オーナンバ(5816)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 369 | 12 | -4 | 23 | -2.4 | -29.0 | 10.0 | 49.2 |
| FY2017 | 364 | 5 | 4 | 1 | 2.5 | 31.6 | 10.0 | 52.5 |
| FY2018 | 364 | 9 | 4 | 12 | 2.9 | 35.9 | 11.0 | 53.7 |
| FY2019 | 358 | 9 | 5 | -1 | 3.2 | 40.5 | 11.0 | 53.4 |
| FY2020 | 314 | 8 | 5 | 15 | 3.3 | 43.0 | 11.0 | 55.3 |
| FY2021 | 370 | 11 | 10 | -7 | 5.6 | 83.5 | 14.0 | 54.1 |
| FY2022 | 436 | 25 | 21 | 3 | 10.1 | 175.1 | 24.0 | 55.8 |
| FY2023 | 448 | 25 | 20 | 34 | 8.5 | 162.8 | 41.0 | 61.8 |
| FY2024 | 448 | 22 | 28 | 23 | 10.5 | 228.4 | 69.0 | 65.5 |
| FY2025 | 444 | 26 | 15 | 3 | 5.3 | 124.3 | 41.0 | 66.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:none 持続性:判定中
オーナンバは非鉄金属メーカーであり、特許やブランド力に依存する無形資産による競争優位性は限定的と考えられる。公開情報からは、特定の技術やブランドが突出しているという情報は確認できない。
顧客は特定の仕様や品質を持つ電線・ケーブルを求めるため、サプライヤー変更には一定の検証コストや調達リスクが伴う可能性がある。しかし、代替品も存在するため、スイッチング・コストはそれほど高くないと推測される。
オーナンバの事業は、製品の利用者が増えることで価値が増すネットワーク効果を生むビジネスモデルではない。個々の顧客との取引が中心であり、プラットフォーム型のような広がりは見られない。
非鉄金属の加工・製造業においては、生産効率や仕入れルートの最適化がコスト競争力に影響を与える。オーナンバが長年培ってきた製造ノウハウや規模の経済が一定のコスト優位に寄与している可能性はあるが、業界内での突出した優位性は不明。
非鉄金属業界は、原材料調達や生産設備投資に多額の資本が必要となる。オーナンバが一定の事業規模を有していることは推測されるが、業界全体で見ると、より大規模な競合企業も存在するため、絶対的な効率規模の優位性は限定的かもしれない。
競合との比較優位
強気シナリオ
電線・ケーブル市場における安定した需要の継続
製造プロセスの効率化によるコスト競争力の維持・向上
特定のニッチ市場における高いシェアの維持
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の変動による収益性の悪化
競合他社との価格競争の激化
代替素材や技術の登場による需要の減少
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
オーナンバの投資が失敗するシナリオは、まず原材料価格の高騰が継続し、それを製品価格に転嫁できずに利益率が圧迫される状況が考えられる。次に、主要顧客である建設業や電機産業の景気後退が長期化し、電線・ケーブルの需要が構造的に減少すること。さらに、中国などの低コストメーカーが技術力を向上させ、オーナンバの得意とする分野にまで進出してきて、価格競争で劣勢に立たされる可能性も否定できない。これらの要因が複合的に作用し、オーナンバの収益基盤を蝕むことが、この投資の失敗を招くだろう。
5年後のモート予測
電線・ケーブル需要の堅調な推移と、製造効率の改善により、緩やかな増収増益を続ける。特にインフラ投資や再生可能エネルギー関連の需要が追い風となる。
原材料価格の変動に影響を受けつつも、一定のコスト管理と安定した顧客基盤により、横ばい圏での推移となる。大きな成長は見込めないが、安定性は維持する。
原材料価格の高騰と、国内需要の低迷、価格競争の激化により、減収減益となる。特に、海外競合との価格差が拡大し、シェアを奪われるリスクがある。