研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
| 2025-03 |
- |
16 |
| 2024-03 |
- |
11 |
| 2023-03 |
- |
20 |
| 2022-03 |
- |
12 |
| 2021-03 |
- |
25 |
研究開発活動(本文)
FY2025|3,487 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、「世界水準の製品を創り出すこと」を研究開発におけるコーポレートミッションと定め、長年培ってきた電線・ケーブル押出技術(導体の上に絶縁体を被覆する技術)を応用した製品開発を重要なる柱として、技術変化の激しいデジタルエレクトロニクス分野に対応した高周波・高精度・高速伝送ケーブルの研究開発、次世代映像伝送システムに特化した装置やケーブルの開発、耐環境性や特殊機能を備えたスイッチングハブの開発、及び医療分野における高性能医療用特殊チューブ等の開発を、事業戦略や知財戦略等の視点を取り入れながら進め、今後の当社グループ事業の中核となる製品作りと事業創出に取り組んでおります。 現在の研究開発は、インキュベータ的研究開発及び製品直結型の各事業部における研究開発で推進されております。 当連結会計年度における各セグメント別の主な研究テーマ、成果は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費総額は794百万円となっております。 (1)電線・加工品事業における研究開発費は536百万円であります。・高精度、高速伝送ケーブル開発 近年では生成AI (人工知能)の急速な進化と普及に伴い、ネットワークやコンピュータの要求性能の高まりや膨大な量のデータ処理に必要なインフラの進化並びに整備が急速に進んでいます。一方で、データの転送速度の向上に伴い伝送ロスを低減するなどデータ伝送の課題は増えています。送信部の波形品質特性、ケーブルの特性品質等、すべてに高い性能が要求されます。そのため実際の設計では、測定器とシミュレーションを組み合わせた総合的な環境も重要となります。 半導体テスタ用ケーブルは特に高精度、低減衰量、高速伝送が重要となります。そのため、高帯域(10G以上)の伝送特性・信頼性が求められ、その顧客ニーズを可能にする高い付加価値のあるケーブル・ASSY製品の実現に向けて、当社の技術力を活かし、積極的に開発活動に取り組んでおります。又、サーバ/ストレージ用の400Gbps対応ケーブル及びそのアッセンブリ品である、QSFP112やOSFPを始め、FA及び医療向けマシンビジョンカメラ用の各種規格ケーブル(長距離Camera Link/12G Camera Link-HS AOC/10GigE/USB3Vision PCC&ACC&AOC/TYPE-C PCC&ACC PD対応/USB4 AOC/CoaxPress/CoaxPress Over Fiber(AOC) & Repeaterなど)、民生用の各種規格ケーブル(HDMI2.1(8K伝送対応)/DVI/DisplayPort/USB3.2など)、光ファイバーのもつ広帯域という利点を活かした長距離伝送を行うアクティブ光ケーブル、その他車載電子機器用ケーブル、防水ケーブル、5G通信ケーブル、セキュリティ/デジタル機器ASSY等の開発・量産化を強化しております。第5世代移動通信システム(5G)アンテナ用同軸ケーブルの普及に伴い、高速の伝送を必要とする携帯端末が増えてきており、特に初期の通信5GはSUB6(6GHz以下)の周波数帯域でサービスを展開してきましたが、ミリ波(24~28GHz、米国40GHz近辺)を中心としたサービスへの移行期にあり、これに対応したケーブルの開発も進めております。・医療用ケーブルの開発 AWG42より細い極細同軸、AWG46より細い超極細のものは、CCD内視鏡や超音波内視鏡などの医療用を中心として採用されております。当社は、特殊な銅合金導体をはじめ、素材レベルから検討を進め、精度・強度・機械特性・ノイズ・伝送特性等に優れた超極細同軸ケーブルの開発に取り組んで来ました。また、各滅菌処理に耐性のある素材を用いた製品開発にも取り組んでおります。今後の医療現場においては、超音波CT画像診断から実際の患部映像での診察要求が増加しております。当社は長年培った医療用ケーブル技術と超小型センサーの加工技術を融合し、新たな映像分野へも取り組んでおります。 ・環境対応材料の開発 RoHS指令、REACH規制、POPs条約など環境規制が強化される中、環境への悪影響がなく且つ商品性能・価値を満足させることが要求されてきています。当社では、これら環境規制で禁止される特定有害物質を一切使用することなく、従来材料と同等以上の性能、コストパフォーマンスをだすための材料技術を蓄積し、安心して使用できる環境対応材料の開発に取り組むと共に、難燃、耐熱、耐油、低摩耗性などの高機能化要求に応えるための材料開発を進めております。・車載製品の開発世界各国で安全で快適なモビリティ社会の実現に向け、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転などの分野で激しい技術開発競争が繰り広げられています。「Connected(コネクテッド)」の分野では、高速大容量、超信頼・低遅延(リアルタイム)を実現する5G通信システムの本格普及により、自動車と通信の融合に向けた取組みが世界各国で加速しています。そんな中で5G通信システムと車間通信・路車間通信をつなぐ製品及び自動車内通信を行う製品の重要性が一層求められております。「Autonomous(自動運転)」の分野では、自動運転に不可欠なセンシングカメラ/レーザーレーダー(LiDAR)の高度化に伴い、高い信頼性と優れた高周波特性を持つ製品が求められております。このため、車載製品開発においては、より高度な製品の開発を行うだけでなく製品評価及びプロセス保証も重要な研究開発の要素として取り組んでおります。 (2)電子・医療部品事業における研究開発費は257百万円であります。・放送機器/ネットワーク装置の開発放送設備における映像信号のIPネットワーク化に向けて、映像の圧縮と非圧縮変換時のムダを無くす目的でIP-IPコンバータの開発を進めてまいります。また、スイッチングハブなど映像ネットワークに特化した各種製品拡充も図ってまいります。 ネットワーク製品では、船舶・物流・各種装置内ネットワーク用のスイッチングハブやシステム構築時の各種設定を簡易化できる自動設定機能付スイッチングハブ、高精度同期を目的とするPTP(Precision Time Protocol)機能やマルチレート対応スイッチングハブなど特殊用途や管理の簡略化に対応した製品拡充を図ってまいります。 また、PTP機能対応スイッチングハブについては、販売実績もでてきており、さらなる使用分野を拡げるための機能追加の開発を進めてまいります。さらに、産業用ネットワークでリアルタイム通信を可能とするTSN(Time-Sensitive Networking)機能を持つスイッチングハブの開発も進めてまいります。 