4242

タカギセイコー(4242)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

化学 素材・化学

事業の概要

  • プラスチック成形品製造
    タカギセイコーグループは、主にプラスチック製品とその製造に必要な金型を製造・販売しています。自動車の内外装部品、プリンターなどのOA機器部品、医療機器部品など、幅広い分野のプラスチック製品を手掛けており、これらが収益の柱となっています。
  • 金型製造と一貫生産
    製品の品質を左右する金型の設計・製造から、実際の成形、加工までを一貫して自社で行う体制を強みとしています。これにより、顧客の多様なニーズにきめ細かく対応し、高品質な製品を効率的に提供することで収益を上げています。
  • 多角的な事業展開
    主力であるプラスチック成形品事業に加え、不動産賃貸、損害保険の販売代理、土木建築工事の請負といった「その他の事業」も展開しています。これにより、特定の事業に依存しすぎない安定した収益基盤を構築し、事業リスクの分散を図っています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 日本事業
    売上225.31億円、営業利益4.12億円で、グループ全体の約4割を占める最大のセグメントです。主に日本国内で、四輪車・二輪車の内外装部品、OA機器部品、医療機器部品などのプラスチック成形品と金型を製造・販売しており、安定した収益源となっています。
  • 東南アジア事業
    売上128.54億円、営業利益14.41億円と、グループ内で最も高い営業利益を上げているセグメントです。二輪車や四輪車の内外装部品、機構部品などを製造しており、成長著しい東南アジア市場において、高い収益性を実現しています。
  • 中国事業
    売上89.07億円、営業利益-6.93億円と、唯一営業赤字となっているセグメントです。四輪車の内外装部品や炭素繊維複合材を使用したパソコン筐体部品などを製造していますが、競争環境の激化やコスト上昇などの要因により、収益性が課題となっています。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
Japan 地域 225 4 1.8%
China 地域 89 -7 -7.8%
SoutheastAsia 地域 129 14 11.2%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|681 文字
3 【事業の内容】当社グループは、当社、子会社及び関連会社の計11社で構成されており、プラスチック製品及びその製作に使用する金型の製造、販売を行う「成形品事業」並びに不動産賃貸、損害保険の販売代理、土木建築工事の請負を行う「その他の事業」から構成されております。 当社グループの事業における位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 セグメント主要な製品又は事業内容主要な会社日本成形品事業◇車両分野・四輪車の内外装部品、バッテリー及び パワートレイン関連部品、複合材料を使用した 機構部品及び金属による遮音・遮熱部品等・二輪車の外装部品及び燃料タンク等・トラックの空力抵抗抑制部品及び内外装部品等・建設機械の燃料タンク、尿素水タンク及び 外装部品等 ◇OA(その他)分野・プリンター、複写機等の外装部品及び機構部品等 ・医療機器部品等 上記製品等製作用の金型当社 その他の事業・不動産賃貸・損害保険の販売代理・土木建築工事の請負株式会社トリニティ中国成形品事業◇車両分野 ・四輪車の内外装部品等◇OA(その他)分野 ・炭素繊維複合材を使用したパソコン筐体部品 上記製品等製作用の金型高木精工(香港)有限公司高和精工(上海)有限公司佛山市南海華達高木模具有限公司高木汽車部件(佛山)有限公司武漢高木汽車部件有限公司大連大顕高木模具有限公司東南アジア成形品事業◇車両分野 ・二輪車、四輪車の内外装部品及び機構部品等 上記製品等製作用の金型PT タカギ・サリマルチウタマタイ タカギセイコーカンパニー・リミテッド 事業の系統図は、次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
原材料価格上昇分の製品価格への転嫁に遅れが生じる可能性があり、業界内での価格競争が激化しているため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
長年の事業活動における顧客との信頼関係をベースにした技術革新とコスト削減。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:法的規制の変更・強化 / 原材料価格の変動 / 海外事業展開におけるリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

タカギセイコーの事業内容(精密プレス加工、金型設計・製作)において、特許やブランドによる明確な無形資産の優位性は確認できない。一般的に、精密加工技術は模倣されやすく、独自の強みとして長期間維持することは難しい。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

