3542

ベガコーポレーション(3542)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

小売業 小売

事業の概要

  • EC中心の家具・インテリア販売
    ベガコーポレーションは、自社サイト「LOWYA」や大手ECモール(楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング)を通じて、家具やインテリア商品をインターネットで販売しています。これにより、実店舗を持たずに全国の顧客に商品を届け、幅広い層にアプローチしています。
  • 越境ECプラットフォーム運営
    日本の商品を世界に届ける越境ECプラットフォーム「DOKODEMO」を運営しています。多言語対応や多様な配送方法を提供し、世界中の外国人をターゲットに日本の高品質な商品を提供することで、新たな収益源を確保しています。
  • 卸売・実店舗展開
    オンライン販売に加え、イオンリテールへの家具卸売販売や自社直営の実店舗展開も行っています。これにより、オンラインとオフラインを融合したOMO型D2C事業体制を構築し、顧客との接点を増やし、販売チャネルの多様化を図っています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • Eコマース事業
    ベガコーポレーションは「Eコマース事業」の単一セグメントで事業を展開しています。これは、家具・インテリアのインターネット通信販売、卸売販売、実店舗運営、そして越境ECプラットフォーム「DOKODEMO」の運営を全て含んだ事業区分です。
  • 多様な販売チャネル
    このセグメントでは、自社運営サイト(LOWYA、スミシア、ララスタイル、バロッカ)に加え、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングといった大手インターネットモールを通じて商品を販売しています。さらに、卸売販売や実店舗も展開し、多角的なチャネルで顧客にアプローチしています。
  • 越境ECによる海外展開
    越境ECプラットフォーム「DOKODEMO」は、日本の商品を世界120ヵ国以上の国や地域に提供しており、海外市場をターゲットにしています。これにより、国内だけでなく海外からの収益も取り込み、事業の成長を加速させています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|2,135 文字
3 【事業の内容】当社は、家具・インテリア等のインターネット通信販売事業、卸売販売及び実店舗を運営しております。また、越境市場をターゲットとした越境ECプラットフォーム(以下、Eコマース事業)を運営しております。当社の主な事業の内容、当該事業における位置付け及び事業系統図は、以下のとおりであります。なお、当社は、Eコマース事業の単一セグメントであります。Eコマース事業① 事業の内容自社運営サイトの店舗及び楽天市場、Amazon及びYahoo!ショッピングの大手インターネットモール内の店舗を通じた家具・インテリア等のインターネット通信販売事業、卸売販売及び実店舗を営んでおります。また、越境市場をターゲットとした越境ECプラットフォーム(DOKODEMO)を営んでおります。(ア) 販売チャネル・オンライン  :自社運営サイト(旗艦店)、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング・オフライン  :卸売販売、実店舗(イ) 店舗ブランド名・LOWYA    :高品質なものを低価格で提供することをコンセプトとした総合家具通販サイトです。・スミシア   :女性やファミリー層をターゲットに、多様化した生活スタイルに合う商品を提供しております。・ララスタイル :ランドセルや子供机等を中心としたシンプルで機能的な商品を提供しております。・バロッカ   :高級感のある家具を提供しております。(ウ) 取扱商品の概要以下のような家具・インテリア等の商品を取り扱っております。・ソファ ・ベッド ・チェア ・デスク ・テレビ台・収納家具 ・ダイニング用品 ・日用家電 ② 事業の特徴(ア)商品企画小売型のビジネスモデル当社は、商品企画から小売までの一気通貫体制により、効率的に商品開発・生産管理を行うことで、顧客ニーズを適時に反映した商品の提供を心がけております。また、当社プロダクトデザイナーによる自社オリジナル商品の企画・開発及びお客様のレビュー等からのご意見を参考とした商品改良にも積極的に取り組み、常に多様なテイストとトレンドを意識したデザイン性を表現し、顧客満足度の高い商品開発に努めております。商品は主に中国・東南アジア及び欧州の工場に製造を依頼し、直接貿易を行うことで商品仕入原価を抑え、よりリーズナブルな価格実現に努めております。(イ)インターネット販売のノウハウ当社は、自社運営サイトの店舗及び楽天市場、Amazon及びYahoo!ショッピングの大手インターネットモール内に複数の店舗を出店し、家具・インテリア等の販売を行っております。全店舗サイトへのアクセス人数(重複ユーザー数含む)は、2023年3月期は71百万人、2024年3月期は66百万人、2025年3月期は57百万人と推移しております。当社では、各店舗別に訴求する顧客層に対し、商品ページの表示や商品機能の詳細説明に、目を引くキャッチコピーや、画像、イメージ図を使用して、より分かりやすい表示を心がけております。加えて、丁寧な顧客対応や商品そのものの魅力をご評価いただき、大手インターネットモールのランキング上位に位置することにより、集客力の向上を図っております。このようにして、従来はリアル店舗で商品現物を見て触って購入することが常識であった家具・インテリア商品等について、インターネット上での商品購入、販売の拡大を図っております。なお、2023年3月期にインターネットとリアルを融合したOMO型D2C事業体制を構築する方針を打ち出し、2022年9月にイオンリテール株式会社向けに家具の卸売販売を開始するとともに、2024年3月期より当社直営の実店舗展開を開始いたしました。 (ウ)ユーザー行動分析管理の経験・実績これまでの実績と経験を活かし、楽天市場、Amazon及びYahoo!ショッピングのインターネットモールをはじめとしたWeb全体から、日々家具・インテリア等のトレンド情報を収集・分析しております。その結果、マーケットニーズに適合した新商品の開発を可能としただけでなく、分析結果に基づいたサイトデザインの改善や商品構成の見直しを日々実施し改善点を次の施策に活用するPDCAサイクルを行い、継続的な販売向上を図っております。(エ)越境ECプラットフォーム(DOKODEMO)の運営越境市場をターゲットとした多言語対応、複数の配送方法を選択できる物流システムを特徴とした越境ECサイトの運営をしており、MADE IN JAPANの商品等を世界各地に提供しております。DOKODEMOは、日本の商品を世界120ヵ所以上の国又は地域で受け取ることができる越境ECプラットフォームであり、世界に住む外国人をターゲットにしております。現在、着実にリピート流通が積みあがってきている状況を踏まえ、引き続き営業活動の強化を図りながら出店企業数及び取扱商品数の拡大に取り組み、会員数及び流通総額の更なる上昇に向けた施策を講じております。さらに、収益体質強化にも注力し、早期の収益化に向けて取り組んでおります。 [事業系統図]    以上述べた事項を事業系統図によって示すと、以下のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
Eコマース事業は参入障壁が低く、価格競争が生じる可能性があるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 なし
Eコマース事業は参入障壁が低い。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:インターネットモールへの依存 / 競合による価格競争 / 為替相場の変動
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