これら製品群の5G/ローカル5GやIoT関連ネットワーク向けに10Gbpsスイッチングハブ及び搭載するネットワーク管理機能用ソフトウェアの開発も進めてまいります。・EV充電器の開発 電気自動車(EV)用製品として、普通充電器のほか、充電の課金や充電器の保守・運用などを遠隔からコントロールするためのOCPP(Open Charge Point Protocol)対応コントローラの拡充を図ってまいります。 また、従量制課金対応機能追加の普通充電器及び10kW版普通充電器の開発も進めてまいります。 ・医療用特殊チューブの開発医療用関連の製品として、カテーテル用チューブを中心とする製品の設計・開発を行っております。また、ベースとなるケーブル加工技術を応用したカテーテル製造に新たな生産技術によって、高機能性材料、機能性多層チューブ、多穴チューブ(マルチルーメンチューブ)の製法開発にも取り組んでおります。更にそれらのチューブに補強体を設けることにより、柔軟性を維持した上で潰れにくい・折れにくいなどの耐性、操作性を向上させた補強チューブやチューブ先端を左右に曲げることができる可動機能を付与した特殊加工、電気信号を受信する配線などを組み込んだ特殊チューブなど、より製品形態に近いところまで提供できるようになってきております。そのための開発及び製造は清浄度の高い生産インフラを活用し、精密構造の追及と更なる高機能化の検討を進めております。自社の技術力向上に注力し、新製品開発へと伸展し、新たな品種増加や既存品改良によって更なる売上拡大へと取り組んでおります。
FY2024|3,365 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、「世界水準の製品を創り出すこと」を研究開発におけるコーポレートミッションと定め、長年培ってきた電線・ケーブル押出技術(導体の上に絶縁体を被覆する技術)を応用した製品開発を重要なる柱として、技術変化の激しいデジタルエレクトロニクス分野に対応した高周波・高精度・高速伝送ケーブルの研究開発、次世代映像伝送システムに特化した装置やケーブルの開発、耐環境性や特殊機能を備えたスイッチングハブの開発、及び医療分野における高性能医療用特殊チューブ等の開発を、事業戦略や知財戦略等の視点を取り入れながら進め、今後の当社グループ事業の中核となる製品作りと事業創出に取り組んでおります。 現在の研究開発は、インキュベータ的研究開発及び製品直結型の各事業部における研究開発で推進されております。 当連結会計年度における各セグメント別の主な研究テーマ、成果は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費総額は183百万円となっております。 (1)電線・加工品事業における研究開発費は127百万円であります。・高精度、高速伝送ケーブル開発 近年IoTや生成AI (人工知能)の普及に伴い、ネットワークやコンピュータの要求性能の高まりや膨大な量のデータ処理に必要なインフラの進化並びに整備が急速に進んでいます。一方で、データの転送速度の向上に伴い伝送ロスを低減するなどデータ伝送の課題は増えています。送信部の波形品質特性、ケーブルの特性品質等、すべてに高い性能が要求されます。そのため実際の設計では、測定器とシミュレーションを組み合わせた総合的な環境も重要となります。 半導体テスタ用ケーブルは特に高精度、低減衰量、高速伝送が重要となります。そのため、高帯域(10G以上)の伝送特性・信頼性が求められ、その顧客ニーズを可能にする高い付加価値のあるケーブル・ASSY製品の実現に向けて、当社の技術力を活かし、積極的に開発活動に取り組んでおります。又、サーバ/ストレージ用の400Gbps対応ケーブル及びそのアッセンブリ品である、QSFP-DDを始め、FA及び医療向けマシンビジョンカメラ用の各種規格ケーブル(Camera Link-HS/長距離Camera Link/10G Camera Link-HS AOC/GigEVision/10GigE/USB3Vision(TYPE-C)/USB4AOC/CoaxPress/CoaxPress Over Fiber(AOC) & Repeater/12G-SDIなど)、民生用の各種規格ケーブル(HDMI2.1(8K伝送対応)/DVI/DisplayPort/USB3.2など)、光ファイバーのもつ広帯域という利点を活かした長距離伝送を行うアクティブ光ケーブル、その他車載電子機器用ケーブル、防水ケーブル、5G通信ケーブル、セキュリティ/デジタル機器ASSY等の開発・量産化を強化しております。第5世代移動通信システム(5G)アンテナ用同軸ケーブルの普及に伴い、高速の伝送を必要とする携帯端末が増えてきており、特に初期の通信5GはSUB6(6GHz以下)の周波数帯域でサービスを展開してきましたが、ミリ波(24~28GHz、米国40GHz近辺)を中心としたサービスへの移行期にあり、これに対応したケーブルの開発も進めております。 ・医療用ケーブルの開発 AWG42より細い極細同軸はCCD内視鏡やAWG46より細い超極細のものは、超音波内視鏡などの医療用を中心として採用されております。当社は、特殊な銅合金導体をはじめ、素材レベルから検討を進め、精度・強度・機械特性・ノイズ・伝送特性等に優れた超極細同軸ケーブルの開発に取り組んで来ました。今後の医療現場においては、超音波CT画像診断から実際の患部映像での診察要求が増加しております。当社は長年培った医療用ケーブル技術と超小型センサーの加工技術を融合し、新たな映像分野へも取り組んでおります。 ・環境対応材料の開発 RoHS指令、REACH規制、POPs条約など環境規制が強化される中、環境への悪影響がなく且つ商品性能・価値を満足させることが要求されてきています。当社では、これら環境規制で禁止される特定有害物質を一切使用することなく、従来材料と同等以上の性能、コストパフォーマンスをだすための材料技術を蓄積し、安心して使用できる環境対応材料の開発に取り組むと共に、難燃、耐熱、耐油、低摩耗性などの高機能化要求に応えるための材料開発を進めております。 ・車載製品の開発世界各国で安全で快適なモビリティ社会の実現に向け、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転などの分野で激しい技術開発競争が繰り広げられています。「Connected(コネクテッド)」の分野では、高速大容量、超信頼・低遅延(リアルタイム)を実現する5G通信システムの本格普及により、自動車と通信の融合に向けた取組みが世界各国で加速しています。そんな中で5G通信システムと車車間通信・路車間通信をつなぐ製品の重要性が一層求められております。「Autonomous(自動運転)」の分野では、自動運転に不可欠なセンシングカメラ/レーザーレーダー(LiDAR)の高度化に伴い、高い信頼性と優れた高周波特性をもった製品を求められております。 このため、車載製品開発においては、より高度な製品の開発を行うだけでなく製品評価及びプロセス保証も重要な研究開発の要素として取り組んでおります。 (2)電子・医療部品事業における研究開発費は56百万円であります。