事業の概要
- システム開発とアプリ開発製造、金融、流通など幅広い業界の企業向けに、JavaやRubyといった技術を使った社内システムやリスク管理システム、各種ネイティブアプリの設計・開発・導入・保守を行っています。プロジェクトは、要件定義からテストまで全てを請け負う場合と、他社プロジェクトの一部を支援する場合があります。後者の場合、技術者をクライアント先に常駐させ、提供した工数に応じて報酬を得ます。
- クラウドサービス導入支援Salesforceが提供するCRM(顧客管理)やSFA(営業支援)ツール「Sales Cloud」、マーケティング自動化ツール「Marketing Cloud Account Engagement」、AIツール「Salesforce Einstein」、BIツール「Tableau」などの導入を支援しています。クライアントの課題をヒアリングし、要件定義から設計、テスト、運用トレーニングまで一貫してサポートします。特にSalesforce製品の追加開発に必要なApex言語の技術者育成に注力しています。
- 占いアプリの企画運営AppleのApp StoreやGoogle Playを通じて、スマートフォンユーザー向けに占いアプリを提供しています。主要サービス「チャットで話せる占いアプリ-ウラーラ」は、占い師とユーザーがリアルタイムでチャット鑑定を行うアプリで、文字数に応じた課金モデルです。ユーザーは鑑定時間を気にせず相談でき、継続的な収益源となっています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- デジタルトランスフォーメーション事業この事業は、システム開発・アプリ開発を行うシステムソリューションと、Salesforceなどのクラウドサービスの導入支援を行うクラウドインテグレーションが主な柱です。技術革新が激しい分野であり、AI活用など最新技術への対応を重視しています。売上高は40.6億円、営業利益は3.7億円と、グループ全体の収益の大部分を占める主力事業です。
- プラットフォーム事業主に占いをカテゴリーとしたネイティブアプリの企画・開発・運営を行っています。AppleのApp StoreやGoogle Playを通じて、スマートフォンユーザーにサービスを提供しています。主要サービスは「チャットで話せる占いアプリ-ウラーラ」で、占い師とユーザー間のリアルタイムチャット鑑定が特徴です。売上高は4.0億円、営業利益は0.5億円です。
2025-12 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| DigitalTransformationBusiness | 地域 | 41 | 4 | 9.1% |
| PlatformBusiness | 地域 | 4 | 1 | 13.2% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社4社により構成されており、システムソリューション、クラウドインテグレーション、アプリの企画・開発・運営を主たる事業としております。 当社グループの事業内容は次のとおりであります。 なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)デジタルトランスフォーメーション事業(当社、子会社 株式会社インタームーブ、Coznet合同会社、SHARING INNOVATIONS VIETNAM CO.,LTD.) デジタルトランスフォーメーション事業においては、システム開発・アプリ開発を行うシステムソリューション、クラウド(注1)サービスの導入支援を行うクラウドインテグレーション等を行っております。 デジタルトランスフォーメーション事業の事業領域においては、技術革新が絶え間なく行われており、近年AI(人工知能)の活用等により、テクノロジーの進化が進んでおります。それら新技術に適時に対応していくために、新サービスの開発やサービスラインナップの充実を図ることで、世の中の技術革新に対応したサービスを提供しております。 特に当社では、システムソリューションとSalesforceを中心としたクラウドインテグレーションの両方を手掛けていることから、クライアントのニーズに合わせて、通常のシステム開発にSalesforce製品の導入を組み合わせた柔軟な開発を行えることが強みとなります。 デジタルトランスフォーメーション事業の主要なサービスの内容は以下のとおりであります。 ①システムソリューション 当社が創業当初から行っているシステムソリューションでは、製造、金融、流通、ウェブサービス、人材などの幅広い業種・業態の企業をクライアントとして、主にjavaやRubyなどオープン系の技術を用いた社内情報管理システムやリスク管理システム、様々な用途のネイティブアプリ等の設計・開発・導入・維持管理業務を実施しております。システム開発は一般的に要件定義、基本設計、詳細設計、実装、テストという流れで行われ、要件定義から詳細設計までの上流工程と、実装及びテストの下流工程に分けられます。 上流工程のうち、要件定義では解決すべき問題や開発すべき機能を一覧にして、明確化していきます。次のフェーズである基本設計では、ユーザーから見た画面の仕様を決定し、詳細設計の段階でシステム内部の動作の仕様を決めていきます。上流工程では、このようにシステムの仕様を確定させていき、更にその仕様に基づいてサーバサイド、フロントエンド、データベース、インフラなど各技術要素に何を用いるかを確定させることで、下流工程での開発にかかる期間と必要な人員を明確化させていきます。 下流工程の実装フェーズでは、上流工程で確定させた仕様に基づいて、必要な技術者を集め、チームを編成します。チームで作業スケジュールの詳細を決定し、上流工程で定めた仕様に基づいて実装作業を行っていきます。テストフェーズでは、完成したシステムに対して事前に決定した仕様通りの動作を行うかのテストを実施し、問題がないかを検証します。 当社が関わる開発プロジェクトでは、全ての工程を当社の従業員等で進める場合と、他社が主導するプロジェクトの一部をサポートする場合があります。 前者の場合、契約形態は主に請負契約となり、開発するアプリ・システムの要件定義から実装、完成物のテストに至るまでの全ての工程、又は一部の工程について当社の開発チーム主導で業務を実施していきます。当社からの請求は、アプリ・システムの全体又は一部を納品し、クライアントの検収が完了した時点で行っております。 他社が主導するプロジェクトの一部をサポートする場合には、契約形態は主に準委任契約となります。プロジェクトを主導する会社又はクライアントより、プロジェクト内容や業務内容を確認し、当社の従業員または外部協力企業から必要なスキルを備えた適切な人員を選定しております。選定された人員はクライアント先に常駐し、開発プロジェクトに参画します。当社からの請求は、クライアントに提供した開発工数に応じて行われます。 当社では、これまでのプロジェクトの実施・参画経験をもとに、開発業務に必要なスキルや需要のある技術を分析し、分析結果をもとにプログラミング言語や開発フレームワークなどの教育カリキュラムを作成し、当社従業員の育成を行っております。 ②クラウドインテグレーション 当社の注力分野であるクラウドインテグレーションでは、salesforce.com社(注2)が提供しているクラウドベースのCRM(顧客管理)・SFA(営業支援)ツール「Sales Cloud」、マーケティングオートメーションツール「Marketing Cloud Account Engagement」、マルチチャネルでのOne to Oneマーケティングを実現する「Marketing Cloud」、人工知能(AI)ツール「Salesforce Einstein」、また、salesforce.com社の子会社であるTABLEAU SOFTWARE, LLCが提供するビジネス・インテリジェンス(BI)ツール「Tableau」等を中心としたクラウドサービス導入支援を行っております。 クラウドベースの顧客管理システムである「Sales Cloud」の導入支援では、クライアントからのヒアリング内容を基に要件定義を行い、その要件定義に従って設計・テストを実施、クライアントが自ら運用できるようにトレーニングを実施しております。なお、「Sales Cloud」に標準機能以外の機能を追加するためにはsalesforce.com社が独自に開発したプログラミング言語(Apex)を用いて追加開発する必要があります。そのため、当社では、追加開発を行うことのできる技術者を育成し、クライアントニーズに適した設計開発を行える体制を構築することに注力しております。 また、マーケティングオートメーションツールである「Marketing Cloud Account Engagement」の導入支援では、クライアントが「Marketing Cloud Account Engagement」を用いて営業活動における費用対効果の最大化が実現できるよう、当社にて、クライアントの顧客が認知から購入に至るまでのカスタマージャーニー(注3)を設計し、ビジネスの可視化・理解を行った上で、クライアントのビジネスに適した開発を実施しております。「Marketing Cloud Account Engagement」の導入支援では、競争優位性を獲得するために、優先的に「Marketing Cloud Account Engagement」に関する技術の取得を推進しております。人工知能(AI)ツール「Salesforce Einstein」やビジネス・インテリジェンス(BI)ツール「Tableau」については、社内教育等により当ツールを扱える従業員を増やすことで導入支援体制の強化を図っております。また、「Tableau」については、2020年7月にTABLEAU SOFTWARE, LLCとパートナー契約を締結し、2022年6月にはPremierパートナーに認定されております。 (2)プラットフォーム事業(当社、子会社 株式会社G clef) 占いを主要カテゴリーとしたネイティブアプリの企画・開発・運営を中心に行っており、Apple Inc.の運営する「App Store」及びGoogle Inc.の運営する「Google play」等の配信プラットフォーム及びアプリ以外のブラウザを通じて、スマートフォンユーザーに提供しております。 主要サービスである「チャットで話せる占いアプリ-ウラーラ」は、占い師とユーザー間のリアルタイムコミュニケーションによる占い鑑定を可能にしたオンラインチャット占いアプリであります。文字数に応じて鑑定料が課金されるため、鑑定時間を気にせずユーザーのペースで相談できることも特徴であります。継続的なユーザビリティの向上と当社における運用ノウハウの蓄積により、長期間の安定的な収益獲得が可能なサービスと位置づけております。また、ウラーラでは、占いコンテンツ販売、電話占い鑑定も実施しており、ユーザーのニーズに応じてサービスラインナップを拡充しております。ウラーラの2026年1月末における在籍占い師数は1,424名、2025年12月期の平均月間利用者数は7,300名を超えており、鑑定数は2019年12月期が21万件、2020年12月期が22万件、2021年12月期が20.5万件、2022年12月期が20.3万件、2023年12月期が21.1万件、2024年12月期が22.8万件、2025年12月期が21万件となり、2014年7月のサービス開始時からの鑑定実績は2026年1月に220万件を超えました。 また、当社グループでは、アプリの企画・開発・運営の全てを内製化した自社開発を行っており、ユーザーのニーズに応じた機能を適時に取り入れたサービスを提供することが可能であります。 (注1)クラウド:クラウド・コンピューティングの略で、ネットワークをベースとしたコンピュータ資源の利用形態。企業はハードウエアやソフトウエアの資産を自前で持たず、インターネット上に存在するものを必要に応じて利用するものです。 (注2)salesforce.com社:米国サンフランシスコを本社とするCRM(顧客管理)ソフトウエアで世界最大企業。クラウドベースのSalesforce製品は、日本郵政グループやトヨタ自動車などの国内大手の企業のみならず、中堅・中小企業まであらゆる業種・規模のSFA(営業支援)、CRM(顧客管理)、カスタマーサポートに利用されております。 (注3)カスタマージャーニー:商品・サービスを購入または利用する人物像を設定し、その人物が商品やサービスを知り、最終的に購買するまでの「行動」、「思考」、「感情」などの動きを可視化したものです。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 同業他社間における価格競争の結果として取引単価が低迷する可能性があるため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 デジタルトランスフォーメーション事業は技術的専門性を有した技術者により支えられているため。 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 中程度 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:技術革新への対応リスク / デジタルトランスフォーメーション事業に係る人材確保リスク / デジタルトランスフォーメーション事業に係る同業他社との競争リスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
現時点では、ブランド力、特許、規制ライセンス、独占的IPなどの無形資産に関する具体的な情報は確認できませんでした。事業内容から、これらの要素が競争優位の源泉となっている可能性は低いと考えられます。
スイッチングコスト★★☆☆☆
勤怠管理システム市場は競争が激化しており、多数のプレイヤーが存在します。同社は一定の市場シェアを獲得していますが、業界全体を最適化するような寡占状態には至っていません。規模の経済による優位性は限定的であり、今後の市場拡大に伴う成長が鍵となります。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
同社のサービスは、個々の企業が利用するものであり、ユーザー数の増加がサービス自体の価値を直接的に高めるネットワーク効果は期待できません。プラットフォーム型ビジネスとは異なり、直接的なネットワーク効果は見られないと考えられます。
