研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
|---|---|---|
| 2025-03 | - | 60 |
| 2024-03 | - | 61 |
| 2023-03 | - | 44 |
| 2022-03 | - | 56 |
| 2021-03 | - | 46 |
研究開発活動(本文)
FY2025|1,664 文字
6【研究開発活動】 2024年度の当社グループは、中長期経営計画“Creating New Value for the Future”の第1ステージの2年目として、「価値創造」、「スマートものづくり創造」、「未来に向けた組織能力の進化」の3つの指針を掲げ、「人と社会を支え、今と未来をつなぐBEST PARTNER」であり続けるために活動してまいりました。 指針1の「価値創造」では、「共創」を軸に前中長期経営計画で推進した新規事業の進化とコア事業の深化を加速させた両輪の取り組みによって、人の暮らしや地球環境にやさしい、社会課題を解決する製品やサービスを提供することで、新たな価値創造に当社グループ一丸となって取り組んでいます。 この指針に基づき、研究開発は、新事業推進センター、ものづくりセンター、基盤技術研究所および伝動技術研究所(当連結会計年度末人員246名)を中心に取り組んでおり、当連結会計年度における全体の改良開発を含む開発・研究に4,259百万円(無形資産に計上された開発費は該当がありません)を投入いたしました。 セグメント別の研究開発活動とその成果は次のとおりであります。なお、自動車部品事業および産業資材事業での研究開発活動については、特定のセグメントに関連付けられないため、両事業部を合わせて記載しております。 [自動車部品事業・産業資材事業] 当事業では、基盤技術研究所・伝動技術研究所を中心として、伝動ベルトおよび伝動ベルトシステム製品、搬送ベルトおよび搬送周辺製品や農業・工業用ゴム製品、補修市場におけるサービタイゼーションの創出に関する研究開発に取り組んでおります。自動車部品事業においては、大型スクーター等に使用される変速ベルトの新たなラインアップとして、セルロースナノファイバー(CNF)複合化ゴムを適用した、高負荷条件で使用可能なダブルコグベルトの販売を2024年4月に開始しました。また、電動パワーステアリング(EPS)向けベルトなど、電動化市場への参入・拡販を狙った製品開発を進めております。産業資材事業においては、大型農業機械用伝動ベルトとして、伝動能力に優れ高負荷にも対応した「AGRIDRIVE®シリーズ(高負荷ローエッジ変速ベルト、高性能スクラムVベルト)」をラインアップしました。 [高機能エラストマー製品事業] 当事業では、電子写真プロセス用のクリーニングブレード、現像ローラなどの高機能樹脂製品や装飾表示用フイルムなどの改良開発を行っております。新製品としては、施工後の寸法安定性能をさらに高めたインクジェット印刷用メディア「バンドー グランメッセ®GM-NSG、GM-LUG」と、メディアの耐候性を大幅に向上させるラミネートフイルム「バンドー グランメッセ®GM-SSG、GM-SSM」の販売を2024年12月に開始しました。 [その他事業] 医療機器・ヘルスケア機器事業では、当社グループが有する基盤技術を活かし、医療機関や学術機関とも連携しながら、医療安全の向上に貢献できる製品などの研究に取り組みました。 電子資材事業では、精密研磨材「TOPX®(トップエックス)」は、量産中のディスプレイ(ガラス基板)分野のシェア拡大を進めるとともに、ストレージ分野など新たな需要の開拓に積極的に取り組みました。既存熱伝導性フィラーを垂直配向した高い熱伝導率を有する放熱シート「HEATEX®(ヒートエクス)」は、発熱部品(CPU、LEDバックライト、パワーチップ)から発生する熱を効率的に冷却部材(ヒートシンク等)へ伝達するためのインターフェイスとして多くのお客様と評価を進めてまいりました。 なお、改良開発を中心とした開発・研究として、自動車部品事業・産業資材事業に2,063百万円、高機能エラストマー製品事業に728百万円、その他事業に411百万円を投資した他、新規新製品の研究開発として1,056百万円(無形資産に計上された開発費は該当がありません)を投入しております。
FY2024|1,707 文字
6【研究開発活動】 2023年度の当社グループは、中長期経営計画“Creating New Value for the Future”の第1ステージの1年目として、「価値創造」、「スマートものづくり創造」、「未来に向けた組織能力の進化」の3つの指針を掲げ、「人と社会を支え、今と未来をつなぐBEST PARTNER」であり続けるために活動してまいりました。 指針1の「価値創造」では、「共創」を軸に前中長期経営計画で推進した新規事業の進化とコア事業の深化を加速させた両輪の取り組みによって、人の暮らしや地球環境にやさしい、社会課題を解決する製品やサービスを提供することで、新たな価値創造に当社グループ一丸となって取り組んでいます。 この指針に基づき、研究開発は、新事業推進センター、ものづくりセンター、基盤技術研究所および伝動技術研究所(当連結会計年度末人員252名)を中心に取り組んでおり、当連結会計年度における全体の改良開発を含む開発・研究に4,196百万円(無形資産に計上された開発費は該当はありません)を投入いたしました。 セグメント別の研究開発活動とその成果は次のとおりであります。なお、自動車部品事業および産業資材事業での研究開発活動については、特定のセグメントに関連付けられないため、両事業部を合わせて記載しております。 [自動車部品事業・産業資材事業] 当事業では、基盤技術研究所・伝動技術研究所を中心として、伝動ベルトおよび伝動ベルトシステム製品、搬送ベルトおよび搬送周辺製品や農業・工業用ゴム製品、補修市場におけるサービタイゼーションの創出に関する研究開発に取り組んでおります。自動車部品事業においては、主力の補機駆動用ベルトにおいて革新製法を用いた新製品開発を推進しております。