精密プレス部品は、自動車部品や電子機器部品など、顧客の製品設計に組み込まれる場合が多い。金型設計から一貫して手掛けることで、顧客との連携は深まるが、部品単体でのスイッチングコストは限定的。ただし、金型を含めたトータルでの切り替えは一定のハードルとなる。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

タカギセイコーの事業モデルは、プラットフォーム型ではなく、BtoBの受託製造が中心であるため、ネットワーク効果は期待できない。顧客が増えることで直接的な価値向上には繋がりにくい。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

精密プレス加工においては、長年の経験やノウハウによる効率化は存在する可能性がある。しかし、競合他社も同様の技術を有しており、構造的なコスト優位性を確立しているとは言えない。材料費や人件費の変動リスクは存在する。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

精密プレス加工業界は多数のプレイヤーが存在する競争環境にある。タカギセイコーが一定の規模を持つことは事実だが、業界全体を寡占するほどの圧倒的な規模の経済性や効率性を持っているとは断定できない。特定のニッチ分野での強みは存在する可能性。

  • 長年の実績と信頼
    タカギセイコーは60年以上にわたりプラスチック製品と金型の製造・販売を手掛けており、この長い歴史の中で培われた顧客との信頼関係が大きな強みです。特に自動車業界やOA機器業界の大手顧客との安定した取引基盤を持っています。
  • 技術力と開発体制
    プラスチック成形品製造における高い技術力と、常に新しい技術開発に取り組む姿勢が競争優位の源泉です。顧客の要求に応えるための新技術開発や、コスト削減努力を通じて、同業他社との差別化を図っています。
  • グローバルな生産体制
    日本だけでなく、中国や東南アジアにも生産拠点を持ち、グローバルな供給体制を構築しています。これにより、顧客の海外展開にも対応し、最適な場所で生産を行うことで、効率的な事業運営とコスト競争力の維持に貢献しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項に記載した将来や想定に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社グループは、社是、経営理念及び社訓から構成される経営基本方針のもと、お客様のニーズを的確に捉え、開発先行型企業であり続け、お客様から高い評価を頂けるよう社員一人ひとりが取り組んでおります。また、これからもこれらの活動を通しお客様から信頼され永続的に発展し続ける企業を目指すとともに、社会への貢献を果たしていきたいと考えております。具体的な経営基本方針は以下のとおりです。 (社是)技術・品質・創意・挑戦(経営理念)1.絶えずお客様から信頼される企業2.常に挑戦を続ける企業3.社員が楽しく働ける企業4.環境にやさしく、地域社会に役立つ企業(社訓)一.私達は責任を自覚し 互に協力して職務に励みましょう一.私達は技能の向上に勉め 良い製品を作りましょう一.私達は規律を守り 礼儀正しく明るい社風を作りましょう一.私達は健康を第一とし 人格の昂揚に勉めましょう一.私達は社会の恩恵に感謝し 誠実を以って世の為に尽くしましょう (2) 目標とする経営指標当社は、2025年5月7日開催の取締役会において、当社の連結子会社である高木汽車部件(佛山)有限公司および武漢高木汽車部件有限公司の全出資持分を譲渡することを決議するとともに、同日付で譲渡先である上海鵬成協通企業発展有限公司との間で持分譲渡契約を締結しました。このような事業の再編を踏まえ、これまで2026年3月期を最終年度として掲げていた中期経営目標の見直しを進めております。新たな経営目標につきましては、策定次第、速やかにお知らせする方針です。 (3) 中長期的な会社の経営戦略グローバルでの競争が加速する中、当社グループは、様々に変化する事業環境の中においても安定して継続的に事業展開できる体制の強化を目指し、「国内収益基盤の強化」、「海外収益基盤の強化」、「事業運営基盤の強化」の3つの方針を柱とする、以下の具体的な施策について取り組んでおります。 ① 国内収益基盤の強化 ・生産品目の選択と集中 ・差別化技術の開発 ・新規分野・お客様の開拓 ・効率生産体制の確立 ② 海外収益基盤の強化 ・海外市場の見極めと投資検討 ・効率生産体制の確立 ③ 事業運営基盤の強化 ・人材の育成 ・組織運営体制の更なる強化 ・財務体質の強化 ・内部統制システムの充実 ・環境にやさしい企業活動 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題国内経済の緩やかな成長が期待される一方、原材料価格やエネルギー価格の高騰、急激な為替の変動、物価の上昇等により先行き不透明な状況が予想されます。このような状況の中、当社グループは、様々に変化する事業環境の中においても安定して継続的に事業展開できる体制の強化を目指し、「国内収益基盤の強化」、「海外収益基盤の強化」、「事業運営基盤の強化」の3つの方針を柱とする、以下の具体的な施策について取り組んでおります。 ① 国内収益基盤の強化自動車業界における電動化や燃費向上へのニーズに対応し、当社の強みである成形技術を活かした部品開発を推進してまいります。具体的には、環境対応部品等の需要増加に応えるための生産能力の増強や、スーパーエンジニアリングプラスチック等の複合材を用いた革新的な量産化技術の開発、更には水素関連部品など次世代ニーズを見据えた研究開発にも注力してまいります。また、固有技術の横展開による新規顧客の開拓や、省人化・効率化を目的とした自働化設備の導入と生産設備の計画的な更新を継続的に進め、収益力の強化を図ってまいります。② 海外収益基盤の強化成長が期待される市場と既存の展開地域における事業環境の変化を的確に捉え、メリハリの効いたグローバル戦略を推進してまいります。インドや東南アジアといった成長市場においては、現地企業への出資や技術支援を通じて、現地のニーズに最適化した事業基盤の構築を進めます。同時に、既存の海外事業についても、収益性の改善と効率的な運営体制の確立を目指してまいります。③ 事業運営基盤の強化持続的な企業成長の礎となる事業運営基盤の強化に向けて、人的資本への投資とサステナビリティ経営を推進してまいります。人材育成においては、次世代の経営を担う幹部候補生の育成や、社員一人ひとりの意欲と能力を最大限に引き出すための新人事制度の運用を開始しました。また、環境負荷の低減に向けては、エネルギー効率の高い設備への計画的な更新を進めるとともに、国内2工場で実現した再生可能エネルギー100%での操業を他の拠点へも展開することを検討し、環境に配慮した企業活動を一層推進してまいります。加えて、コンプライアンスおよびリスク管理体制を含む内部統制システムの継続的な強化を図り、経営の健全性と透明性を高めてまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項に記載した将来や想定に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社グループは、社是、経営理念及び社訓から構成される経営基本方針のもと、お客様のニーズを的確に捉え、開発先行型企業であり続け、お客様から高い評価を頂けるよう社員一人ひとりが取り組んでおります。また、これからもこれらの活動を通しお客様から信頼され永続的に発展し続ける企業を目指すとともに、社会への貢献を果たしていきたいと考えております。具体的な経営基本方針は以下のとおりです。 (社是)技術・品質・創意・挑戦(経営理念)1.絶えずお客様から信頼される企業2.常に挑戦を続ける企業3.社員が楽しく働ける企業4.環境にやさしく、地域社会に役立つ企業(社訓)一.私達は責任を自覚し 互に協力して職務に励みましょう一.私達は技能の向上に勉め 良い製品を作りましょう一.私達は規律を守り 礼儀正しく明るい社風を作りましょう一.私達は健康を第一とし 人格の昂揚に勉めましょう一.私達は社会の恩恵に感謝し 誠実を以って世の為に尽くしましょう (2) 目標とする経営指標当社は、2025年5月7日開催の取締役会において、当社の連結子会社である高木汽車部件(佛山)有限公司および武漢高木汽車部件有限公司の全出資持分を譲渡することを決議するとともに、同日付で譲渡先である上海鵬成協通企業発展有限公司との間で持分譲渡契約を締結しました。このような事業の再編を踏まえ、これまで2026年3月期を最終年度として掲げていた中期経営目標の見直しを進めております。新たな経営目標につきましては、策定次第、速やかにお知らせする方針です。 (3) 中長期的な会社の経営戦略グローバルでの競争が加速する中、当社グループは、様々に変化する事業環境の中においても安定して継続的に事業展開できる体制の強化を目指し、「国内収益基盤の強化」、「海外収益基盤の強化」、「事業運営基盤の強化」の3つの方針を柱とする、以下の具体的な施策について取り組んでおります。 ① 国内収益基盤の強化 ・生産品目の選択と集中 ・差別化技術の開発 ・新規分野・お客様の開拓 ・効率生産体制の確立 ② 海外収益基盤の強化 ・海外市場の見極めと投資検討 ・効率生産体制の確立 ③ 事業運営基盤の強化 ・人材の育成 ・組織運営体制の更なる強化 ・財務体質の強化 ・内部統制システムの充実 ・環境にやさしい企業活動 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題国内経済の緩やかな成長が期待される一方、原材料価格やエネルギー価格の高騰、急激な為替の変動、物価の上昇等により先行き不透明な状況が予想されます。このような状況の中、当社グループは、様々に変化する事業環境の中においても安定して継続的に事業展開できる体制の強化を目指し、「国内収益基盤の強化」、「海外収益基盤の強化」、「事業運営基盤の強化」の3つの方針を柱とする、以下の具体的な施策について取り組んでおります。 ① 国内収益基盤の強化自動車業界における電動化や燃費向上へのニーズに対応し、当社の強みである成形技術を活かした部品開発を推進してまいります。具体的には、環境対応部品等の需要増加に応えるための生産能力の増強や、スーパーエンジニアリングプラスチック等の複合材を用いた革新的な量産化技術の開発、更には水素関連部品など次世代ニーズを見据えた研究開発にも注力してまいります。また、固有技術の横展開による新規顧客の開拓や、省人化・効率化を目的とした自働化設備の導入と生産設備の計画的な更新を継続的に進め、収益力の強化を図ってまいります。