研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
| 2025-03 |
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17 |
| 2024-03 |
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19 |
| 2023-03 |
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9 |
| 2022-03 |
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6 |
| 2021-03 |
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8 |
研究開発活動(本文)
FY2025|1,399 文字
6【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、技術開発本部を核として、本体及びグループ各社の連携を強化し、また産地協力企業とのクラスター活動や、多くの大学や公設試験場と共同研究を推進し、世界を席巻するブランドへの飛躍をめざし、事業戦略に沿った要素技術及び商品の開発を推進しております。特に、当社の環境方針である「小松マテーレ・サステナビリティ・ビジョン」をコンセプトとし、環境に配慮した技術開発を主軸として進めており、環境配慮型素材『mateReco(マテレコ)』として当社グループ売上に占める比率を2030年までに50%以上へ拡大することを目標としております。なお、当社グループの当連結会計年度末現在の特許及び実用新案の所有は120件、出願中は32件であり、研究開発費は、648百万円であります。 ①技術開発部・『MAWUS(マーバス)』…ポリエステル改質加工素材リニューアルMultipurpose(多用途)、Anti-static(制電性)、Water absorption & quick dry(吸水速乾性)、Ultra washable(洗濯耐久性)、Soil release(汚れ除去性)の頭文字から『MAWUS(マーバス)』としており、各機能性が家庭洗濯100回の耐久性を持ち、多用途展開を図ります。また、優れた洗濯耐久性により、製品の長寿命化による資源の有効活用、廃棄物削減への貢献も期待されます。・『QUATTRONI EX(クアトローニ EX)』…新立体形成技術:VDR Technology搭載透湿防水素材生地素材に後加工で立体構造を規則的に造形する技術:VDR Technologyを開発できたことで、今までにない表情感と肌離れ性が良く快適な着心地を体感できる透湿防水ファブリックとなっております。海外の展示会でも、非常に高い評価を頂いており、拡販を進めております。 ②新規事業開発部・『カボコーマ』…耐震補強工法開発軽量・高強力の炭素繊維より線『カボコーマ』を用いて工場稼働を止めずに耐震補強する工法を開発しました。これは高度成長期に建設され現在も現役で稼働している古い工場建物を南海トラフなど今後発生する大規模地震から守るソリューションと位置付けています。現在、工法の公的認証取得の為の審査を受けており、来期中には一般技術評定を取得出来る見通しです。古い工場をお持ちのユーザーに向け、今期より展示会への出展などを通して販促も強化して参ります。 ・『べリフォーマー』…汚泥減容化バイオ製剤排水処理場で発生する余剰汚泥を最大100%削減可能な汚泥減容化バイオ製剤として、一昨年より事業を開始しました。バイオ剤を開発した片岡バイオ研究所、バイオ剤の能力を最大限発揮させる環境づくりを当社、市場への拡販を稲畑産業がそれぞれ担う協業体制を構築し、事業の早期拡大に努めています。活性汚泥法で排水処理をすると大量の余剰汚泥が出ると言う常識を覆し、廃棄物が出ない社会を目指しています。・『グリーンビズ カリュー』…能登半島の赤土土壌の改良農業振興に貢献するプロジェクトとして、能登の粘土質土壌の長期間での土壌改良効果が確認されました。昨期石川県立大学との共同研究にて、改善効果のメカニズムも解明できました。震災・豪雨災害からの復興に農業振興で貢献すべく、被災地と一緒に進んでいます。
