事業の概要
- 不動産販売が主力セントラル総合開発グループは、主に分譲マンションや戸建住宅、ビルなどの不動産を販売する「不動産販売事業」を主軸としています。自社ブランド『クレア』シリーズのマンションを全国で展開し、お客様のニーズに合わせた企画・販売を行うことで収益を上げています。
- 不動産賃貸・管理事業オフィスビルや賃貸マンション『クレアグレイス』の賃貸、およびビル・マンションの管理を行う事業も展開しています。これにより、安定的な賃料収入や管理手数料を得て、収益基盤を多角化しています。
- 保険代理業も展開マンション購入者向けに保険代理事業も行っています。これは、不動産販売後のアフターサービスの一環として、災害時の保険商品提供などを通じて顧客との関係を強化し、関連収益を確保するビジネスモデルです。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 不動産販売事業この事業は、主に分譲マンションや戸建住宅、ビルなどの不動産を販売するセントラル総合開発グループの主力事業です。最新年度の売上高は269.37753億円、営業利益は18.56915億円と、グループ全体の収益の大部分を占めています。
- 不動産賃貸・管理事業オフィスビルや賃貸マンションの賃貸、およびビル・マンションの管理を行う事業です。最新年度の売上高は39.03394億円、営業利益は5.12787億円であり、安定的な賃料収入や管理手数料を通じてグループの収益基盤を支えています。
- その他事業主にマンション購入者向けの保険代理事業などを行っています。この事業は、不動産販売後の顧客サポートを強化し、関連収益を確保する役割を担っています。具体的な売上高や営業利益の数値は示されていませんが、グループ全体のサービス提供体制の一部を構成しています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| RealEstateSalesOperation | 事業 | 269 | 19 | 6.9% |
| BuildingAndCondominiumLeaseManagementOperation | 事業 | 39 | 5 | 13.1% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3 【事業の内容】当社グループは、当社(セントラル総合開発㈱)及び連結子会社(セントラルライフ㈱)により構成されており、分譲マンション・戸建住宅及びビル等不動産の販売を行う不動産販売事業、オフィスビル等の賃貸及びビル・マンション等の管理を行う不動産賃貸・管理事業と保険代理業等を行うその他の事業を営んでおります。当社グループの事業における位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、事業の区分内容は、セグメントと同一の区分であります。 (1) 不動産販売事業当社は、主にマンション分譲のデベロッパー事業を全国展開しており、ファミリータイプやコンパクトタイプの自社ブランド『クレア』シリーズマンションの販売を行っております。当社は、立地条件並びにライフスタイルの進化に伴うお客様のニーズをマンション企画に反映し、地域社会に溶けこんだ快適な生活空間を提供しております。入居後のアフターサービスについても、1年点検・2年点検並びに長期修繕計画等における資産価値の維持、災害時に備えた保険商品の提供、管理費の資金管理、積立金等の運用方法の助言、家族構成の変化に伴うリニューアル等「良質な総合管理サービス」の提供を行っております。(2) 不動産賃貸・管理事業当社は、主にオフィスビルや賃貸コンパクトマンション「クレアグレイス」の賃貸事業を行っております。また、連結子会社は、ビル・マンションの管理事業を行っております。(3) その他当社は、主にマンション購入者を販売先として保険代理事業を行っております。 (事業系統図)
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 景気動向、金利動向、新規供給物件動向、不動産販売価格動向等の影響を受けやすい。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 規制 宅地建物取引業法、建築基準法、国土利用計画法、都市計画法等の法的規制。 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | シクリカル |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:外注先の信用不安による工期遅延や瑕疵補修責任の不履行 / 不動産販売事業の物件引渡時期のばらつきによる業績変動 / 土壌汚染等の隠れたる瑕疵発見による追加費用発生
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
セントラル総合開発は、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという公開情報は見当たらない。不動産開発事業は一般的に、立地や開発力、デザイン性が競争力となるが、これらは無形資産として定量化しにくい。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