② 海外収益基盤の強化成長が期待される市場と既存の展開地域における事業環境の変化を的確に捉え、メリハリの効いたグローバル戦略を推進してまいります。インドや東南アジアといった成長市場においては、現地企業への出資や技術支援を通じて、現地のニーズに最適化した事業基盤の構築を進めます。同時に、既存の海外事業についても、収益性の改善と効率的な運営体制の確立を目指してまいります。③ 事業運営基盤の強化持続的な企業成長の礎となる事業運営基盤の強化に向けて、人的資本への投資とサステナビリティ経営を推進してまいります。人材育成においては、次世代の経営を担う幹部候補生の育成や、社員一人ひとりの意欲と能力を最大限に引き出すための新人事制度の運用を開始しました。また、環境負荷の低減に向けては、エネルギー効率の高い設備への計画的な更新を進めるとともに、国内2工場で実現した再生可能エネルギー100%での操業を他の拠点へも展開することを検討し、環境に配慮した企業活動を一層推進してまいります。加えて、コンプライアンスおよびリスク管理体制を含む内部統制システムの継続的な強化を図り、経営の健全性と透明性を高めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、経済活動の正常化、雇用・所得環境の改善等により回復基調にある一方で、為替の変動、物価上昇の影響等もあり、依然として先行き不透明な状況が続きました。海外におきましては、中国では、政府の景気対策の効果により一部で持ち直しの動きが見られたものの、不動産不況の長期化や国内需要の鈍化を主因に景気の停滞感が続きました。一方、東南アジアでは、季節要因等による消費の下振れはあったものの、内需や輸出の回復等もあり、全体としては堅調に推移しました。このような状況の中、当社グループは「国内収益基盤の強化」、「海外収益基盤の強化」、「事業運営基盤の強化」の3つの方針を柱とする事業施策を推進し、様々に変化する事業環境の中においても安定して継続的に事業展開できる企業を目指し事業活動を進めてまいりました。 当連結会計年度の経営成績については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」をご参照ください。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。(日本)売上高につきましては、車両分野の受注の減少により、22,531百万円(前期比3.3%減)となりました。損益につきましては、減収影響等により、営業利益は412百万円(前期比35.5%減)となりました。 (中国)売上高につきましては、OA(その他)分野におけるノートパソコン用筐体部品及び車両分野の受注の減少等により、8,907百万円(前期比27.5%減)となりました。損益につきましては、減収影響等により、営業損失は693百万円(前期は営業損失310百万円)となりました。 (東南アジア)売上高につきましては、車両分野の受注の減少等により、12,854百万円(前期比17.0%減)となりました。損益につきましては、減収影響等により、営業利益は1,441百万円(前期比30.3%減)となりました。 当連結会計年度末の財政状態については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」をご参照ください。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末のキャッシュ・フローの状況については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」をご参照ください。 ③ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)生産高(百万円)前年同期比(%)日本19,58497.0中国8,66080.9東南アジア7,64991.5合計35,89491.5 (注) 金額は、実際原価に基づき計算しております。 b.受注実績日本・中国・東南アジアでの成形品事業における受注から売上計上までの期間が1ヶ月以内であるため、記載を省略しております。 また、日本でのその他の事業では受注生産を行っておりません。 c.販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)販売高(百万円)前年同期比(%)日本22,53196.7中国8,90772.5東南アジア12,85483.0合計44,29386.7 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合相手先前連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)販売高(百万円)割合(%)販売高(百万円)割合(%)本田技研工業㈱8,56616.87,55617.1 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローについては以下のとおり分析しております。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容(経営成績)a.