5388

クニミネ工業(5388)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

ガラス・土石製品 建設・資材

事業の概要

  • ベントナイト事業
    クニミネ工業グループの主力事業で、素形材用(鋳物砂など)、環境建設用(地盤改良材など)、ペット用トイレ砂といった幅広い用途のベントナイト製品を製造・販売しています。子会社が原鉱石の採掘から行い、安定した供給体制を築いています。また、調泥剤の仕入れ販売や研究・分析業務も手掛けています。
  • クレイサイエンス事業
    この事業では、ベントナイトをさらに精製・加工した高機能な製品を提供しています。具体的には、精製ベントナイト、環境保全処理剤、環境改良剤、飼料添加物などを製造・販売しており、より専門的な分野でのニーズに応えています。
  • アグリ事業
    農薬加工、農薬基剤、農薬加工用原材料、農業資材の製造・加工・販売、さらには運送取扱い業務までを一貫して行っています。この事業は、農業分野における製品供給とサービスを通じて収益を上げており、同社の事業ポートフォリオの多様化に貢献しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • ベントナイト事業
    この事業は、クニミネ工業グループの売上高の約6割を占める主力事業であり、素形材用、環境建設用、ペット用トイレ砂などのベントナイト製品の製造販売が中心です。2023年度の売上高は約110.9億円、営業利益は約10.7億円と、グループ全体の収益を牽引する最大の稼ぎ頭となっています。
  • クレイサイエンス事業
    精製ベントナイト、環境保全処理剤、環境改良剤、飼料添加物などを製造販売する事業です。2023年度の売上高は約18.1億円、営業利益は約1.8億円で、特殊な技術を要する高付加価値製品を提供しており、グループの技術力を示す重要なセグメントです。
  • アグリ事業
    農薬加工、農薬基剤、農業資材の製造・加工・販売および運送取扱いを行う事業です。2023年度の売上高は約28.0億円、営業利益は約5.5億円と、売上規模はベントナイト事業に次ぎ、利益率も比較的高い特徴があります。農業分野における安定的な需要を背景に、グループの収益基盤を支えています。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
BentoniteDivisionReportableSegment 事業 111 11 9.7%
ClayscienceDivisionReportableSegment 事業 18 2 10.1%
AgricultureDivisionReportableSegment 事業 28 6 19.7%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|864 文字
3 【事業の内容】 当社グループは、クニミネ工業株式会社(当社)および子会社6社により構成されており、事業はベントナイト原鉱石の採掘、ベントナイトの製造、販売、農薬加工および化成品の製造販売を行っているほか、粘土鉱物、調泥剤の仕入販売、サービス部門として運送取扱い業務や各種研究・分析業務を営んでおります。当社グループの事業内容および当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。なお、当連結会計年度より、当社組織変更に伴い、報告セグメントを従来の「ベントナイト事業」、「クレイサイエンス事業」の2区分の内、「クレイサイエンス事業」の区分に属していたアグリビジネス分野を「アグリ事業」として独立したセグメントへ変更しております。次の3部門は「第5 経理の状況1.(1) 連結財務諸表注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。(1) ベントナイト事業ベントナイト事業は、素形材用、環境建設用、ペット用トイレ砂等の製造販売であり、他に調泥剤の仕入販売があります。クニマイン株式会社、川崎鉱業株式会社および関ベン鉱業株式会社は、ベントナイト原鉱石の採掘、販売をしております。当社は、素形材用、環境建設用、ペット用トイレ砂等の製造販売の他、調泥剤の仕入販売および各種研究・分析を行っております。クニミネマーケティング株式会社は、主にペット用トイレ砂のベントナイトを仕入販売しております。KUNIMINE(THAILAND)CO.,LTD.は、主に素形材用のベントナイトを仕入販売しております。TRANS WORLD PROSPECT CORPORATIONはベントナイト採掘会社に出資しているためベントナイト事業に含めております。(2) クレイサイエンス事業クレイサイエンス事業は当社が精製ベントナイト、環境保全処理剤、環境改良剤、飼料添加物等を製造販売しております。(3) アグリ事業アグリ事業は、当社が農薬加工、農薬基剤および農薬加工用原材料、農業資材等の製造、加工、販売および運送取扱いを行っております。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
市場での厳しい競争にさらされており、価格低減競争により影響を受ける可能性があるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
採石法に基づく採石業者登録・採取計画認可、農薬取締法に基づく農薬登録が必要。
