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大成ラミックグループ(4994)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

化学 素材・化学

事業の概要

  • 液体包装のトータルソリューション: 大成ラミックグループは、食品業界を中心に液体包装の分野で事業を展開しています。液体スープやドレッシング、タレ類などを包装する高機能フィルムの開発・製造・販売が主力です。さらに、これらのフィルムに内容物を充填する液体充填機「DANGAN」シリーズも開発・製造し、併せて提供することで、顧客の包装に関する課題を包括的に解決するビジネスモデルを構築しています。
  • 高機能フィルムの提供: 主に即席麺の液体スープ、ドレッシング、タレ類、わさび、醤油などに使われるラミネートフィルムを製造・販売しています。液漏れ防止、ロスの低減、保存性の向上、開けやすさなど、顧客の多様なニーズに応える高機能なフィルムを提供することで、食品の品質保持と利便性向上に貢献しています。
  • 液体充填機の開発・販売: 液体充填用フィルムと合わせて、液体調味料などを充填するための液体充填機「DANGAN」シリーズを提供しています。高速充填が可能なハイエンドモデル「DANGAN G3」から、コストを抑えたエントリーモデル「DANGAN M」まで、顧客の生産規模や予算に合わせた幅広いラインナップを展開。IoTを活用した遠隔監視やDX支援サービスも提供し、顧客の生産性向上をサポートしています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 液体充填用フィルム事業: 即席麺の液体スープ、ドレッシング、タレ類、わさび、醤油などを包装するラミネートフィルムの製造販売が主な事業内容です。液漏れ防止、ロス低減、保存性向上、易開封性など、顧客の多様なニーズに応える高機能フィルムを提供し、食品の安全・安心・便利に貢献しています。
  • ラミネート汎用品事業: 粉末・乾燥物用、トイレタリー・コスメティック関連製品用など、液体充填用以外の幅広い用途に対応するラミネートフィルムの製造販売を行っています。多様な業界のニーズに応えることで、事業の多角化と安定的な収益確保を目指しています。
  • 包装機械事業: 液体充填用フィルムに内容物を充填するための液体充填機「DANGAN」シリーズの開発・製造・販売を行っています。高速充填が可能なハイエンドモデルから、コストを抑えたエントリーモデルまで、顧客の生産規模や予算に合わせた製品を提供し、IoTを活用したクラウドサービスで顧客のDX推進も支援しています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,698 文字
3 【事業の内容】当社グループは、当社及び子会社5社で構成されており、食品業界を中心に「液体包装の分野において、たゆまぬ研究と実践で培ったノウハウを、『安全、安心、便利』そして『持続可能な社会の実現』のために提供し続けます」を企業の使命として包装フィルムの開発・製造・販売を行っております。また、液体調味料向けの包装システムとして、内容物・用途に合わせた高機能フィルムと液体粘体の調味料を充填するための液体充填機「DANGAN」を併販し、食品メーカー等の工場で発生する包装のリスクに対するトータルソリューションを提供しております。(1) 包装フィルムについて① 液体充填用フィルム事業主に即席麺の液体スープ、ドレッシングやタレ類、わさび、醤油等を包装するラミネートフィルムの製造販売を行っております。食品工場や流通の過程で発生する液漏れ防止やロスの低減、保存性や易開封性等、お客様のニーズに合わせた高機能なフィルムを提供しております。② ラミネート汎用品事業粉末・乾燥物用、トイレタリー・コスメティック関連製品用等のラミネートフィルムの製造販売を行っております。(2) 包装機械について包装機械事業液体充填用フィルムに内容物を充填するための液体充填機「DANGAN」を開発・製造し、液体充填用フィルムとともに食品メーカー等へ販売を行っております。充填速度の高速化と再現性を重視した液体充填機はDANGANシリーズのハイエンドモデル「DANGAN G3」をはじめ、高精度・高生産性を継承しつつ価格を抑えたスタンダードモデル「DANGAN AⅢ」、必要な基本機能に特化しコストを抑えたエントリーモデル「DANGAN M」をお客様のニーズに合わせ提供しております。加えて、当社充填機械のIoT化として、稼働状況の遠隔把握、生産状態の可視化・分析、充填手法やメンテナンス手法の動画閲覧、機械保守管理等の機能を搭載した「H.U.G.Home」により、お客様の液体充填に関わる業務を改善・効率化するとともにDX推進をサポートするクラウドサービスを提供しております。