売上高及び売上総利益当連結会計年度の売上高は、円安に伴う邦貨換算の増収効果があったものの車両分野を主とした受注の減少等により、44,293百万円(前期比6,773百万円減、13.3%減)となりました。売上原価は、車両分野の減収影響等により、37,564百万円(前期比5,303百万円減、12.4%減)となりました。その結果、売上総利益は6,728百万円(前期比1,469百万円減、17.9%減)となりました。b.販売費及び一般管理費、並びに営業利益当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、主に租税公課をはじめとした各種費用の減少等により、5,564百万円(前期比232百万円減、4.0%減)となりました。その結果、営業利益は1,163百万円(前期比1,237百万円減、51.5%減)となりました。c.営業外収益及び営業外費用、並びに経常利益当連結会計年度の営業外収益は410百万円(前期比5百万円増、1.5%増)を計上しております。主なものは受取利息102百万円、作業屑売却収入86百万円、助成金収入125百万円等であります。営業外費用は、301百万円(前期比81百万円減、21.3%減)を計上しております。主なものは、支払利息136百万円、持分法による投資損失93百万円等であります。その結果、経常利益は1,272百万円(前期比1,149百万円減、47.5%減)となりました。d.特別利益及び特別損失、並びに親会社株主に帰属する当期純利益当連結会計年度の特別利益は35百万円(前期比33百万円減、48.8%減)を計上しております。主なものは、固定資産売却益19百万円、投資有価証券売却益14百万円等であります。特別損失は3,510百万円(前期比3,332百万円増)を計上しております。主なものは、固定資産除却損100百万円、関係会社整理損失3,379百万円等であります。その結果、親会社株主に帰属する当期純損失は2,250百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益1,189百万円)となりました。 (財政状態)当連結会計年度末における総資産は36,674百万円と、前連結会計年度に比べ3,226百万円減少しました。a.流動資産当連結会計年度末における流動資産合計は20,709百万円となり、前連結会計年度末と比べ952百万円減少しました。これは主に、現金及び預金の増加288百万円、売上債権の減少1,273百万円、棚卸資産の減少324百万円によります。b.固定資産当連結会計年度末における固定資産合計は15,965百万円となり、前連結会計年度末と比べ2,274百万円減少しました。これは主に、機械装置及び運搬具の減少1,548百万円、リース資産の減少84百万円、繰延税金資産の減少114百万円によります。c.流動負債当連結会計年度末における流動負債合計は15,496百万円となり、前連結会計年度末と比べ1,511百万円減少しました。これは主に仕入債務の減少1,976百万円、未払金の減少313百万円、関係会社整理損失引当金の増加856百万円によります。 d.固定負債当連結会計年度末における固定負債合計は5,538百万円となり、前連結会計年度末と比べ819百万円増加しました。これは主に、長期借入金の増加835百万円、繰延税金負債の増加360百万円、退職給付に係る負債の減少307百万円によります。e.純資産当連結会計年度末における純資産合計は15,638百万円となり、前連結会計年度末と比べ2,534百万円減少しました。これは主に、利益剰余金の減少2,356百万円、為替換算調整勘定の増加320百万円、非支配株主持分の減少757百万円によります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報(キャッシュ・フローの状況)当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末と比較して27百万円減少し、5,243百万円(前期比0.5%減)となりました。a.営業活動によるキャッシュ・フロー営業活動により得られた資金は2,208百万円(前年同期は得られた資金4,315百万円)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失2,202百万円、減価償却費2,249百万円、関係会社整理損失3,379百万円、仕入債務の減少2,188百万円等によります。b.投資活動によるキャッシュ・フロー投資活動により使用した資金は2,314百万円(前年同期は使用した資金1,628百万円)となりました。これは主に定期預金の預入による支出819百万円、有形及び無形固定資産の取得による支出1,859百万円等によります。c.財務活動によるキャッシュ・フロー財務活動により使用した資金は212百万円(前年同期は使用した資金2,370百万円)となりました。これは主に、長期借入れによる収入2,000百万円、長期借入金の返済による支出1,214百万円、非支配株主への配当金の支払額696百万円等によります。 