ダスキン(4665)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 1,619 | 61 | 43 | 122 | 3.0 | 79.0 | 40.0 | 74.5 |
| FY2018 | 1,610 | 76 | 53 | 52 | 3.6 | 99.6 | 40.0 | 75.2 |
| FY2019 | 1,587 | 80 | 60 | 11 | 4.0 | 112.4 | 50.0 | 77.0 |
| FY2020 | 1,591 | 66 | 56 | 120 | 3.9 | 110.0 | 56.0 | 76.6 |
| FY2021 | 1,538 | 47 | 28 | 51 | 1.9 | 57.2 | 40.0 | 77.2 |
| FY2022 | 1,632 | 99 | 81 | 111 | 5.4 | 164.7 | 83.0 | 76.1 |
| FY2023 | 1,705 | 86 | 72 | -8 | 4.7 | 146.1 | 88.0 | 76.6 |
| FY2024 | 1,788 | 51 | 46 | -55 | 3.0 | 95.0 | 100.0 | 76.3 |
| FY2025 | 1,888 | 73 | 88 | 116 | 5.8 | 185.7 | 112.0 | 74.4 |
| FY2026 | 1,946 | 87 | 92 | 82 | 5.8 | 195.3 | 118.0 | 75.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
ダスキンブランドは長年培われてきた認知度と信頼性を持つ。特に「ミスタードーナツ」や「ダスキン」の清掃・家事代行サービスは、消費者の間で一定の地位を確立している。しかし、特許や独占的IPによる明確な優位性は限定的。
ダスキンが提供する清掃・家事代行サービスは、顧客が他のサービスに乗り換える際の直接的な金銭的損失は小さい。しかし、長年の利用による習慣や、担当者との信頼関係構築が乗り換え障壁となりうる。
ダスキンが提供するサービスには、ユーザー数の増加がサービス価値を直接的に高めるネットワーク効果はほとんど見られない。
フランチャイズ展開による店舗運営コストの最適化は一部見られるが、競合他社と比較して圧倒的なコスト優位性を確立しているとは言えない。人件費や資材費の上昇は収益を圧迫する可能性がある。
国内の清掃・家事代行サービス市場において一定のシェアを持つが、業界全体は多数のプレイヤーが存在する競争環境にある。規模の経済による圧倒的な優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
「ミスタードーナツ」ブランドの再活性化と新規顧客層の獲得
家事代行・高齢者向けサービスなど、成長分野への注力とシェア拡大
フランチャイズ網を活用した効率的な店舗運営とコスト管理の徹底
弱気シナリオ(モート侵食)
少子高齢化による国内市場の縮小と労働力不足
競合他社による価格競争の激化とブランド力の低下
消費者の嗜好変化への対応遅れと新規事業の不振
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ダスキンが競争優位性を失うシナリオは、まず「ミスタードーナツ」ブランドの魅力が急速に失われ、若年層を中心に支持を失うことである。また、家事代行サービス市場において、より低価格で高品質なサービスを提供する新興企業が次々と現れ、ダスキンが価格競争力やサービス革新で後れを取ることも考えられる。さらに、フランチャイズ加盟店の収益性が悪化し、新規加盟店の獲得や既存加盟店の維持が困難になることで、全国的なサービス網が弱体化する可能性もある。これらの要因が複合的に作用し、ダスキンが長年築き上げてきたブランド価値と顧客基盤を侵食していくことが、投資の失敗につながるだろう。
5年後のモート予測
「ミスタードーナツ」のテコ入れと家事代行・高齢者向けサービスの拡大が奏功し、売上・利益ともに緩やかな成長を続ける。
既存事業の安定性を維持しつつ、新規事業の成長は限定的。市場環境の変化に対応しながら、現状維持に近い業績推移となる。
少子高齢化や競争激化により、既存事業の収益性が低下。新規事業も軌道に乗らず、売上・利益ともに減少傾向が続く。