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:他社との競合と販売価格の変動 / 貸倒れ / 為替相場の変動
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

公開情報からは、特許やブランド力、規制ライセンスといった無形資産に関する具体的な情報は確認できませんでした。同社の事業内容(セラミックス原料、耐火物原料など)は、技術的な優位性よりも、原料の品質や供給安定性が重要と考えられます。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

セラミックスや耐火物業界では、原料の品質や特性が最終製品の性能に直結するため、一度採用した原料メーカーを変更することには一定のコストやリスクが伴う可能性があります。しかし、代替可能な原料も存在すると考えられ、スイッチング・コストは限定的と推測されます。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

同社の事業は、特定のプラットフォームやサービスを介したユーザー間の相互作用によって価値が増幅するネットワーク効果とは無縁と考えられます。個別の顧客との取引が中心であり、多数のユーザーの参加が直接的な価値向上に繋がる構造ではありません。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

同社は、特定の鉱物資源(珪石、珪砂など)の採掘・加工から一貫して手掛けている可能性があります。これにより、調達コストや加工コストにおいて、他社よりも有利な条件を確保できる可能性があります。しかし、資源価格の変動リスクや、競合他社も同様の資源を確保できる可能性はあります。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

ガラス・土石製品業界、特にセラミックスや耐火物の原料分野においては、一定の生産規模を持つことがコスト競争力に繋がる可能性があります。同社が業界内でどの程度のシェアを持ち、規模の経済を享受できているかについては、詳細な分析が必要です。寡占化が進んでいるかは不明です。

  • 鉱山からの安定供給体制
    クニミネ工業グループは、クニマイン、川崎鉱業、関ベン鉱業という3つの鉱山会社を傘下に持ち、ベントナイト原鉱石の採掘から手掛けています。これにより、原材料の安定的な確保と品質管理を自社で行うことができ、競合他社に対する供給面での優位性を持っています。
  • 多岐にわたる製品用途と技術力
    ベントナイトを基盤とした製品は、素形材、環境建設、ペット用品、農薬加工、飼料添加物など非常に幅広い分野で活用されています。これは、長年にわたる粘土鉱物に関する研究・分析によって培われた高い技術力とノウハウの証であり、多様な市場ニーズに対応できる強みとなっています。
  • 法的許認可と事業継続性
    採石法に基づく採石業者登録や岩石採取計画の認可、農薬取締法に基づく農薬登録など、事業運営に必要な法的許認可を適切に取得し、維持しています。これらの許認可は事業継続の前提であり、新規参入障壁となるため、同社の安定的な事業基盤を支える重要な要素です。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針当社グループは、創業以来一貫して、人類共通の財産である地下資源の有効活用に取り組んでまいりました。地下資源のもつ秘められた可能性にますます大きな期待がかけられている現在、当社グループは、長年培ってまいりました「品質と技術」をさらに研鑽し、多様化するニーズにグループ各社が一丸となって、積極果敢に挑戦して、企業価値の一層の向上を図り、社会に貢献していくことを経営の基本としております。 (2) 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略当社グループは2023年度を初年度とする3ヵ年中期経営計画を策定しておりますが、外部環境の急激な変化を踏まえ、最終年度である2025年度の経営数値目標を見直しました。見直し後の目標値は、連結売上高169億円、連結営業利益16億円、ROE5.7%以上としております。当社の想定する株主資本コストは5~6%であり、現時点ではこれに近接する水準を目標としておりますが、将来的にはこれを安定的に上回るROEを確実に実現していく方針です。その実現に向けて、ベントナイト本来の性能を最大限に活かした高付加価値製品の開発、生産販売の省人化、デジタル化を通じて、社会課題の解決、顧客の価値創造を実現し、高収益事業構造を構築してまいります。具体的な戦略としては、次のとおりであります。① 脱炭素関連・国土強靭化関連・静脈産業への取組み・地熱発電事業/放射性廃棄物処理事業への注力(環境建設分野)・森林整備事業(アグリビジネス分野)・インフラ整備事業(国土強靭化)の取込み推進(環境建設分野)② 新規事業領域拡大・種子コーティング事業(アグリ分野)・ガスバリア材料(クレイサイエンス分野)③ 海外市場展開・海外鉱探査・素形材分野、クレイサイエンス分野のアセアン市場展開推進・高品質原鉱の安定調達に向けた海外鉱利用④ 企業体質強化・ESG経営及びDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進・新鉱区開発、採鉱技術開発 (3) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題世界経済は、ウクライナ、中東をはじめとする地政学リスクの継続に加え、米国トランプ政権の関税政策による減速への懸念が高まっております。