4512

わかもと製薬(4512)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

医薬品 医薬品

事業の概要

  • 医薬事業が主軸
    わかもと製薬は、主に眼科領域の医療用医薬品(先発医薬品・ジェネリック医薬品)や医療機器、健康食品の製造販売を行っています。これは病院やクリニックを通じて患者さんに届けられる製品群で、安定した収益源となっています。
  • ヘルスケア事業も展開
    一般消費者向けの製品として、主力商品である整腸薬「強力わかもと」のほか、薬用歯みがき「アバンビーズ」シリーズや女性向けケア商品「フェミフローラ」などを製造販売しています。ドラッグストアなどで手軽に購入できる商品で、幅広い層の健康をサポートしています。
  • グローバル展開と不動産
    アジアやヨーロッパを中心に「強力わかもと」などの製品や医薬品原料の輸出を行い、海外市場での収益拡大を目指しています。また、国内では受託製造や診断薬の製造販売も手掛けています。さらに、コレド室町関連の不動産賃貸業も行っており、安定した賃料収入を得ています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 医療用医薬品事業
    この事業は、眼科領域を中心に先発医薬品やジェネリック医薬品、医療機器、健康食品の製造販売を行っています。最新年度の売上高は347.3億円ですが、営業利益は108.6億円の赤字となっており、収益面での課題が見られます。
  • 一般用医薬品・ヘルスケア事業
    主力製品の「強力わかもと」や薬用歯みがき「アバンビーズ」、フェムケア商品「フェミフローラ」などを製造販売しています。最新年度の売上高は234.5億円で、営業利益は33.2億円の黒字と、安定した収益を上げています。
  • グローバル事業他
    アジアやヨーロッパを中心に「強力わかもと」などの製品や医薬品原料の輸出、ライセンス活動を行っています。また、国内での受託製造や診断薬の製造販売も含まれます。最新年度の売上高は178.9億円で、営業利益は23.8億円の黒字を計上しており、成長が期待される分野です。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
EthicalProductsBusinessRelated 地域 35 -11 -31.3%
OtcProductsBusinessRelated 地域 23 3 14.1%
GlobalSalesDevelopmentBusinessRelated 地域 18 2 13.3%
RealEstateLeasing 事業 2 1 32.1%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|475 文字
3【事業の内容】 当社の事業セグメントは、「医薬事業」「ヘルスケア事業」「グローバル事業」及び「不動産賃貸業」で構成されており、当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。医薬事業・・・・・・眼科領域を主として、先発医薬品・ジェネリック医薬品並びに医療機器、健康食品の製造販売を行っております。ヘルスケア事業・・・主力製品である「強力わかもと」に加え、薬用歯みがき「アバンビーズ」シリーズ及びフェムケア商品の「フェミフローラ」等の製造販売を行っております。グローバル事業・・・アジア圏、ヨーロッパ圏を中心として、「強力わかもと」などの製品および医薬品原料の輸出並びに新たなライセンスイン・アウトの活動を行っています。また、国内において受託製造、診断薬及び原料の製造販売を行っております。不動産賃貸業・・・・コレド室町関連の賃貸業が主たる事業であります。 上記の区分は「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。  事業の系統図は次のとおりであります。 〔事業系統図〕

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
医療用医薬品では、毎年実施される薬価改定により医薬品の薬価が下がる可能性があるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
薬機法をはじめとする、各種の薬事関連の規制のもとにあり、様々な承認・認可制度や監視制度が設定されている。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか ディフェンシブ
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:法的規制の新設及び強化 / 薬価改定による販売価格の下落 / 医薬品開発の不成功
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

「強力わかもと」などの長年のブランド認知はあるが、特許や規制ライセンスによる明確な独占性は限定的。ジェネリック医薬品の普及や新薬開発競争の中で、ブランド力のみでの優位性は弱い。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

胃腸薬や整腸剤は、効果や価格、医師の処方意図によって乗り換えが発生しやすい。特定の疾患治療薬のような高いスイッチングコストは発生しにくい構造。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

医薬品の性質上、ユーザーが増えることで製品価値が向上するネットワーク効果は基本的に発生しない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