FY2024|1,269 文字
6【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、技術開発本部を核として、本体及びグループ各社の連携を強化し、また産地協力企業とのクラスター活動や、多くの大学や公設試験場と共同研究を推進し、世界を席巻するブランドへの飛躍をめざし、事業戦略に沿った要素技術及び商品の開発を推進しております。特に、当社の環境方針である「小松マテーレ・サステナビリティ・ビジョン」をコンセプトとし、環境に配慮した技術開発を主軸として進めており、環境配慮型素材『mateReco(マテレコ)』として当社グループ売上に占める比率を2030年までに50%以上へ拡大することを目標としております。なお、当社グループの当連結会計年度末現在の特許及び実用新案の所有は121件、出願中は55件であり、研究開発費は、635百万円であります。 ①技術開発部・『ダントツオチール』…従来比3倍の汚れ除去スピードの耐久防汚素材様々な汚れに対する汚れ除去性と繰り返しの洗濯に対する耐久性を維持しつつ、ダントツの汚れ落ちスピードを実現しております。洗濯時間の短縮が可能となり、洗濯業務の回転率アップや節電効果が見込まれるのと、洗剤使用量の削減もでき、洗濯排水による環境への負担も軽減されるメリットもあります。加えて、優れた洗濯耐久性により、製品の長寿命化による資源の有効活用、廃棄物削減への貢献も期待されます。 ②新規事業開発部・『カボコーマ』…耐震補強工法開発軽量・高強力の炭素繊維より線『カボコーマ』を用いて工場稼働を止めずに耐震補強する工法を開発しました。これは高度成長期に建設され現在も現役で稼働している古い工場建物を南海トラフなど今後発生する大規模地震から守るソリューションと位置付けています。現在、工法の公的認証取得の為の審査を受けています。使えるものは修復して長く使う。持続可能な社会の為に必要な技術と自負しております。能登半島地震からの復興にもカボコーマで貢献出来ると考えています。 ・『べリフォーマー』…排水処理場で発生する汚泥減容化バイオ製剤排水処理場で発生する余剰汚泥を最大100%削減可能な汚泥減容化バイオ製剤として昨年上市しました。昨年と比べ採用顧客は2倍、引合いは5倍と日々市場の評価は高まっていると感じています。コストダウンの為の自社での培養技術、運転管理技術の向上に挑んでいます。活性汚泥法で排水処理をすると大量の余剰汚泥が出ると言う常識を覆えし廃棄物が出ない社会を目指しています。・『グリーンビズ カリュー』…肥料として登録農業振興に貢献するプロジェクトとして、肥料として登録され安全性が担保された中で、能登の粘土質土壌での土壌改良フィールド試験を進めております。結果、作業性改善、収穫量アップすることが明らかになってきています。加えて一度土壌改良すれば、10年程度は継続することも分かってきました。農業使用における学術的な解析の為、東京農業大学、石川県立大学と共同で進めており、能登半島地震からの復興に農業振興で協力すべく、被災地と一緒に進んでいます。
FY2023|1,143 文字
6【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、技術開発本部を核として、本体及びグループ各社の連携を強化し、また産地協力企業とのクラスター活動や、多くの大学や公設試験場と共同研究を推進し、世界を席巻するブランドへの飛躍をめざし、事業戦略に沿った要素技術及び商品の開発を推進しております。特に、当社の新たな環境方針として策定した「小松マテーレ・サステナビリティ・ビジョン(KSV)」をコンセプトとし、環境に配慮した技術開発を主軸として進めており、環境配慮型素材『mateReco(マテレコ)』として当社グループ売上に占める比率を2030年までに50%以上へ拡大することを目標としております。なお、当社グループの当連結会計年度末現在の特許及び実用新案の所有は121件、出願中は52件であり、研究開発費は、622百万円であります。 ①衣料関連技術開発・『ナイロン版WS糸』…染色温度の低温化及び速染化による二酸化炭素排出量10%削減環境配慮型素材開発としてポリエステル糸に続いてナイロン糸に関しても、糸加工技術にまで関与することで染色効率を向上出来ることが判明し、従来糸対比、染色温度を15℃下げることが可能となり、二酸化炭素排出量が10%程度削減できております。北陸先端科学技術大学院大学と共同で高分子構造解析も行っており、理論的にも検証出来ております。さらに削減率をアップさせるべく、染色条件の最適化も進めております。・『テクノビンテージKK』…ポリエステル100%素材での形状記憶風合加工ファッション分野で要望を多く頂いていたポリエステル100%素材での形状記憶性を持ち、独特なハリ・コシ感を備えた風合素材として、技術確立し、12月の総合展にて上市しております。ポリエステルの通常工程に対して、追加工程、追加化学薬剤も必要なく、物理的条件変更と糸使い、生地設計の最適化によって技術確立に至っております。 ②環境・バイオ技術開発・『ベリフォーマー』…排水処理場で発生する汚泥減容化バイオ製剤排水処理場で発生する余剰汚泥を最大100%削減可能な汚泥減容化バイオ製剤として上市しております。自社だけでなく公共の排水処理施設や化学工場などの施設へ、管理手法も含めた営業を本格化し、減容化事業として拡大していきます。別途、群馬大学にて学術的な見地から理論検証を行ってもらっています。・『グリーンビズ カリュー』を農業振興に貢献させるプロジェクトを進行しております。能登の粘土質土壌での土壌改良フィールド試験を進める中で、収穫量アップのデータが得られています。農業使用における学術的な解析、安心安全の担保について、東京農業大学、石川県立大学と共同で進めており、農業分野での事業化を目指していきます。
FY2022|1,281 文字
5 【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、技術開発本部を核として、本体及びグループ各社の連携を強化し、また産地協力企業とのクラスター活動や、多くの大学や公設試験場と共同研究を推進し、世界を席巻するブランドへの飛躍をめざし、事業戦略に沿った要素技術及び商品の開発を推進しております。特に、当社の新たな環境方針として策定した「小松マテーレ・サステナビリティ・ビジョン」をコンセプトとし、環境に配慮した技術開発を主軸として進めております。なお、当社グループの当連結会計年度末現在の特許及び実用新案の所有は129件、出願中は46件であり、研究開発費は、613百万円であります。 ①環境配慮型快適素材開発これまで以上に地球環境に優しく、人と社会に貢献できる素材開発を進めており、・『WS糸』…染色加工時の二酸化炭素排出量30%削減ポリエステルに関して糸加工技術にまで関与することで、染色効率を向上させることに成功し、染色工程にかかる時間が半減し、従来糸対比、二酸化炭素排出量が30%削減できる革新的な技術確立が出来ております。北陸先端科学技術大学院大学での高分子構造解析も行っており、理論的にも確証を得ております。・『ダントツ撥水CZ』…非フッ素系撥水加工で抜群の水キレ性と耐久性を両立環境への影響が懸念されるフッ素系化合物を含まない非フッ素系撥水剤を使いつつ、課題であった水キレ性と洗濯耐久性に関しまして、フッ素系撥水加工と同レベルの撥水性能を発揮させる加工技術を確立することが出来ました。100回家庭洗濯後でも撥水性を保持できることから、製品寿命をのばす点でもSDGsのコンセプトに合致しております。・高機能薄膜コーティング加工の水系化『スピーサロイヤルEC』:従来の有機溶剤を使用していた工程を水系に置き換えた加工条件を見出し、従来と同等の透湿性・防風性を発揮することで運動時の蒸れ感を軽減できる快適素材。『エアシャットMP』:伸縮するニット素材へも、高い透湿性と防風性を両立した加工技術を確立。これにより、織物、ニットどちらにも、環境に優しい水系薄膜コーティング加工による快適素材の提供が可能となりました。・『サイレントコーティングGR』…バイオ比率50%特殊樹脂による微多孔コーティング加工環境配慮型コーティング技術として、植物由来の原料を50%使用した特殊ポリウレタン樹脂を採用し、従来の石油由来100%と同等に優れた透湿性、防風性を再現できており、廃棄時の二酸化炭素排出量を軽減可能な快適素材もラインナップできました。