事業の概要
- 合成樹脂加工品の製造販売ロンシール工業グループは、主に合成樹脂の加工と販売を行っており、建築用床材、防水資材、住宅資材、壁装材、車両用床材、フィルム基材など多岐にわたる製品を製造しています。これらの製品は、建物の内装や外装、乗り物の床など、私たちの身近な場所で使われています。製造はロンシール工業株式会社が担当し、販売は代理店を通じて行われるビジネスモデルです。
- 代理店を通じた国内外販売製品の販売は、主に代理店を通じて行われています。国内の連結子会社である株式会社ロンテクノや、米国のロンシールインコーポレイテッド、中国の龍喜陸(上海)貿易有限公司といった海外子会社も、この代理店販売網の一部を構成しています。これにより、国内外の幅広い顧客に製品を届けています。
- 不動産賃貸による収益合成樹脂加工品事業の他に、不動産賃貸事業も手掛けています。具体的には、自社が所有するショッピングセンター施設を賃貸することで、安定的な賃料収入を得ています。この事業は、合成樹脂加工品事業とは異なる収益源として、グループ全体の経営基盤を支える役割を担っています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 合成樹脂加工品事業この事業は、ロンシール工業グループの主力であり、建築用床材、防水資材、住宅資材、壁装材、車両用床材、フィルム基材など、多岐にわたる合成樹脂製品の製造と販売を行っています。最新年度の売上高は210.73億円、営業利益は6.39億円と、グループ全体の収益の大部分を占める稼ぎ頭です。国内外の連結子会社が販売を担い、幅広い顧客層に製品を提供しています。
- 不動産賃貸事業ロンシール工業グループは、自社が所有する不動産の一部を賃貸し、ショッピングセンター施設などからの賃料収入を得ています。最新年度の売上高は3.6億円、営業利益は2.3億円と、規模は小さいながらも安定した収益源となっています。この事業は、合成樹脂加工品事業とは異なる性質を持つため、グループ全体の収益基盤の安定化に寄与していると考えられます。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| PlasticProcessingProducts | 事業 | 211 | 6 | 3.0% |
| Leasing | 事業 | 4 | 2 | 63.9% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3 【事業の内容】当社グループ(当社及び当社の連結子会社3社)は計4社で構成され、合成樹脂の加工及び販売を主に営んでおり、製造販売はロンシール工業㈱(当社)が行っております。また、販売については代理店を通じて行っていますが、連結子会社である㈱ロンテクノ、ロンシールインコーポレイテッド(米国)、龍喜陸(上海)貿易有限公司はこの代理店の一部です。事業内容と当社及び関係会社の位置づけは、次のとおりです。また、事業区分はセグメントと同一です。 報告セグメント主要品目主要な会社合成樹脂加工品事業建築用床材、防水資材、住宅資材、壁装材、車両用床材、フィルム基材、各種防水工事等 当社、㈱ロンテクノ、ロンシールインコーポレイテッド、龍喜陸(上海)貿易有限公司 不動産賃貸事業ショッピングセンター施設当社 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりです。 (注) ※1 連結子会社※2 その他の関係会社
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 中程度 原材料価格高騰リスクがある一方、新素材開発や高機能製品で付加価値を提供。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 合成樹脂加工技術、新素材SPACECOOL®を用いた防水シート開発など専門技術が必要。 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 中程度 |
会社が挙げる主要リスク:国内・国外の経済情勢 / 災害等(自然災害、事故) / 製品品質
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
ロンシール工業は、特定の強力なブランドや特許、規制ライセンス、独占的IPを前面に押し出した事業モデルではない。汎用的な化学製品や機能性フィルムを製造しており、無形資産による明確な競争優位性は見出しにくい。
スイッチングコスト★★☆☆☆
