研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
| 2025-12 |
- |
5 |
| 2024-12 |
- |
2 |
| 2023-12 |
- |
13 |
| 2022-12 |
- |
4 |
| 2021-12 |
- |
7 |
研究開発活動(本文)
FY2025|1,000 文字
6【研究開発活動】当社は、事業環境の中長期的な変化を踏まえ、環境配慮と高機能化を両立するワックス技術の確立を開発方針の中核に据えています。SDGsおよびカーボンニュートラルへの貢献を視野に、植物由来ワックス等のサステナブル素材の高度化、石油系溶剤依存度の低減を目的とした水系分散物の性能・適用範囲の拡大などを通じて、用途ニーズに即した付加価値の高いワックス製品ポートフォリオの強化を継続しています。さらに、将来にわたる事業の安定的な成長と企業価値向上を見据え、新規技術の創出や新たな用途分野の開拓にも積極的に取り組んでいます。 (1)サステナブル素材の研究開発米糠由来のライスワックスを核としたサステナブル素材の開発を継続的に推進しています。高機能性を持つライスワックスの製造方法を確立し、各種用途への応用に向けて、機能性データの蓄積に努めております。これらの成果に基づき、2件の特許を出願いたしました。また、11月に開催されたサステナブルマテリアル展に出展し、お客様との接点拡大にも取り組みました。2026年には本格的にサンプル提供を開始し、お客様とより具体的な検討を進めていく予定です。 (2)水分散ワックスエマルジョン製品の開発近年、紙コート用途等における脱フッ素・脱プラスチックのニーズの高まりを受け、水系ワックスエマルジョンの製品開発を積極的に推進しております。高融点ワックスを活用した加圧乳化型エマルジョンや、ライスワックスなどのサステナブル素材の乳化技術開発など、お客様の用途に適合した素材の開発に注力しています。特に、食品包装用途におけるワックスエマルジョンの採用が拡大しており、実際に新規採用実績もございます。 (3)将来成長に向けた新技術開発・用途開拓への取り組み新設したR&Dセンターを基盤に、研究開発体制のさらなる強化と効率化を図ることで、高速な製品開発および多様な新規案件への積極的なチャレンジを推進しています。将来の事業成長に向けて、既存原料の枠を超えた新たな原料の探索や応用技術の拡張、新規用途の開拓、新技術創出に注力しており、産学連携や外部パートナーとの協業も視野に入れたオープンイノベーションを積極的に進めています。今後も、時代のニーズに即した独自技術と価値の創造に挑戦し続け、持続的な成長を実現してまいります。 当連結会計年度における研究開発費は135百万円です。
FY2024|828 文字
6【研究開発活動】 昨今の環境問題に対する意識の高まりやワックス製品に求められる更なる高機能化に対応して、様々な観点から研究開発を行っています。SDGSの推進やカーボンニュートラルの実現に効果がある、植物由来ワックス等のサステナブル素材の開発、石油系溶剤の削減に寄与する水系分散物の開発、非石油系原料からなる合成ワックスの活用推進など特色あるワックス製品の拡充に取り組んでいます。 (1)サステナブル素材の研究開発 各社製品に占めるバイオマス度向上への要求は年々高まっており、米糠由来のライスワックスを核としたサステナブル素材の開発を行っています。コスト競争力のある汎用性の高い素材の開発や当社独自技術による高機能製品の開発まで幅広いお客様のニーズに沿った製品の開発を進めています。特に、付加価値の高い化粧品用途やタイヤ向けワックスの開発について、お客様と連携した開発に取り組んでいます。 (2)水分散ワックスエマルジョン製品の開発 現在、紙コート用途等を始めとする脱フッ素や脱プラスチックの動きが活発になっており、水系ワックスエマルジョンの製品開発を積極的に進めています。高融点ワックスを活用した加圧乳化型エマルジョンやサステナブル素材の乳化技術開発などお客様の用途にマッチした素材の開発に注力しています。また、当社の乳化分散技術を活かした特殊ワックスのエマルジョン製品開発に成功し、高級インキ分野への採用実績も増えています。 (3)合成ワックスの活用推進 高品質のワックスを将来に向けて安定的に供給し続けるため、石油系ワックスと合成ワックスのベストミックスによる製品群の開発を進めています。 また、当社の分子蒸留装置による高度精製技術を生かした、高融点合成ワックスの高機能化開発を継続して行っています。国内外の多くのお客様に有用な技術情報を提案することで、分子蒸留事業の更なる拡大を目指しています。 当連結会計年度における研究開発費は116百万円です。