財務サマリに時系列データが未収録であり、ブランド力や特許などの無形資産に関する具体的な情報は現時点では評価できません。公開情報が限定的です。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

家具・インテリアECサイト「LOWYA」を運営。一定の顧客基盤は存在するものの、家具EC市場は競争が激しく、顧客のスイッチングコストは比較的低いと考えられます。リピート購入を促す施策は存在するものの、優位性は限定的です。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

現時点では、ユーザー数の増加がサービス価値を向上させるようなネットワーク効果は確認できません。プラットフォームとしての規模の経済性はまだ発展途上と考えられます。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

EC専業であるため、実店舗を持たないことによるコスト構造の優位性は一部考えられます。しかし、仕入れコストや物流コストにおいて、大手競合との明確なコスト優位性を示す情報は現時点では確認できません。

規模の経済★☆☆☆☆
根拠:弱い規模が参入障壁になる

家具・インテリアEC市場は成長していますが、ベガコーポレーションの市場シェアや業界内でのポジションは、規模の経済性を活かせるほどの寡占状態には至っていないと考えられます。大手家具メーカーや総合ECプラットフォームとの競争があります。

  • 商品企画から小売まで一貫
    商品企画から製造、販売までを一貫して行うことで、顧客のニーズを素早く商品に反映させ、効率的な商品開発・生産管理を実現しています。自社デザイナーによるオリジナル商品の開発や顧客レビューを参考に改良することで、多様なデザインとトレンドを意識した商品を低価格で提供しています。
  • インターネット販売のノウハウ
    長年のインターネット販売で培ったノウハウを活かし、大手ECモールでの上位ランキング獲得や、目を引く商品ページ作成、丁寧な顧客対応で集客力を高めています。これにより、実物を見ずに購入することが一般的でなかった家具・インテリアのオンライン販売を拡大させています。
  • データに基づいた改善
    Web全体のトレンド情報やユーザー行動を日々分析し、新商品開発やサイトデザイン、商品構成の改善に活用しています。PDCAサイクルを回すことで、マーケットニーズに合致した商品を継続的に提供し、販売向上に繋げています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。(1)会社の経営の基本方針当社は、「誠実」「愛」「感謝」「謙虚」「調和」を経営理念に掲げており、株主の皆様、お客様、取引先、従業員などの直接の利害関係者のみならず、社会全体から愛される企業を目指しております。また、「ECの可能性を無限大に」という新たなビジョンのもと、当社ならではの新しい常識を発信し、サービスの変革を推し進めていく方針です。その中で、家具・インテリア等の「家具Eコマース事業」を主軸に、新規事業の「越境ECプラットフォーム事業」と2事業において、新たな価値と最高のサービスをお客様に提供し続けてまいります。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社は企業価値を持続的に高めていくことが経営上の重要課題だと認識しており、目標とする経営指標は、売上高、営業利益、経常利益を主眼に据え、持続的に安定した成長を目指しております。  (3)中長期的な会社の経営戦略当社は、家具・インテリア等の「家具Eコマース事業」を主軸に、新規事業の「越境ECプラットフォーム事業」との2事業において、新たな価値とサービスをお客様に提供し続けてまいります。家具Eコマース事業におきましては、出会いの創出とお客様のニーズを叶える徹底したCX(カスタマーエクスペリエンス)強化に取り組み、OMO型D2Cビジネスの構築に注力してまいります。具体的には、①オンラインだけではリーチできなかったお客様とのタッチポイントを構築するため、実店舗(チャネル)展開による顧客接点強化、②生活空間におけるLOWYA商品の占有率の引上げのための商品(プロダクト)カテゴリ拡大、③SNS、コミュニティ施策等によるファン拡大や顧客満足度向上(エンゲージメント)及びこれらの諸施策推進を支える物流・ITシステム・人材等のインフラ強化を推進してまいります。売上高については、2026年3月期において5店舗以上の実店舗の新規出店を目標にチャネル拡大に取り組みます。また、2024年3月期から取り組んでおります、マーケティングコストを適正化した効率的な事業運営も継続し、引き続き旗艦店と大手ECモール内店舗を中心に実店舗出店に伴う影響も含めて、売上高の伸長を狙ってまいります。品揃えについては、自社プライベートブランドにおけるカテゴリ及び商品数の拡充、高利益率商品の開発を継続いたします。費用面については、資源高及び円安による原価上昇並びに配送費高騰への対応が課題となりますが、マーケティングコストの適正化、物流の効率化といった取り組みを継続し、最適なコストコントロールを行いながら、効率的な経営を行ってまいります。また、実店舗の新規出店によるチャネル強化施策や、プロダクト強化、エンゲージメント強化といった各種施策を推進するため、投資が先行する局面も出てまいります。