機能性フィルムや包装材は、顧客の製造プロセスや製品仕様に合わせたカスタマイズが必要な場合がある。一度採用された製品が、仕様変更や品質要求を満たせない限り、他社製品への切り替えには一定の手間やコストが発生する可能性がある。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
同社の事業は、ユーザーが増えることで製品やサービスの価値が向上するネットワーク効果が働くビジネスモデルではない。BtoB取引が中心であり、直接的なユーザー間のネットワーク形成は見られない。
コスト優位★★☆☆☆
化学業界全体として、規模の経済や効率的な生産プロセスによるコスト競争力が重要となる。ロンシール工業も一定の生産効率は追求していると考えられるが、他社と比較して構造的に圧倒的なコスト優位性を持つという明確な証拠はない。
規模の経済★★★☆☆
包装材や機能性フィルム市場において、一定のシェアと生産能力を有している。業界内での主要プレイヤーの一つとして、規模の経済を活かした効率的な生産・供給体制を構築している可能性は高い。しかし、グローバルな寡占市場における圧倒的な地位とは言えない。
- 多様な合成樹脂製品群ロンシール工業は、建築用床材、防水資材、住宅資材、壁装材、車両用床材、フィルム基材など、非常に幅広い合成樹脂加工品を提供しています。これにより、様々な市場ニーズに対応できるだけでなく、特定の製品市場の変動リスクを分散し、安定した事業運営に繋がる可能性があります。
- 国内外の販売ネットワーク国内の連結子会社である株式会社ロンテクノに加え、米国や中国にも販売子会社(ロンシールインコーポレイテッド、龍喜陸(上海)貿易有限公司)を保有しており、国内外に広がる販売ネットワークを構築しています。これにより、グローバルな市場で製品を展開し、売上機会を拡大できる可能性があります。
- 品質管理と安定供給体制品質マネジメントシステムを構築し、設備の定期メンテナンスや老朽化更新を行うことで、製品品質の維持・向上に努めています。また、複数の取引先からの原材料調達や外部倉庫の活用による在庫分散、土浦事業所内での在庫確保など、安定供給体制を構築しており、顧客からの信頼獲得に繋がる可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。(1)会社の経営の基本方針 当社グループは、どんな環境下にあっても『ステークホルダーの信頼に応え続けること』を経営の基本としております。そのためには、『経営のあるべき姿』を次のように捉えております。①顧客のニーズに合致するものを良質適価で提供する会社 顧客のニーズに合致するものを良質適価で提供する会社とは、市場の要求にいち早く対応できる会社であり、市場を創造できる会社です。創造的な高品質・高機能の商品をスピーディーに市場に投入できる開発力をもった会社であり、コスト競争力を実現できる技術力をもった会社です。②安定した配当ができる会社 安定した配当ができる会社とは、長期に安定した株主価値の創造をし、配当を継続する会社です。③社会状況に適応した運営を行う会社 社会状況に適応した運営を行う会社とは、どんな環境下にあっても生き抜く適者たる存在になるために、環境に適応し続ける会社です。④従業員が生活設計を描ける会社 従業員が生活設計を描ける会社とは、会社の展望を見える形で従業員に示せる会社であり、従業員自身は自分の役割を果たすことを通してエンプロイアビリティ(雇用される市場価値)向上を実現する会社です。 (2)目標とする経営指標 安定配当実現のためには期間損益の確実な確保が前提となることから、売上高経常利益率を主な経営指標とします。中期目標としては5%以上の売上高経常利益率の安定的な達成を目指します。 (3)中長期的な会社の経営戦略当社の方向性は次のとおりです。①既存事業分野における選択と集中 事業内容を見直し、今後成長が期待できるコア分野に対して、市場への差別化商品の早期投入、効率的な営業により利益を実現していきます。また、将来性が見込めない事業分野及び商品については、縮小、撤退を図り、コア分野へ経営資源を集中させます。②コストダウン あらゆるプロセスにおいて、コストを削減します。③新規事業展開 コア・コンピタンスを生かしつつ、成長性ある事業・市場への展開に取り組みます。 (4)経営環境①企業構造 当社グループは、製造販売会社である当社を中心に、国内外での販売・施工を行う各連結子会社で構成されております。各事業会社は、連携して事業を運営していますが、それぞれの自主性、主体性、独自性は、グループ全体最適の枠内で尊重し事業を運営しております。 現在の企業体系は、業績の状況、事業運営の状況等から判断し、良好に機能していると考えております。