コスト優位★☆☆☆☆
「KING OF TIME」は、多機能でありながら比較的安価な料金設定をアピールしています。しかし、情報通信業全体として価格競争は激しく、構造的なコスト優位性を確立しているとは断言できません。効率化によるコスト削減努力は行われていると考えられますが、それが持続的な競争優位に繋がるかは不透明です。
規模の経済★★☆☆☆
- システムとクラウドの融合システムソリューションとSalesforceを中心としたクラウドインテグレーションの両方を手掛けている点が強みです。これにより、クライアントの多様なニーズに合わせて、通常のシステム開発とSalesforce製品の導入を組み合わせた柔軟な開発提案が可能です。顧客の課題解決に対し、幅広い選択肢から最適なソリューションを提供できることが競争力となります。
- Salesforce専門技術者の育成クラウドインテグレーション事業において、Salesforce製品の追加開発に必要なApex言語を扱える技術者の育成に注力しています。これにより、クライアントの複雑な要望にも対応できる体制を構築し、標準機能だけでは実現できない高度なカスタマイズを提供できる点が強みです。また、TableauのPremierパートナー認定も技術力の証です。
- 安定収益の占いアプリ主要サービスである「チャットで話せる占いアプリ-ウラーラ」は、長期間にわたり安定的な収益を獲得できるサービスと位置付けられています。継続的なユーザビリティ向上と運用ノウハウの蓄積により、ユーザーの定着を促し、文字数に応じた課金モデルで安定した収益基盤を築いています。これにより、事業全体の収益安定化に貢献しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「テクノロジーと人の力を通じて、イノベーションを起こし続ける」ことをミッションとし、加速する技術トレンドを的確に捉え、クラウドインテグレーション、データ分析、AI等に関連するエンジニアの教育・育成、サービスの開発を積極的に行い、システムソリューション及びクラウドインテグレーション等の世の中の技術革新に対応したサービスを提供することを通じて、企業価値の最大化を図ります。 (2)経営戦略等 デジタルトランスフォーメーション事業においては、クラウドインテグレーション等の成長市場で積極的に事業拡大を図るため、引き続きエンジニアの採用・教育を行ってまいります。 プラットフォーム事業においては、主要サービスである「チャットで話せる占いアプリ-ウラーラ」等を今後も継続して運営していくことで、安定的に収益を生み出しながら、新たな事業機会を模索してまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループが重視している経営指標は、当社が事業の拡大及び収益性の向上を特に表す指標と考えている売上高、売上総利益、営業利益、営業利益成長率であります。中期的な事業拡大と収益率向上により企業価値の向上と株主価値の向上を図ってまいります。 (4)経営環境 技術進展が進むIT分野では、少子高齢化が進む中、今後IT人材の不足がますます深刻化し、2030年には45万人程度までIT人材の不足規模が拡大するとの推計結果が出ております。(出所:経済産業省委託事業「IT人材需給に関する調査」) また、デジタルトランスフォーメーション(DX)のトレンドが進展する中、生産性の向上や業務の効率化を目的にクラウドファースト戦略を実行する企業は引き続き増加傾向となっております。また企業が従来型ITからクラウドへ移行するクラウドマイグレーションは、対象システム領域の多様化が顕著となっており、WEBシステムや情報系システムから基幹系システムへと対象システム領域が拡大しております。2024年の国内クラウド市場は、前年比29.2%増の9兆7,084億円(売上額ベース)となりました。また、2024年~2029年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は14.6%で推移し、2029年の市場規模は2024年比約2.0倍の19兆1,965億円になると予測されております。(出所:IDCJapan株式会社「国内クラウド市場予測、2024年~2029年」) (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題1.新技術への対応 当社グループが属するIT業界では技術革新が絶え間なく行われており、近年はAI(人工知能)の活用等により、テクノロジーの進化が進んでおり、併せてユーザーニーズも変化しております。同時に既存ベンダ、他業種からの新規参入、M&A等IT業界全体として、競争が活発化しております。 このような事業環境のもとで、当社グループが継続的に事業を拡大していくためには、新技術に適時に対応していくことが必要であると認識しており、新技術及び新サービスの開発を継続的に行うとともに、優秀な人材の確保に取り組んでおります。 2.海外展開への対応 経済活動のグローバル化に伴い、当社グループにおいても、海外市場への対応が必要であると認識しております。 かかる課題に対して、当社グループでは市場調査を検討しており、デジタルトランスフォーメーション事業においては、当社グループでは、現在ベトナム社会主義共和国にシステム開発を行う子会社を1社有しており、海外における事業体制の強化等を検討しております。 3.人材確保と人材育成 当社グループの企業規模の拡大及び成長のためには、営業力や技術力の強化、生産性の向上による高付加価値なサービスを提供し、継続的に高い顧客満足度を得る必要があると考えております。そのためには、社員全員が経営理念や経営方針を深く理解し、個人を尊重し、強いチームワークを発揮していき、働きがいのある組織風土を醸成していく必要があります。当社グループでは、社員への教育として従業員研修や人事評価制度の整備及び強化を進めるとともに、従業員サーベイや従業員向け説明会等を行い社内コミュニケーションの活性化を図っております。また、採用活動を積極的に推進しております。 4.内部管理体制の強化 当社グループは、今後より一層の企業規模の拡大及び成長を見込んでおります。そのため、企業規模拡大に応じた内部管理体制の構築を図るために、コーポレート・ガバナンスを重視し、リスクマネジメントの強化、並びに金融商品取引法における内部統制報告制度の適用等も踏まえた内部統制の継続的な改善及び強化を推進してまいります。また、昨今、システム障害、自然災害等による不測の事態による事業の停止や人権への配慮等、企業を取り巻くリスクも多様化しております。そのため、ISMS国際規格「ISO/IEC27001:2023」の認証の維持・更新、コンプライアンス研修やコンプライアンスアンケートを通じ、当社の事業に関連する法規制や社会的要請等の環境変化にも対応しつつ、企業としてより一層強靭化をするために、内部管理体制の整備及び改善に努めてまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「テクノロジーと人の力を通じて、イノベーションを起こし続ける」ことをミッションとし、加速する技術トレンドを的確に捉え、クラウドインテグレーション、データ分析、AI等に関連するエンジニアの教育・育成、サービスの開発を積極的に行い、システムソリューション及びクラウドインテグレーション等の世の中の技術革新に対応したサービスを提供することを通じて、企業価値の最大化を図ります。 (2)経営戦略等 デジタルトランスフォーメーション事業においては、クラウドインテグレーション等の成長市場で積極的に事業拡大を図るため、引き続きエンジニアの採用・教育を行ってまいります。 プラットフォーム事業においては、主要サービスである「チャットで話せる占いアプリ-ウラーラ」等を今後も継続して運営していくことで、安定的に収益を生み出しながら、新たな事業機会を模索してまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループが重視している経営指標は、当社が事業の拡大及び収益性の向上を特に表す指標と考えている売上高、売上総利益、営業利益、営業利益成長率であります。中期的な事業拡大と収益率向上により企業価値の向上と株主価値の向上を図ってまいります。 (4)経営環境 技術進展が進むIT分野では、少子高齢化が進む中、今後IT人材の不足がますます深刻化し、2030年には45万人程度までIT人材の不足規模が拡大するとの推計結果が出ております。(出所:経済産業省委託事業「IT人材需給に関する調査」) また、デジタルトランスフォーメーション(DX)のトレンドが進展する中、生産性の向上や業務の効率化を目的にクラウドファースト戦略を実行する企業は引き続き増加傾向となっております。また企業が従来型ITからクラウドへ移行するクラウドマイグレーションは、対象システム領域の多様化が顕著となっており、WEBシステムや情報系システムから基幹系システムへと対象システム領域が拡大しております。2024年の国内クラウド市場は、前年比29.2%増の9兆7,084億円(売上額ベース)となりました。また、2024年~2029年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は14.6%で推移し、2029年の市場規模は2024年比約2.0倍の19兆1,965億円になると予測されております。(出所:IDCJapan株式会社「国内クラウド市場予測、2024年~2029年」) (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題1.新技術への対応 当社グループが属するIT業界では技術革新が絶え間なく行われており、近年はAI(人工知能)の活用等により、テクノロジーの進化が進んでおり、併せてユーザーニーズも変化しております。同時に既存ベンダ、他業種からの新規参入、M&A等IT業界全体として、競争が活発化しております。 このような事業環境のもとで、当社グループが継続的に事業を拡大していくためには、新技術に適時に対応していくことが必要であると認識しており、新技術及び新サービスの開発を継続的に行うとともに、優秀な人材の確保に取り組んでおります。 2.海外展開への対応 経済活動のグローバル化に伴い、当社グループにおいても、海外市場への対応が必要であると認識しております。 かかる課題に対して、当社グループでは市場調査を検討しており、デジタルトランスフォーメーション事業においては、当社グループでは、現在ベトナム社会主義共和国にシステム開発を行う子会社を1社有しており、海外における事業体制の強化等を検討しております。 3.人材確保と人材育成 当社グループの企業規模の拡大及び成長のためには、営業力や技術力の強化、生産性の向上による高付加価値なサービスを提供し、継続的に高い顧客満足度を得る必要があると考えております。そのためには、社員全員が経営理念や経営方針を深く理解し、個人を尊重し、強いチームワークを発揮していき、働きがいのある組織風土を醸成していく必要があります。当社グループでは、社員への教育として従業員研修や人事評価制度の整備及び強化を進めるとともに、従業員サーベイや従業員向け説明会等を行い社内コミュニケーションの活性化を図っております。また、採用活動を積極的に推進しております。 4.内部管理体制の強化 当社グループは、今後より一層の企業規模の拡大及び成長を見込んでおります。そのため、企業規模拡大に応じた内部管理体制の構築を図るために、コーポレート・ガバナンスを重視し、リスクマネジメントの強化、並びに金融商品取引法における内部統制報告制度の適用等も踏まえた内部統制の継続的な改善及び強化を推進してまいります。また、昨今、システム障害、自然災害等による不測の事態による事業の停止や人権への配慮等、企業を取り巻くリスクも多様化しております。そのため、ISMS国際規格「ISO/IEC27001:2023」の認証の維持・更新、コンプライアンス研修やコンプライアンスアンケートを通じ、当社の事業に関連する法規制や社会的要請等の環境変化にも対応しつつ、企業としてより一層強靭化をするために、内部管理体制の整備及び改善に努めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 財政状態の状況(資産) 当連結会計年度末における総資産の残高は、前連結会計年度末に比べて121,940千円減少し、2,330,159千円となりました。主な要因は、現金及び預金が89,919千円増加した一方、受取手形、売掛金及び契約資産が133,115千円、のれんが53,693千円減少したこと等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債の残高は、前連結会計年度末に比べて145,952千円減少し、720,442千円となりました。主な要因は、買掛金が72,386千円、未払法人税等が58,484千円減少したこと等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、前連結会計年度末に比べて24,012千円増加し、1,609,716千円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が23,971千円増加したこと等によるものであります。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度の売上高は4,458,053千円(前年同期比13.8%減)、営業利益100,369千円(同58.0%減)、経常利益93,112千円(同60.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益23,971千円(同82.5%減)となりました。 セグメントの経営成績を示すと、次のとおりであります。 a.デジタルトランスフォーメーション事業 当事業においては、事業開始時からM&Aを推進し、同時にIT人材の採用を行うことで開発体制の拡充を進めてまいりました。IT利活用の多様化・高度化に伴い拡大するIT需要を取り込み、各種Webシステム開発、スマホアプリ開発、クラウドインテグレーション等の案件を受注しております。 以上の結果、売上高は4,088,439千円(同14.4%減)、セグメント利益(営業利益)は368,796千円(同25.3%減)となりました。 