事業の内容
ホットランドホールディングスは、たこ焼「築地銀だこ」を中心に、たい焼「銀のあん」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」など多様な飲食ブランドを国内外で展開する企業グループです。直営店、業務委託、フランチャイズ方式でチェーン展開し、小スペースでの出店やオープンキッチンでの実演販売を特徴としています。2025年4月1日より持株会社体制へ移行し、飲食事業、リゾート事業、製販事業の3つのセグメントで事業を行っています。冷凍たこ焼の製造販売も手掛けるなど、多角的な収益構造を持っています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
年度を切り替えて推移を確認できます。
FY2025|15,132 文字|出典 docID: S100XU8Z
3【事業の内容】 当社グループは、2025年4月1日付で持株会社体制へ移行いたしました。 当社は、同日付で「株式会社ホットランド」から「株式会社ホットランドホールディングス」へ商号変更し、会社分割(新設分割)により、当社が営む築地銀だこの東日本エリア事業及び製販事業を当社の100%子会社となる株式会社ホットランド東日本及び株式会社ホットランドフーズに承継いたしました。併せて、築地銀だこ事業の近畿・北陸エリアの店舗運営を行っている当社の100%子会社である株式会社ホットランド大阪について、同日付で「株式会社ホットランド西日本」へと商号変更し、築地銀だこの近畿・北陸エリアに加えて西日本エリアの店舗運営を行うことといたしました。 また、当社グループの報告セグメントは従来までは「飲食事業」と「リゾート事業」の2区分でありましたが、当連結会計年度より持株会社体制へ移行したことに伴い、当連結会計年度より報告セグメントの区分を「飲食事業」、「リゾート事業」及び「製販事業」の3区分に変更しております。 当社グループは、当社(株式会社ホットランドホールディングス)及び関係会社18社(株式会社ホットランド東日本、株式会社ホットランド西日本、株式会社ホットランドフーズ、株式会社オールウェイズ、株式会社ホットランドネクステージ、株式会社サセトレーディング、株式会社ファンインターナショナル、株式会社ショウエイ、有限会社よし平、WAEN International Limited、台湾和園國際股份有限公司、Gindaco USA, Inc.、HERO-SARL、HERO-USA, Inc.、Japan Taste Marketing, Inc.、LH Venture Sdn. Bhd.等)により構成されております。 飲食事業は、主として、たこ焼「築地銀だこ」、「銀だこハイボール酒場」、「銀だこハイボール横丁」、たい焼「銀のあん」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」(国内のみ)、おでん「おでん屋たけし」・「おでんと炉端 たけし」、たこ焼「大釜屋」、天ぷら「日本橋からり」、お好み焼「ごっつい」、油そば「東京油組総本店」、もつやき・ホルモン・焼肉「日本再生酒場」・「もつやき処い志井」・「昇家」・「李昇」・「牛串しょうや」、定食「野郎めし」、とんかつ「よし平」等のブランドを、直営、業務委託(以下、「PC」という)及びフランチャイズ(以下、「FC」という)にて、国内及び海外でチェーン展開しております。また、リゾート事業は「駅の天然温泉&サウナの森 水沼ヴィレッジ」を直営にて展開しており、製販事業は冷凍たこ焼等を製造販売しております。 (1)当社グループの主な事業の特徴① 「築地銀だこ」事業 株式会社ホットランドホールディングスは、外食産業間の競争に勝ち残るためには強い個性を打ち出すことが重要と考え、幅広い客層に愛される「たこ焼」に絞り込み、さらに商品を磨きあげることで、強い単品力を持つ「築地銀だこ」を作り上げ、ブランド化に成功いたしました。 単品に絞り込むことで厨房を縮小でき、小スペース低コストで様々なロケーションでの出店が可能となっております。 また、オープンキッチンでの実演販売は、できていく工程の楽しさ、シズル感(注)や安心感をお客様に伝え、できたての商品を提供することが可能となっております。さらに、シンプルなオペレーションにより、多店舗化に向け、短期間での人材育成を実現しております。 当社グループは、上記の方針により、小規模店舗を多数出店することで、「築地銀だこ」ブランドの認知を推進するとともに、事業拡大に向けて専用機械の自社化や原料の調達・加工・物流までの一貫したマーチャンダイジングを構築し、さらに銀だこブランドの市販品の製造販売を行っております。 このノウハウである「銀だこスタイル」を活かし、他の単品外食業態(たい焼「銀のあん」、たこ焼「大釜屋」等)を展開しております。(注)シズル感とは食欲や購買意欲を刺激するような食品の活きの良さや瑞々しさと言った「おいしそうな感じ」のこと。五感を刺激するような感覚のこと。 ② 酒場業態 株式会社オールウェイズは、「銀だこハイボール酒場」、「銀だこ酒場」、「おでん屋たけし」、「おでんと炉端 たけし」、「日本再生酒場」等の酒場業態を展開・推進しております。 「銀だこハイボール酒場」は、ハイボール酒場ならではのメニューを開発したことにより、客単価と来店頻度の向上につなげました。また、ドリンク比率の高まりによって利益率が向上いたしました。さらに、オフィス街及び繁華街への出店により夜の集客が可能となったと同時に、従来弱かった路面店の夏場対策に成功いたしました。銀だことハイボールの組み合わせが全国へ浸透したことによって“お酒のおつまみ”としてもたこ焼の需要が広がり、またランチ需要に対しても対応したことにより、既存店の活性化を実現いたしました。フランチャイズによる地方出店にも積極的に取り組んでおります。 「おでん屋たけし」・「おでんと炉端 たけし」は、首都圏の好立地でも展開可能な収益性の高い専門店業態として独自のポジションを築いています。客層も幅広く、おでん屋を利用したことがない方や女性にも入りやすい外観・明るい内装で、店舗拡大に向け出店を加速させてまいります。 「日本再生酒場」・「もつやき処い志井」は、立ち飲みブームの起点となった70年の歴史を持つ“もつやき処い志井”をルーツとした老舗酒場です。2021年12月に当社グループの傘下といたしましたが、独自のノウハウから仕入れる、最高の鮮度のホルモンがメニューの主軸であり、“活力あふれる日本の酒場をもう一度”の心意気を受け継ぎ、地方都市も視野に入れた店舗展開を図ってまいります。 また、2024年7月に当社の連結子会社である株式会社オールウェイズが全株式を取得し、子会社化した株式会社ショウエイは、「昇家」、「李昇 本館」等の焼肉店を名古屋市内に展開しております。当社グループで急成長している酒場事業で培ったノウハウや経営資源を、同じく酒場事業を展開している「昇家」と融合させ、更なる事業拡大を目指してまいります。 ③ 主食業態 株式会社ホットランドネクステージは、「油そば」、「日本橋からり」、「野郎めし」等の主食業態を展開・推進しております。 「油そば」の「東京油組総本店」は、“汁なし”ゆえにテイクアウト・デリバリーにも適しており、高利益体質の業態に成長してまいりました。全国展開を行い、出店拡大を進めております。 なお、2025年1月に当社の連結子会社である株式会社ホットランドネクステージが全株式を取得し、子会社化した有限会社よし平は、「厚切り とんかつ よし平」、「天ぷら海鮮 よし平」等のとんかつ店等の飲食店を和歌山県内に展開しております。当社グループで急成長している主食事業で培ったノウハウや経営資源を、同じく主食事業を展開している「よし平」と融合させ、更なる事業拡大を目指してまいります。 (2)当社グループの各ブランドの内容ブランド内容主な運営会社 皮はパリッと、中はトロッと、たこはプリッと、職人が丁寧に焼き上げたたこ焼を提供しているたこ焼専門店です。●テイクアウト/フードコードショッピングセンター・駅前を中心とした小スペース高効率の主力出店形態。●銀だこハイボール酒場首都圏や大都市のオフィス街・繁華街などでOL・サラリーマンをターゲットにたこ焼とハイボールを楽しむ酒場業態の出店形態。●その他催事、銀だこカー等の出店形態。株式会社ホットランドホールディングス株式会社オールウェイズ株式会社ホットランド東日本株式会社ホットランド西日本厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で5分間焼き上げます。大きなたこから出る汁が特徴の、ショウロンポウのようなたこ焼を提供するたこ焼専門店です。株式会社ホットランド西日本自社工場でこだわりの製法で炊き上げた餡を自社開発の専用機械で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を提供するたい焼専門店です。「クロワッサンたい焼」24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げることで独特のサクッとした食感のクロワッサンたい焼です。株式会社ホットランドホールディングス株式会社ホットランド西日本こだわりのエビやアナゴなど海の幸や季節野菜を、からりと揚げた天ぷらを提供している天ぷら専門店です。株式会社ホットランドネクステージ冷たい石の上でアイスクリームとフルーツやナッツなどをミックスして提供するエンターテイメントアイスクリームショップです。当社が日本のマスターライセンスを取得しています。 株式会社ホットランドホールディングス”あごだし”と”鶏だし”の2種類の出汁を使用し、食材の美味しさを生かした創作おでんと産地直送のお刺身が味わえる店舗です。また全国各地の日本酒を飲むことができ、銀だこハイボール酒場や銀だこ酒場とは違ったお客様層の来客を図ってまいります。株式会社オールウェイズ株式会社ホットランド東日本株式会社ホットランド西日本 ブランド内容主な運営会社20年以上前から地元客中心に愛されてきた「鉄板焼×お好み焼」業態。「お好み鉄板酒場」として都市部中心に展開。味を守り続けながら、進化し続けてきた“ごっつい”。鉄板で作り上げられる、バリエーション豊かな一品料理に舌鼓をうち、美味しく楽しい時間をすごしてもらいたい。笑顔があふれ、元気になれる空間が、ここにあります。株式会社オールウェイズ日本の国民食であるカレーライスを、お値打ち価格と圧倒的なボリューム感で訴求。職人の”技能”が必要な場面を可能な限り削ぎ落とし、IH等の”技術”に変換することで、軽いオペレーションに伴う省力化の実現と共に、職人に頼らずとも安定した品質で商品をお客様にご提供可能な業態です。WAEN International Limited 東京油組総本店の「油そば」は、拘りの自家製麺と秘伝のタレを使用した唯一無二の商品を提供しており、老若男女問わず幅広い層に支持されている業態で、2017年7月の「人形町組」出店からスタートし、2019年8月に商業施設と自社開発物件におけるマスターフランチャイズ契約を締結して、2025年12月末には69店舗と順調に拡大しております。“汁なし”ゆえにテイクアウト・デリバリーにも適しています。株式会社ホットランドネクステージ株式会社ホットランドホールディングス株式会社ホットランド東日本株式会社ホットランド西日本「日本再生酒場」・「もつやき処い志井」は、立ち飲みブームの起点となった70年の歴史を持つ“もつやき処い志井”をルーツとした老舗酒場です。独自のノウハウから仕入れる、最高の鮮度のホルモンがメニュ ーの主軸であり、“活力あふれる日本の酒場をもう一度”の心意気を受け継ぎ、地方都市も視野に入れた店舗展開を図ってまいります。株式会社オールウェイズ株式会社ホットランド東日本 「野郎めし」は、2021年11月に1号店である「太田50号バイパス店」がオープンした、しょうが焼定食をコアメニューとし、分かりやすいメニューで差別化された専門店業態として、テイクアウト・デリバリー対応も可能な業態です。株式会社ホットランドネクステージ「昇家」は、素材に決して妥協をせず、創業以来飛騨牛をはじめとした黒毛和牛の専門店であり、生産者はもちろん、飼育法・飼料に至るまで熟知しており、安全・安心で本当に美味しいお肉だけを提供してまいりました。これは、創業以来変わらない“当たり前”なのです。株式会社ショウエイ株式会社オールウェイズ厚切りの肉をサクサクした衣で揚げたとんかつを主力商品とし、特大の海老フライやキャベツ用の自家製ドレッシングが好評を得ております。また、ごはんや漬物をおかわり自由とすることで集客に大きな効果を上げております。さらに、天ぷら店においては地元でとれた海産物を用いた天ぷらや海鮮を提供しております。有限会社よし平株式会社ホットランドネクステージ天然温泉や本格フィンランド式サウナ、コテージ・グランピングなどの宿泊施設を完備し、日帰り・宿泊など様々なシーンでご利用いただける、滞在型アウトドアレジャー施設です。株式会社ホットランドネクステージ (3)当社グループの国内における事業展開 当社は、銀だこをはじめとするブランドを、時代のニーズやロケーションに合わせて業態開発すると同時に、様々なシーンを創出することで幅広い客層を開拓し、事業拡大を図ってまいりました。また、複数のブランドをコラボレーションさせた事業展開も行っております。 ① 各ブランド展開<飲食事業>(a)「築地銀だこ」 「築地銀だこ」展開当初は、小商圏型のGMS(総合スーパー)にテイクアウトを中心とした出店を行い、“小腹”需要を掘り起こしてまいりました。 GMS(総合スーパー)がショッピングセンターへと移行する中で、当社は出店形態をテイクアウト型からその場で焼き立てが食べられるフードコート型やイートイン併設型へと変えることで、より多くのファミリー層を取り込み、一家だんらんの“食事”としても需要が広がりました。 「築地銀だこ」のフラッグシップ店として東京1号店(サンモール中野店)を出店(1998年10月)し、大行列ができるなど大きな話題となり、認知度を飛躍的に向上させるとともに多店舗化を加速させました。 また、在宅ワークやお持ち帰り需要の高まりに合わせ、お持ち帰り専用「だんらんパック(24個入り)」の拡充・訴求強化による客単価アップへの取り組みやウーバーイーツ等の更なる活用によるデリバリー強化の取り組みを進めてまいります。 「銀だこハイボール酒場」 更なる事業拡大を目的として、新たな顧客層であるサラリーマン・OL層に向けて銀だこの新しいコンセプトを提案する「銀だこハイボール酒場」(歌舞伎町店)を出店(2009年5月)いたしました。 銀だことサントリーのハイボールの組み合わせが大きな話題を呼び、都市部での出店を加速させました。 この業態の特徴は、ハイボール酒場ならではのメニューを開発したことにより、客単価と来店頻度の向上につなげたことです。また、ドリンク比率の高まりによって利益率が向上いたしました。さらに、オフィス街及び繁華街への出店により夜の集客が可能となったと同時に、従来弱かった路面店の夏場対策に成功いたしました。 銀だことハイボールの組み合わせが全国へ浸透したことによって“お酒のおつまみ”としてもたこ焼の需要が広がり、またランチ需要に対しても対応したことにより、既存店の活性化を実現いたしました。 (b)「銀のあん」 築地銀だこ店舗のサイドメニューで最も人気が高かったたい焼を「銀だこスタイル」化すべく、専門店「銀のあん」(アトレ大森店)を出店(2007年11月)いたしました。 商品力を磨き上げるために、北海道産小豆を直接仕入れて、自社工場にてこだわりの製法で炊き上げたあんを使用し、自社エンジニアリング工場が開発した専用機で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を開発いたしました。 駅近郊を中心に出店することで、“お土産”需要を取り込み、また客層も年配層まで広げることができました。 さらに、「クロワッサンたい焼」を開発し、2013年に発売開始いたしました。この「クロワッサンたい焼」は、24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げたサクッとした食感と低糖あんが調和した冷めても美味しい洋風たい焼です。 (c)「COLD STONE CREAMERY」 冷たい石の上でアイスクリームとフルーツやナッツなどをミックスして提供するエンターテイメントアイスクリームショップです。当社が日本のマスターライセンスを取得しています。 (d)「大釜屋」 当社は、たこ焼事業の更なる拡大を目的として、「おおがまや」チェーンを運営する株式会社みんなひとつコーポレーションを2013年10月に子会社化いたしました(株式会社大釜屋に商号変更の後、2021年1月に株式会社ホットランド大阪へ吸収合併、株式会社ホットランド大阪は2025年4月に株式会社ホットランド西日本へ商号変更)。 厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で焼き上げることで品質の安定を図っております。さらに焼成時間が5分と短いためにピークタイム時において高い売上を作ることが可能となっております。また、自動たこ焼機を活用した少人数ローコストオペレーションによって、高い収益力を実現しております。 (e)「日本橋からり」 当社は、外食事業の更なる拡大を目的として、客層を年配層まで広げた天ぷら業態を展開しております。 お客様の目の前で“からり”と揚げたあつあつの天ぷらを提供いたしております。 (f)「おでん屋たけし」・「おでんと炉端 たけし」 主要駅周辺への出店を可能にした創作おでん専門店。関西地方では夏場でもおでんを食べる文化がありますが、関東でも夏場のおでん文化の旋風を巻き起こせるよう取り組んでおります。2019年4月に池袋西口店がOPENし、“炉端焼き”を新たに融合させた「おでん屋たけし」の進化形である新業態「おでんと炉端 たけし」も含めて、2025年12月末では33店舗まで拡大しております。 (g)「ごっつい」 当社は、新規事業の拡大を目的として、お好み焼飲食店「ごっつい」を首都圏に展開する株式会社アイテムを2018年10月に子会社化いたしました(2021年4月に株式会社ギンダコスピリッツへ吸収合併、株式会社ギンダコスピリッツは2022年1月に株式会社オールウェイズへ商号変更)。20年以上前から地元客中心に愛されてきた「鉄板焼×お好み焼」業態であり、「お好み鉄板酒場」として都市部中心に展開しております。 味を守り続けながら、進化し続けてきた“ごっつい”。鉄板で作り上げられる、バリエーション豊かな一品料理に舌鼓をうち、美味しく楽しい時間をすごしてもらいたい。笑顔があふれ、元気になれる空間が、ここにあります。 (h)「東京油組総本店」 油そばの「東京油組総本店」を2017年7月の「人形町組」出店からスタートし、2019年8月に商業施設と自社開発物件におけるマスターフランチャイズ契約を締結して、2025年12月末には69店舗と順調に拡大しております。“汁なし”ゆえにテイクアウト・デリバリーにも適していることから、出店拡大を進めてまいります。 (i)「日本再生酒場・もつやき処い志井」 「日本再生酒場」は、立ち飲みブームの起点となった70年の歴史を持つ“もつやき処い志井”をルーツとした老舗酒場です。独自のノウハウから仕入れる、最高の鮮度のホルモンがメニュ ーの主軸であり、“活力あふれる日本の酒場をもう一度”の心意気を受け継ぎ、地方都市も視野に入れた店舗展開を図ってまいります。 (j)「野郎めし」 「野郎めし」は、2021年11月に1号店である「太田50号バイパス店」がオープンした、しょうが焼定食をコアメニューとし、分かりやすいメニューで差別化された専門店業態として、テイクアウト・デリバリー対応も可能な業態です。ロードサイド型主食業態の柱として取り組んでまいります。 (k)「昇家」 「昇家」は、素材に決して妥協をせず、創業以来飛騨牛をはじめとした黒毛和牛の専門店であり、生産者はもちろん、飼育法・飼料に至るまで熟知しており、安全・安心で本当に美味しいお肉だけを提供してまいりました。これは、創業以来変わらない“当たり前”なのです。 (l)「よし平」 厚切りの肉をサクサクした衣で揚げたとんかつを主力商品とし、特大の海老フライやキャベツ用の自家製ドレッシングが好評を得ております。また、ごはんや漬物をおかわり自由とすることで集客に大きな効果を上げております。さらに、天ぷら店においては地元でとれた海産物を用いた天ぷらや海鮮を提供しております。 <リゾート事業>新たに取り組んでいるリゾート事業は、自然に囲まれた群馬県桐生市水沼エリアにて、2023年9月に開業した群馬県産の食材をはじめ様々な焼肉BBQメニューを取り揃えた全天候型「スミテラス 焼肉BBQ」、新鮮野菜やこだわりの卵料理・パンケーキなどお楽しみいただける「シカモアカフェテラス」に加え、新たな飲食施設としてこだわりの十割そばを存分に味わえる蕎麦専門店「十割そば 囲炉裏」をオープンしたほか、本格フィンランド式サウナ、コテージ・グランピングなどの宿泊施設を完備し、日帰り・宿泊など様々なシーンでご利用いただける、滞在型アウトドアレジャー施設「サウナの森 水沼ヴィレッジ」(現「駅の天然温泉&サウナの森 水沼ヴィレッジ」)として2024年4月23日にオープンいたしました。なお、当施設のサウナは、サウナ初心者からサウナ愛好家(サウナー)まで楽しめるよう工夫を凝らしており、貸切(プライベート)サウナは国内では珍しいエストニア「HUUM」社の薪ストーブを使用したフィンランド式サウナで、本格的なロウリュを体験・お楽しみいただけます。パブリックサウナ(水着着用・男女混合)は、グランピングテント宿泊者様や日帰りのお客様もお楽しみいただけるサウナで、国産の薪ストーブを使用し、同じく本格的なサウナをお楽しみいただけるほか、全てのサウナに「天然地下水の水風呂」を完備しており、自然の中での外気浴と合わせ、室内では体験できない“贅沢な癒し”を実感していただける施設となっております。また、2025年1月にはサウナを完備したラグジュアリーな雰囲気のグランピングテントを2棟増築し、うち1棟はペットと一緒にご宿泊いただける仕様となっており、大変ご好評をいただいております。さらに、2025年4月には、2023年7月末から休館していた日帰り温泉施設「水沼駅温泉センター」を「駅の天然温泉 水沼の湯」として改装し、さらに充実した温泉施設として新たに生まれ変わりました。施設は延べ床面積約1,440平方メートルで水沼駅のホームから直結しており、施設のすぐ隣をわたらせ渓谷鐵道の列車が走り、館内のお食事処 上州名物すき焼きと郷土料理「里山本陣」では地元食材を使った多彩なお料理や黒毛和牛を地元の朝採れ玉子で食べる「すき焼き」を提供しております。2025年7月にはコンテナを利用した新型コテージを2棟新設いたしました。こちらのコテージの特徴は客室にサウナと水風呂を併設しており、心行くまでサウナ時間をご堪能いただける仕様となっております。また当コテージの水風呂は温冷の切り替えが可能なため、お客様のお好みで水風呂からお風呂(露天)への変更も可能となっております。 ② 国内ブランド別店舗数(2025年12月末日現在)<飲食事業>ブランド出店形態合計(店)直営(店)PC(店)FC(店)築地銀だこテイクアウト・フードコート424179116129銀だこハイボール酒場等100382834小計524217144163油そば(東京油組総本店)-696333おでん屋たけし-33312-日本再生酒場・もつやき処い志井-16115-よし平-1414--銀のあん-10415大釜屋-9117ごっつい-8-35米福-77--満天-77--北斗-77--野郎めし-66--昇家-66--日本橋からり-54-1囲炉裏-33--炭炉まん-33--ざる焼小林養鶏-22--李昇-22--スミテラス-22--鶏そば炭や-1-1-大衆ビストロ コタロー-11--コールドストーン-1-1-シカモア-11--里山本陣-11--ワイルドレッドパスタ-11--牛串専門しょうや-11--蕎麦と寿し 七乃家-11--その他-312-合計-744397163184 <リゾート事業>ブランド出店形態合計(店)直営(店)PC(店)FC(店)サウナの森 水沼ヴィレッジ-11--駅の天然温泉 水沼の湯-11--合計-22-- ③ 製販事業製販事業においては、銀だこハイボール酒場業態等での販売や米国等への海外輸出を目的にした築地銀だこ「シーフードボール」の「シーフードボール(イカ)」を3月より製造・販売したほか、冷凍やきそばやクロワッサンたい焼の製造・販売の展開も進めております。また、大手スーパーマーケット向けに販売している「築地銀だこ」の家庭用ミックス粉が売上好調のため本年度は定番商品といたしました。自動販売機事業では、コールドストーンアイスクリームの自動販売機の設置を進めており、12月末までに74台を設置・販売しております。引き続き設置場所の拡大に努めてまいります。 (4)当社グループの海外における事業展開 当社の海外戦略は、国内で培った「築地銀だこ」をはじめとする「庶民的な日本の食べ物」をコンセプトとする各種外食事業を、直営店もしくはFC方式により展開していこうとするものです。 海外展開の第一ステージは、アジアを選択いたしました。そのための拠点として、香港にWAEN International Limitedを設立(2004年10月)し、「築地銀だこ」海外1号店をオープンいたしました。その翌年には台湾に出店、さらにその翌年の2006年12月にはASEANエリアにおいて初出店となるタイのフランチャイズ1号店を出店いたしました。 香港においては「築地銀だこ」を9店舗展開し、「築地銀だこ」以外では主に「銀カレー」を8店舗展開しております。 「銀カレー」は、香港における市場調査を徹底的に行った結果、日本の国民食であるカレーに絞り込み、品質にこだわり、低価格・実演販売・小スペースでテイクアウトもできる等の「銀だこスタイル」が奏功し多店舗化することができました。さらに当該事業の効率化を図るため、一次加工工場を稼働(2010年)させました。 一方、「築地銀だこ」の展開には高品質のたこ焼を焼ける職人技が必要で、時間をかけて現地の人材を育成してきましたが、その点が多店舗化の課題となっていました。しかし、次世代型振動たこ焼機の開発・導入により、海外における安定した「築地銀だこ」のオペレーションを確立し、多店舗化の基盤を築くことができました。 タイにおいては、「築地銀だこ」に関するSiam Santa Foods Co., Ltdとのエリアフランチャイズ契約を締結し、同国において「築地銀だこ」店舗を展開し、9店舗体制となりました。また、「銀のあん(クロワッサンたい焼含む)」に関するSplendid Co., Ltd.とのエリアフランチャイズ契約を締結し、同国において「銀のあん(クロワッサンたい焼含む)」店舗を展開し、4店舗体制となりました。 また、マレーシアでは、2016年1月に設立した現地合弁会社LH Venture Sdn.Bhd.が、「築地銀だこ」5店舗、「クロワッサンたい焼」1店舗の計6店舗を展開しております。 さらに、インドネシアにおいては、2017年11月にPT Foods Beverages Indonesiaとマスターフランチャイズ契約を締結し、同国において「築地銀だこ」21店舗を展開しております。 なお、経済成長が続くASEANエリアでは、タイ、マレーシア、インドネシアに次ぐ国として、シンガポールにおいて2019年6月にピセ株式会社、ベトナムにおいて2024年6月にSiam Santa Foods Co., Ltd、フィリピンにおいて2024年11月にBergen Global Trade Inc.と、各々マスターフランチャイズ契約を締結いたしました。 また、2025年12月にスペイン現地企業とイベリア半島(スペインとポルトガル)でのエリアフランチャイズ契約を締結いたしました。 米国においては、当社グループの主力ブランド「築地銀だこ」を中心とする当社ブランドを展開する目的で2018年1月に設立したGindaco USA, Inc.において2018年8月に「築地銀だこ(GINDACO)」米国1号店をオープンし、2025年末においては6店舗体制となっております。また、日本をテーマにしたイベントの企画運営を行う目的で、Japan Taste Marketing, Inc.を2023年2月に設立いたしました。さらに、日本人選手の活躍が期待され、全世界から注目を浴び盛り上がっている米国のプロ野球球団ロサンゼルス・ドジャースと協力し、2024年3月にドジャースのホーム球場である『ドジャー・スタジアム』内に“築地銀だこ”をオープンしたほか、ロサンゼルス・ドジャースと複数年のパートナーシップ契約を締結いたしました。 海外ブランド別店舗数(2025年12月末日現在)出店エリアブランド合計(店)直営(店)FC(店)香港築地銀だこ99-銀カレー88-からやま33-その他11-小計2121-台湾銀だこハイボール酒場1-1韓国築地銀だこ1-1中国築地銀だこ2-2タイ築地銀だこ9-9銀のあん4-4小計13-13マレーシア築地銀だこ5-5銀のあん1-1小計6-6インドネシア築地銀だこ21-21シンガポール築地銀だこ1-1フィリピン築地銀だこ2-2米国築地銀だこ11-その他55-小計66-合計742747 (5)当社チェーンの人材戦略① 当社の人材教育について 当社の企業理念は「日本一うまい食を通じて、ほっとした安らぎと笑顔いっぱいのだんらんを提供できることを最上の喜びとする。」であります。その理念を実践するために、銀だこマニュアル等当社独自の教育プログラムに従って、4週間にわたって、実践的な教育を徹底しております。 研修を終えたスタッフは、店舗に配属され、マイスター(当社基準技術習得者)、CEO(時間帯責任者)、副店長を経て、店長へと昇格し、複数店の店長を経験した後に、独立資格を取得することができます。独立資格を取得した後、SV(スーパーバイザー)を経てMGR(マネージャー)を目指す道と店舗オーナーとして独立を目指す道のいずれかを選択できます。当社は社員独立制度を採用しており、以前から多くの独立オーナーを輩出し、さらに独立開業の資格を有している社員が多数おります。 独立したオーナーは、その後、2店舗目以降をFC展開するために会社を設立し、事業規模を拡大させています。オーナー自らが現場経験者であるため、理念と技術とを兼ね備えており、加盟店のスタッフにまで継承しております。 ② ホットランドオーナー会を中心とするチェーンの人材育成について 独立・開業したオーナーが中心となり、自主的に2000年に銀だこオーナー会を設立、その後、複数ブランドに対象を広げたホットランドオーナー会に発展いたしました。 ホットランドオーナー会は、ホットランドグループ全ブランドの更なる向上を目的として、「チェーン経営向上委員会」、「総務広報委員会」の2つの委員会で現在、積極的に活動を行っております。 また、当社と連携して、更なる技術の向上を目的とした「あつあつグランプリ(注)」を当社とともに定期的に開催し、ブランドの更なる向上を図っております。毎回全国から数千人が参加し、焼き手としての腕を競いながら、チェーンの結束を強めております。 (注)当社グループ内の日本一の焼き手を競う店舗スタッフ全員参加型の定期的に開催される大会。店舗予選、地区予選・エリア予選を勝ち抜いた者が本選に出場し、日本一を目指します。 当社は、理念を共有するオーナー会と共存共栄の精神を持って、ブランド向上に向けた努力を行うのみならず、社会貢献を通じて、加盟店スタッフに対しても理念の浸透・実践を図っております。 ③ 主力事業「築地銀だこ」の積極的展開のための人材戦略 主力事業である「築地銀だこ」は、川上から川下まで自社で完結する当社独自のビジネスプラットフォームを 強みとする「銀だこスタイル」で展開しております。当社は、「築地銀だこ」の一層の積極的展開のために、経 営資源を集中させ、人材の能力開発や最適な人材配置を行ってまいります。 ④ 人材の確保・採用について 継続的な成長基盤を築くため人材の安定的な確保・採用を積極的に行ってまいります。多様化するライフスタ イルに合わせ「勤務地限定社員制度」、「時短社員制度」を導入し、働きやすい環境を創出しながら人材の確 保・採用の強化を図っております。 なお、2025年4月1日の持株会社体制への移行に伴い、持株会社と各グループ会社とで連携し、各々の事業・ 業務に最適な人材の確保・採用に努めております。 (6) 当社グループの生産体制① 「築地銀だこ」・「大釜屋」の主原料(たこ) 当社は、世界でも有数のたこを使用(原料ベースで年間約4,100トン)する外食企業であります。その強みを活かし、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓するとともに、たこの完全養殖を目指した取り組みを行っております。 (a)世界中からの原料調達と加工地の分散化 アジア・アフリカなど、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓しております。また、加工地においても、中国・ベトナム・インドネシア・モーリタニアなどの各地で加工することで、優位性のある原産地と加工地を組み合わせながら、相場に影響されにくいルート作りとリスクの分散を図り、仕入れ価格の低減を実現してまいります。 (b)真だこ養殖の研究開発・産業化 世界初となる真だこの完全養殖を目的とし、科学技術振興機構に申請受諾(2013年3月)され、宮城大学・東北大学・東海大学・石巻養殖業者と共に上天草水産研究所を開設して共同研究に取り組んでおります。国産真だこの水揚げが多く、未稼働の養殖施設(魚介類)を多数保有する熊本県上天草市において、熊本県上天草市を立会人として、天草漁業協同組合と真だこの完全養殖を目的とした包括連携協定を締結(2015年3月)し、各研究機関で研究開発された技術を使い、上天草産真だこ養殖の産業化に向けて協働の取り組みを行っております。なお、マダコの孵化・幼生の着底に成功し、引き続き、マダコの孵化・幼生の着底率向上と幼生の稚ダコ・成ダコへの生残率向上を図る研究活動の取り組みを継続してまいります。 ② 「銀のあん」の主原料(あんこ) 北海道産小豆を使った「銀のあん」用あんこを、当社桐生工場において一貫生産することで、安定的な品質と仕入加工コストの低減を実現しております。 ③ 「築地銀だこ」・「銀のあん」・「大釜屋」の自社製専用機械 独自の品質と製法を作り出すために食品機械メーカー有限会社佐憲鉄工所を吸収合併(1999年12月)し、現在、当社エンジニアリング工場として、以下の主力厨房機器を開発し、製造販売しております。築地銀だこ:たこ焼機製造・自動たこ焼機製造・専用厨房器材製造・メンテナンス銀のあん :両面加熱型たい焼機(特許第4338502号)の製造・専用厨房器材製造・メンテナンス大釜屋 :自動たこ焼機製造・専用厨房器材、メンテナンス 当社は、上記の主力機械を自社開発製造することで、同業他社への参入障壁を築き上げるとともに、店舗オペレーションの効率化を図り、メンテナンスをエンジニアリング工場で一括して行うことで、店舗人件費の節減、品質の維持を実現しております。また、機械のリサイクル化により、出店コストの低減を実現しております。 国内外におけるフランチャイズ加盟店等が拡大することで、機械販売やメンテナンス収入による売上増加に寄与しております。 [国内 事業系統図]<飲食事業・製販事業> (注)当社グループは2025年4月1日付で持株会社体制へ移行し、「株式会社ホットランド」から「株式会社ホットランドホールディングス」へ商号変更し、会社分割(新設分割)により、当社が営む築地銀だこの東日本エリア事業及び製販事業を当社の100%子会社となる「株式会社ホットランド東日本」及び「株式会社ホットランドフーズ」に承継いたしました。併せて、築地銀だこ事業の近畿・北陸エリアの店舗運営を行っている当社の100%子会社である「株式会社ホットランド大阪」について、同日付で「株式会社ホットランド西日本」へと商号変更し、築地銀だこの近畿・北陸エリアに加えて西日本エリアの店舗運営を行うことといたしました。 <リゾート事業>・駅の天然温泉&サウナの森 水沼ヴィレッジ国内のお客様に、天然温泉や本格フィンランド式サウナ、コテージ・グランピングなどの宿泊施設を完備し、日帰り・宿泊など様々なシーンでご利用いただける、滞在型アウトドアレジャー施設、飲食サービス・食品を提供 [海外 事業系統図]<飲食事業>