一般的な医薬品製造におけるスケールメリットは存在するが、他社と比較して圧倒的なコスト優位性を示すデータは確認できない。原薬調達や製造プロセスにおける特筆すべき効率性はない。

規模の経済★☆☆☆☆
根拠:弱い規模が参入障壁になる

国内医薬品市場において、大手製薬企業と比較すると規模は小さい。特定のニッチ市場でのシェアは存在する可能性はあるが、業界全体での効率規模の優位性は限定的。

  • 長年のブランド力
    主力製品である「強力わかもと」は、長年にわたり多くの消費者に親しまれてきた歴史と実績があります。これにより、製品に対する信頼感や安心感が醸成され、競合他社との差別化に貢献しています。
  • 眼科領域の専門性
    医薬事業では眼科領域に特化し、先発医薬品からジェネリック医薬品、医療機器まで幅広い製品を提供しています。この専門性は、眼科医療におけるニーズを深く理解し、的確な製品開発・提供に繋がる強みと言えます。
  • 多角的な事業構成
    医薬品、ヘルスケア製品、グローバル展開、不動産賃貸業と、複数の事業セグメントを持つことで、特定の事業に依存するリスクを分散しています。これにより、市場環境の変化に柔軟に対応できる経営基盤を構築しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものです。  当社事業を取り巻く環境としては、医薬事業では毎年の薬価改定による薬剤費の引き下げが継続的に推し進められ、収益低減圧力にさらされていますが、眼科領域のスペシャリティファーマとして医薬品、医療機器、健康食品を含めたフルラインアップで事業機会拡大を探っているところです。一方、ヘルスケア事業では、SNSを中心とした広告宣伝や95周年キャンペーンに合わせて動画広告、WEBディスプレイ広告等を実施し、壮年期世代の認知獲得、需要の掘り起こしを行っているところです。また、グルーバル事業は、台湾などアジア圏での「強力わかもと」の販売に加え、欧米、アジア圏におけるライセンスイン・アウトの活動、中国越境ECの拡大、乳酸菌事業の拡大に努めいるところです。 当社は昨年経営理念を刷新すると共に、経営理念を実現するためのマテリアリティ(重要な経営課題)を特定し、事業戦略・財務戦略・サステナビリティ戦略を立て、経営戦略の骨子として、「2024-2028年度中期経営計画(Wakamoto 100―承継と挑戦―)」を策定いたしました。この中期経営計画を遂行する事が当社の企業価値の持続的な向上につながると考えています。 中期経営計画においては、資本コストを上回る資本収益性の確保に向けた成長戦略の策定と実行が必要不可欠と考えています。計画副題の「承継と挑戦」は、当社の長年の事業経験、会社人財、営業資産をはじめとする経営資源を活かしながら、新しい挑戦を行おうとする当社の決意そのものであります。数値目標としては、2028年度を最終年度として、ROE8.0%以上を掲げております。資本市場から要望のあるPBR1倍割れ問題については、ROE引き上げを図ることにより1倍以上の達成を企図しております。 中期経営計画の内容は以下であります。  1.経営理念の刷新 経営理念 人々の健康で活き活きとした生活に貢献~QOL向上に寄与する幅広い健康関連製品の提供を通じて~ 価値・行動基準 □ お客様第一主義を徹底し、追及し続ける □ 髙い倫理観と誠実な行動で社会から信頼される企業になる □ お客様、社員、株主、地域・社会のステークホルダーに貢献し、企業価値を高める □ 挑戦し続ける企業風土を醸成する 2.経営理念、マテリアリティと中期経営計画 経営理念、マテリアリティ、中期経営計画は下記模式図の様に関係している。    経営理念が会社の目的として定められ、その実現のためマテリアリティが特定され、中期経営計画が作られます。3.マテリアリティの特定 経営理念の実現とサステナブルな経営に向けて、取り組むべき重要な経営課題(マテリアリティ)を抽出・検討し、当社事業と直接関係する「価値創造」(V)と当社経営基盤に関わる「価値保全」(E・S・G)という2つの観点から合計七つのマテリアリティを特定しています。 4.当社経営に関する現状認識と中期経営計画の検討 医療費・薬剤費の抑制、医薬品開発の難易度・開発コスト上昇、安定供給に対する関心の高まり、高齢化による健康寿命延伸の重要性の高まり、デジタル化による消費者行動の多様化といった「事業環境の変化」と、PBR1倍割れ問題、資本収益性への関心の高まり、サステナブル経営取り組み、開示体制、ダイバーシティの確保された実効性のあるガバナンスといった「資本市場からの評価・求められるあり方」の二つの要請により、中期経営計画が作られました。 