これらの開発素材を含め、環境配慮型素材の総合ブランドとして『mateReco(マテレコ)』を立ち上げ、当社グループ売上に占める比率を2030年までに50%以上へ拡大することを目標としております。 ②環境・バイオ技術開発排水処理場で発生する汚泥の減容化に関して、特殊なバイオ製剤を見出したことで、自社だけでなく公共施設での実地検証でも効果が確認できるようになりました。管理手法も含めたシステムを構築し、事業化に向けて進行しております。
FY2021|1,504 文字
5 【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、技術開発部を核として、本体及びグループ各社の連携を強化し、また産地協力企業とのクラスター活動や、多くの大学や公設試験場と共同研究を推進し、世界を席巻するブランドへの飛躍をめざし、事業戦略に沿った要素技術及び商品の開発を推進しております。特に、SDGsへの取り組みとして環境に配慮した技術開発が益々重要となっており、また、新型コロナウイルス感染症対策となる技術、商品開発も喫緊の課題として開発に注力しております。なお、当社グループの当連結会計年度末現在の特許及び実用新案の所有は135件、出願中は49件であり、研究開発費は、602百万円であります。 繊維事業①新型コロナウイルス感染症対策関連東芝マテリアル㈱の可視光応答型光触媒と特殊吸着剤をハイブリッドさせた抗ウイルス加工技術をベースとして、インフルエンザウイルスの感染能力を抑制する特殊素材『ウイルスシールド』を用いたマスクインナーの商品化の後、夏の暑さ対策として優れた接触冷感や蒸れ防止機能などのマスク内環境を考慮したマスク『ダントツマスクール』を商品化しております。接触冷感q-max値として0.36という業界トップクラスの数値となっており、日経トレンド誌などにも掲載され、売上アップに貢献しております。さらに、抗ウイルス性能をパワーアップさせることで、人への感染能力があるコロナウイルス(旧型)に対して、蛍光灯照射下2時間で、99.9%以上の感染能力低減効果が確認された『エアロテクノ』の開発に至っております。別途、スポーツ時の呼吸のし易さを考慮したホールガーメント製法による立体マスク『ダントツマスクールエアー』や、口臭対策として口臭成分に特化した消臭性能を持たせた『ダントツフィットインナー 口臭ケアタイプ』、マスク生活における老け顔対策で程よく表情筋を刺激してくれる『きもちあげマスク』、化粧用パフ材に使われているポリウレタンスポンジの優しいタッチを活かした『ムースマスク』、ズレないマスクインナー『くっつくインナー』と、用途に応じたバリエーションも展開しております。 一般財団法人日本繊維製品品質技術センターにて、新型コロナウイルスでの試験が可能となったことから、『エアロテクノ』を試験依頼したところ、蛍光灯照射下2時間で、99.9%以上の感染能力低減効果が確認されたことから、販売促進に貢献しております。一連の開発、商品化に対しては、繊研新聞社主催の繊研合繊賞をテクニカル部門で東芝マテリアル㈱と共同受賞に至っております。また、マスク関連以外にも、間仕切りやカーテンなどのインテリア資材用途や感染対策グッズにも展開してまいります。 ②快適素材開発『オニベジ』の廃棄物を活用するエコロジー面と植物成分由来のナチュラルな色合いに加えて、植物成分の持つ親水性を活用した吸水拡散性を持たせた快適素材『ベジベジ』を上市し、上記のマスクと組み合せてカラーバリエーション展開しており、女性を中心に人気商品となっております。 さらに、隈 研吾先生が設計を手掛けた新国立競技場においては、入場ゲートに『グリーンビズ Ground』が広く用いられ、外周プランターにはバサルト(玄武岩)繊維で50年耐久設計のボンディング素材が採用されるなど、多くの製品が採用されております。 快適機能素材として、ポリエステル綿混素材に独自改質技術を行うことで高度な吸水・速乾性を両立させた『ポリバ』も開発しており、工業洗濯50回にも耐えることから、ユニフォーム用途を含め、ファッション、スポーツから寝装分野まで展開しております。
