2806

ユタカフーズ(2806)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

食料品 食品

事業の概要

  • 食品製造販売事業:ユタカフーズは、液体調味料、粉末調味料、チルド食品、即席麺の4つの部門で食品の製造と販売を行っています。特に即席麺などは、親会社である東洋水産株式会社からの受託製造が主な収益源となっています。自社製品の製造販売と、親会社からの受託製造の二つの柱で事業を展開しているのが特徴です。
  • 親会社との協業:東洋水産株式会社は即席食品等の製造販売を手掛けており、ユタカフーズはその生産の一部を担っています。これにより、安定した生産量を確保しつつ、親会社の販売網を通じて製品を供給できる体制を築いています。グループ全体での効率的な事業運営を目指していると言えるでしょう。
  • 多岐にわたる製品群:液体調味料や粉末調味料は自社で製造販売し、チルド食品や即席麺は親会社からの受託製造が中心です。これにより、幅広い食品カテゴリーに対応し、多様な顧客ニーズに応えることが可能です。特に調味料製造で培った技術は、他の製品群にも活かされています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 液体調味料事業:液体調味料の製造販売を行う事業で、売上高は47.31億円、営業利益は1.28億円です。この事業は、ユタカフーズが自社で製造から販売までを手掛ける主力事業の一つであり、長年の調味料製造で培った技術が活かされています。
  • 粉末調味料事業:粉末調味料の製造販売を行う事業で、売上高は48.42億円、営業利益は2.06億円です。液体調味料事業と同様に、自社で一貫して手掛ける事業であり、高い営業利益率を示していることから、収益性の高い事業であると言えます。
  • チルド食品事業:親会社である東洋水産株式会社から受託してチルド食品を製造する事業で、売上高は18.02億円、営業利益は2.43億円です。受託製造が中心ですが、営業利益率が最も高く、ユタカフーズの収益を支える重要な柱の一つとなっています。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
LiquidSeasoningFoodReportableSegment 事業 47 1 2.7%
ParticulateFoodReportableSegment 事業 48 2 4.3%
ChilledFood 事業 18 2 13.5%
InstantNoodles 事業 19 1 4.7%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|350 文字
3 【事業の内容】当社及び当社の関係会社(親会社及び関連会社2社により構成)においては、液体、粉体、チルド食品及び即席麺の4部門の製造販売を主な事業とし、即席麺等は親会社の受託製造を主な内容とし、事業活動を展開しております。当グループの事業に係わる位置づけは、次のとおりであります。液体、粉体 ……………………………………………………当社が製造販売しております。液体、粉体、チルド食品、即席麺 …………………………親会社より受託して製造しております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。 親会社及び関連会社の事業の内容は次のとおりであります。親会社  東洋水産株式会社即席食品等の製造販売 関連会社  東和エステート株式会社不動産の管理 スルガ東洋株式会社冷凍冷蔵倉庫業

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
売上高の6割以上が東洋水産株式会社向けであり、特定の取引先に依存しているため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
長年築きあげてきた調味料の製造技術・設備を有しており、味覚・嗅覚に依る付加価値。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 高い(依存)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか ディフェンシブ
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:特定の取引先への依存 / 製品のクレーム / 天候、自然災害及びその他の影響
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 3 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

ユタカフーズは特定の強力なブランドや特許、規制ライセンスに関する情報は公開されておらず、無形資産による競争優位性は確認できない。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

家庭用調味料やレトルト食品が中心であり、特定のブランドへの強いこだわりがない限り、他社製品への切り替えは比較的容易と考えられる。ただし、長年の使用による慣習的なスイッチングコストはわずかに存在する可能性がある。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

製品の性質上、ネットワーク効果が発生するビジネスモデルではない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

食料品業界全体として価格競争は存在するが、ユタカフーズが突出したコスト優位性を持つという情報は確認できない。規模の経済や効率化によるコスト削減の可能性は示唆されるが、明確な優位性とは言えない。

規模の経済★☆☆☆☆
根拠:弱い規模が参入障壁になる

食料品業界は競争が激しく、大手企業が多数存在する。ユタカフーズの規模が業界全体に対して最適化された少数寡占を形成しているとは言えず、規模の経済による優位性は限定的と考えられる。