また、電動パワーステアリング(EPS)向けベルトなど、電動化市場への参入・拡販を狙った製品開発を進めております。産業資材事業においては、軽搬送用ベルト「サンライン®ベルト」の新たなラインナップとして、低収縮性に優れた食品搬送用ベルト「ミスターLキーパーTM」を2023年4月に、低騒音性に優れた物流搬送用ベルト「ミスターポーターズTM」を2023年5月に販売開始いたしました。 [高機能エラストマー製品事業] 当事業では、電子写真プロセス用のクリーニングブレード、現像ローラなどの高機能樹脂製品や装飾表示用フイルムなどの改良開発を行っております。新製品としては、タッチパネルディスプレイ製品の各部材の貼り合わせに用いられる超厚膜光学用透明粘着剤「Free Crystal®(フリークリスタル)」の開発を進めました。 [その他事業] 医療機器・ヘルスケア機器事業では、当社グループが有する基盤技術を活かし、産学連携で骨形成活性をコンセプトとした人工骨に関する共同研究を行い、吸収性骨再生用材料「e=Bone®(イーボーン)」を開発し、2023年4月に販売開始しました。また、当社が独自開発した伸縮性ひずみセンサ「C-STRETCH®(シーストレッチ)」を用いたヘルスケア機器である抜去動作検知システム「抜去アラート®」を2023年12月に販売開始しました。 電子資材事業では、精密研磨材「TOPX®(トップエックス)」は、量産中のディスプレイ(ガラス基板)分野のシェア拡大を進めるとともに、ストレージ分野など新たな需要の開拓に積極的に取り組みました。既存熱伝導性フィラーを垂直配向した高い熱伝導率を有する放熱シート「HEATEX®(ヒートエクス)」は、発熱部品(CPU、LEDバックライト、パワーチップ)から発生する熱を効率的に冷却部材(ヒートシンク等)へ伝達するためのインターフェイスとして多くのお客様と評価を進めてまいりました。 なお、改良開発を中心とした開発・研究として、自動車部品事業・産業資材事業に2,055百万円、高機能エラストマー製品事業に748百万円、その他事業に365百万円を投資した他、新規新製品の研究開発として1,027百万円(無形資産に計上された開発費は該当はありません)を投入しております。
FY2023|2,040 文字
6【研究開発活動】 2022年度の当社グループは、2013年度から2022年度までの中長期経営計画“Breakthroughs for the future”(未来への躍進)の第2ステージの最終年度として、4つの指針のもと、経営目標の達成に積極的に取り組んでまいりました。 指針1の「新事業の創出」においては、重点市場に向けてエラストマー・樹脂の配合・分散・複合化のコア技術に磨きをかけ、これに新技術を融合させて練り上げた「尖った技術」をベースに新製品の創出と新市場開拓を進め、次代の新事業の柱として育成を加速することを目指しております。なお、優先的に経営資源を配分する領域は医療機器・ヘルスケア機器事業、電子資材事業およびその他の新規事業分野としております。 また、指針2の「コア事業の拡大」においては、グローバル各地域の市場ニーズにマッチした「市場最適仕様」製品の開発を促進、お客様の「環境負荷低減・高効率・コンパクト化・機能複合化」に貢献する製品を連続的に生み出し育てていくことを目指しております。これらの指針に基づき、研究開発は、新事業推進センター、ものづくりセンター、基盤技術研究所および伝動技術研究所(当連結会計年度末人員243名)を中心に取り組んでおり、当連結会計年度における全体の改良開発を含む開発・研究に4,110百万円(無形資産に計上された開発費は該当はありません)を投入いたしました。 セグメント別の研究開発活動とその成果は次のとおりであります。なお、自動車部品事業および産業資材事業での研究開発活動については、特定のセグメントに関連付けられないため、両事業部を合わせて記載しております。 [自動車部品事業・産業資材事業] 当事業では、基盤技術研究所・伝動技術研究所を中心として、伝動ベルトおよび伝動ベルトシステム製品、搬送ベルトおよび搬送周辺製品や農業・工業用ゴム製品、補修市場におけるサービタイゼーションの創出に関する研究開発に取り組んでおります。自動車部品事業においては、主力の補機駆動用ベルトにおいて革新製法を用いた新製品開発を推進しております。また、電動パワーステアリング(EPS)向けベルトなど、電動化市場への参入・拡販を狙った製品開発を進めております。産業資材事業においては、食品搬送用途の非付着性ベルト「ミスターシルキーコート™」を、2022年5月に販売開始いたしました。伝動ベルトでは、高負荷対応歯付ベルトの新たなラインアップとして、高負荷高性能小ピッチ歯付ベルト「Ceptor®-Ⅹ(セプターテン) S3M/S5M」を2023年1月に、高負荷対応歯付ベルト「HTS Ceptor®-Ⅹ (セプターテン)8M/14M」を2023年2月に販売開始いたしました。 [高機能エラストマー製品事業] 当事業では、電子写真プロセス用のクリーニングブレード、現像ローラなどの高機能樹脂製品や装飾表示用フイルムなどの改良開発を行っております。新製品としては、タッチパネルディスプレイ製品の各部材の貼り合わせに用いられる超厚膜光学用透明粘着剤「FreeCrystal®(フリークリスタル)」の開発を進めました。 [その他事業] 医療機器・ヘルスケア機器事業では、伸縮性ひずみセンサ「C-STRETCH®(シーストレッチ)」の応用開発を進めました。当製品は、当社のコア技術であるゴム・ウレタン材料の配合設計、フイルムの加工技術に導電材料の分散技術を組み合わせすることで生まれました。当製品の柔らかさや伸びの大きさが人の動きと親和性が高く、医療機器・ヘルスケア機器用センサとして適用できます。呼吸や嚥下に関する領域で影響力を持つ医師(Key Opinion Leader :KOL)のいる大学と共同開発契約を結び、開発に取り組んでおります。 