・放送機器/ネットワーク装置の開発放送設備における映像信号のIPネットワーク化に向けて、映像の圧縮と非圧縮変換時のムダを無くす目的でIP-IPコンバータの開発に着手いたします。また、スイッチングハブなど映像ネットワークに特化した各種製品拡充も図ってまいります。 ネットワーク製品では、船舶・物流・各種装置内ネットワーク用のスイッチングハブや、システム構築時の各種設定を簡易化できる自動設定機能付スイッチングハブ、高精度同期を目的とするPTP(Precision Time Protocol)機能やマルチレート対応スイッチングハブなど特殊用途や、管理の簡略化に対応した製品拡充を図ってまいります。 また、PTP機能対応スイッチングハブについては、販売実績もでてきており、さらなる使用分野を拡げるための機能追加の開発を進めてまいります。さらに、産業用ネットワークでリアルタイム通信を可能とするTSN(Time-Sensitive Networking)機能を持つスイッチングハブの開発も進めてまいります。 これら製品群の5G/ローカル5GやIoT関連ネットワーク向けに10Gbpsスイッチングハブ及び搭載インテリジェンス化ソフトウェアの開発も進めてまいります。 ・EV充電器のOCPP対応コントローラの開発 電気自動車(EV)用普通充電器についてはすでに販売をしており、充電の課金や充電器の保守・運用などを遠隔からコントロールするためのOCPP(Open Charge Point Protocol)対応コントローラのバージョンアップにより、充電インフラの拡充に対応できる製品開発を進めてまいります。 また、従量制課金対応機能追加の普通充電器及び10KW版普通充電器の開発も進めてまいります。 ・医療用特殊チューブの開発医療用関連の製品として、カテーテル用チューブを中心とする製品の設計・開発を行っております。既存のケーブル加工技術の応用及びカテーテル製造に必要な新たな技術の開発により、自社の技術力向上に注力し、新製品開発に取り組んでおります。これらの開発活動は、高機能性材料開発、機能性多層チューブの開発、多穴チューブ(マルチルーメンチューブ)の製法開発、更にそれらのチューブに新たな技術を追加し可動機能を付与した特殊チューブへと伸展し、新たな品種増加や既存品改良による売上寄与が見込まれます。また、開発及び製造は清浄度の高い生産インフラを活用し、精密構造の追及と更なる高機能化の検討を進めております。
FY2023|3,063 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、長年培ってきた電線・ケーブル押出技術(導体の上に絶縁体を被覆する技術)を応用した製品開発を重要なる柱として、技術変化の激しいデジタルエレクトロニクス分野に対応した高周波・高精度・高速伝送ケーブルの研究開発、次世代放送システムに対応したIP伝送装置の開発、耐環境性や特殊機能を備えたスイッチングハブの開発、及び医療分野における高性能医療用特殊チューブ等、今後の当社グループ事業の中核となる製品の研究開発を鋭意進めております。 現在の研究開発は、インキュベータ的研究開発及び製品直結型の各事業部における研究開発で推進されております。 当連結会計年度における各セグメント別の主な研究テーマ、成果は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費総額は241百万円となっております。 (1)電線・加工品事業における研究開発費は185百万円であります。・高精度、高速伝送ケーブル開発 近年IoTの出現により、ネットワークやコンピュータの要求性能は急速に高まり、より多くのデータを保存、伝送、処理する必要があります。一方で、データの転送速度の向上に伴い伝送ロスを低減するなどデータ伝送の課題は増えています。 送信部の波形品質特性、ケーブルの特性品質等、すべてに高い性能が要求されます。そのため実際の設計では、測定器とシミュレーションを組み合わせたトータルの開発環境も重要となります。 半導体テスタ用ケーブルは特に高精度、低減衰量、高速伝送が重要となります。そのため、高帯域(10G以上)の伝送特性・信頼性が求められ、その顧客ニーズを可能にする高い付加価値のあるケーブル・ASSY製品の実現に向けて、当社の技術力を活かし、積極的に開発活動に取り組んでおります。又、サーバ/ストレージ用の400Gbps対応ケーブル及びそのアッセンブリ品である、QSFP-DDを始め、FA及び医療向けマシンビジョンカメラ用の各種規格ケーブル(Camera Link-HS/長距離Camera Link/10G Camera Link-HS AOC/GigEVision/10GigE/USB3Vision(TYPE-C)/USB4AOC/CoaxPress/CoaxPress Over Fiber(AOC) & Repeater/12G-SDIなど)、民生用の各種規格ケーブル(HDMI2.1(8K伝送対応)/DVI/DisplayPort/USB3.2など)、光ファイバーのもつ広帯域という利点を活かした長距離伝送を行うアクティブ光ケーブル、その他車載電子機器用ケーブル、防水ケーブル、5G通信ケーブル、セキュリティ/デジタル機器ASSY等の開発・量産化を強化しております。第5世代移動通信システム(5G)アンテナ用同軸ケーブルの普及に伴い、高速の伝送を必要とする携帯端末が増えてきており、特に初期の通信5GはSUB6(6GHz以下)の周波数帯域でサービスを展開してきましたが、ミリ波(24~28GHz、米国40GHz近辺)を中心としたサービスへの移行期にあり、これに対応したケーブルの開発も進めております。 ・医療用ケーブルの開発 AWG42より細い極細同軸はCCD内視鏡やAWG46より細い超極細のものは、超音波内視鏡などの医療用を中心として採用されております。当社は、特殊な銅合金導体をはじめ、素材レベルから検討を進め、精度・強度・機械特性・ノイズ・伝送特性等に優れた超極細同軸ケーブルの開発に取り組んで来ました。 今後の医療現場においては、超音波CT画像診断から実際の患部映像での診察要求が増加しております。当社は長年培った医療用ケーブル技術と超小型センサーの加工技術を融合し、新たな映像分野へも取り組んでおります。 ・環境対応材料の開発 RoHS指令、REACH規制、POPs条約など環境規制が強化される中、環境への悪影響がなく且つ商品性能・価値を満足させることが要求されてきています。当社では、これら環境規制で禁止される特定有害物質を一切使用することなく、従来材料と同等以上の性能、コストパフォーマンスをだすための材料技術を蓄積し、安心して使用できる環境対応材料の開発に取り組むと共に、難燃、耐熱、耐油、低摩耗性などの高機能化要求に応えるための材料開発を進めております。 ・車載製品の開発 世界各国で安全で快適なモビリティ社会の実現に向け、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転などの分野で激しい技術開発競争が繰り広げられています。 「Connected(コネクテッド)」の分野では、高速大容量、超信頼・低遅延(リアルタイム)を実現する5G通信システムの本格普及により、自動車と通信の融合に向けた取組みが世界各国で加速しています。