不動産賃貸事業においては、テナントが他の物件へ移転する際のコスト(移転費用、事業中断リスク)が存在する。しかし、セントラル総合開発の物件が特に高いスイッチング・コストを持つという情報は限定的であり、一般的な不動産賃貸の範囲内と考えられる。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
不動産開発・賃貸事業は、本質的にネットワーク効果を生み出すビジネスモデルではない。ユーザー(テナント)が増えることで物件自体の価値が向上するような構造は見られない。
コスト優位★☆☆☆☆
不動産開発においては、土地取得コスト、建設コスト、維持管理コストなどが重要となる。セントラル総合開発が他社と比較して構造的に低いコスト構造を有しているという明確な証拠はない。ただし、長年の事業運営によるノウハウ蓄積は間接的なコスト優位に寄与する可能性はある。
規模の経済★★☆☆☆
セントラル総合開発は、特定の地域やセグメントにおいて一定の事業規模を有していると考えられる。しかし、業界全体を俯瞰した場合、その規模が圧倒的な効率性や寡占的な地位を確立するほどではない可能性が高い。大手デベロッパーと比較すると、規模の経済性は限定的。
- 全国展開のブランド力自社ブランド『クレア』シリーズのマンションを全国展開しており、立地条件やライフスタイルの変化に対応した企画力で、地域社会に溶け込む快適な住空間を提供しています。これにより、顧客からの認知度と信頼性を高めています。
- 総合的な顧客サービス入居後のアフターサービスとして、1年・2年点検、長期修繕計画、災害保険の提供、管理費の資金管理、積立金の運用助言、リニューアル提案など、「良質な総合管理サービス」を提供しています。これにより、顧客満足度を高め、長期的な顧客関係を構築しています。
- デベロッパーの一貫体制分譲マンションの企画から販売までを自社で一貫して行い、施工管理もお客様への引き渡しまで責任を持って実施しています。設計・施工は専門業者に委託しつつも、監視体制を構築することで品質を確保し、効率的な事業運営を図っています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社の主力事業である新築分譲マンション事業においては、建築コストを中心とした販売原価上昇を主因とするマンション価格の値上がり、少子高齢化社会の進展、ライフスタイルの多様化等に対し機敏に対応する必要があると認識しております。これらの課題に対しては、次の①~③の対策を継続的に実施しております。① 事業用地の仕入れ段階から建設会社と連携をとり、積極的に情報交換を行うことで構造面を中心に安心・安全を最優先にした上で極力原価を抑えること及び地域ごとのお客様の「価格吸収力・追随性」を慎重に見極め、お客様にご納得いただける価格設定を行うことに注力しております。また、事業環境の変化に柔軟に対応できるよう新たなパートナー建設会社の開拓を図っております。② 少子高齢化が進む中で各地域の郊外から中心部への住み替えニーズ等に応えるべく、地方中核都市での新築分譲マンションの展開を推し進めております。需給バランスを見極めた上で、既に供給実績のある都市に加え、これまで供給実績のない都市へも進出・展開を図り、新たな需要の掘り起こしに注力しております。当連結会計年度には埼玉県越谷市・上尾市、鳥取県米子市に初進出いたしました(竣工・引渡しベース)。これにより当社のマンション供給都市数は81都市となりました。③ ライフスタイルの多様化に対しては、少子高齢化、シングル・ディンクス世帯の増加という社会的背景の中で少人数向けのコンパクトマンションの開発を首都圏・関西圏をはじめ、地方中核都市においても展開を開始しております。また、ファミリー向けのマンションにおいても世代や家族構成を考慮した間取り・仕様の提案を行うなど、画一的な商品の供給ではなく地域ごと物件ごとに一つ一つ手づくりすることでお客様に選ばれる商品の企画を心掛けております。また、賃貸マンション事業においては、ライフスタイルの多様性を鑑み立ち上げた賃貸マンションブランドの「クレアグレイス」は、首都圏・関西圏をはじめとする大都市圏ばかりではなく、当社が推し進める地方中核都市の利便性の高い場所における開発、各地域における潜在需要の掘り起こしなど、特徴ある展開を推進しており、賃貸稼働中の6物件に加え、当連結会計年度に2物件が竣工・賃貸開始となりました。これにより「クレアグレイス」は、2021年2月の第一弾物件の竣工以来、8物件328戸が賃貸開始となっております。既に保有済みのオフィスビルの賃貸事業に加え、安定収益源の拡充に資する事業として賃貸マンション事業にも積極的に取り組んでまいります。また、SDGs等「持続可能な社会の実現への取り組み」につきましても重要な継続課題として捉えており、分譲マンションに「ZEH-M Oriented」や「低炭素住宅」の採用を積極的に進めております。