中期的に、実店舗拡大等によるOMO型D2Cビジネスにより売上高の成長率を押し上げることで、長期的なフリーキャッシュフローの最大化を目指してまいります。越境ECプラットフォーム事業におきましては、台湾を中心にリピートユーザーからの流通が堅調に推移し、先行投資額を一定水準に維持したまま流通総額は安定的に維持しております。引き続き、マーケティングコストを適正化した効率的な運営や取り扱い商品カテゴリの拡充により新規会員を獲得し、流通総額の増加に向けた施策を講じると同時に、収益体質強化にも注力してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社を取り巻く環境は、引き続き、他社との販売競争が続くとともに、円安を含む市況変動による原価率上昇が利益の圧迫要因となるものと予測されます。このような状況の中、当社におきましては、旗艦店による集客をメインとする従来のD2C (直販) モデルに、新たな販売チャネルとして実店舗(オフライン)を加えたOMO型D2Cモデルへ転換し、実店舗の新規出店に注力してまいります。また、商品価値・顧客サービスにおいて差別化を図ること、業界の課題である物流コストの抑制に努めフルフィルメントサービスを強化していくこと、円安を含む市況変動に対する耐性を強化していくことが重要課題であると認識しております。こうした課題に対応するため、以下の項目を対処すべき重要な経営課題として考えております。 ① LOWYA事業ア) OMO型D2Cモデルによる実店舗の新規出店オンラインだけではリーチできなかったお客様とのタッチポイントを構築するため実店舗(チャネル)を展開しており、当事業年度において5店舗を開業し、前事業年度に出店した実店舗を含めると、当事業年度末の総店舗数は計8店舗となっております。今後もOMOモデル構築に向けて新規出店の拡大に取り組んでまいります。(2026年3月期は5店舗以上出店目標)イ) 魅力的で豊富な品揃え個性・ライフスタイルが多様化しているお客様のニーズにマッチした品質の高い商品を、魅力的な価格で、より多くのお客様に提供するため、自社における商品開発スピードの向上を図り、数多くの商品をリリースしてまいります。あわせて、商品カテゴリを拡充することで、お客様にとっての選択肢を広げ、新規顧客及びリピート顧客の双方の獲得を目指してまいります。ウ) LOWYAのブランディング及び認知度の向上当社が運営する家具・インテリアのショッピングサイトLOWYAへの誘導を強化するため、実店舗の新規出店を中心に、さまざまな顧客タッチポイントの拡充を行います。認知度向上を図ることで新規顧客獲得及びリピート顧客増加を推進してまいります。エ) エンゲージメント強化潜在顧客への浸透により、様々なライフイベントで当社を想起いただくため、当社の強みである各種公式SNSアカウントに加え、コミュニティ施策、コンテンツ強化に取り組んでまいります。② 新規事業への投資当社は、新規事業として越境ECプラットフォーム事業のための先行投資を行い、企業価値の拡大に努めてまいります。また、中長期的な企業価値拡大を重視したうえで、収益化のタイミングを見計らってまいります。③ 内部管理体制の充実当社は、既存事業の成長及び新規事業への投資を行う一方で、リスク管理体制・法令遵守体制を充実させ、会社の成長と経営管理のバランスの取れた組織運営体制の一層の確立を進める方針であります。また、内部統制システムの整備及び充実を継続的に推進してまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。(1)会社の経営の基本方針当社は、「誠実」「愛」「感謝」「謙虚」「調和」を経営理念に掲げており、株主の皆様、お客様、取引先、従業員などの直接の利害関係者のみならず、社会全体から愛される企業を目指しております。また、「ECの可能性を無限大に」という新たなビジョンのもと、当社ならではの新しい常識を発信し、サービスの変革を推し進めていく方針です。その中で、家具・インテリア等の「家具Eコマース事業」を主軸に、新規事業の「越境ECプラットフォーム事業」と2事業において、新たな価値と最高のサービスをお客様に提供し続けてまいります。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社は企業価値を持続的に高めていくことが経営上の重要課題だと認識しており、目標とする経営指標は、売上高、営業利益、経常利益を主眼に据え、持続的に安定した成長を目指しております。  (3)中長期的な会社の経営戦略当社は、家具・インテリア等の「家具Eコマース事業」を主軸に、新規事業の「越境ECプラットフォーム事業」との2事業において、新たな価値とサービスをお客様に提供し続けてまいります。家具Eコマース事業におきましては、出会いの創出とお客様のニーズを叶える徹底したCX(カスタマーエクスペリエンス)強化に取り組み、OMO型D2Cビジネスの構築に注力してまいります。具体的には、①オンラインだけではリーチできなかったお客様とのタッチポイントを構築するため、実店舗(チャネル)展開による顧客接点強化、②生活空間におけるLOWYA商品の占有率の引上げのための商品(プロダクト)カテゴリ拡大、③SNS、コミュニティ施策等によるファン拡大や顧客満足度向上(エンゲージメント)及びこれらの諸施策推進を支える物流・ITシステム・人材等のインフラ強化を推進してまいります。