FY2024|13,522 文字|出典 docID: S100VJAB
3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ホットランド)及び関係会社15社(株式会社ホットランド大阪、株式会社オールウェイズ、株式会社ホットランドネクステージ、株式会社サセトレーディング、株式会社ファンインターナショナル、株式会社ショウエイ、WAEN International Limited、台湾和園國際股份有限公司、Gindaco USA, Inc.、HERO-SARL、HERO-USA, Inc.、Japan Taste Marketing, Inc.、LH Venture Sdn. Bhd.等)により構成されております。 飲食事業は、主として、たこ焼「築地銀だこ」、「銀だこハイボール酒場」、「銀だこハイボール横丁」、たい焼「銀のあん」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」(国内のみ)、おでん「おでん屋たけし」、たこ焼「大釜屋」、天ぷら「日本橋からり」、お好み焼「ごっつい」、油そば「東京油組総本店」、もつやき・ホルモン・焼肉「日本再生酒場」・「もつやき処い志井」・「昇家」・「李昇」、定食「野郎めし」等のブランドを、直営、業務委託(以下、「PC」という)及びフランチャイズ(以下、「FC」という)にて、国内及び海外でチェーン展開しております。また、リゾート事業は、「駅の天然温泉&サウナの森 水沼ヴィレッジ」を直営にて展開しております。 (1)当社グループの主な事業の特徴① 「築地銀だこ」事業 株式会社ホットランドは、外食産業間の競争に勝ち残るためには強い個性を打ち出すことが重要と考え、幅広い客層に愛される「たこ焼」に絞り込み、さらに商品を磨きあげることで、強い単品力を持つ「築地銀だこ」を作り上げ、ブランド化に成功いたしました。 単品に絞り込むことで厨房を縮小でき、小スペース低コストで様々なロケーションでの出店が可能となっております。 また、オープンキッチンでの実演販売は、できていく工程の楽しさ、シズル感(注)や安心感をお客様に伝え、できたての商品を提供することが可能となっております。さらに、シンプルなオペレーションにより、多店舗化に向け、短期間での人材育成を実現しております。 当社グループは、上記の方針により、小規模店舗を多数出店することで、「築地銀だこ」ブランドの認知を推進するとともに、事業拡大に向けて専用機械の自社化や原料の調達・加工・物流までの一貫したマーチャンダイジングを構築し、さらに銀だこブランドの市販品の製造販売を行っております。 このノウハウである「銀だこスタイル」を活かし、他の単品外食業態(たい焼「銀のあん」、たこ焼「大釜屋」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」等)を展開しております。(注)シズル感とは食欲や購買意欲を刺激するような食品の活きの良さや瑞々しさと言った「おいしそうな感じ」のこと。五感を刺激するような感覚のこと。 ② 酒場業態 株式会社オールウェイズは、「銀だこハイボール酒場」、「銀だこ酒場」、「おでん屋たけし」、「日本再生酒場」等の酒場業態を展開・推進してまいります。 「銀だこハイボール酒場」は、ハイボール酒場ならではのメニューを開発したことにより、客単価と来店頻度の向上につなげました。また、ドリンク比率の高まりによって利益率が向上いたしました。さらに、オフィス街及び繁華街への出店により夜の集客が可能となったと同時に、従来弱かった路面店の夏場対策に成功いたしました。銀だことハイボールの組み合わせが全国へ浸透したことによって“お酒のおつまみ”としてもたこ焼の需要が広がり、またランチ需要に対しても対応したことにより、既存店の活性化を実現いたしました。フランチャイズによる地方出店にも積極的に取り組んでおります。 「おでん屋たけし」は、首都圏の好立地でも展開可能な収益性の高い専門店業態として独自のポジションを築いています。客層も幅広く、おでん屋を利用したことがない方や女性にも入りやすい外観・明るい内装で、店舗拡大に向け出店を加速させてまいります。 「日本再生酒場」は、立ち飲みブームの起点となった70年の歴史を持つ“もつやき処い志井”をルーツとした老舗酒場です。2021年12月に当社グループの傘下といたしましたが、独自のノウハウから仕入れる、最高の鮮度のホルモンがメニューの主軸であり、“活力あふれる日本の酒場をもう一度”の心意気を受け継ぎ、地方都市も視野に入れた店舗展開を図ってまいります。 また、2024年7月に当社の連結子会社である株式会社オールウェイズが全株式を取得し、子会社化した株式会社ショウエイは、「昇家」5店舗、「李昇 本館」、「ホルモンショウヤ」の合わせて7店舗の焼肉店を名古屋市内に展開しております。当社グループで急成長している酒場事業で培ったノウハウや経営資源を、同じく酒場事業を展開している「昇家」と融合させ、更なる事業拡大を目指してまいります。 ③ 主食業態 株式会社ホットランドネクステージは、「油そば」、「野郎めし」等の主食業態を展開・推進してまいります。 「油そば」の「東京油組総本店」は、“汁なし”ゆえにテイクアウト・デリバリーにも適しており、高利益体質の業態に成長してまいりました。今後は全国展開を行い、出店拡大を進めてまいります。 なお、2025年1月に当社の連結子会社である株式会社ホットランドネクステージが全株式を取得し、子会社化した有限会社よし平は、「厚切り とんかつ よし平」6店舗、「天ぷら海鮮 よし平」1店舗の合わせて7店舗のとんかつ店等の飲食店を和歌山県内に展開しております。当社グループで急成長している主食事業で培ったノウハウや経営資源を、同じく主食事業を展開している「よし平」と融合させ、更なる事業拡大を目指してまいります。 (2)当社グループの各ブランドの内容ブランド内容主な運営会社 皮はパリッと、中はトロッと、たこはプリッと、職人が丁寧に焼き上げたたこ焼を提供しているたこ焼専門店です。●テイクアウト/フードコードショッピングセンター・駅前を中心とした小スペース高効率の主力出店形態。●銀だこハイボール酒場首都圏や大都市のオフィス街・繁華街などでOL・サラリーマンをターゲットにたこ焼とハイボールを楽しむ酒場業態の出店形態。●その他催事、銀だこカー等の出店形態。株式会社ホットランド株式会社オールウェイズ株式会社ホットランド大阪厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で5分間焼き上げます。大きなたこから出る汁が特徴の、ショウロンポウのようなたこ焼を提供するたこ焼専門店です。株式会社ホットランド大阪自社工場でこだわりの製法で炊き上げた餡を自社開発の専用機械で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を提供するたい焼専門店です。「クロワッサンたい焼」24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げることで独特のサクッとした食感のクロワッサンたい焼です。株式会社ホットランド株式会社ホットランド大阪こだわりのエビやアナゴなど海の幸や季節野菜を、からりと揚げた天ぷらを提供している天ぷら専門店です。株式会社ホットランドネクステージ冷たい石の上でアイスクリームとフルーツやナッツなどをミックスして提供するエンターテイメントアイスクリームショップです。当社が日本のマスターライセンスを取得しています。 株式会社ホットランド”あごだし”と”鶏だし”の2種類の出汁を使用し、食材の美味しさを生かした創作おでんと産地直送のお刺身が味わえる店舗です。また全国各地の日本酒を飲むことができ、銀だこハイボール酒場や銀だこ酒場とは違ったお客様層の来客を図ってまいります。株式会社オールウェイズ ブランド内容主な運営会社20年以上前から地元客中心に愛されてきた「鉄板焼×お好み焼」業態。「お好み鉄板酒場」として都市部中心に展開。味を守り続けながら、進化し続けてきた“ごっつい”。鉄板で作り上げられる、バリエーション豊かな一品料理に舌鼓をうち、美味しく楽しい時間をすごしてもらいたい。笑顔があふれ、元気になれる空間が、ここにあります。株式会社オールウェイズ日本の国民食であるカレーライスを、お値打ち価格と圧倒的なボリューム感で訴求。職人の”技能”が必要な場面を可能な限り削ぎ落とし、IH等の”技術”に変換することで、軽いオペレーションに伴う省力化の実現と共に、職人に頼らずとも安定した品質で商品をお客様にご提供可能な業態です。WAEN International Limited 東京油組総本店の「油そば」は、拘りの自家製麺と秘伝のタレを使用した唯一無二の商品を提供しており、老若男女問わず幅広い層に支持されている業態で、2017年7月の「人形町組」出店からスタートし、2019年8月に商業施設と自社開発物件におけるマスターフランチャイズ契約を締結して、2024年12月末には50店舗と順調に拡大しております。“汁なし”ゆえにテイクアウト・デリバリーにも適しています。株式会社ホットランドネクステージ株式会社ホットランド「日本再生酒場」は、立ち飲みブームの起点となった70年の歴史を持つ“もつやき処い志井”をルーツとした老舗酒場です。独自のノウハウから仕入れる、最高の鮮度のホルモンがメニュ ーの主軸であり、“活力あふれる日本の酒場をもう一度”の心意気を受け継ぎ、地方都市も視野に入れた店舗展開を図ってまいります。株式会社オールウェイズ「野郎めし」は、2021年11月に1号店である「太田50号バイパス店」がオープンした、しょうが焼定食をコアメニューとし、分かりやすいメニューで差別化された専門店業態として、テイクアウト・デリバリー対応も可能な業態です。株式会社ホットランドネクステージ「昇家」は、素材に決して妥協をせず、創業以来飛騨牛をはじめとした黒毛和牛の専門店であり、生産者はもちろん、飼育法・飼料に至るまで熟知しており、安全・安心で本当に美味しいお肉だけを提供してまいりました。これは、創業以来変わらない“当たり前”なのです。株式会社ショウエイ・厚切りの肉をサクサクした衣で揚げたとんかつが目玉メニュー・特大の海老フライやキャベツ用の自家製ドレッシングが好評・ごはんや漬物をおかわり自由としており、集客に大きな効果・天ぷら店では、地元でとれた海産物をサクサクの天ぷらや海鮮として提供有限会社よし平天然温泉や本格フィンランド式サウナ、コテージ・グランピングなどの宿泊施設を完備し、日帰り・宿泊など様々なシーンでご利用いただける、滞在型アウトドアレジャー施設です。株式会社ホットランドネクステージ (3)当社グループの国内における事業展開 当社は、銀だこをはじめとするブランドを、時代のニーズやロケーションに合わせて業態開発すると同時に、様々なシーンを創出することで幅広い客層を開拓し、事業拡大を図ってまいりました。また、複数のブランドをコラボレーションさせた事業展開も行っております。 ① 各ブランド展開<飲食事業>(a)「築地銀だこ」 「築地銀だこ」展開当初は、小商圏型のGMS(総合スーパー)にテイクアウトを中心とした出店を行い、“小腹”需要を掘り起こしてまいりました。 GMS(総合スーパー)がショッピングセンターへと移行する中で、当社は出店形態をテイクアウト型からその場で焼き立てが食べられるフードコート型やイートイン併設型へと変えることで、より多くのファミリー層を取り込み、一家だんらんの“食事”としても需要が広がりました。 「築地銀だこ」のフラッグシップ店として東京1号店(サンモール中野店)を出店(1998年10月)し、大行列ができるなど大きな話題となり、認知度を飛躍的に向上させるとともに多店舗化を加速させました。 また、在宅ワークやお持ち帰り需要の高まりに合わせ、お持ち帰り専用「だんらんパック(24個入り)」の拡充・訴求強化による客単価アップへの取り組みやウーバーイーツ等の更なる活用によるデリバリー強化の取り組みを進めてまいります。 「銀だこハイボール酒場」 更なる事業拡大を目的として、新たな顧客層であるサラリーマン・OL層に向けて銀だこの新しいコンセプトを提案する「銀だこハイボール酒場」(歌舞伎町店)を出店(2009年5月)いたしました。 銀だことサントリーのハイボールの組み合わせが大きな話題を呼び、都市部での出店を加速させました。 この業態の特徴は、ハイボール酒場ならではのメニューを開発したことにより、客単価と来店頻度の向上につなげたことです。また、ドリンク比率の高まりによって利益率が向上いたしました。さらに、オフィス街及び繁華街への出店により夜の集客が可能となったと同時に、従来弱かった路面店の夏場対策に成功いたしました。 銀だことハイボールの組み合わせが全国へ浸透したことによって“お酒のおつまみ”としてもたこ焼の需要が広がり、またランチ需要に対しても対応したことにより、既存店の活性化を実現いたしました。 (b)「銀のあん」 築地銀だこ店舗のサイドメニューで最も人気が高かったたい焼を「銀だこスタイル」化すべく、専門店「銀のあん」(アトレ大森店)を出店(2007年11月)いたしました。 商品力を磨き上げるために、北海道産小豆を直接仕入れて、自社工場にてこだわりの製法で炊き上げたあんを使用し、自社エンジニアリング工場が開発した専用機で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を開発いたしました。 駅近郊を中心に出店することで、“お土産”需要を取り込み、また客層も年配層まで広げることができました。 さらに、「クロワッサンたい焼」を開発し、2013年に発売開始いたしました。この「クロワッサンたい焼」は、24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げたサクッとした食感と低糖あんが調和した冷めても美味しい洋風たい焼です。 (c)「COLD STONE CREAMERY」 冷たい石の上でアイスクリームとフルーツやナッツなどをミックスして提供するエンターテイメントアイスクリームショップです。当社が日本のマスターライセンスを取得しています。 (d)「大釜屋」 当社は、たこ焼事業の更なる拡大を目的として、「おおがまや」チェーンを運営する株式会社みんなひとつコーポレーションを2013年10月に子会社化いたしました(株式会社大釜屋に商号変更の後、2021年1月に株式会社ホットランド大阪へ吸収合併)。 厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で焼き上げることで品質の安定を図っております。さらに焼成時間が5分と短いためにピークタイム時において高い売上を作ることが可能となっております。また、自動たこ焼機を活用した少人数ローコストオペレーションによって、高い収益力を実現しております。 (e)「日本橋からり」 当社は、外食事業の更なる拡大を目的として、客層を年配層まで広げた天ぷら業態を展開しております。 お客様の目の前で“からり”と揚げたあつあつの天ぷらを提供いたしております。 (f)「おでん屋たけし」 主要駅周辺への出店を可能にした創作おでん専門店。2019年4月に池袋西口店がOPENし、2024年12月末では27店舗まで拡大しております。関西地方では夏場でもおでんを食べる文化がありますが、関東でも夏場のおでん文化の旋風を巻き起こせるよう取り組んでおります。 (g)「ごっつい」 当社は、新規事業の拡大を目的として、お好み焼飲食店「ごっつい」を首都圏に展開する株式会社アイテムを2018年10月に子会社化いたしました(2021年4月に株式会社ギンダコスピリッツへ吸収合併、株式会社ギンダコスピリッツは2022年1月に株式会社オールウェイズへ商号変更)。20年以上前から地元客中心に愛されてきた「鉄板焼×お好み焼」業態であり、「お好み鉄板酒場」として都市部中心に展開しております。 味を守り続けながら、進化し続けてきた“ごっつい”。鉄板で作り上げられる、バリエーション豊かな一品料理に舌鼓をうち、美味しく楽しい時間をすごしてもらいたい。笑顔があふれ、元気になれる空間が、ここにあります。 (h)「東京油組総本店」 油そばの「東京油組総本店」を2017年7月の「人形町組」出店からスタートし、2019年8月に商業施設と自社開発物件におけるマスターフランチャイズ契約を締結して、2024年12月末には50店舗と順調に拡大しております。“汁なし”ゆえにテイクアウト・デリバリーにも適していることから、出店拡大を進めてまいります。 (i)「日本再生酒場・もつやき処い志井」 「日本再生酒場」は、立ち飲みブームの起点となった70年の歴史を持つ“もつやき処い志井”をルーツとした老舗酒場です。独自のノウハウから仕入れる、最高の鮮度のホルモンがメニュ ーの主軸であり、“活力あふれる日本の酒場をもう一度”の心意気を受け継ぎ、地方都市も視野に入れた店舗展開を図ってまいります。 (j)「野郎めし」 「野郎めし」は、2021年11月に1号店である「太田50号バイパス店」がオープンした、しょうが焼定食をコアメニューとし、分かりやすいメニューで差別化された専門店業態として、テイクアウト・デリバリー対応も可能な業態です。ロードサイド型主食業態の柱として取り組んでまいります。 (k)「昇家」 「昇家」は、素材に決して妥協をせず、創業以来飛騨牛をはじめとした黒毛和牛の専門店であり、生産者はもちろん、飼育法・飼料に至るまで熟知しており、安全・安心で本当に美味しいお肉だけを提供してまいりました。これは、創業以来変わらない“当たり前”なのです。 (l)「よし平」・厚切りの肉をサクサクした衣で揚げたとんかつが目玉メニュー・特大の海老フライやキャベツ用の自家製ドレッシングが好評・ごはんや漬物をおかわり自由としており、集客に大きな効果・天ぷら店では、地元でとれた海産物をサクサクの天ぷらや海鮮として提供 <リゾート事業>新たに取り組んでいるリゾート事業は、自然に囲まれた群馬県桐生市水沼エリアにて、2023年9月に開業した群馬県産の食材をはじめ様々な焼肉BBQメニューを取り揃えた全天候型「スミテラス 焼肉BBQ」、新鮮野菜やこだわりの卵料理・パンケーキなどお楽しみいただける「シカモアカフェテラス」に加え、新たな飲食施設としてこだわりの十割そばを存分に味わえる蕎麦専門店「十割そば 囲炉裏」をオープンしたほか、本格フィンランド式サウナ、コテージ・グランピングなどの宿泊施設を完備し、日帰り・宿泊など様々なシーンでご利用いただける、滞在型アウトドアレジャー施設「サウナの森 水沼ヴィレッジ(現 駅の天然温泉&サウナの森 水沼ヴィレッジ)」として2024年4月23日にオープンいたしました。なお、当施設のサウナは、サウナ初心者からサウナ愛好家(サウナー)まで楽しめるよう工夫を凝らしており、貸切(プライベート)サウナは国内では珍しいエストニア「HUUM」社の薪ストーブを使用したフィンランド式サウナで、本格的なロウリュを体験・お楽しみいただけます。パブリックサウナ(水着着用・男女混合)は、グランピングテント宿泊者様や日帰りのお客様もお楽しみいただけるサウナで、国産の薪ストーブを使用し、同じく本格的なサウナをお楽しみいただけるほか、全てのサウナに「天然地下水の水風呂」を完備しており、自然の中での外気浴と合わせ、室内では体験できない“贅沢な癒し”を実感していただける施設となっております。 ② 国内ブランド別店舗数(2024年12月末日現在)<飲食事業>ブランド出店形態合計(店)直営(店)PC(店)FC(店)築地銀だこテイクアウト・フードコート419174116129銀だこハイボール酒場等85302431小計504204140160油そば(東京油組総本店)-504433おでん屋たけし-27252-野郎めし-16151-日本再生酒場・もつやき処い志井-15114-銀のあん-10415大釜屋-9117ごっつい-9315米福-66--満天-66--昇家-55--囲炉裏-44--日本橋からり-43-1北斗-44--コールドストーン-321-鶏そば炭や-321-スミテラス-22--大衆ビストロ コタロー-22--その他-1082-合計-689351157181 <リゾート事業>ブランド出店形態合計(店)直営(店)PC(店)FC(店)駅の天然温泉&サウナの森 水沼ヴィレッジ-11--合計-11-- ③ 製造販売事業製販事業においては、冷凍たこ焼の大手コンビニエンスストア向け卸販売のほか、アイスクリーム製品の販路が拡大し好調に推移いたしました。また冷凍たこ焼については、引き続き海外販路の開拓に積極的に取り組んでおり、今後の需要増加を見越して、群馬県桐生市の冷凍たこ焼工場の隣地に冷凍設備倉庫を新設することを決定いたしました。 (4)当社グループの海外における事業展開 当社の海外戦略は、国内で培った「築地銀だこ」をはじめとする「庶民的な日本の食べ物」をコンセプトとする各種外食事業を、直営店もしくはFC方式により展開していこうとするものです。 海外展開の第一ステージは、アジアを選択いたしました。そのための拠点として、香港にWAEN International Limitedを設立(2004年10月)し、「築地銀だこ」海外1号店をオープンいたしました。その翌年には台湾に出店、さらにその翌年の2006年12月にはASEANエリアにおいて初出店となるタイのフランチャイズ1号店を出店いたしました。 香港においては「築地銀だこ」を11店舗展開し、「築地銀だこ」以外では主に「銀カレー」を10店舗展開しております。 「銀カレー」は、香港における市場調査を徹底的に行った結果、日本の国民食であるカレーに絞り込み、品質にこだわり、低価格・実演販売・小スペースでテイクアウトもできる等の「銀だこスタイル」が奏功し多店舗化することができました。さらに当該事業の効率化を図るため、一次加工工場を稼働(2010年)させました。 一方、「築地銀だこ」の展開には高品質のたこ焼を焼ける職人技が必要で、時間をかけて現地の人材を育成してきましたが、その点が多店舗化の課題となっていました。しかし、次世代型振動たこ焼機の開発・導入により、海外における安定した「築地銀だこ」のオペレーションを確立し、多店舗化の基盤を築くことができました。 タイにおいては、「築地銀だこ」に関するSiam Santa Foods Co., Ltdとのエリアフランチャイズ契約を締結し、同国において「築地銀だこ」店舗を展開し、10店舗体制となりました。また、「銀のあん(クロワッサンたい焼含む」に関するSplendid Co., Ltd.とのエリアフランチャイズ契約を締結し、同国において「銀のあん(クロワッサンたい焼含む」店舗を展開し、4店舗体制となりました。 また、マレーシアでは、2016年1月に設立した現地合弁会社LH Venture Sdn.Bhd.が、「築地銀だこ」5店舗、「クロワッサンたい焼」1店舗の計6店舗を展開しております。 さらに、インドネシアにおいては、2017年11月にPT Foods Beverages Indonesiaとマスターフランチャイズ契約を締結し、同国において「築地銀だこ」21店舗を展開しております。 なお、経済成長が続くASEANエリアでは、タイ、マレーシア、インドネシアに次ぐ国として、シンガポールにおいて2019年6月にピセ株式会社、ベトナムにおいて2024年6月にSiam Santa Foods Co., Ltd、フィリピンにおいて2024年11月にBergen Global Trade Inc.と、各々マスターフランチャイズ契約を締結いたしました。 米国においては、当社グループの主力ブランド「築地銀だこ」を中心とする当社ブランドを展開する目的で2018年1月に設立したGindaco USA, Inc.において2018年8月に「築地銀だこ(GINDACO)」米国1号店をオープンし、2024年末においては7店舗体制となっております。また、日本をテーマにしたイベントの企画運営を行う目的で、Japan Taste Marketing, Inc.を2023年2月に設立いたしました。さらに、今季日本人選手の活躍が期待され、全世界から注目を浴び盛り上がっている米国のプロ野球球団ロサンゼルス・ドジャースと協力し、米国時間3月24日にドジャースのホーム球場である『ドジャー・スタジアム』内に“築地銀だこ”をオープンし、創業以来人気No.1の“ぜったいうまい!! たこ焼”「Original(ソース)」に加え、ドジャー・スタジアムでしか味わえない『限定たこ焼』として「Cheese & Salsa(チーズ&サルサ)」、「Cheese & Guacamole(チーズ&ワカモレ)」、「Tempura & Sweet soy sauce(天ぷら&スウィート ソイソース)」を加えた計4種類のたこ焼を発売したほか、ロサンゼルス・ドジャースと複数年のパートナーシップ契約を締結いたしました。 海外ブランド別店舗数 2024年12月末日現在、海外に直営店33店、FC店45店を展開しております。出店エリアブランド合計(店)直営(店)FC(店)香港築地銀だこ1111-銀カレー1010-からやま33-その他11-小計2525-台湾銀だこハイボール酒場11-韓国築地銀だこ1-1中国築地銀だこ2-2タイ築地銀だこ10-10銀のあん4-4小計14-14マレーシア築地銀だこ5-5銀のあん1-1小計6-6インドネシア築地銀だこ21-21シンガポール築地銀だこ1-1米国築地銀だこ33-その他44-小計77-合計783345 (5)当社チェーンの人材戦略① 当社の人材教育について 当社の企業理念は「日本一うまい食を通じて、ほっとした安らぎと笑顔いっぱいのだんらんを提供できることを最上の喜びとする。」であります。その理念を実践するために、銀だこマニュアル等当社独自の教育プログラムに従って、4週間にわたって、実践的な教育を徹底しております。 (注)「銀心」とは、常に向上心を持ち続ける「職人の誇り」とお客様に対する謙虚さと感謝の気持ちを持ち合わせる「商人の心」と定義しております。 研修を終えたスタッフは、店舗に配属され、マイスター(当社基準技術習得者)、CEO(時間帯責任者)、副店長を経て、店長へと昇格し、複数店の店長を経験した後に、独立資格を取得することができます。独立資格を取得した後、SV(スーパーバイザー)を経てMGR(マネージャー)を目指す道と店舗オーナーとして独立を目指す道のいずれかを選択できます。当社は社員独立制度を採用しており、以前から多くの独立オーナーを輩出し、さらに独立開業の資格を有している社員が多数おります。 独立したオーナーは、その後、2店舗目以降をFC展開するために会社を設立し、事業規模を拡大させています。オーナー自らが現場経験者であるため、理念と技術とを兼ね備えており、加盟店のスタッフにまで継承しております。② ホットランドオーナー会を中心とするチェーンの人材育成について 独立・開業したオーナーが中心となり、自主的に2000年に銀だこオーナー会を設立、その後、複数ブランドに対象を広げたホットランドオーナー会に発展いたしました。 ホットランドオーナー会は、ホットランドグループ全ブランドの更なる向上を目的として、「チェーン経営向上委員会」、「総務広報委員会」の2つの委員会で現在、積極的に活動を行っております。 また、当社と連携して、更なる技術の向上を目的とした「あつあつグランプリ(注)」を当社とともに定期的に開催し、ブランドの更なる向上を図っております。毎回全国から数千人が参加し、焼き手としての腕を競いながら、チェーンの結束を強めております。 (注)当社グループ内の日本一の焼き手を競う店舗スタッフ全員参加型の定期的に開催される大会。店舗予選、地区予選・エリア予選を勝ち抜いた者が本選に出場し、日本一を目指します。 当社は、理念を共有するオーナー会と共存共栄の精神を持って、ブランド向上に向けた努力を行うのみならず、社会貢献を通じて、加盟店スタッフに対しても理念の浸透・実践を図っております。 ③ 主力事業「築地銀だこ」の積極的展開のための人材戦略 主力事業である「築地銀だこ」は、川上から川下まで自社で完結する当社独自のビジネスプラットフォームを 強みとする「銀だこスタイル」で展開しております。当社は、「築地銀だこ」の一層の積極的展開のために、経 営資源を集中させ、人材の能力開発や最適な人材配置を行ってまいります。 ④ 人材の確保・採用について 継続的な成長基盤を築くため人材の安定的な確保・採用を積極的に行ってまいります。多様化するライフスタ イルに合わせ「勤務地限定社員制度」、「時短社員制度」を導入し、働きやすい環境を創出しながら人材の確 保・採用の強化を図ってまいります。 なお、2025年4月1日の持株会社体制への移行に伴い、持株会社と各グループ会社とで連携し、各々の事業・ 業務に最適な人材の確保・採用に努めてまいります。 (6) 当社グループの生産体制① 「築地銀だこ」・「大釜屋」の主原料(たこ) 当社は、世界でも有数のたこを使用(原料ベースで年間約4,100トン)する外食企業であります。その強みを活かし、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓するとともに、たこの完全養殖を目指した取り組みを行っております。 (a)世界中からの原料調達と加工地の分散化 アジア・中南米・アフリカなど、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓しております。また、加工地においても、中国・ベトナム・インドネシア・モーリタニア・チリなどの各地で加工することで、優位性のある原産地と加工地を組み合わせながら、相場に影響されにくいルート作りとリスクの分散を図り、仕入れ価格の低減を実現してまいります。 (b)真だこ養殖の研究開発・産業化 世界初となる真だこの完全養殖を目的とし、科学技術振興機構に申請受諾(2013年3月)され、宮城大学・東北大学・東海大学・石巻養殖業者と共に上天草水産研究所を開設して共同研究に取り組んでおります。国産真だこの水揚げが多く、未稼働の養殖施設(魚介類)を多数保有する熊本県上天草市において、熊本県上天草市を立会人として、天草漁業協同組合と真だこの完全養殖を目的とした包括連携協定を締結(2015年3月)し、各研究機関で研究開発された技術を使い、上天草産真だこ養殖の産業化に向けて協働の取り組みを行っております。なお、マダコの孵化・幼生の着底に成功し、引き続き、マダコの孵化・幼生の着底率向上と幼生の稚ダコ・成ダコへの生残率向上を図る研究活動の取り組みを継続してまいります。 ② 「銀のあん」の主原料(あんこ) 北海道産小豆を使った「銀のあん」用あんこを、当社桐生工場において一貫生産することで、安定的な品質と仕入加工コストの低減を実現しております。 ③ 「築地銀だこ」・「銀のあん」・「大釜屋」の自社製専用機械 独自の品質と製法を作り出すために食品機械メーカー有限会社佐憲鉄工所を吸収合併(1999年12月)し、現在、当社エンジニアリング工場として、以下の主力厨房機器を開発し、製造販売しております。築地銀だこ:たこ焼機製造・自動たこ焼機製造・専用厨房器材製造・メンテナンス銀のあん :両面加熱型たい焼機(特許第4338502号)の製造・専用厨房器材製造・メンテナンス大釜屋 :自動たこ焼機製造・専用厨房器材、メンテナンス 当社は、上記の主力機械を自社開発製造することで、同業他社への参入障壁を築き上げるとともに、店舗オペレーションの効率化を図り、メンテナンスをエンジニアリング工場で一括して行うことで、店舗人件費の節減、品質の維持を実現しております。また、機械のリサイクル化により、出店コストの低減を実現しております。 国内外におけるフランチャイズ加盟店等が拡大することで、機械販売やメンテナンス収入による売上増加に寄与しております。 [国内 事業系統図]<飲食事業> <リゾート事業>・駅の天然温泉&サウナの森 水沼ヴィレッジ国内のお客様に、天然温泉や本格フィンランド式サウナ、コテージ・グランピングなどの宿泊施設を完備し、日帰り・宿泊など様々なシーンでご利用いただける、滞在型アウトドアレジャー施設、飲食サービス・食品を提供 [海外 事業系統図]<飲食事業>
FY2023|11,491 文字|出典 docID: S100T5UH
