エヌアイシ・オートテック(5742)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 81 | 8 | 6 | 1 | 13.3 | 101.2 | 30.0 | 57.6 |
| FY2018 | 93 | 10 | 7 | -1 | 15.0 | 127.7 | 39.0 | 55.2 |
| FY2019 | 87 | 7 | 5 | 4 | 10.2 | 90.4 | 39.0 | 58.9 |
| FY2020 | 66 | 2 | 1 | -1 | 2.2 | 18.4 | 39.0 | 62.5 |
| FY2021 | 66 | 2 | 1 | 10 | 2.9 | 25.0 | 41.0 | 56.9 |
| FY2022 | 74 | 3 | 2 | -12 | 5.3 | 45.7 | 41.0 | 53.2 |
| FY2023 | 67 | -1 | -1 | 1 | -3.1 | -24.6 | 41.0 | 53.8 |
| FY2024 | 49 | -5 | -6 | 3 | -17.4 | -110.1 | 41.0 | 49.6 |
| FY2025 | 66 | 2 | 2 | 4 | 6.2 | 38.9 | 41.0 | 46.5 |
| FY2026 | 63 | -0 | 0 | 6 | 0.7 | 4.5 | 41.0 | 54.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
非鉄金属業界において、エヌアイシ・オートテックが特許やブランド、規制ライセンスなどの強力な無形資産を有しているという具体的な情報は確認できませんでした。業界標準品が多く、差別化が難しい分野です。
自動車部品や産業機械向けに精密部品を供給しており、顧客との長年の取引関係や仕様への適合性から、一定のスイッチングコストは存在すると考えられます。しかし、代替部品やサプライヤーの選択肢も存在します。
エヌアイシ・オートテックの事業モデルにおいて、ユーザー数の増加がサービス価値を向上させるネットワーク効果は確認されません。BtoBの製造業であり、プラットフォーム型ビジネスではありません。
長年の製造ノウハウや効率化努力により、一定のコスト競争力は維持している可能性があります。しかし、原材料価格の変動や競合他社との価格競争に晒されており、構造的なコスト優位性は限定的と考えられます。
自動車部品や産業機械向け精密部品分野において、一定の生産規模と供給実績を持ち、業界内で認知されたプレイヤーです。しかし、グローバルな巨大企業と比較すると、規模の経済による圧倒的な優位性はまだ限定的です。
競合との比較優位
強気シナリオ
EVシフトや自動運転技術の進展に伴う精密部品需要の増加
高付加価値製品へのシフトによる収益性向上
海外市場での販売拡大による成長
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰による収益圧迫
国内外の競合他社による価格競争の激化
自動車産業や産業機械業界の景気後退リスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
エヌアイシ・オートテックの持続的競争優位性が失われるシナリオは、まず競合他社がより効率的な生産技術や自動化を導入し、大幅なコスト削減を実現した場合である。これにより、エヌアイシ・オートテックの価格競争力が低下し、顧客がより安価な代替品へと移行する可能性がある。また、主要顧客である自動車メーカーや産業機械メーカーが、サプライチェーン再編の一環として、より大規模で技術力のあるサプライヤーとの取引を優先し、エヌアイシ・オートテックへの発注を減少させることも考えられる。さらに、同社が技術革新への投資を怠り、新興国メーカーの低価格攻勢や、より高度な機能を持つ部品を提供する競合に後れを取ることで、市場シェアを失っていく可能性も否定できない。
5年後のモート予測
EV・自動運転関連需要の取り込みや高付加価値製品へのシフトにより、売上・利益ともに堅調な成長を遂げる。海外展開も進み、収益基盤が強化される。
自動車・産業機械業界の景気変動の影響を受けつつも、既存顧客との関係を維持し、緩やかな成長を続ける。コスト管理を徹底し、収益性を維持する。
原材料価格高騰や激化する価格競争により、収益性が悪化。主要顧客の需要低迷も重なり、売上・利益ともに減少傾向となる。