDSCタイプを開発しました。分離運転では、除湿機本体とサーキュレーターを分離して2方向から洗濯物に広く風を当てることで、多くの衣類でもムラなく速く衣類乾燥でき、除湿機本体が洗濯物の乾き具合を判断し赤外線通信によるサーキュレーターとの連動運転を行うことで、乾き残りが出ないような仕上げ運転を行います。除湿機本体のみの高さは、狭いスペースでも洗濯物の真下に置いて衣類乾燥ができるよう、ハンガーラックの真下に入る約44㎝に抑えました。一体運転では、除湿された風を大口径24㎝のサーキュレーターが効率よく送風し約72分の衣類乾燥時間を実現しました。多量の洗濯物にもしっかり送風できるように広角90度の首振り運転時は幅5m、高さ2mを越え遠くまで風を送ることができる構造・制御を構築しました。さらに、サーキュレーターは衣類乾燥のほか、冷暖房時の温度ムラの軽減や換気の促進などに使用できるよう単独運転も可能としました。加えて、水捨て回数の少ない3.6Lの「ビッグタンク」や熱交換器の清潔を維持する「クリアフィンコート」などを採用しました。その他、衣類乾燥性能と清潔性にこだわったフラグシップモデルのWHシリーズ、使用シーンに合せて衣類乾燥モードを選べ、たっぷり衣類乾燥できるファミリー向け10LタイプのHシリーズ、コンパクトでもしっかり衣類乾燥できるパーソナルユースに最適でスリムな6.3LタイプのSシリーズ、しっかり除湿、水捨て回数が少ないビッグタンクを搭載したコンパクトな6.3LタイプのPシリーズ、冷風、衣類乾燥、除湿の1台3役のどこでもクーラー10L・14LタイプのCDMシリーズ、合計6シリーズ9機種を開発しました。なお、当部門に係る研究開発費は152百万円であります。 (3) 住宅設備機器ヒートポンプ式温水暖房システムでは、室外ユニット1台で夏はエアコン冷房、冬は床暖房とエアコン暖房の連動運転による速暖性と快適性を両立させたコロナエコ暖クールエアコンに10畳程度の広さに対応した小部屋用を開発しました。室内ユニットの冷暖房エアコンには、結露水を利用して室内ユニット内部の熱交換器に付着した汚れを洗い流す「アクアドロップ洗浄Lite」を搭載し、熱交換器には汚れが落ちやすい特殊コーティング「クリアフィンコート」を採用することで清潔を維持する機能を強化しました。自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機エコキュートでは、気温が高く、ヒートポンプを最も効率良く動かすことができる昼間の時間帯に、主に昼間の太陽光発電のエネルギーを利用して沸き上げ運転を行うことで電気代を節約し、CO2排出量を約74%抑え環境に配慮したおひさまエコキュートを開発しました。スマートフォン専用アプリ「コロナ快適ホームアプリ」を使って、離れて暮らすご家族の使用状況を確認したり、停電や断水などの発生が予測される際に、アプリを操作して浴槽や貯湯タンクに生活用水を確保できるなど、安心機能・レジリエンス機能を充実させました。石油給湯機では、エコフィール全商品及び、SA・NXH・NXシリーズにおいて、省エネルギー基準(目標年度:2025年)を満たし、エコフィールEFシリーズと標準機種のSAシリーズには新開発のガンタイプバーナを搭載し、低騒音化と熱交換器小型化による軽量化を図りました。全シリーズ、入れ替え設置のしやすさに配慮した軽量化や電気代を抑える低消費電力化を図り、全8シリーズ128機種をモデルチェンジしました。エコフィールEFシリーズ及び、EGシリーズ全タイプと標準機種のAGシリーズフルオートタイプ、SAシリーズフルオートタイプには、深夜や早朝等、運転音が気になる時間帯に給湯量を調整しつつ、最大約4dB運転音を抑える「おさえめ運転」機能を搭載するとともに、夏季の水温が高い季節に余計な燃焼運転を抑えて、灯油の消費量を節約する「夏モード」機能を搭載し、静音性、省エネ性を向上させました。また、EFシリーズ全タイプ及びSAシリーズのフルオートタイプにはポータブル電源で運転ができる機能を新たに搭載し、災害等で停電が発生した際もお湯が使えるよう、レジリエンス性を高めました。NE・NXシリーズは、ふろ運転中及び待機時ともに、消費電力を低減しました。また、熱交換器や給水・給湯・お湯はり配管に錆びにくく、腐食に強いステンレス管を採用し、井戸水や地下水への対応を図りました。なお、当部門に係る研究開発費は344百万円であります。 この結果、当連結会計年度における研究開発費は653百万円であります。
FY2022|2,846 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、住宅関連機器事業のみの単一セグメントとなるため、研究開発活動については、商品の種類別区分ごとに記載しております。 当社グループの研究開発活動については、当社技術本部において、暖房機器、空調・家電機器、住宅設備機器の3分野にわたる商品群により、安全・安心で環境にやさしい商品、快適・健康で心豊かな住空間、便利で経済的な生活を創造・実現することによって、お客様の期待に応える商品開発に取り組んでおります。マーケットインに徹した商品開発を通して、「お客様に喜んで買っていただける商品づくり」の具現化を図っております。なお、商品の種類別の研究開発活動の主な内容は、次のとおりであります。 (1) 暖房機器主力商品である石油ファンヒーターでは、上位機種のWZシリーズとVXシリーズにて、燃焼用送風モーターと送風モーターに消費電力が少なく高速回転が可能なDCモーターを採用したことで、消費電力を従来比で約60%削減し、業界No.1※1の低消費電力を達成しました。また、スイッチ1つで最大暖房出力を一時的に10%高めて運転させ換気後などに低下した室温をスピーディーに暖める「ターボモード」の搭載や、標高2,000m※2までの高地対応を可能としました。WZシリーズにおいては、住宅に多く用いられる水平・垂直基調をデザインに採用するとともに、木目調や細かい筋模様のヘアライン調の素材を外装に使用することで、室内空間との親和性を高めたシンプルなデザインに一新しました。また、温風吹出口のルーバーを大型化した「足もとあったかルーバー」により、温風の到達距離を約18%アップの約200cmまで伸ばしました。その他に、全ラインアップで点火制御の見直しとバーナの最適化を行い、通常点火時間を従来機種よりも約10~30秒短縮し、より早く暖かさを届けることを可能とするなど、合計7シリーズ15機種を開発しました。FF式温風石油暖房機では、WGシリーズをフルモデルチェンジし、温風送風ファンのモーターに省エネ性の高いDCモーターを採用したことにより、運転中の消費電力を最大で約50%削減し、最小火力時において6Wの低消費電力を達成するとともに、表面に多くの凹凸を持たせディンプルプレート熱交換器の採用や、風切り音を抑えたワイドスロープグリルにより、最小火力運転時20dBの低騒音性も実現しました。また、本体と下皿を一体化した構造に変更し、ほこりがたまりにくく掃除がしやすい、すっきりとしたデザインに刷新しました。