そんな中で5G通信システムと車車間通信・路車間通信をつなぐ製品の重要性が一層求められております。 「Autonomous(自動運転)」の分野では、自動運転に不可欠なセンシングカメラ/レーザーレーダー(LiDAR)の高度化に伴い、高い信頼性と優れた高周波特性をもった製品を求められております。 このため、車載製品開発においては、より高度な製品の開発を行うだけでなく製品評価及びプロセス保証も重要な研究開発の要素として取り組んでおります。 (2)電子・医療部品事業における研究開発費は53百万円であります。・放送機器/ネットワーク装置の開発 放送分野での4K/8K伝送においては圧縮・伸長技術や既存通信インフラを使用することが可能となるIP伝送装置の市場ニーズに対し、各種圧縮・伸長が可能なコーデック製品や非圧縮及び圧縮映像信号をIP化する製品開発を進めてまいります。 これから進む映像信号のIPネットワーク化に向けてスイッチングハブなど映像ネットワークに特化した各種製品拡充を図ってまいります。 ネットワーク製品では、船舶・物流・半導体製造用スイッチングハブやシステム構築時の各種設定を簡易化できる自動設定機能付スイッチングハブ、PTP(Precision Time Protocol)機能やマルチレート対応スイッチングハブなど特殊用途や管理の簡略化に対応した製品拡充を図ってまいります。 これら製品群の5G/ローカル5GやIoT関連ネットワーク向けの10Gbpsスイッチングハブ及び搭載インテリジェンス化ソフトウェアについても開発を進めてまいります。 ・EV充電器のOCPP対応コントローラの開発 電気自動車(EV)用普通充電器についてすでに販売をしており、その充電器の遠隔操作により、充電などの課金や充電器の保守・運用などをコントロールするためのOCPP(Open Charge Point Protocol)対応コントローラの開発により、充電インフラの拡充に対応できる製品開発を進めてまいります。 ・医療用特殊チューブの開発 医療用関連の製品として、補強材入りチューブを中心とする製品の設計・開発をケーブル加工技術の応用とカテーテル製造に必要な新たな技術の開発により、活動しております。これらの開発活動は、高機能性材料開発、機能性多層チューブの開発、多穴チューブ(マルチルーメンチューブ)の製法開発等へと発展し、品種増加と既存品改良により売上寄与が見込まれます。また、開発及び製造は清浄度の高い生産インフラを活用し、精密構造の追及と高機能化の検討を進めております。
FY2022|2,803 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、長年培ってきた電線・ケーブル押出技術(導体の上に絶縁体を被覆する技術)を応用した製品開発を重要なる柱として、技術変化の激しいデジタルエレクトロニクス分野に対応した高周波・高精度・高速伝送ケーブルの研究開発、次世代放送システムに対応したIP伝送装置の開発、耐環境性や特殊機能を備えたスイッチングハブの開発、及び医療分野における高性能医療用特殊チューブ等、今後の当社グループ事業の中核となる製品の研究開発を鋭意進めております。 現在の研究開発は、インキュベータ的研究開発及び製品直結型の各事業部における研究開発で推進されております。 当連結会計年度における各セグメント別の主な研究テーマ、成果は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費総額は161百万円となっております。 (1)電線・加工品事業における研究開発費は111百万円であります。・高精度、高速伝送ケーブル開発 近年IoTの出現により、ネットワークやコンピュータの要求性能は急速に高まり、より多くのデータを保存、伝送、処理する必要があります。一方で、データの転送速度の向上に伴い伝送ロスを低減するなどデータ伝送の課題は増えています。送信部の波形品質特性、ケーブルの特性品質等、すべてに高い性能が要求され、これまではあまり問題にならなかったレーン間のクロストークも大きな問題となります。そのため実際の設計では、測定器とシミュレーションを組み合わせたトータルの開発環境も重要となります。 半導体テスタ用ケーブルは特に高精度、低減衰量、高速伝送が重要となります。そのため、高帯域(10G以上)の伝送特性・信頼性が求められ、その顧客ニーズを可能にする高い付加価値のあるケーブル・ASSY製品の実現に向けて、当社の技術力を活かし、積極的に開発活動に取り組んでおります。又、サーバ/ストレージ用の400Gbps対応ケーブル及びそのアッセンブリ品である、QSFP-DDを始め、FA及び医療向けマシンビジョンカメラ用の各種規格ケーブル(Camera Link-HS/長距離Camera Link/10G Camera Link-HS AOC/GigEVision/10GigE/USB3Vision(TYPE-C)/USB4AOC/CoaxPress/CoaxPress Over Fiber(AOC) & Repeater/12G-SDIなど)、民生用の各種規格ケーブル(HDMI2.1(8K伝送対応)/DVI/DisplayPort/USB3.2など)、光ファイバーのもつ広帯域という利点を活かした長距離伝送を行うアクティブ光ケーブル、その他車載電子機器用ケーブル、防水ケーブル、5G通信ケーブル、セキュリティ/デジタル機器ASSY等の開発・量産化を強化しております。第5世代移動通信システム(5G)アンテナ用同軸ケーブルの普及に伴い、高速の伝送を必要とする携帯端末が増えてきている。特に初期の通信5GはSUB6(6GHz以下)の周波数帯域でサービスを展開していたが、今後はミリ波(24~28GHz、米国40GHz近辺)を中心としたサービスへの移行が予想され開発を進めております。・医療用ケーブルの開発 AWG42より細い極細同軸はCCD内視鏡やAWG46より細い超極細のものは、超音波内視鏡などの医療用を中心として採用されております。当社は、特殊な銅合金導体をはじめ、素材レベルから検討を進め、精度・強度・機械特性・ノイズ・伝送特性等に優れた超極細同軸ケーブルの開発に取り組んで来ました。・環境対応材料の開発 RoHS指令、REACH規制、POPs条約など環境規制が強化される中、環境への悪影響がなく且つ商品性能・価値を満足させることが要求されてきています。当社では、これら環境規制で禁止される特定有害物質を一切使用することなく、従来材料と同等以上の性能、コストパフォーマンスをだすための材料技術を蓄積し、安心して使用できる環境対応材料の開発に取り組むと共に、難燃、耐熱、耐油、低摩耗性などの高機能化要求に応えるための材料開発を進めております。・車載製品の開発 世界各国で安全で快適なモビリティ社会の実現に向け、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転などの分野で激しい技術開発競争が繰り広げられています。「Connected(コネクテッド)」の分野では、高速大容量、超信頼・低遅延(リアルタイム)を実現する5G通信システムの本格普及により、自動車と通信の融合に向けた取組みが世界各国で加速しています。