3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ホットランド)及び関係会社14社(株式会社ホットランド大阪、株式会社オールウェイズ、株式会社ホットランドネクステージ、株式会社サセトレーディング、株式会社ファンインターナショナル、WAEN International Limited、台湾和園國際股份有限公司、Gindaco USA, Inc.、HERO-SARL、HERO-USA, Inc.、LH Venture Sdn. Bhd.、Japan Taste Marketing, Inc.等)により構成されております。 主として、たこ焼「築地銀だこ」、「銀だこハイボール酒場」、「銀だこハイボール横丁」、たい焼「銀のあん」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」(国内のみ)、おでん「おでん屋たけし」、たこ焼「大釜屋」、天ぷら「日本橋からり」、お好み焼「ごっつい」、油そば「東京油組総本店」、もつやき・ホルモン・焼肉「日本再生酒場」・「もつやき処い志井」、定食「野郎めし」等のブランドを、直営、業務委託(以下、「PC」という)及びフランチャイズ(以下、「FC」という)にて、国内及び海外でチェーン展開しております。 (1)当社グループの事業の特徴①「築地銀だこ」 株式会社ホットランドは、外食産業間の競争に勝ち残るためには強い個性を打ち出すことが重要と考え、幅広い客層に愛される「たこ焼」に絞り込み、さらに商品を磨きあげることで、強い単品力を持つ「築地銀だこ」を作り上げ、ブランド化に成功いたしました。 単品に絞り込むことで厨房を縮小でき、小スペース低コストで様々なロケーションでの出店が可能となっております。 また、オープンキッチンでの実演販売は、できていく工程の楽しさ、シズル感(注)や安心感をお客様に伝え、できたての商品を提供することが可能となっております。さらに、シンプルなオペレーションにより、多店舗化に向け、短期間での人材育成を実現しております。 当社グループは、上記の方針により、小規模店舗を多数出店することで、「築地銀だこ」ブランドの認知を推進するとともに、事業拡大に向けて専用機械の自社化や原料の調達・加工・物流までの一貫したマーチャンダイジングを構築し、さらに銀だこブランドの市販品の製造販売を行っております。 このノウハウである「銀だこスタイル」を活かし、他の単品外食業態(たい焼「銀のあん」、たこ焼「大釜屋」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」等)を展開しております。(注)シズル感とは食欲や購買意欲を刺激するような食品の活きの良さや瑞々しさと言った「おいしそうな感じ」のこと。五感を刺激するような感覚のこと。 ②酒場業態 株式会社オールウェイズは、「銀だこハイボール酒場」、「銀だこ酒場」、「おでん屋たけし」、「日本再生酒場」等の酒場業態を展開・推進してまいります。 「銀だこハイボール酒場」は、ハイボール酒場ならではのメニューを開発したことにより、客単価と来店頻度の向上につなげました。また、ドリンク比率の高まりによって利益率が向上いたしました。さらに、オフィス街及び繁華街への出店により夜の集客が可能となったと同時に、従来弱かった路面店の夏場対策に成功いたしました。銀だことハイボールの組み合わせが全国へ浸透したことによって“お酒のおつまみ”としてもたこ焼の需要が広がり、またランチ需要に対しても対応したことにより、既存店の活性化を実現いたしました。フランチャイズによる地方出店にも積極的に取り組んでおります。 「おでん屋たけし」は、首都圏の好立地でも展開可能な収益性の高い専門店業態として独自のポジションを築いています。客層も幅広く、おでん屋を利用したことがない方や女性にも入りやすい外観・明るい内装で、店舗拡大に向け出店を加速させてまいります。 「日本再生酒場」は、立ち飲みブームの起点となった70年の歴史を持つ“もつやき処い志井”をルーツとした老舗酒場です。当事業年度において当社グループの傘下といたしましたが、独自のノウハウから仕入れる、最高の鮮度のホルモンがメニューの主軸であり、“活力あふれる日本の酒場をもう一度”の心意気を受け継ぎ、地方都市も視野に入れた店舗展開を図ってまいります。 ③主食業態 株式会社ホットランドネクステージは、「油そば」、「野郎めし」等の主食業態を展開・推進してまいります。 「油そば」の「東京油組総本店」は、“汁なし”ゆえにテイクアウト・デリバリーにも適しており、高利益体質の業態に成長してまいりました。今後は全国展開を行い、出店拡大を進めてまいります。 「野郎めし」は、2021年11月に1号店である「太田50号バイパス店」がオープンし、好調なスタートを切りました。分かりやすいメニューで差別化された専門店業態として、テイクアウト・デリバリー対応も可能なため、ロードサイド型主食業態の柱として取り組んでまいります。 (2)当社グループの各ブランドの内容ブランド内容主な運営会社 皮はパリッと、中はトロッと、たこはプリッと、職人が丁寧に焼き上げたたこ焼を提供しているたこ焼専門店です。●テイクアウト/フードコードショッピングセンター・駅前を中心とした小スペース高効率の主力出店形態。●銀だこハイボール酒場首都圏や大都市のオフィス街・繁華街などでOL・サラリーマンをターゲットにたこ焼とハイボールを楽しむ酒場業態の出店形態。●ロードサイド型店舗再利用可能なコンテナを使用し、機動的な出退店が可能な『ドライブスルー店舗』、コンビニ跡地等を活用する『ドライブイン店舗』等。●その他催事、銀だこカー等の出店形態。株式会社ホットランド株式会社オールウェイズ株式会社ホットランド大阪厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で5分間焼き上げます。大きなたこから出る汁が特徴の、ショウロンポウのようなたこ焼を提供するたこ焼専門店です。株式会社ホットランド大阪自社工場でこだわりの製法で炊き上げた餡を自社開発の専用機械で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を提供するたい焼専門店です。「クロワッサンたい焼」24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げることで独特のサクッとした食感のクロワッサンたい焼です。株式会社ホットランド株式会社ホットランド大阪こだわりのエビやアナゴなど海の幸や季節野菜を、からりと揚げた天ぷらを提供している天ぷら専門店です。株式会社ホットランドネクステージ冷たい石の上でアイスクリームとフルーツやナッツなどをミックスして提供するエンターテイメントアイスクリームショップです。当社が日本のマスターライセンスを取得しています。 株式会社ホットランド”あごだし”と”鶏だし”の2種類の出汁を使用し、食材の美味しさを生かした創作おでんと産地直送のお刺身が味わえる店舗です。また全国各地の日本酒を飲むことができ、銀だこハイボール酒場や銀だこ酒場とは違ったお客様層の来客を図ってまいります。株式会社オールウェイズ ブランド内容主な運営会社20年以上前から地元客中心に愛されてきた「鉄板焼×お好み焼」業態。「お好み鉄板酒場」として都市部中心に展開。味を守り続けながら、進化し続けてきた“ごっつい”。鉄板で作り上げられる、バリエーション豊かな一品料理に舌鼓をうち、美味しく楽しい時間をすごしてもらいたい。笑顔があふれ、元気になれる空間が、ここにあります。株式会社オールウェイズ日本の国民食であるカレーライスを、お値打ち価格と圧倒的なボリューム感で訴求。職人の”技能”が必要な場面を可能な限り削ぎ落とし、IH等の”技術”に変換することで、軽いオペレーションに伴う省力化の実現と共に、職人に頼らずとも安定した品質で商品をお客様にご提供可能な業態です。WAEN International Limited 東京油組総本店の「油そば」は、拘りの自家製麺と秘伝のタレを使用した唯一無二の商品を提供しており、老若男女問わず幅広い層に支持されている業態で、2017年7月の「人形町組」出店からスタートし、2019年8月に商業施設と自社開発物件におけるマスターフランチャイズ契約を締結して、2023年12月末には38店舗と順調に拡大しております。“汁なし”ゆえにテイクアウト・デリバリーにも適しています。株式会社ホットランドネクステージ株式会社ホットランド「日本再生酒場」は、立ち飲みブームの起点となった70年の歴史を持つ“もつやき処い志井”をルーツとした老舗酒場です。独自のノウハウから仕入れる、最高の鮮度のホルモンがメニュ ーの主軸であり、“活力あふれる日本の酒場をもう一度”の心意気を受け継ぎ、地方都市も 視野に入れた店舗展開を図ってまいります。株式会社オールウェイズ「野郎めし」は、2021年11月に1号店である「太田50号バイパス店」がオープンした、しょうが焼定食をコアメニューとし、分かりやすいメニューで差別化された専門店業態として、テイクアウト・デリバリー対応も可能な業態です。ロードサイド型主食業態の柱として展開してまいります。株式会社ホットランドネクステージ (3)当社グループの国内における事業展開 当社は、銀だこをはじめとするブランドを、時代のニーズやロケーションに合わせて業態開発すると同時に、様々なシーンを創出することで幅広い客層を開拓し、事業拡大を図ってまいりました。また、複数のブランドをコラボレーションさせた事業展開も行っております。 ① 各ブランド展開(a)「築地銀だこ」 「築地銀だこ」展開当初は、小商圏型のGMS(総合スーパー)にテイクアウトを中心とした出店を行い、“小腹”需要を掘り起こしてまいりました。 GMS(総合スーパー)がショッピングセンターへと移行する中で、当社は出店形態をテイクアウト型からその場で焼き立てが食べられるフードコート型やイートイン併設型へと変えることで、より多くのファミリー層を取り込み、一家だんらんの“食事”としても需要が広がりました。 「築地銀だこ」のフラッグシップ店として東京1号店(サンモール中野店)を出店(1998年10月)し、大行列ができるなど大きな話題となり、認知度を飛躍的に向上させるとともに多店舗化を加速させました。 2020年より展開しているロードサイド型店舗については、収益性の改善に向けて、よりコンパクトなモデルへの改装や出店、グループ内業態との併設出店などに引き続き取り組んでおります。また、デリバリー売上比率が高く今後の新たな出店モデルと考えている住宅街の路面店舗も積極的に出店してまいります。 また、在宅ワークやお持ち帰り需要の高まりに合わせ、お持ち帰り専用「だんらんパック(24個入り)」の拡充・訴求強化による客単価アップへの取り組みやウーバーイーツ等の更なる活用によるデリバリー強化の取り組みを進めてまいります。 「銀だこハイボール酒場」 更なる事業拡大を目的として、新たな顧客層であるサラリーマン・OL層に向けて銀だこの新しいコンセプトを提案する「銀だこハイボール酒場」(歌舞伎町店)を出店(2009年5月)いたしました。 銀だことサントリーのハイボールの組み合わせが大きな話題を呼び、都市部での出店を加速させました。 この業態の特徴は、ハイボール酒場ならではのメニューを開発したことにより、客単価と来店頻度の向上につなげたことです。また、ドリンク比率の高まりによって利益率が向上いたしました。さらに、オフィス街及び繁華街への出店により夜の集客が可能となったと同時に、従来弱かった路面店の夏場対策に成功いたしました。 銀だことハイボールの組み合わせが全国へ浸透したことによって“お酒のおつまみ”としてもたこ焼の需要が広がり、またランチ需要に対しても対応したことにより、既存店の活性化を実現いたしました。 (b)「銀のあん」 築地銀だこ店舗のサイドメニューで最も人気が高かったたい焼を「銀だこスタイル」化すべく、専門店「銀のあん」(アトレ大森店)を出店(2007年11月)いたしました。 商品力を磨き上げるために、北海道産小豆を直接仕入れて、自社工場にてこだわりの製法で炊き上げたあんを使用し、自社エンジニアリング工場が開発した専用機で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を開発いたしました。 駅近郊を中心に出店することで、“お土産”需要を取り込み、また客層も年配層まで広げることができました。 さらに、「クロワッサンたい焼」を開発し、2013年に発売開始いたしました。この「クロワッサンたい焼」は、24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げたサクッとした食感と低糖あんが調和した冷めても美味しい洋風たい焼です。 (c)「COLD STONE CREAMERY」 冷たい石の上でアイスクリームとフルーツやナッツなどをミックスして提供するエンターテイメントアイスクリームショップです。当社が日本のマスターライセンスを取得しています。 (d)「大釜屋」 当社は、たこ焼事業の更なる拡大を目的として、「おおがまや」チェーンを運営する株式会社みんなひとつコーポレーションを2013年10月に子会社化いたしました(株式会社大釜屋に商号変更の後、2021年1月に株式会社ホットランド大阪へ吸収合併)。 厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で焼き上げることで品質の安定を図っております。さらに焼成時間が5分と短いためにピークタイム時において高い売上を作ることが可能となっております。また、自動たこ焼機を活用した少人数ローコストオペレーションによって、高い収益力を実現しております。 (e)「日本橋からり」 当社は、外食事業の更なる拡大を目的として、客層を年配層まで広げた天ぷら業態を展開しております。 お客様の目の前で“からり”と揚げたあつあつの天ぷらを提供いたしております。 (f)「おでん屋たけし」 主要駅周辺への出店を可能にした創作おでん専門店。2019年4月に池袋西口店がOPENし、2023年12月末では18店舗まで拡大しております。関西地方では夏場でもおでんを食べる文化がありますが、関東でも夏場のおでん文化の旋風を巻き起こせるよう取り組んでおります。 (g)「ごっつい」 当社は、新規事業の拡大を目的として、お好み焼飲食店「ごっつい」を首都圏に展開する株式会社アイテムを2018年10月に子会社化いたしました(2021年4月に株式会社ギンダコスピリッツへ吸収合併、株式会社ギンダコスピリッツは2022年1月に株式会社オールウェイズへ商号変更)。20年以上前から地元客中心に愛されてきた「鉄板焼×お好み焼」業態であり、「お好み鉄板酒場」として都市部中心に展開しております。 味を守り続けながら、進化し続けてきた“ごっつい”。鉄板で作り上げられる、バリエーション豊かな一品料理に舌鼓をうち、美味しく楽しい時間をすごしてもらいたい。笑顔があふれ、元気になれる空間が、ここにあります。 (h)「東京油組総本店」 油そばの「東京油組総本店」を2017年7月の「人形町組」出店からスタートし、2019年8月に商業施設と自社開発物件におけるマスターフランチャイズ契約を締結して、2023年12月末には38店舗と順調に拡大しております。“汁なし”ゆえにテイクアウト・デリバリーにも適していることから、出店拡大を進めてまいります。 (i)「日本再生酒場・もつやき処い志井」 「日本再生酒場」は、立ち飲みブームの起点となった70年の歴史を持つ“もつやき処い志井”をルーツとした老舗酒場です。独自のノウハウから仕入れる、最高の鮮度のホルモンがメニュ ーの主軸であり、“活力あふれる日本の酒場をもう一度”の心意気を受け継ぎ、地方都市も視野に入れた店舗展開を図ってまいります。 (j)「野郎めし」 「野郎めし」は、2021年11月に1号店である「太田50号バイパス店」がオープンした、しょうが焼定食をコアメニューとし、分かりやすいメニューで差別化された専門店業態として、テイクアウト・デリバリー対応も可能な業態です。ロードサイド型主食業態の柱として取り組んでまいります。 ② 国内ブランド別店舗数(2023年12月末日現在)ブランド出店形態合計(店)直営(店)PC(店)FC(店)築地銀だこテイクアウト・フードコート426170125131銀だこハイボール酒場等69272121小計495197146152油そば(東京油組総本店)-383332おでん屋たけし-18171-野郎めし-16151-日本再生酒場・もつやき処い志井-14122-銀のあん-10415大釜屋-9117ごっつい-7115米福-66--満天-55--コールドストーン-541-日本橋からり-43-1その他-17152-合計-644313159172 ③ 製造販売事業 製販事業においては、冷凍たこ焼の販路拡大を図り、大手コンビニエンスストア向け販売のほか、大手スーパーマーケットや量販店向けの販路を拡大し、更にアジアや北米地域への展開も進めております。また、それらの施策により工場稼働率の向上を図っております。その他、アイスクリーム製品の大手スーパーマーケット向けの販路拡大にも取り組んでまいります。 (4)当社グループの海外における事業展開 当社の海外戦略は、国内で培った「築地銀だこ」をはじめとする「庶民的な日本の食べ物」をコンセプトとする各種外食事業を、直営店もしくはFC方式により展開していこうとするものです。 海外展開の第一ステージは、アジアを選択いたしました。そのための拠点として、香港にWAEN International Limitedを設立(2004年10月)し、「築地銀だこ」海外1号店をオープンいたしました。その翌年には台湾に出店、さらにその翌年の2006年12月にはASEANエリアにおいて初出店となるタイのフランチャイズ1号店を出店いたしました。 香港においては「築地銀だこ」を2020年に3店舗、2021年に2店舗、2022年に2店舗、2023年にも4店舗出店し10店舗展開し、「築地銀だこ」以外では主に「銀カレー」を15店舗展開しております。 「銀カレー」は、香港における市場調査を徹底的に行った結果、日本の国民食であるカレーに絞り込み、品質にこだわり、低価格・実演販売・小スペースでテイクアウトもできる等の「銀だこスタイル」が奏功し多店舗化することができました。さらに当該事業の効率化を図るため、一次加工工場を稼働(2010年)させました。 一方、「築地銀だこ」の展開には高品質のたこ焼を焼ける職人技が必要で、時間をかけて現地の人材を育成してきましたが、その点が多店舗化の課題となっていました。しかし、次世代型振動たこ焼機の開発・導入により、海外における安定した「築地銀だこ」のオペレーションを確立し、多店舗化の基盤を築くことができました。 タイにおいては、「築地銀だこ」に関するSiam Santa Foods Co., Ltdとのエリアフランチャイズ契約を締結し、同国において「築地銀だこ」店舗を展開し、12店舗体制となりました。また、「銀のあん(クロワッサンたい焼含む」に関するSplendid Co., Ltd.とのエリアフランチャイズ契約を締結し、同国において「銀のあん(クロワッサンたい焼含む」店舗を展開し、6店舗体制となりました。 また、マレーシアでは、2016年1月に設立した現地合弁会社LH Venture Sdn.Bhd.が、「築地銀だこ」6店舗、「クロワッサンたい焼」1店舗の計7店舗を展開しております。 さらに、インドネシアにおいては、2017年11月にPT Foods Beverages Indonesiaとマスターフランチャイズ契約を締結し、同国において「築地銀だこ」24店舗を展開しております。 経済成長が続くASEANエリアにおいて、タイ、マレーシア、インドネシアに次ぐ国として、シンガポールにおける事業展開を目指して、2019年6月にピセ株式会社とマスターフランチャイズ契約を締結し、同国において「築地銀だこ」3店舗を展開しております。 米国においては、当社グループの主力ブランド「築地銀だこ」を中心とする当社ブランドを展開する目的で2018年1月に設立したGindaco USA, Inc.において2018年8月に「築地銀だこ(GINDACO)」米国1号店をオープンし、2023年末においては3店舗体制となっております。また、日本をテーマにしたイベントの企画運営を行う目的で、Japan Taste Marketing, Inc.を2023年2月に設立いたしました。 海外ブランド別店舗数 2023年12月末日現在、海外に直営店33店、FC店55店を展開しております。出店エリアブランド合計(店)直営(店)FC(店)香港築地銀だこ1010-銀カレー1515-からやま44-小計2929-台湾銀だこハイボール酒場11-韓国築地銀だこ1-1中国築地銀だこ2-2タイ築地銀だこ12-12銀のあん6-6小計18-18マレーシア築地銀だこ6-6銀のあん1-1小計7-7インドネシア築地銀だこ24-24シンガポール築地銀だこ3-3米国築地銀だこ11-その他22-小計33-合計883355 (5)当社チェーンの人材戦略① 当社の人材教育について 当社の企業理念は「日本一うまい食を通じて、ほっとした安らぎと笑顔いっぱいのだんらんを提供できることを最上の喜びとする。」であります。その理念を実践するために、銀だこマニュアル等当社独自の教育プログラムに従って、4週間にわたって、実践的な教育を徹底しております。 (注)「銀心」とは、常に向上心を持ち続ける「職人の誇り」とお客様に対する謙虚さと感謝の気持ちを持ち合わせる「商人の心」と定義しております。 研修を終えたスタッフは、店舗に配属され、マイスター(当社基準技術習得者)、CEO(時間帯責任者)、副店長を経て、店長へと昇格し、複数店の店長を経験した後に、独立資格を取得することができます。独立資格を取得した後、SV(スーパーバイザー)を経てMGR(マネージャー)を目指す道と店舗オーナーとして独立を目指す道のいずれかを選択できます。当社は社員独立制度を採用しており、以前から多くの独立オーナーを輩出し、さらに独立開業の資格を有している社員が多数おります。 独立したオーナーは、その後、2店舗目以降をFC展開するために会社を設立し、事業規模を拡大させています。オーナー自らが現場経験者であるため、理念と技術とを兼ね備えており、加盟店のスタッフにまで継承しております。② ホットランドオーナー会を中心とするチェーンの人材育成について 独立・開業したオーナーが中心となり、自主的に2000年に銀だこオーナー会を設立、その後、複数ブランドに対象を広げたホットランドオーナー会に発展いたしました。 ホットランドオーナー会は、ホットランドグループ全ブランドの更なる向上を目的として、「チェーン経営向上委員会」、「総務広報委員会」の2つの委員会で現在、積極的に活動を行っております。 また、当社と連携して、更なる技術の向上を目的とした「あつあつグランプリ(注)」を当社とともに定期的に開催し、ブランドの更なる向上を図っております。毎回全国から数千人が参加し、焼き手としての腕を競いながら、チェーンの結束を強めております。なお、5年ぶりとなる「第10回 あつあつグランプリ」を2022年10月に開催いたしました。 (注)当社グループ内の日本一の焼き手を競う店舗スタッフ全員参加型の定期的に開催される大会。店舗予選、地区予選・エリア予選を勝ち抜いた者が本選に出場し、日本一を目指します。 当社は、理念を共有するオーナー会と共存共栄の精神を持って、ブランド向上に向けた努力を行うのみならず、社会貢献を通じて、加盟店スタッフに対しても理念の浸透・実践を図っております。 ③ 主力事業「築地銀だこ」の積極的展開のための人材戦略 主力事業である「築地銀だこ」は、川上から川下まで自社で完結する当社独自のビジネスプラットフォームを 強みとする「銀だこスタイル」で展開しております。当社は、「築地銀だこ」の一層の積極的展開のために、経 営資源を集中させ、人材の能力開発や最適な人材配置を行ってまいります。 ④ 人材の確保・採用について 継続的な成長基盤を築くため人材の安定的な確保・採用を積極的に行ってまいります。多様化するライフスタ イルに合わせ「勤務地限定社員制度」、「時短社員制度」を導入し、働きやすい環境を創出しながら人材の確 保・採用の強化を図ってまいります。 (6) 当社グループの生産体制① 「築地銀だこ」・「大釜屋」の主原料(たこ) 当社は、世界でも有数のたこを使用(原料ベースで年間約4,100トン)する外食企業であります。その強みを活かし、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓するとともに、たこの完全養殖を目指した取り組みを行っております。 (a)世界中からの原料調達と加工地の分散化 アジア・中南米・アフリカなど、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓しております。また、加工地においても、中国・ベトナム・インドネシア・モーリタニア・チリなどの各地で加工することで、優位性のある原産地と加工地を組み合わせながら、相場に影響されにくいルート作りとリスクの分散を図り、仕入れ価格の低減を実現してまいります。 (b)真だこ養殖の研究開発・産業化 世界初となる真だこの完全養殖を目的とし、科学技術振興機構に申請受諾(2013年3月)され、宮城大学・東北大学・東海大学・石巻養殖業者と共に上天草水産研究所を開設して共同研究に取り組んでおります。国産真だこの水揚げが多く、未稼働の養殖施設(魚介類)を多数保有する熊本県上天草市において、熊本県上天草市を立会人として、天草漁業協同組合と真だこの完全養殖を目的とした包括連携協定を締結(2015年3月)し、各研究機関で研究開発された技術を使い、上天草産真だこ養殖の産業化に向けて協働の取り組みを行っております。なお、マダコの孵化・幼生の着底に成功し、引き続き、マダコの孵化・幼生の着底率向上と幼生の稚ダコ・成ダコへの生残率向上を図る研究活動の取り組みを継続してまいります。 ② 「銀のあん」の主原料(あんこ) 北海道産小豆を使った「銀のあん」用あんこを、当社桐生工場において一貫生産することで、安定的な品質と仕入加工コストの低減を実現しております。 ③ 「築地銀だこ」・「銀のあん」・「大釜屋」の自社製専用機械 独自の品質と製法を作り出すために食品機械メーカー有限会社佐憲鉄工所を吸収合併(1999年12月)し、現在、当社エンジニアリング工場として、以下の主力厨房機器を開発し、製造販売しております。築地銀だこ:たこ焼機製造・自動たこ焼機製造・専用厨房器材製造・メンテナンス銀のあん :両面加熱型たい焼機(特許第4338502号)の製造・専用厨房器材製造・メンテナンス大釜屋 :自動たこ焼機製造・専用厨房器材、メンテナンス 当社は、上記の主力機械を自社開発製造することで、同業他社への参入障壁を築き上げるとともに、店舗オペレーションの効率化を図り、メンテナンスをエンジニアリング工場で一括して行うことで、店舗人件費の節減、品質の維持を実現しております。また、機械のリサイクル化により、出店コストの低減を実現しております。 国内外におけるフランチャイズ加盟店等が拡大することで、機械販売やメンテナンス収入による売上増加に寄与しております。 [国内 事業系統図] [海外 事業系統図]
FY2022|12,274 文字|出典 docID: S100QIUQ
3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ホットランド)及び関係会社13社(株式会社ホットランド大阪、株式会社オールウェイズ、株式会社ホットランドネクステージ、株式会社サセトレーディング、株式会社ファンインターナショナル、WAEN International Limited、台湾和園國際股份有限公司、Gindaco USA, Inc.、HERO-SARL、HERO-USA, Inc.、LH Venture Sdn. Bhd.等)により構成されております。 主として、たこ焼「築地銀だこ」、「銀だこハイボール酒場」、「銀だこ酒場」、「ギンダコハイボール横丁」、たい焼「銀のあん」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」(国内のみ)、おでん「おでん屋たけし」、たこ焼「大釜屋」、天ぷら「日本橋からり」、お好み焼「ごっつい」、油そば「東京油組総本店」、もつやき・ホルモン・焼肉「日本再生酒場」・「もつやき処い志井」、定食「野郎めし」等のブランドを、直営、業務委託(以下、「PC」という)及びフランチャイズ(以下、「FC」という)にて、国内及び海外でチェーン展開しております。 (注)当社の完全子会社であった株式会社ギンダコスピリッツ、株式会社日本再生酒場及び株式会社もつやき処い 志井は、2022年1月1日を効力発生日として、株式会社ギンダコスピリッツを存続会社、株式会社日本再生 酒場及び株式会社もつやき処い志井を消滅会社とする吸収合併をし、また商号を株式会社オールウェイズに 変更いたしました。 (1)当社グループの事業の特徴①「築地銀だこ」 株式会社ホットランドは、外食産業間の競争に勝ち残るためには強い個性を打ち出すことが重要と考え、幅広い客層に愛される「たこ焼」に絞り込み、さらに商品を磨きあげることで、強い単品力を持つ「築地銀だこ」を作り上げ、ブランド化に成功いたしました。 単品に絞り込むことで厨房を縮小でき、小スペース低コストで様々なロケーションでの出店が可能となっております。 また、オープンキッチンでの実演販売は、できていく工程の楽しさ、シズル感(注)や安心感をお客様に伝え、できたての商品を提供することが可能となっております。さらに、シンプルなオペレーションにより、多店舗化に向け、短期間での人材育成を実現しております。 当社グループは、上記の方針により、小規模店舗を多数出店することで、「築地銀だこ」ブランドの認知を推進するとともに、事業拡大に向けて専用機械の自社化や原料の調達・加工・物流までの一貫したマーチャンダイジングを構築し、さらに銀だこブランドの市販品の製造販売を行っております。 このノウハウである「銀だこスタイル」を活かし、他の単品外食業態(たい焼「銀のあん」、たこ焼「大釜屋」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」等)を展開しております。(注)シズル感とは食欲や購買意欲を刺激するような食品の活きの良さや瑞々しさと言った「おいしそうな感じ」のこと。五感を刺激するような感覚のこと。 ②酒場業態 2022年1月1日付で立ち上げた株式会社オールウェイズ(旧株式会社ギンダコスピリッツ)」は、「銀だこハイボール酒場」、「銀だこ酒場」、「おでん屋たけし」、「日本再生酒場」等の酒場業態を展開・推進してまいります。 「銀だこハイボール酒場」、「銀だこ酒場」につきましては、業態や立地特性に応じて、柔軟に店舗戦略の見直しを行なってまいります。特に「銀だこ酒場」は、住宅地域の商店街入口などに展開し、女性やファミリー層も気軽に利用し易い外観・内装で、家飲み需要にも対応すべくたこ焼以外のテイクアウトメニューも充実した業態モデルとなっており、これらの特性を活かした出店拡大を進めてまいります。 「おでん屋たけし」は、首都圏の好立地でも展開可能な収益性の高い専門店業態として独自のポジションを築いています。客層も幅広く、おでん屋を利用したことがない方や女性にも入りやすい外観・明るい内装で、店舗拡大に向け出店を加速させてまいります。 「日本再生酒場」は、立ち飲みブームの起点となった70年の歴史を持つ“もつやき処い志井”をルーツとした老舗酒場です。当事業年度において当社グループの傘下といたしましたが、独自のノウハウから仕入れる、最高の鮮度のホルモンがメニューの主軸であり、“活力あふれる日本の酒場をもう一度”の心意気を受け継ぎ、地方都市も視野に入れた店舗展開を図ってまいります。 ③主食業態 2022年1月1日付で立ち上げた株式会社ホットランドネクステージは、「油そば」、「野郎めし」等の主食業態を展開・推進してまいります。 「油そば」の「東京油組総本店」は、“汁なし”ゆえにテイクアウト・デリバリーにも適しており、高利益体質の業態に成長してまいりました。今後は全国展開を行い、出店拡大を進めてまいります。 「野郎めし」は、2021年11月に1号店である「太田50号バイパス店」がオープンし、好調なスタートを切りました。分かりやすいメニューで差別化された専門店業態として、テイクアウト・デリバリー対応も可能なため、ロードサイド型主食業態の柱として展開してまいります。 (2)当社グループの各ブランドの内容ブランド内容主な運営会社 皮はパリッと、中はトロッと、たこはプリッと、職人が丁寧に焼き上げたたこ焼を提供しているたこ焼専門店です。●テイクアウト/フードコードショッピングセンター・駅前を中心とした小スペース高効率の主力出店形態。●銀だこハイボール酒場首都圏や大都市のオフィス街・繁華街などでOL・サラリーマンをターゲットにたこ焼とハイボールを楽しむ酒場業態の出店形態。加えて、銀だこハイボール酒場の発展形態として、新たな立地に、銀だこ酒場・ギンダコハイボール横丁を展開し、ファミリー層・シニア層・海外からの観光客等の集客にも取り組んでいます。●ロードサイド型店舗再利用可能なコンテナを使用し、機動的な出退店が可能な『ドライブスルー店舗』、コンビニ跡地等を活用する『ドライブイン店舗』等。●その他催事、銀だこカー等の出店形態。株式会社ホットランド株式会社オールウェイズ株式会社ホットランド大阪厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で5分間焼き上げます。大きなたこから出る汁が特徴の、ショウロンポウのようなたこ焼を提供するたこ焼専門店です。株式会社ホットランド大阪自社工場でこだわりの製法で炊き上げた餡を自社開発の専用機械で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を提供するたい焼専門店です。「クロワッサンたい焼」24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げることで独特のサクッとした食感のクロワッサンたい焼です。株式会社ホットランド株式会社ホットランド大阪こだわりのエビやアナゴなど海の幸や季節野菜を、からりと揚げた天ぷらを提供している天ぷら専門店です。株式会社ホットランドネクステージ冷たい石の上でアイスクリームとフルーツやナッツなどをミックスして提供するエンターテイメントアイスクリームショップです。当社が日本のマスターライセンスを取得しています。 株式会社ホットランド”あごだし”と”鶏だし”の2種類の出汁を使用し、食材の美味しさを生かした創作おでんと産地直送のお刺身が味わえる店舗です。また全国各地の日本酒を飲むことができ、銀だこハイボール酒場や銀だこ酒場とは違ったお客様層の来客を図ってまいります。株式会社オールウェイズ ブランド内容主な運営会社20年以上前から地元客中心に愛されてきた「鉄板焼×お好み焼」業態。「お好み鉄板酒場」として都市部中心に展開。味を守り続けながら、進化し続けてきた“ごっつい”。鉄板で作り上げられる、バリエーション豊かな一品料理に舌鼓をうち、美味しく楽しい時間をすごしてもらいたい。笑顔があふれ、元気になれる空間が、ここにあります。株式会社オールウェイズ日本の国民食であるカレーライスを、お値打ち価格と圧倒的なボリューム感で訴求。職人の”技能”が必要な場面を可能な限り削ぎ落とし、IH等の”技術”に変換することで、軽いオペレーションに伴う省力化の実現と共に、職人に頼らずとも安定した品質で商品をお客様にご提供可能な業態です。WAEN International Limited 東京油組総本店の「油そば」は、拘りの自家製麺と秘伝のタレを使用した唯一無二の商品を提供しており、老若男女問わず幅広い層に支持されている業態で、2017年7月の「人形町組」出店からスタートし、2019年8月に商業施設と自社開発物件におけるマスターフランチャイズ契約を締結して、2022年12月末には27店舗と順調に拡大しております。“汁なし”ゆえにテイクアウト・デリバリーにも適しています。株式会社ホットランドネクステージ株式会社ホットランド「日本再生酒場」は、立ち飲みブームの起点となった70年の歴史を持つ“もつやき処い志井”をルーツとした老舗酒場です。独自のノウハウから仕入れる、最高の鮮度のホルモンがメニュ ーの主軸であり、“活力あふれる日本の酒場をもう一度”の心意気を受け継ぎ、地方都市も 視野に入れた店舗展開を図ってまいります。株式会社オールウェイズ「野郎めし」は、2021年11月に1号店である「太田50号バイパス店」がオープンした、しょうが焼定食をコアメニューとし、分かりやすいメニューで差別化された専門店業態として、テイクアウト・デリバリー対応も可能な業態です。ロードサイド型主食業態の柱として展開してまいります。株式会社ホットランドネクステージ(注)当社の完全子会社であった株式会社ギンダコスピリッツ、株式会社日本再生酒場及び株式会社もつやき処い 志井は、2022年1月1日を効力発生日として、株式会社ギンダコスピリッツを存続会社、株式会社日本再生 酒場及び株式会社もつやき処い志井を消滅会社とする吸収合併をし、また商号を株式会社オールウェイズに 変更いたしました。 