電子資材事業では、精密研磨材「TOPX®(トップエックス)」は、量産中のディスプレイ(ガラス基板)分野のシェア拡大を進めるとともに、ストレージ分野など新たな需要の開拓に積極的に取り組みました。既存熱伝導性フィラーを垂直配向した高い熱伝導率を有する放熱シート「HEATEX®(ヒートエクス)」は、発熱部品(CPU、LEDバックライト、パワーチップ)から発生する熱を効率的に冷却部材(ヒートシンク等)へ伝達するためのインターフェイスとして多くのお客様と評価を進めてまいりました。 新規事業分野の探索として、当社独自の撥水技術を活用したコンクリート型枠用撥水・透水シート「ウィルティアTMシート」を、2022年11月に販売開始いたしました。 なお、改良開発を中心とした開発・研究として、自動車部品事業・産業資材事業に2,037百万円、高機能エラストマー製品事業に740百万円、その他事業に312百万円を投資した他、新規新製品の研究開発として1,020百万円(無形資産に計上された開発費は該当はありません)を投入しております。
FY2022|2,248 文字
5【研究開発活動】 2021年度の当社グループは、2013年度から2022年度までの中長期経営計画“Breakthroughs for the future”(未来への躍進)の第2ステージの4年目として、4つの指針のもと、経営目標の達成に積極的に取り組んでまいりました。 指針1の「新事業の創出」においては、重点市場に向けてエラストマー・樹脂の配合・分散・複合化のコア技術に磨きをかけ、これに新技術を融合させて練り上げた「尖った技術」をベースに新製品の創出と新市場開拓を進め、次代の新事業の柱として育成を加速することを目指しております。なお、優先的に経営資源を配分する領域は医療機器・ヘルスケア機器事業、電子資材事業およびその他の新規事業分野としております。 また、指針2の「コア事業の拡大」においては、グローバル各地域の市場ニーズにマッチした「市場最適仕様」製品の開発を促進、お客様の「環境負荷低減・高効率・コンパクト化・機能複合化」に貢献する製品を連続的に生み出し育てていくことを目指しております。これらの指針に基づき、研究開発は、新事業推進センター、ものづくりセンター、基盤技術研究所および伝動技術研究所(当連結会計年度末人員242名)を中心に取り組んでおり、当連結会計年度における全体の改良開発を含む開発・研究に4,029百万円(無形資産に計上された開発費は該当はありません)を投入いたしました。 セグメント別の研究開発活動とその成果は次のとおりであります。なお、自動車部品事業および産業資材事業での研究開発活動については、特定のセグメントに関連付けられないため、両事業部を合わせて記載しております。 [自動車部品事業・産業資材事業] 当事業では、基盤技術研究所・伝動技術研究所を中心として、伝動ベルトおよび伝動ベルトシステム製品、搬送ベルトおよび搬送周辺製品や農業・工業用ゴム製品、補修市場におけるサービタイゼーションの創出に関する研究開発に取り組んでおります。自動車部品事業においては、主力の補機駆動用ベルトにおいて革新製法を用いた新製品開発を推進しております。また、電動パワーステアリング(EPS)向けベルトなど、電動化市場への参入・拡販を狙った製品開発を進めております。産業資材事業においては、軽搬送用ベルトの耳ほつれ防止加工「ミスターバンシール®」および樹脂製レーシングエンドレス加工「ミスターProジッパー®」を、2021年5月に販売開始いたしました。伝動ベルトでは歯付ベルトの新たなラインアップとして、「紙幣/カード搬送用歯付ベルトUVH仕様」を2021年7月に、高負荷対応歯付ベルト「Ceptor®-Ⅹ Plus(セプターテン プラス)」を2021年9月に、販売開始いたしました。 [高機能エラストマー製品事業] 当事業では、電子写真プロセス用のクリーニングブレード、現像ローラなどの高機能樹脂製品や装飾表示用フイルムなどの改良開発を行っております。新製品としては、クリーンルーム(準クリーンルームを含む)等で問題となっている落下塵の除去や可視化を実現したシステム製品である「BANDO MDEC®(Micro Dust Electric Cleaner:静電吸着ゴミ除去装置)」、異物検査ツール「BANDO DEC-20®」およびタッチパネルディスプレイ製品の各部材の貼り合わせに用いられる超厚膜光学用透明粘着剤「Free Crystal®(フリークリスタル)」の開発を進めました。 [その他事業] 医療機器・ヘルスケア機器事業では、伸縮性ひずみセンサ「C-STRETCH®(シーストレッチ)」の応用開発を進めました。当製品は、当社のコア技術であるゴム・ウレタン材料の配合設計、フイルムの加工技術に導電材料の分散技術を組み合わせすることで生まれました。当製品の柔らかさや伸びの大きさが人の動きと親和性が高く、医療機器・ヘルスケア機器用センサとして適用できます。呼吸や嚥下に関する領域で影響力を持つ医師(Key Opinion Leader :KOL)のいる大学と共同開発契約を結び、開発に取り組んでおります。新製品としては、ヘルスケア機器である嚥下運動モニタ「B4STM(ビーフォーエス)」を2021年10月に販売開始いたしました。また、連結子会社である株式会社Aimedic MMTが、「C-STRETCH®」を用いた呼吸器領域初の医療機器「ResMo®(レスモ)」を、2021年6月に販売開始いたしました。 電子資材事業では、精密研磨材「TOPX®(トップエックス)」は、量産中のディスプレイ(ガラス基板)分野のシェア拡大を進めるとともに、ストレージ分野など新たな需要の開拓に積極的に取り組みました。既存熱伝導性フィラーを垂直配向した高い熱伝導率を有する放熱シート「HEATEX®(ヒートエクス)」は、発熱部品(CPU、LEDバックライト、パワーチップ)から発生する熱を効率的に冷却部材(ヒートシンク等)へ伝達するためのインターフェイスとして多くのお客様と評価を進めてまいりました。 なお、改良開発を中心とした開発・研究として、自動車部品事業・産業資材事業に1,843百万円、高機能エラストマー製品事業に794百万円、その他事業に314百万円を投資した他、新規新製品の研究開発として1,076百万円(無形資産に計上された開発費は該当はありません)を投入しております。