資本業務提携先である株式会社九電工とは、今後とも連携を強化しつつ、環境に配慮した物件や多様な付加価値への更なる取り組みを進めてまいります。以上の取り組みを継続実施していくことで、2025年5月公表の「グループ中期経営計画(2025~2027年度)」の達成に向けて邁進してまいります。マンションは、同じ物件は二度とない「究極のワンオフ商品」といえるものです。一人一人のお客様に「安心・安全・快適」な生活をご提供するべく、基本に立ち返り、「少数精鋭のプロ集団たれ」という経営理念に基づき、業績の向上に努めてまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社の主力事業である新築分譲マンション事業においては、建築コストを中心とした販売原価上昇を主因とするマンション価格の値上がり、少子高齢化社会の進展、ライフスタイルの多様化等に対し機敏に対応する必要があると認識しております。これらの課題に対しては、次の①~③の対策を継続的に実施しております。① 事業用地の仕入れ段階から建設会社と連携をとり、積極的に情報交換を行うことで構造面を中心に安心・安全を最優先にした上で極力原価を抑えること及び地域ごとのお客様の「価格吸収力・追随性」を慎重に見極め、お客様にご納得いただける価格設定を行うことに注力しております。また、事業環境の変化に柔軟に対応できるよう新たなパートナー建設会社の開拓を図っております。② 少子高齢化が進む中で各地域の郊外から中心部への住み替えニーズ等に応えるべく、地方中核都市での新築分譲マンションの展開を推し進めております。需給バランスを見極めた上で、既に供給実績のある都市に加え、これまで供給実績のない都市へも進出・展開を図り、新たな需要の掘り起こしに注力しております。当連結会計年度には埼玉県越谷市・上尾市、鳥取県米子市に初進出いたしました(竣工・引渡しベース)。これにより当社のマンション供給都市数は81都市となりました。③ ライフスタイルの多様化に対しては、少子高齢化、シングル・ディンクス世帯の増加という社会的背景の中で少人数向けのコンパクトマンションの開発を首都圏・関西圏をはじめ、地方中核都市においても展開を開始しております。また、ファミリー向けのマンションにおいても世代や家族構成を考慮した間取り・仕様の提案を行うなど、画一的な商品の供給ではなく地域ごと物件ごとに一つ一つ手づくりすることでお客様に選ばれる商品の企画を心掛けております。また、賃貸マンション事業においては、ライフスタイルの多様性を鑑み立ち上げた賃貸マンションブランドの「クレアグレイス」は、首都圏・関西圏をはじめとする大都市圏ばかりではなく、当社が推し進める地方中核都市の利便性の高い場所における開発、各地域における潜在需要の掘り起こしなど、特徴ある展開を推進しており、賃貸稼働中の6物件に加え、当連結会計年度に2物件が竣工・賃貸開始となりました。これにより「クレアグレイス」は、2021年2月の第一弾物件の竣工以来、8物件328戸が賃貸開始となっております。既に保有済みのオフィスビルの賃貸事業に加え、安定収益源の拡充に資する事業として賃貸マンション事業にも積極的に取り組んでまいります。また、SDGs等「持続可能な社会の実現への取り組み」につきましても重要な継続課題として捉えており、分譲マンションに「ZEH-M Oriented」や「低炭素住宅」の採用を積極的に進めております。資本業務提携先である株式会社九電工とは、今後とも連携を強化しつつ、環境に配慮した物件や多様な付加価値への更なる取り組みを進めてまいります。以上の取り組みを継続実施していくことで、2025年5月公表の「グループ中期経営計画(2025~2027年度)」の達成に向けて邁進してまいります。マンションは、同じ物件は二度とない「究極のワンオフ商品」といえるものです。一人一人のお客様に「安心・安全・快適」な生活をご提供するべく、基本に立ち返り、「少数精鋭のプロ集団たれ」という経営理念に基づき、業績の向上に努めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況の概況当連結会計年度における我が国経済は、雇用や所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって緩やかな回復が続くことが期待されております。ただし、物価上昇の継続による消費者マインドの下振れや、通商政策などアメリカの政策動向による影響などが、我が国の景気を下押しするリスクとなっています。また、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があります。当社グループの属する不動産業界では、2025年1月1日時点の公示地価について、住宅地や商業地といった全用途の全国平均が前年比2.7%増と4年連続で上昇しております。新築分譲マンション市場においては、2024年1月~12月の全国で発売された分譲マンションの平均価格は前年より2.9%上昇の6,082万円と8年連続で過去最高値を更新しました。一方、全国における発売戸数は前年比8.6%減の5万9,467戸と3年連続の減少となりました。