三ッ星(5820)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 88 | 5 | 4 | 7 | 7.7 | 62.7 | 13.0 | 51.0 |
| FY2018 | 93 | 3 | 5 | 2 | 9.5 | 432.0 | 50.0 | 54.5 |
| FY2019 | 92 | 3 | 6 | 4 | 10.8 | 537.2 | 60.0 | 54.9 |
| FY2020 | 85 | 2 | 2 | -1 | 3.2 | 162.0 | 50.0 | 58.8 |
| FY2021 | 76 | 2 | 2 | 5 | 3.2 | 164.8 | 50.0 | 59.7 |
| FY2022 | 92 | 2 | 3 | -3 | 4.6 | 245.5 | 60.0 | 59.2 |
| FY2023 | 99 | 2 | -1 | 1 | -1.1 | -59.5 | 50.0 | 55.5 |
| FY2024 | 103 | 1 | 1 | -3 | 1.9 | 35.9 | 17.0 | 51.9 |
| FY2025 | 109 | 1 | 2 | 1 | 3.2 | 62.6 | 17.0 | 52.4 |
| FY2026 | 117 | 4 | 2 | 3 | 3.4 | 70.6 | 17.0 | 52.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
非鉄金属業界において、三ッ星が特許やブランド、規制ライセンスなどの強力な無形資産を有しているという情報は現時点では確認できません。同社の事業内容からは、特定の技術的優位性やブランド力が際立っているとは言えません。
顧客が三ッ星の製品から他社製品へ切り替える際の直接的なスイッチングコストは低いと考えられます。しかし、長年の取引関係や特定の用途に合わせたカスタマイズなど、間接的な関係維持コストが存在する可能性はあります。
非鉄金属の製造・販売事業において、ネットワーク効果が働くようなプラットフォームビジネスやコミュニティ形成は見られません。製品の価値がユーザー数の増加に比例して高まる構造ではありません。
非鉄金属業界は一般的にコモディティ性が高く、価格競争が生じやすいです。三ッ星が独自の生産技術や調達網により、競合他社よりも構造的に低いコストを実現しているかは不明ですが、業界標準からの逸脱は限定的と推測されます。
非鉄金属業界は、規模の経済が働きやすい側面があります。三ッ星は特定のニッチ市場や製品群において、一定の生産規模と市場シェアを確保している可能性があります。これにより、効率的な生産体制を構築し、一定の競争優位性を維持していると考えられます。
競合との比較優位
強気シナリオ
特定の非鉄金属製品分野における安定した需要の継続
生産効率の改善やコスト削減努力による収益性の維持
ニッチ市場でのシェア維持による安定したキャッシュフロー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の変動による収益圧迫
競合他社による価格攻勢や技術革新
主要顧客の需要減少や代替材料へのシフト
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
三ッ星の投資が失敗するには、まず同社が属する非鉄金属市場全体が構造的な縮小局面に入り、需要が長期的に低迷することが必要です。また、同社が頼りとする規模の経済や効率性が、技術革新や新たな参入企業によって陳腐化し、コスト競争力や製品の差別化が失われるシナリオも考えられます。特に、代替材料の開発や、より安価な生産国からの製品流入が激化し、三ッ星の価格決定力が完全に失われる状況になれば、現在の競争優位性は急速に失われるでしょう。さらに、主要顧客との関係が悪化し、代替サプライヤーへの切り替えが容易になることも、同社の持続可能性を脅かす要因となります。
5年後のモート予測
安定した需要が見込まれるニッチ市場でのシェアを維持し、生産効率の向上とコスト管理により、緩やかながらも安定した収益成長を達成する。
市場環境の変化に対応しつつ、既存事業の効率化を進める。原材料価格の変動や競争圧力の影響を受けながらも、一定の収益性を維持する。
原材料価格の高騰や代替材料の台頭、競争激化により、収益性が悪化。市場シェアの低下と利益率の低下が続く。