FY2021|2,237 文字
5【研究開発活動】 2020年度の当社グループは、2013年度から2022年度までの中長期経営計画“Breakthroughs for the future”(未来への躍進)の第2ステージの3年目として、4つの指針のもと、経営目標の達成に積極的に取り組んでまいりました。 指針1の「新事業の創出」においては、重点市場に向けてエラストマー・樹脂の配合・分散・複合化のコア技術に磨きをかけ、これに新技術を融合させて練り上げた「尖った技術」をベースに新製品の創出と新市場開拓を進め、次代の新事業の柱として育成を加速することを目指しております。なお、優先的に経営資源を配分する領域は医療機器・ヘルスケア機器事業、電子資材事業およびその他の新規事業分野としております。 また、指針2の「コア事業の拡大」においては、グローバル各地域の市場ニーズにマッチした「市場最適仕様」製品の開発を促進、お客様の「環境負荷低減・高効率・コンパクト化・機能複合化」に貢献する製品を連続的に生み出し育てていくことを目指しております。これらの指針に基づき、研究開発は、新事業推進センター、ものづくりセンター、基盤技術研究所および伝動技術研究所(当連結会計年度末人員232名)を中心に取り組んでおり、当連結会計年度における全体の改良開発を含む開発・研究に4,094百万円(無形資産に計上された開発費7百万円を含む)を投入いたしました。また当社は、低炭素社会を目指すNEDO事業「炭素循環社会に貢献するセルロースナノファイバー関連技術開発」の助成先に選定されており、「伝動ベルトをターゲットとしたCNF複合化クロロプレンゴムの低コスト製造技術開発」を行っております。 セグメント別の研究開発活動とその成果は次のとおりであります。なお、自動車部品事業および産業資材事業での研究開発活動については、特定のセグメントに関連付けられないため、両事業部を合わせて記載しております。 [自動車部品事業・産業資材事業] 当事業では、基盤技術研究所・伝動技術研究所を中心として、伝動ベルトおよび伝動ベルトシステム製品、搬送ベルトおよび搬送周辺製品や農業・工業用ゴム製品、補修市場におけるサービタイゼーションの創出に関する研究開発に取り組んでおります。自動車部品事業においては、主力の補機駆動用ベルトにおいて革新製法を用いた新製品開発を推進しております。また、電動パワーステアリング(EPS)向けベルトなど、電動化市場への参入・拡販を狙った製品開発を進めております。産業資材事業においては、軽搬送用ベルト「サンライン®ベルト」の新たなラインナップとして、ベルト表面の離型性、滑り性に優れた食品用非付着性ベルト「ミスターシルキータッチ®」を2020年8月に販売開始いたしました。 [高機能エラストマー製品事業] 当事業では、電子写真プロセス用のクリーニングブレード、現像ローラなどの高機能樹脂製品や装飾表示用フイルムなどの改良開発を行っております。新製品としては、クリーンルーム(準クリーンルームを含む)等で問題となっている落下塵の除去や可視化を実現したシステム製品である「BANDO MDEC® (Micro Dust Electric Cleaner:静電吸着ゴミ除去装置)」、異物検査ツール「BANDO DEC-20™」およびタッチパネルディスプレイ製品の各部材の貼り合わせに用いられる超厚膜光学用透明粘着剤「Free Crystal®」の開発を進めました。 また新製品として、建装材用薄膜ポリエチレンフイルム「テクリア® EGS-T」を2020年8月に販売開始いたしました。 [その他事業] 医療機器・ヘルスケア機器事業では、伸縮性ひずみセンサ「C-STRETCH® (シーストレッチ)」の応用開発を進めました。当製品は、当社のコア技術であるゴム・ウレタン材料の配合設計、フイルムの加工技術に導電材料の分散技術を組み合わせすることで生まれました。当製品の柔らかさや伸びの大きさが人の動きと親和性が高く、医療機器・ヘルスケア機器用センサとして適用できます。呼吸や嚥下に関する領域で影響力を持つ医師(Key Opinion Leader:KOL)のいる大学と共同開発契約を結び、開発に取り組んでおります。また、連結子会社である株式会社Aimedic MMTが、「C-STRETCH® (シーストレッチ)」を活用した初の医療機器「ATメジャー」を、2020年10月に販売開始いたしました。 電子資材事業では、精密研磨材「TOPX®」は、量産中のディスプレイ(ガラス基板)分野のシェア拡大を進めるとともに、ストレージ分野など新たな需要の開拓に積極的に取り組みました。既存熱伝導性フィラーを垂直配向した高い熱伝導率を有する放熱シート「HEATEX® (ヒートエクス)」は、発熱部品(CPU、LEDバックライト、パワーチップ)から発生する熱を効率的に冷却部材(ヒートシンク等)へ伝達するためのインターフェイスとして多くのお客様と評価を進めてまいりました。 なお、改良開発を中心とした開発・研究として、自動車部品事業・産業資材事業に1,925百万円、高機能エラストマー製品事業に748百万円、その他事業に295百万円を投資した他、新規新製品の研究開発として1,124百万円(無形資産に計上された開発費7百万円を含む)を投入しております。
FY2020|2,277 文字