そんな中で5G通信システムと車車間通信・路車間通信をつなぐ製品の重要性が一層求めらてれおります。「Autonomous(自動運転)」の分野では、自動運転に不可欠なセンシングカメラ/レーザーレーダー(LiDAR)の高度化に伴い、高い信頼性と優れた高周波特性をもった製品を求められております。 このため、車載製品開発においては、より高度な製品の開発を行うだけでなく製品評価及びプロセス保証も重要な研究開発の要素として取り組んでおります。 (2)電子・医療部品事業における研究開発費は44百万円であります。・放送機器/ネットワーク装置の開発 放送分野での4K/8K伝送においては圧縮・伸長技術や既存通信インフラを使用することが可能となるIP伝送装置の市場ニーズに対し、各種圧縮・伸長が可能なコーデック製品や非圧縮及び圧縮映像信号をIP化する製品開発を進めてまいります。これから進む映像信号のIPネットワーク化に向けてスイッチングハブなど映像ネットワークに特化した製品拡充を図ってまいります。 ネットワーク製品では、船舶・物流・半導体製造用スイッチングハブやシステム構築時の各種設定を簡易化できる自動設定機能付スイッチングハブ、PTP(Precision Time Protocol)機能やマルチレート対応スイッチングハブなど特殊用途や管理の簡略化に対応した製品拡充を図ってまいります。 これら製品群の5G/ローカル5GやIoT関連ネットワーク向けの10Gbpsスイッチングハブ及び搭載インテリジェンス化ソフトウェアについても開発を進めてまいります。・医療用特殊チューブの開発 医療用関連の製品として、補強材入りチューブを中心とする製品の設計・開発をケーブル加工技術の応用とカテーテル製造に必要な新たな技術の開発により、活動しております。これらの開発活動は、高機能性材料開発、機能性多層チューブの開発、多穴チューブ(マルチルーメンチューブ)の製法開発等へと発展し、品種増加と既存品改良により売上寄与が見込まれます。また、開発及び製造は清浄度の高い生産インフラを活用し、精密構造の追及と高機能化の検討を進めております。
FY2021|2,225 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、長年培ってきた電線・ケーブル押出技術(導体の上に絶縁体を被覆する技術)を応用した製品開発を重要なる柱として、技術変化の激しいデジタルエレクトロニクス分野に対応した高周波・高精度・高速伝送ケーブルの研究開発、次世代放送システムに対応したIP伝送装置の開発、耐環境性や特殊機能を備えたスイッチングハブの開発、及び医療分野における高性能医療用特殊チューブ等、今後の当社グループ事業の中核となる製品の研究開発を鋭意進めております。 現在の研究開発は、インキュベータ的研究開発及び製品直結型の各事業部における研究開発で推進されております。 当連結会計年度における各セグメント別の主な研究テーマ、成果は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費総額は182百万円となっております。 (1)電線・加工品事業における研究開発費は117百万円であります。・高精度、高速伝送ケーブル開発 近年IoTの出現により、ネットワークやコンピュータの要求性能は急速に高まり、より多くのデータを保存、伝送、処理する必要があります。一方で、データの転送速度の向上に伴い伝送ロスを低減するなどデータ伝送の課題は増えています。送信部の波形品質特性、ケーブルの特性品質等、すべてに高い性能が要求され、これまではあまり問題にならなかったレーン間のクロストークも大きな問題となります。そのため実際の設計では、測定器とシミュレーションを組み合わせたトータルの開発環境も重要となります。 半導体テスタ用ケーブルは特に高精度、低減衰量、高速伝送の信頼性の高いケーブルが求められおり、開発採用されております。又、サーバ/ストレージ用の400Gbps対応ケーブル及びそのアッセンブリ品である、QSFP-DDを始め、FA及び医療向けマシンビジョンカメラ用の各種規格ケーブル(Camera Link-HS/長距離Camera Link/10G Camera Link-HS AOC/GigEVision/USB3Vision/USB3AOC/CoaxPress/CoaxPress Repeater/12G-SDIなど)、民生用の各種規格ケーブル(HDMI2.1(8K伝送対応)/DVI/DisplayPort/USB3.2など)、光ファイバーのもつ広帯域という利点を活かした長距離伝送を行うアクティブ光ケーブル、その他車載電子機器用ケーブル、防水ケーブル、5G通信ケーブル、セキュリティ/デジタル機器ASSY等の開発・量産化を強化しております。・医療用ケーブルの開発 AWG42より細い極細同軸はCCD内視鏡やAWG46より細い超極細のものは、超音波内視鏡などの医療用を中心として採用されております。当社は、特殊な銅合金導体をはじめ、素材レベルから検討を進め、精度・強度・機械特性・ノイズ・伝送特性等に優れた超極細同軸ケーブルの開発に取り組んで来ました。・環境対応材料の開発 RoHS指令、REACH規制、POPs条約など環境規制が強化される中、環境への悪影響がなく且つ商品性能・価値を満足させることが要求されてきています。当社では、これら環境規制で禁止される特定有害物質を一切使用することなく、従来材料と同等以上の性能、コストパフォーマンスをだすための材料技術を蓄積し、安心して使用できる環境対応材料の開発に取り組んでおります。また、難燃、耐熱、耐油、低摩耗性などの高機能化要求に応えるための材料開発を進めております。 (2)電子・医療部品事業における研究開発費は61百万円であります。・放送機器/ネットワーク装置の開発 放送分野での4K/8K伝送においては圧縮・伸長技術や既存通信インフラを使用することが可能となるIP伝送装置の市場ニーズに対し各種圧縮・伸長が可能なコーデック製品や、非圧縮及び圧縮映像信号をIP化する製品開発を終えました。これから進む映像信号のIPネットワーク化に向けてスイッチングハブなど映像ネットワークに特化した製品拡充を図ってまいります。 ネットワーク製品では、船舶・物流・半導体製造用スイッチングハブやシステム構築時の各種設定を簡易化できる自動設定機能付スイッチングハブ、PTP(Precision Time Protocol)対応やマルチレート対応スイッチングハブなど特殊用途や管理の簡略化に対応した製品拡充を図ってまいります。また、ネットワーク監視システムではメンテナンス時の安心安全に対応した製品も取り揃えました。 これら製品群の5G/ローカル5GやIoT関連ネットワーク向けの10Gbpsスイッチングハブ及び搭載インテリジェンス化ソフトウェアについても開発を進めてまいります。・医療用特殊チューブの開発 診断用、治療用特殊チューブ関連製品は補強材入りチューブを中心とする製品開発の継続に加えて、ケーブル加工技術とカテーテル製造技術を融合させたカテーテルの製品開発も実施しております。品種増加と既存品改良により売上寄与が見込まれます。また、治療用カテーテルや医療機器向けチューブをターゲットとした開発活動は、高機能性材料開発、機能性多層チューブの開発、多穴チューブ(マルチルーメンチューブ)の製法開発等を行っています。これらの開発及び製造は清浄度の高い生産インフラを活用し、精密構造の追及と高機能化の検討を進めております。