キャッシュ・フロー関連指標2021年3月期2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)4.22.11.81.53.4インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)10.524.129.732.216.0 (財務政策)当連結会計年度における当社グループ全体の設備投資額(有形固定資産のほか、無形固定資産への投資を含む)は1,822百万円となり、これらの設備資金及び運転資金につきましては、自己資金又は借入により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、短期運転資金は金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入及びリースを基本としております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は7,472百万円となっております。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2〔事業の状況〕3〔事業等のリスク〕」をご参照ください。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。(繰延税金資産)当社グループは、繰延税金資産について、その回収可能性を考慮して、評価性引当額を計上しております。評価性引当額を計上する際には、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積額に変更が生じた場合は、繰延税金資産が増額又は減額され、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。詳細につきましては、第5「経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照ください。 ④ 経営者の問題意識と今後の方針について経営者の問題意識と今後の方針については、「第2〔事業の状況〕1〔経営方針、経営環境及び対処すべき課題等〕」をご参照ください。 ⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 a.具体的な取組み中期目標達成のため、中長期対応方針の中で掲げる3つの方針に沿った種々の取組みをしております。当連結会計年度における活動は以下のとおりであります。方針取組施策具体的実施事項国内収益基盤の強化生産品目の選択と集中・増加する大型尿素水タンク、燃料タンク等の受注に対応するため、大型回転成形機を導入中・当社の固有技術・製品の営業を強力に推進するため、2024年6月に専門部署を新設・顧客ニーズを的確に把握し当社の強み(特徴ある)技術による実現に向け、顧客との技術交流会を積極的に開催差別化技術の開発・回転成形技術の高度化開発用設備を2024年12月に導入(水素タンクライナー用等)・スーパーエンジニアリングプラスチック複合材を用いた革新的量産化技術の開発推進(NEDO事業)新規分野・お客様の開拓・当社の固有技術を横展開し、新規顧客の開拓を推進・新たな分野での事業展開を視野に、新技術の開発を推進効率生産体制の確立・省人化・効率化生産を目的としたロボット、作業者の負担軽減を目的とした各種自働化設備の導入を推進・最新鋭射出成形機への計画的更新の実行海外収益基盤の強化海外市場の見極めと投資検討・インドのJRG オートモーティブ インダストリー インディアとの間で合弁会社JRG TS オートテックを2024年11月に設立・インドネシアでの金型の設計・生産からの一貫生産体制を構築するため、金型生産会社へ出資・インドネシアでの競争力強化策及び新たな部品の生産展開のため、スマートホーム製品生産会社へ出資・海外市場における事業環境の変化を的確に捉え、海外事業の再編を実施効率生産体制の確立・省人化・効率化生産を目的としたロボットの導入を推進事業運営基盤の強化人材の育成・経営幹部候補生研修の実施・中堅、若手社員の経営感覚を身につけることを目的としたワーキンググループ等での活動を推進・社員のやる気と能力を最大限に引き出す新人事制度の運用を2024年11月より開始組織運営体制の更なる強化・事業環境の変化に対応するための組織運営体制の見直し検討と実行財務体質の強化・継続した利益の確保内部統制システムの充実・内部統制委員会(J-SOX法、コンプライアンス、リスク管理の各委員会)の活動推進環境にやさしい企業活動・環境に配慮した設備の導入と射出成形機の計画的更新・氷見工場(富山県)の再エネ100%化、関東工場(群馬県)の実質再エネ100%化を実現 b.目標とする経営指標に対する今期の達成度合い、今後の対応について指標2025年3月期(実績)2026年3月期(予想)売上高(百万円)44,29340,050経常利益(百万円)1,2721,460経常利益率(%)2.93.6 今後の経済の見通しにつきましては、国内経済の緩やかな成長が期待される一方、原材料価格やエネルギー価格の高騰、急激な為替の変動、物価の上昇等により、先行き不透明な状況が予想されます。このような状況の中、当社固有の技術による製品の拡販と原価低減活動により、この目標の達成に向けて取り組んでまいります。

事業リスク

  • 法的規制と遵守コスト
    事業を展開する各国で様々な法的規制(製造物責任法、環境関連法など)を受けており、これらに違反した場合は罰金や事業停止のリスクがあります。また、新たな規制の導入や既存規制の強化は、遵守のための追加コストや事業活動への制約となり、業績に影響を与える可能性があります。
