事業等のリスク
東海染工グループの経営にはいくつかのリスクがあります。まず、染色加工や縫製品販売事業は、春夏素材が主力のため、売上が下半期に集中しやすく、季節によって業績が変動する可能性があります。また、ファッション性の高い製品を扱うため、流行やトレンドの変化に対応できない場合、業績に影響が出る恐れがあります。海外売上高が約3割を占めるため、各国の政治経済情勢の変動や為替レートの変動もリスクとなります。さらに、木屑チップや染料・薬品などの原材料価格の変動、製造物責任法などの法規制の変更、そして熟練の職人やトレンドに詳しい人材の確保ができない場合も、事業に悪影響を及ぼす可能性があります。
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FY2025|3,038 文字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、本項においては、将来に関する事項が含まれていますが、当該事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営成績の変動について①季節による変動の影響について 当社グループの中心である染色加工事業及び縫製品販売事業は、春・夏型素材を中心とする天然繊維及びその複合素材を主力としております。秋冬素材への取組みも強化しているものの、売上高を始めとする当社グループの経営成績は、秋冬主体の上半期に比べ、春夏主体の下半期が増加する傾向があります。 2024年3月期2025年3月期上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)売上高6,465,399(48.9%)6,750,013(51.1%)13,215,4126,691,205(46.6%)7,656,157(53.4%)14,347,362内、加工料3,499,159(48.3%)3,752,947(51.7%)7,252,1063,769,055(47.0%)4,256,795(53.0%)8,025,850内、テキスタイル販売939,363(53.8%)805,704(46.2%)1,745,068750,726(41.3%)1,066,577(58.7%)1,817,304内、縫製品販売188,877(44.3%)237,863(55.7%)426,740156,632(42.8%)209,678(57.2%)366,310営業利益又は営業損失(△)△116,583(-%)159,542(-%)42,959△3,949(-%)423,661(-%)419,711経常利益又は経常損失(△)△109,074(-%)244,601(-%)135,526111,938(19.7%)457,212(80.3%)569,150親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)△89,334(-%)219,140(-%)129,80620,263(6.5%)291,449(93.5%)311,712※比率は連結会計年度に占める上半期及び下半期の割合を示しております。②流行・トレンドによる影響について テキスタイル加工・販売のマーケットにおける大手アパレル及びSPA(製造小売業)向けのファッション性の高い服地衣料・テキスタイルの分野は流行に敏感な傾向があります。従って、現在のトレンドにあったテキスタイルをいかに差別化してタイムリーに開発・提供できるかが、経営成績にも影響を与える可能性があります。(2)海外取引関係①海外取引について 当社グループは、直接為替変動リスクのない間接輸出が中心であるものの、海外売上高は当連結会計年度において29.4%を占めております。また、当社グループの商品売上の主体である輸入衣料商品は、当社グループで加工したテキスタイルを海外の縫製工場で商品化するもの及び海外縫製工場からの商品の直接輸入によるものに分かれますが、いずれも海外での生産委託が主体であります。 各国の政治体制の変動や経済情勢、法規則、紛争及び伝染病の流行など、不測の事態が生じた場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ②為替変動リスクについて 当社グループは、上記①を始めとした外貨建取引を行っており、為替変動リスクのある外貨建資産・負債を有しております。これらの外貨建予定取引及び資産・負債に係る為替変動リスクを回避する目的で、為替予約取引を行っているものの、これらのデリバティブ取引ですべてのリスクを回避できるとは限らず、その場合には経営成績に影響を与える可能性があります。 (3)原材料調達価格の変動について 当社グループの主力である染色加工事業は、木屑チップをエネルギー源とするバイオマスボイラーを主力の動力源としており重油依存比率は低いものの、木屑チップ価格は値上がり傾向にあります。 また、重油価格が高騰した場合、関連する原材料の調達価格に大きな影響を与えます。 加えて、染料・薬品など海外からの輸入品依存度も高くなっており、環境規制・輸出入規制、災害・事故などにより需給バランスが崩れた場合、原材料の調達価格に影響を与える可能性があります。 これら原材料の調達価格の上昇により当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。(4)特有の法規制等について 当社グループの製造・販売する加工及び製商品に対する規制としては、「製造物責任法」「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」及び「排水総量規制」等が該当します。当社グループでは各法令の趣旨に鑑み、法令遵守のための設備投資を実施する一方、当社の開発技術部を中心として定期的に実施する環境監査の中でこれらの遵守、管理の徹底指導を行っております。また、一部損害保険により、リスクヘッジも図っております。 しかしながら、今後これら法令が改定された場合、当社グループの業務に影響を与える可能性があります。(5)人材の確保について 当社グループの主力である染色加工事業においては、天然繊維に対し、「色」「風合い」といった人の感覚に依る付加価値を与えることが生業であり、このため、各製造工程において、高い知識・技術と経験に裏付けされた「職人」的人材が不可欠であります。また、テキスタイル販売部門や縫製品販売事業においても、染色加工のみならず、テキスタイル・縫製品の知識に精通し、かつトレンドに敏感な人材が求められております。これらのことから、当社グループにおいては優れた人材の育成・確保は重要な課題であると考えており、以下に挙げる施策による、人材の育成・確保に取り組んでおります。①社内研修制度の充実 主に新入社員全体に対して、実地研修を行うと共に繊維加工に関する講義も並行して実施し、技術的知識を持った人材の育成を図っております。また、適宜社内研修や社外研修機関と社内経営層による中堅・幹部社員の育成研修等も実施しております。②染色技術・知識の継承 上記の社内研修制度に加えて、通常の教育・研修では継承が困難である現場での実践的な染色加工技術の技能・ノウハウを次世代社員等に継承するため、属人的な技術・技能を体系化し、文書化・マニュアル化を進めるなど技術・知識の継承に積極的に取り組んでおります。③現地法人への技術継承 当社では、海外拠点における機能商品・付加価値商品の需要に応えるため、技能実習制度などを活用し、積極的に現地法人との技術交流を図ることで、技術の向上及び継承を行っております。 しかしながら、上記施策が奏功しない場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (6)感染症や自然災害などの異常事態リスク 当社グループでは、国内・海外に複数の事業拠点、事務所・保育施設などを有しており、新型コロナウイルス感染症のような感染症などの世界的大流行や、想定を超える大規模自然災害が発生し、事業の運営が困難となった場合、経営成績に大きな影響を与える可能性があります。