FY2020|2,195 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、長年培ってきた電線・ケーブル押出技術(導体の上に絶縁体を被覆する技術)を応用した製品開発を重要なる柱として、技術変化の激しいデジタルエレクトロニクス分野に対応した高精度・高速伝送ケーブルの研究開発、次世代放送システムに対応したIP伝送装置の開発、耐環境性や特殊機能を備えたスイッチングハブの開発、及び医療分野における高性能医療用特殊チューブ等、今後の当社グループ事業の中核となる製品の研究開発を鋭意進めております。 現在の研究開発は、インキュベータ的研究開発及び製品直結型の各事業部における研究開発で推進されております。 当連結会計年度における各セグメント別の主な研究テーマ、成果は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費総額は186百万円となっております。 (1)電線・加工品事業における研究開発費は124百万円であります。・デジタルインタフェイスケーブルの開発 近年IoTの出現により、ネットワークやコンピュータの要求性能は急速に高まり、より多くのデータを保存、伝送、処理する必要があります。一方で、データの転送速度の向上に伴い伝送ロスを低減するなどデータ伝送の課題は増えています。送信部の波形品質特性、ケーブルの特性品質等、すべてに高い性能が要求され、これまではあまり問題にならなかったレーン間のクロストークも大きな問題となります。そのため実際の設計では、測定器とシミュレーションを組み合わせたトータルの開発環境も重要となります。 サーバ/ストレージ用の25Gbps対応ケーブル及びそのアッセンブリ品であるQSFP28、QSFP-DDを始め、FA及び医療向けマシンビジョンカメラ用の各種規格ケーブル(Camera Link-HS/長距離Camera Link/GigEVision/USB3Vision/CoaxPress/12G-SDIなど)、民生用の各種規格ケーブル(HDMI2.1(8K伝送対応)/DVI/DisplayPort/USB3.2など)、イコライザにより信号を補正し長距離伝送を行うアクティブ光ケーブル、その他車載電子機器用ケーブル、防水ケーブル、5G通信ケーブル、セキュリティ/デジタル機器ASSY等の開発・量産化を強化しております。・超極細同軸ケーブルの開発 一般的にAWG36より細いサイズの同軸ケーブルが極細同軸ケーブルと呼ばれておりますが、その中でもAWG46より細い超極細のものは、内視鏡や超音波内視鏡などの医療用を中心として採用されております。当社は、特殊な銅合金導体をはじめ、素材レベルから検討を進め、精度・強度・機械特性・ノイズ・伝送特性等に優れた超極細同軸ケーブルの開発に取り組んで来ました。今後は医療用のみならずデジタル機器/セキュリティーカメラ/5G通信の小型化・高精度化に伴い、コア製品として新たな市場が期待されます。・環境対応材料の開発 RoHS指令、REACH規制、POPs条約など環境規制が強化される中、環境への悪影響がなく且つ商品性能・価値を満足させることが要求されてきています。当社では、これら環境規制で禁止される特定有害物質を一切使用することなく、従来材料と同等以上の性能、コストパフォーマンスをだすための材料技術を蓄積し、安心して使用できる環境対応材料の開発に取り組んでおります。また、難燃、耐熱、耐油、低摩耗性などの高機能化要求に応えるための材料開発を進めております。 (2)電子・医療部品事業における研究開発費は59百万円であります。・放送機器/ネットワーク装置の開発 放送分野、特に4K/8K伝送においては圧縮・伸長技術や既存通信インフラを使用することが可能となるIP伝送装置のニーズが急速に高まりつつあります。それら市場ニーズに対応し各種圧縮・伸長が可能なエンコーダ/デコーダ製品や、非圧縮及び圧縮映像信号をIP化する製品を取り揃えてまいります。 また、IP化された映像信号を優先的にスイッチング可能とするスイッチングハブなど映像伝送に特化した製品拡充を図ってまいります。 ネットワーク製品では、船舶・物流・半導体製造用スイッチングハブやシステム構築時の各種設定を簡易化できる自動設定機能付スイッチングハブなど特殊用途や管理の簡略化に対応した製品拡充を図ってまいります。また、ネットワーク監視システムではメンテナンス時の安心安全に対応した製品も取り揃えました。 これら製品群の5G/ローカル5GやIoT関連ネットワーク向けの10Gbpsスイッチングハブ及び搭載インテリジェンス化ソフトウェアについても開発を進めてまいります。・医療用特殊チューブの開発 診断用、治療用特殊チューブ関連製品は補強材入りチューブを中心とする製品開発の継続に加えて、ケーブル加工技術とカテーテル製造技術を融合させたカテーテルの製品開発も実施しております。品種増加と既存品改良により売上寄与が見込まれます。また、治療用カテーテルや医療機器向けチューブをターゲットとした開発活動は、高機能性材料開発、機能性多層チューブの開発、多穴チューブ(マルチルーメンチューブ)の製法開発等を行っています。これらの開発及び製造は清浄度の高い生産インフラを活用し、精密構造の追及と高機能化の検討を進めております。
FY2019|2,144 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、長年培ってきた電線・ケーブル押出技術(導体の上に絶縁体を被覆する技術)を応用した製品開発を重要なる柱として、技術変化の激しいデジタルエレクトロニクス分野に対応した高精度・高速伝送ケーブルの研究開発、次世代放送システムに対応したIP伝送装置の開発、耐環境性や特殊機能を備えたスイッチングハブの開発、及び医療分野における高性能医療用特殊チューブ等、今後の当社グループ事業の中核となる製品の研究開発を鋭意進めております。 現在の研究開発は、インキュベータ的研究開発及び製品直結型の各事業部における研究開発で推進されております。 当連結会計年度における各セグメント別の主な研究テーマ、成果は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費総額は190百万円となっております。 (1)電線・加工品事業における研究開発費は122百万円であります。・デジタルインタフェイスケーブルの開発 近年IoTの出現により、ネットワークやコンピュータの要求性能は急速に高まり、より多くのデータを保存、伝送、処理する必要があります。一方で、データの転送速度の向上に伴い伝送ロスを低減するなどデータ伝送の課題は増えています。送信部の波形品質特性、ケーブルの特性品質等、すべてに高い性能が要求され、これまではあまり問題にならなかったレーン間のクロストークも大きな問題となります。そのため実際の設計では、測定器とシミュレーションを組み合わせたトータルの開発環境も重要となります。