中期経営計画は、培ってきた「強力わかもと」ブランド、信頼、経営資源を承継すること、ヘルスケア事業、眼科領域をターゲットとした医薬事業を通じて、人々の健康で活き活きとした生活に貢献することという「承継」、高齢化社会の進展、女性の社会進出等社会情勢が変化するなかにおいても新たな課題にチャレンジし、患者様・お客様のニーズに応え、資本コストを上回る資本収益性の確保に向けた成長戦略の策定・実行するという「挑戦」の面から、副題を「承継と挑戦」としております。 5.中期経営計画の基本方針① 医薬事業 眼科領域のスペシャリティファーマとして医薬品、医療機器、健康食品の製造販売に取り組んでおります。我が国初となる優れた眼内レンズ(WP-2011)を導入し、医薬事業のうちで医療機器事業を新規展開してまいります。併せて、周術期薬剤(WP-1108)の早期承認、発売を目指し、眼内レンズ販売とのシナジー効果を高めてまいります。② ヘルスケア事業 主力事業である「強力わかもと」、Wakamotoブランド商品の製造販売を行っております。インバウンド需要や新たな海外展開へ対応するため、強力わかもとの生産ラインへの設備投資を行い生産能力を高め、安定供給の体制を構築いたします。Wakamotoブランドを活用したフェムケア商品をはじめとした女性に寄り添ったコンセプト商品を開発し、お客様のアンメットニーズの探求や課題解決に連動した商品の企画開発を行います。③ グローバル事業 アジア各国での販売、越境ECを通じたWakamotoブランド商品のグローバル展開を図ってまいります。当社乳酸菌を用いたプロバイオティクス製品を台湾の健康食品市場に投入する等乳酸菌事業の拡大を行います。また、「強力わかもと」で培ったブランドを活用して中国越境ECを拡大し、インドネシアにて強力わかもとの販売を開始、東南アジアでの展開の足掛かりを築きます。④ 研究開発 眼科領域をターゲットとした医薬品、医療機器、サプリメント等の開発を進め、現在開発中の眼内レンズに続く新たな眼内レンズの開発着手等を医薬関連として進め、Wakamotoブランドを活用した胃腸ケア製品、オーラルケア商品、アイケア商品、フェムケア商品を軸にした商品を開発し、乳酸菌、麹菌の新たな作用を研究し、多様な分野への応用を目指すことをヘルスケア事業として進めます。⑤ 生産部門(生産体制と品質管理体制) 「強力わかもと」の設備投資計画の適切な推進を行い、生産技術の向上、工場の設備配置改善、インフラ強化等、これまで以上に効率的で安定生産が可能な体制を構築してまいります。 近年、品質管理と安定供給に対する社会的要請が非常に高まっており、安全で高品質な製品を安定的に供給する体制の管理は最優先するべきものと考えております。今後も安定した品質管理を行えるよう体制の維持・強化に努めてまいります。 6.成長戦略とキャピタルアロケーション 中長期的な成長に向けた生産設備・研究開発に対する継ぎ目のない投資を積極的に実施し、財務安定性に配慮しつつ、外部負債を積極的に活用、純資産に対する政策保有株式の比率を計画最終年で10%以下を目指し、安定的な配当並びに配当性向50%以上を目標とします。数値目標としては、2028年度を最終年度として、ROE8.0%以上を掲げております。 7.事業戦略 上記「5.中期経営計画の基本方針」のとおり 8.サステナブル経営 ―ESG(環境・社会・ガバナンス)、ブランド等による企業価値向上― 下記2 サステナビリティに関する考え方及び取組 における(2)戦略に骨子を掲げております。 9.経営基盤の強化9-1. 経営管理体制 全社戦略を策定、実施するための経営管理体制を強化するために、管理体制を構築し、計画・事業推進・モニタリングを通じて改善につなげるというPDCAを回していきます。9-2. 人財戦略 下記2 サステナビリティに関する考え方及び取組 における(2)戦略に骨子を掲げております。  詳細につきましては、当社ホームページに掲載しております中期経営計画をご参照ください。 https://www.wakamoto-pharm.co.jp/ir/plan/
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものです。  当社事業を取り巻く環境としては、医薬事業では毎年の薬価改定による薬剤費の引き下げが継続的に推し進められ、収益低減圧力にさらされていますが、眼科領域のスペシャリティファーマとして医薬品、医療機器、健康食品を含めたフルラインアップで事業機会拡大を探っているところです。一方、ヘルスケア事業では、SNSを中心とした広告宣伝や95周年キャンペーンに合わせて動画広告、WEBディスプレイ広告等を実施し、壮年期世代の認知獲得、需要の掘り起こしを行っているところです。また、グルーバル事業は、台湾などアジア圏での「強力わかもと」の販売に加え、欧米、アジア圏におけるライセンスイン・アウトの活動、中国越境ECの拡大、乳酸菌事業の拡大に努めいるところです。 