FY2024|3,029 文字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、本項においては、将来に関する事項が含まれていますが、当該事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営成績の変動について①季節による変動の影響について 当社グループの中心である染色加工事業及び縫製品販売事業は、春・夏型素材を中心とする天然繊維及びその複合素材を主力としております。秋冬素材への取組みも強化しているものの、売上高を始めとする当社グループの経営成績は、秋冬主体の上半期に比べ、春夏主体の下半期が増加する傾向があります。 2023年3月期2024年3月期上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)売上高6,094,088(46.7%)6,963,362(53.3%)13,057,4516,465,399(48.9%)6,750,013(51.1%)13,215,412内、加工料3,499,737(47.6%)3,847,540(52.4%)7,347,2773,499,159(48.3%)3,752,947(51.7%)7,252,106内、テキスタイル販売810,971(44.8%)997,962(55.2%)1,808,933939,363(53.8%)805,704(46.2%)1,745,068内、縫製品販売136,399(40.1%)203,709(59.9%)340,109188,877(44.3%)237,863(55.7%)426,740営業利益又は営業損失(△)△186,259(-%)238,123(-%)51,863△116,583(-%)159,542(-%)42,959経常利益又は経常損失(△)△112,765(-%)302,475(-%)189,710△109,074(-%)244,601(-%)135,526親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)△187,105(-%)86,191(-%)△100,914△89,334(-%)219,140(-%)129,806※比率は連結会計年度に占める上半期及び下半期の割合を示しております。②流行・トレンドによる影響について テキスタイル加工・販売のマーケットにおける大手アパレル及びSPA(製造小売業)向けのファッション性の高い服地衣料・テキスタイルの分野は流行に敏感な傾向があります。従って、現在のトレンドにあったテキスタイルをいかに差別化してタイムリーに開発・提供できるかが、経営成績にも影響を与える可能性があります。(2)海外取引関係①海外取引について 当社グループは、直接為替変動リスクのない間接輸出が中心であるものの、海外売上高は当連結会計年度において26.7%を占めております。また、当社グループの商品売上の主体である輸入衣料商品は、当社グループで加工したテキスタイルを海外の縫製工場で商品化するもの及び海外縫製工場からの商品の直接輸入によるものに分かれますが、いずれも海外での生産委託が主体であります。 各国の政治体制の変動や経済情勢、法規則、紛争及び伝染病の流行など、不測の事態が生じた場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ②為替変動リスクについて 当社グループは、上記①を始めとした外貨建取引を行っており、為替変動リスクのある外貨建資産・負債を有しております。これらの外貨建予定取引及び資産・負債に係る為替変動リスクを回避する目的で、為替予約取引を行っているものの、これらのデリバティブ取引ですべてのリスクを回避できるとは限らず、その場合には経営成績に影響を与える可能性があります。 (3)原材料調達価格の変動について 当社グループの主力である染色加工事業は、木屑チップをエネルギー源とするバイオマスボイラーを主力の動力源としており重油依存比率は低いものの、木屑チップ価格は値上がり傾向にあります。 また、重油価格が高騰した場合、関連する原材料の調達価格に大きな影響を与えます。 加えて、染料・薬品など海外からの輸入品依存度も高くなっており、環境規制・輸出入規制、災害・事故などにより需給バランスが崩れた場合、原材料の調達価格に影響を与える可能性があります。 これら原材料の調達価格の上昇により当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。(4)特有の法規制等について 当社グループの製造・販売する加工及び製商品に対する規制としては、「製造物責任法」「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」及び「排水総量規制」等が該当します。当社グループでは各法令の趣旨に鑑み、法令遵守のための設備投資を実施する一方、当社の開発技術部を中心として定期的に実施する環境監査の中でこれらの遵守、管理の徹底指導を行っております。また、一部損害保険により、リスクヘッジも図っております。 しかしながら、今後これら法令が改定された場合、当社グループの業務に影響を与える可能性があります。(5)人材の確保について 当社グループの主力である染色加工事業においては、天然繊維に対し、「色」「風合い」といった人の感覚に依る付加価値を与えることが生業であり、このため、各製造工程において、高い知識・技術と経験に裏付けされた「職人」的人材が不可欠であります。また、テキスタイル販売部門や縫製品販売事業においても、染色加工のみならず、テキスタイル・縫製品の知識に精通し、かつトレンドに敏感な人材が求められております。これらのことから、当社グループにおいては優れた人材の育成・確保は重要な課題であると考えており、以下に挙げる施策による、人材の育成・確保に取り組んでおります。①社内研修制度の充実 主に新入社員全体に対して、実地研修を行うと共に繊維加工に関する講義も並行して実施し、技術的知識を持った人材の育成を図っております。また、適宜社内研修や社外研修機関と社内経営層による中堅・幹部社員の育成研修等も実施しております。②染色技術・知識の継承 上記の社内研修制度に加えて、通常の教育・研修では継承が困難である現場での実践的な染色加工技術の技能・ノウハウを次世代社員等に継承するため、属人的な技術・技能を体系化し、文書化・マニュアル化を進めるなど技術・知識の継承に積極的に取り組んでおります。③現地法人への技術継承 当社では、海外拠点における機能商品・付加価値商品の需要に応えるため、技能実習制度などを活用し、積極的に現地法人との技術交流を図ることで、技術の向上及び継承を行っております。 しかしながら、上記施策が奏功しない場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (6)感染症や自然災害などの異常事態リスク 当社グループでは、国内・海外に複数の事業拠点、事務所・保育施設などを有しており、新型コロナウイルス感染症のような感染症などの世界的大流行や、想定を超える大規模自然災害が発生し、事業の運営が困難となった場合、経営成績に大きな影響を与える可能性があります。
FY2023|3,194 文字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、本項においては、将来に関する事項が含まれていますが、当該事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営成績の変動について①季節による変動の影響について 当社グループの中心である染色加工事業及び縫製品販売事業は、春・夏型素材を中心とする天然繊維及びその複合素材を主力としております。秋冬素材への取組みも強化しているものの、売上高を始めとする当社グループの経営成績は、秋冬主体の上半期に比べ、春夏主体の下半期が増加する傾向があります。 2022年3月期2023年3月期上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)売上高5,150,953(46.2%)5,991,846(53.8%)11,142,8006,094,088(46.7%)6,963,362(53.3%)13,057,451内、加工料3,089,643(46.7%)3,529,846(53.3%)6,619,4893,499,737(47.6%)3,847,540(52.4%)7,347,277内、テキスタイル販売555,167(40.7%)808,602(59.3%)1,363,770810,971(44.8%)997,962(55.2%)1,808,933内、縫製品販売101,947(48.8%)106,780(51.2%)208,727136,399(40.1%)203,709(59.9%)340,109営業利益又は営業損失(△)△53,856(-%)127,221(-%)73,365△186,259(-%)238,123(-%)51,863経常利益又は経常損失(△)△23,822(-%)138,945(-%)115,122△112,765(-%)302,475(-%)189,710親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)7,021(14.5%)41,470(85.5%)48,492△187,105(-%)86,191(-%)△100,914※比率は連結会計年度に占める上半期及び下半期の割合を示しております。②流行・トレンドによる影響について テキスタイル加工・販売のマーケットにおける大手アパレル及びSPA(製造小売業)向けのファッション性の高い服地衣料・テキスタイルの分野は流行に敏感な傾向があります。従って、現在のトレンドにあったテキスタイルをいかに差別化してタイムリーに開発・提供できるかが、経営成績にも影響を与える可能性があります。(2)海外取引関係①海外取引について 当社グループは、直接為替変動リスクのない間接輸出が中心であるものの、海外売上高は当連結会計年度において30.9%を占めております。また、当社グループの商品売上の主体である輸入衣料商品は、当社グループで加工したテキスタイルを海外の縫製工場で商品化するもの及び海外縫製工場からの商品の直接輸入によるものに分かれますが、いずれも海外での生産委託が主体であります。 