また、当社の主食事業を、2021年11月12日に設立した株式会社ホットランドネクステージに、2022年1月1 日を効力発生日として、会社分割(吸収分割)により承継させました。 (3)当社グループの国内における事業展開 当社は、銀だこをはじめとするブランドを、時代のニーズやロケーションに合わせて業態開発すると同時に、様々なシーンを創出することで幅広い客層を開拓し、事業拡大を図ってまいりました。また、複数のブランドをコラボレーションさせた事業展開も行っております。 ① 各ブランド展開(a)「築地銀だこ」 「築地銀だこ」展開当初は、小商圏型のGMS(総合スーパー)にテイクアウトを中心とした出店を行い、“小腹”需要を掘り起こしてまいりました。 GMS(総合スーパー)がショッピングセンターへと移行する中で、当社は出店形態をテイクアウト型からその場で焼き立てが食べられるフードコート型やイートイン併設型へと変えることで、より多くのファミリー層を取り込み、一家だんらんの“食事”としても需要が広がりました。 「築地銀だこ」のフラッグシップ店として東京1号店(サンモール中野店)を出店(1998年10月)し、大行列ができるなど大きな話題となり、認知度を飛躍的に向上させるとともに多店舗化を加速させました。 2020年より展開しているロードサイド型店舗については、収益性の改善に向けて、よりコンパクトなモデルへの改装や出店、グループ内業態との併設出店などに引き続き取り組んでおります。また、デリバリー売上比率が高く今後の新たな出店モデルと考えている住宅街の路面店舗も積極的に出店してまいります。 また、在宅ワークやお持ち帰り需要の高まりに合わせ、お持ち帰り専用「だんらんパック(24個入り)」の拡充・訴求強化による客単価アップへの取り組みやウーバーイーツ等の更なる活用によるデリバリー強化の取り組みを進めてまいります。 「銀だこハイボール酒場」 更なる事業拡大を目的として、新たな顧客層であるサラリーマン・OL層に向けて銀だこの新しいコンセプトを提案する「銀だこハイボール酒場」(歌舞伎町店)を出店(2009年5月)いたしました。 銀だことサントリーのハイボールの組み合わせが大きな話題を呼び、都市部での出店を加速させました。 この業態の特徴は、ハイボール酒場ならではのメニューを開発したことにより、客単価と来店頻度の向上につなげたことです。また、ドリンク比率の高まりによって利益率が向上いたしました。さらに、オフィス街及び繁華街への出店により夜の集客が可能となったと同時に、従来弱かった路面店の夏場対策に成功いたしました。 銀だことハイボールの組み合わせが全国へ浸透したことによって“お酒のおつまみ”としてもたこ焼の需要が広がり、またランチ需要に対しても対応したことにより、既存店の活性化を実現いたしました。 さらに、銀だこハイボール酒場の発展形態として、新たな立地に、銀だこ酒場・ギンダコハイボール横丁を展開し、ファミリー層・シニア層・海外からの観光客等の集客にも取り組んでいます。なお、銀だこ酒場は、商店街の入口など住宅立地に展開し、従前の酒場業態店舗よりもテイクアウトの売上構成比率を約50%と高く設定したオールウェイズの今後のモデル店舗です。 (b)「銀のあん」 築地銀だこ店舗のサイドメニューで最も人気が高かったたい焼を「銀だこスタイル」化すべく、専門店「銀のあん」(アトレ大森店)を出店(2007年11月)いたしました。 商品力を磨き上げるために、北海道産小豆を直接仕入れて、自社工場にてこだわりの製法で炊き上げたあんを使用し、自社エンジニアリング工場が開発した専用機で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を開発いたしました。 駅近郊を中心に出店することで、“お土産”需要を取り込み、また客層も年配層まで広げることができました。 さらに、「クロワッサンたい焼」を開発し、2013年に発売開始いたしました。この「クロワッサンたい焼」は、24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げたサクッとした食感と低糖あんが調和した冷めても美味しい洋風たい焼です。 (c)「COLD STONE CREAMERY」 冷たい石の上でアイスクリームとフルーツやナッツなどをミックスして提供するエンターテイメントアイスクリームショップです。当社が日本のマスターライセンスを取得しています。 (d)「大釜屋」 当社は、たこ焼事業の更なる拡大を目的として、「おおがまや」チェーンを運営する株式会社みんなひとつコーポレーションを2013年10月に子会社化いたしました(株式会社大釜屋に商号変更の後、2021年1月に株式会社ホットランド大阪へ吸収合併)。 厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で焼き上げることで品質の安定を図っております。さらに焼成時間が5分と短いためにピークタイム時において高い売上を作ることが可能となっております。また、自動たこ焼機を活用した少人数ローコストオペレーションによって、高い収益力を実現しております。 (e)「日本橋からり」 当社は、外食事業の更なる拡大を目的として、客層を年配層まで広げた天ぷら業態を展開しております。 お客様の目の前で“からり”と揚げたあつあつの天ぷらを提供いたしております。 (f)「おでん屋たけし」 主要駅周辺への出店を可能にした創作おでん専門店。2019年4月に池袋西口店がOPENし、2022年12月末では12店舗まで拡大しております。関西地方では夏場でもおでんを食べる文化がありますが、関東でも夏場のおでん文化の旋風を巻き起こせるよう取り組んでおります。 (g)「ごっつい」 当社は、新規事業の拡大を目的として、お好み焼飲食店「ごっつい」を首都圏に展開する株式会社アイテムを2018年10月に子会社化いたしました(2021年4月に株式会社ギンダコスピリッツへ吸収合併、株式会社ギンダコスピリッツは2022年1月に株式会社オールウェイズへ商号変更)。20年以上前から地元客中心に愛されてきた「鉄板焼×お好み焼」業態であり、「お好み鉄板酒場」として都市部中心に展開しております。 味を守り続けながら、進化し続けてきた“ごっつい”。鉄板で作り上げられる、バリエーション豊かな一品料理に舌鼓をうち、美味しく楽しい時間をすごしてもらいたい。笑顔があふれ、元気になれる空間が、ここにあります。 (h)「東京油組総本店」 油そばの「東京油組総本店」を2017年7月の「人形町組」出店からスタートし、2019年8月に商業施設と自社開発物件におけるマスターフランチャイズ契約を締結して、2022年12月末には27店舗と順調に拡大しております。“汁なし”ゆえにテイクアウト・デリバリーにも適していることから、出店拡大を進めてまいります。 (i)「日本再生酒場・もつやき処い志井」 「日本再生酒場」は、立ち飲みブームの起点となった70年の歴史を持つ“もつやき処い志井”をルーツとした老舗酒場です。独自のノウハウから仕入れる、最高の鮮度のホルモンがメニュ ーの主軸であり、“活力あふれる日本の酒場をもう一度”の心意気を受け継ぎ、地方都市も視野に入れた店舗展開を図ってまいります。 (j)「野郎めし」 「野郎めし」は、2021年11月に1号店である「太田50号バイパス店」がオープンした、しょうが焼定食をコアメニューとし、分かりやすいメニューで差別化された専門店業態として、テイクアウト・デリバリー対応も可能な業態です。ロードサイド型主食業態の柱として展開してまいります。 ② 国内ブランド別店舗数(2022年12月末日現在)ブランド出店形態合計(店)直営(店)PC(店)FC(店)築地銀だこテイクアウト・フードコート425173122130銀だこハイボール酒場・銀だこ酒場等64331615小計489206138145油そば(東京油組総本店)-272412日本再生酒場・もつやき処い志井-15141-おでん屋たけし-12111-銀のあん-11515野郎めし-1111--大釜屋-10118ごっつい-8125日本橋からり-43-1その他-26224-合計-613298149166 ③ 製造販売事業 製販事業においては、冷凍たこ焼の販路拡大を図り、大手コンビニエンスストア向け販売のほか、大手スーパーマーケットや量販店向けの販路を拡大し、更にアジアや北米地域への展開も進めております。また、それらの施策により工場稼働率の向上を図っております。その他、アイスクリーム製品の大手スーパーマーケット向けの販路拡大にも取り組んでまいります。 (4)当社グループの海外における事業展開 当社の海外戦略は、国内で培った「築地銀だこ」をはじめとする「庶民的な日本の食べ物」をコンセプトとする各種外食事業を、直営店もしくはFC方式により展開していこうとするものです。 海外展開の第一ステージは、アジアを選択いたしました。そのための拠点として、香港にWAEN International Limitedを設立(2004年10月)し、「築地銀だこ」海外1号店をオープンいたしました。その翌年には台湾に出店、さらにその翌年の2006年12月にはASEANエリアにおいて初出店となるタイのフランチャイズ1号店を出店いたしました。 香港においては「築地銀だこ」を2020年に3店舗、2021年に2店舗、2022年にも2店舗出店し9店舗展開し、「築地銀だこ」以外では主に「銀カレー」を15店舗展開しております。 「銀カレー」は、香港における市場調査を徹底的に行った結果、日本の国民食であるカレーに絞り込み、品質にこだわり、低価格・実演販売・小スペースでテイクアウトもできる等の「銀だこスタイル」が奏功し多店舗化することができました。さらに当該事業の効率化を図るため、一次加工工場を稼働(2010年)させました。 一方、「築地銀だこ」の展開には高品質のたこ焼を焼ける職人技が必要で、時間をかけて現地の人材を育成してきましたが、その点が多店舗化の課題となっていました。しかし、次世代型振動たこ焼機の開発・導入により、海外における安定した「築地銀だこ」のオペレーションを確立し、多店舗化の基盤を築くことができました。 タイにおいては、「築地銀だこ」に関するSiam Santa Foods Co., Ltdとのエリアフランチャイズ契約を締結し、同国において「築地銀だこ」店舗を展開し、9店舗体制となりました。また、「銀のあん(クロワッサンたい焼含む」に関するSplendid Co., Ltd.とのエリアフランチャイズ契約を締結し、同国において「銀のあん(クロワッサンたい焼含む」店舗を展開し、6店舗体制となりました。 また、マレーシアでは、2016年1月に設立した現地合弁会社LH Venture Sdn.Bhd.が、「築地銀だこ」9店舗、「クロワッサンたい焼」1店舗の計10店舗を展開しております。 さらに、インドネシアにおいては、2017年11月にPT Foods Beverages Indonesiaとマスターフランチャイズ契約を締結し、同国において「築地銀だこ」23店舗を展開しております。 米国においては、当社グループの主力ブランド「築地銀だこ」を中心とする当社ブランドを展開する目的で2018年1月に設立したGindaco USA, Inc.において2018年8月に「築地銀だこ(GINDACO)」米国1号店をオープンし、2022年末においては2店舗体制となっております。 経済成長が続くASEANエリアにおいて、タイ、マレーシア、インドネシアに次ぐ国として、シンガポールにおける事業展開を目指して、2019年6月にピセ株式会社とマスターフランチャイズ契約を締結し、同国において「築地銀だこ」3店舗を展開しております。 海外ブランド別店舗数 2022年12月末日現在、海外に直営店30店、FC店54店を展開しております。出店エリアブランド合計(店)直営(店)FC(店)香港築地銀だこ99-銀カレー1515-からやま33-小計2727-台湾銀だこハイボール酒場11-韓国築地銀だこ1-1中国築地銀だこ2-2タイ築地銀だこ9-9銀のあん6-6小計15-15マレーシア築地銀だこ9-9銀のあん1-1小計10-10インドネシア築地銀だこ23-23シンガポール築地銀だこ3-3米国築地銀だこ11-その他11-小計22-合計843054 (5)当社チェーンの人材戦略① 当社の人材教育について 当社の企業理念は「日本一うまい食を通じて、ほっとした安らぎと笑顔いっぱいのだんらんを提供できることを最上の喜びとする。」であります。その理念を実践するために、銀だこマニュアル等当社独自の教育プログラムに従って、4週間にわたって、実践的な教育を徹底しております。 (注)「銀心」とは、常に向上心を持ち続ける「職人の誇り」とお客様に対する謙虚さと感謝の気持ちを持ち合わせる「商人の心」と定義しております。 研修を終えたスタッフは、店舗に配属され、マイスター(当社基準技術習得者)、CEO(時間帯責任者)、副店長を経て、店長へと昇格し、複数店の店長を経験した後に、独立資格を取得することができます。独立資格を取得した後、SV(スーパーバイザー)を経てMGR(マネージャー)を目指す道と店舗オーナーとして独立を目指す道のいずれかを選択できます。当社は社員独立制度を採用しており、以前から多くの独立オーナーを輩出し、さらに独立開業の資格を有している社員が多数おります。 独立したオーナーは、その後、2店舗目以降をFC展開するために会社を設立し、事業規模を拡大させています。オーナー自らが現場経験者であるため、理念と技術とを兼ね備えており、加盟店のスタッフにまで継承しております。② ホットランドオーナー会を中心とするチェーンの人材育成について 独立・開業したオーナーが中心となり、自主的に2000年に銀だこオーナー会を設立、その後、複数ブランドに対象を広げたホットランドオーナー会に発展いたしました。 ホットランドオーナー会は、ホットランドグループ全ブランドの更なる向上を目的として、「チェーン経営向上委員会」、「総務広報委員会」の2つの委員会で現在、積極的に活動を行っております。 また、当社と連携して、更なる技術の向上を目的とした「あつあつグランプリ(注)」を当社とともに定期的に開催し、ブランドの更なる向上を図っております。毎回全国から数千人が参加し、焼き手としての腕を競いながら、チェーンの結束を強めております。なお、5年ぶりとなる「第10回 あつあつグランプリ」を2022年10月に開催いたしました。 (注)当社グループ内の日本一の焼き手を競う店舗スタッフ全員参加型の定期的に開催される大会。店舗予選、地区予選・エリア予選を勝ち抜いた者が本選に出場し、日本一を目指します。 当社は、理念を共有するオーナー会と共存共栄の精神を持って、ブランド向上に向けた努力を行うのみならず、社会貢献を通じて、加盟店スタッフに対しても理念の浸透・実践を図っております。 ③ 主力事業「築地銀だこ」の積極的展開のための人材戦略 主力事業である「築地銀だこ」は、川上から川下まで自社で完結する当社独自のビジネスプラットフォームを 強みとする「銀だこスタイル」で展開しております。当社は、「築地銀だこ」の一層の積極的展開のために、経 営資源を集中させ、人材の能力開発や最適な人材配置を行ってまいります。 ④ 人材の確保・採用について 継続的な成長基盤を築くため人材の安定的な確保・採用を積極的に行ってまいります。多様化するライフスタ イルに合わせ「勤務地限定社員制度」、「時短社員制度」を導入し、働きやすい環境を創出しながら人材の確 保・採用の強化を図ってまいります。また、企業型確定拠出年金の導入等、福利厚生の充実を図ってまいります。 (6) 当社グループの生産体制① 「築地銀だこ」・「大釜屋」の主原料(たこ) 当社は、世界でも有数のたこを使用(原料ベースで年間約4,000トン)する外食企業であります。その強みを活かし、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓するとともに、たこの完全養殖を目指した取り組みを行っております。 (a)世界中からの原料調達と加工地の分散化 アジア・中南米・アフリカなど、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓しております。また、加工地においても、中国・ベトナム・インドネシア・モーリタニア・チリなどの各地で加工することで、優位性のある原産地と加工地を組み合わせながら、相場に影響されにくいルート作りとリスクの分散を図り、仕入れ価格の低減を実現してまいります。 (b)真だこ養殖の研究開発・産業化 世界初となる真だこの完全養殖を目的とし、科学技術振興機構に申請受諾(2013年3月)され、宮城大学・東北大学・東海大学・石巻養殖業者と共に上天草水産研究所を開設して共同研究に取り組んでおります。国産真だこの水揚げが多く、未稼働の養殖施設(魚介類)を多数保有する熊本県上天草市において、熊本県上天草市を立会人として、天草漁業協同組合と真だこの完全養殖を目的とした包括連携協定を締結(2015年3月)し、各研究機関で研究開発された技術を使い、上天草産真だこ養殖の産業化に向けて協働の取り組みを行っております。なお、マダコの孵化・幼生の着底に成功し、引き続き、マダコの孵化・幼生の着底率向上と幼生の稚ダコ・成ダコへの生残率向上を図る研究活動の取り組みを継続してまいります。 ② 「銀のあん」の主原料(あんこ) 北海道産小豆を使った「銀のあん」用あんこを、当社桐生工場において一貫生産することで、安定的な品質と仕入加工コストの低減を実現しております。 ③ 「築地銀だこ」・「銀のあん」・「大釜屋」の自社製専用機械 独自の品質と製法を作り出すために食品機械メーカー有限会社佐憲鉄工所を吸収合併(1999年12月)し、現在、当社エンジニアリング工場として、以下の主力厨房機器を開発し、製造販売しております。築地銀だこ:たこ焼機製造・自動たこ焼機製造・専用厨房器材製造・メンテナンス銀のあん :両面加熱型たい焼機(特許第4338502号)の製造・専用厨房器材製造・メンテナンス大釜屋 :自動たこ焼機製造・専用厨房器材、メンテナンス 当社は、上記の主力機械を自社開発製造することで、同業他社への参入障壁を築き上げるとともに、店舗オペレーションの効率化を図り、メンテナンスをエンジニアリング工場で一括して行うことで、店舗人件費の節減、品質の維持を実現しております。また、機械のリサイクル化により、出店コストの低減を実現しております。 国内外におけるフランチャイズ加盟店等が拡大することで、機械販売やメンテナンス収入による売上増加に寄与しております。 [国内 事業系統図] (注)当社の完全子会社であった株式会社ギンダコスピリッツ、株式会社日本再生酒場及び株式会社もつやき処い志井は、2022年1月1日を効力発生日として、株式会社ギンダコスピリッツを存続会社、株式会社日本再生酒場及び株式会社もつやき処い志井を消滅会社とする吸収合併をし、また商号を株式会社オールウェイズに変更いたしました。 また、当社の主食事業を、2021年11月12日に設立した株式会社ホットランドネクステージに、2022年1月1日を効力発生日として、会社分割(吸収分割)により承継させました。 [海外 事業系統図]
FY2021|12,445 文字|出典 docID: S100NSY4
3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ホットランド)及び関係会社14社(株式会社ホットランド大阪、株式会社ギンダコスピッツ、株式会社日本再生酒場、株式会社もつやき処い志井、株式会社ホットランドネクステージ、株式会社サセトレーディング、株式会社ファンインターナショナル、WAEN International Limited、台湾和園國際股份有限公司、Gindaco USA, Inc.、HERO-SARL、LH Venture Sdn. Bhd.等)により構成されております。 主として、たこ焼「築地銀だこ」「銀だこ酒場」「銀だこハイボール酒場」「ギンダコハイボール横丁」、たい焼「銀のあん」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」(国内のみ)、おでん「おでん屋たけし」、たこ焼「大釜屋」、天ぷら「日本橋からり」、お好み焼「ごっつい」、油そば「東京油組総本店」、もつやき・ホルモン・焼肉「日本再生酒場」「もつやき処い志井」、定食「野郎めし」等のブランドを、直営、業務委託(以下、「PC」という)及びフランチャイズ(以下、「FC」という)にて、国内及び海外でチェーン展開しております。 (注)当社の完全子会社であった株式会社ギンダコスピリッツ、株式会社日本再生酒場及び株式会社もつやき処い 志井は、2022年1月1日を効力発生日として、株式会社ギンダコスピリッツを存続会社、株式会社日本再生 酒場及び株式会社もつやき処い志井を消滅会社とする吸収合併をし、また商号を株式会社オールウェイズに 変更いたしました。 (1)当社グループの事業の特徴①「築地銀だこ」 株式会社ホットランドは、外食産業間の競争に勝ち残るためには強い個性を打ち出すことが重要と考え、幅広い客層に愛される「たこ焼」に絞り込み、さらに商品を磨きあげることで、強い単品力を持つ「築地銀だこ」を作り上げ、ブランド化に成功いたしました。 単品に絞り込むことで厨房を縮小でき、小スペース低コストで様々なロケーションでの出店が可能となっております。 また、オープンキッチンでの実演販売は、できていく工程の楽しさ、シズル感(注)や安心感をお客様に伝え、できたての商品を提供することが可能となっております。さらに、シンプルなオペレーションにより、多店舗化に向け、短期間での人材育成を実現しております。 当社グループは、上記の方針により、小規模店舗を多数出店することで、「築地銀だこ」ブランドの認知を推進するとともに、事業拡大に向けて専用機械の自社化や原料の調達・加工・物流までの一貫したマーチャンダイジングを構築し、さらに銀だこブランドの市販品の製造販売を行っております。 このノウハウである「銀だこスタイル」を活かし、他の単品外食業態(たい焼「銀のあん」、たこ焼「大釜屋」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」等)を展開しております。(注)シズル感とは食欲や購買意欲を刺激するような食品の活きの良さや瑞々しさと言った「おいしそうな感じ」のこと。五感を刺激するような感覚のこと。 また、「築地銀だこ」においてはロードサイド型モデルの店舗を積極的に出店しております。「ドライブスルー店舗」は、再利用可能なコンテナを使用することにより機動的な出退店や移設等が可能であり、メニューを絞り込んだ生産性の高いモデルとなっております。なお、当コンテナは、当社独自の仕様で製造し、内装・設備などを加えて使用しています。コンビニ跡地等を利用したフードコート型「ドライブイン店舗」では、イートインスペースを改装し、より居心地の良い空間へブラッシュアップしております。 ②酒場業態 2022年1月1日付で立ち上げた株式会社オールウェイズ(旧株式会社ギンダコスピリッツ)」は、「銀だこハイボール酒場」、「銀だこ酒場」、「おでん屋たけし」、「日本再生酒場」等の酒場業態を展開・推進してまいります。 「銀だこハイボール酒場」、「銀だこ酒場」につきましては、業態や立地特性に応じて、柔軟に店舗戦略の見直しを行なってまいります。特に「銀だこ酒場」は、住宅地域の商店街入口などに展開し、女性やファミリー層も気軽に利用し易い外観・内装で、家飲み需要にも対応すべくたこ焼以外のテイクアウトメニューも充実した業態モデルとなっており、これらの特性を活かした出店拡大を進めてまいります。 「おでん屋たけし」は、首都圏の好立地でも展開可能な収益性の高い専門店業態として独自のポジションを築いています。客層も幅広く、おでん屋を利用したことがない方や女性にも入りやすい外観・明るい内装で、店舗拡大に向け出店を加速させてまいります。 「日本再生酒場」は、立ち飲みブームの起点となった70年の歴史を持つ“もつやき処い志井”をルーツとした老舗酒場です。当事業年度において当社グループの傘下といたしましたが、独自のノウハウから仕入れる、最高の鮮度のホルモンがメニューの主軸であり、“活力あふれる日本の酒場をもう一度”の心意気を受け継ぎ、地方都市も視野に入れた店舗展開を図ってまいります。 ③主食業態 2022年1月1日付で立ち上げた株式会社ホットランドネクステージは、「油そば」、「野郎めし」等の主食業態を展開・推進してまいります。 「油そば」の「東京油組総本店」は、“汁なし”ゆえにテイクアウト・デリバリーにも適しており、高利益体質の業態に成長してまいりました。今後は全国展開を行い、出店拡大を進めてまいります。 「野郎めし」は、2021年11月に1号店である「太田50号バイパス店」がオープンし、好調なスタートを切りました。分かりやすいメニューで差別化された専門店業態として、テイクアウト・デリバリー対応も可能なため、ロードサイド型主食業態の柱として展開してまいります。 (2)当社グループの各ブランドの内容ブランド内容主な運営会社 皮はパリッと、中はトロッと、たこはプリッと、職人が丁寧に焼き上げたたこ焼を提供しているたこ焼専門店です。●テイクアウト/フードコードショッピングセンター・駅前を中心とした小スペース高効率の主力出店形態。●銀だこハイボール酒場首都圏や大都市のオフィス街・繁華街などでOL・サラリーマンをターゲットにたこ焼とハイボールを楽しむ酒場業態の出店形態。加えて、銀だこハイボール酒場の発展形態として、新たな立地に、銀だこ酒場・ギンダコ横丁を展開し、ファミリー層・シニア層・海外からの観光客等の集客にも取り組んでいます。●ロードサイド型店舗再利用可能なコンテナを使用し、機動的な出退店が可能な『ドライブスルー店舗』、コンビニ跡地等においてたこ焼の販売とともに弁当・総菜等の「銀のシリーズ」メニューの商品を販売する『ドライブイン店舗』等。●その他催事、銀だこカー等の出店形態。株式会社ホットランド株式会社オールウェイズ株式会社ホットランド大阪厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で5分間焼き上げます。大きなたこから出る汁が特徴の、ショウロンポウのようなたこ焼を提供するたこ焼専門店です。株式会社ホットランド大阪自社工場でこだわりの製法で炊き上げた餡を自社開発の専用機械で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を提供するたい焼専門店です。「クロワッサンたい焼」24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げることで独特のサクッとした食感のクロワッサンたい焼です。株式会社ホットランド株式会社ホットランド大阪こだわりのエビやアナゴなど海の幸や季節野菜を、からりと揚げた天ぷらを提供している天ぷら専門店です。株式会社ホットランドネクステージ冷たい石の上でアイスクリームとフルーツやナッツなどをミックスして提供するエンターテイメントアイスクリームショップです。当社が日本のマスターライセンスを取得しています。 株式会社ホットランド”あごだし”と”鶏だし”の2種類の出汁を使用し、食材の美味しさを生かした創作おでんと産地直送のお刺身が味わえる店舗です。また全国各地の日本酒を飲むことができ、今までの銀だこハイボール酒場とは違ったお客様層の来客を図ってまいります。株式会社オールウェイズ ブランド内容主な運営会社20年以上前から地元客中心に愛されてきた「鉄板焼×お好み焼」業態。「お好み鉄板酒場」として都市部中心に展開。味を守り続けながら、進化し続けてきた“ごっつい”。鉄板で作り上げられる、バリエーション豊かな一品料理に舌鼓をうち、美味しく楽しい時間をすごしてもらいたい。笑顔があふれ、元気になれる空間が、ここにあります。株式会社オールウェイズ日本の国民食であるカレーライスを、お値打ち価格と圧倒的なボリューム感で訴求。職人の”技能”が必要な場面を可能な限り削ぎ落とし、IH等の”技術”に変換することで、軽いオペレーションに伴う省力化の実現と共に、職人に頼らずとも安定した品質で商品をお客様にご提供可能な業態です。WAEN International Limited 東京油組総本店の「油そば」は、拘りの自家製麺と秘伝のタレを使用した唯一無二の商品を提供しており、老若男女問わず幅広い層に支持されている業態で、2017年7月の「人形町組」出店からスタートし、2019年8月に商業施設と自社開発物件におけるマスターフランチャイズ契約を締結して、2021年12月末には22店舗と順調に拡大しております。“汁なし”ゆえにテイクアウト・デリバリーにも適しています。株式会社ホットランドネクステージ 「日本再生酒場」は、立ち飲みブームの起点となった70年の歴史を持つ“もつやき処い志井”をルーツとした老舗酒場です。独自のノウハウから仕入れる、最高の鮮度のホルモンがメニュ ーの主軸であり、“活力あふれる日本の酒場をもう一度”の心意気を受け継ぎ、地方都市も 視野に入れた店舗展開を図ってまいります。株式会社オールウェイズ「野郎めし」は、2021年11月に1号店である「太田50号バイパス店」がオープンした、しょうが焼定食をコアメニューとし、分かりやすいメニューで差別化された専門店業態として、テイクアウト・デリバリー対応も可能な業態です。ロードサイド型主食業態の柱として展開してまいります。株式会社ホットランドネクステージ(注)当社の完全子会社であった株式会社ギンダコスピリッツ、株式会社日本再生酒場及び株式会社もつやき処い 志井は、2022年1月1日を効力発生日として、株式会社ギンダコスピリッツを存続会社、株式会社日本再生 酒場及び株式会社もつやき処い志井を消滅会社とする吸収合併をし、また商号を株式会社オールウェイズに 変更いたしました。 また、当社の主食事業を、2021年11月12日に設立した株式会社ホットランドネクステージに、2022年1月1 日を効力発生日として、会社分割(吸収分割)により承継させました。 (3)当社グループの国内における事業展開 当社は、銀だこをはじめとするブランドを、時代のニーズやロケーションに合わせて業態開発すると同時に、様々なシーンを創出することで幅広い客層を開拓し、事業拡大を図ってまいりました。また、複数のブランドをコラボレーションさせた事業展開も行っております。 ① 各ブランド展開(a)「築地銀だこ」 「築地銀だこ」展開当初は、小商圏型のGMS(総合スーパー)にテイクアウトを中心とした出店を行い、“小腹”需要を掘り起こしてまいりました。 GMS(総合スーパー)がショッピングセンターへと移行する中で、当社は出店形態をテイクアウト型からその場で焼き立てが食べられるフードコート型やイートイン併設型へと変えることで、より多くのファミリー層を取り込み、一家だんらんの“食事”としても需要が広がりました。 「築地銀だこ」のフラッグシップ店として東京1号店(サンモール中野店)を出店(1998年10月)し、大行列ができるなど大きな話題となり、認知度を飛躍的に向上させるとともに多店舗化を加速させました。 今後は、再利用可能なコンテナを使用し、機動的な出退店が可能な『ドライブスルー店舗』、コンビニ跡地等においてたこ焼の販売とともに弁当・総菜等の「銀のシリーズ」メニューの商品を販売する『ドライブイン店舗』等のロードサイド型店舗の積極的な出店を行ってまいります。 また、在宅ワークやお持ち帰り需要の高まりに合わせ、お持ち帰り専用「だんらんパック(24個入り)」の拡充・訴求強化による客単価アップへの取り組みやウーバーイーツ等の更なる活用によるデリバリー強化の取り組みを進めてまいります。更に予約の受付や宅配業者への受け渡しをスムーズに行うための受渡口を設置し、商品の仕上げとサービスにより一層注力できるようにセミセルフレジの導入の検討を始める等、新しい時代に合わせた店舗リフォームも進めてまいります。 「銀だこハイボール酒場」 更なる事業拡大を目的として、新たな顧客層であるサラリーマン・OL層に向けて銀だこの新しいコンセプトを提案する「銀だこハイボール酒場」(歌舞伎町店)を出店(2009年5月)いたしました。 銀だことサントリーのハイボールの組み合わせが大きな話題を呼び、都市部での出店を加速させました。 この業態の特徴は、ハイボール酒場ならではのメニューを開発したことにより、客単価と来店頻度の向上につなげたことです。また、ドリンク比率の高まりによって利益率が向上いたしました。さらに、オフィス街及び繁華街への出店により夜の集客が可能となったと同時に、従来弱かった路面店の夏場対策に成功いたしました。 銀だことハイボールの組み合わせが全国へ浸透したことによって“お酒のおつまみ”としてもたこ焼の需要が広がり、またランチ需要に対しても対応したことにより、既存店の活性化を実現いたしました。 さらに、銀だこハイボール酒場の発展形態として、新たな立地に、銀だこ酒場・ギンダコ横丁を展開し、ファミリー層・シニア層・海外からの観光客等の集客にも取り組んでいます。なお、銀だこ酒場は、商店街の入口など住宅立地に展開し、従前の酒場業態店舗よりもテイクアウトの売上構成比率を約50%と高く設定したオールウェイズの今後のモデル店舗です。 (b)「銀のあん」 築地銀だこ店舗のサイドメニューで最も人気が高かったたい焼を「銀だこスタイル」化すべく、専門店「銀のあん」(アトレ大森店)を出店(2007年11月)いたしました。 商品力を磨き上げるために、北海道産小豆を直接仕入れて、自社工場にてこだわりの製法で炊き上げたあんを使用し、自社エンジニアリング工場が開発した専用機で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を開発いたしました。 駅近郊を中心に出店することで、“お土産”需要を取り込み、また客層も年配層まで広げることができました。 さらに、「クロワッサンたい焼」を開発し、2013年に発売開始いたしました。この「クロワッサンたい焼」は、24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げたサクッとした食感と低糖あんが調和した冷めても美味しい洋風たい焼です。 (c)「COLD STONE CREAMERY」 冷たい石の上でアイスクリームとフルーツやナッツなどをミックスして提供するエンターテイメントアイスクリームショップです。当社が日本のマスターライセンスを取得しています。 (d)「大釜屋」 当社は、たこ焼事業の更なる拡大を目的として、「おおがまや」チェーンを運営する株式会社みんなひとつコーポレーションを2013年10月に子会社化いたしました(株式会社大釜屋に商号変更の後、2021年1月に株式会社ホットランド大阪へ吸収合併)。 厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で焼き上げることで品質の安定を図っております。さらに焼成時間が5分と短いためにピークタイム時において高い売上を作ることが可能となっております。また、自動たこ焼機を活用した少人数ローコストオペレーションによって、高い収益力を実現しております。 (e)「日本橋からり」 当社は、外食事業の更なる拡大を目的として、客層を年配層まで広げた天ぷら業態を展開しております。 お客様の目の前で“からり”と揚げたあつあつの天ぷらを提供いたしております。 (f)「おでん屋たけし」 主要駅周辺への出店を可能にした創作おでん専門店。