売上高については、2026年3月期において5店舗以上の実店舗の新規出店を目標にチャネル拡大に取り組みます。また、2024年3月期から取り組んでおります、マーケティングコストを適正化した効率的な事業運営も継続し、引き続き旗艦店と大手ECモール内店舗を中心に実店舗出店に伴う影響も含めて、売上高の伸長を狙ってまいります。品揃えについては、自社プライベートブランドにおけるカテゴリ及び商品数の拡充、高利益率商品の開発を継続いたします。費用面については、資源高及び円安による原価上昇並びに配送費高騰への対応が課題となりますが、マーケティングコストの適正化、物流の効率化といった取り組みを継続し、最適なコストコントロールを行いながら、効率的な経営を行ってまいります。また、実店舗の新規出店によるチャネル強化施策や、プロダクト強化、エンゲージメント強化といった各種施策を推進するため、投資が先行する局面も出てまいります。中期的に、実店舗拡大等によるOMO型D2Cビジネスにより売上高の成長率を押し上げることで、長期的なフリーキャッシュフローの最大化を目指してまいります。越境ECプラットフォーム事業におきましては、台湾を中心にリピートユーザーからの流通が堅調に推移し、先行投資額を一定水準に維持したまま流通総額は安定的に維持しております。引き続き、マーケティングコストを適正化した効率的な運営や取り扱い商品カテゴリの拡充により新規会員を獲得し、流通総額の増加に向けた施策を講じると同時に、収益体質強化にも注力してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社を取り巻く環境は、引き続き、他社との販売競争が続くとともに、円安を含む市況変動による原価率上昇が利益の圧迫要因となるものと予測されます。このような状況の中、当社におきましては、旗艦店による集客をメインとする従来のD2C (直販) モデルに、新たな販売チャネルとして実店舗(オフライン)を加えたOMO型D2Cモデルへ転換し、実店舗の新規出店に注力してまいります。また、商品価値・顧客サービスにおいて差別化を図ること、業界の課題である物流コストの抑制に努めフルフィルメントサービスを強化していくこと、円安を含む市況変動に対する耐性を強化していくことが重要課題であると認識しております。こうした課題に対応するため、以下の項目を対処すべき重要な経営課題として考えております。 ① LOWYA事業ア) OMO型D2Cモデルによる実店舗の新規出店オンラインだけではリーチできなかったお客様とのタッチポイントを構築するため実店舗(チャネル)を展開しており、当事業年度において5店舗を開業し、前事業年度に出店した実店舗を含めると、当事業年度末の総店舗数は計8店舗となっております。今後もOMOモデル構築に向けて新規出店の拡大に取り組んでまいります。(2026年3月期は5店舗以上出店目標)イ) 魅力的で豊富な品揃え個性・ライフスタイルが多様化しているお客様のニーズにマッチした品質の高い商品を、魅力的な価格で、より多くのお客様に提供するため、自社における商品開発スピードの向上を図り、数多くの商品をリリースしてまいります。あわせて、商品カテゴリを拡充することで、お客様にとっての選択肢を広げ、新規顧客及びリピート顧客の双方の獲得を目指してまいります。ウ) LOWYAのブランディング及び認知度の向上当社が運営する家具・インテリアのショッピングサイトLOWYAへの誘導を強化するため、実店舗の新規出店を中心に、さまざまな顧客タッチポイントの拡充を行います。認知度向上を図ることで新規顧客獲得及びリピート顧客増加を推進してまいります。エ) エンゲージメント強化潜在顧客への浸透により、様々なライフイベントで当社を想起いただくため、当社の強みである各種公式SNSアカウントに加え、コミュニティ施策、コンテンツ強化に取り組んでまいります。② 新規事業への投資当社は、新規事業として越境ECプラットフォーム事業のための先行投資を行い、企業価値の拡大に努めてまいります。また、中長期的な企業価値拡大を重視したうえで、収益化のタイミングを見計らってまいります。③ 内部管理体制の充実当社は、既存事業の成長及び新規事業への投資を行う一方で、リスク管理体制・法令遵守体制を充実させ、会社の成長と経営管理のバランスの取れた組織運営体制の一層の確立を進める方針であります。また、内部統制システムの整備及び充実を継続的に推進してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。① 財政状態及び経営成績の状況当事業年度におけるわが国経済は、賃上げによる雇用・所得環境の改善や、インバウンド需要の増加を背景に緩やかな回復傾向となりました。しかしながら、日米金融政策や米国の政策動向等の影響による為替相場の急激な変動や、原材料・エネルギー価格の高騰、物価上昇による消費者心理の悪化に対する懸念が高まっており、内外経済の動向には引き続き注視する必要があります。家具・インテリア業界におきましては、原材料価格及び物流コストの上昇並びに業態を超えた販売競争の激化等により引き続き厳しい経営環境が続いております。一方、当社の属する雑貨、家具、インテリアのBtoC-EC市場規模は2023年に2兆4,721億円となり、前期比で5.0%増と堅調に拡大しました(出典:令和5年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査) _2024年9月経済産業省)。