自然対流型電気暖房機では、オイルレスヒーター ノイルヒートにて、本体底部に「フロアLED」を搭載し、フットライトのように本体周囲をやさしく照らし、夜間や就寝時の使用における安全性を向上させました。「フロアLED」は暖房運転停止中も操作でき、付属のリモコンでも5段階の明るさ調整を可能としました。なお、当部門に係る研究開発費は137百万円であります。 (2) 空調・家電機器主力商品であるルームエアコンでは、結露水で熱交換器の汚れを洗い流す「アクアドロップ洗浄」、フィルター自動お掃除機能、脱着簡単な「ワンタッチダストボックス」等の充実したお手入れ機能や、専用アプリによるスマホ連動、人感センサー等の省エネ機能を搭載したフラグシップモデルのZシリーズをはじめ、暖房能力に優れたWシリーズ、基本性能重視のNシリーズ、エアコンは冷房しか使わない方におすすめの冷房専用シリーズ、工事不要で窓があれば簡単に取り付けられるウインドエアコン 冷暖房兼用タイプ、冷房専用シリーズの6シリーズ22機種を開発しました。ウインドエアコン 冷房専用シリーズにおいては、従来モデルに採用していたR41OA冷媒に代わり、地球温暖化係数が約3分の1の環境負荷の少ないR32冷媒を業界で初めて採用しました。衣類乾燥除湿機では、衣類乾燥性能と清潔性にこだわったフラグシップモデル12L・18LタイプのWHシリーズを新たに開発し、大小2種類のルーバーから成る「速乾Wルーバー」を搭載し、送風範囲(奥行)を従来よりも約40%拡大させ、パワフルな300Wヒーター温風との併用により、業界トップクラスの衣類乾燥時間58分を実現しました。衣類乾燥の質にもこだわり、様々な方向から風を当てることで洗濯物の繊維を立ち上げ、タオル乾燥のふんわり感を約30%アップさせ、おろしたてのようなふんわり触感を実現しました。また、熱交換器のアルミフィンには、汚れが落ちやすい「抗菌・防カビクリアフィンコート」を採用し、コップ1杯の水で熱交換器の汚れなどを洗い流す業界で初めての清潔機能「アクアドロップ洗浄self(セルフ)」を搭載しました。除湿機内部を清潔に保つだけでなく、除湿や衣類乾燥の性能低下も抑えることができました。操作部には文字が光る大型の静電タッチパネルを採用し質感・操作性を向上させました。その他に、使用シーンに合せて選べる4つの衣類乾燥モード、5段階湿度設定及びサーキュレータモードなどを搭載した選べるモードとたっぷり衣類乾燥できるファミリー向け10LタイプのHシリーズ、コンパクトでもしっかり衣類乾燥できるパーソナルユースに最適でスリムな6.3LタイプのSシリーズ、しっかり除湿、水捨て回数が少ないビッグタンクを搭載したコンパクトな6.3LタイプのPシリーズ、冷風、衣類乾燥、除湿の1台3役のどこでもクーラー10L・14LタイプのCDMシリーズ、合計5シリーズ8機種を開発しました。なお、当部門に係る研究開発費は144百万円であります。 (3) 住宅設備機器自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機エコキュートでは、スマートフォン専用アプリ「コロナ快適ホームアプリ」に「ソーラーモードアプリ」を新たに搭載し、HEMSの導入不要で、クラウドの天気予報を基に太陽光発電の余剰電力を活用して最適な沸き上げ運転を自動で行える機能を追加しました。通常は夜間に行う沸き上げ運転を、太陽光発電の余剰電力を活用して、一部昼間に移行して沸き上げを行うことで、効率的なエネルギー利用が可能となりました。また、自然災害が頻発していることを受け、停電や断水などの発生が予測される際に、アプリやリモコンからの操作で、エコキュートの貯湯タンクや浴槽内に生活用水を確保することを可能とし、停電時にお湯が使えるだけでなく、断水時も貯湯タンクの非常用取水栓から生活用水を確保するなど、これまでのレジリエンス機能をさらに充実させた20機種(一般地仕様:11機種、寒冷地仕様:9機種)を開発しました。なお、当部門に係る研究開発費は350百万円であります。 この結果、当連結会計年度における研究開発費は632百万円であります。 ※1 2021年6月現在。WZ・VXシリーズ3.6kW・4.6kWタイプにおいて。※2 VXシリーズ(大型タイプ)は1,500m対応。
FY2021|3,447 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、住宅関連機器事業のみの単一セグメントとなるため、研究開発活動については、商品の種類別区分ごとに記載しております。 当社グループの研究開発活動については、当社技術本部において、暖房機器、空調・家電機器、住宅設備機器の3分野にわたる商品群により、安全・安心で環境にやさしい商品、快適・健康で心豊かな住空間、便利で経済的な生活を創造・実現することによって、お客様の期待に応える商品開発に取り組んでおります。マーケットインに徹した商品開発を通して、「お客様に喜んで買っていただける商品づくり」の具現化を図っております。なお、商品の種類別の研究開発活動の主な内容は、次のとおりであります。 (1) 暖房機器主力商品である石油ファンヒーターでは、WZ、VXシリーズの3.6kWタイプで、低消費電力はそのままに点火制御の最適化により、通常点火時間を従来の約75秒から約55秒に短縮し、点火までにかかる消費電力量を約30%低減(当社比)しました。フラッグシップモデルのWZシリーズでは、高い消臭性能と火力に応じてスイングするビッグルーバーを搭載し、上質で快適な暖かさを実現しております。VXシリーズは、当社石油ファンヒーターで唯一搭載している開閉式の消臭シャッターにより、運転停止時に温風吹き出し口のグリルを隠すことができ、スッキリとしたデザインの特長を活かし、装飾的な要素を抑えたマットな質感や、商品全体をモノトーンに統一したシンプルな見た目でインテリアに調和するデザインとするなど、合計7シリーズ15機種を開発しました。FF式輻射石油暖房機では、薄型タイプの「スペースネオ」をフルモデルチェンジし、「FIRNEO(フィルネオ)」と、床暖房機能を搭載した「FIRNEO床暖(フィルネオ床暖)」を開発しました。ストーブ前面に効率よく熱を集める独自の「遠赤外線ドーム」構造を新たに設計し、従来商品に比べ遠赤外線の輻射面積を約30%拡大して遠赤外線輻射量を大幅に高め、エネルギー消費効率を87%に向上させました。また、背面に搭載するファンガードの薄型化により省スペース化を図り、延長配管設置や入れ替え設置時の施工性を大幅に向上させました。さらに、DCモータ採用によりエコモードの最小火力時の消費電力を従来の12Wから7Wに低減、大型白文字バックライト液晶の採用で表示部の文字サイズを大きくしてより見やすくするとともに、運転スイッチの前面配置により操作性の向上も図りました。遠赤外線電気暖房機では、「コアヒート」にて、暮らしに溶け込むシンプルなデザインをコンセプトに、本体正面の縁を従来よりも薄くし、シンプルな色使いを基調とした丸みのあるフォルムにすることで、多彩な住空間に調和するデザインとし、従来からの運転ランプに加えて、パワーモニターも本体上部に配置することで運転時の視認性を高めることにより、さらに使いやすさを向上させました。