b.プラットフォーム事業 当事業においては、「チャットで話せる占いアプリ-ウラーラ」を主力としたスマートフォン向けアプリの企画・開発・運営などに取り組んでおります。 以上の結果、売上高は396,432千円(同6.0%減)、セグメント利益(営業利益)は52,396千円(同13.4%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ89,931千円増加し、1,178,521千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は114,920千円(前年同期比152,644千円減)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益88,475千円、売上債権の減少による増加145,401千円及びのれん償却額が108,827千円あった一方で、法人税等の支払額121,680千円及び仕入債務の減少79,579千円等があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は42,743千円(前年同期比38,330千円増)となりました。これは主に敷金及び保証金の回収による収入が12,327千円あった一方で、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出54,059千円等があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は18,410千円(前年同期比16,670千円増)となりました。これは主に長期借入れによる収入が100,000千円あった一方、借入金の返済による支出81,590千円があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載に馴染まないため、記載を省略しております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)デジタルトランスフォーメーション事業4,063,658△13.7130,8791.6(注)プラットフォーム事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略して おります。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自2025年1月1日至2025年12月31日)前年同期比(%)デジタルトランスフォーメーション事業(千円)4,061,621△14.4プラットフォーム事業(千円)396,432△6.0合計(千円)4,458,053△13.8(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性が存在するため、これらの見積りとは異なる場合があります。 当社の連結財務諸表で採用する重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績等①財政状態 財政状態の詳細については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ②経営成績(売上高) 売上高の詳細については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は、3,567,834千円(前年同期比12.3%減)となりました。主な要因は、デジタルトランスフォーメーション事業における業務委託費の減少によるものであります。 以上の結果、売上総利益は890,219千円(前年同期比19.0%減)となりました。 (営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、789,849千円(前年同期比8.2%減)となりました。これは主に人件費の減少によるものです。 以上の結果、営業利益は100,369千円(前年同期比58.0%減)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は9,336千円となりました。これは主に共済解約手当金4,760千円、業務受託料2,400千円等があったことによるものであります。また、営業外費用は、16,594千円となりました。これは支払手数料9,699千円、支払利息3,210千円、為替差損2,090千円等によるものであります。 以上の結果、経常利益は93,112千円(前年同期比60.4%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度において法人税等を64,503千円計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は23,971千円(前年同期比82.5%減)となりました。 ③キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社の経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 当社グループではクラウドインテグレーションを始めとした成長分野へ積極的に挑戦し、企業価値の継続的な向上を目指しております。 当社グループが、将来にわたる持続的な企業価値創造を実現していくためには、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載の課題に対処していく必要があると認識しております。経営者は常に事業環境の変化に応じて経営資源を最適に配分し、様々な課題に適時適切に対処できるような組織体制を構築して参ります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、人件費、業務委託費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。当社グループは、財政状態等や資金使途を勘案しながら、必要な資金は自己資金、金融機関からの借入等で資金調達していくことを基本方針としております。なお、これらの資金調達方法の優先順位等は、資金需要の額や用途に合わせて柔軟に検討を行う予定であります。 ④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、中長期的な事業拡大と収益率向上による企業価値の向上と株主価値の向上を目指しており、重要な経営指標を売上総利益、営業利益、営業利益成長率としております。営業利益成長率は、クラウドインテグレーションが属する市場である国内クラウド市場の年間平均成長率14.6%と同程度の成長率を目標としております。 当連結会計年度における経営指標は、売上高4,458,053千円(前年同期比13.8%減)、売上総利益890,219千円(前年同期比19.0%減)、営業利益100,369千円(前年同期比58.0%減)、営業利益成長率は58.0%の減少であり、引き続き当該指標の向上に邁進していく所存であります。 ⑤ セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度のセグメントごとの財政状態及び経営成績の状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②経営成績の状況」に記載のとおりであります。