  • 原材料価格の変動
    プラスチックや塗料などの石油化学原料は価格変動が大きく、これらの原材料価格が上昇した場合、製品価格への転嫁が遅れると利益が圧迫される可能性があります。特に、国際的な原油価格の動向は、同社の収益性に直接的な影響を及ぼす重要なリスク要因です。
  • 海外事業固有のリスク
    売上高の約半分を海外事業が占めており、進出国の政治・経済情勢の変化、法規制・税制の変更、為替レートの変動、大規模災害や感染症の発生などが、海外拠点での生産や販売活動に遅延や停止をもたらす可能性があります。特に為替レートの変動は、現地通貨建ての売上や利益を円換算する際に、業績に大きな影響を与える可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|3,913 文字
3 【事業等のリスク】本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項といたしましては、主として以下のとおりであります。当社グループは、これらの事業を取り巻く様々なリスクや不確定要因等に対して、その予防や分散、リスクヘッジ等を実施することにより、企業活動への影響の軽減に努めております。本項に記載した将来や想定に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。将来や想定に関する事項には、不確実性を内在しており、あるいはリスクを含んでいるため、実際の結果と大きく異なる可能性もあります。 (1) 法的規制について当社グループは、日本国内のみならず、事業展開する各国において、様々な法的規制を受けており、日本国内においては、製造物責任法、消防法、高圧ガス保安法、廃棄物処理及び清掃に関する法律、水質汚濁防止法並びに大気汚染防止法等の各種法規制に服しております。本書提出日現在、当社グループにおいてこれら法的規制の違反はありません。 当社グループは、これらの法的規制の順守に努めておりますが、将来、当社グループの事業に関連する新たな法的規制の成立、又は既存の法的規制の改正・強化等が行われた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 原材料価格の変動について当社グループが使用する石油化学原料(プラスチック、塗料等)は、価格が大きく変動することがあり、今後、何らかの理由によりこれら原材料等の価格上昇分の製品価格への転嫁に遅れが生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 海外事業展開について① 法的規制、社会情勢の変化等について当社グループは、生産及び販売活動の一部をアジアを中心とした海外において展開しており、当連結会計年度の海外拠点における生産高及び売上高の比率は、それぞれ45.4%、49.1%となっております。当社が事業展開を行う各国において、今後、予期しない法律又は規制・税制の変更、政治又は社会経済状況の変化、伝染病や大規模災害等の発生、テロ・戦争等の政情不安等により、原材料の購入、生産、製品の販売等に遅延や停止が生じる可能性があります。このような場合、当社グループの事業活動に支障が生じることにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。② 為替レートの変動について海外子会社の売上、費用、資産及び負債等の現地通貨建て項目は、当社の連結財務諸表において円換算されております。これらの項目は現地通貨の価値が変わらなかったとしても、換算時の為替レートによって円換算後の価値が変動するため、為替レートの変動が、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 取引先について① 取引先の業界動向について当社グループは自動車業界、OA機器業界等に属する顧客に対しプラスチック成形品を受注生産し販売しているため、当該各業界の市場動向が当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。② 取引先の事業戦略の転換等について当社グループの取引先が、自社の事業戦略を見直すことにより、事業から撤退したり、自社生産への移行や、生産拠点の海外移転あるいは海外生産拠点からの撤退等を選択する可能性があります。その場合、当社グループの受注数量が減少する等の要因により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。③ 取引先の操業について当社グループの取引先において、想定を超える規模の災害、事件及び事故等において、一時的に生産活動が低下する可能性があります。その場合、当社グループの受注数量が減少する等の要因により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 競合等について当社グループが属するプラスチック製品製造業界では、取引先である国内製造業の海外進出の進行により、それに対応できない企業の淘汰と集約が進んでおります。また、業界内での競争激化が進んでいることから、多様な顧客のニーズへの対応ができるように絶え間のない技術革新及びコスト削減が求められます。 