5【研究開発活動】 2019年度の当社グループは、2013年度から2022年度までの中長期経営計画“Breakthroughs for the future”(未来への躍進)の第2ステージの2年目として、4つの指針のもと、経営目標の達成に積極的に取り組んでまいりました。 指針1の「新事業の創出」においては、重点市場に向けてエラストマー・樹脂の配合・分散・複合化のコア技術に磨きをかけ、これに新技術を融合させて練り上げた「尖った技術」をベースに新製品の創出と新市場開拓を進め、次代の新事業の柱として育成を加速することを目指しております。なお、優先的に経営資源を配分する領域は医療機器・ヘルスケア機器事業、電子資材事業およびその他の新規事業分野としております。 また、指針2の「コア事業の拡大」においては、グローバル各地域の市場ニーズにマッチした「市場最適仕様」製品の開発を促進、お客様の「環境負荷低減・高効率・コンパクト化・機能複合化」に貢献する製品を連続的に生み出し育てていくことを目指しております。これらの指針に基づき、研究開発は、新事業推進センター、ものづくりセンター、基盤技術研究所および伝動技術研究所(当連結会計年度末人員220名)を中心に取り組んでおり、当連結会計年度における全体の改良開発を含む開発・研究に4,421百万円(無形資産に計上された開発費103百万円を含む)を投入いたしました。 セグメント別の研究開発活動とその成果は次のとおりであります。なお、自動車部品事業および産業資材事業での研究開発活動については、特定のセグメントに関連付けられないため、両事業部を合わせて記載しております。 [自動車部品事業・産業資材事業] 当事業では、基盤技術研究所・伝動技術研究所を中心として、伝動ベルトおよび伝動ベルトシステム製品、搬送ベルトおよび搬送周辺製品や農業・工業用ゴム製品、補修市場におけるサービタイゼーションの創出に関する研究開発に取り組んでおります。自動車部品事業においては、主力の補機駆動用ベルトにおいて革新製法を用いた新製品開発を推進しております。また、電動パワーステアリング(EPS)向けベルトなど、電動化市場への参入・拡販を狙った製品開発を進めております。産業資材事業においては、軽搬送用ベルト「サンライン®ベルト」の新たなラインナップとして、2020年3月に粘着力の高い搬送物(特に米飯)に対する非付着性を向上したベルト「ミスターNスティック™」の販売を開始いたしました。コンベヤベルトでは、運搬物の付着・堆積対策に最適な超非付着性コンベヤベルト「イージーリリース® Neo」を開発いたしました。 [高機能エラストマー製品事業] 当事業では、電子写真プロセス用のクリーニングブレード、現像ローラなどの高機能樹脂製品や装飾表示用フイルムなどの改良開発を行っております。新製品としては、クリーンルーム(準クリーンルームを含む)等で問題となっている落下塵の除去や可視化を実現したシステム製品である「BANDO MDEC®(Micro Dust Electric Cleaner:静電吸着ゴミ除去装置)」、異物検査ツール「BANDO DEC-20™」およびタッチパネルディスプレイ製品の各部材の貼り合わせに用いられる超厚膜光学用透明粘着剤「Free Crystal®」の開発を進めました。 [その他事業] 医療機器・ヘルスケア機器事業では、伸縮性ひずみセンサ「C-STRETCH®(シーストレッチ)」の応用開発を進めました。当製品は、当社のコア技術であるゴム・ウレタン材料の配合設計、フイルムの加工技術に導電材料の分散技術を組み合わせすることで生まれました。当製品の柔らかさや伸びの大きさが人の動きと親和性が高く、医療機器・ヘルスケア機器用センサとして適用できます。呼吸や嚥下に関する領域で影響力を持つ医師(Key Opinion Leader :KOL)のいる大学と共同開発契約を結び、開発に取り組んでおります。また、整形外科向け医療機器において高いブランド力と販売力を有する株式会社Aimedic MMTを子会社化し、医療事業体制を一挙に獲得するとともに、今後、医療機器としての「C-STRETCH®」の製品化を加速してまいります。 電子資材事業では、精密研磨材「TOPX®」は、量産中のディスプレイ(ガラス基板)分野のシェア拡大を進めるとともに、ストレージ分野など新たな需要の開拓に積極的に取り組みました。既存熱伝導性フィラーを垂直配向した高い熱伝導率を有する放熱シート「HEATEX®(ヒートエクス)」は、発熱部品(CPU、LEDバックライト、パワーチップ)から発生する熱を効率的に冷却部材(ヒートシンク等)へ伝達するためのインターフェイスとして多くのお客様と評価を進めてまいりました。当製品は、2019年7月の「第2回 5G/IoT通信展」、2019年11月の「IDTechEx Show! 2019」、2020年1月の「ネプコンジャパン2020/第21回電子部品・材料EXPO」に出展し、非常に多くの来場者を集め、好評を得ております。 なお、改良開発を中心とした開発・研究として、自動車部品事業・産業資材事業に2,083百万円、高機能エラストマー製品事業に803百万円、その他事業に226百万円を投資した他、新規新製品の研究開発として1,307百万円(無形資産に計上された開発費103百万円を含む)を投入しております。
FY2019|2,079 文字
5【研究開発活動】 2018年度の当社グループは、2013年度から2022年度までの中長期経営計画“Breakthroughs for the future”(未来への躍進)の第2ステージの初年度として、4つの指針のもと、経営目標の達成に積極的に取り組んでまいりました。 指針1の「新事業の創出」においては、重点市場に向けてエラストマー・樹脂の配合・分散・複合化のコア技術に磨きをかけ、これに新技術を融合させて練り上げた「尖った技術」をベースに新製品の創出と新市場開拓を進め、次代の新事業の柱として育成を加速することを目指しております。なお、優先的に経営資源を配分する領域は医療機器・ヘルスケア機器事業、電子資材事業およびその他の新規事業分野としております。 また、指針2の「コア事業の拡大」においては、グローバル各地域の市場ニーズにマッチした「市場最適仕様」製品の開発を促進、お客様の「環境負荷低減・高効率・コンパクト化・機能複合化」に貢献する製品を連続的に生み出し育てていくことを目指しております。これらの指針に基づき、研究開発は、新事業推進センター、ものづくりセンター、基盤技術研究所および伝動技術研究所(当連結会計年度末人員227名)を中心に取り組んでおり、当連結会計年度における全体の改良開発を含む開発・研究に4,459百万円(無形資産に計上された開発費120百万円を含む)を投入いたしました。 