②市場環境 国内の情勢は、雇用や所得環境の改善がみられるなど、緩やかな回復基調となりました。しかしながら、物価上昇の持続や米国の通商政策による影響への懸念などにより、景気の先行きは不透明な状況が続いております。③地球環境を守る塩ビ樹脂 当社は、1947年に塩ビ素材を使った製品を発売して以来、多様な塩ビ製品をさまざまな産業へと送り出してまいりました。その原料である塩ビ樹脂は、プラスチック素材の中でも地球資源への負荷が最も少なく、リサイクル性にも優れた省資源型素材として高い評価を集めております。 また、他のプラスチックに比べ、製造時に発生するCO2量が少ないことも特徴です。さらに、安全性の高さから世界各国で医療機器や食品パッケージにも採用されており、人と地球にやさしい素材として、毎日の暮らしのさまざまな場面で役立っております。④抗ウイルス技術 当社が開発した「ロンプロテクト」技術は、さまざまな製品に抗ウイルス機能を付加できる新技術であり、製品に付着したウイルスに対して優れた抗ウイルス性を発揮いたします。当社の製品である床材、壁紙及びフィルム等に本技術を適用して展開しており、より衛生的で安心な空間づくりを当社の「ロンプロテクト」技術が叶えます。 ⑤遮熱防水工法 太陽熱を屋根面ではね返す「遮熱防水工法」は、建物を熱から保護することで、建物躯体・屋内の温度上昇の抑制とともに耐久性に優れているので、改修サイクルを延長でき、建物のライフサイクルコストの低減を実現します。 また、ヒートアイランド現象の緩和や地球温暖化防止の効果も期待できます。当社の「遮熱防水工法」は、優れた防水性能をそのままにハイレベルの遮熱性能をプラスして、ライフサイクルコストの低減と地球環境対策の両面を叶える防水仕様です。 ⑥製品開発 当社は、高度な技術と品質で快適生活空間を創造し、社会に貢献するために、人と地球にやさしいものづくりを目指しております。 この理念を下に、当社の研究開発は、基盤技術であるプラスチック配合、加工とコア技術とを融合させた革新的な技術開発により、既存事業分野の成長と新製品・新技術・新規事業の創出を行う事を目標として活動しております。近年の急速な市場変化やグローバルな競争に対し、最適な提案をタイムリーに行うために、研究開発部門と事業・営業部門との連携を深め、スピード感にあふれた研究開発活動を行っております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題①事業環境の変化にスピーディーに対応できる体制整備及び事業基盤強化 当社は、重要な経営基盤の一つである、高度な技術開発と先進的な技術開発拠点「イノベーションセンター」の機能を活用することにより、引き続き高機能・高品質な製品の研究開発に注力してまいります。②売上高経常利益率5%以上の安定的な達成 当社グループは、事業環境の変化にスピーディーに対応できる体制整備と事業基盤の強化を推し進め、さらに新製品や新工法の開発を合わせて積極的に実施し、安定した利益を確保し続ける企業への変革に努めてまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。(1)会社の経営の基本方針 当社グループは、どんな環境下にあっても『ステークホルダーの信頼に応え続けること』を経営の基本としております。そのためには、『経営のあるべき姿』を次のように捉えております。①顧客のニーズに合致するものを良質適価で提供する会社 顧客のニーズに合致するものを良質適価で提供する会社とは、市場の要求にいち早く対応できる会社であり、市場を創造できる会社です。創造的な高品質・高機能の商品をスピーディーに市場に投入できる開発力をもった会社であり、コスト競争力を実現できる技術力をもった会社です。②安定した配当ができる会社 安定した配当ができる会社とは、長期に安定した株主価値の創造をし、配当を継続する会社です。③社会状況に適応した運営を行う会社 社会状況に適応した運営を行う会社とは、どんな環境下にあっても生き抜く適者たる存在になるために、環境に適応し続ける会社です。④従業員が生活設計を描ける会社 従業員が生活設計を描ける会社とは、会社の展望を見える形で従業員に示せる会社であり、従業員自身は自分の役割を果たすことを通してエンプロイアビリティ(雇用される市場価値)向上を実現する会社です。 (2)目標とする経営指標 安定配当実現のためには期間損益の確実な確保が前提となることから、売上高経常利益率を主な経営指標とします。中期目標としては5%以上の売上高経常利益率の安定的な達成を目指します。 (3)中長期的な会社の経営戦略当社の方向性は次のとおりです。