また、メンテナンス体制の充実やフィールドエンジニアによるアドバイザリーサービスの提供、人材教育支援の一環として合宿研修の開催等オペレーションサポートにも注力しております。 当社グループの事業内容及び子会社の当該事業に係る位置づけは、次のとおりであります。会社名主な事業内容大成ラミック販売及び機械製造分割準備株式会社(現 大成ラミック株式会社)分割準備会社大成ラミックフィルム製造分割準備株式会社(現 DANGANフィルム株式会社)分割準備会社株式会社グリーンパックス 当社より委託を受け、原材料並びに製品等の運送及び保管業務を行っております。Taisei Lamick USA, Inc.当社が製造した製品の米州地域での販売及び保守サービスの提供を行っております。Taisei Lamick Asia (Malaysia) Sdn. Bhd.当社が製造した製品のASEAN地域での販売及び保守サービスの提供を行っております。 (注) 2025年4月1日付で、大成ラミック販売及び機械製造分割準備株式会社を「大成ラミック株式会社」に商号変更し、液体包装フィルムの販売及び液体充填機の開発・製造・販売事業を承継、また、大成ラミックフィルム製造分割準備株式会社を「DANGANフィルム株式会社」に商号変更し、液体包装フィルムの開発・製造事業を承継しております。 以上の事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注) 2024年5月1日付で分割準備会社として「大成ラミック販売及び機械製造分割準備株式会社(現 大成ラミック株式会社)」及び「大成ラミックフィルム製造分割準備株式会社(現 DANGANフィルム株式会社)」を設立しておりますが、当社からの事業承継は第61期となる2025年4月1日付であるため、上記事業の系統図には記載しておりません。また、当社は、2025年4月1日に「大成ラミックグループ株式会社」に商号変更しております。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
包装フィルム及び包装機械分野では多数の市場参加者がおり、競合状況が激しいため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
液体充填用フィルムと充填機械の双方を一元的に提供する国内唯一の企業である点。
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:原材料調達の困難化・価格高騰 / 不測の事態による事業活動の制限 / 法規制変更・製造物責任
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

財務データが不足しており、ブランド、特許、規制ライセンス、IPなどの無形資産に関する具体的な情報は評価できません。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

医薬品・化粧品分野の受託製造・開発を行っており、顧客との長期的な関係構築は想定されるものの、具体的なスイッチング・コストの高さを示す情報は現時点では確認できません。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

ネットワーク効果が事業の競争優位性に寄与するモデルではないと考えられます。顧客基盤の拡大が直接的なサービス価値向上に繋がる構造は見られません。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

医薬品・化粧品受託製造においては、品質管理やGMP準拠などのコスト要因が重要ですが、競合他社と比較した構造的なコスト優位性を示す具体的な情報は現時点では確認できません。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

医薬品・化粧品受託製造市場は一定の規模がありますが、大成ラミックグループが業界規模に対して最適な少数寡占を形成しているか、あるいは規模の経済を享受しているかについての具体的なデータは不足しています。

  • 高機能フィルムと充填機の統合提供: 大成ラミックグループは、液体包装フィルムの製造販売だけでなく、それに適合する液体充填機「DANGAN」シリーズも自社で開発・製造・販売しています。これにより、フィルムと機械の両面から顧客のニーズに合わせた最適なソリューションを提供できるため、他社にはない一貫したサービスと高い顧客満足度を実現しています。
  • 多様なニーズに対応する技術力: 液体充填用フィルムでは、液漏れ防止、ロスの低減、保存性の向上、易開封性など、食品工場や流通の過程で発生する様々な課題に対応する高機能な製品を提供しています。長年の研究と実践で培ったノウハウを活かし、顧客の具体的な要望に応じたカスタマイズや新技術の開発を通じて、高い技術競争力を維持しています。