セグメント別の研究開発活動とその成果は次のとおりであります。なお、自動車部品事業および産業資材事業での研究開発活動については、特定のセグメントに関連付けられないため、両事業部を合わせて記載しております。 [自動車部品事業・産業資材事業] 当事業では、基盤技術研究所・伝動技術研究所を中心として、伝動ベルトおよび伝動ベルトシステム製品、搬送ベルトおよび搬送周辺製品や農業・工業用ゴム製品、補修市場におけるサービタイゼーションの創出に関する研究開発に取り組んでおります。自動車部品事業においては、主力の補機駆動用ベルトにおいて革新製法を用いた新製品開発を進め、量産にこぎつけました。また、電動パワーステアリング(EPS)向けベルトなど、電動化市場への参入・拡販を狙った製品開発を進めております。産業資材事業においては、軽搬送用ベルト「サンライン®ベルト」の新たなラインナップとして、2018年11月に小プーリ対応フッ素樹脂ベルト「ミスターウルトラミラー™」、2019年2月には食品用高グリップベルト「ミスタースパイク™」の販売を開始いたしました。 [高機能エラストマー製品事業] 当事業では、電子写真プロセス用のクリーニングブレード、現像ローラなどの高機能樹脂製品や装飾表示用フイルムなどの改良開発を行っております。新製品としては、クリーンルーム(準クリーンルームを含む)等で問題となっている落下塵の除去や可視化を実現したシステム製品である「BANDO MDEC®(Micro Dust Electric Cleaner:静電吸着ゴミ除去装置)」、異物検査ツール「BANDO DEC-20™」およびタッチパネルディスプレイ製品の各部材の貼り合わせに用いられる超厚膜光学用透明粘着剤「Free Crystal®(フリークリスタル)」の開発を進めました。 [その他事業] 医療機器・ヘルスケア機器事業では、伸縮性ひずみセンサ「C-STRETCH®(シーストレッチ)」の応用開発を進めました。当製品は、当社のコア技術であるゴム・ウレタン材料の配合設計、フイルムの加工技術に導電材料の分散技術を組み合わせすることで生まれました。当製品の柔らかさや伸びの大きさが人の動きと親和性が高く、医療機器・ヘルスケア機器用センサとして適用できます。呼吸や嚥下に関する領域で影響力を持つ医師(Key Opinion Leader :KOL)のいる大学と共同開発契約を結び、開発に取り組んでおります。 電子資材事業では、ガラス研磨用のTOPX®ラッピングパッドの量産販売をスタートさせました。熱伝導性フィラーを垂直配向した高い熱伝導率を有する放熱シート「HEATEX®(ヒートエクス)」は、発熱部品(CPU、LEDバックライト、パワーチップ)から発生する熱を効率的に冷却部材(ヒートシンク等)へ伝達するためのインターフェイスとしてお客様での評価が進んできました。これらは、2018年6月の「第22回 機械要素技術展(M-Tech)」、2018年12月の「第9回 高機能フィルム展(フィルムテック ジャパン)」「第5回 ウェアラブルEXPO」に出展し、非常に多くの来場者を集め、好評を得ております。 なお、改良開発を中心とした開発・研究として、自動車部品事業・産業資材事業に2,077百万円、高機能エラストマー製品事業に763百万円、その他事業に212百万円を投資した他、新規新製品の研究開発として1,406百万円(無形資産に計上された開発費120百万円を含む)を投入しております。
FY2018|2,183 文字
5【研究開発活動】 当社グループは、2013年度から2022年度までの中長期経営計画“Breakthroughs for the future”(未来への躍進)の第1ステージの最終年度として、10年後のありたい姿を目指し、5つの指針のもと、経営目標の達成に積極的に取り組んでまいりました。指針2の「製品の進化」においては、グローバル各地域の市場ニーズにマッチした「市場最適仕様」製品の開発を促進、お客様の「環境負荷低減・高効率・コンパクト化・機能複合化」に貢献する製品を連続的に生み出し育てていくことを目指しております(Incremental Innovation:持続的イノベーション)。また、指針4の「新事業の創出」においては、重点市場に向けてエラストマー・樹脂の配合・分散・複合化のコア技術に磨きをかけ、これに新技術を融合させて練り上げた「尖った技術」をベースに新製品の創出と新市場開拓を進め、次代の新事業の柱として育成することを目指しております(Radical Innovation:破壊的イノベーション)。なお、新製品のキーワードは「環境・省エネ・高機能」、重点市場はオプトエレクトロニクス・交通/自動車・エネルギー/ロボット、重点分野はパワーエレクトロニクス・印刷エレクトロニクス・福祉・介護、としております。これらの指針に基づき、研究開発は、R&Dセンター・ものづくりセンター・生産技術開発センター(当連結会計年度末人員139名)および伝動技術研究所(同人員68名)を中心に取り組んでおり、当連結会計年度における全体の改良開発を含む開発・研究に43億7千5百万円を投入いたしました。 セグメント別の研究開発活動とその成果は次のとおりです。なお、自動車部品事業および産業資材事業での研究開発活動については、特定のセグメントに関連付けられないため、両事業部を合わせて記載しております。 [自動車部品事業・産業資材事業] 当事業では、伝動技術研究所を中心として、伝動ベルトおよび伝動ベルトシステム製品、搬送ベルトおよび搬送周辺製品や農業・工業用ゴム製品、補修市場におけるサービタイゼーションの創出に関する研究開発に取り組んでおります。自動車部品事業においては、自動車電動化の進展に伴い、主力の補機駆動用ベルトの減少が予測されております。これを補完する製品として、先進国を中心に標準化が進んでいる電動パワーステアリング(EPS)向けのベルト開発を進めており、平成29年8月より販売を開始いたしました。