①既存事業分野における選択と集中 事業内容を見直し、今後成長が期待できるコア分野に対して、市場への差別化商品の早期投入、効率的な営業により利益を実現していきます。また、将来性が見込めない事業分野及び商品については、縮小、撤退を図り、コア分野へ経営資源を集中させます。②コストダウン あらゆるプロセスにおいて、コストを削減します。③新規事業展開 コア・コンピタンスを生かしつつ、成長性ある事業・市場への展開に取り組みます。 (4)経営環境①企業構造 当社グループは、製造販売会社である当社を中心に、国内外での販売・施工を行う各連結子会社で構成されております。各事業会社は、連携して事業を運営していますが、それぞれの自主性、主体性、独自性は、グループ全体最適の枠内で尊重し事業を運営しております。 現在の企業体系は、業績の状況、事業運営の状況等から判断し、良好に機能していると考えております。②市場環境 国内の情勢は、雇用や所得環境の改善がみられるなど、緩やかな回復基調となりました。しかしながら、物価上昇の持続や米国の通商政策による影響への懸念などにより、景気の先行きは不透明な状況が続いております。③地球環境を守る塩ビ樹脂 当社は、1947年に塩ビ素材を使った製品を発売して以来、多様な塩ビ製品をさまざまな産業へと送り出してまいりました。その原料である塩ビ樹脂は、プラスチック素材の中でも地球資源への負荷が最も少なく、リサイクル性にも優れた省資源型素材として高い評価を集めております。 また、他のプラスチックに比べ、製造時に発生するCO2量が少ないことも特徴です。さらに、安全性の高さから世界各国で医療機器や食品パッケージにも採用されており、人と地球にやさしい素材として、毎日の暮らしのさまざまな場面で役立っております。④抗ウイルス技術 当社が開発した「ロンプロテクト」技術は、さまざまな製品に抗ウイルス機能を付加できる新技術であり、製品に付着したウイルスに対して優れた抗ウイルス性を発揮いたします。当社の製品である床材、壁紙及びフィルム等に本技術を適用して展開しており、より衛生的で安心な空間づくりを当社の「ロンプロテクト」技術が叶えます。 ⑤遮熱防水工法 太陽熱を屋根面ではね返す「遮熱防水工法」は、建物を熱から保護することで、建物躯体・屋内の温度上昇の抑制とともに耐久性に優れているので、改修サイクルを延長でき、建物のライフサイクルコストの低減を実現します。 また、ヒートアイランド現象の緩和や地球温暖化防止の効果も期待できます。当社の「遮熱防水工法」は、優れた防水性能をそのままにハイレベルの遮熱性能をプラスして、ライフサイクルコストの低減と地球環境対策の両面を叶える防水仕様です。 ⑥製品開発 当社は、高度な技術と品質で快適生活空間を創造し、社会に貢献するために、人と地球にやさしいものづくりを目指しております。 この理念を下に、当社の研究開発は、基盤技術であるプラスチック配合、加工とコア技術とを融合させた革新的な技術開発により、既存事業分野の成長と新製品・新技術・新規事業の創出を行う事を目標として活動しております。近年の急速な市場変化やグローバルな競争に対し、最適な提案をタイムリーに行うために、研究開発部門と事業・営業部門との連携を深め、スピード感にあふれた研究開発活動を行っております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題①事業環境の変化にスピーディーに対応できる体制整備及び事業基盤強化 当社は、重要な経営基盤の一つである、高度な技術開発と先進的な技術開発拠点「イノベーションセンター」の機能を活用することにより、引き続き高機能・高品質な製品の研究開発に注力してまいります。②売上高経常利益率5%以上の安定的な達成 当社グループは、事業環境の変化にスピーディーに対応できる体制整備と事業基盤の強化を推し進め、さらに新製品や新工法の開発を合わせて積極的に実施し、安定した利益を確保し続ける企業への変革に努めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善がみられるなど、緩やかな回復基調となりました。しかしながら、物価上昇の持続や米国の通商政策による影響への懸念などにより、景気の先行きは不透明な状況が続いております。 このような状況の下、当連結会計年度における当社グループの経営成績につきましては、売上高は販売価格の改定による効果が徐々に表れてきた結果、214億33百万円(前期比2.0%増)となりました。損益面につきましては、人件費などのコスト増加により営業利益は8億70百万円(前期比18.8%減)、経常利益は9億50百万円(前期比19.9%減)となりました。また、本社移転に伴う特別損失の計上もあり親会社株主に帰属する当期純利益は13百万円(前期比98.4%減)となりました。