FY2023|921 文字
6【研究開発活動】当社では世界で切望されているSDGSの推進やワックスのさらなる高付加価値化を目指して、様々な研究開発を推進しています。サステナブル材料の高機能化を目指し、バイオマス素材であるライスワックスをベースとした機能性材料の新規開発、ソルベントフリーを実現するワックス水系分散物の高機能化、ワックスの精密精製が可能な分子蒸留技術を活用した新規開発品の具現化など新製品拡充への取り組みを進めています。 (1) サステナブル材料の高機能化当社製品のバイオマス比率の向上と従来の石油系ワックスよりも優れた機能化を目指し、ライスワックスを中心にバイオマス度の高い高機能化製品の開発を行っています。国内外でバイオマス素材の需要が旺盛な分野をピックアップし、インキや化粧品分野などお客様の要求に応じた高レベルの新規素材開発に注力しています。 (2) 水系分散ワックスエマルジョンの開発ワックスを水中に分散させたエマルジョンは環境にやさしい素材としてトナーを含むインク用途や建材分野などの各市場で用いられており、お客様からの様々な要望が多く求められています。特に、高硬度の高融点ワックスを水分散化させた加圧乳化型分散物や脱プラスチックを志向した市場からの要望による、環境配慮型製品の開発に注力しており、お客様から高い評価を得ています。 (3) 分子蒸留事業トナーを始めとするお客様からの継続的な需要に応えながら、今後も市場規模の拡大を図っていきます。一部の用途では、石油系ワックスからの代替を目的に合成系ワックスを使用した分子蒸留製品の需要が増えており、今後の拡販が期待できます。また、当社で築き上げてきた蒸留技術を応用し、精密な品質制御による更なる高機能化材料の開発にチャレンジしていきます。 (4) タイヤ老化防止用途タイ子会社を含む本事業全体の採算性を重視し、当社にしか生産できない機能性ゴム老防剤については価格の底上げを行うと同時に、従来の石油系ワックスに加え、合成系ワックス、植物系ワックス(ライスワックス)等へのシフトを図り、更なる付加価値品の開発、オリジナリティを追求しています。 当連結会計年度における研究開発費は108百万円です。
FY2022|783 文字
5【研究開発活動】これからの社会のニーズに沿ったサステナブル素材の開発として、非可食性バイオマス素材であるライスワックスの応用開発、ゴム老化防止用ワックスや分子蒸留事業との多様な組み合わせを検討する中で、当社製品のバイオマス比率を高める取り組みを加速させています。また、ワックスの水系分散化技術を高度化させ、ソルベントフリーな幅広い水系材料への適用を進めています。 (1) ゴム老化防止用ワックスタイヤ向けワックスを専門に生産するタイ子会社は、2022年度、設立時から目標としていた年間販売量10,000トンに届くレベルにまで成長いたしました。既存ビジネスの安定化と新規顧客開拓に継続して取り組んでいく予定です。また、タイヤ向けワックスに適合するサステナブル素材の多様化を目指し、お客様と連携した素材開発に取り組んでいます。ライスワックスを使用した製品の拡販に繋がっており、着実な成果が得られています。 (2) 分子蒸留お客様からは安定的な引き合いをいただき、順調に数量を伸ばしております。一部の用途では今なお分子蒸留製品の評価を続けているお客様もあり、今後の拡販が期待できます。また、当社で築き上げてきた蒸留技術を応用し、精密な品質制御による更なる高機能化材料の創製にチャレンジしていきます。 (3) ライスワックスライスワックスをベースとした当社独自技術による高機能製品の開発を進めており、当社顧客ネットワークや展示会などのイベントを通じたサンプルワークを実施しています。特に、バイオマス素材の需要が旺盛なプラスチック材料やボタニカルインキ、コスメティック材料などの分野において、高い評価を得ています。今後も開発ワックスの早期製品化を目指し、ビーカースケールから量産技術の確立まで一貫して取り組んでいきます。 当連結会計年度における研究開発費は121百万円です。
