ダイサン(4750)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 83 | 7 | 5 | 0 | 7.4 | 75.0 | 26.0 | 81.3 |
| FY2018 | 83 | 7 | 4 | 8 | 5.9 | 61.7 | 26.0 | 80.9 |
| FY2019 | 85 | 6 | 4 | 1 | 5.7 | 61.8 | 26.0 | 75.0 |
| FY2020 | 95 | 3 | 1 | -8 | 1.7 | 19.0 | 26.0 | 66.0 |
| FY2021 | 87 | -1 | 0 | -1 | 0.5 | 5.4 | 21.0 | 66.4 |
| FY2022 | 97 | -0 | 1 | 1 | 0.8 | 7.8 | 21.0 | 63.9 |
| FY2023 | 105 | -1 | -10 | -9 | -18.9 | -158.6 | 20.0 | 53.3 |
| FY2024 | 104 | 1 | 1 | 5 | 1.1 | 9.5 | 22.0 | 51.6 |
| FY2025 | 108 | 4 | 3 | 14 | 6.0 | 52.3 | 24.0 | 54.6 |
| FY2026 | 111 | 3 | 3 | 8 | 4.6 | 40.9 | 22.0 | 56.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
公開情報からは、ダイサンが保有する強力なブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPに関する具体的な情報は確認できませんでした。無形資産による競争優位性は現時点では不明瞭です。
ダイサンは主にビルメンテナンス、清掃、警備などのサービスを提供しています。これらのサービスは、顧客との長期契約や、特定の建物・設備に合わせたカスタマイズされたサービス提供により、一定のスイッチング・コストが発生する可能性があります。しかし、競合他社も類似サービスを提供しており、乗り換え障壁は限定的と考えられます。
ダイサンが提供するサービスは、ユーザー数の増加によってサービスの価値が向上するネットワーク効果を生み出すビジネスモデルではありません。個々の顧客との関係性が中心であり、プラットフォーム型ビジネスのような特性は見られません。
ビルメンテナンス業界は一般的に労働集約型であり、ダイサンが他社と比較して構造的に大幅なコスト優位性を持つという情報は公開されていません。規模の経済による効率化の可能性はありますが、明確なコストリーダーシップは示されていません。
ダイサンはビルメンテナンス業界において一定の事業規模を有していると考えられますが、業界全体に対して圧倒的なシェアを持つ寡占企業というわけではありません。規模の経済による効率化の恩恵は限定的である可能性があります。
競合との比較優位
強気シナリオ
既存顧客との長期契約維持による安定収益の確保
新規顧客獲得による緩やかな事業拡大
効率的な人員配置や資材調達による収益性改善
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による価格競争の激化
新規参入企業による市場シェアの奪取
人件費の高騰による収益性の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ダイサンの投資が失敗するシナリオは、ビルメンテナンス業界における競争環境の激化が、同社の想定以上に早く、かつ深刻に進む場合である。具体的には、新規参入企業が革新的な技術や低価格戦略を持ち込み、ダイサンの既存顧客基盤を急速に侵食するケースが考えられる。また、人件費の高騰がダイサンのコスト構造を圧迫し、価格転嫁が困難になることで、収益性が著しく低下する可能性もある。さらに、顧客企業が内製化を進めたり、より安価で同等品質のサービスを提供する競合へ容易に乗り換える傾向が強まれば、ダイサンのスイッチング・コスト優位性は失われ、収益基盤が揺らぐだろう。これらの要因が複合的に作用し、ダイサンの競争優位性が予想以上に早く失われることが、投資失敗の鍵となる。
5年後のモート予測
既存顧客基盤の維持と新規顧客獲得により、緩やかな売上成長と安定した利益を維持。コスト管理の徹底により、収益性は微増傾向を辿る。
市場環境の変化に対応しつつ、既存事業の維持に注力。売上・利益ともに横ばい圏での推移となる可能性が高い。
価格競争の激化や人件費高騰により、収益性が圧迫される。売上・利益ともに減少傾向を辿るリスクがある。