また、自動首振り機能には、様々なシーンに合わせて首を振る範囲を30°、50°、70°の3段階から選べる機能の搭載、省エネセンサーにて従来10分間人がいないことを検知すると自動で出力を下げる省エネ運転に、約20分間人がいない場合に自動で運転を停止する機能を追加したことにより、無駄な電力消費を抑え、省エネ性を向上させました。なお、当部門に係る研究開発費は131百万円であります。 (2) 空調・家電機器主力商品であるルームエアコンのZシリーズでは、室内機内部の熱交換器に汚れが落ちやすい特殊コーティング「クリアフィンコート」を採用するとともに、結露水を利用し熱交換器に付着した汚れを洗浄する「アクアドロップ洗浄」機能を開発し搭載しました。低温・低湿度で結露水が発生しづらい冬場でも、湿度を含んだ空気を室内に循環させる独自制御により、洗浄用の結露水を数回に分けて発生させて洗浄し、夏場と同程度の洗浄効果を実現しました。また、エアコン停止中のお部屋の温度を監視し、室温が高温又は低温になると自動で運転を開始する「みはりモード」を搭載しました。さらに、無線LANモジュールを搭載し、スマートフォン専用アプリ「コロナ快適ホームアプリ」を通して、外出先など離れた場所からの遠隔操作や、離れて暮らす家族の使用状況の確認、室内が高温(又は低温)になった時のお知らせをスマートフォンで受け取れるなど、安心機能も充実させるとともに、新型熱交換器の採用や送風経路の最適設計により、通年エネルギー消費効率6.7を達成し、高い省エネ性能も実現しました。他には、デザインを一新し、室内機構造の見直しによる軽量化、施工性を向上させた「Nシリーズ」、エアコンは冷房しか使わないという方にオススメの「冷房専用シリーズ」、工事不要で窓があれば簡単に取り付けられる「ウインドエアコン」など、合計6シリーズ38機種を開発しました。衣類乾燥除湿機では、使用シーンに合せて選べる4つの衣類乾燥モード、5段階湿度設定及びサーキュレータモードなどを搭載した選べるモードとたっぷり衣類乾燥できるファミリータイプのHシリーズ、しっかり乾かす「速乾モード」と湿度センサーで室内の湿度を検知し、衣類が乾いた頃を見計らって自動停止する「おまかせモード」を搭載した、コンパクトでもしっかり衣類乾燥できるパーソナルユースに最適でスリムな6.3LタイプのSシリーズ、しっかり除湿、水捨て回数が少ないビッグタンクを搭載したコンパクトな6.3LタイプのPシリーズ、冷風、衣類乾燥、除湿の1台3役のどこでもクーラー、合計4シリーズ6機種を開発しました。なお、当部門に係る研究開発費は124百万円であります。 (3) 住宅設備機器自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機エコキュートでは、専用のHEMSを介して天気予測データを基に、太陽光発電の余剰電力を活用してエコキュートの沸き上げを行う「ソーラーモードプラス」機能を強化し、昼間に沸き上げる割合を従来の最大50%から80%に高めたことで、発電した電気をさらに積極的に自家消費することを可能とした機種など、業界トップクラスの省エネ性能を有するプレミアムエコキュートをはじめ34機種(一般地仕様:22機種、寒冷地仕様:12機種)を開発しました。循環口から熱いお湯が出るのを一時停止する「ふろ自動一時停止」、台所で家事をしながら浴室の音声を聞くことができる「音声モニター」、子どもの入浴状態に応じて、台所リモコンのランプの色が自動で変化する「入浴お知らせ」機能など、お子さまとその家族に寄り添った安心機能が評価され「キッズデザイン賞」を受賞しました。水道直圧式石油給湯機では、人感センサーと水位センサーを活用した「入浴サポート機能」を搭載し、入浴時の快適性と安全・安心をサポートする機能を充実させるとともに、機器のコンパクト化と軽量化による施工性・設置性の向上により様々な入れ替えシーンに対応できるEFシリーズとSAシリーズを開発しました。また、機具構造の新規設計により、騒音値の低減を図りました。高圧力型貯湯式石油給湯機では、NX-Hシリーズに減圧逆止弁、圧力逃し弁を本体に内蔵した、自動お湯はり機能がついた「オートタイプ」、給湯専用タイプに追いだき機能をプラスした「給湯+追いだきタイプ」及び「給湯専用タイプ」の屋内設置型(強制給排気タイプ)3種類を新たに開発し、積雪や凍結などの心配から寒冷地エリアでニーズの高い、屋内設置型のラインアップを拡充しました。1台4役(加湿・消臭・除菌・空気清浄)の多機能加湿装置「ナノフィール」では、適応床面積最大300㎡の広い空間に対応させた大能力タイプを開発し、従来タイプ(CNF-S3000タイプ、最大138㎡対応)では複数台必要であった空間も、設置台数を減らし、配管工事などの設置費用を抑えることができるようになりました。また、一定時間ごとに自動で機器内部の水を入れ換える際に運転を停止する従来タイプの制御を改良し、加湿し続けながらの水の入れ換えを実現しました。さらに、機器内部の給水経路に銀イオン発生ユニットを搭載し、銀イオンの除菌効果で機器内部に取り込んだ菌や、臭いや汚れのもととなる菌を抑制します。なお、当部門に係る研究開発費は383百万円であります。 この結果、当連結会計年度における研究開発費は640百万円であります。
FY2020|3,317 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、住宅関連機器事業のみの単一セグメントとなるため、研究開発活動については、製品の種類別区分ごとに記載しております。 当社グループの研究開発活動については、当社技術本部において、暖房機器、空調・家電機器、住宅設備機器の3分野にわたる商品群により、安全・安心で環境にやさしい商品、快適・健康で心豊かな住空間、便利で経済的な生活を創造・実現することによって、お客様の期待に応える商品開発に取り組んでおります。マーケットインに徹した商品開発を通して、「お客様に喜んで買っていただける商品づくり」の具現化を図っております。なお、商品の種類別の研究開発活動の主な内容は、次のとおりであります。 (1) 暖房機器主力商品である石油ファンヒーターでは、消火時にできるだけ火力を下げ最適制御を行うことで、ニオイを低減する新機能「NEWクリーン消火」、ニオイの元となるノズル先端の灯油を吸引し残さない「ニオイカットメカ」、わずかに残った未燃ガスを浄化する「においとり触媒」で構成される「プレミアム消臭「極」」をWZシリーズ、VXシリーズ、VGタイプに搭載し、消臭性能を向上させました。フラグシップモデルWZシリーズには「ぴたっと消臭 気流ルーバー」「光触媒除菌・脱臭フィルター」も採用し、「プレミアム消臭「極」」との相乗効果により、消火時のニオイをスタンダードモデル比で約70%低減させると共に、灯油残量がわかるタンクモニターを搭載し利便性を向上させました。