FY2020|1,289 文字
5 【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、技術開発部を核として、本体及びグループ各社の連携を強化し、また産地協力企業とのクラスター活動や、多くの大学や公設試験場と共同研究を推進し、世界を席巻するブランドへの飛躍をめざし、かつSDGsへの取り組みをこれまで以上に推進しつつ、事業戦略に沿った要素技術及び商品の開発を推進しております。なお、当社グループの当連結会計年度末現在の特許及び実用新案の所有は132件、出願中は46件であり、研究開発費は、790百万円であります。 繊維事業①衣料開発分野機能面でダントツ性能を目指す第一弾として、『ダントツ撥水』を上市しました。環境配慮としてフッ素系撥水剤において、環境への影響があるPFOAを含まない水系撥水剤を使用し、水キレの良さと100回家庭洗濯でもしっかり水を弾く高耐久性を両立させております。素材内見会で、多くの引合いを頂いており、また、日刊工業新聞社主催の第30回「読者が選ぶネーミング大賞」にて、「インパクトネーミング賞」を受賞しております。 ファッション分野では、社内コンテスト「RE-CREATION」を企画し、社外からプルミエールヴィジョントレンド協議会委員を務める池西 美智子様を招待し、厳正な審査からアドバイスまでご指導頂き、質の高いものづくりに繋げております。その中でグランプリとなった商品は、プルミエールヴィジョンに出展したところ、早速引き合いを頂いております。今後も継続して企画、開催し、新商品提案に繋げてまいります。 ヘルスケア関連としては、東芝マテリアル㈱の技術協力を得ながら、可視光応答型の光触媒と特殊吸着剤のハイブリッド技術開発により、インフルエンザウイルスの感染能力を抑制する特殊素材『ウイルスシールド』の開発に至り、第一弾として、マスクインナーを商品化し、自社販売をスタートさせております。新型コロナウイルス対策の一助となるべく、継続開発、用途開拓を進めてまいります。 ②非衣料開発分野熱可塑性炭素繊維複合材料『CABKOMA(カボコーマ)ストランドロッド』を含む製品規格として、JIS A5571「耐震補強用引張材-炭素繊維複合材料より線」を、ようやく制定することができ、今後普及が促進されることが見込まれております。また、鋼管柱脚補強材『CABKOMA・Pシート』を用いた信号柱や標識柱の延命対策(YCK工法)が長野県、和歌山県、群馬県で順次導入されております。 さらに、隈 研吾先生が設計を手掛けた新国立競技場においては、入場ゲートに『グリーンビズ Ground』が広く用いられ、外周プランターにはバサルト(玄武岩)繊維で50年耐久設計のボンディング素材が採用されるなど、多くの製品が採用されております。 第18回屋上・壁面緑化技術コンクールにおいて、グリーンビズの上にセダムを植栽した『軌道敷内緑化システム』が壁面・特殊緑化部門にて「環境大臣賞」を受賞、高い技術水準と都市緑化技術の模範になる点が評価されております。 こうした事例を踏まえて、用途開拓を推進し、拡販へ繋げてまいります。
FY2019|1,283 文字
5 【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、技術開発部を核として、本体及びグループ各社の連携を強化し、また産地協力企業とのクラスター活動や、多くの大学や公設試験場と共同研究を推進し、世界を席巻するブランドへの飛躍をめざし、事業戦略に沿った要素技術及び商品の開発を推進しております。なお、当社グループの当連結会計年度末現在の特許及び実用新案の所有は131件、出願中は47件であり、研究開発費は、838百万円であります。 繊維事業①衣料開発分野スポーツ・アウトドア分野では、快適性向上に加えて環境配慮技術として、植物由来の原料を使用したバイオポリウレタンを活用した透湿防水加工を「SAITOS-GF、GR(サイトス-GF、GR)」として、プルミエールヴィジョンに出展したところ、エコに敏感な欧州ハイブランドの方々から大きな反響が得られております。