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東海染工

繊維製品 素材・化学

研究開発費(時系列)

年度R&D費用(億円)設備投資(億円)
2025-03 - 2
2024-03 - 2
2023-03 - 4
2022-03 - 2
2021-03 - 3

研究開発活動(本文)

FY2025|1,422 文字
6【研究開発活動】 当社グループの研究開発活動は、社会生活に役立つ製品の提供を目的として、染色加工事業および機械販売事業に関連するテーマを選定し、開発技術部ならびに商品開発室を中心に、国内外の事業所と連携して進めております。 当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は56百万円となっており、研究開発スタッフはグループ全体で15名となっております。 各セグメントに関連付けた研究開発活動の状況及び研究開発費は次のとおりであります。 染色加工事業における研究開発活動では、社会のニーズに応じた複数の重点テーマを掲げて取り組んでおります。 第一のテーマは、新規分野であるスレン染料を用いたニット素材の高堅牢度染色加工です。近年、地球温暖化の影響により夏季の長期化が進み、着心地の良いニット製品の着用頻度が増加しています。しかし、一般的に綿素材は反応染料で染色されているため、太陽光による色落ち等が課題となっています。この解決策として、スレン染料という特殊な染料を用いることで、より堅牢性に優れた染色が可能となりますが、酸化還元を伴う化学反応により染色を行うため、加工の難易度が非常に高く、国内でも生産はわずかに限られております。当社はこの分野に挑戦し、新たなスタンダードの確立を目指しております。 第二のテーマは、海外工場における差別化商品開発です。当社グループはタイ王国およびインドネシア共和国に関係会社を有しており、いずれもドメスティックマーケット向けの商品が中心で、定番素材・定番加工が主流となっております。一方で、ASEAN域内のマーケットは年々成長しており、ハイクオリティーな商品の生産を求める声が高まっています。そこで国内工場で培った「Japan Quality」の加工技術を海外に移転し、海外工場においても日本と同等の商品製造・販売を目指しております。設備面および加工技術面での課題は多いものの、開発に向けて邁進してまいります。 また、3R(リデュース・リユース・リサイクル)関連素材の加工技術確立、化学薬品使用の低減、PFAS不使用への取り組みなど、持続可能な生産活動の実現にも注力しております。 染色加工事業及び縫製品販売事業における研究開発費は32百万円であります。 機械販売事業における研究開発活動では、主に濃度制御に関する機器開発を中心に進めております。 染色整理業向けの各種濃度制御技術は、国内はもとより中国・ASEAN諸国を中心とした海外でも高い評価を得ております。薬品の濃度を一定に管理することは品質保証の基礎であり、使用量削減による省資源生産を実現します。さらに製造工程で使用する薬液に対しても最少必要量だけを供給するため、排出物の削減にも寄与し、持続可能な社会の実現と経済性向上に貢献しております。 また、当社の強みである連続式の自動濃度測定および濃度制御システムは、繊維関連以外の異業種においても需要が高まっており、工場内の省人化や生産品質の安定に寄与しております。具体例としては、産業資材のPVAフィルム加工、ヨウ素関連事業、製紙業、金属表面処理加工など、さまざまな化学工業分野への展開を進めております。今後も連続式技術を活かし、制御装置の測定精度向上を図るとともに、幅広い分野で利用可能な環境配慮型の濃度制御装置の開発・販売を推進してまいります。 機械販売事業における研究開発費は23百万円であります。

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