これは、東北、四国は増加したものの、首都圏での3,870戸減、九州・沖縄での1,008戸減をはじめとしたその他のエリアが減少した結果によるものであります(㈱不動産経済研究所調査)。このような事業環境の下、当社の主力事業である新築分譲マンション事業におきましては、当初の計画どおり16物件(地方圏13物件・首都圏3物件)を竣工・引渡しいたしました。この結果、当連結会計年度の業績におきましては、売上高は前年度より1,041百万円下回る30,883百万円(前期比3.3%減)、営業利益は1,245百万円(同27.0%減)、経常利益は765百万円(同43.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は497百万円(同45.0%減)と前期比減収減益となりました。 (2) 経営成績当連結会計年度の売上高は、前期と比べて1,041百万円下回る30,883百万円(前期比3.3%減)となりました。これは不動産販売事業におけるマンションの販売価格は上昇したものの、マンションの販売戸数が減少したことが主な要因であります。売上総利益は、前期と比べて339百万円下回る5,760百万円(前期比5.6%減)となりました。これは売上高にて述べたとおり売上高が減少したことが主な要因であります。 経常利益は、前期と比べて591百万円下回る765百万円(前期比43.6%減)となりました。これは不動産販売事業におけるマンションの販売手数料等の経費が増加したこと及びマンションの事業用地仕入れが進捗したことによる借入金の増加に伴う費用が増加したことが主な要因であります。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期と比べて407百万円下回る497百万円(前期比45.0%減)となりました。これは税金費用が減少したものの、前述したとおり経常利益が減少したことが主な要因であります。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。(不動産販売事業)当連結会計年度における竣工物件は下記の16物件(地方圏13物件、首都圏3物件)で、予定どおりに竣工・引渡しとなりました。なお、3物件が初進出の都市であります。クレアホームズ越谷大袋(埼玉県越谷市) ※初進出クレアホームズ仙台荒井駅前Ⅱ(宮城県仙台市若林区)クレアホームズ朝霞台(埼玉県朝霞市)クレアホームズ万代町 アクアスクエア(徳島県徳島市)クレアホームズ北上尾(埼玉県上尾市) ※初進出クレアホームズ長束 ザ・レジデンス(広島県広島市安佐南区)クレアホームズ富山白銀町 グランビュー(富山県富山市)クレアホームズ米子駅 ザ・レジデンス(鳥取県米子市) ※初進出クレアホームズ札幌医大南(北海道札幌市中央区)クレアホームズ松山東高前(愛媛県松山市)クレアホームズ二十四軒(北海道札幌市西区)クレアホームズ道後上市 ザ・プレミアム(愛媛県松山市)クレアホームズひばりが丘駅前(北海道札幌市厚別区)ザ・レジデンス高松 パークフロントタワー(香川県高松市)クレアホームズ上の橋(岩手県盛岡市)クレアネクスト尾ノ上 レジデンス(熊本県熊本市東区) この結果、売上高は26,937百万円(前期比3.9%減)、セグメント利益(営業利益)は1,856百万円(同19.3%減)となりました。今後とも、全国に展開する各営業拠点において、地域特性やお客様ニーズに合致した用地取得や商品企画を行うことにより、当社の「クレア」ブランドの価値を高めてまいります。 (不動産賃貸・管理事業)東京都心5区のビル賃貸市場におきましては、立地改善や拡張による成約があったものの、3月に大規模な解約の動きがみられたことにより、2025年3月時点の平均空室率が3.86%と前月比0.08ポイント下げました。また、賃料につきましては新築・既存ビルの平均月額賃料が3月時点で20,641円/坪と14ヶ月続けて上昇しております(三鬼商事㈱調査)。このような環境下、当社は、ビル賃貸事業におきましては、既存テナントの確保と空室の早期解消を最重要課題と捉え、テナント企業のニーズを早期に把握し対応することでお客様満足度の向上に努めるとともに、当社所有ビルの立地優位性を活かした新規テナント獲得営業に注力しております。また、賃貸マンション事業につきましては、当連結会計年度に「クレアグレイス」シリーズとして、「クレアグレイス岸里(大阪府大阪市西成区、36戸)」「クレアグレイス鴨池(鹿児島県鹿児島市、32戸)」の2物件が竣工・賃貸開始となりました。マンション管理事業におきましては、当連結会計年度中に管理戸数588戸を加え、総管理戸数は14,618戸となりました。引き続き管理組合並びにご入居者様からのニーズに即応するべく、専門性の高いサービスの提供に努めてまいります。具体的には、共用部分及び専有部分の設備に関するリニューアル工事のご提案、災害発生時におけるご入居者様同士のコミュニケーションツールのご提案等を行い、良好な居住空間・管理組合運営の維持向上など、お客様にとって価値あるサービスをご提供できるよう注力しております。ビル管理事業におきましては、引き続き新規の受注獲得営業に努めるとともに、原状復旧・入居工事や空調・電気設備の更新工事及び給排水設備改修等のスポット工事の受注に注力しております。