産業資材事業においては、平成29年4月に山九株式会社(本社:東京都中央区)と共同開発を行っていた輸送貨物の固縛ベルト用張力計「LASHINGBITE®(ラッシングバイト)」の販売を開始いたしました。また、平成29年8月に「籾(もみ)」を「籾殻」と「玄米」に分離する籾摺り機での使用に最適なもみすりロールとして「イエローボーイ®」を開発し、販売を開始いたしました。 [高機能エラストマー製品事業] 当事業では、電子写真プロセス用のクリーニングブレード、現像ローラなどの高機能樹脂製品や装飾表示用フイルムなどの改良開発、システム製品である「BANDO MDEC®(Micro Dust Electric Cleaner:静電吸着ゴミ除去装置)」の開発を行っております。平成30年1月にクリーンルーム(準クリーンルームを含む)等で問題となっている、落下塵の可視化を実現した異物検査ツール「BANDO DEC-20™」を開発し、販売を開始いたしました。 [その他事業] 伸縮性ひずみセンサ「C-STRETCH®(シーストレッチ)」の応用開発を進めました。当製品は、当社のコア技術であるゴム・ウレタン材料の配合設計、フイルムの加工技術に導電材料の分散技術を組み合わせすることで生まれました。当製品の柔らかさや伸びの大きさが人の動きと親和性が高いため、ベッドサイドで簡便に利用できる飲み込みをお知らせする機器や体表面から測定できる呼吸状態の計測機器などの介護支援分野への応用、関節の曲げ・捻りの計測から腰への負荷を可視化する健康分野への応用といった人の周りで使われるセンサとしての製品開発が進んでおります。また、熱伝導性フィラーを垂直配向した高い熱伝導率を有する放熱シート「HEATEX®(ヒートエクス)」の応用開発を進め、販売を開始いたしました。 当製品は発熱部品(CPU、LEDバックライト、パワーチップ)から発生する熱を効率的に冷却部材(ヒートシンク等)へ伝達するためのインターフェイスとして期待されております。 これらは、平成29年9月の「第44回 国際福祉機器展H.C.R.2017」、平成29年12月の「SEMICON Japan 2017」、平成30年1月の「第4回 ウェアラブルEXPO」、「第9回 EV・HEV 駆動システム技術展 ~EV JAPAN~」に出展し、非常に多くの来場者を集め、好評を得ております。 なお、改良開発を中心とした開発・研究として、自動車部品事業・産業資材事業に24億2千7百万円、高機能エラストマー製品事業に7億5千3百万円、その他事業に4千2百万円を投資した他、新規新製品の研究開発として11億5千2百万円を投入しております。
FY2017|2,123 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、2013年度から2022年度までの中長期経営計画“Breakthroughs for the future”(未来への躍進)の第1ステージの4年目の年度として、10年後のありたい姿を目指し、5つの指針のもと、経営目標の達成に積極的に取り組んでまいりました。指針2の「製品の進化」においては、グローバル各地域の市場ニーズにマッチした「市場最適仕様」製品の開発を促進、お客様の「環境負荷低減・高効率・コンパクト化・機能複合化」に貢献する製品を連続的に生み出し育てていくことを目指しております(Incremental Innovation:持続的イノベーション)。また、指針4の「新事業の創出」においては、重点市場に向けてエラストマー・樹脂の配合・分散・複合化のコア技術に磨きをかけ、これに新技術を融合させて練り上げた「尖った技術」をベースに新製品の創出と新市場開拓を進め、次代の新事業の柱として育成することを目指しております(Radical Innovation:破壊的イノベーション)。なお、新製品のキーワードは「環境・省エネ・高機能」、重点市場はオプトエレクトロニクス・交通/自動車・エネルギー/ロボット、重点分野はパワーエレクトロニクス・印刷エレクトロニクス・福祉・介護、としております。これらの指針に基づき、研究開発は、R&Dセンター・ものづくりセンター・生産技術開発センター(当連結会計年度末人員138名)および伝動技術研究所(同人員66名)を中心に取り組んでおり、当連結会計年度における全体の改良開発を含む開発・研究に42億9千8百万円を投入いたしました。 セグメント別の研究開発活動とその成果は次のとおりです。なお、自動車部品事業および産業資材事業での研究開発活動については、特定のセグメントに関連付けられないため、両事業部を合わせて記載しております。 [自動車部品事業・産業資材事業]当事業では、伝動技術研究所を中心として、伝動ベルトおよび伝動ベルトシステム製品に関する研究開発に取り組んでおります。産業資材事業においては、平成28年1月に工作機械のシールブレードの高機能ニーズに対応し、耐クーラント性(耐膨潤性)、耐高速摺動性、耐摩耗性に優れた特殊ポリウレタン製シールブレード「バンドーワイパーエッジ®EX(イーエックス)」を開発いたしました。また、平成28年11月に産業機械の高負荷化・コンパクト化に伴う高強度かつ長寿命ニーズに対応した高強度結合型細幅Vベルト「パワーエース®アラミドコンボ」を開発いたしました。搬送ベルトでは、平成29年2月にベルト表面温度が100℃~180℃となる高温領域で使用可能な「難燃耐熱コンベヤベルトFR7700」、同3月にはバイオマス発電に特化し、耐油性、耐摩耗性、難燃性の3つの機能を併せ持った「バイオマス発電プラント向けBANDO FR-BIOS™(バイオス)」を開発いたしました。 [高機能エラストマー製品事業]当事業では、電子写真プロセス用のクリーニングブレード、現像ローラなどの高機能樹脂製品や装飾表示用フイルムなどの改良開発、システム製品である「BANDO MDEC®(Micro Dust Electric Cleaner:静電吸着ゴミ除去装置)」の開発を行っております。平成28年6月にタッチパネルディスプレイ製品の各部材の貼り合わせに用いられる光学用透明粘着剤シート「Free Crystal®(フリークリスタル)」を開発いたしました。