「SAITOS-GF」は、植物由来比率50%のポリウレタンを使用した透湿防水膜を素材の外側に用い、透湿性と共に摩耗や擦れに対する耐性を持たせております。「SAITOS-GR」も、植物由来比率50%で、従来品対比、ストレッチ性が60%アップしたポリウレタンを使用した透湿防水膜を素材の裏面に使用しております。 また、快適性向上に関しては、ストレッチ防風素材「エアシャットNT」の機能性アップ版として、高透湿化による結露防止性能を持たせた「エアシャットMP」を開発し、東京個展等で提案したところ、ゴルフレイン用として受注に結びついております。 ユニフォーム向けでは、暑さ対策として、遮熱効果のあるシルバー膜との組合せ素材を開発しており、電動ファン付き作業服用素材として採用に至っており、継続して受注増が見込まれております。 ②非衣料開発分野熱可塑性炭素繊維複合材料『CABKOMA(カボコーマ)』のストランドロッドの用途開発として、軽量かつ強靭、寸法安定性の点から駅ホームにおける落下防止の昇降式ホーム柵用カーボンロープに採用され、JR西日本の大阪駅をはじめ、関西圏の主要駅に順次導入が決まりました。また、フランス・パリで開催された「JEC World 2018」において、建築・インフラ部門で「JEC Innovation Awards」を受賞できたことで、今後の普及が促進されることが見込まれております。グリーンビズ関連では、8月に東京大学で開催した展示会にて、異常気象時の雨水対策として、屋上治水システム「グリーンビズダム」や、東邦レオ㈱と共同開発の雨水貯留浸透技術評価認定を取得した「アクアビズ工法」を紹介することで、多くの関心が寄せられており、都市部での展開が期待されております。新規分野として、日新工業㈱と共同で商品化を進めてきたビル屋上でのアスファルト防水施工に使用されるルーフィング材については、耐候試験など要求物性をクリアできる技術を確立しております。従来品対比軽量化となるメリットもあり、すでに受注に結びついております。 以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、838百万円となりました。
FY2018|1,306 文字
5 【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、技術開発部を核として、本体及びグループ各社の連携を強化し、また産地協力企業とのクラスター活動や、多くの大学や公設試験場と共同研究を推進し、「世界に冠たる先端ファブリックメーカー」として事業戦略に沿った要素技術及び商品の開発を推進しております。なお、当社グループの当連結会計年度末現在の特許及び実用新案の所有は122件、出願中は52件であり、研究開発費は、790百万円であります。 繊維事業①衣料開発分野ファッション分野では、KOLONグループとの協業体制をさらに発展させ、両社の技術を用いた新素材開発に取り組み、8月の韓国での共同展に続き、人工皮革『KOMAPELLE(コマペレ)』をはじめとした共同開発素材展示会を11月に東京で開催し、ファッションおよび資材関連の市場関係者にアピールしております。また、独自スエード調素材『KOMASUEDE(コマスエード)』につきましては、2017年度繊研合繊賞のマテリアル部門賞を受賞できたことで、採用拡大となっております。 ㈱I.S.Tと共同開発しております『Karl Karl-KS(カールカールKS)』につきましても、物性・風合・コスト面を見直し、11月の東京個展にて2018年秋冬向けに再アピールしたところ、軽量感とボリューム感プラス、ウールに負けない保温性を持つことと、表情感のバリエーションや機能加工との組合せが出来ることから、好評を得ております。 加えて、上記の素材をベースに、天然成分配合の環境配慮ハイブリッド素材『ONIBEGIE(オニベジ)』との組み合せの要望が多く、それぞれに最適な加工技術を開発することで、エコを切り口とした採用の拡大に対応しております。 複合薄膜ファブリックDIMA関係では、新規に開発した透湿性を有する合成皮革『AQUA DIMA(アクアディマ)』が、摩耗耐久性と快適性を両立したアウトドア素材として、国内向けに東京個展で、海外向けではISPO展で上市をしたところ、多くの引き合いを受けております。