各国の政治体制の変動や経済情勢、法規則、紛争及び伝染病の流行など、不測の事態が生じた場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ②為替変動リスクについて 当社グループは、上記①を始めとした外貨建取引を行っており、為替変動リスクのある外貨建資産・負債を有しております。これらの外貨建予定取引及び資産・負債に係る為替変動リスクを回避する目的で、為替予約取引を行っているものの、これらのデリバティブ取引ですべてのリスクを回避できるとは限らず、その場合には経営成績に影響を与える可能性があります。 (3)原材料調達価格の変動について 当社グループの主力である染色加工事業は、木屑チップをエネルギー源とするバイオマスボイラーを主力の動力源としており重油依存比率は低いものの、木屑チップ価格は値上がり傾向にあります。 また、重油価格が高騰した場合、関連する原材料の調達価格に大きな影響を与えます。 加えて、染料・薬品など海外からの輸入品依存度も高くなっており、環境規制・輸出入規制、災害・事故などにより需給バランスが崩れた場合、原材料の調達価格に影響を与える可能性があります。 これら原材料の調達価格の上昇により当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。(4)特有の法規制等について 当社グループの製造・販売する加工及び製商品に対する規制としては、「製造物責任法」「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」及び「排水総量規制」等が該当します。当社グループでは各法令の趣旨に鑑み、法令遵守のための設備投資を実施する一方、当社の開発技術部を中心として定期的に実施する環境監査の中でこれらの遵守、管理の徹底指導を行っております。また、一部損害保険により、リスクヘッジも図っております。 しかしながら、今後これら法令が改定された場合、当社グループの業務に影響を与える可能性があります。(5)人材の確保について 当社グループの主力である染色加工事業においては、天然繊維に対し、「色」「風合い」といった人の感覚に依る付加価値を与えることが生業であり、このため、各製造工程において、高い知識・技術と経験に裏付けされた「職人」的人材が不可欠であります。また、テキスタイル販売部門や縫製品販売事業においても、染色加工のみならず、テキスタイル・縫製品の知識に精通し、かつトレンドに敏感な人材が求められております。これらのことから、当社グループにおいては優れた人材の育成・確保は重要な課題であると考えており、以下に挙げる施策による、人材の育成・確保に取り組んでおります。①社内研修制度の充実 主に新入社員全体に対して、実地研修を行うと共に繊維加工に関する講義も並行して実施し、技術的知識を持った人材の育成を図っております。また、営業系社員に対しては必要に応じて、約1年間の海外研修を実施しており、語学力とスピード感を併せもった人材の育成を図っております。この他にも、適宜社内研修や社外研修機関と社内経営層による中堅・幹部社員の育成研修等も実施しております。②染色技術・知識の継承 上記の社内研修制度に加えて、通常の教育・研修では継承が困難である現場での実践的な染色加工技術の技能・ノウハウを次世代社員等に継承するため、属人的な技術・技能を体系化し、文書化・マニュアル化を進めるなど技術・知識の継承に積極的に取り組んでおります。③現地法人への技術継承 当社では、海外拠点における機能商品・付加価値商品の需要に応えるため、技能実習制度などを活用し、積極的に現地法人との技術交流を図ることで、技術の向上及び継承を行っております。 しかしながら、上記施策が奏功しない場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (6)感染症や自然災害などの異常事態リスク 当社グループでは、国内・海外に複数の事業拠点、事務所・保育施設などを有しており、新型コロナウイルス感染症のような感染症などの世界的大流行や、想定を超える大規模自然災害が発生し、事業の運営が困難となった場合、経営成績に大きな影響を与える可能性があります。 新型コロナウイルス感染症につきましては、行動規制や水際対策などの緩和に加え、2023年5月8日には感染症法上の位置づけが5類感染症に移行されるなど、経済・社会活動の正常化を見込んでおります。
FY2022|3,172 文字
2【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、本項においては、将来に関する事項が含まれていますが、当該事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営成績の変動について①季節による変動の影響について 当社グループの中心である染色加工事業及び縫製品販売事業は、春・夏型素材を中心とする天然繊維及びその複合素材を主力としております。秋冬素材への取組みも強化しているものの、売上高を始めとする当社グループの経営成績は、秋冬主体の上半期に比べ、春夏主体の下半期が増加する傾向があります。 2021年3月期2022年3月期上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)売上高5,351,132(50.4%)5,273,431(49.6%)10,624,5645,150,953(46.2%)5,991,846(53.8%)11,142,800内、加工料2,723,030(47.9%)2,959,905(52.1%)5,682,9353,089,643(46.7%)3,529,846(53.3%)6,619,489内、テキスタイル販売942,115(59.2%)648,197(40.8%)1,590,313555,167(40.7%)808,602(59.3%)1,363,770内、縫製品販売347,270(58.4%)247,383(41.6%)594,653101,947(48.8%)106,780(51.2%)208,727営業利益又は営業損失(△)△224,353(-%)75,977(-%)△148,376△53,856(-%)127,221(-%)73,365経常利益又は経常損失(△)△156,501(-%)86,892(-%)△69,608△23,822(-%)138,945(-%)115,122親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)△256,684(-%)82,354(-%)△174,3307,021(14.5%)41,470(85.5%)48,492※比率は連結会計年度に占める上半期及び下半期の割合を示しております。②流行・トレンドによる影響について テキスタイル加工・販売のマーケットにおける大手アパレル及びSPA(製造小売業)向けのファッション性の高い服地衣料・テキスタイルの分野は流行に敏感な傾向があります。従って、現在のトレンドにあったテキスタイルをいかに差別化してタイムリーに開発・提供できるかが、経営成績にも影響を与える可能性があります。(2)海外取引関係①海外取引について 当社グループは、直接為替変動リスクのない間接輸出が中心であるものの、海外売上高は当連結会計年度において26.6%を占めております。また、当社グループの商品売上の主体である輸入衣料商品は、当社グループで加工したテキスタイルを海外の縫製工場で商品化するもの及び海外縫製工場からの商品の直接輸入によるものに分かれますが、いずれも海外での生産委託が主体であります。 各国の政治体制の変動や経済情勢、法規則、紛争及び伝染病の流行など、不測の事態が生じた場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ②為替変動リスクについて 当社グループは、上記①を始めとした外貨建取引を行っており、為替変動リスクのある外貨建資産・負債を有しております。これらの外貨建予定取引及び資産・負債に係る為替変動リスクを回避する目的で、為替予約取引を行っているものの、これらのデリバティブ取引ですべてのリスクを回避できるとは限らず、その場合には経営成績に影響を与える可能性があります。 (3)原材料調達価格の変動について 当社グループの主力である染色加工事業は、木屑チップをエネルギー源とするバイオマスボイラーを主力の動力源としており重油依存比率は低いものの、木屑チップ価格は値上がり傾向にあります。 また、重油価格が高騰した場合、関連する原材料の調達価格に大きな影響を与えます。 加えて、染料・薬品など海外からの輸入品依存度も高くなっており、環境規制・輸出入規制、災害・事故などにより需給バランスが崩れた場合、原材料の調達価格に影響を与える可能性があります。 これら原材料の調達価格の上昇により当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。(4)特有の法規制等について 当社グループの製造・販売する加工及び製商品に対する規制としては、「製造物責任法」「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」及び「排水総量規制」等が該当します。