FY2021|640 文字
5【研究開発活動】当社の研究開発活動は、実行計画チャレンジ90に掲げたゴム老化防止用ワックス、分子蒸留の2大事業に続く第3の事業として、ライスワックスをベースに当社の得意とする合成技術、配合技術を組み合わせたハイブリッド材料の開発に注力しました。世界的な時流でもある脱炭素社会の実現に向けた製品開発をさらに加速させております。組織面では開発部隊と営業部隊が一体となって技術商品を作りあげていくことを目的に、これら両部隊を統合した「開発・営業部」を設置しました。これにより、お客様の声をスピーディに開発活動に反映させることが可能となりました。 (1) ゴム老化防止用ワックスタイヤ向けワックスを専門に生産するタイ子会社の製販は安定し、当社グループ全体としての販売目標を2年連続で達成しました。加えて一部のタイヤメーカーには前述のライスワックスを使用した製品が採用され、サステナブル素材の開発は着実に進んでおります。 (2) 分子蒸留トナー用途では品質面・供給面においてお客様から圧倒的な信頼を得ており、順調に販売数量を伸ばしております。 (3) ライスワックス「第一回サステナブルマテリアル展@幕張メッセ」に出展し、当社技術によるライスワックスの機能性発現を紹介したところ、多くのお客様からサンプル依頼をいただきました。各方面からのお客様の関心と市場の潜在性に手応えを感じており、2022年度の事業展開に繋がっております。 当連結会計年度における研究開発費は130百万円であります。
FY2020|928 文字
5【研究開発活動】当社の研究開発活動は、経営方針チャレンジ 90に掲げる“創業100年に向けての構造改革・基盤強化”の一環として、石油ワックスは元より、合成ワックスや天然ワックスを含めた幅広い原料ソースをベースに、高度な分離・反応・配合技術を駆使することで、お客様に必要とされる商品の開発に取り組んでおります。特に、天然蝋由来のアルコール成分を配合することで外観性能を飛躍的に向上させたゴム老化防止用ワックス、希少天然蝋であるカルナバワックス・キャンデリラワックスの代替品の開発に注力しております。研究開発体制は、素材開発およびその素材を使った応用研究・工程研究を担当するグループ、水分散物の開発に特化したグループ、ゴム老化防止用ワックスの開発に特化したグループの3グループで構成されております。また、複数の大学への委託研究、お客様との共同研究及び技術交流を通じ、研究開発活動の活性化・高度化も図っております。 (1) ゴム老化防止用ワックス地球温暖化によるタイヤの外観トラブルが頻発する中、大手タイヤメーカーでの新規ワックスの評価は好評であり、量産化に向けての製造体制を整えております。尚、新規ワックスとは、特定の天然蝋を加水分解して得られたアルコール成分がタイヤの外観性能を飛躍的に向上させるという発見に基づき設計されたもので、国内外に特許申請中であります。 (2) 希少天然蝋代替品高硬度とシャープメルトという特性を併せ持つカルナバワックス・キャンデリラワックスは、他のワックス類での代替が困難とされる中、汎用天然蝋と特殊な合成ワックスの組合せによりほぼ同等の性能を有するワックスの開発に成功しました。イメージング材料分野を中心にワークを開始、併行して量産化のための製造体制構築を進めております。 (3) 分子蒸留品成長分野であるトナーやインクジェット・熱転写といったイメージング材料分野、二次電池部品やホットメルト接着剤・エンジニアリングプラスチックといった樹脂添加剤分野をターゲットに、合成ワックスを中心とした分留品や量産検討中の天然蝋とのブレンド品を中心に継続的に取り組んでおります。 当連結会計年度における研究開発費は150百万円であります。
FY2019|928 文字