2019年4月に池袋西口店がOPENし、2021年12月末では9店舗まで拡大しております。関西地方では夏場でもおでんを食べる文化がありますが、関東でも夏場のおでん文化の旋風を巻き起こせるよう取り組んでおります。 (g)「ごっつい」 当社は、新規事業の拡大を目的として、お好み焼飲食店「ごっつい」を首都圏に展開する株式会社アイテムを2018年10月に子会社化いたしました(2021年4月に株式会社ギンダコスピリッツへ吸収合併、株式会社ギンダコスピリッツは2022年1月に株式会社オールウェイズへ商号変更)。20年以上前から地元客中心に愛されてきた「鉄板焼×お好み焼」業態であり、「お好み鉄板酒場」として都市部中心に展開しております。 味を守り続けながら、進化し続けてきた“ごっつい”。鉄板で作り上げられる、バリエーション豊かな一品料理に舌鼓をうち、美味しく楽しい時間をすごしてもらいたい。笑顔があふれ、元気になれる空間が、ここにあります。 (h)「東京油組総本店」 油そばの「東京油組総本店」を2017年7月の「人形町組」出店からスタートし、2019年8月に商業施設と自社開発物件におけるマスターフランチャイズ契約を締結して、2021年12月末には22店舗と順調に拡大しております。“汁なし”ゆえにテイクアウト・デリバリーにも適していることから、出店拡大を進めてまいります。 (i)「日本再生酒場・もつやき処い志井」 「日本再生酒場」は、立ち飲みブームの起点となった70年の歴史を持つ“もつやき処い志井”をルーツとした老舗酒場です。独自のノウハウから仕入れる、最高の鮮度のホルモンがメニュ ーの主軸であり、“活力あふれる日本の酒場をもう一度”の心意気を受け継ぎ、地方都市も 視野に入れた店舗展開を図ってまいります。 (j)「野郎めし」 「野郎めし」は、2021年11月に1号店である「太田50号バイパス店」がオープンした、しょうが焼定食をコアメニューとし、分かりやすいメニューで差別化された専門店業態として、テイクアウト・デリバリー対応も可能な業態です。ロードサイド型主食業態の柱として展開してまいります。 ② 国内ブランド別店舗数(2021年12月末日現在)ブランド出店形態合計(店)直営(店)PC(店)FC(店)築地銀だこテイクアウト・フードコート432175119138銀だこハイボール酒場・銀だこ酒場等5530169小計487205135147油そば(東京油組総本店)-221813日本再生酒場・もつやき処い志井-1919--銀のあん-169-7ごっつい-10415大釜屋-10217おでん屋たけし-99--日本橋からり-87-1COLD STONE CREAMERY-321-その他-24231-合計-608298140170 ③ 製造販売事業 製販事業においては、冷凍たこ焼の販路拡大を図り、大手コンビニエンスストア向け販売のほか、大手スーパーマーケットや量販店向けの販路を拡大し、更にアジア地域への展開も進めております。また、それらの施策により工場稼働率の向上を図っております。 (4)当社グループの海外における事業展開 当社の海外戦略は、国内で培った「築地銀だこ」をはじめとする「庶民的な日本の食べ物」をコンセプトとする各種外食事業を、直営店もしくはFC方式により展開していこうとするものです。 海外展開の第一ステージは、アジアを選択いたしました。そのための拠点として、香港にWAEN International Limitedを設立(2004年10月)し、「築地銀だこ」海外1号店をオープンいたしました。その翌年には台湾に出店、さらにその翌年の2006年12月にはASEANエリアにおいて初出店となるタイのフランチャイズ1号店を出店いたしました。 香港においては「築地銀だこ」を2020年に3店舗、2021年に2店舗出店し8店舗展開し、「築地銀だこ」以外では主に「銀カレー」を15店舗展開しております。 「銀カレー」は、香港における市場調査を徹底的に行った結果、日本の国民食であるカレーに絞り込み、品質にこだわり、低価格・実演販売・小スペースでテイクアウトもできる等の「銀だこスタイル」が奏功し多店舗化することができました。さらに当該事業の効率化を図るため、一次加工工場を稼働(2010年)させ、2011年には黒字化を果たしました。 一方、「築地銀だこ」の展開には高品質のたこ焼を焼ける職人技が必要で、時間をかけて現地の人材を育成してきましたが、その点が多店舗化の課題となっていました。しかし、次世代型振動たこ焼機の開発・導入により、海外における安定した「築地銀だこ」のオペレーションを確立し、多店舗化の基盤を築くことができました。 タイにおいては「築地銀だこ」に関するSiam Santa Foods Co., Ltdとのエリアフランチャイズ契約を締結し、同国において「築地銀だこ」店舗を展開し、7店舗体制となりました。 また、マレーシアでは、2016年1月に設立した現地合弁会社LH Venture Sdn.Bhd.が、「築地銀だこ」8店舗、「クロワッサンたい焼」1店舗の計9店舗を展開しております。 さらに、インドネシアにおいては、2017年11月にPT Foods Beverages Indonesiaとマスターフランチャイズ契約を締結し、同国において「築地銀だこ」14店舗を展開しております。 米国においては、当社グループの主力ブランド「築地銀だこ」を中心とする当社ブランドを展開する目的で2018年1月に設立したGindaco USA, Inc.において2018年8月に「築地銀だこ(GINDACO)」米国1号店をオープンし、2021年末においては3店舗体制となっております。 経済成長が続くASEANエリアにおいて、タイ、マレーシア、インドネシアに次ぐ国として、シンガポールにおける事業展開を目指して、2019年6月にピセ株式会社とマスターフランチャイズ契約を締結し、同国において「築地銀だこ」2店舗を展開しております。 海外ブランド別店舗数 2021年12月末日現在、海外に直営店30店、FC店38店を展開しております。出店エリアブランド合計(店)直営(店)FC(店)香港築地銀だこ88-銀カレー1515-からやま33-小計2626-台湾銀だこハイボール酒場11-韓国築地銀だこ1-1中国築地銀だこ2-2タイ築地銀だこ7-7銀のあん3-3小計10-10マレーシア築地銀だこ8-8銀のあん1-1小計9-9インドネシア築地銀だこ14-14シンガポール築地銀だこ2-2米国築地銀だこ22-その他11-小計33-合計683038 (5)当社チェーンの人材戦略① 当社の人材教育について 当社の企業理念は「日本一うまい食を通じて、ほっとした安らぎと笑顔いっぱいのだんらんを提供できることを最上の喜びとする。」であります。その理念を実践するために、銀だこマニュアル等当社独自の教育プログラムに従って、4週間にわたって、実践的な教育を徹底しております。 (注)「銀心」とは、常に向上心を持ち続ける「職人の誇り」とお客様に対する謙虚さと感謝の気持ちを持ち合わせる「商人の心」と定義しております。 研修を終えたスタッフは、店舗に配属され、マイスター(当社基準技術習得者)、CEO(時間帯責任者)、副店長を経て、店長へと昇格し、複数店の店長を経験した後に、独立資格を取得することができます。独立資格を取得した後、SV(スーパーバイザー)を経てMGR(マネージャー)を目指す道と店舗オーナーとして独立を目指す道のいずれかを選択できます。当社は社員独立制度を採用しており、以前から多くの独立オーナーを輩出し、さらに独立開業の資格を有している社員が多数おります。 独立したオーナーは、その後、2店舗目以降をFC展開するために会社を設立し、事業規模を拡大させています。オーナー自らが現場経験者であるため、理念と技術とを兼ね備えており、加盟店のスタッフにまで継承しております。② ホットランドオーナー会を中心とするチェーンの人材育成について 独立・開業したオーナーが中心となり、自主的に2000年に銀だこオーナー会を設立、その後、複数ブランドに対象を広げたホットランドオーナー会に発展いたしました。 ホットランドオーナー会は、ホットランドグループ全ブランドの更なる向上を目的として、「地域貢献委員会」、「チェーン経営向上委員会」、「総務広報委員会」の3つの委員会で現在、積極的に活動を行っております。 また、当社と連携して、更なる技術の向上を目的とした「あつあつグランプリ(注)」を当社とともに定期的に開催し、ブランドの更なる向上を図っております。毎回全国から数千人が参加し、日本国内だけでなく海外店舗の職人も集い、焼き手としての腕を競いながら、チェーンの結束を強めております。 (注)当社グループ内の世界一の焼き手を競う店舗スタッフ全員参加型の定期的に開催される大会。国内及び世界 において、店舗予選、地区予選・エリア予選を勝ち抜いた者が本選に出場し、世界一を目指します。 当社は、理念を共有するオーナー会と共存共栄の精神を持って、ブランド向上に向けた努力を行うのみならず、社会貢献を通じて、加盟店スタッフに対しても理念の浸透・実践を図っております。 ③ 主力事業「築地銀だこ」の積極的展開のための人材戦略 主力事業である「築地銀だこ」は、川上から川下まで自社で完結する当社独自のビジネスプラットフォームを 強みとする「銀だこスタイル」で展開しております。当社は、「築地銀だこ」の一層の積極的展開のために、経 営資源を集中させ、人材の能力開発や最適な人材配置を行ってまいります。 ④ 人材の確保・採用について 継続的な成長基盤を築くため人材の安定的な確保・採用を積極的に行ってまいります。多様化するライフスタ イルに合わせ「勤務地限定社員制度」、「時短社員制度」を導入し、働きやすい環境を創出しながら人材の確 保・採用の強化を図ってまいります。 (6) 当社グループの生産体制① 「築地銀だこ」・「大釜屋」の主原料(たこ) 当社は、世界でも有数のたこを使用(原料ベースで年間約4,000トン)する外食企業であります。その強みを活かし、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓するとともに、たこの完全養殖を目指した取り組みを行っております。 (a)世界中からの原料調達と加工地の分散化 アジア・中南米・アフリカなど、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓しております。また、加工地においても、中国・ベトナム・インドネシア・モーリタニア・チリなどの各地で加工することで、優位性のある原産地と加工地を組み合わせながら、相場に影響されにくいルート作りとリスクの分散を図り、仕入れ価格の低減を実現してまいります。 (b)真だこ養殖の研究開発・産業化 世界初となる真だこの完全養殖を目的とし、科学技術振興機構に申請受諾(2013年3月)され、宮城大学・東北大学・東海大学・石巻養殖業者と共に上天草水産研究所を開設して共同研究に取り組んでおります。国産真だこの水揚げが多く、未稼働の養殖施設(魚介類)を多数保有する熊本県上天草市において、熊本県上天草市を立会人として、天草漁業協同組合と真だこの完全養殖を目的とした包括連携協定を締結(2015年3月)し、各研究機関で研究開発された技術を使い、上天草産真だこ養殖の産業化に向けて協働の取り組みを行っております。なお、マダコの孵化・幼生の着底に成功し、引き続き、マダコの孵化・幼生の着底率向上と幼生の稚ダコ・成ダコへの生残率向上を図る研究活動の取り組みを継続してまいります。 ② 「銀のあん」の主原料(あんこ) 北海道産小豆を使った「銀のあん」用あんこを、当社桐生工場において一貫生産することで、安定的な品質と仕入加工コストの低減を実現しております。 ③ 「築地銀だこ」・「大釜屋」・「銀のあん」の自社製専用機械 独自の品質と製法を作り出すために食品機械メーカー有限会社佐憲鉄工所を吸収合併(1999年12月)し、現在、当社エンジニアリング工場として、以下の主力厨房機器を開発し、製造販売しております。銀だこ :たこ焼機製造・自動たこ焼機製造・専用厨房器材製造・メンテナンス銀のあん:両面加熱型たい焼機(特許第4338502号)の製造・専用厨房器材製造・メンテナンス大釜屋 :自動たこ焼機製造・専用厨房器材、メンテナンス 当社は、上記の主力機械を自社開発製造することで、同業他社への参入障壁を築き上げるとともに、店舗オペレーションの効率化を図り、メンテナンスをエンジニアリング工場で一括して行うことで、店舗人件費の節減、品質の維持を実現しております。また、機械のリサイクル化により、出店コストの低減を実現しております。 国内外におけるフランチャイズ加盟店等が拡大することで、機械販売やメンテナンス収入による売上増加に寄与しております。 [国内 事業系統図] (注)当社の完全子会社であった株式会社ギンダコスピリッツ、株式会社日本再生酒場及び株式会社もつやき処い志井 は、2022年1月1日を効力発生日として、株式会社ギンダコスピリッツを存続会社、株式会社日本再生酒場及び 株式会社もつやき処い志井を消滅会社とする吸収合併をし、また商号を株式会社オールウェイズに変更いたしま した。 また、当社の主食事業を、2021年11月12日に設立した株式会社ホットランドネクステージに、2022年1月1日を 効力発生日として、会社分割(吸収分割)により承継させました。 [海外 事業系統図]
FY2020|10,518 文字|出典 docID: S100L2AA
3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ホットランド)及び関係会社13社(株式会社ホットランド大阪、株式会社大釜屋、株式会社アイテム、株式会社ギンダコスピリッツ、株式会社サセトレーディング、株式会社ファンインターナショナル、WAEN International Limited、台湾和園國際股份有限公司、Gindaco USA, Inc.、HERO-SARL、LH Venture Sdn. Bhd.等)により構成されております。 主として、たこ焼「築地銀だこ」、たい焼「銀のあん」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」(国内のみ)、おでん「おでん屋たけし」、お好み焼「ごっつい」等のブランドを、直営、業務委託(以下、「PC」という)及びフランチャイズ(以下、「FC」という)にて、国内及び海外でチェーン展開しております。 (1)当社グループの事業の特徴「銀だこスタイル」 当社グループは、外食産業間の競争に勝ち残るためには強い個性を打ち出すことが重要と考え、幅広い客層に愛される「たこ焼」に絞り込み、さらに商品を磨きあげることで、強い単品力を持つ「築地銀だこ」を作り上げ、ブランド化に成功いたしました。 単品に絞り込むことで厨房を縮小でき、小スペース低コストで様々なロケーションでの出店が可能となっております。 また、オープンキッチンでの実演販売は、できていく工程の楽しさ、シズル感(注)や安心感をお客様に伝え、できたての商品を提供することが可能となっております。さらに、シンプルなオペレーションにより、多店舗化に向け、短期間での人材育成を実現しております。 当社グループは、上記の方針により、小規模店舗を多数出店することで、「築地銀だこ」ブランドの認知を推進するとともに、事業拡大に向けて専用機械の自社化や原料の調達・加工・物流までの一貫したマーチャンダイジングを構築し、さらに銀だこブランドの市販品の製造販売を行っております。 このノウハウである「銀だこスタイル」を活かし、他の単品外食業態(たい焼「銀のあん」、天ぷら「日本橋からり」、たこ焼「大釜屋」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」等)を展開しております。(注)シズル感とは食欲や購買意欲を刺激するような食品の活きの良さや瑞々しさと言った「おいしそうな感じ」のこと。五感を刺激するような感覚のこと。 (2)当社グループの各ブランドの内容ブランド内容主な運営会社 皮はパリッと、中はトロッと、たこはプリッと、職人が丁寧に焼き上げたたこ焼を提供しているたこ焼専門店です。●テイクアウト/フードコードショッピングセンター・駅前を中心とした小スペース高効率の主力出店形態。●銀だこハイボール酒場首都圏や大都市のオフィス街・繁華街などでOL・サラリーマンをターゲットにたこ焼とハイボールを楽しむ酒場業態の出店形態。加えて、銀だこハイボール酒場の発展形態として、新たな立地に、ギンダコ横丁・銀だこ酒場を展開し、ファミリー層・シニア層・海外からの観光客等の集客にも取り組んでいます。●ロードサイド型店舗再利用可能なコンテナを使用し、機動的な出退店が可能な『ドライブスルー店舗』、コンビニ跡地等においてたこ焼の販売とともに弁当・総菜等の「銀のシリーズ」メニューの商品を販売する『ドライブイン店舗』等。●その他催事、銀だこカー等の出店形態。株式会社ホットランド株式会社ギンダコスピリッツ株式会社ホットランド大阪厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で5分間焼き上げます。大きなたこから出る汁が特徴の、ショウロンポウのようなたこ焼を提供するたこ焼専門店です。株式会社大釜屋自社工場でこだわりの製法で炊き上げた餡を自社開発の専用機械で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を提供するたい焼専門店です。「クロワッサンたい焼」24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げることで独特のサクッとした食感のクロワッサンたい焼です。株式会社ホットランド株式会社ホットランド大阪こだわりのエビやアナゴなど海の幸や季節野菜を、からりと揚げた天ぷらを提供している天ぷら専門店です。株式会社ホットランド冷たい石の上でアイスクリームとフルーツやナッツなどをミックスして提供するエンターテイメントアイスクリームショップです。COLD STONE CREAMERYは、米国のアリゾナに本部を置き、現在世界26カ国、1,000店舗以上のビッグチェーン。当社が日本のマスターライセンスを取得しています。株式会社ホットランド1963年に米国カリフォルニア州ロサンゼルスで創業、世界30ヶ国、1,200店舗以上を展開する、ロサンゼルスを代表するスペシャルティコーヒーショップです。コーヒー豆、紅茶は原産地から厳選された豆や茶葉を仕入れ、こだわった豊富なメニューを取りそろえ、ロサンゼルスを代表するスペシャルティコーヒーショップとして、ハリウッドセレブをはじめ多くのファンに愛されてきました。本国ではInternational Coffee & Tea, LLCが運営しています。株式会社ホットランド”あごだし”と”鶏だし”の2種類の出汁を使用し、食材の美味しさを生かした創作おでんと産地直送のお刺身が味わえる店舗です。また全国各地の日本酒を飲むことができ、今までの銀だこハイボール酒場とは違ったお客様層の来客を図ってまいります。 株式会社ギンダコスピリッツ ブランド内容主な運営会社20年以上前から地元客中心に愛されてきた「鉄板焼×お好み焼」業態。「お好み鉄板酒場」として都市部中心に展開。味を守り続けながら、進化し続けてきた“ごっつい”。鉄板で作り上げられる、バリエーション豊かな一品料理に舌鼓をうち、美味しく楽しい時間をすごしてもらいたい。笑顔があふれ、元気になれる空間が、ここにあります。株式会社アイテム日本の国民食であるカレーライスを、お値打ち価格と圧倒的なボリューム感で訴求。職人の”技能”が必要な場面を可能な限り削ぎ落とし、IH等の”技術”に変換することで、軽いオペレーションに伴う省力化の実現と共に、職人に頼らずとも安定した品質で商品をお客様にご提供可能な業態です。WAEN International Limited 東京油組総本店の「油そば」は、拘りの自家製麺と秘伝のタレを使用した唯一無二の商品を提供しており、老若男女問わず幅広い層に支持されている業態で、2017年7月の「人形町組」出店からスタートし、2019年8月に商業施設と自社開発物件におけるマスターフランチャイズ契約を締結して、2020年12月末には13店舗の展開となり業態として確立いたしました。“汁なし”ゆえにテイクアウト・デリバリーにも適しています。株式会社ホットランド (3)当社グループの国内における事業展開 当社は、銀だこをはじめとするブランドを、時代のニーズやロケーションに合わせて業態開発すると同時に、様々なシーンを創出することで幅広い客層を開拓し、事業拡大を図ってまいりました。また、複数のブランドをコラボレーションさせた事業展開も行っております。 ① 各ブランド展開(a)「築地銀だこ」 「築地銀だこ」展開当初は、小商圏型のGMS(総合スーパー)にテイクアウトを中心とした出店を行い、“小腹”需要を掘り起こしてまいりました。 GMS(総合スーパー)がショッピングセンターへと移行する中で、当社は出店形態をテイクアウト型からその場で焼き立てが食べられるフードコート型やイートイン併設型へと変えることで、より多くのファミリー層を取り込み、一家だんらんの“食事”としても需要が広がりました。 「築地銀だこ」のフラッグシップ店として東京1号店(サンモール中野店)を出店(1998年10月)し、大行列ができるなど大きな話題となり、認知度を飛躍的に向上させるとともに多店舗化を加速させました。 今後は、再利用可能なコンテナを使用し、機動的な出退店が可能な『ドライブスルー店舗』、コンビニ跡地等においてたこ焼の販売とともに弁当・総菜等の「銀のシリーズ」メニューの商品を販売する『ドライブイン店舗』等のロードサイド型店舗の積極的な出店を行ってまいります。 また、在宅ワークやお持ち帰り需要の高まりに合わせ、お持ち帰り専用「だんらんパック(24個入り)」の拡充・訴求強化による客単価アップへの取り組みやウーバーイーツ等の更なる活用によるデリバリー強化の取り組みを進めてまいります。更に予約の受付や宅配業者への受け渡しをスムーズに行うための受渡口を設置し、商品の仕上げとサービスにより一層注力できるようにセミセルフレジの導入の検討を始める等、新しい時代に合わせた店舗リフォームも進めてまいります。 「銀だこハイボール酒場」 更なる事業拡大を目的として、新たな顧客層であるサラリーマン・OL層に向けて銀だこの新しいコンセプトを提案する「銀だこハイボール酒場」(歌舞伎町店)を出店(2009年5月)いたしました。 銀だことサントリーのハイボールの組み合わせが大きな話題を呼び、都市部での出店を加速させました。 この業態の特徴は、ハイボール酒場ならではのメニューを開発したことにより、客単価と来店頻度の向上につなげたことです。また、ドリンク比率の高まりによって利益率が向上いたしました。さらに、オフィス街及び繁華街への出店により夜の集客が可能となったと同時に、従来弱かった路面店の夏場対策に成功いたしました。 銀だことハイボールの組み合わせが全国へ浸透したことによって“お酒のおつまみ”としてもたこ焼の需要が広がり、またランチ需要に対しても対応したことにより、既存店の活性化を実現いたしました。 さらに、銀だこハイボール酒場の発展形態として、新たな立地に、ギンダコ横丁・銀だこ酒場を展開し、ファミリー層・シニア層・海外からの観光客等の集客にも取り組んでいます。なお、新モデルの銀だこ酒場は、商店街の入口など住宅立地に展開し、従前の酒場業態店舗よりもテイクアウトの売上構成比率を約50%と高く設定したギンダコスピリッツの今後のモデル店舗です。 (b)「銀のあん」 築地銀だこ店舗のサイドメニューで最も人気が高かったたい焼を「銀だこスタイル」化すべく、専門店「銀のあん」(アトレ大森店)を出店(2007年11月)いたしました。 商品力を磨き上げるために、北海道十勝産小豆を直接仕入れて、自社工場にてこだわりの製法で炊き上げたあんを使用し、自社エンジニアリング工場が開発した専用機で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を開発いたしました。 駅近郊を中心に出店することで、“お土産”需要を取り込み、また客層も年配層まで広げることができました。 さらに、「クロワッサンたい焼」を開発し、2013年に発売開始いたしました。この「クロワッサンたい焼」は、24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げたサクッとした食感と低糖あんが調和した冷めても美味しい洋風たい焼です。 (c)「COLD STONE CREAMERY」 当社は、アイスクリーム専門店「COLD STONE CREAMERY」のブランド力を活かし、銀だこスタイルにて全国展開することを目的として、コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン株式会社を2014年1月に子会社化いたしました(2019年12月に当社へ吸収合併)。日本国内に7店舗展開(2020年12月現在)。 (d)「大釜屋」 当社は、たこ焼事業の更なる拡大を目的として、「おおがまや」チェーンを運営する株式会社みんなひとつコーポレーションを2013年10月に子会社化いたしました(現・株式会社大釜屋)。 厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で焼き上げることで品質の安定を図っております。さらに焼成時間が5分と短いためにピークタイム時において高い売上を作ることが可能となっております。また、自動たこ焼機を活用した少人数ローコストオペレーションによって、高い収益力を実現しております。 (e)「日本橋からり」 当社は、外食事業の更なる拡大を目的として、客層を年配層まで広げた天ぷら業態を展開しております。 お客様の目の前で“からり”と揚げたあつあつの天ぷらを提供いたしております。 (f)「The Coffee Bean & Tea Leaf」 当社は、The Coffee Bean & Tea Leaf®を日本国内で展開するために、International Coffee & Tea, LLCと「The Coffee Bean & Tea Leaf®」に関するフランチャイズ契約を締結しております。 (g)「おでん屋たけし」 主要駅周辺への出店を可能にした創作おでん専門店。2019年4月に池袋西口店がOPENし、2021年2月末では有楽町店、難波店、新宿御苑店、新橋店と計5店舗まで拡大しております。関西地方では夏場でもおでんを食べる文化がありますが、関東でも夏場のおでん文化の旋風を巻き起こせるよう取り組んでおります。 (h)「ごっつい」 当社は、新規事業の拡大を目的として、お好み焼飲食店「ごっつい」を首都圏に展開する株式会社アイテムを2018年10月に子会社化いたしました。20年以上前から地元客中心に愛されてきた「鉄板焼×お好み焼」業態であり、「お好み鉄板酒場」として都市部中心に展開しております。。 味を守り続けながら、進化し続けてきた“ごっつい”。鉄板で作り上げられる、バリエーション豊かな一品料理に舌鼓をうち、美味しく楽しい時間をすごしてもらいたい。笑顔があふれ、元気になれる空間が、ここにあります。 (i)「東京油組総本店」 油そばの「東京油組総本店」を2017年7月の「人形町組」出店からスタートし、2019年8月に商業施設と自社開発物件におけるマスターフランチャイズ契約を締結して、2020年12月末には13店舗の展開となり業態として確立いたしました。“汁なし”ゆえにテイクアウト・デリバリーにも適していることから、出店拡大を進めてまいります。 ② 国内ブランド別店舗数(2020年12月末日現在)ブランド出店形態合計(店)直営(店)PC(店)FC(店)築地銀だこテイクアウト・フードコート429172125132銀だこハイボール酒場・銀だこ酒場等6340167小計492212141139銀のあん-16817油そば(東京油組総本店)-131012ごっつい-11515大釜屋-91-8COLD STONE CREAMERY-761-日本橋からり-54-1おでん屋たけし-55--The Coffee Bean & Tea Leaf-22--その他-21192-合計-581272147162 ③ 製造販売事業 製販事業においては、コンビニエンスストアでの冷凍たこ焼の販売が順調に拡大しております。更なる、冷凍食品等の商品ラインナップの拡充や販路の拡大に対応できるように、製造キャパシティの拡大を行ってまいります。 (4)当社グループの海外における事業展開 当社の海外戦略は、国内で培った「築地銀だこ」をはじめとする「庶民的な日本の食べ物」をコンセプトとする各種外食事業を、直営店もしくはFC方式により展開していこうとするものです。 海外展開の第一ステージは、アジアを選択いたしました。そのための拠点として、香港にWAEN International Limitedを設立(2004年10月)し、「築地銀だこ」海外1号店をオープンいたしました。その翌年には台湾に出店、さらにその翌年の2006年12月にはタイにフランチャイズ1号店を出店いたしました。 香港においては「築地銀だこ」を2020年に3店舗出店し6店舗展開し、「築地銀だこ」以外では主に「銀カレー」を14店舗展開しております。 「銀カレー」は、香港における市場調査を徹底的に行った結果、日本の国民食であるカレーに絞り込み、品質にこだわり、低価格・実演販売・小スペースでテイクアウトもできる等の「銀だこスタイル」が奏功し多店舗化することができました。さらに当該事業の効率化を図るため、一次加工工場を稼働(2010年)させ、2011年には黒字化を果たしました。 一方、「築地銀だこ」の展開には高品質のたこ焼を焼ける職人技が必要で、時間をかけて現地の人材を育成してきましたが、その点が多店舗化の課題となっていました。しかし、次世代型振動たこ焼機の開発・導入により、海外における安定した「築地銀だこ」のオペレーションを確立し、多店舗化の基盤を築くことができました。 タイにおいては「築地銀だこ」に関するSiam Santa Foods Co., Ltdとのエリアフランチャイズ契約を締結し、同国において「築地銀だこ」店舗を展開し、7店舗体制となりました。 また、マレーシアでは、2016年1月に設立した現地合弁会社LH Venture Sdn.Bhd.が、「築地銀だこ」9店舗、「クロワッサンたい焼」1店舗の計10店舗を展開しております。 さらに、インドネシアにおいては、2017年11月にPT Foods Beverages Indonesiaとマスターフランチャイズ契約を締結し、同国において「築地銀だこ」12店舗を展開しております。 米国においては、当社グループの主力ブランド「築地銀だこ」を中心とする当社ブランドを展開する目的で2018年1月に設立したGindaco USA, Inc.において2018年8月に「築地銀だこ(GINDACO)」米国1号店をオープンし、2020年末においては4店舗体制となっております。 経済成長が続くASEANエリアにおいて、タイ、マレーシア、インドネシアに次ぐ国として、シンガポールにおける事業展開を目指して、2019年6月にピセ株式会社とマスターフランチャイズ契約を締結し、2019年11月にはシンガポールにおいて「築地銀だこ」1号店がオープンいたしました。 海外ブランド別店舗数 2020年12月末日現在、海外に直営店30店、FC店34店を展開しております。出店エリアブランド合計(店)直営(店)FC(店)香港築地銀だこ66-銀カレー1414-からやま44-その他11-小計2525-台湾築地銀だこ1-1銀だこハイボール酒場11-小計211韓国築地銀だこ1-1タイ築地銀だこ7-7銀のあん1-1小計8-8中国築地銀だこ1-1マレーシア築地銀だこ9-9銀のあん1-1小計10-10米国築地銀だこ33-その他11-小計44-インドネシア築地銀だこ12-12シンガポール築地銀だこ1-1合計643034 (5)当社チェーンの人材戦略① 当社の人材教育について 当社の企業理念は「日本一うまい食を通じて、ほっとした安らぎと笑顔いっぱいのだんらんを提供できることを最上の喜びとする。」であります。その理念を実践するために、銀だこマニュアル等当社独自の教育プログラムに従って、4週間にわたって、実践的な教育を徹底しております。 (注)「銀心」とは、常に向上心を持ち続ける「職人の誇り」とお客様に対する謙虚さと感謝の気持ちを持ち合わせる「商人の心」と定義しております。 研修を終えたスタッフは、店舗に配属され、マイスター(当社基準技術習得者)、CEO(時間帯責任者)、副店長を経て、店長へと昇格し、複数店の店長を経験した後に、独立資格を取得することができます。独立資格を取得した後、SV(スーパーバイザー)を経てMGR(マネージャー)を目指す道と店舗オーナーとして独立を目指す道のいずれかを選択できます。当社は社員独立制度を採用しており、以前から多くの独立オーナーを輩出し、さらに独立開業の資格を有している社員が多数おります。 独立したオーナーは、その後、2店舗目以降をFC展開するために会社を設立し、事業規模を拡大させています。オーナー自らが現場経験者であるため、理念と技術とを兼ね備えており、加盟店のスタッフにまで継承しております。② ホットランドオーナー会を中心とするチェーンの人材育成について 独立・開業したオーナーが中心となり、自主的に2000年に銀だこオーナー会を設立、その後、複数ブランドに対象を広げたホットランドオーナー会に発展いたしました。 ホットランドオーナー会は、ホットランドグループ全ブランドの更なる向上を目的として、「地域貢献委員会」「チェーン向上委員会」、「総務広報委員会」の3つの委員会で現在、積極的に活動を行っております。 また、当社と連携して、更なる技術の向上を目的とした「あつあつグランプリ(注)」を当社とともに定期的に開催し、ブランドの更なる向上を図っております。毎回全国から数千人が参加し、日本国内だけでなく海外店舗の職人も集い、焼き手としての腕を競いながら、チェーンの結束を強めております。 (注)当社グループ内の世界一の焼き手を競う店舗スタッフ全員参加型の定期的に開催される大会。国内及び世界 において、店舗予選、地区予選・エリア予選を勝ち抜いた者が本選に出場し、世界一を目指します。 当社は、理念を共有するオーナー会と共存共栄の精神を持って、ブランド向上に向けた努力を行うのみならず、社会貢献を通じて、加盟店スタッフに対しても理念の浸透・実践を図っております。 ③ 主力事業「築地銀だこ」の積極的展開のための人材戦略 主力事業である「築地銀だこ」は、川上から川下まで自社で完結する当社独自のビジネスプラットフォームを 強みとする「銀だこスタイル」で展開しております。当社は、「築地銀だこ」の一層の積極的展開のために、経 営資源を集中させ、人材の能力開発や最適な人材配置を行ってまいります。 ④ 人材の確保・採用について 継続的な成長基盤を築くため人材の安定的な確保・採用を積極的に行ってまいります。多様化するライフスタ イルに合わせ「勤務地限定社員制度」、「時短社員制度」を導入し、働きやすい環境を創出しながら人材の確 保・採用の強化を図ってまいります。また、今後の海外展開を睨み優秀な海外人材の登用についても進めてまい ります。 (6) 当社グループの生産体制① 「築地銀だこ」・「大釜屋」の主原料(たこ) 当社は、世界でも有数のたこを使用(原料ベースで年間約4,000トン)する外食企業であります。その強みを活かし、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓するとともに、たこの完全養殖を目指した取り組みを行っております。 (a)世界中からの原料調達と加工地の分散化 アジア・中南米・アフリカなど、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓しております。また、加工地においても、中国・ベトナム・インドネシア・モーリタニア・チリなどの各地で加工することで、優位性のある原産地と加工地を組み合わせながら、相場に影響されにくいルート作りとリスクの分散を図り、仕入れ価格の低減を実現してまいります。 (b)真だこ養殖の研究開発・産業化 世界初となる真だこの完全養殖を目的とし、科学技術振興機構に申請受諾(2013年3月)され、宮城大学・東北大学・東海大学・石巻養殖業者と共に上天草水産研究所を開設して共同研究に取り組んでおります。国産真だこの水揚げが多く、未稼働の養殖施設(魚介類)を多数保有する熊本県上天草市において、熊本県上天草市を立会人として、天草漁業協同組合と真だこの完全養殖を目的とした包括連携協定を締結(2015年3月)し、各研究機関で研究開発された技術を使い、上天草産真だこ養殖の産業化に向けて協働の取り組みを行っております。なお、マダコの孵化・幼生の着底に成功し、引き続き、マダコの孵化・幼生の着底率向上と幼生の稚ダコ・成ダコへの生残率向上を図る研究活動の取り組みを継続してまいります。 ② 「銀のあん」の主原料(あんこ) 北海道産十勝小豆を使った「銀のあん」用あんこを、当社桐生工場において一貫生産することで、安定的な品質と仕入加工コストの低減を実現しております。 ③ 「築地銀だこ」・「大釜屋」・「銀のあん」の自社製専用機械 独自の品質と製法を作り出すために食品機械メーカー有限会社佐憲鉄工所を吸収合併(1999年12月)し、現在、当社エンジニアリング工場として、以下の主力厨房機器を開発し、製造販売しております。銀だこ :たこ焼機製造・自動たこ焼機製造・専用厨房器材製造・メンテナンス銀のあん:両面加熱型たい焼機(特許第4338502号)の製造・専用厨房器材製造・メンテナンス大釜屋 :自動たこ焼機製造・専用厨房器材、メンテナンス 当社は、上記の主力機械を自社開発製造することで、同業他社への参入障壁を築き上げるとともに、店舗オペレーションの効率化を図り、メンテナンスをエンジニアリング工場で一括して行うことで、店舗人件費の節減、品質の維持を実現しております。また、機械のリサイクル化により、出店コストの低減を実現しております。 国内外におけるフランチャイズ加盟店等が拡大することで、機械販売やメンテナンス収入による売上増加に寄与しております。 [国内 事業系統図] (注)当社の完全子会社であった株式会社ホットランド大阪及び株式会社大釜屋は、2021年1月1日を効力発生日として、株式会社ホットランド大阪を存続会社、株式会社大釜屋を消滅会社とする吸収合併をいたしました。 [海外 事業系統図]