また、ロングラン商品である高透湿防水素材『SAITOS』シリーズに、環境配慮素材として、バイオ由来原料を使用した『SAITOS-GR(サイトスGR)』をラインナップしております。ISPO展で上市したところ、サスティナブル、エコな素材を採用したい欧州を中心としたメーカーからの引き合いを多数頂き、トレンドに合った商品として受け入れられております。 ②非衣料開発分野熱可塑性炭素繊維複合材料『CABKOMA(カボコーマ)』のストランドロッドが、長野県の善光寺の重要文化財「経蔵」の耐震補強材として採用されたことに続き、世界遺産となった富岡製糸場の西繭所での採用も計画されております。 一方で、耐震補強材としてのJIS化認定に向けて、革新的イノベーション創出プログラム(COI)及び革新複合材料研究開発センター(ICC)の協力を得ながら、審査会および分科会での審議を経て、今年度中を目標に進めております。 以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、790百万円となりました。
FY2017|1,449 文字
6 【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、技術開発本部を核として、本体及びグループ各社の連携を強化し、また産地協力企業とのクラスター活動や、多くの大学や公設試験場と共同研究を推進し、「世界に冠たる先端ファブリックメーカー」として事業戦略に沿った要素技術及び商品の開発を推進しております。なお、当社グループの当連結会計年度末現在の特許及び実用新案の所有は111件、出願中は55件であり、研究開発費は、693百万円であります。 繊維事業①衣料開発分野ファッション分野では、2003年来、継続して「プルミエール・ビジョン」のファブリック部門に出展しておりましたが、新たな試みとしてレザー部門に初出展致しました。アクセサリー分野(鞄、財布、シューズ等)の海外市場に向けても、「KOMATSUブランド」を拡大すべく、天然皮革に対抗出来うる合成繊維ベースの当社がつくる“新しい革”をコンセプトとして提案を行っております。天然皮革と比べ、軽く、機能加工との組合せもでき、安定供給可能というメリットをアピールし、販路拡大を進めております。 また、天然成分配合の環境配慮ハイブリッド素材『ONIBEGIE(オニベジ)』につきましても、今シーズンのトレンドを意識し、新たにカラーカードを刷新し、より「エコ」のイメージを押し出した形で継続提案しており、多くの引き合いを受けております。国内では、「グッドデザイン賞」を受賞できたことで、販売促進にプラスになっております。 さらに、新・触感スエード素材として『KOMASUEDE(コマスエード)』を発表しております。当社独自のスエーディング加工技術を駆使し、独特のボリューム感、弾力性とマイルドな触感に加えて、エアリーで手に吸い付くようなタッチの高級スエード感が特長で、欧州の多くのデザイナーやバイヤーから好評を博し、多数のピックアップを頂きました。 国内では、機能性素材の開発・販売を手掛けるイデアテックスジャパン㈱と共同開発したお肌に優しい新素材『EggBale(エッグベール)』を上市しております。「卵殻膜プロテイン」と「生体親和性ポリマー」を融合させることで、保湿機能や衣服内温度のコントロール機能により、環境変化からお肌を守るというコンセプトを持たせた快適素材となっております。京都女子大学の協力を得て、実着用での有効な評価結果も得ており、ファッション、ユニフォームから、寝装・寝具用途まで幅広く、展開を開始しております。 ②非衣料開発分野熱可塑性炭素繊維複合材料『CABKOMA(カボコーマ)』の用途開拓も進んでおり、ストランドロッドが、善光寺の境内にある重要文化財「経蔵」の耐震工事の耐震補強材として採用され、錆びなく軽量で作業性に優れているメリットを武器に、今後の販路拡大に手応えを感じております。 また、新・鋼管柱脚補強材として『カボコーマ・Pシート』を開発し、新工法とともに、販売開始しました。革新的イノベーション創出プログラム(COI)及び革新複合材料研究開発センター(ICC)の協力を得て、従来工法に比べ、施工性が3倍に高まり、大幅なコストダウンとなることから、全国で約600万本ある鋼管柱の補修工事を総販売元であるヨシモトポール㈱と協力して、獲得していく構想を立てております。尚、この新工法は石川県建設新技術認定を頂き、公共事業含めた展開を開始しております。 以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、693百万円となりました。