5【研究開発活動】当社の研究開発活動は、経営方針チャレンジ 90に掲げる“創業100年に向けての構造改革・基盤強化”の一環として、石油ワックスは元より、合成ワックスや天然ワックスを含めた幅広い原料ソースをベースに、高度な分離・反応・配合技術を駆使することで、お客様に必要とされる商品の開発に取り組んでおります。特に、天然蝋由来のアルコール成分を配合することで外観性能を飛躍的に向上させたゴム老化防止用ワックス、希少天然蝋であるカルナバワックス・キャンデリラワックスの代替品の開発に注力しております。研究開発体制は、素材開発およびその素材を使った応用研究・工程研究を担当するグループ、水分散物の開発に特化したグループ、ゴム老化防止用ワックスの開発に特化したグループの3グループで構成されております。また、複数の大学への委託研究、お客様との共同研究及び技術交流を通じ、研究開発活動の活性化・高度化も図っております。 (1) ゴム老化防止用ワックス地球温暖化によるタイヤの外観トラブルが頻発する中、大手タイヤメーカーでの新規ワックスの評価は好評であり、量産化に向けての製造体制を整えております。尚、新規ワックスとは、特定の天然蝋を加水分解して得られたアルコール成分がタイヤの外観性能を飛躍的に向上させるという発見に基づき設計されたもので、国内外に特許申請中であります。 (2) 希少天然蝋代替品高硬度とシャープメルトという特性を併せ持つカルナバワックス・キャンデリラワックスは、他のワックス類での代替が困難とされる中、汎用天然蝋と特殊な合成ワックスの組合せによりほぼ同等の性能を有するワックスの開発に成功しました。イメージング材料分野を中心にワークを開始、併行して量産化のための製造体制構築を進めております。 (3) 分子蒸留品成長分野であるトナーやインクジェット・熱転写といったイメージング材料分野、二次電池部品やホットメルト接着剤・エンジニアリングプラスチックといった樹脂添加剤分野をターゲットに、合成ワックスを中心とした分留品や量産検討中の天然蝋とのブレンド品を中心に継続的に取り組んでおります。 当連結会計年度における研究開発費は148百万円であります。
FY2018|870 文字
5【研究開発活動】当社の研究開発活動は、経営方針Challenge 90に掲げる“創業100年に向けての構造改革・基盤強化”の一環として、石油ワックスは元より、合成ワックスや天然ワックスを含めた幅広い原料ソースをベースに、高度な分離・反応・配合技術を駆使することで、お客様に必要とされる商品の開発に取り組んでおります。研究開発体制は、素材開発およびその素材を使った応用研究・工程研究を担当するグループ、水分散物の開発に特化したグループ、ゴム老化防止用ワックスの開発に特化したグループの3グループで構成されております。また、複数の大学への委託研究、お客様との共同研究及び技術交流を通じ、研究開発活動の活性化・高度化も図っております。 (1) ゴム老化防止用ワックス特定の天然蝋を加水分解して得られたアルコール成分が、タイヤの外観性向上に非常に有効であることを見出し、特許申請に至りました。現在、大手タイヤメーカーにワーク中であり、各社において良好な評価結果が得られております。 (2) 希少天然蝋代替品カルナバワックス、キャンデリラワックスは、その特徴である高硬度や融解特性において代替が難しいとされておりましたが、汎用天然蝋と特殊な合成ワックスの組合せによりほぼ同等の性能を有するワックスを製品にラインナップすることが出来ました。イメージング材料分野を中心にワークを開始しております。 (3) 新規消泡剤高融点ワックスをベースとする新規消泡剤を共同開発中であり、商品化への見通しをつけるに至りました。既存のシリコン系や鉱油系消泡剤が有する問題点をクリア出来るものと期待しております。 (4) 分子蒸留品成長分野であるトナーやインクジェット・熱転写といったイメージング材料分野、二次電池部品やホットメルト接着剤・エンジニアリングプラスチックといった樹脂添加剤分野、サーモキネティック分野をターゲットに、石油ワックスや合成ワックス、天然油脂類の分留・精製に継続的に取り組んでおります。 当連結会計年度における研究開発費は161百万円であります。
FY2017|1,133 文字