加えて、国内においては労働力不足や物流費・人件費の上昇等、構造的なコスト負担の増大が見込まれるなど、不確実性の高い事業環境が継続すると認識しております。このような認識のもと、当社グループは、事業分野間の連携強化と機動的な事業運営を推進し、各事業領域における付加価値の創出および諸課題の解決を通じて、持続的な収益の確保に努めてまいります。また、成長戦略の実現に向けては、研究開発や人材育成への投資を継続するとともに、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進体制の整備にも注力してまいります。各事業部門の経営環境及び事業上の課題については、下記の通りであります。① ベントナイト事業 素形材分野  世界的な脱炭素化への潮流を受けた自動車の国内生産台数の減少、化石燃料車のEVシフトに伴う鋳造部品点数の減少により、国内鋳造向けベントナイト需要の低減が予想され、将来的な国内市場縮小への対応が課題となっております。対処といたしましては、海外事業会社のKUNIMINE (THAILAND) CO.,LTD.を通じてアセアンへ進出する日系企業との連携を強め、海外ユーザーへ対応していくとともに、国内においても高い販売占有率(シェア)を活かした関連商材の拡販、製品と技術サービスの充実を図ることにより、収益の拡大に努めてまいります。 ② ベントナイト事業 環境建設分野  建設業界においては、資材価格や人件費の高騰が工事単価を押し上げており、予算制約等の影響により土木工事件数は低調な推移が予想されます。また、一部大型公共工事において、自治体の財源不足、地域との調和不足による工期遅延等が発生しております。大型工事の遅延や急な再開による出荷変動が発生した場合、出荷量が計画に対して大きく変動するため、業績予測が困難なことが課題となっております。当分野の安定した成長を図るため、国内インフラ整備事業、地熱発電事業の取り込み、放射性廃棄物処理事業に対して積極的な営業活動を行うとともに、止水材等の高付加価値品の販売を拡充してまいります。 ③ ベントナイト事業 ペット関連分野  国内の猫飼育頭数は堅調に推移しており、安定した需要が見込まれる一方で、国内市場における製品の多様化が進み、競争環境は厳しさを増しております。また、インフレ進行による原料、包装資材、物流費の上昇が課題となっておりますが、原料調達から生産販売までのバリューチェーンを国内で完結できる強みを活かして、コストダウンを進めるとともに、関連商品の拡充を図ることで収益の拡大に努めてまいります。 ④ クレイサイエンス事業  当分野の製品は、一般工業用途として各種産業で広く利用されておりますが、環境規制強化にともなう市場ニーズの変化や、代替技術・素材の出現が、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当分野は、粘土本来の秘められた効能を最大限引き出す新規用途開発を進めておりますが、社会実装に時間を要することも課題となっております。今後も産学官連携を高めて、先端機能材料分野等での速やかな研究・製品開発を目指すとともに、国内外への市場拡大を図るべく市場ニーズを捉えた製品開発を進めてまいります。 ⑤ アグリ事業  当分野は農薬等の受託生産が中心であるため、農薬市場の縮小等による委託元の販売不振や、委託方針の変化による受注減少等が懸念され、当社側で生産量を主体的にコントロール出来ず販売量が減少することが課題となっております。当分野では、種子コーティング等の新規受託領域の拡大を進めるとともに、製剤技術力、特に造粒技術の高度化にさらに磨きをかけ、事業分野の成長を図ってまいります。 ⑥ その他  生産関連につきましては、継続した省人・省力化投資を推し進めることによって生産体制を強化し、人手不足の問題解消や生産性向上を実現することで、事業機会を確実に捉えるよう努めてまいります。またベントナイト資源確保の観点から、鉱量の確保や新鉱区開発のための積極投資も行ってまいります。輸入原鉱の急激な為替変動によるリスクへの対策としては、為替予約、外貨預金等を活用する事でヘッジを行ってまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針当社グループは、創業以来一貫して、人類共通の財産である地下資源の有効活用に取り組んでまいりました。地下資源のもつ秘められた可能性にますます大きな期待がかけられている現在、当社グループは、長年培ってまいりました「品質と技術」をさらに研鑽し、多様化するニーズにグループ各社が一丸となって、積極果敢に挑戦して、企業価値の一層の向上を図り、社会に貢献していくことを経営の基本としております。 (2) 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略当社グループは2023年度を初年度とする3ヵ年中期経営計画を策定しておりますが、外部環境の急激な変化を踏まえ、最終年度である2025年度の経営数値目標を見直しました。見直し後の目標値は、連結売上高169億円、連結営業利益16億円、ROE5.7%以上としております。