当社は昨年経営理念を刷新すると共に、経営理念を実現するためのマテリアリティ(重要な経営課題)を特定し、事業戦略・財務戦略・サステナビリティ戦略を立て、経営戦略の骨子として、「2024-2028年度中期経営計画(Wakamoto 100―承継と挑戦―)」を策定いたしました。この中期経営計画を遂行する事が当社の企業価値の持続的な向上につながると考えています。 中期経営計画においては、資本コストを上回る資本収益性の確保に向けた成長戦略の策定と実行が必要不可欠と考えています。計画副題の「承継と挑戦」は、当社の長年の事業経験、会社人財、営業資産をはじめとする経営資源を活かしながら、新しい挑戦を行おうとする当社の決意そのものであります。数値目標としては、2028年度を最終年度として、ROE8.0%以上を掲げております。資本市場から要望のあるPBR1倍割れ問題については、ROE引き上げを図ることにより1倍以上の達成を企図しております。 中期経営計画の内容は以下であります。  1.経営理念の刷新 経営理念 人々の健康で活き活きとした生活に貢献~QOL向上に寄与する幅広い健康関連製品の提供を通じて~ 価値・行動基準 □ お客様第一主義を徹底し、追及し続ける □ 髙い倫理観と誠実な行動で社会から信頼される企業になる □ お客様、社員、株主、地域・社会のステークホルダーに貢献し、企業価値を高める □ 挑戦し続ける企業風土を醸成する 2.経営理念、マテリアリティと中期経営計画 経営理念、マテリアリティ、中期経営計画は下記模式図の様に関係している。    経営理念が会社の目的として定められ、その実現のためマテリアリティが特定され、中期経営計画が作られます。3.マテリアリティの特定 経営理念の実現とサステナブルな経営に向けて、取り組むべき重要な経営課題(マテリアリティ)を抽出・検討し、当社事業と直接関係する「価値創造」(V)と当社経営基盤に関わる「価値保全」(E・S・G)という2つの観点から合計七つのマテリアリティを特定しています。 4.当社経営に関する現状認識と中期経営計画の検討 医療費・薬剤費の抑制、医薬品開発の難易度・開発コスト上昇、安定供給に対する関心の高まり、高齢化による健康寿命延伸の重要性の高まり、デジタル化による消費者行動の多様化といった「事業環境の変化」と、PBR1倍割れ問題、資本収益性への関心の高まり、サステナブル経営取り組み、開示体制、ダイバーシティの確保された実効性のあるガバナンスといった「資本市場からの評価・求められるあり方」の二つの要請により、中期経営計画が作られました。 中期経営計画は、培ってきた「強力わかもと」ブランド、信頼、経営資源を承継すること、ヘルスケア事業、眼科領域をターゲットとした医薬事業を通じて、人々の健康で活き活きとした生活に貢献することという「承継」、高齢化社会の進展、女性の社会進出等社会情勢が変化するなかにおいても新たな課題にチャレンジし、患者様・お客様のニーズに応え、資本コストを上回る資本収益性の確保に向けた成長戦略の策定・実行するという「挑戦」の面から、副題を「承継と挑戦」としております。 5.中期経営計画の基本方針① 医薬事業 眼科領域のスペシャリティファーマとして医薬品、医療機器、健康食品の製造販売に取り組んでおります。我が国初となる優れた眼内レンズ(WP-2011)を導入し、医薬事業のうちで医療機器事業を新規展開してまいります。併せて、周術期薬剤(WP-1108)の早期承認、発売を目指し、眼内レンズ販売とのシナジー効果を高めてまいります。② ヘルスケア事業 主力事業である「強力わかもと」、Wakamotoブランド商品の製造販売を行っております。インバウンド需要や新たな海外展開へ対応するため、強力わかもとの生産ラインへの設備投資を行い生産能力を高め、安定供給の体制を構築いたします。Wakamotoブランドを活用したフェムケア商品をはじめとした女性に寄り添ったコンセプト商品を開発し、お客様のアンメットニーズの探求や課題解決に連動した商品の企画開発を行います。③ グローバル事業 アジア各国での販売、越境ECを通じたWakamotoブランド商品のグローバル展開を図ってまいります。当社乳酸菌を用いたプロバイオティクス製品を台湾の健康食品市場に投入する等乳酸菌事業の拡大を行います。また、「強力わかもと」で培ったブランドを活用して中国越境ECを拡大し、インドネシアにて強力わかもとの販売を開始、東南アジアでの展開の足掛かりを築きます。④ 研究開発 眼科領域をターゲットとした医薬品、医療機器、サプリメント等の開発を進め、現在開発中の眼内レンズに続く新たな眼内レンズの開発着手等を医薬関連として進め、Wakamotoブランドを活用した胃腸ケア製品、オーラルケア商品、アイケア商品、フェムケア商品を軸にした商品を開発し、乳酸菌、麹菌の新たな作用を研究し、多様な分野への応用を目指すことをヘルスケア事業として進めます。