  • IoTを活用した顧客サポート: 液体充填機「DANGAN」シリーズには、稼働状況の遠隔把握、生産状態の可視化・分析、メンテナンス動画の閲覧などが可能なクラウドサービス「H.U.G.Home」が搭載されています。これにより、顧客は機械の運用状況をリアルタイムで把握し、効率的な生産管理や迅速なトラブル対応が可能となり、顧客のDX推進を強力に支援しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社グループは、「液体包装の分野において、たゆまぬ研究と実践で培ったノウハウを、『安全、安心、便利』そして『持続可能な社会の実現』のために提供し続けます」を企業の使命としております。当社グループの製品・サービス、液体包装にかかわるノウハウをお客様に提供し、お客様及び消費者の皆様、そして社会に対し安定的かつ高度な価値と満足をお届けすることを目指しており、これらの活動を継続・発展させることを通じて企業価値の向上を図ってまいります。 (2) 目標とする経営指標当社グループは、経営方針に基づき安定かつ継続的な成長と利益の確保を経営目標としております。 (3) 経営環境及び優先的に対処すべき課題当社を取り巻く経営環境は、エネルギー・原材料価格高騰、インフレの進展、米国発の貿易に関する取り組みの見直し、地政学リスクの高まり等不透明な状況が依然として継続しております。さらに、環境負荷低減、日本国内における少子高齢化による労働力の減少や需要動向の変調等への対応が求められており、このような経営環境変化を前提として、堅固な経営体制を継続的に強化する必要があると考えております。これらの課題に対応すべく当社グループは以下の戦略を推し進めてまいります。 ① 国内既存事業の利益額・利益率の最大化 インフレ経済の持続を前提として、当社の強みである液体小袋包装分野を軸に、お客様ニーズ及び社会的課題解決に貢献する付加価値の高い製品やサービスの提供を追求するとともに、販売価格の最適化及び徹底したコストダウンに取り組んでまいります。また、インバウンドの増加による需要変動につきましても生産性向上を促進し、引き続き、製品の安定供給を目指してまいります。 ② 海外における良質な事業基盤の拡大既存展開地域にリソースを集中しさらなるローカルニーズと供給方法を合わせた戦略を策定・実行することで、量と質(利益)を兼備した海外事業の拡大を進めてまいります。また、グループ全体の利益向上と安定供給に対する課題に対応するため、海外事業におけるサプライチェーンの最適化を含めた戦略を推進してまいります。 ③ 新事業・新分野の創出 これまで研究・開発を進めてきた最新テクノロジーを駆使した液体包装に関わるサービスの創出に努めてまいります。その第一弾として、2024年度よりIoT技術活用による包装工程の「見える化」サービスの提供を開始いたしました。本サービスを活用し、さらなる工程管理のデジタル化の普及に向けて取り組んでまいります。加えて、新たな事業の柱の構築に向け、当社における包装新分野の研究を進めてまいります。 ④ 持続可能な社会の実現に貢献環境負荷の低減という社会的重要課題に対し、当社はこれまで輸送におけるモーダルシフト推進、太陽光発電等をはじめとした事業活動における様々な温室効果ガス排出削減活動に取り組んでまいりました。また、製造過程で発生する端材のリサイクルの検討を進める等、引き続き最重要の経営課題として認識し、環境負荷低減への取り組みを継続してまいります。加えて我が国の労働人口減少、生産性改善という課題に対しては、DXによる業務効率化を図り、これら課題への取り組みも推進してまいります。当社製品・サービスにおいてもフィルム・充填機械の双方を提供する唯一の企業として、新素材による環境対応フィルムの開発と充填機械との親和性を課題とし、「環境負荷低減」と「生産性・機能性」を両立するソリューション開発を進めてまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社グループは、「液体包装の分野において、たゆまぬ研究と実践で培ったノウハウを、『安全、安心、便利』そして『持続可能な社会の実現』のために提供し続けます」を企業の使命としております。当社グループの製品・サービス、液体包装にかかわるノウハウをお客様に提供し、お客様及び消費者の皆様、そして社会に対し安定的かつ高度な価値と満足をお届けすることを目指しており、これらの活動を継続・発展させることを通じて企業価値の向上を図ってまいります。 (2) 目標とする経営指標当社グループは、経営方針に基づき安定かつ継続的な成長と利益の確保を経営目標としております。 (3) 経営環境及び優先的に対処すべき課題当社を取り巻く経営環境は、エネルギー・原材料価格高騰、インフレの進展、米国発の貿易に関する取り組みの見直し、地政学リスクの高まり等不透明な状況が依然として継続しております。さらに、環境負荷低減、日本国内における少子高齢化による労働力の減少や需要動向の変調等への対応が求められており、このような経営環境変化を前提として、堅固な経営体制を継続的に強化する必要があると考えております。これらの課題に対応すべく当社グループは以下の戦略を推し進めてまいります。 ① 国内既存事業の利益額・利益率の最大化 インフレ経済の持続を前提として、当社の強みである液体小袋包装分野を軸に、お客様ニーズ及び社会的課題解決に貢献する付加価値の高い製品やサービスの提供を追求するとともに、販売価格の最適化及び徹底したコストダウンに取り組んでまいります。また、インバウンドの増加による需要変動につきましても生産性向上を促進し、引き続き、製品の安定供給を目指してまいります。 ② 海外における良質な事業基盤の拡大既存展開地域にリソースを集中しさらなるローカルニーズと供給方法を合わせた戦略を策定・実行することで、量と質(利益)を兼備した海外事業の拡大を進めてまいります。また、グループ全体の利益向上と安定供給に対する課題に対応するため、海外事業におけるサプライチェーンの最適化を含めた戦略を推進してまいります。 ③ 新事業・新分野の創出 これまで研究・開発を進めてきた最新テクノロジーを駆使した液体包装に関わるサービスの創出に努めてまいります。その第一弾として、2024年度よりIoT技術活用による包装工程の「見える化」サービスの提供を開始いたしました。本サービスを活用し、さらなる工程管理のデジタル化の普及に向けて取り組んでまいります。加えて、新たな事業の柱の構築に向け、当社における包装新分野の研究を進めてまいります。 ④ 持続可能な社会の実現に貢献環境負荷の低減という社会的重要課題に対し、当社はこれまで輸送におけるモーダルシフト推進、太陽光発電等をはじめとした事業活動における様々な温室効果ガス排出削減活動に取り組んでまいりました。また、製造過程で発生する端材のリサイクルの検討を進める等、引き続き最重要の経営課題として認識し、環境負荷低減への取り組みを継続してまいります。加えて我が国の労働人口減少、生産性改善という課題に対しては、DXによる業務効率化を図り、これら課題への取り組みも推進してまいります。当社製品・サービスにおいてもフィルム・充填機械の双方を提供する唯一の企業として、新素材による環境対応フィルムの開発と充填機械との親和性を課題とし、「環境負荷低減」と「生産性・機能性」を両立するソリューション開発を進めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド消費の拡大や企業収益や雇用・所得環境に改善の動きが見られましたが、インフレの継続により実質賃金は低下しており、景気は緩やかな回復に留まりました。一方で、地政学リスクの高まりに加え、労務費や物流費の上昇を背景としたエネルギー・原材料価格の高止まり、急激な為替変動や消費者物価の上昇、米国の政策動向など、依然として先行きは不透明な状態が続いております。当軟包装資材業界におきましては、上記のとおりエネルギーコスト・原材料価格等の高止まりが継続しているものの、包装資材需要においては底堅く推移しました。このような状況下、当連結会計年度の業績は、売上高は30,849百万円(前年同期比10.1%増)、営業利益は2,372百万円(同46.3%増)、経常利益は2,396百万円(同45.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,690百万円(同56.0%増)となりました。当連結会計年度は、国内市場では上記のとおり、エネルギーコスト・原材料価格等が高止まりしている一方で、これまで実施した価格改定の効果や、受注が底堅く推移したことにより、増収・増益となりました。海外市場では受注が堅調に推移したことに加え、円安による為替影響もあり、増収・増益となりました。 部門別概況は以下のとおりであります。 [包装フィルム部門]国内市場では、前年業績に影響を及ぼした在庫の調整局面は一巡し、受注は底堅く推移したことにより売上高は前年同期を上回りました。海外市場では、主に米州地域の増収に円安による為替影響が加わり、売上高は前年同期を上回りました。これらの結果、売上高は26,809百万円(前年同期比8.8%増)となりました。 [包装機械部門]国内市場では、包装機械の売上高は販売機種の影響により前年を下回り、アフターサービスは前年並みを確保した結果、売上高は前年同期を下回りました。海外市場では、米州地域における底堅い設備投資意欲の影響や、上記包装フィルム部門同様に円安による為替影響も加わり、売上高は前年同期を上回りました。その結果、売上高は4,040百万円(前年同期比18.9%増)となりました。 なお、財政状態の状況は以下のとおりであります。 