当社グループでは各法令の趣旨に鑑み、法令遵守のための設備投資を実施する一方、当社の開発技術部を中心として定期的に実施する環境監査の中でこれらの遵守、管理の徹底指導を行っております。また、一部損害保険により、リスクヘッジも図っております。 しかしながら、今後これら法令が改定された場合、当社グループの業務に影響を与える可能性があります。(5)人材の確保について 当社グループの主力である染色加工事業においては、天然繊維に対し、「色」「風合い」といった人の感覚に依る付加価値を与えることが生業であり、このため、各製造工程において、高い知識・技術と経験に裏付けされた「職人」的人材が不可欠であります。また、テキスタイル販売部門や縫製品販売事業においても、染色加工のみならず、テキスタイル・縫製品の知識に精通し、かつトレンドに敏感な人材が求められております。これらのことから、当社グループにおいては優れた人材の育成・確保は重要な課題であると考えており、以下に挙げる施策による、人材の育成・確保に取り組んでおります。①社内研修制度の充実 主に新入社員全体に対して、実地研修を行うと共に繊維加工に関する講義も並行して実施し、技術的知識を持った人材の育成を図っております。また、営業系社員に対しては必要に応じて、約1年間の海外研修を実施しており、語学力とスピード感を併せもった人材の育成を図っております。この他にも、適宜社内研修や社外研修機関と社内経営層による中堅・幹部社員の育成研修等も実施しております。②染色技術・知識の継承 上記の社内研修制度に加えて、通常の教育・研修では継承が困難である現場での実践的な染色加工技術の技能・ノウハウを次世代社員等に継承するため、属人的な技術・技能を体系化し、文書化・マニュアル化を進めるなど技術・知識の継承に積極的に取り組んでおります。③現地法人への技術継承 当社では、海外拠点における機能商品・付加価値商品の需要に応えるため、技能実習制度などを活用し、積極的に現地法人との技術交流を図ることで、技術の向上及び継承を行っております。 しかしながら、上記施策が奏功しない場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (6)感染症や自然災害などの異常事態リスク 当社グループでは、国内・海外に複数の事業拠点、事務所・保育施設などを有しており、新型コロナウイルス感染症のような感染症などの世界的大流行や、想定を超える大規模自然災害が発生し、事業の運営が困難となった場合、経営成績に大きな影響を与える可能性があります。 新型コロナウイルス感染症につきましては、世界的に行動制限の緩和や感染対策見直しの動きが進んでおり、経済活動は徐々に回復するものと見込んでおります。
FY2021|3,454 文字
2【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、本項においては、将来に関する事項が含まれていますが、当該事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営成績の変動について①季節による変動の影響について 当社グループの中心である染色加工事業及び縫製品販売事業は、春・夏型素材を中心とする天然繊維及びその複合素材を主力としております。秋冬素材への取組みも強化しているものの、売上高を始めとする当社グループの経営成績は、秋冬主体の上半期に比べ、春夏主体の下半期が増加する傾向があります。但し、当期におけるテキスタイル販売事業及び縫製品販売事業においては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に起因する政府のマスク不足解消に向けた施策やマスク用途によるガーゼ生地の加工数量が大幅に増加したことにより、上半期の売上高が下半期の売上高を上回っております。 2020年3月期2021年3月期上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)売上高6,742,302(48.1%)7,267,977(51.9%)14,010,2805,351,132(50.4%)5,273,431(49.6%)10,624,564内、加工料4,119,997(50.2%)4,094,457(49.8%)8,214,4542,723,030(47.9%)2,959,905(52.1%)5,682,935内、テキスタイル販売1,039,740(41.4%)1,473,935(58.6%)2,513,676942,115(59.2%)648,197(40.8%)1,590,313内、縫製品販売188,808(36.9%)322,600(63.1%)511,408347,270(58.4%)247,383(41.6%)594,653営業利益又は営業損失(△)257,647(41.7%)360,079(58.3%)617,726△224,353(-%)75,977(-%)△148,376経常利益又は経常損失(△)249,238(41.3%)354,832(58.7%)604,070△156,501(-%)86,892(-%)△69,608親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)71,764(-%)△622,911(-%)△551,146△256,684(-%)82,354(-%)△174,330※比率は連結会計年度に占める上半期及び下半期の割合を示しております。②流行・トレンドによる影響について テキスタイル加工・販売のマーケットにおける大手アパレル及びSPA(製造小売業)向けのファッション性の高い服地衣料・テキスタイルの分野は流行に敏感な傾向があります。従って、現在のトレンドにあったテキスタイルをいかに差別化してタイムリーに開発・提供できるかが、経営成績にも影響を与える可能性があります。(2)海外取引関係①海外取引について 当社グループは、直接為替変動リスクのない間接輸出が中心であるものの、海外売上高は当連結会計年度において22.2%を占めております。また、当社グループの商品売上の主体である輸入衣料商品は、当社グループで加工したテキスタイルを海外の縫製工場で商品化するもの及び海外縫製工場からの商品の直接輸入によるものに分かれますが、いずれも海外での生産委託が主体であります。 各国の政治体制の変動や経済情勢、法規則、紛争及び伝染病の流行など、不測の事態が生じた場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ②為替変動リスクについて 当社グループは、上記①を始めとした外貨建取引を行っており、為替変動リスクのある外貨建資産・負債を有しております。これらの外貨建予定取引及び資産・負債に係る為替変動リスクを回避する目的で、為替予約取引を行っているものの、これらのデリバティブ取引ですべてのリスクを回避できるとは限らず、その場合には経営成績に影響を与える可能性があります。(3)原材料調達価格の変動について 当社グループの主力である染色加工事業は、木屑チップをエネルギー源とするバイオマスボイラーを主力の動力源としており重油依存比率は低いものの、木屑チップ価格は値上がり傾向にあります。 また、重油価格が高騰した場合、関連する原材料の調達価格に大きな影響を与えます。 加えて、染料・薬品など海外からの輸入品依存度も高くなっており、環境規制・輸出入規制、災害・事故などにより需給バランスが崩れた場合、原材料の調達価格に影響を与える可能性があります。 これら原材料の調達価格の上昇により当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。(4)特有の法規制等について 当社グループの製造・販売する加工及び製商品に対する規制としては、「製造物責任法」「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」及び「排水総量規制」等が該当します。当社グループでは各法令の趣旨に鑑み、法令遵守のための設備投資を実施する一方、当社の開発技術部を中心として定期的に実施する環境監査の中でこれらの遵守、管理の徹底指導を行っております。また、一部損害保険により、リスクヘッジも図っております。 しかしながら、今後これら法令が改定された場合、当社グループの業務に影響を与える可能性があります。(5)人材の確保について 当社グループの主力である染色加工事業においては、天然繊維に対し、「色」「風合い」といった人の感覚に依る付加価値を与えることが生業であり、このため、各製造工程において、高い知識・技術と経験に裏付けされた「職人」的人材が不可欠であります。また、テキスタイル販売部門や縫製品販売事業においても、染色加工のみならず、テキスタイル・縫製品の知識に精通し、且つトレンドに敏感な人材が求められております。これらのことから、当社グループにおいては優れた人材の育成・確保は重要な課題であると考えており、以下に挙げる施策による、人材の育成・確保に取り組んでおります。①社内研修制度の充実 主に新入社員全体に対して、実地研修を行うと共に繊維加工に関する講義も並行して実施し、技術的知識を持った人材の育成を図っております。また、営業系社員に対しては必要に応じて、約1年間の海外研修を実施しており、語学力とスピード感を併せもった人材の育成を図っております。