⑤ 生産部門(生産体制と品質管理体制) 「強力わかもと」の設備投資計画の適切な推進を行い、生産技術の向上、工場の設備配置改善、インフラ強化等、これまで以上に効率的で安定生産が可能な体制を構築してまいります。 近年、品質管理と安定供給に対する社会的要請が非常に高まっており、安全で高品質な製品を安定的に供給する体制の管理は最優先するべきものと考えております。今後も安定した品質管理を行えるよう体制の維持・強化に努めてまいります。 6.成長戦略とキャピタルアロケーション 中長期的な成長に向けた生産設備・研究開発に対する継ぎ目のない投資を積極的に実施し、財務安定性に配慮しつつ、外部負債を積極的に活用、純資産に対する政策保有株式の比率を計画最終年で10%以下を目指し、安定的な配当並びに配当性向50%以上を目標とします。数値目標としては、2028年度を最終年度として、ROE8.0%以上を掲げております。 7.事業戦略 上記「5.中期経営計画の基本方針」のとおり 8.サステナブル経営 ―ESG(環境・社会・ガバナンス)、ブランド等による企業価値向上― 下記2 サステナビリティに関する考え方及び取組 における(2)戦略に骨子を掲げております。 9.経営基盤の強化9-1. 経営管理体制 全社戦略を策定、実施するための経営管理体制を強化するために、管理体制を構築し、計画・事業推進・モニタリングを通じて改善につなげるというPDCAを回していきます。9-2. 人財戦略 下記2 サステナビリティに関する考え方及び取組 における(2)戦略に骨子を掲げております。  詳細につきましては、当社ホームページに掲載しております中期経営計画をご参照ください。 https://www.wakamoto-pharm.co.jp/ir/plan/
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況a.経営環境 当事業年度において日本経済は、原材料・エネルギー価格の高騰、人件費の増嵩による物価の上昇が続いており、依然として緊迫した状態が続いているウクライナ情勢や中東情勢も相まって、先行き不透明な状況が続いております。当社事業を取り巻く環境としては、医薬事業では毎年の薬価改定による薬剤費の引き下げが継続的に推し進められ、収益低減圧力にさらされていますが、眼科領域のスペシャリティーファーマとして医薬品、医療機器、健康食品を含めたフルラインアップで事業機会拡大を探っているところです。一方、「強力わかもと」事業を主力にしたヘルスケア事業は、女性特有の悩みに寄り添うことを目的とした「フェミフローラ」の売上が増加しましたが、市場における一時的な在庫調整による影響やインバウンド需要が減少した事もあり、売上が減少いたしました。この様な状況のもと、当社では医薬事業、ヘルスケア事業、グローバル事業を中心に事業を推進してまいりました。 b.財政状態当事業年度における総資産は、150億2百万円となり、前事業年度比4億1千8百万円(2.7%)の減少となりました。当事業年度における総負債は、33億9千2百万円となり、前事業年度比2百万円の減少となりました。当事業年度における純資産は、116億1千万円となり、前事業年度比4億1千5百万円(3.5%)の減少となりました。 c.経営成績当事業年度の売上高は77億8千9百万円(前年同期比0.7%増)、営業損失は4億5千7百万円(前年同期は営業損失1億9千5百万円)、経常損失は4億9百万円(前年同期は経常損失1億6千1百万円)、当期純利益は6千4百万円(前年同期比40.9%減)となりました。セグメントごとの売上は以下のとおりです。(医薬事業)    売上高34億7千3百万円(ヘルスケア事業) 売上高23億4千5百万円(グローバル事業) 売上高17億8千8百万円(不動産賃貸業)  売上高1億8千2百万円 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末から7億9百万円減少し、29億5千4百万円となりました。その内容の主なものは次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において営業活動により減少した資金は5億9千2百万円となりました。(前年同期に比べ支出が4億8千5百万円増加) 税引前当期純利益が7百万円であり、非資金支出項目である減価償却費が4億3千万円、棚卸資産の増加額が10億4千3百万円あったことが主な要因であります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において投資活動により減少した資金は1千3百万円となりました。(前年同期に比べ支出が1千1百万円増加) 投資有価証券の売却による収入が4億9千万円ありましたが、有形固定資産の取得による支出が4億5千万円あったことが主な要因であります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において財務活動により減少した資金は1億3百万円となりました。