a. 資産当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比べ1,478百万円増加し、34,221百万円となりました。このうち流動資産合計は、前連結会計年度末と比べ625百万円増加し、17,843百万円となりました。これは主に、受取手形が266百万円、仕掛品が56百万円減少した一方で、現金及び預金が693百万円、売掛金が245百万円、電子記録債権が207百万円増加したことによるものです。固定資産合計は、前連結会計年度末と比べ852百万円増加し、16,377百万円となりました。これは主に、建物及び構築物(純額)が185百万円減少した一方で、建設仮勘定が912百万円、機械装置及び運搬具(純額)が106百万円増加したことによるものです。 b. 負債当連結会計年度末における総負債は、前連結会計年度末と比べ275百万円増加し、9,063百万円となりました。このうち流動負債合計は、前連結会計年度末と比べ337百万円増加し、8,633百万円となりました。これは主に、流動負債その他に含まれる前受金が201百万円減少した一方で、買掛金が320百万円、未払消費税等が81百万円、未払法人税等が62百万円増加したことによるものです。固定負債合計は、前連結会計年度末と比べ62百万円減少し、430百万円となりました。これは主に、リース債務が65百万円が減少したことによるものです。 c. 純資産当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末と比べ1,202百万円増加し、25,157百万円となりました。これは主に、利益剰余金が1,244百万円増加したことによるものです。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ693百万円増加し、5,781百万円となりました。 当連結会計年度における連結キャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は3,344百万円(前年同期比35.0%増)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益2,296百万円、減価償却費1,324百万円、仕入債務の増加額336百万円等であります。支出の主な内訳は、法人税等の支払額568百万円等であります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は2,139百万円(前年同期比1.9%増)となりました。 これは主に、版製造設備をはじめとする生産体制の強化・合理化、品質体制強化のための国内生産設備の改修等に伴う有形固定資産の取得による支出1,862百万円、無形固定資産の取得による支出347百万円等であります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は504百万円(前年同期比51.5%減)となりました。 これは主に、配当金の支払額446百万円等であります。 ③ 生産、受注及び販売の状況当社グループの事業は、包装フィルム及び包装機械の製造・販売事業の単一セグメントであるため、部門・区分別に記載しております。 a. 生産実績当連結会計年度における生産実績は、次のとおりであります。区分生産高(千円)前年同期比(%)包装フィルム液体充填用フィルム22,454,388+10.5ラミネート汎用品2,932,944△0.5その他233,735+0.6計25,621,067+9.0包装機械液体充填機1,810,801+43.4周辺機器790,926+22.4その他1,319,906+19.2計3,921,634+30.0 合計29,542,702+11.4 (注) 1. 上記の金額は販売価格によっております。2. 包装フィルムのその他には、版代等が含まれております。3. 包装機械のその他には、包装機械本体及び周辺機器を除く部品等が含まれております。 b. 製品仕入実績当連結会計年度における製品仕入実績は、次のとおりであります。区分製品仕入高(千円)前年同期比(%)汎用フィルム748,548+37.4合計748,548+37.4 (注) 上記の金額は仕入価格によっております。 c. 受注実績当連結会計年度における受注実績は、次のとおりであります。区分受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)包装フィルム液体充填用フィルム23,173,643+12.54,798,778+12.8ラミネート汎用品3,067,371+4.0732,153+12.8その他1,072,471+23.4147,716+11.4計27,313,486+11.85,678,647+12.7包装機械液体充填機1,895,174+33.5602,286△0.3周辺機器774,815+26.9238,797△13.6その他1,409,760+23.8310,603+34.2計4,079,750+28.81,151,686+3.6 合計31,393,236+13.86,830,334+11.1 (注) 1. 