この他にも、適宜社内研修や社外研修機関と社内経営層による中堅・幹部社員の育成研修等も実施しております。②染色技術・知識の継承 上記の社内研修制度に加えて、通常の教育・研修では継承が困難である現場での実践的な染色加工技術の技能・ノウハウを次世代社員等に継承するため、属人的な技術・技能を体系化し、文書化・マニュアル化を進めるなど技術・知識の継承に積極的に取り組んでおります。③現地法人への技術継承 当社では、海外拠点における機能商品・付加価値商品の需要に応えるため、技能実習制度などを活用し、積極的に現地法人との技術交流を図ることで、技術の向上及び継承を行っております。 しかしながら、上記施策が奏功しない場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (6)感染症や自然災害などの異常事態リスク 当社グループでは、国内・海外に複数の事業拠点、事務所・保育施設などを有しており、新型コロナウイルス感染症のような感染症などの世界的大流行や、想定を超える大規模自然災害が発生し、事業の運営が困難となった場合、経営成績に大きな影響を与える可能性があります。 新型コロナウイルス感染症につきましては、国内では、感染拡大の懸念はあるものの、ワクチンの接種率向上により経済活動は徐々に回復するものと見込んでおります。しかし、海外では、未だ感染が拡大している地域もあり、収束時期の見通しは極めて難しい状況であります。 当社グループにおいては、企業活動の停滞や外出自粛・販売不振に伴う受注減少、海外での生産拠点や提携会社の休業・営業自粛などにより厳しい経営環境が続くものと考えております。
FY2020|3,312 文字
2【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、本項においては、将来に関する事項が含まれていますが、当該事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営成績の変動について①季節による変動の影響について 当社グループの中心である染色加工事業及び縫製品販売事業は、春・夏型素材を中心とする天然繊維及びその複合素材を主力としております。秋冬素材への取組みも強化しているものの、売上高を始めとする当社グループの経営成績は、秋冬主体の上半期に比べ、春夏主体の下半期が増加する傾向があります。 2019年3月期2020年3月期上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)売上高6,916,157(47.7%)7,590,872(52.3%)14,507,0296,742,302(48.1%)7,267,977(51.9%)14,010,280内、加工料4,312,833(47.5%)4,759,631(52.5%)9,072,4644,119,997(50.2%)4,094,457(49.8%)8,214,454内、テキスタイル販売942,042(46.0%)1,104,927(54.0%)2,046,9691,039,740(41.4%)1,473,935(58.6%)2,513,676内、縫製品販売332.863(53.3%)291,233(46.7%)624,097188,808(36.9%)322,600(63.1%)511,408営業利益269,683(35.8%)482,895(64.2%)752,578257,647(41.7%)360,079(58.3%)617,726経常利益312,015(38.7%)494,812(61.3%)806,827249,238(41.3%)354,832(58.7%)604,070親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)91,968(22.4%)317,867(77.6%)409,83671,764(-%)△622,911(-%)△551,146※比率は連結会計年度に占める上半期及び下半期の割合を示しております。②流行・トレンドによる影響について テキスタイル加工・販売のマーケットにおける大手アパレル及びSPA(製造小売業)向けのファッション性の高い服地衣料・テキスタイルの分野は流行に敏感な傾向があります。従って、現在のトレンドにあったテキスタイルをいかに差別化してタイムリーに開発・提供できるかが、経営成績にも影響を与える可能性があります。(2)海外取引関係①海外取引について 当社グループは、直接為替変動リスクのない間接輸出が中心であるものの、海外売上高は当連結会計年度において30.7%を占めております。また、当社グループの商品売上の主体である輸入衣料商品は、当社グループで加工したテキスタイルを海外の縫製工場で商品化するもの及び海外縫製工場からの商品の直接輸入によるものに分かれますが、いずれも海外での生産委託が主体であります。 各国の政治体制の変動や経済情勢、法規則、紛争及び伝染病の流行など、不測の事態が生じた場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。②為替変動リスクについて 当社グループは、上記①を始めとした外貨建取引を行っており、為替変動リスクのある外貨建資産・負債を有しております。これらの外貨建予定取引及び資産・負債に係る為替変動リスクを回避する目的で、為替予約取引を行っているものの、これらのデリバティブ取引ですべてのリスクを回避できるとは限らず、その場合には経営成績に影響を与える可能性があります。(3)原材料調達価格の変動について 当社グループの主力である染色加工事業は、木屑チップをエネルギー源とするバイオマスボイラーを主力の動力源としており重油依存比率は低いものの、木屑チップ価格は値上がり傾向にあります。 また、重油価格が高騰した場合、関連する原材料の調達価格に大きな影響を与えます。 加えて、染料・薬品など海外からの輸入品依存度も高くなっており、環境規制・輸出入規制、災害・事故などにより需給バランスが崩れた場合、原材料の調達価格に影響を与える可能性があります。 これら原材料の調達価格の上昇により当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。(4)特有の法規制等について 当社グループの製造・販売する加工及び製商品に対する規制としては、「製造物責任法」「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」及び「排水総量規制」等が該当します。当社グループでは各法令の趣旨に鑑み、法令遵守のための設備投資を実施する一方、当社の開発技術部を中心として定期的に実施する環境監査の中でこれらの遵守、管理の徹底指導を行っております。また、一部損害保険により、リスクヘッジも図っております。 しかしながら、今後これら法令が改定された場合、当社グループの業務に影響を与える可能性があります。(5)人材の確保について 当社グループの主力である染色加工事業においては、天然繊維に対し、「色」「風合い」といった人の感覚に依る付加価値を与えることが生業であり、このため、各製造工程において、高い知識・技術と経験に裏付けされた「職人」的人材が不可欠であります。また、テキスタイル販売部門や縫製品販売事業においても、染色加工のみならず、テキスタイル・縫製品の知識に精通し、且つトレンドに敏感な人材が求められております。これらのことから、当社グループにおいては優れた人材の育成・確保は重要な課題であると考えており、以下に挙げる施策による、人材の育成・確保に取り組んでおります。①社内研修制度の充実 主に新入社員全体に対して、実地研修を行うと共に繊維加工に関する講義も並行して実施し、技術的知識を持った人材の育成を図っております。また、営業系社員に対しては必要に応じて、約1年間の海外研修を実施しており、語学力とスピード感を併せもった人材の育成を図っております。この他にも、適宜社内研修や社外研修機関と社内経営層による中堅・幹部社員の育成研修等も実施しております。②染色技術・知識の継承 上記の社内研修制度に加えて、通常の教育・研修では継承が困難である現場での実践的な染色加工技術の技能・ノウハウを次世代社員等に継承するため、属人的な技術・技能を体系化し、文書化・マニュアル化を進めるなど技術・知識の継承に積極的に取り組んでおります。③現地法人への技術継承 当社では、海外拠点における機能商品・付加価値商品の需要に応えるため、技能実習制度などを活用し、積極的に現地法人との技術交流を図ることで、技術の向上及び継承を行っております。 しかしながら、上記施策が奏功しない場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (6)感染症や自然災害などの異常事態リスク 当社グループでは、国内・海外に複数の事業拠点、事務所・保育施設などを有しており、新型コロナウイルス感染症のような感染症などの世界的大流行や、想定を超える大規模自然災害が発生し、事業の運営が困難となった場合、経営成績に大きな影響を与える可能性があります。 新型コロナウイルス感染症につきましては、国内では、第2波感染の懸念はあるものの、社会経済活動制限は解除の方向に進んでおります。しかしながら、海外では、未だ感染が拡大している地域もあり、収束時期の見通しは極めて難しい状況であります。 当社グループにおいては、企業活動の停滞や外出自粛・販売不振に伴う受注減少、海外での生産拠点や提携会社の休業・営業自粛などにより厳しい経営環境が続くものと考えております。