(前年同期に比べ支出が1百万円減少) ③ 生産、受注及び販売の実績(1)生産実績及び仕入実績イ 生産実績 当事業年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)医薬事業(千円)3,616,050104.5ヘルスケア事業(千円)3,505,177110.4グローバル事業(千円)1,582,193105.4不動産賃貸業(千円)――合計(千円)8,703,421107.0 (注)金額は売価換算であります。 ロ 仕入実績 当事業年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前年同期比(%)医薬事業(千円)792,577435.0ヘルスケア事業(千円)82,308261.4グローバル事業(千円)127,558111.8不動産賃貸業(千円)――合計(千円)1,002,443305.9 (注)1.金額は実際仕入額であります。2.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 (2)受注実績 販売計画に基づいて生産計画を立て、これにより生産を行っております。従って受注生産は行っておりません。(3)販売実績 当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)前年同期比(%)医薬事業(千円)3,473,148102.3ヘルスケア事業(千円)2,345,10595.6グローバル事業(千円)1,788,614104.1不動産賃貸業(千円)182,592104.8合計(千円)7,789,462100.7 (注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。相手先前事業年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)アルフレッサヘルスケア㈱1,156,21514.9890,25411.4㈱スズケン857,58311.0848,38510.9㈱メディセオ770,0519.9817,62810.5 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容  経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。  なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態(資産合計) 当事業年度末における総資産は、150億2百万円となり前事業年度末比4億1千8百万円(2.7%)の減少となりました。流動資産は89億8百万円となり6千1百万円(0.7%)の減少、固定資産は60億9千4百万円となり3億5千6百万円(5.5%)の減少となりました。 流動資産が減少いたしましたのは、現金及び預金、売掛金が減少したことが主たる要因であります。固定資産が減少いたしましたのは、投資有価証券が減少したことが主たる要因であります。(負債合計) 負債の部は、33億9千2百万円となり前事業年度末比2百万円の減少となりました。流動負債は20億3千4百万円となり2億2千6百万円(12.5%)の増加、固定負債は13億5千7百万円となり2億2千9百万円(14.4%)の減少となりました。 流動負債が増加いたしましたのは、買掛金が増加したことが主たる要因であります。固定負債が減少いたしましたのは、繰延税金負債が減少したことが主たる要因であります。(純資産合計) 純資産の部は、116億1千万円となり前事業年度末比4億1千5百万円(3.5%)の減少となりました。その他有価証券評価差額金が減少したことが主たる要因であります。 この結果、自己資本比率は、前事業年度末の78.0%から77.4%となりました。b.経営成績(売上高) 売上高は77億8千9百万円(前年同期比0.7%増)、営業損失は4億5千7百万円(前年同期は営業損失1億9千5百万円)、経常損失は4億9百万円(前年同期は経常損失1億6千1百万円)、当期純利益は6千4百万円(前年同期比40.9%減)となりました。 セグメント別の売上高の状況につきましては、医薬事業では、医療機関や卸への医療用医薬品の適正使用の推進と副作用関連の情報提供を推進してまいりました。また、MRの活動量、卸との連携をより一層強化し、既存の後発医薬品、体外診断用医薬品の売上伸長に努めてまいり、薬価改定の影響、10月からの長期収載品の選定療養の施行等がありましたが、「カルテオロール塩酸塩LA点眼液」、「ヒアルロン酸Na点眼液0.1%」、「リノロサール眼科耳鼻科用液」、新発売しましたタフルプロスト点眼液「わかもと」の売上が増加いたしました。