サーバ/ストレージ用の25Gbps対応ケーブル及びそのアッセンブリ品であるQSFP28を始め、FA及び医療向けマシンビジョンカメラ用の各種規格ケーブル(Camera Link、長距離Camera Link-HS/GigEVision/USB3Vision/CoaxPress/12G-SDIなど)、民生用の各種規格ケーブル(HDMI2.1(8K伝送対応)/DVI/DisplayPort/USB3.2など)、その他にAOCケーブルやActiveケーブルといった、車載電子機器用ケーブル、防水ケーブルASSY等の開発・量産化を強化しております。・超極細同軸ケーブルの開発 一般的にAWG36より細いサイズの同軸ケーブルが極細同軸ケーブルと呼ばれておりますが、その中でもAWG46より細い超極細のものは、内視鏡や超音波内視鏡などの医療用を中心として採用されております。当社は、特殊な銅合金導体をはじめ、素材レベルから検討を進め、精度・強度・機械特性・ノイズ・伝送特性等に優れた超極細同軸ケーブルの開発に取り組んで来ました。今後は医療用のみならずデジタル機器/セキュリティーカメラ/5G通信の小型化・高精度化に伴い、コア製品として新たな市場が期待されます。・環境対応材料の開発 RoHS指令、REACH規制、POPs条約など環境規制が強化される中、これらに対応する材料としては、環境への悪影響がなく且つ商品性能・価値を満足させることが要求されてきています。当社では、RoHS指令やREACH規制等で禁止される特定有害物質を一切使用することなく、従来材料と同等以上の性能、コストパフォーマンスをだすための材料技術を蓄積し、安心して使用できる環境対応材料の開発に取り組んでおります。絶縁電線やケーブルに採用してきた非ハロゲン難燃材料においては、より高難燃、高耐熱、低摩耗などの高機能化の要求に応えるための開発を進めております。 (2)電子・医療部品事業における研究開発費は63百万円であります。・放送機器/ネットワーク装置の開発 放送分野、特に4K/8K伝送においては圧縮・伸長技術や既存通信インフラを使用することが可能となるIP伝送装置のニーズが急速に高まりつつあります。それら市場ニーズに対応し各種圧縮・伸長が可能なエンコーダ/デコーダ製品や、非圧縮及び圧縮映像信号をIP化する製品を取り揃えてまいります。 また、IP化された映像信号を優先的にスイッチング可能とするスイッチングハブなど映像伝送に特化した製品拡充を図ってまいります。 ネットワーク製品では、船舶・物流・半導体製造用スイッチングハブやシステム構築時の各種設定を簡易化できる自動設定機能付スイッチングハブなど特殊用途や管理の簡略化に対応した製品拡充を図ってまいります。また、ネットワーク監視システムではメンテナンス時の安心安全に対応した製品も取り揃えました。・医療用特殊チューブの開発 診断用、治療用特殊チューブ関連製品は補強材入りチューブを中心とする製品開発の継続に加えて、ケーブル加工技術とカテーテル製造技術を融合させた電極カテーテルの製品開発も実施しております。品種増加と既存品改良により売上寄与が見込まれます。また、治療用カテーテルや医療機器向けチューブをターゲットとした開発活動は、高機能性材料開発、機能性多層チューブの開発、多穴チューブ(マルチルーメンチューブ)の製法開発等を行っています。また、清浄度の高い生産インフラを活用し、医療機器の製造を一部実施しています。今後とも精密構造の追及と高機能化が図れるよう開発を進めてまいります。
FY2018|2,314 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、長年培ってきた電線・ケーブル押出技術(導体の上に絶縁体を被覆する技術)を応用した製品開発を重要なる柱として、技術変化の激しいデジタルエレクトロニクス分野に対応した高精度・高速伝送ケーブルの研究開発、超高速大容量通信サービス/放送分野に対応した光波長分割多重伝送装置/光デジタル放送中継システム、各種災害対策機器、蓄電給電関連機器の研究開発、及び医療分野における高性能医療用特殊チューブ等、今後の当社グループ事業の中核となる製品の研究開発を鋭意進めております。 現在の研究開発は、インキュベータ的研究開発及び製品直結型の各事業部における研究開発で推進されております。 当連結会計年度における各セグメント別の主な研究テーマ、成果は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費総額は2億50百万円となっております。(1)電線・加工品事業における研究開発費は1億43百万円であります。・環境対応材料の開発 RoHS指令、REACH規制、POPs条約など環境規制が強化される中、これらに対応する材料としては、環境への悪影響がなく且つ商品性能・価値を満足させることが要求されてきています。当社では、RoHS指令やREACH規制等で禁止される特定有害物質を一切使用することなく、従来材料と同等以上の性能、コストパフォーマンスをだすための材料技術を蓄積し、安心して使用できる環境対応材料の開発に取り組んでおります。絶縁電線やケーブルに採用してきた非ハロゲン難燃材料においては、より高難燃、高耐熱、低摩耗などの高機能化の要求に応えるための開発を進めております。・デジタルインタフェイスケーブルの開発 近年IoTの出現により、ネットワークやコンピュータの要求性能は急速に高まり、より多くのデータを保存、伝送、処理する必要があります。一方で、データの転送速度の向上に伴い伝送ロスが増加するなどデータ伝送の課題は増えています。送信部の波形品質特性、ケーブルの特性品質等、すべてに高い性能が要求され、これまではあまり問題にならなかったレーン間のクロストークも大きな問題となります。そのため実際の設計では、測定器とシミュレーションを組み合わせたトータルの開発環境も重要となります。サーバ/ストレージ用の25Gbps対応ケーブル及びそのアッセンブリ品であるQSFP28を始め、FA及び医療向けマシンビジョンカメラ用の各種規格ケーブル(Camera Link/GigEVision/USB3Vision/CoaxPressなど)、民生用の各種規格ケーブル(HDMI/DVI/DisplayPort/USB3.2など)、その他にAOCケーブルやActiveケーブルといった、車載電子機器用ケーブル、防水ケーブルASSY等の開発・量産化を強化しております。・超極細同軸ケーブルの開発 一般的にAWG36より細いサイズの同軸ケーブルが極細同軸ケーブルと呼ばれておりますが、その中でもAWG46より細い超極細のものは、内視鏡や超音波内視鏡などの医療用を中心として採用されております。当社は、特殊な銅合金導体をはじめ、素材レベルから検討を進め、強度・機械特性・ノイズ・伝送特性等に優れた超極細同軸ケーブルの開発に取り組んで来ました。今後は医療用のみならずデジタル機器/セキュリティーカメラの小型化・高精度化に伴い、コア製品として新たな市場が期待されます。(2)電子・医療部品事業における研究開発費は97百万円であります。