FY2019|2,859 文字
2【事業等のリスク】 当社グループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると思われる主な事項を記載しております。本項においては、将来に関する事項が含まれていますが、当該事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営成績の変動について①季節による変動の影響について 当社グループの中心である染色加工事業及び縫製品販売事業は、春・夏型素材を中心とする天然繊維及びその複合素材を主力としております。秋冬素材への取組みも強化しているものの、売上高を始めとする当社グループの経営成績は、秋冬主体の上半期に比べ、春夏主体の下半期が増加する傾向があります。 2018年3月期2019年3月期上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)売上高7,067,975(47.6%)7,790,270(52.4%)14,858,2466,916,157(47.7%)7,590,872(52.3%)14,507,029内、加工料4,364,953(48.0%)4,728,058(52.0%)9,093,0114,312,833(47.5%)4,759,631(52.5%)9,072,464内、テキスタイル販売1,128,296(49.9%)1,130,953(50.1%)2,259,250942,042(46.0%)1,104,927(54.0%)2,046,969内、縫製品販売365,983(49.0%)381,657(51.0%)747,640332,863(53.3%)291,233(46.7%)624,097営業利益351,742(39.0%)551,178(61.0%)902,921269,683(35.8%)482,895(64.2%)752,578経常利益368,329(39.2%)571,203(60.8%)939,533312,015(38.7%)494,812(61.3%)806,827親会社株主に帰属する当期純利益125,084(28.6%)311,881(71.4%)436,96691,968(22.4%)317,867(77.6%)409,836※比率は連結会計年度に占める上半期及び下半期の割合を示しております。②流行・トレンドによる影響について テキスタイル加工・販売のマーケットにおける大手アパレル及びSPA(製造小売業)向けのファッション性の高い服地衣料・テキスタイルの分野は流行に敏感な傾向があります。従って、現在のトレンドにあったテキスタイルをいかに差別化してタイムリーに開発・提供できるかが、経営成績にも影響を与える可能性があります。(2)海外取引関係①海外取引について 当社グループは、直接為替変動リスクのない間接輸出が中心であるものの、海外売上高は当連結会計年度において29.8%を占めております。また、当社グループの商品売上の主体である輸入衣料商品は、当社グループで加工したテキスタイルを海外の縫製工場で商品化するもの及び海外縫製工場からの商品の直接輸入によるものに分かれますが、いずれも海外での生産委託が主体であります。 各国の政治体制の変動や経済情勢、法規則、紛争及び伝染病の流行など、不測の事態が生じた場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。②為替変動リスクについて 当社グループは、上記①を始めとした外貨建取引を行っており、為替変動リスクのある外貨建資産・負債を有しております。これらの外貨建予定取引及び資産・負債に係る為替変動リスクを回避する目的で、為替予約取引を行っているものの、これらのデリバティブ取引ですべてのリスクを回避できるとは限らず、その場合には経営成績に影響を与える可能性があります。(3)重油価格の変動について 当社グループの主力である染色加工事業は、エネルギー多消費型産業であるため、重油価格の高騰は染料・加工薬剤をはじめとする原材料の調達価格に影響を与えます。 当社グループは、販売価格への転嫁や生産性向上によるコストダウンを推し進めており、また木屑をエネルギー源とするバイオマスボイラーを主力の動力源としているため、エネルギーの重油依存比率は低いものの、重油価格の高騰が進んだ場合、原材料の調達価格の上昇により当社グループの業績に影響を与える可能性があります。(4)特有の法規制等について 当社グループの製造・販売する加工及び製商品に対する規制としては、「製造物責任法」「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」及び「排水総量規制」等が該当します。当社グループでは各法令の趣旨に鑑み、法令遵守のための設備投資を実施する一方、当社の開発技術部を中心として定期的に実施する環境監査の中でこれらの遵守、管理の徹底指導を行っております。また、一部損害保険により、リスクヘッジも図っております。 しかしながら、今後これら法令が改定された場合、当社グループの業務に影響を与える可能性があります。(5)人材の確保について 当社グループの主力である染色加工事業においては、天然繊維に対し、「色」「風合い」といった人の感覚に依る付加価値を与えることが生業であり、このため、各製造工程において、高い知識・技術と経験に裏付けされた「職人」的人材が不可欠であります。また、テキスタイル販売部門や縫製品販売事業においても、染色加工のみならず、テキスタイル・縫製品の知識に精通し、且つトレンドに敏感な人材が求められております。これらのことから、当社グループにおいては優れた人材の育成・確保は重要な課題であると考えており、以下に挙げる施策による、人材の育成・確保に取り組んでおります。①社内研修制度の充実 主に新入社員全体に対して、実地研修を行うと共に繊維加工に関する講義も並行して実施し、技術的知識を持った人材の育成を図っております。また、営業系社員に対しては必要に応じて、約1年間の海外研修を実施しており、語学力とスピード感を併せもった人材の育成を図っております。この他にも、適宜社内研修や社外研修機関と社内経営層による中堅・幹部社員の育成研修等も実施しております。②染色技術・知識の継承 上記の社内研修制度に加えて、通常の教育・研修では継承が困難である現場での実践的な染色加工技術の技能・ノウハウを次世代社員等に継承するため、属人的な技術・技能を体系化し、文書化・マニュアル化を進めるなど技術・知識の継承に積極的に取り組んでおります。③現地法人への技術継承 当社では、海外拠点における機能商品・付加価値商品の需要に応えるため、技能実習制度などを活用し、積極的に現地法人との技術交流を図ることで、技術の向上及び継承を行っております。 しかしながら、上記施策が奏功しない場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。
FY2018|2,867 文字
2【事業等のリスク】 当社グループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると思われる主な事項を記載しております。本項においては、将来に関する事項が含まれていますが、当該事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営成績の変動について①季節による変動の影響について 当社グループの中心である染色加工事業及び縫製品販売事業は、春・夏型素材を中心とする天然繊維及びその複合素材を主力としております。秋冬素材への取組みも強化しているものの、売上高を始めとする当社グループの経営成績は、秋冬主体の上半期に比べ、春夏主体の下半期が増加する傾向があります。 平成29年3月期平成30年3月期上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)売上高7,628,006(48.2%)8,197,614(51.8%)15,825,6207,067,975(47.6%)7,790,270(52.4%)14,858,246内、加工料4,503,910(46.2%)5,243,924(53.8%)9,747,8354,364,953(48.0%)4,728,058(52.0%)9,093,011内、テキスタイル販売1,177,831(46.0%)1,384,528(54.0%)2,562,3601,128,296(49.9%)1,130,953(50.1%)2,259,250内、縫製品販売940,519(65.6%)493,492(34.4%)1,434,011365,983(49.0%)381,657(51.0%)747,640営業利益400,813(34.9%)747,588(65.1%)1,148,401351,742(39.0%)551,178(61.0%)902,921経常利益420,208(36.2%)740,587(63.8%)1,160,796368,329(39.2%)571,203(60.8%)939,533親会社株主に帰属する当期純利益186,379(26.0%)529,846(74.0%)716,225125,084(28.6%)311,881(71.4%)436,966※比率は連結会計年度に占める上半期及び下半期の割合を示しております。