(合成樹脂加工品事業) 主力の建材製品は、国内床材、壁装材、輸出用床材は売上増となりましたが、防水資材、住宅資材は売上減となりました。また、産業資材製品は、車両用床材、フィルム基材は売上増となりました。 この結果、売上高は210億73百万円(前期比2.0%増)、営業利益は6億39百万円(前期比20.7%減)となりました。(不動産賃貸事業) 不動産賃貸料収入は3億60百万円(前期と同額)、営業利益は2億30百万円(前期比13.0%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ3億75百万円増加し、75億55百万円となりました。 当連結会計年度に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況と原因は次のとおりです。 営業活動によるキャッシュ・フローは、11億26百万円の収入となりました。減損損失の計上があったものの、税金等調整前当期純利益の減少等により、前期に比べ3億61百万円収入が減少しました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、4億74百万円の支出となりました。設備投資による支出の増加等により、前期に比べ5百万円支出が増加しました。 この結果、フリー・キャッシュ・フローは、前期に比べ3億66百万円減少し、6億52百万円となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、3億47百万円の支出となりました。配当金の増加等により、前期に比べ45百万円支出が増加しました。 ③ 生産、受注及び販売の状況(イ) 生産実績当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)合成樹脂加工品事業9,026+3.9合計9,026+3.9 (注) 上記の生産実績を示す金額は製造原価によっております。 (ロ) 商品仕入実績当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)合成樹脂加工品事業4,713△8.2合計4,713△8.2 (注) 上記の商品仕入実績の金額は実際仕入原価によっております。 (ハ) 受注実績当社グループは、見込生産を行っているため、該当事項はありません。 (ニ) 販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)合成樹脂加工品事業21,073+2不動産賃貸事業360―合計21,433+2 (注) 総販売実績の10%以上の割合を占める主要な取引先はありません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 ① 重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。そして、連結財務諸表の作成にあたり資産・負債の評価及び収益・費用の認識について重要な会計方針に基づき見積り及び仮定による判断を行っております。しかし、見積り特有の不確実性が存在するため、実際の結果と見積りが異なる可能性があります。 なお、連結財務諸表の作成のための重要な会計基準等は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりです。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容当連結会計年度の連結売上高は、214億33百万円(前期比2.0%増)となり、前連結会計年度より4億11百万円増加いたしました。セグメント別の売上高については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりです。 (3) 財政状態及びキャッシュ・フローの分析 ① 財政状態 (資産) 当連結会計年度末の流動資産は、現金及び預金等の増加により、180億51百万円(前期比1億87百万円増加)となりました。固定資産は、土地等の減少により78億52百万円(前期比7億10百万円減少)となりました。その結果、資産合計では、259億3百万円(前期比5億23百万円減少)となりました。 (負債) 当連結会計年度末の流動負債は、支払手形及び買掛金等の減少により52億86百万円(前期比3億6百万円減少)となりました。固定負債は、リース債務等の減少により16億2百万円(前期比84百万円減少)となりました。その結果、負債合計では、68億88百万円(前期比3億90百万円減少)となりました。