FY2019|10,144 文字|出典 docID: S100ICJJ
3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ホットランド)及び関係会社10社(株式会社ホットランド大阪、株式会社大釜屋、株式会社アイテム、株式会社ギンダコスピリッツ、WAEN International Limited、台湾和園國際股份有限公司、Gindaco USA, Inc.、LH Venture Sdn. Bhd.等)により構成されております。 主として、たこ焼「築地銀だこ」、たい焼「銀のあん」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」(国内のみ)、おでん「おでん屋たけし」、お好み焼「ごっつい」等のブランドを、直営、業務委託(以下、「PC」という)及びフランチャイズ(以下、「FC」という)にて、国内及び海外でチェーン展開しております。 (1)当社グループの事業の特徴「銀だこスタイル」 当社グループは、外食産業間の競争に勝ち残るためには強い個性を打ち出すことが重要と考え、幅広い客層に愛される「たこ焼」に絞り込み、さらに商品を磨きあげることで、強い単品力を持つ「築地銀だこ」を作り上げ、ブランド化に成功いたしました。 単品に絞り込むことで厨房を縮小でき、小スペース低コストで様々なロケーションでの出店が可能となっております。 また、オープンキッチンでの実演販売は、できていく工程の楽しさ、シズル感(注)や安心感をお客様に伝え、できたての商品を提供することが可能となっております。さらに、シンプルなオペレーションにより、多店舗化に向け、短期間での人材育成を実現しております。 当社グループは、上記の方針により、小規模店舗を多数出店することで、「築地銀だこ」ブランドの認知を推進するとともに、事業拡大に向けて専用機械の自社化や原料の調達・加工・物流までの一貫したマーチャンダイジングを構築し、さらに銀だこブランドの市販品の製造販売を行っております。 このノウハウである「銀だこスタイル」を活かし、他の単品外食業態(たい焼「銀のあん」、天ぷら「日本橋からり」、たこ焼「大釜屋」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」、キッシュ「La Quiche」)を展開しております。(注)シズル感とは食欲や購買意欲を刺激するような食品の活きの良さや瑞々しさと言った「おいしそうな感じ」のこと。五感を刺激するような感覚のこと。 (2)当社グループの各ブランドの内容ブランド内容主な運営会社皮はパリッと、中はトロッと、たこはプリッと、職人が丁寧に焼き上げたたこ焼を提供しているたこ焼専門店です。●テイクアウト/フードコードショッピングセンター・駅前を中心とした小スペース高効率の主力出店形態。●銀だこハイボール酒場首都圏や大都市のオフィス街・繁華街などでOL・サラリーマンをターゲットにたこ焼とハイボールを楽しむ酒場業態の出店形態。加えて、銀だこハイボール酒場の発展形態として、新たな立地に、銀だこ鉄板道場・銀だこ大衆酒場・ギンダコ横丁を展開し、ファミリー層・シニア層・海外からの観光客等の集客にも取り組んでいます。●その他催事、銀だこカー等の出店形態。株式会社ホットランド株式会社ギンダコスピリッツ株式会社ホットランド大阪厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で5分間焼き上げます。大きなたこから出る汁が特徴の、ショウロンポウのようなたこ焼を提供するたこ焼専門店です。株式会社大釜屋自社工場でこだわりの製法で炊き上げた餡を自社開発の専用機械で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を提供するたい焼専門店です。「クロワッサンたい焼」24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げることで独特のサクッとした食感のクロワッサンたい焼です。株式会社ホットランド株式会社ホットランド大阪こだわりのエビやアナゴなど海の幸や季節野菜を、からりと揚げた天ぷらを提供している天ぷら専門店です。株式会社ホットランド冷たい石の上でアイスクリームとフルーツやナッツなどをミックスして提供するエンターテイメントアイスクリームショップです。COLD STONE CREAMERYは、米国のアリゾナに本部を置き、現在世界26カ国以上、1,000店舗以上のビッグチェーン。当社が日本のマスターライセンスを取得しています。2020年の東京オリンピックに向けて「和」の食材を使用したラインアップに力を入れ、継続的な商品開発と提案を行ってまいります。株式会社ホットランド1963年に米国カリフォルニア州ロサンゼルスで創業、世界30ヶ国1,200店舗以上を展開する、ロサンゼルスを代表するスペシャルティコーヒーショップです。コーヒー豆、紅茶は原産地から厳選された豆や茶葉を仕入れ、こだわった豊富なメニューを取りそろえ、ロサンゼルスを代表するスペシャルティコーヒーショップとして、ハリウッドセレブをはじめ多くのファンに愛されてきました。本国ではInternational Coffee & Tea, LLCが運営しています。株式会社ホットランド ブランド内容主な運営会社”あごだし”と”鶏だし”の2種類の出汁を使用し、食材の美味しさを生かした創作おでんと産地直送のお刺身が味わえる店舗です。また全国各地の日本酒を飲むことができ、今までの銀だこハイボール酒場とは違ったお客様層の来客を図ってまいります。株式会社ギンダコスピリッツ 20年以上前から地元客中心に愛されてきた「鉄板焼×お好み焼」業態。都内に15店舗展開(2019年10月末現在)。銀だこグループ入りし、「お好み鉄板酒場」として都市部中心に展開予定。味を守り続けながら、進化し続けてきた“ごっつい”。鉄板で作り上げられる、バリエーション豊かな一品料理に舌鼓をうち、美味しく楽しい時間をすごしてもらいたい。笑顔があふれ、元気になれる空間が、ここにあります。株式会社アイテム株式会社ギンダコスピリッツ日本の国民食であるカレーライスを、お値打ち価格と圧倒的なボリューム感で訴求。職人の”技能”が必要な場面を可能な限り削ぎ落とし、IH等の”技術”に変換することで、軽いオペレーションに伴う省力化の実現と共に、職人に頼らずとも安定した品質で商品をお客様にご提供可能な業態です。WAEN International Limited (3)当社グループの国内における事業展開 当社は、銀だこをはじめとするブランドを、時代のニーズやロケーションに合わせて業態開発すると同時に、様々なシーンを創出することで幅広い客層を開拓し、事業拡大を図ってまいりました。また、複数のブランドをコラボレーションさせた事業展開も行っております。 ① 各ブランド展開(a)「築地銀だこ」 「築地銀だこ」展開当初は、小商圏型のGMS(総合スーパー)にテイクアウトを中心とした出店を行い、“小腹”需要を掘り起こしてまいりました。 GMS(総合スーパー)がショッピングセンターへと移行する中で、当社は出店形態をテイクアウト型からその場で焼き立てが食べられるフードコート型やイートイン併設型へと変えることで、より多くのファミリー層を取り込み、一家だんらんの“食事”としても需要が広がりました。 「築地銀だこ」のフラッグシップ店として東京1号店(サンモール中野店)を出店(1998年10月)し、大行列ができるなど大きな話題となり、認知度を飛躍的に向上させるとともに多店舗化を加速させました。 現在、当社では、「築地銀だこ」のブランドを細分化し、立地特性に合わせて業態開発することで、更なる展開を図っております。 「銀だこハイボール酒場」 更なる事業拡大を目的として、新たな顧客層であるサラリーマン・OL層に向けて銀だこの新しいコンセプトを提案する「銀だこハイボール酒場」(歌舞伎町店)を出店(2009年5月)いたしました。 銀だことサントリーのハイボールの組み合わせが大きな話題を呼び、都市部での出店を加速させました。 この業態の特徴は、ハイボール酒場ならではのメニューを開発したことにより、客単価と来店頻度の向上につなげたことです。また、ドリンク比率の高まりによって利益率が向上いたしました。さらに、オフィス街及び繁華街への出店により夜の集客が可能となったと同時に、従来弱かった路面店の夏場対策に成功いたしました。 銀だことハイボールの組み合わせが全国へ浸透したことによって“お酒のおつまみ”としてもたこ焼の需要が広がり、またランチ需要に対しても対応したことにより、既存店の活性化を実現いたしました。 さらに、銀だこハイボール酒場の発展形態として、新たな立地に、銀だこ鉄板道場・銀だこ大衆酒場・ギンダコ横丁を展開し、ファミリー層・シニア層・海外からの観光客等の集客にも取り組んでいます。 (b)「銀のあん」 築地銀だこ店舗のサイドメニューで最も人気が高かったたい焼を「銀だこスタイル」化すべく、専門店「銀のあん」(アトレ大森店)を出店(2007年11月)いたしました。 商品力を磨き上げるために、北海道十勝産小豆を直接仕入れて、自社工場にてこだわりの製法で炊き上げたあんを使用し、自社エンジニアリング工場が開発した専用機で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を開発いたしました。 駅近郊を中心に出店することで、“お土産”需要を取り込み、また客層も年配層まで広げることができました。 さらに、「クロワッサンたい焼」を開発し、2013年に発売開始いたしました。この「クロワッサンたい焼」は、24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げたサクッとした食感と低糖あんが調和した冷めても美味しい洋風たい焼です。 (c)「COLD STONE CREAMERY」 当社は、アイスクリーム専門店「COLD STONE CREAMERY」のブランド力を活かし、銀だこスタイルにて全国展開することを目的として、コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン株式会社を2014年1月に子会社化いたしました(2019年12月に当社へ吸収合併)。日本国内に16店舗展開(2019年12月現在)することでブランドを構築しております。また、2020年の東京オリンピックに向けて「和」の食材を使用したラインアップに力を入れ、継続的な商品開発と提案を行ってまいります。 (d)「大釜屋」 当社は、たこ焼事業の更なる拡大を目的として、「おおがまや」チェーンを運営する株式会社みんなひとつコーポレーションを2013年10月に子会社化いたしました(現・株式会社大釜屋)。 厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で焼き上げることで品質の安定を図っております。さらに焼成時間が5分と短いためにピークタイム時において高い売上を作ることが可能となっております。また、自動たこ焼機を活用した少人数ローコストオペレーションによって、高い収益力を実現しております。 (e)「日本橋からり」 当社は、外食事業の更なる拡大を目的として、客層を年配層まで広げた天ぷら業態を展開しております。 お客様の目の前で“からり”と揚げたあつあつの天ぷらを提供いたしております。 (f)「The Coffee Bean & Tea Leaf」 当社は、The Coffee Bean & Tea Leaf®を日本国内で展開するために、International Coffee & Tea, LLCと「The Coffee Bean & Tea Leaf®」に関するフランチャイズ契約を締結しております。1号店を2015年5月26日東京・日本橋にオープンし、2019年12月31日現在で4店舗となっております。 (g)「おでん屋たけし」 主要駅周辺への出店を可能にした創作おでん専門店。2019年4月に池袋店がOPENし、2020年2月末では有楽町店、難波店、梅田店に店舗を拡大しております。関西地方では夏場でもおでんを食べる文化がありますが、関東でも夏場のおでん文化の旋風を巻き起こせるよう取り組んでおります。 (h)「ごっつい」 当社は、新規事業の拡大を目的として、お好み焼飲食店「ごっつい」を首都圏に15店舗を展開する株式会社アイテムを2018年10月に子会社化いたしました。20年以上前から地元客中心に愛されてきた「鉄板焼×お好み焼」業態であり、銀だこグループ入りし、「お好み鉄板酒場」として都市部中心に展開予定であります。 味を守り続けながら、進化し続けてきた“ごっつい”。鉄板で作り上げられる、バリエーション豊かな一品料理に舌鼓をうち、美味しく楽しい時間をすごしてもらいたい。笑顔があふれ、元気になれる空間が、ここにあります。 ② 国内ブランド別店舗数(2019年12月末日現在)ブランド出店形態合計(店)直営(店)PC(店)FC(店)築地銀だこテイクアウト・フードコート433171126136銀だこハイボール酒場等6746156小計500217141142銀のあん-201217COLD STONE CREAMERY-1616--ごっつい-157-8大釜屋-121110日本橋からり-651-The Coffee Bean & Tea Leaf-44--おでん屋たけし-33--その他-17152-合計-593280146167 ③ 製造販売事業 製造販売事業においては、2018年から開始したコンビニエンスストアでの冷凍たこ焼の販売が順調に拡大しております。また、冷凍クロワッサンたい焼の販売も開始し、コンビニエンスストアでの取り扱いも開始しております。製造販売事業の拡大を目指して、製造キャパシティの拡大、流通販路の拡大、ラインアップの拡大に取り組んでまいります。 (4)当社グループの海外における事業展開 当社の海外戦略は、国内で培った「築地銀だこ」をはじめとする「庶民的な日本の食べ物」をコンセプトとする各種外食事業を、直営店もしくはFC方式により展開していこうとするものです。 海外展開の第一ステージは、アジアを選択いたしました。そのための拠点として、香港にWAEN International Limitedを設立(2004年10月)し、「築地銀だこ」海外1号店をオープンいたしました。その翌年には台湾に出店、さらにその翌年の2006年12月にはタイにフランチャイズ1号店を出店いたしました。 香港においては「築地銀だこ」を3店舗展開し、「築地銀だこ」以外では主に「銀カレー」を13店舗展開しております。 「銀カレー」は、香港における市場調査を徹底的に行った結果、日本の国民食であるカレーに絞り込み、品質にこだわり、低価格・実演販売・小スペースでテイクアウトもできる等の「銀だこスタイル」が奏功し多店舗化することができました。さらに当該事業の効率化を図るため、一次加工工場を稼働(2010年)させ、2011年には黒字化を果たしました。 一方、「築地銀だこ」の展開には高品質のたこ焼を焼ける職人技が必要で、時間をかけて現地の人材を育成してきましたが、その点が多店舗化の課題となっていました。しかし、2013年に自動たこ焼機のノウハウを有する「大釜屋」を買収したことにより、そのノウハウを取り入れ、海外における安定した「築地銀だこ」のオペレーションを確立し、多店舗化の基盤を築くことができました。 タイにおいては「築地銀だこ」に関するSiam Santa Foods Co., Ltdとのエリアフランチャイズ契約を締結し、同国において「築地銀だこ」店舗を展開し、8店舗体制となりました。 また、マレーシアでは、2016年1月に設立した現地合弁会社LH Venture Sdn.Bhd.において積極的な出店を行い、「築地銀だこ」13店舗、「クロワッサンたい焼」1店舗の計14店舗体制となりました。 さらに、インドネシアにおいては、2017年11月にPT Foods Beverages Indonesiaとマスターフランチャイズ契約を締結し、同国において「築地銀だこ」店舗を展開し、14店舗体制となりました。 米国においては、当社グループの主力ブランド「築地銀だこ」を中心とする当社ブランドを展開する目的で2018年1月に設立したGindaco USA, Inc.において2018年8月に「築地銀だこ(GINDACO)」米国1号店をオープンし、2019年末においては2店舗体制となっております。 経済成長が続くASEANエリアにおいて、タイ、マレーシア、インドネシアに次ぐ国として、シンガポールにおける事業展開を目指して、2019年6月にピセ株式会社とマスターフランチャイズ契約を締結し、11月にはシンガポールにおいて「築地銀だこ」1号店がオープンし、順当なスタートを切りました。 海外ブランド別店舗数 2019年12月末日現在、海外に直営店25店、FC店41店を展開しております。出店エリアブランド合計(店)直営(店)FC(店)香港築地銀だこ33-銀カレー1313-からやま33-その他11-小計2020-台湾築地銀だこ1-1銀だこハイボール酒場11-小計211韓国築地銀だこ1-1タイ築地銀だこ8-8銀のあん1-1小計9-9中国築地銀だこ211銀カレー11-小計321マレーシア築地銀だこ13-13銀のあん1-1小計14-14米国築地銀だこ11-その他11-小計22-インドネシア築地銀だこ14-14シンガポール築地銀だこ1-1合計662541 (5)当社チェーンの人材戦略① 当社の人材教育について 当社の企業理念は「日本一うまい食を通じて、ほっとした安らぎと笑顔いっぱいのだんらんを提供できることを最上の喜びとする。」であります。その理念を実践するための人材教育の場としての銀心(ぎんごころ 注)研修センターを運営しております。銀心研修センターでは、職人としての技術力とお客様にご満足いただく商人としての心をあわせ持つ人材を育成するために、当社・加盟店・業態を問わず全ての人材に対して、銀だこマニュアル等当社独自の教育プログラムに従って、6週間にわたって、実践的な教育を徹底しております。 (注)「銀心」とは、常に向上心を持ち続ける「職人の誇り」とお客様に対する謙虚さと感謝の気持ちを持ち合わせる「商人の心」と定義しております。 研修を終えたスタッフは、店舗に配属され、マイスター(当社基準技術習得者)、CEO(時間帯責任者)、副店長を経て、店長へと昇格し、複数店の店長を経験した後に、独立資格を取得することができます。独立資格を取得した後、SV(スーパーバイザー)を経てMGR(マネージャー)を目指す道と店舗オーナーとして独立を目指す道のいずれかを選択できます。当社は社員独立制度を採用しており、以前から多くの独立オーナーを輩出し、さらに独立開業の資格を有している社員が多数おります。 独立したオーナーは、その後、2店舗目以降をFC展開するために会社を設立し、事業規模を拡大させています。オーナー自らが現場経験者であるため、理念と技術とを兼ね備えており、加盟店のスタッフにまで継承しております。② ホットランドオーナー会を中心とするチェーンの人材育成について 独立・開業したオーナーが中心となり、自主的に2000年に銀だこオーナー会を設立、その後、複数ブランドに対象を広げたホットランドオーナー会に発展いたしました。 ホットランドオーナー会は、ホットランドグループ全ブランドの更なる向上を目的として、「地域貢献委員会」「チェーン経営向上委員会」、「総務広報委員会」の3つの委員会で現在、積極的に活動を行っております。 また、当社と連携して、更なる技術の向上を目的とした「あつあつグランプリ(注)」を当社とともに定期的に開催し、ブランドの更なる向上を図っております。毎回全国から数千人が参加し、日本国内だけでなく海外店舗の職人も集い、焼き手としての腕を競いながら、チェーンの結束を強めております。 (注)当社グループ内の世界一の焼き手を競う店舗スタッフ全員参加型の定期的に開催される大会。国内及び世界 において、店舗予選、地区予選・エリア予選を勝ち抜いた者が本選に出場し、世界一を目指します。 「チェーン向上委員会」は、たこ焼を通じて、児童・養護施設等の子どもたちやお年寄りに笑顔を広げる目的で、ボランティア活動「銀だこカーが行く(沖縄~北海道)」を2008年10月より開始し、訪問した施設等からご好評をいただいております。 当社は、理念を共有するオーナー会と共存共栄の精神を持って、ブランド向上に向けた努力を行うのみならず、社会貢献を通じて、加盟店スタッフに対しても理念の浸透・実践を図っております。 ③ 主力事業「築地銀だこ」の積極的展開のための人材戦略 主力事業である「築地銀だこ」は、川上から川下まで自社で完結する当社独自のビジネスプラットフォームを 強みとする「銀だこスタイル」で展開し、さらに収益性の高い「銀だこハイボール酒場」の出店を加速しており ます。当社は、「築地銀だこ」の一層の積極的展開のために、経営資源を集中させ、人材の能力開発や最適な人 材配置を行ってまいります。 ④ 人材の確保・採用について 継続的な成長基盤を築くため人材の安定的な確保・採用を積極的に行ってまいります。多様化するライフスタ イルに合わせ「勤務地限定社員制度」、「時短社員制度」を導入し、働きやすい環境を創出しながら人材の確 保・採用の強化を図ってまいります。また、今後の海外展開を睨み優秀な海外人材の登用についても進めてまい ります。 (6) 当社グループの生産体制① 「築地銀だこ」・「大釜屋」の主原料(たこ) 当社は、世界でも有数のたこを使用(原料ベースで年間約4,000トン)する外食企業であります。その強みを活かし、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓するとともに、たこの完全養殖を目指した取り組みを行っております。 (a)世界中からの原料調達と加工地の分散化 アジア・中南米・アフリカなど、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓しております。また、加工地においても、中国・ベトナム・インドネシア・モーリタニア・チリなどの各地で加工することで、優位性のある原産地と加工地を組み合わせながら、相場に影響されにくいルート作りとリスクの分散を図り、仕入れ価格の低減を実現してまいります。 (b)真だこ養殖の研究開発・産業化 世界初となる真だこの完全養殖を目的とし、科学技術振興機構に申請受諾(2013年3月)され、宮城大学・東北大学・東海大学・石巻養殖業者と共に上天草水産研究所を開設して共同研究に取り組んでおります。国産真だこの水揚げが多く、未稼働の養殖施設(魚介類)を多数保有する熊本県上天草市において、熊本県上天草市を立会人として、天草漁業協同組合と真だこの完全養殖を目的とした包括連携協定を締結(2015年3月)し、各研究機関で研究開発された技術を使い、上天草産真だこ養殖の産業化に向けて協働の取り組みを行っております。なお、マダコの孵化・幼生の着底に成功し、引き続き、マダコの孵化・幼生の着底率向上と幼生の稚ダコ・成ダコへの生残率向上を図る研究活動の取り組みを継続してまいります。 ② 「銀のあん」の主原料(あんこ) 北海道産十勝小豆を使った「銀のあん」用あんこを、当社桐生工場において一貫生産することで、安定的な品質と仕入加工コストの低減を実現しております。 ③ 「築地銀だこ」・「大釜屋」・「銀のあん」の自社製専用機械 独自の品質と製法を作り出すために食品機械メーカー有限会社佐憲鉄工所を吸収合併(1999年12月)し、現在、当社エンジニアリング工場として、以下の主力厨房機器を開発し、製造販売しております。銀だこ :たこ焼機製造・自動たこ焼機製造・専用厨房器材製造・メンテナンス銀のあん:両面加熱型たい焼機(特許第4338502号)の製造・専用厨房器材製造・メンテナンス大釜屋 :自動たこ焼機製造・専用厨房器材、メンテナンス 当社は、上記の主力機械を自社開発製造することで、同業他社への参入障壁を築き上げるとともに、店舗オペレーションの効率化を図り、メンテナンスをエンジニアリング工場で一括して行うことで、店舗人件費の節減、品質の維持を実現しております。また、機械のリサイクル化により、出店コストの低減を実現しております。 国内外におけるフランチャイズ加盟店等が拡大することで、機械販売やメンテナンス収入による売上増加に寄与しております。 [国内 事業系統図] [海外 事業系統図]
FY2018|10,740 文字|出典 docID: S100FJ6G
3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ホットランド)及び関係会社10社(株式会社ホットランド大阪、株式会社大釜屋、コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン株式会社、株式会社アイテム、WAEN International Limited、台湾和園國際股份有限公司、LH Venture Sdn. Bhd、Land Land USA, Inc.等)により構成されております。 主として、たこ焼「築地銀だこ」、たい焼「銀のあん」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」(国内のみ)、キッシュ「La Quiche」、お好み焼「ごっつい」等のブランドを、直営、業務委託(以下、「PC」という)及びフランチャイズ(以下、「FC」という)にて、国内及び海外でチェーン展開しております。 (1)当社グループの事業の特徴「銀だこスタイル」 当社グループは、外食産業間の競争に勝ち残るためには強い個性を打ち出すことが重要と考え、幅広い客層に愛される「たこ焼」に絞り込み、さらに商品を磨きあげることで、強い単品力を持つ「築地銀だこ」を作り上げ、ブランド化に成功いたしました。 単品に絞り込むことで厨房を縮小でき、小スペース低コストで様々なロケーションでの出店が可能となっております。 また、オープンキッチンでの実演販売は、できていく工程の楽しさ、シズル感(注)や安心感をお客様に伝え、できたての商品を提供することが可能となっております。さらに、シンプルなオペレーションにより、多店舗化に向け、短期間での人材育成を実現しております。 当社グループは、上記の方針により、小規模店舗を多数出店することで、「築地銀だこ」ブランドの認知を推進するとともに、事業拡大に向けて専用機械の自社化や原料の調達・加工・物流までの一貫したマーチャンダイジングを構築し、さらに銀だこブランドの市販品の製造販売を行っております。 このノウハウである「銀だこスタイル」を活かし、他の単品外食業態(たい焼「銀のあん」、天ぷら「日本橋からり」、たこ焼「大釜屋」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」、キッシュ「La Quiche」)を展開しております。(注)シズル感とは食欲や購買意欲を刺激するような食品の活きの良さや瑞々しさと言った「おいしそうな感じ」のこと。五感を刺激するような感覚のこと。 (2)当社グループの各ブランドの内容ブランド内容主な運営会社皮はパリッと、中はトロッと、たこはプリッと、職人が丁寧に焼き上げたたこ焼を提供しているたこ焼専門店です。●テイクアウト/フードコードショッピングセンター・駅前を中心とした小スペース高効率の主力出店形態。●銀だこハイボール酒場首都圏や大都市のオフィス街・繁華街などでOL・サラリーマンをターゲットにたこ焼とハイボールを楽しむ酒場業態の出店形態。加えて、銀だこハイボール酒場の発展形態として、新たな立地に、銀だこ鉄板道場・銀だこ大衆酒場・ギンダコ横丁を展開し、ファミリー層・シニア層・海外からの観光客等の集客にも取り組んでいます。●宅配銀だこ住宅密集地に、あつあつのたこ焼・焼きそば・からあげなどをパーティパックとしてご家庭へお届けする出店形態。●その他催事、銀だこカー等の出店形態。株式会社ホットランド株式会社ホットランド大阪厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で5分間焼き上げます。大きなたこから出る汁が特徴の、ショウロンポウのようなたこ焼を提供するたこ焼専門店です。株式会社大釜屋自社工場でこだわりの製法で炊き上げた餡を自社開発の専用機械で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を提供するたい焼専門店です。「クロワッサンたい焼」24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げることで独特のサクッとした食感のクロワッサンたい焼です。株式会社ホットランド株式会社ホットランド大阪こだわりのエビやアナゴなど海の幸や季節野菜を、からりと揚げた天ぷらを提供している天ぷら専門店です。株式会社ホットランド冷たい石の上でアイスクリームとフルーツやナッツなどをミックスして提供するエンターテイメントアイスクリームショップです。COLD STONE CREAMERYは、米国のアリゾナに本部を置き、現在世界26カ国以上、1,000店舗以上のビッグチェーン。当社子会社のコールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン株式会社が日本のマスターライセンスを取得しています。2020年の東京オリンピックに向けて新たなコンテンツである日本発祥のクレープに力をいれ、小売、店舗共に継続的な商品開発と提案を行ってまいります。株式会社ホットランドコールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン株式会社1963年に米国カリフォルニア州ロサンゼルスで創業、世界30ヶ国1,200店舗以上を展開する、ロサンゼルスを代表するスペシャルティコーヒーショップです。コーヒー豆、紅茶は原産地から厳選された豆や茶葉を仕入れ、こだわった豊富なメニューを取りそろえ、ロサンゼルスを代表するスペシャルティコーヒーショップとして、ハリウッドセレブをはじめ多くのファンに愛されてきました。本国ではInternational Coffee & Tea, LLCが運営しています。株式会社ホットランド ブランド内容主な運営会社焼き立てのキッシュを提供するキッシュ専門店です。キッシュは、ヨーロッパ発祥の伝統的な家庭料理で、朝食からお酒のおつまみまで日常的に食べられています。La Quicheのキッシュは、直径7cmのサクサクしたパイ生地の中に様々な料理やスイーツを流し込んだ、目にも華やかで、お手土産にもおすすめの手のひらサイズのキッシュです。株式会社ホットランド 20年以上前から地元客中心に愛されてきた「鉄板焼×お好み焼」業態。都内に14店舗展開(2018年10月末現在)。銀だこグループ入りし、「お好み鉄板酒場」として都市部中心に展開予定。味を守り続けながら、進化し続けてきた“ごっつい”。鉄板で作り上げられる、バリエーション豊かな一品料理に舌鼓をうち、美味しく楽しい時間をすごしてもらいたい。笑顔があふれ、元気になれる空間が、ここにあります。株式会社アイテム 日本の国民食であるカレーライスを、お値打ち価格と圧倒的なボリューム感で訴求。職人の”技能”が必要な場面を可能な限り削ぎ落とし、IH等の”技術”に変換する事で、軽いオペレーションに伴う省力化の実現と共に、職人に頼らずとも安定した品質で商品をお客様にご提供可能な業態です。WAEN International Limited台湾和園國際股份有限公司 (3)当社グループの国内における事業展開 当社は、銀だこをはじめとするブランドを、時代のニーズやロケーションに合わせて業態開発すると同時に、様々なシーンを創出することで幅広い客層を開拓し、事業拡大を図ってまいりました。また、複数のブランドをコラボレーションさせた事業展開も行っております。 ① 各ブランド展開(a)「築地銀だこ」 「築地銀だこ」展開当初は、小商圏型のGMS(総合スーパー)にテイクアウトを中心とした出店を行い、“小腹”需要を掘り起こしてまいりました。 GMS(総合スーパー)がショッピングセンターへと移行する中で、当社は出店形態をテイクアウト型からその場で焼き立てが食べられるフードコート型やイートイン併設型へと変えることで、より多くのファミリー層を取り込み、一家だんらんの“食事”としても需要が広がりました。 