②流行・トレンドによる影響について テキスタイル加工・販売のマーケットにおける大手アパレル及びSPA(製造小売業)向けのファッション性の高い服地衣料・テキスタイルの分野は流行に敏感な傾向があります。従って、現在のトレンドにあったテキスタイルをいかに差別化してタイムリーに開発・提供できるかが、経営成績にも影響を与える可能性があります。(2)海外取引関係①海外取引について 当社グループは、直接為替変動リスクのない間接輸出が中心であるものの、海外売上高は当連結会計年度において31.1%を占めております。また、当社グループの商品売上の主体である輸入衣料商品は、当社グループで加工したテキスタイルを海外の縫製工場で商品化するもの及び海外縫製工場からの商品の直接輸入によるものに分かれますが、いずれも海外での生産委託が主体であります。 各国の政治体制の変動や経済情勢、法規則、紛争及び伝染病の流行など、不測の事態が生じた場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。②為替変動リスクについて 当社グループは、上記①を始めとした外貨建取引を行っており、為替変動リスクのある外貨建資産・負債を有しております。これらの外貨建予定取引及び資産・負債に係る為替変動リスクを回避する目的で、為替予約取引を行っているものの、これらのデリバティブ取引ですべてのリスクを回避できるとは限らず、その場合には経営成績に影響を与える可能性があります。(3)重油価格の変動について 当社グループの主力である染色加工事業は、エネルギー多消費型産業である為、重油価格の高騰は染料・加工薬剤をはじめとする原材料の調達価格に影響を与えます。 当社グループは、販売価格への転嫁や生産性向上によるコストダウンを推し進めており、また木屑をエネルギー源とするバイオマスボイラーを主力の動力源としている為、エネルギーの重油依存比率は低いものの、重油価格の高騰が進んだ場合、原材料の調達価格の上昇により当社グループの業績に影響を与える可能性があります。(4)特有の法規制等について 当社グループの製造・販売する加工及び製商品に対する規制としては、「製造物責任法」「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」及び「排水総量規制」等が該当します。当社グループでは各法令の趣旨に鑑み、法令遵守のための設備投資を実施する一方、当社の開発技術部を中心として定期的に実施する環境監査の中でこれらの遵守、管理の徹底指導を行っております。また、一部損害保険により、リスクヘッジも図っております。 しかしながら、今後これら法令が改定された場合、当社グループの業務に影響を与える可能性があります。(5)人材の確保について 当社グループの主力である染色加工事業においては、天然繊維に対し、「色」「風合い」といった人の感覚に依る付加価値を与えることが生業であり、このため、各製造工程において、高い知識・技術と経験に裏付けされた「職人」的人材が不可欠であります。また、テキスタイル販売部門や縫製品販売事業においても、染色加工のみならず、テキスタイル・縫製品の知識に精通し、且つトレンドに敏感な人材が求められております。これらのことから、当社グループにおいては優れた人材の育成・確保は重要な課題であると考えており、以下に挙げる施策による、人材の育成・確保に取り組んでおります。①社内研修制度の充実 主に新入社員全体に対して、実地研修を行うと共に繊維加工に関する講義も並行して実施し、技術的知識を持った人材の育成を図っております。また、営業系社員に対しては必要に応じて、約1年間の海外研修を実施しており、語学力とスピード感を併せもった人材の育成を図っております。この他にも、適宜社内研修や社外研修期間と社内経営層による中堅・幹部社員の育成研修等も実施しております。②染色技術・知識の継承 上記の社内研修制度に加えて、通常の教育・研修では継承が困難である現場での実践的な染色加工技術の技能・ノウハウを次世代社員等に継承するため、属人的な技術・技能を体系化し、文書化・マニュアル化を進めるなど技術・知識の継承に積極的に取り組んでおります。 ③現地法人への技術継承 当社では、海外拠点における機能商品・付加価値商品の需要に応えるため、技能実習制度などを活用し、積極的に現地法人との技術交流を図ることで、技術の向上及び継承を行っております。 しかしながら、上記施策が奏功しない場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。
FY2017|2,776 文字
4【事業等のリスク】 当社グループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると思われる主な事項を記載しております。本項においては、将来に関する事項が含まれていますが、当該事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)経営成績の変動について①季節による変動の影響について 当社グループの中心である染色加工事業及び縫製品販売事業は、春・夏型素材を中心とする天然繊維及びその複合素材を主力としております。秋冬素材への取組みも強化しているものの、売上高を始めとする当社グループの経営成績は、秋冬主体の上半期に比べ、春夏主体の下半期が増加する傾向があります。 平成28年3月期平成29年3月期上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)売上高8,008,964(49.0%)8,344,980(51.0%)16,353,9447,628,006(48.2%)8,197,614(51.8%)15,825,620内、加工料4,712,697(48.8%)4,950,663(51.2%)9,663,3604,503,910(46.2%)5,243,924(53.8%)9,747,835内、テキスタイル販売1,363,350(49.0%)1,419,203(51.0%)2,782,5541,177,831(46.0%)1,384,528(54.0%)2,562,360内、縫製品販売1,033,208(50.6%)1,009,660(49.4%)2,042,868940,519(65.6%)493,492(34.4%)1,434,011営業利益371,484(33.6%)734,517(66.4%)1,106,002400,813(34.9%)747,588(65.1%)1,148,401経常利益312,365(31.2%)689,912(68.8%)1,002,277420,208(36.2%)740,587(63.8%)1,160,796親会社株主に帰属する当期純利益126,335(21.0%)476,374(79.0%)602,709186,379(26.0%)529,846(74.0%)716,225※比率は連結会計年度に占める上半期及び下半期の割合を示しております。②流行・トレンドによる影響について テキスタイル加工・販売のマーケットにおける大手アパレル及びSPA(製造小売業)向けのファッション性の高い服地衣料・テキスタイルの分野は流行に敏感な傾向があります。従って、現在のトレンドにあったテキスタイルをいかに差別化してタイムリーに開発・提供できるかが、経営成績にも影響を与える可能性があります。(2)海外取引関係①海外取引について 当社グループは、直接為替変動リスクのない間接輸出が中心であるものの、海外売上高は当連結会計年度において27.5%を占めております。又、当社グループの商品売上の主体である輸入衣料商品は、当社グループで加工したテキスタイルを海外の縫製工場で商品化するもの及び海外縫製工場からの商品の直接輸入によるものに分かれますが、いずれも海外での生産委託が主体であります。 各国の政治体制の変動や経済情勢、法規則、紛争及び伝染病の流行など、不測の事態が生じた場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。②為替変動リスクについて 当社グループは、上記①を始めとした外貨建取引を行っており、為替変動リスクのある外貨建資産・負債を有しております。これらの外貨建予定取引及び資産・負債に係る為替変動リスクを回避する目的で、為替予約取引を行っているものの、これらのデリバティブ取引ですべてのリスクを回避できるとは限らず、その場合には経営成績に影響を与える可能性があります。(3)重油価格の変動について 当社グループの主力である染色加工事業は、エネルギー多消費型産業である為、重油価格の高騰は染料・加工薬剤をはじめとする原材料の調達価格に影響を与えます。 