その他の機種では、灯油切れまでの燃焼時間が分かるカウントダウン表示を追加して使いやすさを向上させるなど、合計8シリーズ18機種(本体色別31機種)を開発しました。暖房商品の新規事業としてオイルヒーター等の輻射・対流形電気暖房分野にて、オイルレスヒーターの自然対流形電気暖房機「NOILHEAT(ノイルヒート)」を商品化しました。ノイルヒートには、新たに開発しました、放熱ロスがなく熱伝導率が高く効率良く暖房できる高密着アルミダイキャスト式「FIXAL(フィクサル)ヒーター」を採用しました。また、シンプルな操作で設定できる多彩なタイマー機能のほか、ワンタッチで電気代を約25%抑えた省エネ運転が可能となるecoモードを搭載した操作パネルを採用し操作性や視認性を高めると共に、機器表面温度を平均約54℃と直接触れてもやけどしにくく、万が一、地震等で本体が倒れてしまった時は確実に運転を停止し、警告音でお知らせするなど、安全性も高めております。なお、当部門に係る研究開発費は101百万円であります。 (2) 空調・家電機器主力商品であるルームエアコンでは、オープンパネルを開けずに機器底面からダストボックスをワンタッチで取り出せ、簡単に外して手入れできるユニット構造のフィルター自動お掃除機能、人感センサーによる不在時のオートセーブ・オフ機能、ダブルルーバーでの15mロング気流による部屋全体をムラなく冷房する快適冷房、約55℃の高温吹き出しにより足元を暖かく、除霜時も暖房を継続させるパワフル&ノンストップ暖房等、省エネ性・快適性・利便性を兼ね備えたSシリーズを新たに開発しました。なお、Sシリーズは、省エネ法における定格冷房エネルギー消費効率の区分「い」※1をクリアし、「ZEH」に対応しました。他には、ビックルーバーと天井気流制御による冷房、再熱除湿と涼除湿が選べる2WAY除湿、低温暖房能力を高めたパワフル暖房等で快適性を追及したWシリーズ、使いやすく冷暖房の基本機能を重視したNシリーズ、冷房のみを使用される方のための冷房専用シリーズの合計4シリーズ27機種を開発しました。衣類乾燥除湿機では、使用シーンに合せて選べる4つの最適衣類乾燥モード、5段階湿度設定及びサーキュレータモードなどを搭載した選べるモードとたっぷり衣類乾燥できるファミリータイプのHシリーズ、しっかり乾かす「速乾モード」と湿度センサーで室内の湿度を検知し、衣類が乾いた頃を見計らって自動停止する「おまかせモード」を搭載した、コンパクトでもしっかり衣類乾燥できるパーソナルユースに最適でスリムな6.3LタイプのSシリーズ、しっかり除湿、水捨て回数が少ないビッグタンクを搭載したコンパクトな6.3LタイプのPシリーズ、冷風、衣類乾燥、除湿の1台3役のどこでもクーラー、合計4シリーズ6機種を開発しました。なお、当部門に係る研究開発費は158百万円であります。 (3) 住宅設備機器ヒートポンプ式温水暖房システムでは、適応畳数最大24畳(5地域※2以南の場合)で、リビングダイニングの床暖房に特化したコロナエコ暖フロアシリーズに3.9kWタイプを新たに開発しました。新型水加熱用熱交換器の搭載により省エネ性能を示す定格COPは4.38と省エネ性能を向上させ、除霜運転に入る前に温水配管にあらかじめ熱を蓄え、除霜時も暖房を継続する新除霜システム「ホットチャージ」を採用することにより、ヒートポンプの課題であった除霜時の暖房感低下を防ぎ、快適性も向上させました。また、内部構造を見直し夜間運転にも配慮した運転音44dBと静音性を高めました。リモコンでは、バックライト付フルドット液晶を採用し、機能を直感的にイメージしやすいアイコンイラストと、多彩な機能を自在に操作できる十字キーの採用にて視認性・操作性を向上させました。自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機エコキュートでは、無線LAN対応インターホンリモコン及び専用のスマートフォンアプリ「コロナ快適ホームアプリ」を開発し、外出先からお湯はり操作などの遠隔操作を可能とすると共に、実家などの遠隔地にあるエコキュートの使用状況を、「コロナ快適ホームアプリ」の「お湯使用通知」や「長湯お知らせ」機能にて確認できるため、離れて暮らす家族のみまもりが出来るようになりました。また、小さな子供を対象とした、ワンボタンで浴室の音声を聞くことができる「音声モニター」機能の搭載による入浴のみまもり、ふろ自動運転中の保温追いだきを一時停止する「ふろ自動一時停止」機能による熱いお湯が体にあたる心配の解消など、みまもり・安心サポート機能を更に強化しました。電気温水器では、缶体や配管部の漏水を検知すると、ただちに給水を止める「エマージェンシーストップ機能」を搭載、狭い場所に設置された商品の入れ替えを容易にする分割脚の採用により、安全性・施工性を向上させた追いだきフルオートタイプ4機種を開発しました。また、オートタイプ及び給湯専用タイプに、分かりやすい表示と使いやすい操作が特長のスマートナビリモコンを採用し、利便性を向上させました。石油温水暖房専用ボイラーでは、高効率タイプの「エコフィール」の全6機種と新たに屋内設置17.4kWクラスのガス化タイプ1機種を開発しました。軽量・スリム化によるコンパクト設計及び温水暖房配管口の左側面と背面の両方に設ける構造への改良により、施工性を向上させました。また、オフシーズン等で電源コンセントを抜いても10年間現在時刻や温度設定等を記憶させ、再び暖房を使い始める際の再設定が不要な10年バックアップタイマーを搭載し、利便性も向上させました。多機能加湿装置「ナノフィール」では、機器内部の給水経路に銀イオン水を作り出し、銀イオンの除菌効果により、機器内部に取り込んだ菌や、臭いや汚れのもととなる菌を抑制する「銀イオン発生ユニット」を搭載した据置型2機種、移動型2機種を開発しました。なお、当部門に係る研究開発費は429百万円であります。 この結果、当連結会計年度における研究開発費は689百万円であります。 ※1 定格冷房能力の大きさ毎に、機器のエネルギー効率を3段階(「い」「ろ」「は」)に区分したもので、「い」は最も効率が良い区分になります。※2 次世代省エネルギー基準では、地域ごとに要求される建物の外皮性能基準が異なり、1地域から8地域に細分化され、5地域の代表的な地域は、北関東の一部と南関東の一部になります。