当社の想定する株主資本コストは5~6%であり、現時点ではこれに近接する水準を目標としておりますが、将来的にはこれを安定的に上回るROEを確実に実現していく方針です。その実現に向けて、ベントナイト本来の性能を最大限に活かした高付加価値製品の開発、生産販売の省人化、デジタル化を通じて、社会課題の解決、顧客の価値創造を実現し、高収益事業構造を構築してまいります。具体的な戦略としては、次のとおりであります。① 脱炭素関連・国土強靭化関連・静脈産業への取組み・地熱発電事業/放射性廃棄物処理事業への注力(環境建設分野)・森林整備事業(アグリビジネス分野)・インフラ整備事業(国土強靭化)の取込み推進(環境建設分野)② 新規事業領域拡大・種子コーティング事業(アグリ分野)・ガスバリア材料(クレイサイエンス分野)③ 海外市場展開・海外鉱探査・素形材分野、クレイサイエンス分野のアセアン市場展開推進・高品質原鉱の安定調達に向けた海外鉱利用④ 企業体質強化・ESG経営及びDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進・新鉱区開発、採鉱技術開発 (3) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題世界経済は、ウクライナ、中東をはじめとする地政学リスクの継続に加え、米国トランプ政権の関税政策による減速への懸念が高まっております。加えて、国内においては労働力不足や物流費・人件費の上昇等、構造的なコスト負担の増大が見込まれるなど、不確実性の高い事業環境が継続すると認識しております。このような認識のもと、当社グループは、事業分野間の連携強化と機動的な事業運営を推進し、各事業領域における付加価値の創出および諸課題の解決を通じて、持続的な収益の確保に努めてまいります。また、成長戦略の実現に向けては、研究開発や人材育成への投資を継続するとともに、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進体制の整備にも注力してまいります。各事業部門の経営環境及び事業上の課題については、下記の通りであります。① ベントナイト事業 素形材分野  世界的な脱炭素化への潮流を受けた自動車の国内生産台数の減少、化石燃料車のEVシフトに伴う鋳造部品点数の減少により、国内鋳造向けベントナイト需要の低減が予想され、将来的な国内市場縮小への対応が課題となっております。対処といたしましては、海外事業会社のKUNIMINE (THAILAND) CO.,LTD.を通じてアセアンへ進出する日系企業との連携を強め、海外ユーザーへ対応していくとともに、国内においても高い販売占有率(シェア)を活かした関連商材の拡販、製品と技術サービスの充実を図ることにより、収益の拡大に努めてまいります。 ② ベントナイト事業 環境建設分野  建設業界においては、資材価格や人件費の高騰が工事単価を押し上げており、予算制約等の影響により土木工事件数は低調な推移が予想されます。また、一部大型公共工事において、自治体の財源不足、地域との調和不足による工期遅延等が発生しております。大型工事の遅延や急な再開による出荷変動が発生した場合、出荷量が計画に対して大きく変動するため、業績予測が困難なことが課題となっております。当分野の安定した成長を図るため、国内インフラ整備事業、地熱発電事業の取り込み、放射性廃棄物処理事業に対して積極的な営業活動を行うとともに、止水材等の高付加価値品の販売を拡充してまいります。 ③ ベントナイト事業 ペット関連分野  国内の猫飼育頭数は堅調に推移しており、安定した需要が見込まれる一方で、国内市場における製品の多様化が進み、競争環境は厳しさを増しております。また、インフレ進行による原料、包装資材、物流費の上昇が課題となっておりますが、原料調達から生産販売までのバリューチェーンを国内で完結できる強みを活かして、コストダウンを進めるとともに、関連商品の拡充を図ることで収益の拡大に努めてまいります。 ④ クレイサイエンス事業  当分野の製品は、一般工業用途として各種産業で広く利用されておりますが、環境規制強化にともなう市場ニーズの変化や、代替技術・素材の出現が、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当分野は、粘土本来の秘められた効能を最大限引き出す新規用途開発を進めておりますが、社会実装に時間を要することも課題となっております。今後も産学官連携を高めて、先端機能材料分野等での速やかな研究・製品開発を目指すとともに、国内外への市場拡大を図るべく市場ニーズを捉えた製品開発を進めてまいります。 ⑤ アグリ事業  当分野は農薬等の受託生産が中心であるため、農薬市場の縮小等による委託元の販売不振や、委託方針の変化による受注減少等が懸念され、当社側で生産量を主体的にコントロール出来ず販売量が減少することが課題となっております。当分野では、種子コーティング等の新規受託領域の拡大を進めるとともに、製剤技術力、特に造粒技術の高度化にさらに磨きをかけ、事業分野の成長を図ってまいります。 ⑥ その他  生産関連につきましては、継続した省人・省力化投資を推し進めることによって生産体制を強化し、人手不足の問題解消や生産性向上を実現することで、事業機会を確実に捉えるよう努めてまいります。またベントナイト資源確保の観点から、鉱量の確保や新鉱区開発のための積極投資も行ってまいります。