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は、利益剰余金等の減少により190億15百万円となりました。これは、配当金の支払い等によるものです。 ② キャッシュ・フローキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料及び商品の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用です。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものです。運転資金は自己資金及び金融機関からの借入金を基本としております。なお、株主価値を効率よく創造するために、売上高経常利益率を主な経営指標としております。中期目標としては、5%以上の売上高経常利益率の安定的な達成を目指しております。
事業リスク
- 経済情勢の変動リスクテロ、戦争、感染症といった予期せぬ社会的混乱や国内外の経済情勢の悪化は、原材料の調達困難や価格高騰、生産・販売活動の停滞を引き起こす可能性があります。これにより、ロンシール工業グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 災害による生産活動停止大地震などの自然災害や不慮の事故により、工場での生産活動が停止または制限される可能性があります。また、サプライチェーンに支障が生じることも考えられます。これらの事態が発生した場合、製品の供給が滞り、売上減少や顧客からの信用低下に繋がり、業績に影響を与える可能性があります。
- 製品品質問題と信用失墜製品の生産・検査過程におけるトラブルや過失、または取引先との契約不適合などにより、重大なクレームが発生する可能性があります。これにより、企業の信用力が低下し、顧客離れや損害賠償請求に発展する可能性があり、ロンシール工業グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、次のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)国内・国外の経済情勢 当社グループは、国内及び国外において事業活動を行っております。事業活動を行う上で、テロ、戦争、感染症など予期しえない社会的混乱により、原材料の調達及び価格の高騰、生産及び販売活動に支障が出た場合、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 当社グループは、原材料を安定的に調達するため、取引先との関係維持に取り組むとともに複数の取引先からの調達や、必要に応じて代替品への切り替え等を実施しております。また、外部倉庫の活用による在庫の分散化を行っております。これらの措置を講ずることにより、生産及び販売活動に対するリスクの軽減に努めております。 (2)災害等(自然災害、事故) 当社グループは、合成樹脂加工メーカーとして工場の安全操業に努めております。製造設備の維持管理は適切に行っていますが、大地震等自然災害及び不慮の事故等により生産停止及び生産制限となった場合、また、自然災害の影響や流通環境の変化等に伴いサプライチェーンに支障が出た場合、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 当社グループは、自然災害及び不慮の事故等による、生産制限やサプライチェーンに支障が出た場合の対策として、土浦事業所内に一定程度の在庫を確保しつつ外部倉庫を活用することで安定供給を図り、リスクの軽減に努めております。 (3)製品品質 当社グループは、品質の安定性確保と機能性向上に努めております。製品の生産・検査過程において十分な品質管理を行っていますが、生産上のトラブルや過失等、また、取引先との契約の内容に適合しない等の理由により、信用力低下や重大なクレームが発生した場合、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 当社グループは、品質マネジメントシステムを構築し、また、設備の定期メンテナンスや老朽化更新等を行うことで、継続的な品質の維持・改善、生産上のトラブル等のリスクの軽減に努めております。 (4)社会的課題(環境) 当社グループは、「人と地球にやさしいものづくり」を企業理念に掲げ、人が豊かで心地の良くなる製品・環境と安全に配慮した製品を提供し続けております。今後、法的規制の強化や社会的責任の要請等により、新たな設備投資や事業活動の制約に伴う費用が発生した場合、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 当社グループは、環境と安全に配慮し、省エネルギー設備の導入や産業廃棄物削減、リサイクルの推進等、積極的に取り組んでおります。