FY2019|2,978 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、住宅関連機器事業のみの単一セグメントとなるため、研究開発活動については、製品の種類別区分ごとに記載しております。 当社グループの研究開発活動については、当社技術本部において、暖房機器、空調・家電機器、住宅設備機器の3分野にわたる商品群により、安全・安心で環境にやさしい商品、快適・健康で心豊かな住空間、便利で経済的な生活を創造・実現することによって、お客様の期待に応える商品開発に取り組んでおります。マーケットインに徹した商品開発を通して、「お客様に喜んで買っていただける商品づくり」の具現化を図っております。なお、商品の種類別の研究開発活動の主な内容は、次のとおりであります。 (1) 暖房機器主力商品である石油ファンヒーターでは、普及機種G32タイプのモデルチェンジを行い、デザインを一新し丸みのある造形による視覚的な小型化を図ると共に、操作部ではスイッチの大型化、ユニバーサルデザインの採用により、操作性、視認性の向上を図りました。WZシリーズ、VXシリーズ、STシリーズ、SRシリーズ、VGシリーズには、設定温度を20℃に自動切り替え、最大火力を60%に抑制した状態で体感温度を保ちながら省エネ運転するecoモードに、室温が17℃を下回った際に最大火力は抑制した状態を維持したまま風量のみ自動で上げ、足元から暖める「新ecoモード」を搭載し、省エネ運転時における快適性の更なる向上を図りました。その他に、コンパクトなミニタイプ、基本機能が充実したGタイプなど合計8シリーズ18機種(本体色相別31種類)を開発しました。遠赤外線電気暖房機では、ブラックセラミックコーティングを施したステンレスヒーター管を採用し、遠赤外線を豊富に放出するコアヒート、コアヒートスリム、見やすく使いやすい操作パネルと速暖性に優れたスリムカーボン、脱衣所や洗面所などの狭所での設置が可能なコンパクト壁掛け型のウォールヒート、合計4機種を開発しました。FF式温風石油暖房機では、VGシリーズのモデルチェンジを行い、限られたスペースにも設置しやすいように、幅476mm、高さ570mm、奥行き310mmとコンパクトな本体サイズにし、直線的なラインを基調として、部屋にすっきり納まるデザインを採用すると共に、操作部には白色大型7セグLED採用及びスイッチを大型化し視認性・操作性を向上させました。また、対流ファンガードの薄型化を図り、給排気筒径φ50mmの採用により、給排気筒施工範囲の拡大を図りました。なお、当部門に係る研究開発費は132百万円であります。 (2) 空調・家電機器主力商品であるルームエアコンでは、すばやく快適な涼しさをつくる天井気流制御、選べる再熱&涼除湿、大きなルーバーで気流をコントロールし、足元から部屋全体を床暖房のように暖めるビッグルーバー、運転スイッチを入れてから約2分で温風が吹き出す暖速モード、暖かさが続くノンストップ暖房&パワフル暖房のWシリーズ、使いやすく基本機能が充実したNシリーズ、冷房のみを使用される方のための冷房専用シリーズ、合計3シリーズ17機種を開発しました。衣類乾燥除湿機では、使用シーンに合せて選べる4つの最適衣類乾燥モード、5段階湿度設定及びサーキュレータモードによる静音運転などを搭載したHシリーズ、しっかり乾かす「速暖モード」と湿度センサーで室内の湿度を検知し、衣類が乾いた頃を見計らって自動停止する「おまかせモード」を搭載した、パーソナルユースの衣類部屋干し乾燥ニーズに最適なスリムな6.3LタイプのSシリーズ、しっかり除湿、水捨て回数が少ないビッグタンクを搭載したコンパクトな6.3LタイプのPシリーズ、冷風、衣類乾燥、除湿の1台3役のどこでもクーラー、合計4シリーズ6機種を開発しました。なお、当部門に係る研究開発費は133百万円であります。 (3) 住宅設備機器ヒートポンプ式冷暖房システムでは、冷水冷房機能の追加により、多彩な放熱器8種を接続可能とした、コロナエコ暖クールエアコン8.7を開発し、部屋のレイアウトに合わせて、より自由に放熱器を選べるシステム設計を可能としました。また、従来はメインリモコンと床暖房・端末用リモコンの両方での操作を、新型リモコン1台に機能を集約し、運転状態の見易さを向上させると共に、端末の温度設定やオプション設定を容易にすることで、操作性や利便性を向上させました。更に、室外ユニット1台で夏はエアコン冷房、冬は床暖房とエアコン暖房の連動運転による速暖性と快適性を両立させたエアコン付ヒートポンプ床暖房「コロナエコ暖クールエアコン」を開発しました。室外ユニットが1台のため省スペースでの設置が可能であり、また大気の熱吸収・熱放出を利用して効率良く冷暖房を行うことで、省エネ法における定格冷房エネルギー消費効率の区分「い」※をクリアし「ZEH」に対応可能となりました。また、ヘッダーを内蔵することで、ヘッダーや熱動弁コントローラーなどのシステム部材を不要とし、イニシャルコストの低減を図ると共に、施工性の向上を図りました。自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機エコキュートでは、フルオートタイプ全機種に、入浴事故の予防をサポートするみまもり機能の強化の一環として、「浴室モニター」に入室時刻を表示する機能を追加し、更なる家族の気づきへのサポート強化を図りました。また、HEMSを導入していない家庭でも、翌日の天気予報が“晴れ”の場合に、手動設定にて夜間運転の一部をセーブし、翌日の昼間に太陽光で発電した電力でエコキュートを運転させることにより、簡易的に発電電力を自家消費できる「ソーラーモード」機能をエコキュート全機種に搭載いたしました。水道直圧式石油給湯機では、スタンダードモデルSAシリーズにおいて、本体内部の構造を見直し、新規の熱交換器を採用することにより、連続給湯効率を1%向上させ87%となりました。また、リモコンをリニューアルし、灯油を節約する「省エネ&ひかえめ設定」とお湯の使いすぎを抑える「給湯量セレクト」を1つのスイッチからON/OFFできる「ecoモードスイッチ」や、停電復帰時、時計の再設定が不要な「停電時時計保持機能(4時間)」を新たに搭載し、操作性を向上させました。暖房専用ボイラーでは、ガス化タイプにおいて、屋内設置タイプの暖房配管口を本体の左側面と背面の両方に配置することができる構造に改良し施工性を向上させ、1台で様々な設置環境に対応できる4機種を開発しました。また、節約をかしこくサポートする「ecoガイド機能」などを備えた新型リモコンを採用し、利便性の向上を図りました。床下専用放熱器において、暖房出力が大きい2.43kWタイプを新たに追加したほか、従来、縦設置、横設置でそれぞれ専用であった設置金具の縦横兼用化を図り、設置の利便性を図りました。なお、当部門に係る研究開発費は440百万円であります。 この結果、当連結会計年度における研究開発費は706百万円であります。 ※ 定格冷房能力の大きさ毎に、機器のエネルギー効率を3段階(「い」「ろ」「は」)に区分したもので、「い」は最も効率が良い区分になります。