家具・インテリア業界におけるEC利用率は、他業界よりも低位にとどまっていることから、更なるEC化の進展余地があり、市場拡大を見込んでおります。このような事業環境の下、当社の家具Eコマース事業におきましては、OMO型D2Cビジネスの確立に向けて、お客様とのタッチポイント拡大のための実店舗展開を積極的に行い、LOWYA(ロウヤ)旗艦店(自社サイト)及び大手ECモール内店舗の流通拡大に取り組んでおります。成長の柱として位置付けているLOWYA旗艦店においては、SNS強化による流通拡大、認知度向上及びモバイルアプリのダウンロードを通じた会員化の促進に取り組みました。また、前期中から利益率改善の取り組みとして、販売促進費や広告宣伝費の抑制を引き続き実施した影響で、アクセス数及び流通は減少したものの、利益効率の良い販売体制の構築を実現することができました。品揃えの面では、従前より取り組んでいる自社プライベートブランドにおける商品カテゴリの拡大及び新商品の投下、ヒット商品の開発、高利益率商品の開発を継続的に取り組みました。実店舗展開におきましては、出店済みの店舗によるLOWYA旗艦店への好影響も少しずつ見受けられており、OMO型D2Cビジネスの確立に向けた検証も継続的に行ってまいります。また、当期の新規出店については、4~6店舗出店を計画しておりましたが、2024年8月に神奈川県横浜市、 2024年9月に東京都世田谷区、2024年10月に広島県安芸郡、2024年11月に大阪府茨木市及び静岡県静岡市の5店舗を出店いたしました。前期に出店した実店舗を含めると、当事業年度末の総店舗数は計8店舗となっております。なお、2025年4月には愛知県安城市へ新規出店し、2025年6月に東京都武蔵村山市、2025年冬に福岡県糟屋郡への出店が決定しております。今後もお客様とのタッチポイント拡大のため、実店舗展開への取り組みを積極的に行ってまいります。損益面におきましては、為替が円安傾向で推移しましたが、為替予約の実施等により安定的な原価率コントロールを実施しました。また、前期から継続している利益改善の取り組みによるマーケティングコストの適正化を中心に、人件費及び固定費の抑制にも取り組んだ結果、前年同期と比較して大幅な増益となりました。新規事業として取り組んでいる越境ECプラットフォーム事業(DOKODEMO)は、引き続きインバウンド消費動向の変化及びマーケティングコストの適正化を実施した影響により、流通総額も減少傾向となりましたが、出店者の品揃え充実支援やマーケティング施策等の実施により、会員数及びアプリダウンロード数は順調に増加しており、流通総額拡大に向けて引き続き取り組みを進めてまいります。以上の取り組みの結果、当社における当事業年度の業績は、売上高は15,935百万円(前期比0.8%減)、営業利益は926百万円(同20.1%増)、経常利益は938百万円(同18.7%増)、当期純利益は591百万円(同50.0%増)となりました。 当事業年度末における財政状態は以下のとおりであります。当事業年度末における総資産は、8,073百万円(前事業年度末7,209百万円)となり、863百万円増加いたしました。流動資産は6,611百万円(前事業年度末6,153百万円)となり、458百万円増加いたしました。これは主に、売掛金が277百万円、商品が202百万円増加したことによるものであります。また、固定資産は1,462百万円(前事業年度末1,056百万円)となり、405百万円増加いたしました。これは主に、建物が239百万円、敷金及び保証金が137百万円増加したことによるものであります。負債は、2,114百万円(前事業年度末1,643百万円)となり、471百万円増加いたしました。流動負債は2,000百万円(前事業年度末1,586百万円)となり、413百万円増加いたしました。これは主に、買掛金が131百万円、未払費用が119百万円、未払消費税等が97百万円増加したことによるものであります。また、固定負債は114百万円(前事業年度末56百万円)となり、58百万円増加いたしました。純資産は、5,958百万円(前事業年度末5,566百万円)となり、392百万円増加いたしました。これは主に、当期純利益を591百万円計上したことによるものであります。② キャッシュ・フローの状況当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、営業活動により715百万円の収入、投資活動により466百万円の支出、財務活動により165百万円の支出となった結果、前事業年度に比べ83百万円増加し、当事業年度末には1,922百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当事業年度における営業活動の結果として増加した資金は、715百万円(前事業年度は264百万円の資金増加)となりました。これは主に、売上債権の増加277百万円、棚卸資産の増加202百万円により資金が減少し、税引前当期純利益を938百万円、減価償却費を206百万円計上したことによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当事業年度における投資活動の結果として減少した資金は、466百万円(前事業年度は189百万円の資金減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出298百万円、敷金及び保証金の差入による支出154百万円により資金が減少いたしました。