輸入原鉱の急激な為替変動によるリスクへの対策としては、為替予約、外貨預金等を活用する事でヘッジを行ってまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における当社グループを取り巻く環境は、労働力不足や物流コストの上昇といった課題を抱えつつも、賃上げや設備投資の増加が景気を下支えし、総じて緩やかな回復基調となりました。鉱工業生産は、主力の自動車産業において、半導体不足の緩和や生産能力の増強による回復が一部で見られたものの、大手メーカーの不正問題や中国市場における現地メーカー製BEV車への重点化により、生産台数は低調に推移しており、今後も厳しい見通しとなっております。また、世界経済においては、ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の緊迫化による資源・エネルギー価格の高騰を起因とした物価上昇、各国の金融政策による為替変動等、先行き不透明な状況が継続しております。このような状況のもと、当社グループは、高付加価値製品・サービスの提案、適切な価格改定などの販売活動を強化するとともに、より一層のコストダウンへの取り組みを進めることで、収益確保に向けて注力してまいりました。今後も、インフレ進行に伴うコスト上昇圧力は継続すると見られ、予断を許さない状況が続いておりますが、引き続き製品・サービスの高付加価値化、販売価格の適正化、原価低減による収益の改善に取り組んでまいります。以上の結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態(資産)当連結会計年度末における流動資産は17,399百万円となり、前連結会計年度末に比べ578百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が342百万円、受取手形及び売掛金が316百万円それぞれ減少したものの原材料及び貯蔵品が1,094百万円増加したことによるものであります。固定資産は8,439百万円となり、前連結会計年度末に比べ32百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産が288百万円、投資その他の資産が投資有価証券の売却等により203百万円それぞれ減少したものの、無形固定資産が525百万円増加したことによるものであります。この結果、総資産は、25,839百万円となり、前連結会計年度末に比べ610百万円増加いたしました。(負債)当連結会計年度末における流動負債は2,243百万円となり、前連結会計年度末に比べ125百万円増加いたしました。固定負債は前連結会計年度末に比べ1百万円増加し、1,243百万円となりました。この結果、負債合計は、3,487百万円となり、前連結会計年度末に比べ126百万円増加いたしました。(純資産)当連結会計年度末における純資産合計は22,351百万円となり、前連結会計年度末に比べ483百万円増加いたしました。これは主に自己株式の取得により332百万円減少したものの、利益剰余金が583百万円、為替換算調整勘定が円安により174百万円増加したことによるものであります。この結果、自己資本比率は83.4%(前連結会計年度末は84.0%)となりました。 b.経営成績当連結会計年度の業績は、売上高は15,707百万円(前年同期比0.2%増)、営業利益は1,280百万円(同4.0%増)、経常利益は主に前期の為替差益95百万円が当期は11百万円の為替差損に転じたことにより1,583百万円(同3.7%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は主に投資有価証券売却益が152百万円発生したことにより1,078百万円(同3.3%増)となりました。セグメントの業績は、次のとおりであります。なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前連結会計年度との比較については、前連結会計年度の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。 (ベントナイト事業)素形材分野は、主に建機やトラック向け等の主要得意先における減産の影響により、減収となりました。環境建設分野は、一般土木工事の需要が低調であったものの、価格改定の効果や年度後半において地熱向け需要が回復したこと等により、若干の増収となりました。ペット関連は、需要は一服したものの、不採算品目の整理を行った結果、減収増益となりました。この結果、当セグメントの売上高は11,094百万円(前年同期比 2.1%減)、セグメント利益は1,074百万円(同 22.5%減)となりました。(クレイサイエンス事業)クニピアの一般工業用途としての輸出向けの需要が若干減少したものの、各分野において前期から取り組んでいる価格改定の効果等により、増収となりました。この結果、当セグメントの売上高は1,808百万円(前年同期比 10.1%増)、セグメント利益は181百万円(同318.2%増)となりました。(アグリ事業)主たる農薬分野において、種子コーティング剤や除草剤が好調に推移したことに加え、ベントナイト販売も含めた価格改定の効果等により、増収となりました。この結果、当セグメントの売上高は2,804百万円(前年同期比 3.7%増)、セグメント利益は553百万円(同38.1%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前連結会計年度末に比べ361百万円減少し、7,881百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は、1,023百万円(前年同期比46.7%減)となりました。