包装フィルムのその他には、版代等が含まれております。2. 包装機械のその他には、包装機械本体及び周辺機器を除く部品等が含まれております。 d. 販売実績当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。区分販売高(千円)前年同期比(%)包装フィルム液体充填用フィルム22,629,675+9.4ラミネート汎用品2,984,446+0.8その他1,195,317+20.9計26,809,440+8.8包装機械液体充填機1,897,173+31.4周辺機器812,362+2.5その他1,330,544+14.5計4,040,080+18.9 合計30,849,520+10.1 (注) 1. 包装フィルムのその他には、版代等が含まれております。2. 包装機械のその他には、包装機械本体及び周辺機器を除く部品等が含まれております。3. 主要顧客については、総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性が存在するため、これらの見積りと異なる場合があります。なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を及ぼすリスクがあると判断される項目は識別されておりません。 ② 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、売上高は前連結会計年度と比較して2,820百万円増加し、30,849百万円(前年同期比10.1%増)となりました。なお、売上高の減少要因については、「第2[事業の状況]4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。営業利益は、前連結会計年度と比較して750百万円増加し、2,372百万円(同46.3%増)となりました。営業利益率は7.7%となり、前年同期比1.9%上昇しました。その主な要因は、これまで実施した価格改定の効果や、受注が底堅く推移したことによるものです。経常利益は、前連結会計年度と比較して745百万円増加し、2,396百万円(同45.1%増)となりました。経常利益率は7.8%となり、前年同期比1.9%上昇しました。その主な要因は、営業利益が750百万円増加したこと等によるものです。特別利益として、固定資産売却益26百万円、投資有価証券売却益10百万円を計上し、特別損失として、固定資産除却損87百万円、減損損失50百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比較して606百万円増加し、1,690百万円(同56.0%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益率は5.5%となり、前年同期比1.6%上昇しました。当社グループの当連結会計年度の財政状態の分析については、「第2[事業の状況]4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2[事業の状況]3[事業等のリスク]」に記載しております。当社グループの資本の財源及び資金の流動性のキャッシュ・フロー分析については、「第2[事業の状況]4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。当社グループの運転資金及び設備投資資金については、自己資金及び金融機関からの借入金により資金調達を行っております。このうち、運転資金は自己資金及び短期借入金、設備投資資金は長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)により調達しております。当連結会計年度末において借入金の残高はありません。経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、収益率の向上と健全な財務体質が企業の安定成長に重要であると考え、営業利益等の損益項目を重視しております。

事業リスク