当社グループでは、長年の事業活動における顧客との信頼関係をベースに技術革新、コスト削減に努めておりますが、今後、急速に技術革新が行われたり、顧客のニーズが変化した場合、又は業界内部での価格競争が激化する等の事態が発生した場合等には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 技術水準について当社グループは、設立以来60年以上にわたり、プラスチック製品及びその製作に使用する金型の製造・販売の業務を展開しております。当社グループとしては常に新技術の開発に取り組んでおりますが、顧客の要求を満たす新しい技術を常に提示できる保証はないため、今後、当社グループが同業他社と比較して優位性のある提案等ができず、受注を逸した場合等には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 製造物責任について当社グループは日本国内及び事業展開する各国において認められている品質管理基準に従って製品を製造しておりますが、将来にわたって全ての製品に欠陥がなく、製造物賠償責任請求及びリコール等に伴う費用が発生しないという保証はありません。当社の事業所及び連結子会社で国際品質規格「ISO」の認定を受ける等、品質には慎重を期しておりますが、万一、当社グループの製品に不良があり、それが原因で事故等が発生した場合、当社グループが製造物責任を問われ、その結果として財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 生産拠点について当社グループは最適地生産の考え方に基づき、国内及びアジアの各地域内に生産拠点を持っており、特定の生産拠点に過度に依存しない体制になっております。しかしながら、地震等の自然災害の被害を受けること等により、特定の生産拠点において一定期間生産が停止した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの工場では、原油より生産するプラスチック及び塗料等を用いて生産活動を行っており、火災や爆発事故が発生する可能性があります。当社グループでは安全衛生委員会を中心として、定期的な設備点検、社員に対する注意喚起等を行っており、事故防止に努めておりますが、これらの事故が発生した場合、生産ラインの停止、製品の顧客への納入の遅延や、設備の復旧に多額の投資がかかることが想定されます。このような場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 知的財産権について当社グループでは、製品開発にあたり、各種データベースや文献調査を行うことにより、当社製品に係わる特許権、商標権等の知的財産権の調査を行い、又特許事務所とも必要に応じて連絡をとりあい、当社製品が、他社の特許権その他の知的財産権を侵害しないようリスク管理に努めております。 しかしながら、当社グループが従来から販売している製品や、今後販売する製品が第三者の知的財産権に抵触する可能性はあり、また、当社の認識していない特許等が成立することにより、当該第三者により損害賠償等の訴訟を起こされる可能性もあります。このような場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの知的財産権が、第三者によって侵害される可能性もあります。このような場合には、当社グループ製品のブランド力が侵害されたり、かかる侵害者に対する訴訟及びその他防衛策を講じるため、経営資源を割くことを余儀なくされる事態が生じ、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 固定資産の減損について当社グループが保有する固定資産に減損の兆候が発生した場合は、将来キャッシュ・フロー等を算定し減損損失を計上する可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 感染症について当社グループは、感染症拡大を防止するため、徹底した衛生管理を実施しておりますが、感染症がパンデミック発生により当社グループの想定を超える規模で拡大し、事業運営が困難になった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 情報セキュリティについて当社グループは、事業活動を通じて取引先等の機密情報を入手することがあります。これらに加え、技術、契約、人事等に関する当社グループの機密情報について、サイバー攻撃等による不正アクセスや保存情報の破壊、漏洩等が発生した場合には、当社グループの事業継続に支障を生じさせること等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 原材料及び部品等の調達について当社グループ及び取引先において、原材料及び部品等の一部に調達先の代替が困難なものがあります。貿易摩擦、特定の国又は地域における紛争及びパンデミックによるロックダウン等により、当該国又は地域からの原材料及び部品等の調達が困難になった場合、供給不足に伴う生産活動の低下又は受注数量の減少等の要因により、当社グループの財政状態や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

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