FY2018|3,079 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、住宅関連機器事業のみの単一セグメントとなるため、研究開発活動については、製品の種類別区分ごとに記載しております。 当社グループの研究開発活動については、当社技術本部において、暖房機器、空調・家電機器、住宅設備機器の3分野にわたる商品群により、安全・安心で環境にやさしい商品、快適・健康で心豊かな住空間、便利で経済的な生活を創造・実現することによって、お客様の期待に応える商品開発に取り組んでおります。マーケットインに徹した商品開発を通して、「お客様に喜んで買っていただける商品づくり」の具現化を図っております。なお、製品の種類別の研究開発活動の主な内容は、次のとおりであります。 (1) 暖房機器主力製品である石油ファンヒーターでは、最上位機種WZシリーズに上下2枚のルーバーをそれぞれ火力に応じてスイングさせ、温度ムラの少ない快適空間をつくる「ルーバースイング機能」を新たに搭載し、従来の商品と比べ運転開始10分後の足もと・肩口の温度差を低減しました。また、3.6kWモデルに落ち着いたブラウンのフェイスとブラックの側面でデザインしたアーバンブラウン色を新たに採用しました。そして、消臭機能などの快適性能が充実しているVXシリーズ、大きな操作パネルと音で見やすく使いやすいSRタイプ、使いやすさを重視したSTシリーズ、コンパクトなミニタイプ、基本機能が充実したGタイプ・VGタイプなどの合計8シリーズ18機種(本体色相別31種類)を開発しました。寒冷地向け石油暖房機では、最上位機種アグレシオ、薄型でパワフル暖房のスペースネオに、オフシーズン等で電源コンセントを抜いても現在時刻や設定情報を記憶し再設定が不要な10年バックアップタイマー機能を新たに搭載し、利便性を向上させました。遠赤外線電気暖房機では、「コアヒート」のデザインを一部変更し、操作性と視認性を向上させました。本体上部の操作パネルに傾斜をつけ使いやすさと見やすさを向上させ、さらに操作部背面側に段差をつけ、誤操作の防止及び輻射部回転時のとってとしての機能を追加しました。また段差部に運転ランプを配置し、操作パネル後ろ側や少し離れたところからも確認できるようにしました。なお、当部門に係る研究開発費は82百万円であります。 (2) 空調・家電機器主力商品であるルームエアコンでは、すばやく快適な涼しさをつくる天井気流制御&ビックルーバー、選べる再熱&涼除湿、暖かさが続くノンストップ暖房&パワフル暖房のWシリーズ、使いやすく基本機能が充実したNシリーズ、冷房のみを使用される方のための冷房専用シリーズ、合計3シリーズ17機種を開発しました。衣類乾燥除湿機では、パーソナルユースの衣類部屋干し乾燥ニーズに最適な6.3Lタイプに湿度センサーで室内の湿度を検知し、衣類が乾いた頃を見計らって自動停止する「おまかせモード」を搭載しました。また、操作部デザインを一新し、新たに除湿運転でお部屋の湿度を3色のランプでお知らせする「湿度サイン」を搭載、合わせて除湿運転と送風運転を繰り返してお部屋の湿度を約60%の適湿状態に保ちながら節約する「自動モード」を搭載しました。なお、当部門に係る研究開発費は76百万円であります。 (3) 住宅設備機器ヒートポンプ式温水暖房システムでは、「コロナエコ暖温風」のモデルチェンジを行い、室内ユニットのデザイン一新と生活シーンに合わせて、2コースの入・切タイマーの設定ができる2コースプログラムタイマーやパワフル・標準・エコモードから選べる運転モードを新たに搭載し、使用感と利便性を向上しました。自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機エコキュートでは、入浴事故の予防をサポートする新機能「入浴お知らせ機能」を搭載した新リモコン「スマートナビリモコンプラス」を開発し、全22機種に採用しました。「入浴お知らせ機能」は、入浴者が浴槽に入ったことを水位センサーが検知すると自動的にタイマーが作動し、設定時間が経過すると光と音で注意を促し長湯によるのぼせ防止をサポートする「湯上りタイマー」と、浴室リモコンの人感センサーと、貯湯ユニットの水位センサーにより、入浴状態を台所リモコンから確認し入浴者のいつもと違う状態に対する家族の気づきをサポートする「浴室モニター」の組み合わせにより実現しました。リモコン本体は、従来リモコンのボタンの使用頻度を検証し、配置を見直し使いやすさを向上させました。また、貯湯ユニット内の銅配管をオールステンレス化し、耐腐食性と耐久性を向上させました。なお、CHP-HXE37AX5では太陽光発電の余剰電力を有効に活用する「太陽光発電活用モード」を搭載し、京セラ株式会社製住宅用太陽光発電システム及びHEMS「ナビフィッツ」とのシステムとして、平成29年度デマンドサイドマネジメント表彰「一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター振興賞」を受賞しました。水道直圧式石油給湯機では、潜熱回収型エコフィールEGシリーズにフルオートタイプ2機種を追加、AGシリーズ全22機種、SAシリーズ屋外設置前面排気タイプ16機種を開発しました。AGシリーズ、SAシリーズは、本体の構造を見直し連続給湯効率を向上させました。また、「省エネ&ひかえめ設定」と「給湯量セレクト」を1つのスイッチからON/OFFできる「ecoモードスイッチ」、自然災害などによる停電復帰時に最大4時間バックアップし日付・時刻の再設定が不要な停電時時計保持機能(4時間)を新たに搭載し、利便性を向上しました。EGシリーズは、お客様からのご要望が多かった、お湯はり・保温・たし湯を自動で行う「フルオートタイプ」を追加しました。これにより、「給湯専用タイプ」、スイッチ操作による保温が可能な「給湯+追いだきタイプ」、お湯はり・保温までを自動で行う「オートタイプ」、「フルオートタイプ」が揃い、これまで以上に、幅広い用途に対応いたしました。暖房専用ボイラー「一般機」では、屋内設置タイプ(FF)、(F)と屋外設置タイプ(M)、(A)の4モデル12機種を開発しました。灯油使用量を確認でき、節約アドバイスを搭載した「ecoガイド」、運転、節約、停止を30分単位で2通り設定できる「24時間タイマー」、通常運転より設定温度を下げ部屋の暖めすぎを抑える「節約運転」を搭載した高機能リモコンと、ボタンの数を最小限にし、分かりやすさと操作性を追求したシンプルリモコンの2種類を用意し、幅広い用途に対応いたしました。また、循環ポンプにDCキャンドポンプを新たに採用し、消費電力(点火時・燃焼時)を低減いたしました。多機能加湿装置「ナノフィール」では、消臭・除菌・空気清浄の性能を維持したまま、加湿量を抑えることで夏場などでも快適な運転ができる「さわやか清涼運転」を新たに搭載した据置型、移動型タイプ4機種を開発しました。据置型タイプでは、入・切タイマー(24時間)設定だけでなく、新たにお好みに応じて指定した曜日(複数設定可)の時刻に運転することが出来る「ウィークリータイマー」を搭載し、利便性を向上させました。なお、人の健康に役立つ製品として健康科学ビジネス推進機構主催の「第4回ビジネスベストセレクションズ(製品・サービス部門)」を受賞いたしました。なお、当部門に係る研究開発費は5億1百万円であります。 この結果、当連結会計年度における研究開発費は6億60百万円であります。