この結果、売上高は3,913百万円(前期比1.5%増)、セグメント利益(営業利益)は512百万円(同0.2%減)となりました。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。① 受注実績当社グループにおける販売品目は受注生産形態をとらない品目がほとんどであり、生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことは行っておりません。② 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称売上高(千円)前期比(%)不動産販売事業 マンション26,748,88996.3その他188,86478.8計26,937,75396.1不動産賃貸・管理事業3,903,394101.5その他42,07180.3合計30,883,22096.7 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。2 参考として不動産販売事業におけるマンションの発売実績、契約実績、販売実績を戸数ベースで示すと、次のとおりであります。 戸数(戸)前期比(%)発売実績マンション585.4( 612)94.7( 94.4)契約実績マンション590.5( 614)100.5( 98.7)販売実績マンション605.3( 647)88.7( 91.9) 3 上記戸数は当社持分戸数であり、( )は外書きでJV(共同企業体)を含む100%戸数を記載しております。 (3) 財政状態当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ8,825百万円増加し45,415百万円となりました。これは、主に不動産販売事業関連で分譲マンションの事業用地仕入れ等が進捗したことにより棚卸資産が増加したこと及び不動産賃貸事業で賃貸マンションの建設状況等が進捗したことにより有形固定資産が増加したことによるものであります。負債は、前連結会計年度末に比べ8,512百万円増加し35,159百万円となりました。これは、不動産販売事業関連で事業用地仕入れ等が進捗したことに伴い借入金が8,316百万円増加したことによるものであります。純資産は、前連結会計年度末に比べ312百万円増加し10,256百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したこと及び配当金の支払いを行ったことによるものであります。 (4) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高(以下「資金」という。)につきましては、前連結会計年度末に比べ436百万円減少して978百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。営業活動によるキャッシュ・フローは、主に不動産販売事業で、分譲マンションの事業用地仕入れ等が進捗したことによる支出があった結果使用した資金は7,610百万円(前期は6,847百万円の使用)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、主に賃貸マンションの建設状況等が進捗したことによる支出があった結果使用した資金は969百万円(前期は1,245百万円の使用)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、主に棚卸資産の増加による支出を借入れによって賄った結果獲得した資金は8,142百万円(前期比16.7%増)となりました。 当連結会計年度における当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、将来の収益源となる来年度以降の土地の仕入れ等(不動産事業支出金)が順調に推移していることから、これらに対応するため資金の源泉として、自己資金及び金融機関からの借入による調達で対応しております。当社グループにおきましては、手許流動性と借入金との適正バランスを考えながら、グループ各社の手許流動性をチェックし、連結ベースでの資金の効率化を図っております。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
事業リスク
- 施工委託先の信用リスク分譲マンションの設計・施工を外部の専門業者に委託しているため、委託先の信用不安や倒産が発生した場合、工期の遅延や瑕疵補修責任の履行不全が生じる可能性があります。これにより、販売計画に影響が出たり、当社に追加費用が発生し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 景気・金利変動の影響不動産販売事業は、景気動向や金利の変動に大きく左右されます。景気悪化や金利上昇は住宅購入意欲の低下を招き、販売価格や販売戸数に影響を与えるため、当社グループの業績に直接的な打撃を与える可能性があります。