一方で、製品供給停止の影響により「マキュエイド眼注用40mg」、流行性角結膜炎の減少により体外診断用医薬品「キャピリア アデノ アイ Neo」等の売上が減少しました。その結果、売上高は34億7千3百万円(前年同期比2.3%増)となりました。 ヘルスケア事業では、SNSを中心とした広告宣伝と女性の健康課題をテーマとしたセルフメディケーションの啓蒙活動を行い、女性特有の悩みに寄り添うことを目的とした「フェミフローラ」の売上が増加しました。「強力わかもと」は国内既存顧客の減少に対し、95周年キャンペーンに合わせて動画広告、WEBディスプレイ広告等を実施し、壮年期世代の認知獲得、需要の掘り起こしを行ってまいりました。一方、市場における一時的な在庫調整による影響やインバウンド需要がモノからコトへ移行しつつあった事もあり、売上が減少しました。その結果、売上高は23億4千5百万円(前年同期比4.4%減)となりました。 グローバル事業では、台湾などアジア圏での「強力わかもと」の販売に加え、欧米、アジア圏におけるライセンスイン・アウトの活動、中国越境ECの拡大、乳酸菌事業の拡大に努め、海外事業は売上が増加しました。また、国内事業は在庫調整等の影響で診断薬、点眼薬の売上が減少しましたが、問題解決型の営業手法により注力した活動を行った乳酸菌事業におきまして売上が増加しました。その結果、売上高は17億8千8百万円(前年同期比4.1%増)となりました。 不動産賃貸業の主たる収入はコレド室町関連の賃貸料であります。店舗収入が増えた影響により増加いたしまし た。その結果、売上高は1億8千2百万円(前年同期比4.8%増)となりました。 (販売費及び一般管理費) 販売費及び一般管理費は、医療機器販売開始に向けた費用や人件費等の増加により、前事業年度と比べ7.5%増加の40億8千万円となりました。 (営業損益・経常損益・当期純損益) 上記の結果、営業損失4億5千7百万円、経常損失4億9百万円、当期純利益6千4百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社の資本の財源及び資金の流動性については、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 資金需要のうち主なものは、原材料購入費用等の製造費、販売費及び一般管理費、設備投資並びに無形固定資産の購入等によるものであります。特に、販売費及び一般管理費の研究開発費は会社の将来に繋がる重要な投資であります。 短期運転資金は自己資金及び金融関係からの短期借入を基本としており、投資資金や長期運転資金の調達につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当事業年度末における有利子負債(借入金)の残高は1億円となっております。また、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は29億5千4百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。財務諸表の作成にあたり、当事業年度末日における資産・負債の数値及び当事業年度における収入・費用の数値に影響を与える見積りは、過去の実績や当社を取り巻く環境等に応じて合理的と考えられる方法により計上しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下の通りであります。 a.固定資産の減損 減損損失の算定にあたっては、他の資産または資産グループのキャッシュ・フローから概ね独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位によって資産のグルーピングを行っております。 固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。 今後、将来キャッシュ・フロー算定の前提条件等に変更があった場合には、減損損失が発生する可能性があります。将来キャッシュ・フローの見積りにおける主要な仮定は製品の売上予測であり、特に将来の新製品の売上見込みについては、上市の時期、市場シェア、想定される販売価格などの見積要素によって算定結果が大きく変動するため高い不確実性を伴っており、将来キャッシュ・フローの見積りに重要な影響を及ぼす可能性があります。 b.繰延税金資産の回収可能性 当社の財務諸表上に計上されている資産及び負債の金額と課税所得計算上の資産及び負債の金額との間に生じる一時差異等については、当該差異の解消時に適用される法定実効税率を使用して繰延税金資産を計上しております。将来の税金の回収可能見込額は、当社の将来の課税所得の見積り額に基づき算出されておりますが、その見積りの前提とした条件や仮定の変更等により、繰延税金資産が変動する可能性があります。