6【研究開発活動】わが国唯一のワックス専業メーカーとして、ワックスの有する撥水・防湿・ガスバリア・熱応答・潤滑性等々の多彩な特性を生かした多岐に亘る用途にて、高機能・高付加価値商品の開発に取組んでおります。当社の研究開発体制は、素材開発およびその素材を使った応用研究・工程研究を担当するグループ、水分散物の開発に特化したグループ、ゴム老化防止用ワックスの開発に特化したグループの3グループで構成されており、「自社開発・高機能製品による成長分野向け製品群の更なる充実」を中期経営計画の方針に据え、顧客密着型の研究開発活動を推進しております。また、複数の大学への委託研究、お客様と共同研究及び技術交流等、次世代の成長・育成に努めると共に、研究開発活動の活性化・高度化も図りました。 (1) 高度精製品蒸留や溶剤処理等のワックス製造工程を組み合わせることにより、顧客の高い要求を満足する高性能・高機能化ワックスの開発に努めております。特に、分子蒸留装置の増設により、成長分野であるトナーやインクジェット・熱転写といったイメージング材料分野、二次電池部品やホットメルト接着剤・エンジニアリングプラスチックといった樹脂添加剤分野、サーモキネティック分野に注力し、石油ワックスや合成ワックスのみならず、天然油脂類の分留・精製にも取り組んでおります。 (2) 化成品アルコール化やエステル化、ウレタン化等の反応を組み合わせることで、本来は無極性であるワックスに極性を付与し、各種樹脂との相溶性改善や分散剤としての機能性付与、他素材との反応性向上等に取り組んでおります。特に、無水マレイン酸変性ワックスであるMAWシリーズは、カーボンブラック等の分散効果に優れ、インキ・塗料分野への展開を図っております。 (3) 水性化ワックスVOC排出規制を背景としたインキ・塗料分野における水性化ニーズに応えるべく、各種ワックスを乳化・可溶・分散した水性化ワックスの開発に取り組んでおります。また、脱フッ素を背景としたワックス系撥水剤、水の沸点以上の融点を持つワックスの乳化(加圧乳化)、ワックス系消泡剤、ウレタンボード離型剤、農薬展着剤等々、多岐に亘る用途への展開も図っております。 (4) 配合品ゴム老化防止用ワックスでは、アジアを中心とした新興タイヤメーカーに向けての継続的な取り組みと併行し、次世代製品の開発に注力しました。その結果、植物蝋の高度な加工により、タイヤの外観を大幅に向上させる手法などを見出しつつあります。その一方で希少な天然蝋代替品の開発にも取り組み、キャンデリラワックスの代替品として製品化に至っております。 当連結会計年度における研究開発費は149百万円であります。
FY2016|711 文字
6【研究開発活動】わが国唯一のワックス専業メーカーとして、基礎研究のみならず、周辺素材へもその研究範囲を拡大し、様々な応用研究および新規製品の開発に取組んできました。例えば、従来からのワックスの有する優れた撥水性、防湿性、ガスバリアー性、熱応答性、潤滑性等々の特性を生かした新規用途の開拓、更には、各種樹脂との相溶性や添加効果についての研究、機能性を高める変性ワックスの研究、ワックスの特性を最大限引き出す乳化技術に関する研究等の応用研究を重ねることで、新規用途の開拓、新規製品の開発に努めております。また、複数の大学への委託研究や学会発表、お客様との共同研究及び技術交流等、次世代の成長・育成に努めると共に、研究開発活動の活性化・高度化も図りました。 当連勝会計年度は、お客様からの要求特性の具現化と高機能を付与した付加価値製品の継続的開発に取組み、特に昨年新設したゴム老化防止用ワックスに特化した研究開発グループにおいては、従来のお客様に加え、アジアを中心とした新興タイヤメーカーに向けた様々な取り組みを行いました。多様化する原料に対応し、国内のみならず海外のお客様との交流を深め、より迅速かつ的確な情報を収集・分析・判断する能力を育成し、開発研究体制の強化に繋げております。環境対応型研究テーマとして、低エネルギー化を図る低温定着トナー用ワックス、VOCを低減するインキ用ワックス、防滑・耐摩性を付与したエマルジョンの開発等、また、カーボンニュートラルをより具体化するため、植物由来の成分を出発原料とした新規製品開発及び用途開拓も継続して活動しております。なお、当連結会計年度における研究開発費は142百万円でした。