これは主に、棚卸資産の増加1,177百万円、法人税等の支払額454百万円があったものの、増加要因として税金等調整前当期純利益1,699百万円、減価償却費835百万円等があったことによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は、769百万円(同26.1%減)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入が350百万円あったものの、有形固定資産の取得による支出が514百万円、無形固定資産の取得による支出が548百万円あったことによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は、858百万円(同18.1%増)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出が332百万円、配当金の支払額494百万円があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%)ベントナイト事業9,060,68199.5クレイサイエンス事業1,812,070126.0アグリ事業2,300,115107.3合計13,172,867103.8 (注) 1.金額は販売価格によっております。 b.商品仕入実績当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%)ベントナイト事業1,256,51199.2クレイサイエンス事業152,008105.5アグリ事業13,179108.9合計1,421,69999.9 (注) 1.金額は仕入価格によっております。 c.受注実績当連結会計年度におけるベントナイト事業の一部およびアグリ事業の受注実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)ベントナイト事業1,81910.24002.5アグリ事業2,353,403110.3129,168203.2 (注) 1.ベントナイト事業の一部およびアグリ事業以外は、見込み生産を行っております。2.金額は販売価格によっております。 d.販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%)ベントナイト事業11,094,22097.9クレイサイエンス事業1,808,894110.1アグリ事業2,804,508103.7合計15,707,623100.2 (注) 1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が 100分の10を超える相手先がないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成につきましては「第5 経理の状況 1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について (1)」、重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1.(1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1.(1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容(売上高)当連結会計年度における売上高の概況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に記載しております。(営業利益の状況)売上原価につきましては、11,245百万円と前連結会計年度に比べ29百万円の増加(前年同期比0.3%増 )となりましたが、売上原価率は前連結会計年度から横這いの71.6%となりました。これは主に輸入原鉱価格や各種原材料価格は前連結会計年度から継続して高止まりしているものの、主にクレイサイエンス事業やアグリ事業で価格改定が進んだことによるものであります。販売費及び一般管理費につきましては、コストダウンの取り組み等により、前連結会計年度に比べ46百万円減少(同1.4 %減)の3,181百万円となりました。以上の結果、営業利益は1,280百万円となり、前連結会計年度に比べ49百万円の増加(同4.0 %増)となりました。(経常利益の状況)営業外収益につきましては、受取利息が37百万円、受取配当金が96百万円それぞれ増加したものの、前連結会計年度に発生した有価証券売却益121百万円が当連結会計年度は発生しなかったこと、為替差益が為替差損に転じたことにより、前連結会計年度に比べ94百万円減少の330百万円となりました。営業外費用につきましては、為替差損11百万円が発生したこと等により、17百万円増加の28百万円となりました。以上の結果、経常利益は1,583百万円となり、前連結会計年度に比べ61百万円の減少(同3.7%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益の状況)特別利益につきましては、投資有価証券売却益152百万円が発生したことにより前連結会計年度に比べ141百万円増加の152百万円となりました。特別損失につきましては、前連結会計年度に発生した固定資産撤去費用引当金繰入額77百万円が当連結会計年度は無いこと等により56百万円減少の35百万円となりました。