FY2016|1,532 文字
6 【研究開発活動】当社グループの研究開発活動は、技術開発本部を核として、本体及びグループ各社との連携を強化し、また、産地協力企業とのクラスター活動や、多くの大学や公設試験場と共同研究を推進し、「世界に冠たる先端ファブリックメーカー」として事業戦略に沿った要素技術及び商品の開発を推進しております。なお、当社グループの当連結会計年度末現在の特許及び実用新案の所有は99件、出願中は62件であり、研究開発費は、644百万円であります。 繊維事業①衣料開発分野ファッション分野では、昨年開発した環境配慮型ハイブリッド素材『ONIBEGIE(オニベジ)』(天然色素成分によるナイロンベースでの染色加工技術)が石川県主催の『いしかわエコデザイン賞2015』の大賞を受賞いたしました。環境配慮型素材の注目度の高さとお客様から高い評価を頂いております。特に海外のお客様の評価は高く、世界中に広がっております。また、2007年8月より販売している最上質うるし調素材『ルガーノ』を更に進化させた『ウルトラ・ルガーノ』を9月のパリで開催されましたプルミエール・ヴィジョンにて発表を行い上市いたしました。当社独自設計にて開発した機械と匠技のような加工技術とを融合させることで、新領域の上品な艶感で流れ落ちるような水飴調の光沢表現を成功させました。しなやかでかつ扁平で硬くならず、高いドレープ性は非常に高い評価を受けております。 スポーツ・アウトドア分野では、1月に世界最大級のスポーツ用品見本市「ISPO MUNICH 2016」にファッション(感性) + ファンクション(機能)をテーマで出展しております。『モナリザ』、『ウルトラ・ルガーノ』といった視覚的表現力の高い商品と『クワトローニ』等の高機能加工技術を組合せた素材は高い評価を得ており、この分野における当社ブランドの構築と販路拡大に繋がっています。 安全分野では、当社技術を駆使した特殊ハイブリット着色加工技術を開発し、ISO 20471基準をクリアする高視認性素材『ミエール』を発表しております。この技術並びに素材は国内外から高い評価を得ており、国内で歴史と権威のある繊研合繊賞を受賞いたしております。作業される方々のより高い安全性を保てる作業服として大きく期待できるものです。 ②非衣料開発分野熱可塑性炭素繊維複合材料『CABKOMA(カボコーマ)』を使用したストランドロッドの開発を行い、当社旧本社棟の耐震工事の耐震補強材として使用しファブリック・ラボラトリー「fa-bo(ファーボ)」として生まれ変わりました。このfa-boの設計・デザインは世界的建築家 隈 研吾先生(東京大学教授)によるものです。このfa-boは炭素繊維複合材料の開発・販売戦略の牽引役として活用されております。 介護施設や病院向け防水シーツ・マットレスカバーなど特殊素材の機能の多様化に対応し、抗菌加工や高い耐薬品性を付与したDIMA素材の開発・提案を積極的に行い、拡販に結びついております。 ③環境関連分野超微多孔セラミックス『グリーンビズ』については、6月に科学技術館(東京)において夏の暑さ対策に特化した専門展 『夏の暑さ対策展2015』(後援:環境省、東京都)に日本道路(株)と共同で出展し、ヒートアイランド現象の緩和などに効果がある『グリーンビズグラウンド』、『グリーンビズルーパー』を出品しております。2020年 東京オリンピック・パラリンピックに向けた暑熱に対応する材料としてのアピールや都市環境整備に向けた販路拡大に大きな手応えを感じております。 以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、644百万円となりました。