「築地銀だこ」のフラッグシップ店として東京1号店(サンモール中野店)を出店(平成10年10月)し、大行列ができるなど大きな話題となり、認知度を飛躍的に向上させるとともに多店舗化を加速させました。 現在、当社では、「築地銀だこ」のブランドを細分化し、立地特性に合わせて業態開発することで、更なる展開を図っております。 「銀だこハイボール酒場」 更なる事業拡大を目的として、新たな顧客層であるサラリーマン・OL層に向けて銀だこの新しいコンセプトを提案する「銀だこハイボール酒場」(歌舞伎町店)を出店(平成21年5月)いたしました。 銀だことサントリーのハイボールの組み合わせが大きな話題を呼び、都市部での出店を加速させました。 この業態の特徴は、ハイボール酒場ならではのメニューを開発したことにより、客単価と来店頻度の向上につなげたことです。また、ドリンク比率の高まりによって利益率が向上いたしました。さらに、オフィス街及び繁華街への出店により夜の集客が可能となったと同時に、従来弱かった路面店の夏場対策に成功いたしました。 銀だことハイボールの組み合わせが全国へ浸透したことによって“お酒のおつまみ”としてもたこ焼の需要が広がり、またランチ需要に対しても対応したことにより、既存店の活性化を実現いたしました。 さらに、銀だこハイボール酒場の発展形態として、新たな立地に、銀だこ鉄板道場・銀だこ大衆酒場・ギンダコ横丁を展開し、ファミリー層・シニア層・海外からの観光客等の集客にも取り組んでいます。 「宅配銀だこ」 ご家庭にあつあつのたこ焼をお届けすることを目的として、平成25年6月に「宅配銀だこ」1号店(たまプラーザ店)を出店いたしました。 主たるメニューは宅配銀だこ限定のパーティパックであり、たこ焼の他に焼きそば、からあげなども取り扱うことにより、様々な“パーティ”需要に対応ができ、結果として従来の「築地銀だこ」に比べて客単価の大幅な上昇につながりました。加えて天候に左右されずに安定した営業が可能となっております。 これにより従来未出店の住宅街などへ出店立地がさらに広がり、また、既存店へ「宅配銀だこ」のシステムを複合させることで、売上が向上いたしました。 (b)「銀のあん」 築地銀だこ店舗のサイドメニューで最も人気が高かったたい焼を「銀だこスタイル」化すべく、専門店「銀のあん」(アトレ大森店)を出店(平成19年11月)いたしました。 商品力を磨き上げるために、北海道十勝産小豆を直接仕入れて、自社工場にてこだわりの製法で炊き上げたあんを使用し、自社エンジニアリング工場が開発した専用機で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を開発いたしました。 駅近郊を中心に出店することで、“お土産”需要を取り込み、また客層も年配層まで広げることができました。 さらに、「クロワッサンたい焼」を開発し、平成25年に発売開始いたしました。この「クロワッサンたい焼」は、24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げたサクッとした食感と低糖あんが調和した冷めても美味しい洋風たい焼です。 (c)「COLD STONE CREAMERY」 当社は、アイスクリーム専門店「COLD STONE CREAMERY」のブランド力を活かし、銀だこスタイルにて全国展開することを目的として、コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン株式会社(CSCJ)を平成26年1月に子会社化いたしました。CSCJは日本国内に17店舗展開(平成30年12月現在)することでブランドを構築しております。また、2020年の東京オリンピックに向けて新たなコンテンツである日本発祥のクレープに力をいれ、小売、店舗共に継続的な商品開発と提案を行ってまいります。 (d)「大釜屋」 当社は、たこ焼事業の更なる拡大を目的として、「おおがまや」チェーンを運営する株式会社みんなひとつコーポレーションを平成25年10月に子会社化いたしました(現・株式会社大釜屋)。 厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で焼き上げることで品質の安定を図っております。さらに焼成時間が5分と短いためにピークタイム時において高い売上を作ることが可能となっております。また、自動たこ焼機を活用した少人数ローコストオペレーションによって、高い収益力を実現しております。 (e)「日本橋からり」 当社は、外食事業の更なる拡大を目的として、客層を年配層まで広げた天ぷら業態を展開しております。 お客様の目の前で“からり”と揚げたあつあつの天ぷらを提供いたしております。 (f)「The Coffee Bean & Tea Leaf」 当社は、The Coffee Bean & Tea Leaf®を日本国内で展開するために、International Coffee & Tea, LLCと「The Coffee Bean & Tea Leaf®」に関するフランチャイズ契約を締結しております。1号店を平成27年5月26日東京・日本橋にオープンし、平成30年12月31日現在で4店舗となっております。 (g)「La Quiche」 当社は、キッシュ事業の更なる拡大を目指して、「La Quiche」1号店(新宿アルタ店)を平成28年10月28日に出店いたしました。「築地銀だこ」で培ったノウハウを生かし、朝食から夕食、おつまみやお酒のおともなど、時間を問わず幅広い層とシーンで、一日を通してカジュアルに食べるキッシュのスタイルを提案いたします。 (h)「ごっつい」 当社は、新規事業の拡大を目的として、お好み焼飲食店「ごっつい」を首都圏に14店舗(直営6店舗、のれん分け8店舗)を展開する株式会社アイテムを平成30年10月に子会社化いたしました。20年以上前から地元客中心に愛されてきた「鉄板焼×お好み焼」業態であり、銀だこグループ入りし、「お好み鉄板酒場」として都市部中心に展開予定であります。 味を守り続けながら、進化し続けてきた“ごっつい”。鉄板で作り上げられる、バリエーション豊かな一品料理に舌鼓をうち、美味しく楽しい時間をすごしてもらいたい。笑顔があふれ、元気になれる空間が、ここにあります。 ② 国内ブランド別店舗数(平成30年12月末日現在)ブランド出店形態合計(店)直営(店)PC(店)FC(店)築地銀だこテイクアウト・フードコート427167123137銀だこハイボール酒場5539115小計482206134142銀のあん-211227COLD STONE CREAMERY-1717--大釜屋-12219The Coffee Bean & Tea Leaf-44--日本橋からり-761-La Quiche-55--ごっつい-146-8その他-1293-合計-574267141166 (4)当社グループの海外における事業展開 当社の海外戦略は、国内で培った「築地銀だこ」をはじめとする「庶民的な日本の食べ物」をコンセプトとする各種外食事業を、直営店もしくはFC方式により展開していこうとするものです。 海外展開の第一ステージは、アジアを選択いたしました。そのための拠点として、香港にWAEN International Limitedを設立(平成16年10月)し、「築地銀だこ」海外1号店をオープンいたしました。その翌年には台湾に出店、さらにその翌年の平成18年12月にはタイにフランチャイズ1号店を出店いたしました。 現在、「築地銀だこ」以外には「銀カレー」を主に展開しております。 「銀カレー」は、香港における市場調査を徹底的に行った結果、日本の国民食であるカレーに絞り込み、品質にこだわり、低価格・実演販売・小スペースでテイクアウトもできる等の「銀だこスタイル」が奏功し多店舗化することができました。さらに当該事業の効率化を図るため、一次加工工場を稼働(平成22年)させ、平成23年には黒字化を果たしました。 一方、「築地銀だこ」の展開には高品質のたこ焼を焼ける職人技が必要で、時間をかけて現地の人材を育成してきましたが、その点が多店舗化の課題となっていました。しかし、平成25年に自動たこ焼機のノウハウを有する「大釜屋」を買収したことにより、そのノウハウを取り入れ、海外における安定した「築地銀だこ」のオペレーションを確立し、多店舗化の基盤を築くことができました。 また、タイにおいては「築地銀だこ」に関するSiam Santa Foods Co., Ltdとのエリアフランチャイズ契約の基、同国において「築地銀だこ」店舗を展開し、10店舗体制となりました。 さらに平成27年6月に連結子会社WAEN International LimitedとBAKE INTERNATIONAL LIMITEDとのエリアライセンス契約を締結し、北海道“焼きたてチーズタルト”専門店「BAKE」を香港で展開しております。 マレーシアでは、平成28年1月に設立した現地合弁会社LH Venture Sdn.Bhd.において積極的な出店を行い、「築地銀だこ」12店舗、「クロワッサンたい焼」1店舗の計13店舗体制となりました。 主要ブランド「築地銀だこ」「銀のあん(クロワッサンたい焼)」のGCC(湾岸協力理事会)諸国での展開を目的に、官民ファンド「クールジャパン機構」が出資するCipher Nippon Investment L.L.C.との間で平成28年8月にマスターフランチャイズ契約を締結いたしました。 米国においては、平成29年7月に当社グループの主力ブランド「築地銀だこ」を中心とする当社ブランドを展開する目的で100%子会社Gindaco USA, Inc.を設立いたしました。その後、平成29年10月に当社とアークランドサービスホールディングス株式会社のフードブランドを、巨大市場である北米市場に展開していくことを目的として、合弁契約を締結し、当社の米国子会社Gindaco USA, Inc.の第三者割当増資を当社及びアークランドサービスホールディングス株式会社で引き受けることにより、Gindaco USA, Inc.を両社の合弁会社とし、同時に商号をLand Land USA, Inc.に変更いたしました。また、平成30年8月に「築地銀だこ(GINDACO)」米国1号店をオープンいたしました。 経済成長が続く東南アジアエリアにおいて、タイ、マレーシアに次ぐ国として、インドネシアにおける事業展開を目指して、平成29年11月にPT Foods Beverages Indonesiaとマスターフランチャイズ契約を締結し、4店舗体制となりました。 海外ブランド別店舗数 平成30年12月末日現在、海外に直営店27店、FC店31店を展開しております。出店エリアブランド合計(店)直営(店)FC(店)香港築地銀だこ22-銀カレー1313-BAKE22-その他55-小計2222-台湾築地銀だこ1-1銀だこハイボール酒場11-銀カレー11-小計321韓国築地銀だこ1-1タイ築地銀だこ10-10中国築地銀だこ2-2銀カレー22-小計422マレーシア築地銀だこ12-12銀のあん1-1小計13-13米国築地銀だこ110インドネシア築地銀だこ4-4合計582731 (5)当社チェーンの人材戦略① 当社の人材教育について 当社の企業理念は「日本一うまい食を通じて、ほっとした安らぎと笑顔いっぱいのだんらんを提供できることを最上の喜びとする。」であります。その理念を実践するための人材教育の場としての銀心(ぎんごころ 注)研修センターを運営しております。銀心研修センターでは、職人としての技術力とお客様にご満足いただく商人としての心をあわせ持つ人材を育成するために、当社・加盟店・業態を問わず全ての人材に対して、銀だこマニュアル等当社独自の教育プログラムに従って、6週間にわたって、実践的な教育を徹底しております。 (注)「銀心」とは、常に向上心を持ち続ける「職人の誇り」とお客様に対する謙虚さと感謝の気持ちを持ち合わせる「商人の心」と定義しております。 研修を終えたスタッフは、店舗に配属され、マイスター(当社基準技術習得者)、CEO(時間帯責任者)、副店長を経て、店長へと昇格し、複数店の店長を経験した後に、独立資格を取得することができます。独立資格を取得した後、SV(スーパーバイザー)を経てMGR(マネージャー)を目指す道と店舗オーナーとして独立を目指す道のいずれかを選択できます。当社は社員独立制度を採用しており、以前から多くの独立オーナーを輩出し、さらに独立開業の資格を有している社員が多数おります。 独立したオーナーは、その後、2店舗目以降をFC展開するために会社を設立し、事業規模を拡大させています。オーナー自らが現場経験者であるため、理念と技術とを兼ね備えており、加盟店のスタッフにまで継承しております。② ホットランドオーナー会を中心とするチェーンの人材育成について 独立・開業したオーナーが中心となり、自主的に平成12年に銀だこオーナー会を設立、その後、複数ブランドに対象を広げたホットランドオーナー会に発展いたしました。 ホットランドオーナー会は、ホットランドグループ全ブランドの更なる向上を目的として、「地域貢献委員会」「チェーン経営向上委員会」、「総務広報委員会」の3つの委員会で現在、積極的に活動を行っております。 また、当社と連携して、更なる技術の向上を目的とした「あつあつグランプリ(注)」を当社とともに定期的に開催し、ブランドの更なる向上を図っております。毎回全国から数千人が参加し、日本国内だけでなく海外店舗の職人も集い、焼き手としての腕を競いながら、チェーンの結束を強めております。 (注)当社グループ内の世界一の焼き手を競う店舗スタッフ全員参加型の定期的に開催される大会。国内及び世界 において、店舗予選、地区予選・エリア予選を勝ち抜いた者が本選に出場し、世界一を目指します。 「チェーン向上委員会」は、たこ焼を通じて、児童・養護施設等の子どもたちやお年寄りに笑顔を広げる目的で、ボランティア活動「銀だこカーが行く(沖縄~北海道)」を平成20年10月より開始し、訪問した施設等からご好評をいただいております。 当社は、理念を共有するオーナー会と共存共栄の精神を持って、ブランド向上に向けた努力を行うのみならず、社会貢献を通じて、加盟店スタッフに対しても理念の浸透・実践を図っております。 ③ 主力事業「築地銀だこ」の積極的展開のための人材戦略 主力事業である「築地銀だこ」は、川上から川下まで自社で完結する当社独自のビジネスプラットフォームを 強みとする「銀だこスタイル」で展開し、さらに収益性の高い「銀だこハイボール酒場」の出店を加速しており ます。当社は、「築地銀だこ」の一層の積極的展開のために、経営資源を集中させ、人材の能力開発や最適な人 材配置を行ってまいります。 ④ 人材の確保・採用について 継続的な成長基盤を築くため人材の安定的な確保・採用を積極的に行ってまいります。多様化するライフスタ イルに合わせ「勤務地限定社員制度」、「時短社員制度」を導入し、働きやすい環境を創出しながら人材の確 保・採用の強化を図ってまいります。また、今後の海外展開を脱み優秀な海外人材の登用についても進めてまい ります。 (6) 当社グループの生産体制① 「築地銀だこ」・「大釜屋」の主原料(たこ) 当社は、世界でも有数のたこを使用(原料ベースで年間約4,000トン)する外食企業であります。その強みを活かし、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓するとともに、たこの完全養殖を目指した取り組みを行っております。 (a)世界中からの原料調達と加工地の分散化 アジア・中南米・アフリカなど、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓しております。また、加工地においても、中国・ベトナム・インドネシアなどの各地で加工することで、優位性のある原産地と加工地を組み合わせながら、相場に影響されにくいルート作りとリスクの分散を図り、仕入れ価格の低減を実現してまいります。 (b)宮城県石巻市における真だこ養殖の研究 世界初となる陸上における真だこの完全養殖を目的とした包括連携協定を宮城大学と締結(平成24年12月)し、さらに東北大学・東海大学・石巻養殖業者も加え、科学技術振興機構に申請受諾(平成25年3月)され、その後、当社は石巻水産研究所を開設して、現在共同研究に取り組んでおります。 (c)熊本県上天草市での真だこ養殖の産業化 国産真だこの水揚げが多く、未稼働の養殖施設(魚介類)を多数保有する熊本県上天草市において、熊本県上天草市を立会人として、天草漁業協同組合と真だこの完全養殖を目的とした包括連携協定を締結(平成27年3月)し、石巻水産研究所で開発された技術を使った上天草産真だこ養殖の産業化に向けて協働の取り組みを行っております。 ② 「銀のあん」の主原料(あんこ) 北海道産十勝小豆を使った「銀のあん」用あんこを、当社桐生工場において一貫生産することで、安定的な品質と仕入加工コストの低減を実現しております。 ③ 「築地銀だこ」・「大釜屋」・「銀のあん」の自社製専用機械 独自の品質と製法を作り出すために食品機械メーカー有限会社佐憲鉄工所を吸収合併(平成11年12月)し、現在、当社エンジニアリング工場として、以下の主力厨房機器を開発し、製造販売しております。銀だこ :たこ焼機製造・自動たこ焼機製造・専用厨房器材製造・メンテナンス銀のあん:両面加熱型たい焼機(特許第4338502号)の製造・専用厨房器材製造・メンテナンス大釜屋 :自動たこ焼機製造・専用厨房器材、メンテナンス 当社は、上記の主力機械を自社開発製造することで、同業他社への参入障壁を築き上げるとともに、店舗オペレーションの効率化を図り、メンテナンスをエンジニアリング工場で一括して行うことで、店舗人件費の節減、品質の維持を実現しております。また、機械のリサイクル化により、出店コストの低減を実現しております。 国内外におけるフランチャイズ加盟店等が拡大することで、機械販売やメンテナンス収入による売上増加に寄与しております。 [国内 事業系統図] [海外 事業系統図]
FY2017|10,507 文字|出典 docID: S100CPBN
3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ホットランド)及び関係会社9社(株式会社ホットランド大阪、株式会社大釜屋、コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン株式会社、WAEN International Limited、台湾和園國際股份有限公司、青島和園福商貿有限公司、HOTLAND MAURINVEST SEAFOOD INDUSTRY S.A、LH Venture Sdn. Bhd、Land Land USA, Inc.)により構成されております。 主として、たこ焼「築地銀だこ」、たい焼「銀のあん」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」(国内のみ)、キッシュ「La Quiche」等のブランドを、直営、業務委託(以下、「PC」という)及びフランチャイズ(以下、「FC」という)にて、国内及び海外でチェーン展開しております。 (1)当社グループの事業の特徴「銀だこスタイル」 当社グループは、外食産業間の競争に勝ち残るためには強い個性を打ち出すことが重要と考え、幅広い客層に愛される「たこ焼」に絞り込み、さらに商品を磨きあげることで、強い単品力を持つ「築地銀だこ」を作り上げ、ブランド化に成功いたしました。 単品に絞り込むことで厨房を縮小でき、小スペース低コストで様々なロケーションでの出店が可能となっております。 また、オープンキッチンでの実演販売は、できていく工程の楽しさ、シズル感(注)や安心感をお客様に伝え、できたての商品を提供することが可能となっております。さらに、シンプルなオペレーションにより、多店舗化に向け、短期間での人材育成を実現しております。 当社グループは、上記の方針により、小規模店舗を多数出店することで、「築地銀だこ」ブランドの認知を推進するとともに、事業拡大に向けて専用機械の自社化や原料の調達・加工・物流までの一貫したマーチャンダイジングを構築し、さらに銀だこブランドの市販品の製造販売を行っております。 このノウハウである「銀だこスタイル」を活かし、他の単品外食業態(たい焼「銀のあん」、天ぷら「日本橋からり」、たこ焼「大釜屋」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」、キッシュ「La Quiche」)を展開しております。(注)シズル感とは食欲や購買意欲を刺激するような食品の活きの良さや瑞々しさと言った「おいしそうな感じ」のこと。五感を刺激するような感覚のこと。 (2)当社グループの各ブランドの内容ブランド内容主な運営会社皮はパリッと、中はトロッと、たこはプリッと、職人が丁寧に焼き上げたたこ焼を提供しているたこ焼専門店です。●テイクアウト/フードコードショッピングセンター・駅前を中心とした小スペース高効率の主力出店形態。●銀だこハイボール酒場首都圏や大都市のオフィス街・繁華街などでOL・サラリーマンをターゲットにたこ焼とハイボールを楽しむ酒場業態の出店形態。加えて、銀だこハイボール酒場の発展形態として、新たな立地に、銀だこ鉄板道場・銀だこ大衆酒場・銀だこ横丁を展開し、ファミリー層・シニア層・海外からの観光客等の集客にも取り組んでいます。●宅配銀だこ住宅密集地に、あつあつのたこ焼・焼きそば・からあげなどをパーティパックとしてご家庭へお届けする出店形態。●その他催事、銀だこカー等の出店形態。株式会社ホットランド株式会社ホットランド大阪厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で5分間焼き上げます。大きなたこから出る汁が特徴の、ショウロンポウのようなたこ焼を提供するたこ焼専門店です。株式会社大釜屋自社工場でこだわりの製法で炊き上げた餡を自社開発の専用機械で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を提供するたい焼専門店です。「クロワッサンたい焼」24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げることで独特のサクッとした食感のクロワッサンたい焼です。株式会社ホットランド株式会社ホットランド大阪こだわりのエビやアナゴなど海の幸や季節野菜を、からりと揚げた天ぷらを提供している天ぷら専門店です。株式会社ホットランド冷たい石の上でアイスクリームとフルーツやナッツなどをミックスして提供するエンターテイメントアイスクリームショップです。COLD STONE CREAMERYは、米国のアリゾナに本部を置き、現在世界25カ国以上、1,400店舗以上のビッグチェーン。当社子会社のコールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン株式会社が日本のマスターライセンスを取得しています。新たなコンテンツである「コールドストーン プレミアム アイスクリームクリームバー」やソフトクリーム「リッチミルク」などの継続的な商品開発と提案を行ってまいります。株式会社ホットランドコールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン株式会社1963年に米国カリフォルニア州ロサンゼルスで創業、世界29ヶ国1,200店舗以上を展開する、ロサンゼルスを代表するスペシャルティコーヒーショップです。コーヒー豆、紅茶は原産地から厳選された豆や茶葉を仕入れ、こだわった豊富なメニューを取りそろえ、ロサンゼルスを代表するスペシャルティコーヒーショップとして、ハリウッドセレブをはじめ多くのファンに愛されてきました。本国ではInternational Coffee & Tea, LLCが運営しています。株式会社ホットランド ブランド内容主な運営会社焼き立てのキッシュを提供するキッシュ専門店です。キッシュは、ヨーロッパ発祥の伝統的な家庭料理で、朝食からお酒のおつまみまで日常的に食べられています。La Quicheのキッシュは、直径7cmのサクサクしたパイ生地の中に様々な料理やスイーツを流し込んだ、目にも華やかで、お手土産にもおすすめの手のひらサイズのキッシュです。株式会社ホットランド 日本の国民食であるカレーライスを、お値打ち価格と圧倒的なボリューム感で訴求。職人の”技能”が必要な場面を可能な限り削ぎ落とし、IH等の”技術”に変換する事で、軽いオペレーションに伴う省力化の実現と共に、職人に頼らずとも安定した品質で商品をお客様にご提供可能な業態です。WAEN International Limited台湾和園國際股份有限公司 (3)当社グループの国内における事業展開 当社は、銀だこをはじめとするブランドを、時代のニーズやロケーションに合わせて業態開発すると同時に、様々なシーンを創出することで幅広い客層を開拓し、事業拡大を図ってまいりました。また、複数のブランドをコラボレーションさせた事業展開も行っております。 ① 各ブランド展開(a)「築地銀だこ」 「築地銀だこ」展開当初は、小商圏型のGMS(総合スーパー)にテイクアウトを中心とした出店を行い、“小腹”需要を掘り起こしてまいりました。 GMS(総合スーパー)がショッピングセンターへと移行する中で、当社は出店形態をテイクアウト型からその場で焼き立てが食べられるフードコート型やイートイン併設型へと変えることで、より多くのファミリー層を取り込み、一家だんらんの“食事”としても需要が広がりました。 「築地銀だこ」のフラッグシップ店として東京1号店(サンモール中野店)を出店(平成10年10月)し、大行列ができるなど大きな話題となり、認知度を飛躍的に向上させるとともに多店舗化を加速させました。 現在、当社では、「築地銀だこ」のブランドを細分化し、立地特性に合わせて業態開発することで、更なる展開を図っております。 「銀だこハイボール酒場」 更なる事業拡大を目的として、新たな顧客層であるサラリーマン・OL層に向けて銀だこの新しいコンセプトを提案する「銀だこハイボール酒場」(歌舞伎町店)を出店(平成21年5月)いたしました。 銀だことサントリーのハイボールの組み合わせが大きな話題を呼び、都市部での出店を加速させました。 この業態の特徴は、ハイボール酒場ならではのメニューを開発したことにより、客単価と来店頻度の向上につなげたことです。また、ドリンク比率の高まりによって利益率が向上いたしました。さらに、オフィス街及び繁華街への出店により夜の集客が可能となったと同時に、従来弱かった路面店の夏場対策に成功いたしました。 銀だことハイボールの組み合わせが全国へ浸透したことによって“お酒のおつまみ”としてもたこ焼の需要が広がり、またランチ需要に対しても対応したことにより、既存店の活性化を実現いたしました。 さらに、銀だこハイボール酒場の発展形態として、新たな立地に、銀だこ鉄板道場・銀だこ大衆酒場・銀だこ横丁を展開し、ファミリー層・シニア層・海外からの観光客等の集客にも取り組んでいます。 「宅配銀だこ」 ご家庭にあつあつのたこ焼をお届けすることを目的として、平成25年6月に「宅配銀だこ」1号店(たまプラーザ店)を出店いたしました。 主たるメニューは宅配銀だこ限定のパーティパックであり、たこ焼の他に焼きそば、からあげなども取り扱うことにより、様々な“パーティ”需要に対応ができ、結果として従来の「築地銀だこ」に比べて客単価の大幅な上昇につながりました。加えて天候に左右されずに安定した営業が可能となっております。 これにより従来未出店の住宅街などへ出店立地がさらに広がり、また、既存店へ「宅配銀だこ」のシステムを複合させることで、売上が向上いたしました。 (b)「銀のあん」 築地銀だこ店舗のサイドメニューで最も人気が高かったたい焼を「銀だこスタイル」化すべく、専門店「銀のあん」(アトレ大森店)を出店(平成19年11月)いたしました。 商品力を磨き上げるために、北海道十勝産小豆を直接仕入れて、自社工場にてこだわりの製法で炊き上げたあんを使用し、自社エンジニアリング工場が開発した専用機で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を開発いたしました。 駅近郊を中心に出店することで、“お土産”需要を取り込み、また客層も年配層まで広げることができました。 さらに、「クロワッサンたい焼」を開発し、平成25年に発売開始いたしました。この「クロワッサンたい焼」は、24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げたサクッとした食感と低糖あんが調和した冷めても美味しい洋風たい焼です。 (c)「COLD STONE CREAMERY」 当社は、アイスクリーム専門店「COLD STONE CREAMERY」のブランド力を活かし、銀だこスタイルにて全国展開することを目的として、コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン株式会社(CSCJ)を平成26年1月に子会社化いたしました。CSCJは全国に19店舗展開(平成29年12月現在)することでブランドを構築しております。また、「コールドストーン プレミアム アイスクリームクリームバー」やソフトクリーム「リッチミルク」などの継続的な商品開発と提案を行っております。 (d)「大釜屋」 当社は、たこ焼事業の更なる拡大を目的として、「おおがまや」チェーンを運営する株式会社みんなひとつコーポレーションを平成25年10月に子会社化いたしました(現・株式会社大釜屋)。 厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で焼き上げることで品質の安定を図っております。さらに焼成時間が5分と短いためにピークタイム時において高い売上を作ることが可能となっております。また、自動たこ焼機を活用した少人数ローコストオペレーションによって、高い収益力を実現しております。 (e)「日本橋からり」 当社は、外食事業の更なる拡大を目的として、客層を年配層まで広げた天ぷら業態を展開しております。 お客様の目の前で“からり”と揚げたあつあつの天ぷらを提供いたしております。 (f)「The Coffee Bean & Tea Leaf」 当社は、The Coffee Bean & Tea Leaf®を日本国内で展開するために、International Coffee & Tea, LLCと「The Coffee Bean & Tea Leaf®」に関するフランチャイズ契約を締結しております。1号店を平成27年5月26日東京・日本橋にオープンし、平成29年12月31日現在で5店舗となっております。 (g)「La Quiche」 当社は、キッシュ事業の更なる拡大を目指して、「La Quiche」1号店(新宿アルタ店)を平成28年10月28日に出店いたしました。「築地銀だこ」で培ったノウハウを生かし、朝食から夕食、おつまみやお酒のおともなど、時間を問わず幅広い層とシーンで、一日を通してカジュアルに食べるキッシュのスタイルを提案いたします。 ② 国内ブランド別店舗数(平成29年12月末日現在)ブランド出店形態合計(店)直営(店)PC(店)FC(店)築地銀だこテイクアウト・フードコート431162135134銀だこハイボール酒場4024124宅配銀だこ54-1小計476190147139銀のあん-281747COLD STONE CREAMERY-1918-1大釜屋-147-7The Coffee Bean & Tea Leaf-55--日本橋からり-871-La Quiche-16151-その他-14104-合計-580269157154 (4)当社グループの海外における事業展開 当社の海外戦略は、国内で培った「築地銀だこ」をはじめとする「庶民的な日本の食べ物」をコンセプトとする各種外食事業を、直営店もしくはFC方式により展開していこうとするものです。 海外展開の第一ステージは、アジアを選択いたしました。そのための拠点として、香港にWAEN International Limitedを設立(平成16年10月)し、「築地銀だこ」海外1号店をオープンいたしました。その翌年には台湾に出店、さらにその翌年の平成18年12月にはタイにフランチャイズ1号店を出店いたしました。 現在、「築地銀だこ」以外には「銀カレー」を主に展開しております。 「銀カレー」は、香港における市場調査を徹底的に行った結果、日本の国民食であるカレーに絞り込み、品質にこだわり、低価格・実演販売・小スペースでテイクアウトもできる等の「銀だこスタイル」が奏功し多店舗化することができました。さらに当該事業の効率化を図るため、一次加工工場を稼働(平成22年)させ、平成23年には黒字化を果たしました。 一方、「築地銀だこ」の展開には高品質のたこ焼を焼ける職人技が必要で、時間をかけて現地の人材を育成してきましたが、その点が多店舗化の課題となっていました。しかし、平成25年に自動たこ焼機のノウハウを有する「大釜屋」を買収したことにより、そのノウハウを取り入れ、海外における安定した「築地銀だこ」のオペレーションを確立し、多店舗化の基盤を築くことができました。 また、タイにおいては「築地銀だこ」に関するSiam Santa Foods Co., Ltdとのエリアフランチャイズ契約及び「銀のあん」に関するSplendid Co., Ltd.とのエリアフランチャイズ契約締結の基、同国において「築地銀だこ」と「クロワッサンたい焼」店舗を展開しております。 さらに平成27年6月に連結子会社WAEN International LimitedとBAKE INTERNATIONAL LIMITEDとのエリアライセンス契約を締結し、北海道“焼きたてチーズタルト”専門店「BAKE」を香港で展開しております。 マレーシアでは、平成28年1月に設立した現地合弁会社LH Venture Sdn.Bhd.において積極的な出店を行い、「築地銀だこ」9店舗、「クロワッサンたい焼」2店舗の計11店舗体制となりました。 主要ブランド「築地銀だこ」「銀のあん(クロワッサンたい焼)」のGCC(湾岸協力理事会)諸国での展開を目的に、官民ファンド「クールジャパン機構」が出資するCipher Nippon Investment L.L.C.との間で平成28年8月にマスターフランチャイズ契約を締結いたしました。 米国においては、平成29年7月に当社グループの主力ブランド「築地銀だこ」を中心とする当社ブランドを展開する目的で100%子会社Gindaco USA, Inc.を設立いたしました。その後、平成29年10月に当社とアークランドサービスホールディングス株式会社のフードブランドを、巨大市場である北米市場に展開していくことを目的として、合弁契約を締結し、当社の米国子会社Gindaco USA, Inc.の第三者割当増資を当社及びアークランドサービスホールディングス株式会社で引き受けることにより、Gindaco USA, Inc.を両社の合弁会社とし、同時に商号をLand Land USA, Inc.に変更いたしました。 