当社グループは、販売価格への転嫁や生産性向上によるコストダウンを推し進めており、また木屑をエネルギー源とするバイオマスボイラーを主力の動力源としている為、エネルギーの重油依存比率は低いものの、重油価格の高騰が進んだ場合、原材料の調達価格の上昇により当社グループの業績に影響を与える可能性があります。(4)特有の法規制等について 当社グループの製造・販売する加工及び製商品に対する規制としては、「製造物責任法」「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」及び「排水総量規制」等が該当します。当社グループでは各法令の趣旨に鑑み、法令遵守のための設備投資を実施する一方、当社の開発技術部を中心として定期的に実施する環境監査の中でこれらの遵守、管理の徹底指導を行っております。また、一部損害保険により、リスクヘッジも図っております。 しかしながら、今後これら法令が改定された場合、当社グループの業務に影響を与える可能性があります。(5)人材の確保について 当社グループの主力である染色加工事業においては、天然繊維に対し、「色」「風合い」といった人の感覚に依る付加価値を与えることが生業であり、このため、各製造工程において、高い知識・技術と経験に裏付けされた「職人」的人材が不可欠であります。また、テキスタイル販売部門や縫製品販売事業においても、染色加工のみならず、テキスタイル・縫製品の知識に精通し、且つトレンドに敏感な人材が求められております。これらのことから、当社グループにおいては優れた人材の育成・確保は重要な課題であると考えており、以下に挙げる施策による、人材の育成・確保に取り組んでおります。①社内研修制度の充実 主に新入社員全体に対して、実地研修を行うと共に繊維加工に関する講義も並行して実施し、技術的知識を持った人材の育成を図っております。また、営業系社員に対しては必要に応じて、約1年間の海外研修を実施しており、語学力とスピード感を併せもった人材の育成を図っております。この他にも、適宜社内研修や社外研修期間と社内経営層による中堅・幹部社員の育成研修等も実施しております。②染色技術・知識の継承 上記の社内研修制度に加えて、通常の教育・研修では継承が困難である現場での実践的な染色加工技術の技能・ノウハウを次世代社員等に継承するため、属人的な技術・技能を体系化し、文書化・マニュアル化を進めるなど技術・知識の継承に積極的に取り組んでおります。 しかしながら、上記施策が奏功しない場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。
FY2016|2,776 文字
4【事業等のリスク】 当社グループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると思われる主な事項を記載しております。本項においては、将来に関する事項が含まれていますが、当該事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)経営成績の変動について①季節による変動の影響について 当社グループの中心である染色加工事業及び縫製品販売事業は、春・夏型素材を中心とする天然繊維及びその複合素材を主力としております。秋冬素材への取組みも強化しているものの、売上高を始めとする当社グループの経営成績は、秋冬主体の上半期に比べ、春夏主体の下半期が増加する傾向があります。 平成27年3月期平成28年3月期上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)上半期(千円)下半期(千円)通期(千円)売上高7,589,884(46.5%)8,749,351(53.5%)16,339,2368,008,964(49.0%)8,344,980(51.0%)16,353,944内、加工料4,409,168(45.5%)5,283,192(54.5%)9,692,3604,712,697(48.8%)4,950,663(51.2%)9,663,360内、テキスタイル販売1,338,593(45.4%)1,610,604(54.6%)2,949,1971,363,350(49.0%)1,419,203(51.0%)2,782,554内、縫製品販売1,020,897(49.4%)1,043,854(50.6%)2,064,7511,033,208(50.6%)1,009,660(49.4%)2,042,868営業利益193,952(25.5%)565,885(74.5%)759,838371,484(33.6%)734,517(66.4%)1,106,002経常利益222,739(29.8%))525,793(70.2%)748,533312,365(31.2%)689,912(68.8%)1,002,277親会社株主に帰属する当期純利益82,005(17.8%)379,419(82.2%)461,424126,335(21.0%)476,374(79.0%)602,709※比率は連結会計年度に占める上半期及び下半期の割合を示しております。②流行・トレンドによる影響について テキスタイル加工・販売のマーケットにおける大手アパレル及びSPA(製造小売業)向けのファッション性の高い服地衣料・テキスタイルの分野は流行に敏感な傾向があります。従って、現在のトレンドにあったテキスタイルをいかに差別化してタイムリーに開発・提供できるかが、経営成績にも影響を与える可能性があります。(2)海外取引関係①海外取引について 当社グループは、直接為替変動リスクのない間接輸出が中心であるものの、海外売上高は当連結会計年度において26.7%を占めております。又、当社グループの商品売上の主体である輸入衣料商品は、当社グループで加工したテキスタイルを海外の縫製工場で商品化するもの及び海外縫製工場からの商品の直接輸入によるものに分かれますが、いずれも海外での生産委託が主体であります。 各国の政治体制の変動や経済情勢、法規則、紛争及び伝染病の流行など、不測の事態が生じた場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。②為替変動リスクについて 当社グループは、上記①を始めとした外貨建取引を行っており、為替変動リスクのある外貨建資産・負債を有しております。これらの外貨建予定取引及び資産・負債に係る為替変動リスクを回避する目的で、為替予約取引を行っているものの、これらのデリバティブ取引ですべてのリスクを回避できるとは限らず、その場合には経営成績に影響を与える可能性があります。(3)重油価格の変動について 当社グループの主力である染色加工事業は、エネルギー多消費型産業である為、重油価格の高騰は染料・加工薬剤をはじめとする原材料の調達価格に影響を与えます。 当社グループは、販売価格への転嫁や生産性向上によるコストダウンを推し進めており、また木屑をエネルギー源とするバイオマスボイラーを主力の動力源としている為、エネルギーの重油依存比率は低いものの、重油価格の高騰が進んだ場合、原材料の調達価格の上昇により当社グループの業績に影響を与える可能性があります。(4)特有の法規制等について 当社グループの製造・販売する加工及び製商品に対する規制としては、「製造物責任法」「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」及び「排水総量規制」等が該当します。当社グループでは各法令の趣旨に鑑み、法令遵守のための設備投資を実施する一方、当社の開発技術部を中心として定期的に実施する環境監査の中でこれらの遵守、管理の徹底指導を行っております。また、一部損害保険により、リスクヘッジも図っております。 しかしながら、今後これら法令が改定された場合、当社グループの業務に影響を与える可能性があります。(5)人材の確保について 当社グループの主力である染色加工事業においては、天然繊維に対し、「色」「風合い」といった人の感覚に依る付加価値を与えることが生業であり、このため、各製造工程において、高い知識・技術と経験に裏付けされた「職人」的人材が不可欠であります。また、テキスタイル販売部門や縫製品販売事業においても、染色加工のみならず、テキスタイル・縫製品の知識に精通し、且つトレンドに敏感な人材が求められております。これらのことから、当社グループにおいては優れた人材の育成・確保は重要な課題であると考えており、以下に挙げる施策による、人材の育成・確保に取り組んでおります。①社内研修制度の充実 主に新入社員全体に対して、実地研修を行うと共に繊維加工に関する講義も並行して実施し、技術的知識を持った人材の育成を図っております。また、営業系社員に対しては必要に応じて、約1年間の海外研修を実施しており、語学力とスピード感を併せもった人材の育成を図っております。この他にも、適宜社内研修や社外研修期間と社内経営層による中堅・幹部社員の育成研修等も実施しております。②染色技術・知識の継承 上記の社内研修制度に加えて、通常の教育・研修では継承が困難である現場での実践的な染色加工技術の技能・ノウハウを次世代社員等に継承するため、属人的な技術・技能を体系化し、文書化・マニュアル化を進めるなど技術・知識の継承に積極的に取り組んでおります。 しかしながら、上記施策が奏功しない場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。