持続可能な社会の実現に向けて社会課題の解決に真摯に取り組むとともに企業価値の持続的な向上を目指しつつ、リスクの軽減に努めております。 (5)コンプライアンス 当社グループは、法令・定款及び社会規範を遵守するための行動規範を示した「ロンシールグループ 行動指針」を定めております。事業活動を行う上で、法令及び社会情勢の変化や価値観の多様化等に対応していますが、重大なコンプライアンス違反を起こした場合、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 当社グループは、「内部統制システム構築に関する基本方針」の下、社員一人一人が高い倫理観を持ち公正誠実な行動を取るよう、教育・推進の徹底を図っております。リスク管理体制の維持・強化を図ることで、リスクの軽減に努めております。 (6)為替レートの変動 当社グループは、国内及び国外において事業活動を行っております。事業活動で発生する主な外貨建取引は、国内で製造した製品の輸出による米ドルの入金です。為替レートの大幅な変動により、外貨建取引、外貨建資産・負債の円換算額が増減した場合、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 当社グループは、リスクヘッジを目的とした為替予約ができる体制を整えております。必要に応じて為替予約を実行することで、リスクの軽減に努めております。 (7)人的資源の確保 当社グループは、国内及び国外において事業活動を行う上で、優秀かつ多様な社員の採用・育成に努めております。少子高齢化やデジタル化が進む中で、必要とする社員の採用・育成及び多様な働き方への改革ができず、組織力の低下や個々の能力を十分に発揮させることができなかった場合、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 当社グループは、社会の変化に応じた多様な働き方の推進、ダイバーシティを意識した社員の採用及び個々の能力を高める教育を進めており、組織力低下がもたらす損失等によるリスクの軽減に努めております。 (8)訴訟 当社グループは、国内及び国外において事業活動を行っております。事業活動を行う上で、過失等により重大な訴訟となった場合、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 当社グループは、法令違反、契約不適合責任、製造物責任(PL)、社内不正、情報漏洩等に起因して重大な訴訟に発展することを避けるため、これらの問題が発生した初期段階から顧問弁護士等の専門家に相談し適切な対応を取ることで、リスクの軽減に努めております。 (9)情報セキュリティ 当社グループは、事業活動を行う上で、取引先の機密情報及び当社グループの研究開発・生産ノウハウ等の情報は、社内規定に基づき徹底した管理を行っております。サイバー攻撃や過失等により機密情報や個人情報が外部に流出した場合、一時的な事業活動停止や社会的信用の低下を招き、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 当社グループは、社員に対し情報セキュリティ教育を毎年実施するとともに、必要に応じてシステムへのアクセスを制限し、セキュリティ意識の向上を図ることで、リスクの軽減に努めております。 (10)固定資産の減損 当社グループは、生産設備等の多くの固定資産を保有している他、事業所等の土地・建物について自社保有しております。固定資産の収益性に著しい低下が生じた場合には減損損失が発生し、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 当社グループは、これらの固定資産に対して固定資産の減損に係る会計基準を適用しており、減損の兆候を検証することで、リスクの軽減に努めております。 (11)不動産賃貸事業 当社グループは、所有不動産の一部を賃貸しております。テナント企業とは長期的かつ安定した取引を継続していますが、テナント企業からの賃料収入減少や取引解消となった場合、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 当社グループは、長期的かつ安定した取引に向け、テナント企業と定期的に情報交換を行い、適切な賃料設定及び良好な関係を継続することで、リスクの軽減に努めております。 上記以外にもさまざまなリスクがあり、ここに記載されたものが当社グループの全てのリスクではありません。