経済成長が続く東南アジアエリアにおいて、タイ、マレーシアに次ぐ国として、インドネシアにおける事業展開を目指して、平成29年11月にPT Foods Beverages Indonesiaとマスターフランチャイズ契約を締結いたしました。 海外ブランド別店舗数 平成29年12月末日現在、海外に直営店38店、FC店24店を展開しております。出店エリアブランド合計(店)直営(店)FC(店)香港築地銀だこ11-銀のあん11-銀カレー1616-BAKE22-その他88-小計2828-台湾銀だこハイボール酒場11-銀カレー22-BAKE33-銀だこ食堂22-小計88-韓国築地銀だこ1-1タイ築地銀だこ9-9銀のあん3-3小計12-12マレーシア築地銀だこ9-9銀のあん2-2小計11-11中国築地銀だこ22-合計623824 (5)当社チェーンの人材戦略① 当社の人材教育について 当社の企業理念は「日本一うまい食を通じて、ほっとした安らぎと笑顔いっぱいのだんらんを提供できることを最上の喜びとする。」であります。その理念を実践するための人材教育の場としての銀心(ぎんごころ 注)研修センターを運営しております。銀心研修センターでは、職人としての技術力とお客様にご満足いただく商人としての心をあわせ持つ人材を育成するために、当社・加盟店・業態を問わず全ての人材に対して、銀だこマニュアル等当社独自の教育プログラムに従って、6週間にわたって、実践的な教育を徹底しております。 (注)「銀心」とは、常に向上心を持ち続ける「職人の誇り」とお客様に対する謙虚さと感謝の気持ちを持ち合わせる「商人の心」と定義しております。 研修を終えたスタッフは、店舗に配属され、マイスター(当社基準技術習得者)、CEO(時間帯責任者)、副店長を経て、店長へと昇格し、複数店の店長を経験した後に、独立資格を取得することができます。独立資格を取得した後、SV(スーパーバイザー)を経てMGR(マネージャー)を目指す道と店舗オーナーとして独立を目指す道のいずれかを選択できます。当社は社員独立制度を採用しており、以前から多くの独立オーナーを輩出し、さらに独立開業の資格を有している社員が多数おります。 独立したオーナーは、その後、2店舗目以降をFC展開するために会社を設立し、事業規模を拡大させています。オーナー自らが現場経験者であるため、理念と技術とを兼ね備えており、加盟店のスタッフにまで継承しております。② ホットランドオーナー会を中心とするチェーンの人材育成について 独立・開業したオーナーが中心となり、自主的に平成12年に銀だこオーナー会を設立、その後、複数ブランドに対象を広げたホットランドオーナー会に発展いたしました。 ホットランドオーナー会は、ホットランドグループ全ブランドの更なる向上を目的として、「チェーン向上委員会」「共存共栄委員会」「経営力研修委員会」「経営開発委員会」「総務広報委員会」の5つの委員会で現在、積極的に活動を行っております。 また、当社と連携して、更なる技術の向上を目的とした「あつあつグランプリ(注)」を当社とともに定期的に開催し、ブランドの更なる向上を図っております。平成29年10月には、4年ぶりとなる「第 9 回あつあつグランプリ」が開催され、全国から数千人が参加し、日本国内だけでなく海外店舗の職人も集い、焼き手としての腕を競い合いました。 (注)当社グループ内の世界一の焼き手を競う店舗スタッフ全員参加型の定期的に開催される大会。国内及び世界 において、店舗予選、地区予選・エリア予選を勝ち抜いた者が本選に出場し、世界一を目指します。 「チェーン向上委員会」は、たこ焼を通じて、児童・養護施設等の子どもたちやお年寄りに笑顔を広げる目的で、ボランティア活動「銀だこカーが行く(沖縄~北海道)」を平成20年10月より開始し、訪問した施設等からご好評をいただいております。 当社は、理念を共有するオーナー会と共存共栄の精神を持って、ブランド向上に向けた努力を行うのみならず、社会貢献を通じて、加盟店スタッフに対しても理念の浸透・実践を図っております。 ③ 主力事業「築地銀だこ」の積極的展開のための人材戦略 主力事業である「築地銀だこ」は、川上から川下まで自社で完結する当社独自のビジネスプラットフォームを 強みとする「銀だこスタイル」で展開し、さらに収益性の高い「銀だこハイボール酒場」の出店を加速しており ます。当社は、「築地銀だこ」の一層の積極的展開のために、経営資源を集中させ、人材の能力開発や最適な人 材配置を行ってまいります。 ④ 人材の確保・採用について 継続的な成長基盤を築くため人材の安定的な確保・採用を積極的に行ってまいります。多様化するライフスタ イルに合わせ「勤務地限定社員制度」、「時短社員制度」を導入し、働きやすい環境を創出しながら人材の確 保・採用の強化を図ってまいります。また、今後の海外展開を脱み優秀な海外人材の登用についても進めてまい ります。 (6) 当社グループの生産体制① 「築地銀だこ」・「大釜屋」の主原料(たこ) 当社は、世界でも有数のたこを使用(原料ベースで年間約3,000トン)する外食企業であります。その強みを活かし、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓するとともに、たこの完全養殖を目指した取り組みを行っております。 (a)モーリタニアでの合弁会社による原料調達と現地加工 世界最大のたこの原産地の一つであるモーリタニアにおいて、現地MAURINVEST 社と合弁会社 HOTLAND MAURINVEST SEAFOOD INDUSTRY S.A を設立し、原料の優位的な調達から現地加工までを一貫して行うことで、将来に向けた安定調達とリスク分散の礎を築いております。 (b)世界中からの原料調達と加工地の分散化 モーリタニア以外にもアジア・中南米・アフリカなど、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓しております。また、加工地においても、中国・ベトナム・インドネシアなどの各地で加工することで、優位性のある原産地と加工地を組み合わせながら、相場に影響されにくいルート作りとリスクの分散を図り、仕入れ価格の低減を実現してまいります。 (c)宮城県石巻市における真だこ養殖の研究 世界初となる陸上における真だこの完全養殖を目的とした包括連携協定を宮城大学と締結(平成24年12月)し、さらに東北大学・東海大学・石巻養殖業者も加え、科学技術振興機構に申請受諾(平成25年3月)され、その後、当社は石巻水産研究所を開設して、現在共同研究に取り組んでおります。 (d)熊本県上天草市での真だこ養殖の産業化 国産真だこの水揚げが多く、未稼働の養殖施設(魚介類)を多数保有する熊本県上天草市において、熊本県上天草市を立会人として、天草漁業協同組合と真だこの完全養殖を目的とした包括連携協定を締結(平成27年3月)し、石巻水産研究所で開発された技術を使った上天草産真だこ養殖の産業化に向けて協働の取り組みを行っております。 ② 「銀のあん」の主原料(あんこ) 北海道産十勝小豆を使った「銀のあん」用あんこを、当社桐生工場において一貫生産することで、安定的な品質と仕入加工コストの低減を実現しております。 ③ 「築地銀だこ」・「大釜屋」・「銀のあん」の自社製専用機械 独自の品質と製法を作り出すために食品機械メーカー有限会社佐憲鉄工所を吸収合併(平成11年12月)し、現在、当社エンジニアリング工場として、以下の主力厨房機器を開発し、製造販売しております。銀だこ :たこ焼機製造・自動たこ焼機製造・専用厨房器材製造・メンテナンス銀のあん:両面加熱型たい焼機(特許第4338502号)の製造・専用厨房器材製造・メンテナンス大釜屋 :自動たこ焼機製造・専用厨房器材、メンテナンス 当社は、上記の主力機械を自社開発製造することで、同業他社への参入障壁を築き上げるとともに、店舗オペレーションの効率化を図り、メンテナンスをエンジニアリング工場で一括して行うことで、店舗人件費の節減、品質の維持を実現しております。また、機械のリサイクル化により、出店コストの低減を実現しております。 国内外におけるフランチャイズ加盟店等が拡大することで、機械販売やメンテナンス収入による売上増加に寄与しております。 [国内 事業系統図] [海外 事業系統図]
FY2016|11,397 文字|出典 docID: S100A0Q0
3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ホットランド)及び関係会社14社(株式会社ホットランド大阪、株式会社大釜屋、コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン株式会社、L.A.Style株式会社、株式会社1016、WAEN International Limited、台湾和園國際股份有限公司、GINDACO (CAMBODIA) CO.,LTD.、青島和園福商貿有限公司、HL.Honolulu LLC、HOTLAND MAURINVEST SEAFOOD INDUSTRY S.A、Pacific Restaurant Partners,INC.、Ncounter Franchising,LLC.、LH Venture Sdn. Bhd)により構成されております。 主として、たこ焼「築地銀だこ」、たい焼「銀のあん」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」(国内のみ)、キッシュ「La Quiche」等のブランドを、直営、業務委託(以下、「PC」という)及びフランチャイズ(以下、「FC」という)にて、国内及び海外でチェーン展開しております。 (1)当社グループの事業の特徴「銀だこスタイル」 当社グループは、外食産業間の競争に勝ち残るためには強い個性を打ち出すことが重要と考え、幅広い客層に愛される「たこ焼」に絞り込み、さらに商品を磨きあげることで、強い単品力を持つ「築地銀だこ」を作り上げ、ブランド化に成功いたしました。 単品に絞り込むことで厨房を縮小でき、小スペース低コストで様々なロケーションでの出店が可能となっております。 また、オープンキッチンでの実演販売は、できていく工程の楽しさ、シズル感(注)や安心感をお客様に伝え、できたての商品を提供することが可能となっております。さらに、シンプルなオペレーションにより、多店舗化に向け、短期間での人材育成を実現しております。 当社グループは、上記の方針により、小規模店舗を多数出店することで、「築地銀だこ」ブランドの認知を推進するとともに、事業拡大に向けて専用機械の自社化や原料の調達・加工・物流までの一貫したマーチャンダイジングを構築し、さらに銀だこブランドの市販品の製造販売を行っております。 このノウハウである「銀だこスタイル」を活かし、他の単品外食業態(たい焼「銀のあん」、天ぷら「日本橋からり」、たこ焼「大釜屋」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」、キッシュ「La Quiche」)を展開しております。(注)シズル感とは食欲や購買意欲を刺激するような食品の活きの良さや瑞々しさと言った「おいしそうな感じ」のこと。五感を刺激するような感覚のこと。 (2)当社グループの各ブランドの内容ブランド内容主な運営会社皮はパリッと、中はトロッと、たこはプリッと、職人が丁寧に焼き上げたたこ焼を提供しているたこ焼専門店です。●テイクアウト/フードコードショッピングセンター・駅前を中心とした小スペース高効率の主力出店形態。●銀だこハイボール酒場オフィス街・繁華街などでOL・サラリーマンをターゲットにたこ焼とハイボールを楽しむ立ち飲み出店形態。●宅配銀だこ住宅密集地に、あつあつのたこ焼・焼きそば・からあげなどをパーティパックとしてご家庭へお届けする出店形態。●銀だこハイボール横丁都心の駅前・繁華街等に50坪以上の店舗面積で当社の複数ブランドを集合させた大型出店形態。●その他催事、銀だこカー等の出店形態。株式会社ホットランド株式会社ホットランド大阪厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で5分間焼き上げます。大きなたこから出る汁が特徴の、ショウロンポウのようなたこ焼を提供するたこ焼専門店です。株式会社大釜屋自社工場でこだわりの製法で炊き上げた餡を自社開発の専用機械で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を提供するたい焼専門店です。「クロワッサンたい焼」24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げることで独特のサクッとした食感のクロワッサンたい焼です。株式会社ホットランド株式会社ホットランド大阪こだわりのエビやアナゴなど海の幸や季節野菜を、からりと揚げた天ぷらを提供している天ぷら専門店です。株式会社ホットランド株式会社ホットランド大阪冷たい石の上でアイスクリームとフルーツやナッツなどをミックスして提供するエンターテイメントアイスクリームショップです。COLD STONE CREAMERYは、米国のアリゾナに本部を置き、現在世界20カ国、1,400店舗以上のビッグチェーン。当社子会社のコールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン株式会社が日本のマスターライセンスを取得しています。新たなコンテンツである「コールドストーン プレミアム アイスクリームクリームバー」やソフトクリーム「リッチミルク」などの継続的な商品開発と提案を行ってまいります。株式会社ホットランドコールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン株式会社1963年に米国カリフォルニア州ロサンゼルスで創業、世界29ヶ国1,115店舗(2017年1月末現在)を展開する、ロサンゼルスを代表するスペシャルティコーヒーショップです。コーヒー豆、紅茶は原産地から厳選された豆や茶葉を仕入れ、こだわった豊富なメニューを取りそろえ、ロサンゼルスを代表するスペシャルティコーヒーショップとして、ハリウッドセレブをはじめ多くのファンに愛されてきました。本国ではInternational Coffee & Tea, LLCが運営しています。L.A.Style株式会社 焼き立てのキッシュを提供するキッシュ専門店です。キッシュは、ヨーロッパ発祥の伝統的な家庭料理で、朝食からお酒のおつまみまで日常的に食べられています。La Quicheのキッシュは、直径7cmのサクサクしたパイ生地の中に様々な料理やスイーツを流し込んだ、目にも華やかで、お手土産にもおすすめの手のひらサイズのキッシュです。株式会社ホットランド 日本の国民食であるカレーライスを、お値打ち価格と圧倒的なボリューム感で訴求。職人の”技能”が必要な場面を可能な限り削ぎ落とし、IH等の”技術”に変換する事で、軽いオペレーションに伴う省力化の実現と共に、職人に頼らずとも安定した品質で商品をお客様にご提供可能な業態です。WAEN International Limited台湾和園國際股份有限公司 3)当社グループの国内における事業展開 当社は、銀だこをはじめとするブランドを、時代のニーズやロケーションに合わせて業態開発すると同時に、様々なシーンを創出することで幅広い客層を開拓し、事業拡大を図ってまいりました。また、複数のブランドをコラボレーションさせた事業展開も行っております。 ① 各ブランド展開(a)「築地銀だこ」 「築地銀だこ」展開当初は、小商圏型のGMS(総合スーパー)にテイクアウトを中心とした出店を行い、“小腹”需要を掘り起こしてまいりました。 GMS(総合スーパー)がショッピングセンターへと移行する中で、当社は出店形態をテイクアウト型からその場で焼き立てが食べられるフードコート型やイートイン併設型へと変えることで、より多くのファミリー層を取り込み、一家だんらんの“食事”としても需要が広がりました。 「築地銀だこ」のフラッグシップ店として東京1号店(サンモール中野店)を出店(平成10年10月)し、大行列ができるなど大きな話題となり、認知度を飛躍的に向上させるとともに多店舗化を加速させました。 現在、当社では、「築地銀だこ」のブランドを細分化し、立地特性に合わせて業態開発することで、更なる展開を図っております。 「銀だこハイボール酒場」 更なる事業拡大を目的として、新たな顧客層であるサラリーマン・OL層に向けて銀だこの新しいコンセプトを提案する「銀だこハイボール酒場」(歌舞伎町店)を出店(平成21年5月)いたしました。 銀だことサントリーのハイボールの組み合わせが大きな話題を呼び、都市部での出店を加速させました。 この業態の特徴は、ハイボール酒場ならではのメニューを開発したことにより、客単価と来店頻度の向上につなげたことです。また、ドリンク比率の高まりによって利益率が向上いたしました。さらに、オフィス街及び繁華街への出店により夜の集客が可能となったと同時に、従来弱かった路面店の夏場対策に成功いたしました。 銀だことハイボールの組み合わせが全国へ浸透したことによって、“お酒のおつまみ”としてもたこ焼の需要が広がり、既存店の活性化を実現いたしました。 「宅配銀だこ」 ご家庭にあつあつのたこ焼をお届けすることを目的として、平成25年6月に「宅配銀だこ」1号店(たまプラーザ店)を出店いたしました。 主たるメニューは宅配銀だこ限定のパーティパックであり、たこ焼の他に焼きそば、からあげなども取り扱うことにより、様々な“パーティ”需要に対応ができ、結果として従来の「築地銀だこ」に比べて客単価の大幅な上昇につながりました。加えて天候に左右されずに安定した営業が可能となっております。 これにより従来未出店の住宅街などへ出店立地がさらに広がり、また、既存店へ「宅配銀だこ」のシステムを複合させることで、売上が向上いたしました。 (b)「銀のあん」 築地銀だこ店舗のサイドメニューで最も人気が高かったたい焼を「銀だこスタイル」化すべく、専門店「銀のあん」(アトレ大森店)を出店(平成19年11月)いたしました。 商品力を磨き上げるために、北海道十勝産小豆を直接仕入れて、自社工場にてこだわりの製法で炊き上げたあんを使用し、自社エンジニアリング工場が開発した専用機で両面から一気に焼き上げた薄皮たい焼を開発いたしました。 駅近郊を中心に出店することで、“お土産”需要を取り込み、また客層も年配層まで広げることができました。 さらに、「クロワッサンたい焼」を開発し、平成25年に発売開始いたしました。この「クロワッサンたい焼」は、24層に仕上げたクロワッサン生地を両面からすばやく焼き上げたサクッとした食感と低糖あんが調和した冷めても美味しい洋風たい焼です。 (c)「COLD STONE CREAMERY」 当社は、アイスクリーム専門店「COLD STONE CREAMERY」のブランド力を活かし、銀だこスタイルにて全国展開することを目的として、コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン株式会社(CSCJ)を平成26年1月に子会社化いたしました。CSCJは全国に25店舗展開(平成28年12月現在)することでブランドを構築しております。また、新たなコンテンツである「コールドストーン プレミアム アイスクリームクリームバー」やソフトクリーム「リッチミルク」などの継続的な商品開発と提案を行ってまいります。 (d)「大釜屋」 当社は、たこ焼事業の更なる拡大を目的として、「おおがまや」チェーンを運営する株式会社みんなひとつコーポレーションを平成25年10月に子会社化いたしました(現・株式会社大釜屋)。 厳選された生だこを店内に設置した大釜で茹で上げ、お客様の前でカットし、自社製自動たこ焼機で焼き上げることで品質の安定を図っております。さらに焼成時間が5分と短いためにピークタイム時において高い売上を作ることが可能となっております。また、自動たこ焼機を活用した少人数ローコストオペレーションによって、高い収益力を実現しております。 (e)「日本橋からり」 当社は、外食事業の更なる拡大を目的として、客層を年配層まで広げた天ぷら業態を展開しております。 お客様の目の前で“からり”と揚げたあつあつの天ぷらを提供いたしております。 (f)「The Coffee Bean & Tea Leaf」 当社は、The Coffee Bean & Tea Leaf®を日本国内で展開するために、平成26年6月に当社とイオンモール株式会社でL.A.Style株式会社を合弁で設立し、International Coffee & Tea, LLCと「The Coffee Bean & Tea Leaf®」の日本における運営に関するエリアフランチャイズ契約を締結いたしました。1号店を平成27年5月26日東京・日本橋に、2号店を5月30日埼玉県越谷市のイオンレイクタウンkazeにオープンし、平成28年12月31日現在で11店舗となっております。 (g)「La Quiche」 当社は、キッシュ事業の更なる拡大を目指して、「La Quiche」1号店(新宿アルタ店)を平成28年10月28日に出店いたしました。「築地銀だこ」で培ったノウハウを生かし、朝食から夕食、おつまみやお酒のおともなど、時間を問わず幅広い層とシーンで、一日を通してカジュアルに食べるキッシュのスタイルを提案いたします。 ② 各ブランドのコラボレーション 当社は、保有する各ブランドをコラボレーション出店(注)させることで、その立地における売上の拡大を図ると同時に、経営効率の向上を図っております。 (a)同一店舗スペースにおける複数ブランド出店 当社は、「銀だこスタイル」の特徴である「小スペース」を活かして、店舗スペースに余裕のある店舗の出店・改装時に複数ブランドをコラボレーション出店し、経営の効率化を図っております。 テイクアウトゾーンにおいては「築地銀だこ」と「銀のあん」、フードコートにおいては「築地銀だこ」とランチ・ディナータイムに強い「日本橋からり」の併設等により、ブランド力を強化するとともに、同一スペースにおける売上拡大を実現いたしました。さらに、2店舗1店長制の導入等により、店舗運営の効率化を図っております。 また、「COLD STONE CREAMERY」の広い店舗スペースに「銀のあん」を併設することにより、季節補完を図り、年間売上を拡大させることができました。 (b)同一ショッピングセンターにおける複数ブランド出店 近年のショッピングセンターの大型化にともない、同一ショッピングセンター内に当社が保有するブランドを複数同時出店し、ショッピングセンター内での売上拡大と、物流やスタッフの共用など経営資源の効率的活用を図っております。特に、地方エリアにおいては、大型ショッピングセンターの集客力が最も高いため、当社では地方エリア展開における最有力出店形態としております。 (c)コラボレーションによる「銀だこハイボール横丁」 当社の保有する様々なブランドを集積させた横丁タイプの旗艦店として「銀だこハイボール横丁」をJR浜松町駅前に出店(平成22年7月)いたしました(現在は、JR五反田駅敷地内に移設)。 この「銀だこハイボール横丁」は当社最大の出店規模であり、最も高い売上(平成28年ベース)を誇っています。複数のブランドが持つそれぞれの「強い単品力」が集積されることで、お客様により多くの楽しみを提供いたしております。それにともない「築地銀だこ」の更なるブランド力向上を図っております。また、可動式の出店形態によって、都内・駅前等の一時的な遊休地を有効活用した期間限定営業を実現しております。 (d)「宅配銀だこ」におけるコラボレーション 「宅配銀だこ」は、当社のプラットフォームとして、たこ焼・焼きそばだけでなく、からあげなど「銀だこハイボール酒場」の人気メニューに加え、デザートとしての「銀のあん」や「COLD STONE CREAMERY」など全ブランドの商品をお届けすることで、ご家庭やオフィス等の様々なニーズやシーンに対応いたしております。 (注)コラボレーション出店とは 当社が契約した商業施設等や路面店において、当社が保有する複数のブランドを組み合わせた出店形態の こと。 ③ 国内ブランド別店舗数(平成28年12月末日現在)ブランド出店形態合計(店)直営(店)PC(店)FC(店)築地銀だこテイクアウト・フードコート417150128139銀だこハイボール酒場352672宅配銀だこ119-2銀だこキッチン33--銀だこハイボール横丁11--小計467189135143銀のあん銀のあん3618810クロワッサンたい焼専門店131111小計4929911COLD STONE CREAMERY-2524-1大釜屋-2010-10The Coffee Bean & Tea Leaf-1111--日本橋からり-11101-La Quiche 22--その他-18144-合計-603289149165 (4)当社グループの海外における事業展開 当社の海外戦略は、国内で培った「築地銀だこ」をはじめとする「庶民的な日本の食べ物」をコンセプトとする各種外食事業を、直営店もしくはFC方式により展開していこうとするものです。 海外展開の第一ステージは、アジアを選択いたしました。そのための拠点として、香港にWAEN International Limitedを設立(平成16年10月)し、「築地銀だこ」海外1号店をオープンいたしました。その翌年には台湾に出店、さらにその翌年の平成18年12月にはタイにフランチャイズ1号店を出店いたしました。 現在、「築地銀だこ」以外には「銀カレー」「銀のあん」を主に展開しております。 中でも「銀カレー」は、香港における市場調査を徹底的に行った結果、日本の国民食であるカレーに絞り込み、品質にこだわり、低価格・実演販売・小スペースでテイクアウトもできる等の「銀だこスタイル」が奏功し多店舗化することができました。さらに当該事業の効率化を図るため、一次加工工場を稼働(平成22年)させ、平成23年には黒字化を果たしました。 一方、「築地銀だこ」の展開には高品質のたこ焼を焼ける職人技が必要で、時間をかけて現地の人材を育成してきましたが、その点が多店舗化の課題となっていました。しかし、平成25年に自動たこ焼機のノウハウを有する「大釜屋」を買収したことにより、そのノウハウを取り入れ、海外における安定した「築地銀だこ」のオペレーションを確立し、多店舗化の基盤を築くことができました。 また、タイにおいては「築地銀だこ」に関するSiam Santa Foods Co., Ltdとのエリアフランチャイズ契約及び「銀のあん」に関するSplendid Co., Ltd.とのエリアフランチャイズ契約締結の基、同国において「築地銀だこ」と「クロワッサンたい焼」店舗を展開しております。 さらに平成27年6月に連結子会社WAEN International LimitedとBAKE INTERNATIONAL LIMITEDとのエリアライセンス契約を締結し、北海道“焼きたてチーズタルト”専門店「BAKE」を香港及び台湾で展開しております。 マレーシアでは、現地合弁会社LH Venture Sdn.Bhd.において積極的な出店を行い7店舗体制となりました。 米国においては、現地合弁会社Pacific Restaurant Partners, INC.が平成28年4月にNcounter Franchising, LLC.を設立し、店舗展開を開始いたしました。 主要ブランド「築地銀だこ」「銀のあん(クロワッサンたい焼)」のGCC(湾岸協力理事会)諸国での展開を目的に、官民ファンド「クールジャパン機構」が出資するCipher Nippon Investment L.L.C.との間で平成28年8月にマスターフランチャイズ契約を締結いたしました。 海外ブランド別店舗数 平成28年12月末日現在、海外に直営店30店、FC店32店を展開しております。出店エリアブランド合計(店)直営(店)FC(店)香港築地銀だこ11-銀のあん22-銀カレー1616-BAKE11-小計2020-台湾築地銀だこ22-銀カレー22-BAKE22-銀だこ食堂22-小計88-韓国築地銀だこ1-1タイ築地銀だこ8-8銀のあん15-15小計23-23中国築地銀だこ22-マレーシア築地銀だこ6-6銀のあん1-1小計7-7米国Ncounter1-1合計623032 (5)当社チェーンの人材戦略① 当社の人材教育について 当社の企業理念は「日本一うまい食を通じて、ほっとした安らぎと笑顔いっぱいのだんらんを提供できることを最上の喜びとする。」であります。その理念を実践するための人材教育の場としての銀心(ぎんごころ 注)研修センターを運営しております。銀心研修センターでは、職人としての技術力とお客様にご満足いただく商人としての心をあわせ持つ人材を育成するために、当社・加盟店・業態を問わず全ての人材に対して、銀だこマニュアル等当社独自の教育プログラムに従って、6週間にわたって、実践的な教育を徹底しております。 (注)「銀心」とは、常に向上心を持ち続ける「職人の誇り」とお客様に対する謙虚さと感謝の気持ちを持ち合わせる「商人の心」と定義しております。 研修を終えたスタッフは、店舗に配属され、マイスター(当社基準技術習得者)、CEO(時間帯責任者)、副店長を経て、店長へと昇格し、複数店の店長を経験した後に、独立資格を取得することができます。独立資格を取得した後、SV(スーパーバイザー)を経てMGR(マネージャー)を目指す道とIPCとして独立を目指す道のいずれかを選択できます。当社は社員独立制度を採用しており、以前から多くの独立オーナーを輩出し、さらに独立開業の資格を有している社員が多数おります。 独立したオーナーは、その後、2店舗目以降をFC展開するために会社を設立し、事業規模を拡大させています。オーナー自らが現場経験者であるため、理念と技術とを兼ね備えており、加盟店のスタッフにまで継承しております。② ホットランドオーナー会を中心とするチェーンの人材育成について 独立・開業したオーナーが中心となり、自主的に平成12年に銀だこオーナー会を設立、その後、複数ブランドに対象を広げたホットランドオーナー会に発展いたしました。 ホットランドオーナー会は、ホットランドグループ全ブランドの更なる向上を目的として、「チェーン向上委員会」「共存共栄委員会」「経営力研修委員会」「経営開発委員会」「総務広報委員会」の5つの委員会で現在、積極的に活動を行っております。 また、当社と連携して、更なる技術の向上を目的とした「あつあつグランプリ(注)」を当社とともに定期的に開催し、ブランドの更なる向上を図っております。 (注)当社グループ内の世界一の焼き手・販売員を競う店舗スタッフ全員参加型の定期的に開催される大会。 国内及び世界において、店舗予選、地区予選・エリア予選を勝ち抜いた者が本選に出場し、世界一を目指し ます。 「チェーン向上委員会」は、たこ焼を通じて、児童・養護施設等の子どもたちやお年寄りに笑顔を広げる目的で、ボランティア活動「銀だこカーが行く(沖縄~北海道)」を平成20年10月より開始し、平成28年12月末日現在までに192回開催いたしました。東日本大震災時にも、いち早く数多くの被災地を回り、「銀だこカー」による炊き出しを行いました。 当社は、理念を共有するオーナー会と共存共栄の精神を持って、ブランド向上に向けた努力を行うのみならず、社会貢献を通じて、加盟店スタッフに対しても理念の浸透・実践を図っております。 ③ 主力業態「築地銀だこ」の積極的展開及びグループ総合力向上のための人材戦略 本年20周年を迎えた主力業態である「築地銀だこ」は、川上から川下まで自社で完結する当社独自のビジネス プラットフォームを強みとする「銀だこスタイル」で展開し、さらに収益性の高い銀だこハイボール酒場の出店 を加速しております。昨年度に行ったグループ事業の再編を踏まえ、「築地銀だこ」事業の一層の推進のため に、最適なグループ人材配置を行ってまいります。 また、「築地銀だこ」に続くブランドを展開するために、「築地銀だこ」で培った強みをグループ内で効果的に共有し相乗効果を得るために人材の育成を図るとともに、専門性のある人材の登用についても進めてまいります。 (6) 当社グループの生産体制① 「築地銀だこ」・「大釜屋」の主原料(たこ) 当社は、世界でも有数のたこを使用(原料ベースで年間約3,000トン)する外食企業であります。その強みを活かし、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓するとともに、たこの完全養殖を目指した取り組みを行っております。 (a)モーリタニアでの合弁会社による原料調達と現地加工 世界最大のたこの原産地の一つであるモーリタニアにおいて、現地MAURINVEST 社と合弁会社 HOTLAND MAURINVEST SEAFOOD INDUSTRY S.A を設立し、原料の優位的な調達から現地加工までを一貫して行うことで、将来に向けた安定調達とリスク分散の礎を築いております。 (b)世界中からの原料調達と加工地の分散化 モーリタニア以外にもアジア・中南米・アフリカなどエリアを限定せず、世界中の漁場から原料を調達できるルートを開拓しております。また、加工地においても、中国・ベトナム・インドネシアなどの各地で加工することで、優位性のある原産地と加工地を組み合わせながら、相場に影響されにくいルート作りとリスクの分散を図り、仕入れ価格の低減を実現してまいります。 (c)宮城県石巻市における真だこ養殖の研究 世界初となる陸上における真だこの完全養殖を目的とした包括連携協定を宮城大学と締結(平成24年12月)し、さらに東北大学・東海大学・石巻養殖業者も加え、科学技術振興機構に申請受諾(平成25年3月)され、その後、当社は石巻水産研究所を開設して、現在共同研究に取り組んでおります。 (d)熊本県上天草市での真だこ養殖の産業化 国産真だこの水揚げが多く、未稼働の養殖施設(魚介類)を多数保有する熊本県上天草市において、熊本県上天草市を立会人として、天草漁業協同組合と真だこの完全養殖を目的とした包括連携協定を締結(平成27年3月)し、石巻水産研究所で開発された技術を使った上天草産真だこ養殖の産業化に向けて協働の取り組みを開始しております。 ② 「銀のあん」の主原料(あんこ) 北海道産十勝小豆を使った「銀のあん」用あんこを、当社桐生工場において一貫生産することで、安定的な品質と仕入加工コストの低減を実現しております。 ③ 「築地銀だこ」・「大釜屋」・「銀のあん」の自社製専用機械 独自の品質と製法を作り出すために食品機械メーカー有限会社佐憲鉄工所を吸収合併(平成11年12月)し、現在、当社エンジニアリング工場として、以下の主力厨房機器を開発し、製造販売しております。銀だこ :たこ焼機製造・自動たこ焼機製造・専用厨房器材製造・メンテナンス銀のあん:両面加熱型たい焼機(特許第4338502号)の製造・専用厨房器材製造・メンテナンス大釜屋 :自動たこ焼機製造・専用厨房器材、メンテナンス 当社は、上記の主力機械を自社開発製造することで、同業他社への参入障壁を築き上げるとともに、店舗オペレーションの効率化を図り、メンテナンスをエンジニアリング工場で一括して行うことで、店舗人件費の節減、品質の維持を実現しております。また、機械のリサイクル化により、出店コストの低減を実現しております。 国内外におけるフランチャイズ加盟店等が拡大することで、機械販売やメンテナンス収入による売上増加に寄与しております。 [国内 事業系統図] [海外 事業系統図]