FY2017|3,037 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、住宅関連機器事業のみの単一セグメントとなるため、研究開発活動については、製品の種類別区分ごとに記載しております。 当社グループの研究開発活動については、当社技術本部において、暖房機器、空調・家電機器、住宅設備機器の3分野にわたる商品群により、安全・安心で環境にやさしい商品、快適・健康で心豊かな住空間、便利で経済的な生活を創造・実現することによって、お客様の期待に応える商品開発に取り組んでおります。マーケットインに徹した商品開発を通して、「お客様に喜んで買っていただける商品づくり」の具現化を図っております。なお、製品の種類別の研究開発活動の主な内容は、次のとおりであります。 (1) 暖房機器主力商品である石油ファンヒーターでは、VXシリーズの6.7kW・7.3kWモデル及びミニタイプを除く機種で通常点火時間を従来の約1/2の75秒に短縮する新型バーナを搭載しました。また、最上位機種「WZシリーズ」の3.6kWモデルで昨年好評だった「バイオレット色」を同シリーズの4.6kWモデルと5.7kWモデルに拡大しました。消臭機能などの快適性能が充実している「VXシリーズ」には、高出力タイプ6.7kWモデルと7.3kWモデルの2機種を追加し、広い室内を暖房したいニーズにも対応しました。また、大きな操作パネルと音で見やすく使いやすい「SRタイプ」を新たにラインアップしました。そして、使いやすさを重視した「STシリーズ」、コンパクトな「ミニタイプ」、基本機能が充実している「Gシリーズ・VGタイプ」などの合計8シリーズ18機種(本体色相別31種類)を開発しました。寒冷地向け石油暖房機では、PK・PRシリーズにおいて、操作性と表示部の視認性を向上させるとともに本体と下皿を一体化した構造に変更し、掃除がしやすく、すっきりとした外観の8機種を開発しました。とくにPKシリーズでは、表示パネルに視認性の高い大型バックライト液晶を採用し、表示文字を従来より大きくし、オープンポケット内の「スライドボリューム」のつまみを大きくし、スライド幅を広げ、高齢の方にも見やすく使いやすいユニバーサルデザインを採用しています。これにより、PKシリーズは、操作性や安全性の向上に努める姿勢が評価され2016年度グッドデザイン賞を受賞しました。遠赤外線電気暖房機では、新製品、壁掛型遠赤外線電気暖房機「ウォールヒート」を開発しました。風呂の脱衣所等に設置し、冬季は暖房運転でヒートショック対策として使用することができるほか、夏季には涼風運転で湯上りを快適にする商品です。壁に取り付けて使用するため、床のスペースをとりません。ヒーターには、速暖性に優れた遠赤外線カーボンヒーターを搭載し、人感センサーでON・OFFも可能。室温を検知して暖房出力を自動で切り換える「ecoオート運転」機能を搭載しました。なお、当部門に係る研究開発費は1億円であります。 (2) 空調・家電機器主力商品であるルームエアコンでは、選べる再熱&涼除湿、暖かさが続くノンストップ暖房&パワフル暖房の「Wシリーズ」には、新たにランドリーモード機能を追加し、ランドリー運転時の外気温と室温によって、運転モード(冷房・再熱除湿・暖房)を選択し、洗濯物を効率的に乾燥させます。そして、使いやすく基本機能充実の「Nシリーズ」、冷房のみを使用される方のための「冷房専用シリーズ」、合計3シリーズ17機種を開発しました。衣類乾燥除湿機では、スピーディな衣類乾燥、広いリビングの除湿におすすめの大能力タイプ10・18Lタイプに、お好みの湿度で快適除湿の5段階湿度設定とお部屋の空気をかきまぜて冷暖房時の温度ムラを改善するサーキュレータモードを搭載しました。なお、当部門に係る研究開発費は97百万円であります。 (3) 住宅設備機器ヒートポンプ式温水床暖房システムでは、コンプレッサーなどの効率化により「コロナエコ暖フロア6.7」でモデルチェンジしたERB-HP67CFにおいては、定格COP4.12を、「コロナエコ暖フロア4.5」でモデルチェンジしたERB-HP45CFにおいては、エネルギー消費効率を示す定格COPが業界ナンバーワンの4.62※1に向上しました。また、対応可能な最低外気温は従来品のマイナス10℃から、マイナス15℃に拡大し、搭載した新リモコンは、最大4面(ERB-HP45CFの場合は3面)の端末を個別に温度設定でき、各面に「平日」と「休日」など、2パターンのタイマー設定が可能になりました。自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機エコキュートでは、「ハイグレードタイプ」の年間給湯保温効率(JIS)を3.3から3.4に向上させました。また、夜間時間帯が短い電力プランでも、沸き上げ開始のタイミングを前倒しできるよう、沸き上げ時間シフト機能を改善しました。これにより、早朝の家全体のピーク電力を低く抑え、実量契約の場合には、基本料金を安く抑えることができます。なお、コロナプレミアムエコキュートCHP-HXE37AX4では、平成28年度 デマンドサイドマネジメント表彰「一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター振興賞」、「平成28年度 地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞、また、CHP-HXE37AX4・HXE46AX4、CHP-HXE37AX4K・HXE46AX4Kが平成28年度省エネ大賞「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。少人数世帯向けのヒートポンプ給湯機「ネオキュート」では、平成28年4月1日から始まった電力の小売自由化に合せ、多様化する電力料金メニューにも柔軟に対応する機能を設けた2機種を開発しました。潜熱回収型高効率暖房専用ボイラー「エコフィール」では、27年度に発売した暖房出力11.6kWタイプに加え、17.4kW、23.5kWタイプの4機種をラインアップしました。UHB-EG240(FF)では、92%の高い暖房効率を実現し、当社従来機種と比較すると、温水暖房にかかる灯油の使用量を年間約234L節約※2することができ、地球温暖化の要因のひとつであるCO2排出量をおよそ11%低減しました。ナノミストサウナ「ナノリッチ」は「第3回健康科学ビジネス創造フォーラム」において、「第3回健康科学ビジネスベストセレクションズ(製品・サービス部門)」を受賞しました。またナノミストサウナ入浴において、「ナノミストサウナの尿プロテオームに対する影響」について検証し、本研究成果を国際学会「Human Proteome Organization World」にて発表しました。多機能加湿装置「ナノフィール」は「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2017」において、「最優秀レジリエンス賞」を受賞しました。また新潟県から「Made in新潟新商品」に認定されました。今後も快適で健康的な環境を創出するために、ナチュラルクラスターイオンを搭載した商品開発と効果検証を進めてまいります。なお、当部門に係る研究開発費は4億30百万円であります。 この結果、当連結会計年度における研究開発費は6億27百万円であります。 ※1:試算条件 外気温度 7/6℃(DB/WB)、戻り温水温度 25℃、流量 4.3(L/min)※2:試算条件 年間暖房負荷 約65.3GJ