また、法人税等合計につきましては、法人税、住民税及び事業税が105百万円増加したこと等により前連結会計年度に比べ75百万円増加の563百万円となりました。以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は1,078百万円となり、前連結会計年度に比べ34百万円の増加(同3.3%増)となりました。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 ④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析a.キャッシュ・フローの状況当社グループのキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。b.財務政策当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金または必要に応じ借入により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、金融機関とコミットメントライン契約10億円を設定し、資金調達の機動性および安定性を確保しております。当社グループは、今後も営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に将来必要な運転資金及び設備資金を調達していく考えであります。 ⑤ 経営者の問題認識と今後の方針について当社グループの経営陣は、現在の経営環境および入手可能な情報に基づき、最善の経営方針を立案するよう努めておりますが、当社グループをとりまく経営環境は今後も厳しい状況が続くものと考えられます。このような状況下で、当社グループといたしましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(2)目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略」にも記載しましたとおり、戦略的課題に重点的に取り組むことで、他社との差別化を図って、高収益化構造を実現することを最優先課題として考えております。

事業リスク

  • 市場競争と価格変動
    ベントナイト、クレイサイエンス、アグリの各事業は、いずれも市場での競争が激しい状況にあります。新技術や新製品の開発競争、あるいは競合他社との価格競争が激化した場合、同社の製品価格が下落し、売上や利益が減少する可能性があります。
  • 原材料の確保と価格変動
    ベントナイト原鉱石の採掘は、災害や事故、品質低下、枯渇のリスクを抱えています。また、海外からの輸入に頼る一部原材料は、国際情勢の変化や為替相場の変動、原油価格の高騰などにより、仕入れ価格が上昇する可能性があります。これにより、製造コストが増加し、収益を圧迫する恐れがあります。
  • 法的規制と環境変化
    採石法や農薬取締法など、事業に関連する法的規制は社会情勢の変化に応じて改正される可能性があります。新たな規制の導入や既存規制の解釈変更、あるいはCO2排出量に関する新たな規制が導入された場合、事業活動が制約を受けたり、対応コストが増加したりして、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|2,955 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、本項における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 他社との競合と販売価格の変動について当社グループの主要事業であるベントナイト事業、クレイサイエンス事業およびアグリ事業は、いずれも市場での厳しい競争にさらされております。そのため、新技術や新製品の開発、あるいは、競合他社との価格低減競争等により、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 貸倒れについて当社グループは、十分な与信管理を行っておりますが、取引先に予期せぬ貸倒れが発生した場合は、追加的な損失や引当金の計上が必要となり、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 為替相場の変動について当社グループは、原料の一部を海外から輸入しております。そのため、為替相場の変動によるリスクをヘッジする目的で、為替予約等で対策を講じております。しかしながら、リスクヘッジにより為替相場変動の影響を緩和することは可能であっても、影響を完全に排除することは不可能であり、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 原料の確保について当社グループには、鉱山会社が3社あり、原鉱採掘を行っております。毎年、探鉱ボーリングを実施して原鉱埋蔵量の確保は行っておりますが、災害や事故等の発生により、採掘が不可能になる危惧や、品質の低下および原鉱の枯渇等が発生する危惧があります。また、一部海外より原鉱を輸入しておりますが、原鉱の輸入につきましても、災害や事故等の発生や国際情勢の変化等により、輸入が困難となる危惧があります。こうした状況の発生が経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) エネルギー価格の変動について当社グループでは、主に製造工程において重油や電力等のエネルギーを使用しております。