- 法的規制・税制変更リスク宅地建物取引業法、建築基準法、都市計画法などの法的規制や、不動産関連税制の変更は、事業運営コストの増加や住宅購入意欲の低下を招く可能性があります。また、宅地建物取引業免許の取り消し事由に該当した場合は、事業継続に重大な影響を及ぼすリスクがあります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
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3 【事業等のリスク】当社グループの事業等に関するリスクについて、投資者の投資判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者への積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。本項については、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 当社事業について当社グループの事業は、不動産販売事業、不動産賃貸・管理事業、その他の3つの事業で構成されております。不動産販売事業は、グループ全体の売上高に対して大半を占めており、当社グループにおいて主要事業となっております。 ① 不動産販売事業について(分譲マンションの施工について)当社グループは、1994年以降分譲マンションの販売を主要事業として展開しております。分譲マンションの施工管理につきましては、お客様へ引渡すまで当社で一貫して行っておりますが、設計・施工については監視体制を構築しつつ、専任業者へ委託しております。分譲マンションの建築につきましては、建設会社に発注し、民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款に基づく工事請負契約を締結しておりますが、建築工事の品質管理・工程管理につきましては、当社が定期的な監理を行っております。工事請負契約の締結にあたりましては、外注先の財務状況、施工能力・実績、経営の安定性等を総合的に勘案の上決定しておりますが、外注先に信用不安等が発生し、工期遅延が生じた場合には、当社の販売計画に遅延が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、施工完了後、外注先に倒産等の事態が発生した場合には、本来外注先が負うべき瑕疵の補修責任等が履行されず、当社に費用負担が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。(経営成績の変動について)当社グループの主要事業である不動産販売事業におきましては、お客様への物件引渡しを基準として売上計上を行っておりますが、各物件の竣工・引渡時期(計上時期)のばらつきによって、四半期ごとの業績が変動する傾向にあります。また、販売計画の変更や天災その他の事由による工期の遅延等によって、引渡時期に変更があった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。(土地の仕入れについて)当社では、分譲マンション用地等の取得にあたり、売買契約前に綿密な事前調査を行っておりますが、契約後、稀に土壌汚染等の隠れたる瑕疵が発見されることがあります。その場合、当社に追加費用が発生することがあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。(マンション建設に対する近隣住民の反対運動について)当社では、マンション建設にあたり、所在地の自治体の条例等に則り、事前に周辺住民に説明会を実施する等の近隣への対策を講じております。しかしながら、今後、開発による騒音、電波障害、日照問題、景観変化等を理由に近隣住民に反対運動等が発生し、その解決に時間を要したり、計画の変更が必要となった場合には、工期遅延や追加費用が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 不動産賃貸・管理事業について当社の所有するオフィスビル等におきまして、今後、テナントの大量退去等が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 有利子負債への依存度について当社は、分譲マンション用地等の取得資金並びに賃貸オフィスビル等土地・建物資産購入資金を主として金融機関からの借入によって調達しているため、有利子負債への依存度が高い財務体質となっております。 したがって、現行の金利水準が大きく変動した場合、及び借入条件に制限が付与され、それに抵触した場合等計画どおりの資金調達ができない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 景気動向・金利動向について当社グループの事業は、景気動向、金利動向、新規供給物件動向、不動産販売価格動向等の影響を受けやすく、景気見通しの悪化や大幅な金利の上昇等の変化によって、住宅購入意欲が低下した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 主要事業の免許について当社は、不動産販売事業として宅地建物取引業法第3条第1項及び第6条に基づき宅地建物取引業者免許証(免許番号 国土交通大臣(13)2432号)の交付を受けております。