この結果、フリー・キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計額)は248百万円のプラス(前事業年度は74百万円のプラス)となりました。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当事業年度における財務活動の結果として減少した資金は、165百万円(前事業年度は234百万円の資金減少)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出73百万円及び配当金の支払104百万円により資金が減少いたしました。 ③ 生産、受注及び販売の実績(a) 生産実績及び受注実績当社の取引形態は、一般的な製造等における「生産」活動は行っておらず、また、当社は見込み生産を行っているため、記載しておりません。(b) 仕入実績当事業年度における仕入実績を示すと、次のとおりであります。セグメントの名称仕入高(千円)前期比(%)Eコマース事業8,013,970△4.3合計8,013,970△4.3 (注) 1.金額は、仕入価格によっております。 (c) 販売実績当事業年度における販売実績を示すと、次のとおりであります。セグメントの名称販売高(千円)前期比(%)Eコマース事業  リビング・ダイニング家具12,944,964△2.7 ベッド・寝具1,800,085+15.3 その他1,190,164△1.2合計15,935,215△0.8 (注) 1.当社の主な販売先は不特定多数の一般消費者であり、販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の販売先はありません。2.Eコマース事業の「リビング・ダイニング家具」にはソファ・チェア・デスク等、「ベッド・寝具」にはベット・寝具・マットレス等、「その他」には、その他の家具・インテリア売上等が含まれております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容(a) 経営成績の分析(売上高)当事業年度における売上高は15,935百万円(前期比0.8%減)となりました。当事業年度は、LOWYA(ロウヤ)旗艦店と実店舗のOMO型D2Cモデルへ転換するべく、実店舗の出店に注力しました。また、LOWYA旗艦店においては、SNS強化による認知度向上及びモバイルアプリのダウンロードを通じた会員化の促進に取り組みました。一方で、前事業年度において転換した利益重視の方針を継続し、引き続き販売促進費の適正化に取り組みました。この結果、当事業年度において全体の売上高に占めるLOWYA旗艦店及び実店舗の割合は49.6%となりました。今後も引き続き、OMOモデル構築に向けた新規出店の拡大及びLOWYA旗艦店強化並びにブランド作りに注力し、売上高の更なる成長と利益獲得に努めてまいります。 (営業利益)当事業年度における営業利益は926百万円(前期比20.1%増)となりました。当事業年度は、為替が円安傾向で推移しましたが、為替予約の実施等により安定的な原価率のコントロールを実施するとともに、前事業年度から継続している利益改善の取り組みによるマーケティングコストの適正化を中心に、人件費及び固定費の削減に取り組みました。引き続き、実店舗出店コストが投資先行となるものの、商品構成の見直しや高利益率商品の開発による利益改善の取り組みや、システム投資による物流の効率化を実現し、物流コストの抑制を図ってまいります。(経常利益)当事業年度における経常利益は938百万円(前期比18.7%増)となりました。当事業年度の主な要因は、営業利益と同様であります。(当期純利益)当事業年度における当期純利益は591百万円(前期比50.0%増)となりました。当事業年度の主な要因は、営業利益と同様であります。(b) 財政状態の分析財政状態の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当事業年度の運転資金及び資本的支出は、自己資金により賄いました。詳細につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。当社の運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入、物流コスト及び人件費であり、所要資金につきましては、自己資金及び借入金を充当する予定であります。また、翌事業年度において重要な資本的支出は予定しておりませんが、設備投資等の所要資金につきましても、自己資金及び借入金を充当する予定であります。③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。なお、この財務諸表の作成に当たっては、合理的判断に基づき一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映しております。また、これらの見積りについては将来事象の結果に特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる場合があります。なお、当社の採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載しております。