これらのエネルギー価格の変動により、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 原材料の仕入価格について当社グループでは、原鉱の輸入の他様々な原材料を外部より購入しております。これらの原材料は、為替相場の変動や原油価格の変動、その他の要因等によって仕入価格が上昇するおそれがあり、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 製品の品質に係るものについて当社グループでは、徹底した品質管理のもとで製品を製造しておりますが、すべての製品が完全無欠という保証はありません。また、製造物賠償責任保険等に加入しておりますが、これらの保険が賠償額の全額を賄える保証もありません。そのため、製品の欠陥が、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 災害等による影響について当社グループは、鉱山および工場において安全対策等を十分に実施しておりますが、大規模な地震や近隣の火山の噴火、火災、事故等が発生した場合は、生産、出荷等が著しく低下するおそれがあり、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 法的規制について当社グループの行う事業に適用される主な法的規制として、鉱山でのベントナイト原鉱石採掘に関連する採石法、アグリ事業での製品製造に関連する農薬取締法等があります。これらの関係法令は社会情勢の変化等に応じて適宜、改正や解釈の変更等が行われる可能性があります。その場合には経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。主な法的規制に関する許認可の内容は以下のとおりです。① 採石法関連当社グループは、採石法第32条に定める採石業者登録および採石法第33条で定める採取計画の許認可を以下のとおり受けております。なお、現状これら許認可等について、その継続に支障をきたす要因は発生しておりませんが、万一、採石法第32条の10および第33条の11、12の規定やその他の関連法令に抵触する等により、業務停止又は取消し等の処分を受けることとなった場合には、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 取得年月許認可等の名称所管官庁等許認可等の内容有効期限1971年10月採石業者登録宮城県採石法第32条による宮城県採石登録第69号川崎鉱業㈱なし1971年10月採石業者登録新潟県採石法第32条による新潟県採石登録第9号関ベン鉱業㈱なし1995年1月採石業者登録山形県採石法第32条による山形県採石登録第601号クニマイン㈱なし2000年4月採石業者登録宮城県採石法第32条による宮城県採石登録第5000号当社蔵王工場なし2025年2月岩石採取計画認可宮城県採石法第33条による宮城県(産立)指令第91号当社蔵王工場2030年2月2022年7月岩石採取計画認可宮城県採石法第33条による宮城県(産立)指令第38号川崎鉱業㈱2027年7月2021年8月岩石採取計画認可山形県採石法第33条による山形県指令村総産企第17号クニマイン㈱2026年8月2021年6月岩石採取計画認可新潟県採石法第33条による新潟県津振第620号関ベン鉱業㈱ 細越鉱山2025年12月2022年7月岩石採取計画認可新潟県採石法第33条による新潟県津振第744号関ベン鉱業㈱ 白崎鉱山2027年3月 ② 農薬取締法関連当社グループは、農薬取締法第2条に定める農薬登録につきまして、当社小名浜工場、郡山工場および太田工場において、製造品目ごとに農薬登録票の許認可を受け、製造場の名称および所在地登録を行っております。なお、現状これら登録について、その継続に支障をきたす要因は発生しておりませんが、万一、農薬取締法第14条の規定やその他の関連法令に抵触する等により、業務停止又は取消し等の処分を受けることとなった場合には、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 情報セキュリティについて当社グループは、事業活動を通じてお客様や取引先の個人情報および機密情報を入手することがあり、また、営業・技術上の機密情報を保有しております。 当社グループでは、これら情報に関する管理体制の強化と社員教育を展開し、適切なセキュリティ対策を講じています。しかしながら、予想を超えるサイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウィルス侵入等により、重要情報が流出した場合や、重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合は、当社グループの信用低下により、業績および財務状況に影響を及ぼす場合があります。 (11) 環境について当社グループは、事業活動による地球環境への影響を認識し、CO2排出量の削減や資源の有効活用に努め、環境負荷の低減を進めております。 しかしながら、CO2の排出に対する新たな規制等が導入された場合には、ベントナイト事業を中心に当社グループの事業活動が制約を受けたり、事業活動に係る費用が増加する可能性があります。

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