事業リスク
- 技術革新への対応遅れインターネット関連技術は進化が速く、新しい技術やサービスが次々と登場しています。これに対応するための新技術開発や優秀な人材確保が遅れると、競争力が低下する可能性があります。また、新技術開発には多大な費用がかかるため、財政状態や業績に影響を及ぼすリスクがあります。
- 人材確保と定着の困難さデジタルトランスフォーメーション事業は、専門的な技術を持つ人材に支えられています。少子高齢化や理系離れにより、中長期的に優秀な人材の確保が難しくなる懸念があります。計画通りの人材を確保できなかったり、技術者の離職が大幅に増えたりすると、事業の継続や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
- システム開発の採算悪化顧客からのシステム受託開発において、プロジェクト管理が不十分な場合、想定外の追加コスト発生や納期遅延、システム不具合による損害賠償のリスクがあります。これにより、当初見込みよりもプロジェクトの採算が悪化したり、企業の信用が低下したりして、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、リスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下の通り記載しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)技術革新への対応リスクの内容 当社グループはインターネット関連技術に基づいて事業を展開しておりますが、新技術の開発やそれらを利用した新サービスの導入が相次いで行われており、インターネットビジネスの業界環境は変化が激しくなっております。そのため、当社グループは、新技術及び新サービスの開発を継続的に行うとともに優秀な人材の確保に取り組んでおりますが、環境変化への対応が遅れた場合には、当社グループの競争力が低下する可能性があります。また、新技術及び新サービスの開発に対応するために多大な支出が必要となった場合には、当社グループの事業活動並びに財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性 中(前年は小)影響度中対応策 当社グループでは、当該リスクへの対応策として、引き続き、優秀な人材の育成と確保を図りながら、新技術への対応を進めて参ります。 (2)デジタルトランスフォーメーション事業に係る人材確保リスクの内容 デジタルトランスフォーメーション事業は、技術的専門性を有した技術者により支えられており、優秀な人材の確保と育成、また定着率が最も重要な課題となります。人材の確保については、少子高齢化による労働人口の減少、理系離れ等による専門教育を受けた新規学卒者の減少により、中長期的には人材の確保が困難になることが予想され、採用に影響を及ぼす懸念があります。採用において計画通り必要とする人材を確保できない場合や離職により技術者が大幅に減少した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性大影響度中対応策 当社グループでは、当該リスクへの対応策として、積極的に優秀な人材の採用を進め、採用した人材及び既存の社員に対し、社内各種制度及び教育制度の充実等の施策を実施しております。また、離職防止のために、従業員サーベイを活用して、従業員の状況・コンディション等を見える化し、必要に応じてケアを実施しております。 (3)デジタルトランスフォーメーション事業に係る同業他社との競争リスクの内容 デジタルトランスフォーメーション事業における、ツール系アプリ開発、その他各種Webシステム開発については、市場に多数の事業者が存在しますが、将来、社会情勢の変化などにより関連諸法令の変化に伴って業界再編が予想されます。このような環境下において、景気後退、同業他社間における価格競争の結果として取引単価が低迷した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性小影響度中対応策 景気の後退の影響を軽減するために、既存のソリューションの強化に加えて、ITコンサルティング、データ、マーケティングテクノロジー事業の体制強化等に取り組み、DX事業において新規領域への展開を進めてまいります。 (4)デジタルトランスフォーメーション事業に係る法的規制への対応リスクの内容 デジタルトランスフォーメーション事業においては、以下の法的規制を受けております。①労働者派遣法②製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律(以下「取適法」という。) ①について デジタルトランスフォーメーション事業においては、労働者派遣法に基づいた運営を行っております。当社グループは関係法令を遵守して運営しておりますが、労働者派遣法に定める派遣事業主としての欠格事由に該当もしくは当局による是正指導に従わない等、法令に違反する事項が発生した場合には、事業の停止や派遣事業者の許可の取り消しをされる可能性があり、その場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、将来これらの法令ならびにその他の関係法令が、労働市場を取り巻く社会情勢の変化などに伴って、改正もしくは解釈の変更などがあった場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。②について 当社グループが委託先に対して業務の一部を外注する場合は、取適法の適用を受け、4条明示の交付、7条記録の作成等、中小受託事業者に対する代金の支払遅延の防止が求められます。取適法に違反した場合、公正取引委員会による勧告・指導に加え、罰金刑が科される虞があります。 各種法的規制についての違反が生じた場合、刑事罰を含めた罰則の適用、損害賠償請求等の金銭補償や企業イメージの悪化等により、当社グループの事業活動並びに財政状態及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性大影響度小対応策 当社グループでは、上記の各種法的規制に抵触しないように、コーポレート本部にて、コンプライアンス規程を制定し、当社グループの役職員が順守すべき法的規制の周知徹底を図り、内部通報制度の導入等によって速やかに法令違反行為等の情報を収集する体制を構築しております。 (5)デジタルトランスフォーメーション事業に係るシステム開発プロジェクトの採算悪化リスクの内容 当社グループでは、顧客企業の各種情報システムの受託開発業務を行っております。プロジェクトごとに要員管理・進捗管理・予算管理を行っておりますが、当初想定できなかった事象等の発生による追加コストの発生、当社の過失による納期遅延又はシステムの不具合による損害賠償が発生した場合等には、当初見込みからプロジェクトの採算が悪化するほか、当社の社会的信用が低下し、当社の経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性 中(前年は大)影響度中対応策 取引に際して、顧客企業と十分なすり合わせを行い取引内容に関する認識をあわせるとともに受注ルールの適正化、案件管理の徹底等を図っております。 (6)デジタルトランスフォーメーション事業に係る委託先管理の対応リスクの内容 当社グループが受注する業務の一部では、人的資源の制約から外部協力企業に対し、再委託をすることがあります。仮に委託先のプロジェクト管理が適切に行われない場合には、コストの増加や納期遅延あるいは品質の低下等を招く可能性があり、不測の事態によりそのような問題の早期発見や対処を適切に行うことができない場合には、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性中影響度中対応策 一部受託の案件においては、再委託する場合があり、委託先の選定に当たって、プロジェクト遂行能力等を勘案し選定しております。また、委託先におけるプロジェクト管理が適切に行われないことに対して、当社グループでは、役職者によるレビューにより早期の問題の顕在化及び対処を行って品質の低下等を低減に努めております。 (7)デジタルトランスフォーメーション事業に係るのれんの減損リスクの内容 当社グループは、企業買収に伴い発生した相当額ののれんを連結貸借対照表に計上し、原則としてのれんの発現する期間にわたって償却しておりますが、事業環境の変化等により期待する成果が得られない場合は、当該のれんについて減損損失を計上することになり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性小影響度中対応策 M&Aの実行にあたっては、デューデリジェンスを行い、事前にリスクの洗い出しを行うとともに、事業シナジーの有無を慎重に検討しております。M&Aの実行後については、事業環境の変化等の兆候を早期に把握することに努めております。 (8)デジタルトランスフォーメーション事業に係るSalesforceへの依存リスクの内容 当社グループが今後注力していくクラウドインテグレーションサービスの大部分は、Salesforceに特化したインテグレーションであるため、当社グループの成長はSalesforceの市場の拡大やsalesforce.com社の経営戦略に大きく依存しております。また、当社は株式会社セールスフォース・ジャパンからクライアントの紹介を受けているため、当社と株式会社セールスフォース・ジャパンとの関係が悪化した場合やSalesforceの市場規模が縮小するような場合、あるいはsalesforce.com社の経営戦略に変更があるような場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性小影響度中対応策 株式会社セールスフォース・ジャパンが力を入れているデータクラウド、AIについても、関連資格の取得を進め、先行事例となるような商談の受注活動に注力し、関係が悪化しないように努めております。 (9)プラットフォーム事業に係るユーザーの嗜好の変化リスクの内容 当サービスにおいてはユーザーの嗜好の変化が激しく、ユーザーニーズの的確な把握やニーズに対応するコンテンツの導入が何らかの要因により困難となった場合には、ユーザーへの訴求力の低下等から当社グループの事業活動並びに業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性中影響度中対応策 当社グループは、様々なアプリの企画・開発・運営を行っており、新規コンテンツの開発、既存サービスの機能拡充を図り、当社グループが提供するアプリのユーザー満足度を訴求していく方針であります。 (10)プラットフォーム事業に係る同業他社との競争リスクの内容 プラットフォーム事業において提供する占いアプリに関しては、多くの企業が事業展開していることに加え、多種多様なアプリ提供の可能性があり、全体として参入障壁も低く、競合が激しい状況にあります。そのため、顧客獲得のための競争の激化等により収益性の低下等を招き、当社グループの事業活動並びに財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性 中(前年は小)影響度中対応策 当社グループでは、顧客の利用動向、嗜好に係るデータを収集・分析し、顧客の嗜好に合致したニーズの高いコンテンツを提供することによって競合他社との差別化に努めております。また、2023年よりSNSを活用した広告戦略を実施しており、引き続き強化を図り顧客獲得を進めてまいります。 (11)プラットフォーム事業に係る広告による集客効果リスクの内容 プラットフォーム事業においては、広告の費用対効果を検証しながら、最適な広告方法及び出稿媒体等を選択し、新規顧客獲得に努めています。しかしながら、広告による新規顧客獲得数が当社グループの予想を下回る場合や、競合他社との広告枠の獲得競争激化等によるコスト増が生じた場合、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性 中(前年は小)影響度中対応策 BIツールを導入し、2024年に高騰した広告費の分析を進め、より効率的な広告費の使用に努めております。 (12)プラットフォーム事業に係る法的規制の対応リスクの内容 プラットフォーム事業においては、以下の法的規制を受けております。①消費者保護法、不当景品類及び不当表示防止法②個人情報保護法 ①について プラットフォーム事業で行われる課金を伴う占いサービスについて「絶対当たる」等、優良表示が行われるような場合は、優良誤認や不実告知に該当し、同法違反に問われるリスクがあります。 消費者保護法に違反した場合、契約条項の無効、契約の取り消しが利用者から請求される虞があり、当社が利用者に対し、返金義務を負う可能性があります。また、不当景品類及び不当表示防止法に違反した場合には、行政からの指導、措置命令(不当表示により一般消費者に与えた誤認の排除、再発防止策の実施、今後同様の違反行為を行わない等)が課され、課徴金の納付が命じられる虞があります。 ②について 同法に違反した場合、懲役刑を含む刑事罰に加え、民事の損害賠償、信用低下、システムの改善・復旧コスト等、多大な損害が生じる可能性があります。 各種法的規制に抵触する事態が生じた場合、刑事罰を含めた罰則の適用、損害賠償請求等の金銭補償や企業イメージの悪化等により、当社グループの事業活動並びに財政状態及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性大影響度小対応策内部監査等を通じ定期的に関係法令の順守状況を確認するとともに、必要に応じ利用規約等の見直しを図っております。また、当社グループでは、上記の各種法的規制に抵触しないように、コーポレート本部にて、コンプライアンス規程を制定し、当社グループの役職員が順守すべき法的規制の周知徹底を図り、内部通報制度の導入等によって速やかに法令違反行為等の情報を収集する体制を構築しております。 (13)経営管理体制に係る人材確保・定着及び育成リスクの内容 当社グループは、競争力の向上及び今後の事業展開のため、優秀な人材の確保・定着及び育成が重要であると考えております。