宅地建物取引業法第3条第2項の規定により、免許の有効期限は5年間と定められており、当社の免許の有効期限は2023年10月25日から2028年10月24日までとなっております。不動産販売事業につきましては、宅地建物取引業法第3条及び第5条にて免許条件及び宅地建物取引業法第66条及び第67条にて取消事由が定められており、これに該当した場合は免許の取消が命じられます。現在、当該免許取消となる事由は発生しておりませんが、将来何らかの理由により免許取消事由が発生した場合には、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (2) 法的規制について① 法的規制について不動産取引につきましては、「宅地建物取引業法」「建築基準法」「国土利用計画法」「都市計画法」等の法的規制を受け、宅地建物取引業法に基づく免許を取得して不動産販売事業を行っております。ビル賃貸事業につきましては、ビルの所有者若しくは受託管理者は、「電気事業法」「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」等、また、マンション管理事業につきましては、「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」等の法的規制を受け、各法によって定められた有資格者に点検整備や検査を義務付けておりますので、当該資格者を保有確保し、不動産賃貸・管理事業を行っております。今後、これらの法的規制の改正や新たな法的規制が設けられた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 「住宅の品質確保の促進等に関する法律」による瑕疵担保責任について「住宅の品質確保の促進等に関する法律」では、新築住宅の供給事業者に対して構造上の主要な部分及び雨水の浸食を防止する部分について10年間の瑕疵担保責任を負うことを定めております。当社では、分譲マンションの供給に際し、建築設計の段階から一貫して携わり、供給物件の品質管理に万全を期すよう努めております。また、販売後のクレームに対しましても、法令上の責任に基づき、真摯な対応に努めております。しかしながら、当社の供給物件に何らかの原因で瑕疵が発生した場合には、クレーム件数と補償工事の増加等を招き、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 個人情報等の取扱いについて当社グループの営業活動に伴い、個人情報をはじめとする様々な情報を入手しております。個人情報等の管理におきましては、細心の注意を払っておりますが、不測の事態により、個人情報等が外部に漏洩した場合には、損害賠償や当社グループの信用力低下により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) その他① 税制改正について将来において、不動産関連税制が変更された場合には、資産の取得及び売却時のコストの増加、また、これらの要因による住宅購入意欲の低下等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 耐震の構造計算について当社は、2006年1月から建築確認申請を行う分譲マンションについては、住宅性能評価書を取得しております。同評価書取得においては、構造等級チェックが必須審査項目となっております。 当社の分譲するマンションについて2007年6月の建築基準法の改正により、建築確認申請の審査段階で「ピアチェック(構造計算適合性判定)」として再チェックされることで二重のチェック体制をとっております。しかしながら、構造等に関する法改正が行われた場合や、構造計算書の偽装等、建物の構造に係わる問題が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。現在、当社所有のオフィスビルに関しましては、耐震診断を実施し、建築基準法上の問題はない旨の確認を得ておりますが、今後のテナント誘致において、更なる耐震強度を求められた場合には、補強が必要となり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 災害発生リスクについて当社グループは、地震や感染症等の自然災害において、従業員をはじめ取引先・地域コミュニティの人命を最優先と考えております。しかしながら、地震、津波、風水害等の自然災害により当社グループが保有する資産に直接被害が及び、建築コストの追加、修繕コストの発生や工事の遅延等による販売計画の見直しが行われた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、パンデミック宣言、緊急事態宣言等の発令を伴う感染症等が流行し、経済活動の混乱、景気の低迷、雇用環境の悪化等により個人所得の減少や顧客の購買意欲が低下した場合や工事の遅延、販売活動の停滞が起こった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。