・ネットワーク/放送機器の開発 IoT分野でのネットワーク需要が高まってくることが予想されるなか、とりわけイーサネットを基軸として、多種インターフェースとの接続を可能とするGATEWAY機器が汎用化してくると思われます。従来ネットワーク機器と連携できるGATEWAYの新規開発に着手し製品ラインアップの充実を計ってまいります。 当社といたしましては従来の標準型スイッチングHUBやメディアコンバータに加え、OA用高機能タイプ、耐環境性や各種入力電源に対応したFA用のラインナップを取り揃えております。 放送用機器におきましては、4K/8Kの放送に備えたユニットを取り揃えました。また、4K/8Kの伝送において既存通信インフラを利活用するIP伝送装置のリリースを予定しております。”放送と通信の融合”をキーワードに2020年オリンピックに向けて、今後の需要が高まると予想されます。・環境エネルギー/耐災害対応機器の開発 通信インフラの耐災害性を高める、無線メッシュシステム用中継器の開発も継続しております。これは、今後IoTの分野に応用展開を図っていきます。 さらにEV自動車用普通充電器のJARI認証取得品の開発、低炭素化など、EV自動車の普及に向けて充電器のインフラ拡張が叫ばれており、さらなる需要が期待出来ます。・医療用特殊チューブの開発 診断用、治療用特殊チューブ関連製品は補強材入りチューブを中心とする製品開発の継続に加えて、ケーブル加工技術とカテーテル製造技術を融合させた電極カテーテルの製品開発も実施しております。品種増加と既存品改良により売上寄与が見込まれます。また、治療用カテーテルや医療機器向けチューブをターゲットとした開発活動は、高機能性材料開発、機能性多層チューブの開発、多穴チューブ(マルチルーメンチューブ)の製法開発等を行っています。また、清浄度の高い生産インフラを活用し、医療機器の製造を一部実施しています。今後とも精密構造の追及と高機能化が図れるよう開発を進めてまいります。
FY2017|2,212 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、長年培ってきた電線・ケーブル押出技術(導体の上に絶縁体を被覆する技術)を応用した製品開発を重要なる柱として、技術変化の激しいデジタルエレクトロニクス分野に対応した高精度・高速伝送ケーブルの研究開発、超高速大容量通信サービス/放送分野に対応した光波長分割多重伝送装置/光デジタル放送中継システム、各種災害対策機器、蓄電給電関連機器の研究開発、及び医療分野における高性能医療用特殊チューブ等、今後の当社グループ事業の中核となる製品の研究開発を鋭意進めております。 現在の研究開発は、インキュベータ的研究開発及び製品直結型の各事業部における研究開発で推進されております。 当連結会計年度における各セグメント別の主な研究テーマ、成果は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費総額は1億83百万円となっております。(1)電線・加工品事業における研究開発費は1億12百万円であります。・環境対応材料の開発 RoHS指令、REACH規制、POPs条約など環境規制が強化される中、これらに対応する材料としては、環境への悪影響がなく且つ商品性能・価値を満足させることが要求されてきています。当社では、RoHS指令やREACH規制等で禁止される特定有害物質を一切使用することなく、従来材料と同等以上の性能、コストパフォーマンスをだすための材料技術を蓄積し、安心して使用できる環境対応材料の開発に取り組んでおります。絶縁電線やケーブルに採用してきた非ハロゲン難燃材料においては、より高難燃、高耐熱、低摩耗などの高機能化の要求に応えるための開発を進めております。・デジタルインタフェイスケーブルの開発 デジタル家電が日本の電子業界を牽引している中で、その機器内・機器間を接続するインタフェイスケーブルは重要な役割を持っております。デジタル信号での高速化や大容量の伝送路として、製品保証は高度なものが求められるのに対し、価格トレンドは普及に伴いドラスティックに低下いたします。初期の開発スピード、量産製造技術と海外生産を含めたコスト競争力がこの領域の大きな特長であります。サーバ/ストレージ用のSAS3.0 Assy.や25Gbps対応ケーブルを始め、FA及び医療向けマシンビジョンカメラ用の各種規格ケーブル(Camera Link/GigEVision/USB3Vision/CoaxPressなど)、民生用の各種規格ケーブル(HDMI/DVI/DisplayPort/Thender Bolt/USB3.1など)、その他にAOCケーブルやActiveケーブル、車載電子機器用ケーブル、防水ケーブルASSY等の開発・量産化を強化しております。・超極細同軸ケーブルの開発 一般的にAWG36より細いサイズの同軸ケーブルが極細同軸ケーブルと呼ばれておりますが、その中でもAWG46より細い超極細のものは、内視鏡や超音波内視鏡などの医療用を中心として採用されております。当社は、特殊な銅合金導体をはじめ、素材レベルから検討を進め、強度・機械特性・ノイズ・伝送特性等に優れた超極細同軸ケーブルの開発に取り組んで来ました。今後は医療用のみならずデジタル機器/セキュリティーカメラの小型化・高精度化に伴い、コア製品として新たな市場が期待されます。(2)電子・医療部品事業における研究開発費は63百万円であります。・ネットワーク/放送機器の開発 IoT分野でのネットワーク需要が高まってくることが予想されるなか、とりわけイーサネットを基軸として、多種インターフェースとの接続を可能とするGATEWAY機器が汎用化してくると思われます。従来ネットワーク機器と連携できるGATEWAYの新規開発に着手し製品ラインアップの充実を計ってまいります。 当社といたしましては従来の標準型スイッチングHUBやメディアコンバータに加え、OA用高機能タイプ、耐環境性や各種入力電源に対応したFA用のラインナップを取り揃えております。 放送用機器におきましては、4K/8Kの放送に備えたユニットを取り揃えました。また、4K/8Kにおける伝送において既存通信インフラに対応する圧縮伸長装置など4K/8K伝送を汎用化するための装置開発にも着手いたしました。2020年オリンピックに向けて、今後の需要が高まると予想されます。・環境エネルギー/耐災害対応機器の開発 通信インフラの耐災害性を高める、無線メッシュシステム用中継器の開発も継続しております。これは、今後IoTの分野に応用展開を図っていきます。 さらにEV自動車用普通充電器のJARI認証取得品の開発、低炭素化など、EV自動車の普及に向けて充電器のインフラ拡張が叫ばれており、さらなる需要が期待出来ます。・医療用特殊チューブの開発 診断用、治療用特殊チューブ関連製品は補強材入りチューブを中心とする製品開発の継続に加えて、ケーブル加工技術とカテーテル製造技術を融合させた電極カテーテルの製品開発も実施しております。品種増加と既存品改良により売上寄与が見込まれます。また、治療用カテーテルや医療機器向けチューブをターゲットとした技術開発では、清浄度の高い生産インフラを活用し、医療機器の製造を一部開始いたしました。今後とも精密構造の追及と高機能化が図れるよう開発を進めてまいります。