しかしながら、優秀な人材の確保・定着及び育成が計画通りに進まない場合や優秀な人材の社外流出が生じた場合には、競争力の低下や事業規模拡大の制約要因になる可能性があり、当社グループの事業活動並びに財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性大影響度中対応策 当社グループでは、当該リスクへの対応策として、積極的に優秀な人材の採用を進め、採用した人材及び既存の社員に対し、社内各種制度及び教育制度の充実等の施策を実施しております。また、離職防止のために、従業員サーベイを活用して、従業員の状況・コンディション等を見える化し、必要に応じてケアを実施しております。 (14)個人情報等の情報管理の対応リスクの内容 当社グループは、当社グループが運営するアプリ利用者の個人情報の取得や、顧客企業の製品開発やシステム開発業務への従事により、顧客企業の機密情報に接する場合があります。当社グループでは、「個人情報の保護に関する法律」に従い、個人情報の管理や、機密情報の取扱いに関する社内研修を行うなど啓発活動を行っておりますが、このような対策にも関わらず、個人情報や顧客企業の機密情報の漏洩や不正使用等の事態が生じた場合、損害賠償請求等の金銭補償や企業イメージの悪化等により、当社グループの事業活動並びに財政状態及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性大影響度中対応策 当社グループでは、個人情報等を含む情報漏えいリスクに対応するため、従業員と入社時に誓約書を取得しております。また、情報セキュリティマネジメントの国際規格であるISO/IEC 27001:2022/JIS Q 27001:2023の認証を取得しており、これに基づき情報管理体制の強化とともにリスクベースアプローチに基づくリスク評価を行い、適正な情報管理体制のより一層の強化を努めてまいります。 (15)システム障害の可能性リスクの内容 当社グループは、主にインターネット通信を利用してサービスを提供しておりますが、人為的ミス、通信ネットワーク機器の故障、アクセス数の急激な増大、ソフトウエアの不具合、コンピュータウィルス、停電、自然災害、事故等により、システム障害が発生する可能性があります。 仮にシステム障害が発生し、サービス提供に障害が生じた場合、当社グループの事業活動並びに財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性大影響度中対応策 当社グループでは、定期的なバックアップや稼働状況の監視により事前防止又は回避に努めております。また、システム障害を想定したBCPに関する規程を策定しており、自然災害等に起因する有事の際においても事業継続できるよう備えております。 (16)訴訟の可能性リスクの内容 当社グループは、本書提出日現在、損害賠償を請求されている事実や訴訟を提起されている事実はありません。しかしながら、知的財産権の侵害等の予期せぬトラブルが発生した場合、取引先等との関係に何らかの問題が生じた場合等には、これらに起因する損害賠償を請求される、あるいは訴訟を提起されるリスクがあります。かかる損害賠償の金額、訴訟の内容及び結果によっては、当社グループの社会的信用、財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性小影響度中対応策 当社グループは、法令違反となるような行為を防止するための内部管理体制を構築するとともに、取引先、従業員その他第三者との関係において、訴訟リスクを低減するよう努めております。 (17)親会社との関係リスクの内容親会社との関係で、影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。①親会社が株主総会の決議事項に関する支配権又は重大な影響力を有することについて②親会社グループにおける当社の位置付けについて③取引関係について ①について 当社の親会社である株式会社Orchestra Holdingsは、当社発行済株式総数の半数以上を保有しております。したがって、株式会社Orchestra Holdingsは、株主総会の特別決議を要する事項(例えば吸収合併、事業譲渡、定款変更等を含みますが、これらに限りません。)に関する重大な影響力を有するとともに、株主総会の普通決議を必要とする事項(例えば、取締役の選解任、剰余金の処分や配当等を含みますが、これらに限りません。)に関する決定権及び拒否権を有することになります。したがって、株主総会の承認を必要とする事項に関し、株式会社Orchestra Holdingsが影響を及ぼす可能性があります。 そのため、何らかの理由により株式会社Orchestra Holdingsとの関係が悪化した場合には、当社グループの事業展開、財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②について当社は、親会社である株式会社Orchestra Holdingsを中心とする企業グループに属しております。親会社企業グループの事業は、報告セグメント上、「デジタルマーケティング事業、デジタルトランスフォーメーション事業、その他」に区分されており、その中でもデジタルマーケティング事業が主たる事業となっております。当社は、デジタルトランスフォーメーション事業の主導的な存在となっております。しかしながら、将来において同社グループの事業戦略や当社の位置付け等に著しい変更が生じた場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③について 当社と親会社グループとの間では顧客企業紹介などの業務委託等の取引を行っており、親会社グループとの取引については、一般株主との間に利益相反リスクが存在します。 発生可能性小影響度中対応策 当社役員には、上場取引所の定めに基づく独立役員として指定する独立社外取締役2名及び独立社外監査役2名が就任しており、取締役会における審議において、多様な意見が反映されており、株式会社Orchestra Holdingsが、当社発行済株式総数の半数以上を保有しているものの事業運営の独立性は確保されております。また、当社グループは「関連当事者取引管理規程」に則り、取引開始前に取締役会にて関連当事者取引の合理性や取引条件の妥当性を検討し、取引を承認するなどのガバナンス体制を構築することによって、一般株主の利益に十分配慮した対応を実施しております。 (18)新株予約権の行使による株式価値の希薄化リスクの内容 当社は、役員及び従業員に対して、ストック・オプションとして新株予約権を付与しております。また、今後においてもストック・オプション制度を活用していくことを検討しており、これらの新株予約権が権利行使された場合、当社の株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。 発生可能性中影響度中対応策 当社グループは中期的な事業拡大と収益率向上により企業価値の向上と株主価値の向上を図ってまいります。また今後、ストック・オプション制度を活用する際には、上記リスクを踏まえ、検討してまいります。