  • 原材料調達の不安定性: 包装フィルムや包装機械の製造には様々な原材料が必要ですが、世界的な需給バランスや自然災害などにより、原材料の供給が滞ったり、価格が高騰したりする可能性があります。これにより、製品の製造コストが増加し、グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 不測の事態による事業活動の制限: 地震、風水害、感染症の発生、火災などの自然災害や事故により、生産設備が被害を受けたり、事業活動が停止・制限されたりするリスクがあります。このような事態が発生した場合、製品の供給が滞り、売上減少や復旧費用が発生することで、グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 激しい市場競争と技術革新: 包装フィルムおよび包装機械の市場には多数の競合他社が存在し、価格競争が激化しています。技術革新や生産コストの最適化に継続的に取り組んでいますが、需要の急激な減少や予想を超える価格競争の激化が発生した場合、収益性が低下し、グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,713 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 原材料調達について当社グループは、包装フィルム及び包装機械の製造において様々な原材料を調達しております。その中には世界的な需給の影響を受ける原材料もあります。当社グループが調達するまでのサプライチェーンの過程で、爆発的需要の増加や自然災害等を含む様々な理由による供給の停滞等が発生した場合、原材料の調達が困難になること、調達できた場合でも調達価格が高騰する可能性があり、その場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (2) 事業活動が制限される不測の事態について地震・風水害・感染症の発生等に加え、自然災害以外の要因による火災等により設備に被害が出た場合、予定していた事業活動が停止もしくは一部制限される可能性があります。その場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (3) 法規制・製造物責任について当社は、様々な規制の下、環境マネジメントシステム(ISO14001)、食品安全マネジメントシステム(FSSC22000)等の必要な認証を取得し、事業を行っております。これら規制が変更されることにより、追加の費用もしくは一時的に事業が制限される可能性があります。加えて、法的及び社会的な製造物責任を負っており、問題が発生した場合に賠償責任が問われる可能性があります。製造物責任賠償保険の付保等可能な備えは行っておりますが、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (4) 製品・サービス市場について当社の扱う包装フィルム及び包装機械分野では多数の市場参加者が製品の製造・販売を行っており、競合状況は総じて激しさを増しております。そのような状況の下、技術革新、生産コストの最適化等価格競争力を高める活動を行っておりますが、需要の急速な減退、価格競争の激化等予想を超える環境変化が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (5) 社会的課題への対応について当社グループでは、今後益々重要性が高まる環境問題や働き手不足等社会的な課題の解決に寄与できる製品・サービス・事業の開発に取り組んでおります。しかし、これら社会的課題が予想を超える速度で進展し、その変化のスピードに遅れを取った場合、取り組みの方向性を修正せざるを得なくなる状況が発生する可能性があります。そのような状況に直面した場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (6) 人材確保について当社グループの戦略の遂行に不可欠なスキルを持つ人材の育成・確保ができない場合、戦略の進捗に遅れが生じる可能性があります。常に採用・育成及び人事制度改革は推進しておりますが、人材の確保が困難になった場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (7) カントリーリスクについて日本の人口減少に伴い国内の需要総量の漸減が予想される中、海外事業は当社グループのトップライン成長を支えるドライバーとして位置づけ活動しております。一方で、現地の政治・経済・法制度・社会の著しい状況変化、暴動・テロ・様々な地政学リスクの顕在化により当社グループの当該地域での事業活動の一部もしくは全部が制限される状況が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (8) 外国為替相場の変動について当社グループでは、海外事業等、一部外貨建ての取引を行っております。外国為替相場変動による利益への影響を軽減するため一部ヘッジ対応等を進めておりますが、急激かつ大幅な相場変動が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。

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