事業リスク

  • インターネット市場の変動
    インターネット通販市場の拡大が事業の前提ですが、新たな法的規制、技術革新の遅れ、通信事業者の動向など、予期せぬ要因で市場の発展が阻害されると、経営成績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 大手ECモールへの依存
    楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングといった大手インターネットモールでの販売が売上の大部分を占めています。モールとの関係悪化、規約違反による契約解消、システムトラブル、手数料率の大幅な改定などが発生した場合、経営成績や財政状態に大きな影響が出る可能性があります。
  • 需要予測と在庫管理
    自社企画商品の大部分は需要予測に基づいて仕入れを行いますが、ライフスタイルや消費者ニーズの変化により予測が外れることがあります。需要予測を下回ると過剰在庫や棚卸資産評価損が発生し、逆に上回ると販売機会の損失が生じ、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|4,817 文字
3 【事業等のリスク】本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資家の投資判断上、重要と考えられる事項につきまして、積極的な情報開示の観点から開示しております。当社は、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。① 事業環境にかかわるリスク(1) 通信販売市場について当社は、一般生活者を顧客とした通信販売事業を行っており、国内の通信販売の市場規模について、インターネットやスマートフォン等モバイル端末の普及と情報技術の発達を背景としたEコマース市場の寄与から拡大傾向にあることが事業展開の基本条件であると考えております。しかし、今後新たな法的規制の導入、技術革新の遅れ、利用料金の改定を含む通信事業者の動向など、当社の予期せぬ要因によりインターネット関連市場の発展が阻害される場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(2) インターネットモールの影響について当社は、主に楽天市場、Amazon及びYahoo!ショッピング内に出店し、商品販売を行っております。そのため、インターネットモール事業会社との関係悪化や規約違反による出店契約解消、インターネットモールシステム不良等のトラブル、モール閉鎖等が発生した場合、当社の経営成績及び財政状態に大きく影響します。また、インターネットモールへの依存から脱却するため、旗艦店(自社サイト)での販売強化に努めておりますが、インターネットモールにおける売上高が占める割合は依然として高く、手数料率の大幅な改定等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(3) 新たなビジネスモデルについて当社は、ネットとリアルを融合した事業体制を構築する方針を打ち出し、新たなお客様との接触機会の増加及び既存のお客様に対するサービス強化を狙うべく、卸売販売及び直営店の運営を行っています。期待する売上・利益成長や既存事業領域とのシナジー効果等が実現できなかった場合は、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(4) 競合について当社はインターネット通信販売事業者として、自社企画商品の更なる強化、サイトの利便性向上やブランド価値向上等に努め、特徴のあるサービスを提供することで競争優位性を有していると考えております。しかしながら、Eコマース事業は参入障壁が低いことから、競合他社による新たな付加価値のあるサービス提供がなされる等により、当社の競争優位性の低下や、価格競争が生じた場合は、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(5) 情報セキュリティ及びシステムトラブルについて当社は、サービス及びそれを支える情報システム、並びにインターネット接続環境の安定した稼働が、事業運営の前提であると認識しております。したがって、定期的なデータバックアップやセキュリティ対策を実施しているほか、複数のデータセンターへシステムを分散配置することで、安定的なシステム運用体制の構築に努めております。しかしながら、予期せぬ自然災害や事故(社内外の人的要因によるものを含む)、ユーザー数及びアクセス数の急増によるサーバーへの過剰負荷や、ソフトウエアの不具合及びネットワーク経由の不正アクセスやコンピュータウィルスへの感染などのトラブルが発生した場合には、サービスの安定的な提供が困難となり、また復旧等に時間を要した場合、当社の経営成績及び財政状態に多大な影響を及ぼす可能性があります。 (6) 検索エンジンへの対応について当社のEコマース事業における自社運営サイト内の店舗ユーザーの多くは、特定の検索エンジン(「Google」や「Yahoo! JAPAN」等)の検索結果から誘導されてきており、当該検索エンジンからの集客数を確保するため、今後におきましてもSEO対策を実施していく予定であります。しかしながら、検索エンジンにおける検索アルゴリズム変更等により、これまでのSEO対策が有効に機能せず、当社への顧客流入数が当社想定数を下回り、十分な顧客獲得に至らなかった場合は、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(7) 海外の生産工場について当社が販売する商品の大半は中国などアジア各国及び欧州からの輸入によるものです。中国やアジア各国、欧州等、生産拠点を分散し、また新規の協力工場の発掘に努めておりますが一部の地域で戦争・テロ・多国間での紛争及び摩擦・政情不安・自然災害・伝染病・ストライキ等が発生した場合、その地域で生産している商品の供給が一時的にストップし、当社の業績に影響を与える可能性があります。(8) 為替相場の変動について取扱商品の大半は海外から外貨建で輸入しております。為替相場変動リスク回避のため、実需の範囲内で為替予約及び外貨建預金による決済等の手段でヘッジを行っておりますが、大幅な為替相場の変動があった場合には、当社の経営成績及び財政状態に多大な影響を及ぼす可能性があります。(9) 需要予測に基づく仕入について当社が販売する商品の大部分は自社企画商品であり、需要予測の精度向上に努めておりますが、実際の受注はライフスタイルの変化や消費者ニーズの変化等の様々な要因に左右されます。