特に車載用タッチパネルディスプレイにおいては、視認性改善や曲面における貼り合わせ、耐衝撃性への対応などの観点により、光学用透明粘着剤シートの厚膜化が求められており、当社は長年蓄積してきたエラストマー材料技術、成形技術を活用することにより、1,000μm以上の厚膜化に対応いたしました。 [その他事業] 伸縮性ひずみセンサ「C-STRETCH®(シーストレッチ)」の応用開発を進めました。当製品は、当社のコア技術であるゴム・ウレタン材料の配合設計、フイルムの加工技術に導電材料の分散技術を組み合わせすることで生まれました。当製品の柔らかさや伸びの大きさが人の動きと親和性が高いため、ベッドサイドで簡便に利用できる飲み込みをお知らせする機器や体表面から測定できる呼吸状態の計測機器などの介護支援分野への応用、関節の曲げ・捻りの計測から腰への負荷を可視化する健康分野への応用といった人の周りで使われるセンサとして、お役に立てる製品になるものと期待しています。平成28年4月の「第7回 高機能フィルム展(フィルムテック ジャパン)」、同10月の「第43回 国際福祉機器展H.C.R.2016」、平成29年1月の「第3回 ウェアラブルEXPO」に出展し、非常に多くの来場者を集め、好評を得ました。 なお、改良開発を中心とした開発・研究として、自動車部品事業・産業資材事業に25億3千8百万円、高機能エラストマー製品事業に6億3千5百万円を投資した他、新規新製品の「研究開発費」として11億2千3百万円を投入しております。
FY2016|1,948 文字
6【研究開発活動】 当社グループは、2013年度から2022年度までの中長期経営計画“Breakthroughs for the future”(未来への躍進)の第1ステージの3年目の年度として、10年後のありたい姿を目指し、5つの指針のもと、経営目標の達成に積極的に取り組んでまいりました。指針2の「製品の進化」においては、グローバル各地域の市場ニーズにマッチした「市場最適仕様」製品の開発を促進、お客様の「環境負荷低減・高効率・コンパクト化・機能複合化」に貢献する製品を連続的に生み出し育てていくことを目指しております(Incremental Innovation:持続的イノベーション)。また、指針4の「新事業の創出」においては、重点市場に向けてエラストマー・樹脂の配合・分散・複合化のコア技術に磨きをかけ、これに新技術を融合させて練り上げた「尖った技術」をベースに新製品の創出と新市場開拓を進め、次代の新事業の柱として育成することを目指しております(Radical Innovation:破壊的イノベーション)。なお、新製品のキーワードは「環境・省エネ・高機能」、重点市場はオプトエレクトロニクス・交通/自動車・エネルギー/ロボット、重点分野はパワーエレクトロニクス・印刷エレクトロニクス・福祉・介護、としております。これらの指針に基づき、研究開発は、R&Dセンター・ものづくりセンター・生産技術開発センター(当連結会計年度末人員132名)および伝動技術研究所(同人員69名)を中心に取り組んでおり、当連結会計年度における全体の改良開発を含む開発・研究に42億4千4百万円を投入いたしました。 セグメント別の研究開発活動とその成果は次のとおりです。なお、自動車部品事業および産業資材事業での研究開発活動については、特定のセグメントに関連付けられないため、両事業部を合わせて記載しております。 [自動車部品事業・産業資材事業]当事業では、伝動技術研究所を中心として、伝動ベルトおよび伝動システム製品に関する研究開発に取り組んでおります。産業資材事業においては、平成27年10月に高負荷対応の歯付ベルト「Ceptor®-Ⅹ(セプターテン) S8Mタイプ、S14Mタイプ」を開発いたしました。「Ceptor®-Ⅹ(セプターテン)」は、シンクロベルト®「Ceptor®シリーズ」の最上級グレードで、従来品に比べ高トルク伝動、コンパクト設計、高い位置決め精度を実現いたしました。また、同じく平成27年10月には、欧州委員会規則(EU)No.10/2011(別名「プラスチック施工規則」(PIM))に適合した環境にやさしい軽搬送用ベルト「サンライン®ベルト」を開発いたしました。 [高機能エラストマー製品事業]当事業では、高機能ローラのさらなる機能向上に注力し、電子写真プロセスに使用される現像ローラにおいて、画像品質の長期安定性が高く評価され、大手のお客様に継続して採用を頂いております。また、平成24年に販売を開始した「BANDO MDEC®(Micro Dust Electric Cleaner:静電吸着ゴミ除去装置)」は、平成26年には、加古川工場内に、「BANDO MDEC®」デモルームを開設し、お客様のご評価を頂くとともに、種々のご要求に応えるべく改良を進め、平成27年度には新たなお客様からの受注を頂きました。また、装飾表示用フィルム「バンドーグランメッセ®」につきましては、貼り易さを追求するなど、取扱い易さに主眼を置いた改良開発を進めております。 [その他事業] 平成27年7月には、全く新しい伸縮性ひずみセンサ「C-STRETCH®(シーストレッチ)」を開発いたしました。当製品は、当社のコア技術であるゴム・ウレタン材料の配合設計、フイルムの加工技術に導電材料の分散技術を組み合わせすることで生まれました。当製品の柔らかさや伸びの大きさが人の動きと親和性が高いため、人の周りで使われるセンサとして、お役に立てる製品になるものと期待しています。また平成27年9月には、輸送貨物の固縛ベルト用張力計を開発いたしました。伝動ベルトの張力を適正に管理・測定する技術を活用し、大手物流会社の山九株式会社(本社:東京都中央区)と共同で開発し業界初となります。締め付け力を数値管理できますので荷崩れの原因の一つである張力不足を防ぎ、輸送の信頼性を高めることが可能になりました。 なお、改良開発を中心とした開発・研究として、自動車部品事業・産業資材事業に24億5千1百万円、高機能エラストマー製品事業に6億円を投資した他、新規新製品の「研究開発費」として11億9千2百万円を投入しております。