事業リスク

  • 法的規制の強化
    医薬品の開発、製造、流通には薬機法をはじめとする厳格な法的規制があります。これらの規制が新設・強化された場合、新たな対応コストが発生したり、事業活動が制限されたりすることで、会社の財政状態や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 薬価改定の影響
    医療用医薬品は、国が毎年実施する薬価改定によって販売価格が引き下げられる可能性があります。薬価が下がると、売上高が減少し、会社の利益に直接的なマイナスの影響を与えるため、経営成績に重要な影響を及ぼすリスクがあります。
  • 開発・品質・災害リスク
    医薬品の開発には多大な費用と時間がかかり、必ずしも商業的な成功に繋がるとは限りません。また、原材料の供給停止や製品の品質不良、唯一の生産拠点である相模大井工場での大規模災害や事故が発生した場合、医薬品の安定供給が困難になり、会社の評判や業績に深刻な影響を与える可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,268 文字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。①法的規制について 当社は薬機法をはじめとする、各種の薬事関連の規制のもとにあり、医薬品の開発、製造、流通、その他の段階で、様々な承認・認可制度や監視制度が設定されております。これらの規制の新設及び強化等により財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ②薬価改定について 医療用医薬品では、毎年実施される薬価改定により医薬品の薬価が下がる可能性があります。販売価格の下落により財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ③医薬品の開発について 医薬品の開発には多くの費用・労力・時間を要しますが、それにもかかわらず、商業的に成功する製品とならない可能性があります。研究開発の成果を享受できない場合、財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ④訴訟リスクについて 当社が営業活動を行うにあたり、製造物責任(PL)関連、環境関連等に関し、訴訟を提起される可能性があります。訴訟を提起された場合、財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑤サプライチェーンマネジメントに関するリスクについて 医薬品を製造する過程で、原材料メーカーから供給が停止した場合、医薬品の安定供給に影響を及ぼす可能性があります。当社のレピュテーションが棄損された場合、財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑥医薬品の品質に関するリスクについて 原材料や製法の変化による品質変化や、製品に異物が混入し、品質不良やロットアウトが発生した場合、医薬品の安定供給に影響を及ぼす可能性があります。当社のレピュテーションが棄損された場合、財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑦災害・事故等について 当社の生産拠点は相模大井工場の1ヵ所のみであるため、この地域において大規模災害の発生や事故等により、操業中断に追い込まれる事態になった場合、財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑧製商品の販売状況について 当社医療用医薬品事業の主力点眼剤の後発品切り替え等により、これら競合品との競争激化が、財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑨情報セキュリティ・情報管理に関するリスクについて システム障害やウイルス、サイバー攻撃によって業務が停止、また個人情報を含んだ多くの機密情報が漏えいする可能性があります。業務停止、情報漏えいがあった場合、財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。  これらの他にも様々なリスクが存在しており、ここに記載されたリスクが当社の全てのリスクではありません。

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