そのため、追加仕入が受注量に対応できず販売機会の損失が発生する可能性があります。また、受注量が需要予測に達しない場合は、当社に過剰在庫が発生し、キャッシュ・フローへの影響や棚卸資産評価損が発生する可能性があります。当社では、需要予測や発注計画の精度の向上等を課題として取り組んでおりますが、需要動向を見誤ったことによる欠品機会損失、又は滞留在庫が生じた場合には、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。(10) 知的財産権について当社の事業活動の優位性を保つため、知的財産権の確保による自社権益の確保に努めておりますが、第三者による権利侵害がなされる可能性があります。また、第三者の知的財産権を侵害しないことを確認する体制(各種調査、顧問弁護士を含む外部専門家への相談等)を構築しており、当該体制の適切な運用に努めております。しかしながら、事業活動において意図せず第三者の知的財産権の侵害が生じた場合には、事業活動の停止の請求・損害賠償責任を追及されることで、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(11) 商品の品質管理について当社が販売する商品の大部分は自社企画商品であり、主に海外の生産工場に委託し生産を行っております。当社は、仕入に際しての品質基準の見直しや、品質検査等を強化し、安全な商品の供給に努めております。しかしながら、製品に重大な欠陥が発生しないという絶対的な保証はないため、製造物責任賠償のための保険に加入しておりますが、大規模な製造物責任賠償やリコールにつながるような製品の欠陥は、多額の費用や当社製品の信頼性や社会的評価に重大な影響を与えることとなり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(12) 返品について売れ筋商品に対する不具合の発覚等により返品が多数発生した場合には、返品の処理、代替商品の配送等に伴う追加的な費用が発生し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 配送費上昇について当社は顧客への商品配達を配送会社へすべて委託しております。当社はリスク分散の観点から、良好な取引関係の維持や新たな配送会社の開拓等につとめております。しかしながら、当社事業の特性上、大型家具を取り扱うことから配送会社の大型配送の撤退や値上げ要請等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(14) 法的規制等について「不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)」、「特定商品取引法」、「製造物責任法」及び「不正競争防止法」等による法的規制を受けております。そのため、従業員教育の徹底、コンプライアンス体制の整備など管理体制の構築等により法令遵守の体制を整備しております。しかしながら、将来にわたり、販売した商品及びその広告表現等において安全上の問題や表示表現等の問題が発生する可能性があります。これらの問題が発生した場合、多額のコストや当社のイメージ低下による売上の減少等が想定され、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(15) 自然災害等について当社は、事業リスク分散のために複数の事業拠点及び物流拠点を設置し事業運営を行っております。各拠点の地域内において地震、津波等の大規模災害発生により事業拠点または物流拠点が被害を受けた場合や、当社施設内及び取引先において、新型コロナウイルス感染症拡大のようなパンデミックが発生した場合等、当社の想定を超える異常事態が発生した場合には、製造委託先工場の生産や配送業者が操業停止になる可能性、当社の物流が停滞する可能性、従業員が出勤困難になることによるサービスレベルが低下する可能性等があり、その内容及び結果によっては当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。② 人材確保について当社は、自社で商品企画やデザインを作成し、顧客満足度の高い商品の開発に努めております。また、自社サイトや新規事業で構築したプラットフォームの利便性向上のため、システムエンジニアを多く採用しております。今後、当社が必要とする企画開発力のある人材や技術力のあるシステムエンジニアを計画通り、必要な時期に確保することができなかった場合は、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。③ 個人情報漏洩についてインターネット販売サイトの運営管理におきましては、登録会員の個人情報を大量に保有しているため、「個人情報保護規程」等を定め、従業員に対する個人情報保護に関する意識の向上を図り、個人情報の漏洩に対し防止策を講じています。しかしながら、外部からの不正アクセス、システム運用における人的過失、従業員の故意等による個人情報の漏洩、消失、不正利用が発生した場合、信用の失墜を招き、更には損害賠償の対象となることも考えられ、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ コンプライアンス体制について当社は今後、企業価値を高めていくために、コンプライアンス体制が有効に機能することが重要であると考えております。そのため、従業員教育の徹底、コンプライアンス体制の整備など、管理体制の構築等により法令遵守の体制を整備しております。また、当社の提供する商品については関連法規の遵守はもちろんのこと、法規制以上の自社基準・自社規制を設け、法令遵守及び商品の品質向上に取り組んでおります。しかしながら、将来にわたり、販売した商品及びその広告表現等において安全上の問題や表示表現等の問題が発生する可能性があります。これらの問題が発生した場合、多額のコストや当社のイメージ低下による売上の減少等が想定され、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

このページのバフェット流コメンタリーは順次自動生成中です。生成されると、ここに「数値の読み解き方」「同業比較」「投資判断のポイント」を表示します。

もっと深く分析したい?

モート先生 AI が ベガコーポレーション の事業を 4 賢人の理論で詳しく解説します

モート先生に聞く →