FY2016|2,757 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、住宅関連機器事業のみの単一セグメントとなるため、研究開発活動については、製品の種類別区分ごとに記載しております。 当社グループの研究開発活動については、当社技術本部において、暖房機器、空調・家電機器、住宅設備機器の3分野にわたる商品群により、安全・安心で環境にやさしい商品、快適・健康で心豊かな住空間、便利で経済的な生活を創造・実現することによって、お客様の期待に応える商品開発に取り組んでおります。マーケットインに徹した商品開発を通して、「お客様に喜んで買っていただける商品つくり」の具現化を図っております。なお、製品の種類別の研究開発活動の主な内容は、次のとおりであります。 (1) 暖房機器主力商品である石油ファンヒーターでは、最上位機種をモデルチェンジし、「WZシリーズ」を開発しました。「WZシリーズ」の特徴は、3つの省エネ機能(「トリプルエコ機能」)です。第一に火力に応じて気流ルーバーの角度を5段階調整し温度ムラを軽減する機能、第二にセンサーで人の動きを検知して火力調整・消火する機能、第三にワンタッチで最大火力を60%に抑えつつ設定温度を20℃にする機能を搭載しています。消臭性能は当社ラインアップの中で最も優れており、消火時に可動式の温風吹き出し口が閉まり臭いを抑えます。「WZシリーズ」のほか、消臭機能などの快適性能が充実している「VXシリーズ」、広いスペースに適している「EXシリーズ」、使いやすさを重視している「STシリーズ」、コンパクトな「miniシリーズ」、基本性能充実の「Gシリーズ・VGシリーズ」の合計7シリーズ18機種(本体色相別31種類)を開発しました。なお、当部門に係る研究開発費は1億28百万円であります。 (2) 空調・家電機器主力商品であるセパレートエアコンでは、選べる再熱&涼除湿、暖かさが続くノンストップ暖房&パワフル暖房の「Wシリーズ」、使いやすく基本機能充実の「Nシリーズ」、冷房のみを使用される方のための「冷房専用シリーズ」、合計3シリーズ17機種を開発しました。「Wシリーズ」には、5.6kWクラス(18畳用)、寒冷地仕様5.6kWクラス(18畳用)の2機種を新規ラインアップしました。衣類乾燥除湿機では、パーソナルユースの衣類部屋干し乾燥ニーズに最適な新型6.3Lタイプを開発しました。洗濯物にムラなく風を送るオートルーバーを採用し、吹き出し幅は当社従来機種に比べ約2倍としたことにより、衣類乾燥時間を約31分短縮し、約2kgの洗濯物を約99分で乾かします。なお、当部門に係る研究開発費は69百万円であります。 (3) 住宅設備機器地中熱・空気熱ハイブリッドヒートポンプ冷温水システム「GeoSIS HYBRID(ジオシスハイブリッド)」では、業界初の地中熱ヒートポンプと空気熱ヒートポンプの連動制御を実現し、外気温度に応じて地中熱と空気熱を効率良く利用するハイブリッドヒートポンプ冷温水システムを開発しました。新製品は、これまでの暖房運転に加え、冷房運転も可能となり、一年を通してご利用いただけます。併せて壁掛け冷温水ファンコイルユニットも新規開発し、幅広い用途に対応できます。今年度は、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会が主催する「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2016」において、当該新製品の研究開発と商品化が評価され、最優秀レジリエンス賞を受賞しました。また、再生可能エネルギーを活用した環境性能に優れた機器として、環境省が主催する「平成27年度 地球温暖化防止活動環境大臣表彰」(技術開発・製品化部門)を受賞しました。ヒートポンプ式温水暖房システムでは、「コロナエコ暖システム11.6」をモデルチェンジし、屋内暖房だけでなく、融雪システム(ロードヒーティング)への対応が可能となりました。また、新しいメインリモコンの採用により、操作性、視認性、デザイン性なども向上しています。自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機の最上位機種「プレミアムエコキュート」では、缶体の保温材に「真空断熱材」を採用し、従来の発泡性特殊成型断熱材と二重に包み込み保温性の向上を図ることにより、CHP-HXE37AX3において、業界トップクラスの年間給湯保温効率(JIS)3.8を達成しました(従来機種CHP-HXE37AX2は3.5)。そして、「給湯量節水機能」と「ふろ湯量節水機能」のダブル節水機能を搭載しました。なお、CHP-HXE37AX3はその高い省エネ性と節水効果が評価され、平成27年度デマンドサイドマネジメント表彰において「一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター振興賞」を受賞しました。さらに、平成28年度向けのCHP-HXE37AX4において、ヒートポンプユニットの効率向上とタンクユニットの保温性能の向上を図ることにより、業界トップの年間給湯保温効率(JIS)4.0を達成しました。また、平成28年4月1日から始まる電力の小売自由化に合わせ、多様化する電気料金メニューにも柔軟に対応する機能を設けました。石油給湯機では、水道直圧式(「AGシリーズ」/「SAシリーズ」)・高圧力型貯湯式「NX-Hシリーズ」・貯湯式「NXシリーズ」において、操作性と視認性の向上を図った新リモコンを採用し、「SAシリーズ」の全自動(フルオート)タイプ10機種を新規ラインアップした合計129機種を開発しました。「AGシリーズ」/「SAシリーズ」において、新たに搭載された節水モード・省エネ機能を使うことにより水道代・灯油代を節約でき、また、当社従来品比 約44%減(「AGシリーズ」の場合)/約40%減(「SAシリーズ」の場合)の低消費電力を実現しました。 高効率石油給湯機「エコフィール」では、水道直圧式(「EGシリーズ」/「EFシリーズ」)24機種をモデルチェンジしました。消費電力は当社従来品比、最大約40%減を実現しています。 ナノミストサウナ「ナノリッチ」、美容健康機器「ナノリフレ」、多機能加湿装置「ナノフィール」では、コロナ独自のナチュラルクラスター技術により生成するナチュラルクラスターイオンがある環境下において、ナチュラルクラスターイオンが人間の脳に対してどのような影響を及ぼしているかを検証し、本研究成果を国際学会(ヒト脳機能マッピング学会2015)で発表しました。今後も快適で健康的な環境を創出するために、ナチュラルクラスターイオンの効果検証を進めてまいります。なお、当部門に係る研究開発費は4億12百万円であります。 この結果、当連結会計年度における研究開発費は6億10百万円であります。