  • 調味料の製造技術:長年にわたり培ってきた調味料の製造技術と設備は、ユタカフーズの大きな強みです。味覚や嗅覚に頼る高度な技術が求められる調味料事業において、専門性の高い人材とノウハウを有していることは、他社との差別化に繋がっています。
  • 東洋水産グループの一員:親会社である東洋水産株式会社からの受託製造は、安定した事業基盤を提供しています。東洋水産グループの販売戦略や生産体制の中で、中部地区のチルド食品生産拠点として重要な役割を担っており、グループ内での確固たる地位を築いています。
  • 品質管理体制:FSSC22000の規格に基づいた品質管理体制を構築しており、安心・安全な製品提供を徹底しています。食料品製造業において、消費者の信頼を得るための品質管理は不可欠であり、これは競争優位性の一つとなります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社は、「人・食・味を豊に社会に貢献する」ことを経営理念とし、お客様の要求に応える製品を提供し、その企業活動において社会に貢献できる事業活動を推進してまいります。 (2) 目標とする経営指標目標とする経営指標は、部門別利益管理を重視しております。各部門の利益率を向上することにより売上高を追求するだけでなく、1株当たり当期純利益(EPS)の増加を重点目標としております。また、中長期的な企業価値の向上の実現のため自己資本当期純利益率(ROE)や総資産経常利益率(ROA)の向上に努め、よりよい資産効率を図ってまいります。 (3) 経営環境 今後の見通しにつきましては、国内経済は徐々に回復傾向にあり、賃金の上昇による消費意欲の向上に期待する一方、不安定な国際情勢、資源・原材料価格の高騰、為替相場の変動など、先行きは不透明で経営環境は依然として厳しい状況で推移することが予想されます。食品業界におきましても、原材料コストの上昇圧力が強い一方、低価格志向・節約志向に伴う価格競争の激化による厳しい経営環境が継続されるものと予想されます。また、人口減少と高齢化の進展、食の安心・安全に対する意識の高まりなどは依然として続いております。このような状況の中で、当社は品質第一の姿勢を貫き、安心・安全な製品を提供することを基本として品質管理を徹底するとともに、最適な設備投資と業務の効率化・適正な生産体制による筋肉質なコスト構造への転換を図るとともに、当社独自技術からの積極的な製品提案・開発体制の強化によって売上の拡大に挑戦して収益力を強化してまいります。液体部門においては、1952年以降、醸造業の様々なノウハウを有しており、「うなぎのたれ」「つゆ」「白だし」「味だし」等は、そのノウハウによって生み出された自社製品であります。特に、うなぎのたれは業界トップクラスの生産量を誇り、国内外の生産者に向けて、お客様に合わせた粘度・色合い・味を提供しております。粉体部門においては、時代とともに変化する生活スタイルに合わせて、より素早く・手軽に美味しさをお届けするために「粉末」「顆粒」とニーズに即した形状と「フィルム」「スタンドパック」「バルク」等の充填形態に対応し、お客様のご要望に対応しております。2019年の鳥取工場への事業集約により、製販一体となった事業体制を敷き、よりスピードアップした対応を目指しております。さらに、企業活動における社会的責任の重さを充分認識し、環境保全活動への取り組み、コンプライアンス体制の強化等を推進し、お客様に信頼される企業を目指し、積極的に事業を展開し、社業の発展を図る所存であります。 (4) 中長期的な会社の経営戦略 即席麺、チルド食品の麺類は、今後も安定した経営基盤として、新製品開発などの面で東洋水産㈱に協力しつつ、チルド新工場の稼働によって新たな経営基盤の柱となるよう受託量の拡大を図ります。一方、当社が製品開発の主体を持っている液体や粉体は、今後発展の戦略分野と考え、メーカーとして整備、拡大を行いながら、研究開発の強化を図り、製品開発のスピードアップに取り組み、取引先の要望にいつでも応えられるよう生産、販売体制を整え、売上拡大を図り、売上高に占める自社開発製品の比率を上げながら、バランスのとれた売上構成を目指し、コストダウンや業務の効率化にも傾注し、安定した経営を目指します。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題顧客ニーズの変化に対応した製品開発を行うための研究開発を重視し、また、安心・安全な製品を提供することを基本として品質管理を徹底するとともに、企業は人材であるという観点から人材育成の充実と既存設備の有効活用を推し進め、効率的な生産・物流体制を構築し業務改善を徹底してまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社は、「人・食・味を豊に社会に貢献する」ことを経営理念とし、お客様の要求に応える製品を提供し、その企業活動において社会に貢献できる事業活動を推進してまいります。 (2) 目標とする経営指標目標とする経営指標は、部門別利益管理を重視しております。各部門の利益率を向上することにより売上高を追求するだけでなく、1株当たり当期純利益(EPS)の増加を重点目標としております。また、中長期的な企業価値の向上の実現のため自己資本当期純利益率(ROE)や総資産経常利益率(ROA)の向上に努め、よりよい資産効率を図ってまいります。 (3) 経営環境 今後の見通しにつきましては、国内経済は徐々に回復傾向にあり、賃金の上昇による消費意欲の向上に期待する一方、不安定な国際情勢、資源・原材料価格の高騰、為替相場の変動など、先行きは不透明で経営環境は依然として厳しい状況で推移することが予想されます。食品業界におきましても、原材料コストの上昇圧力が強い一方、低価格志向・節約志向に伴う価格競争の激化による厳しい経営環境が継続されるものと予想されます。また、人口減少と高齢化の進展、食の安心・安全に対する意識の高まりなどは依然として続いております。このような状況の中で、当社は品質第一の姿勢を貫き、安心・安全な製品を提供することを基本として品質管理を徹底するとともに、最適な設備投資と業務の効率化・適正な生産体制による筋肉質なコスト構造への転換を図るとともに、当社独自技術からの積極的な製品提案・開発体制の強化によって売上の拡大に挑戦して収益力を強化してまいります。液体部門においては、1952年以降、醸造業の様々なノウハウを有しており、「うなぎのたれ」「つゆ」「白だし」「味だし」等は、そのノウハウによって生み出された自社製品であります。特に、うなぎのたれは業界トップクラスの生産量を誇り、国内外の生産者に向けて、お客様に合わせた粘度・色合い・味を提供しております。粉体部門においては、時代とともに変化する生活スタイルに合わせて、より素早く・手軽に美味しさをお届けするために「粉末」「顆粒」とニーズに即した形状と「フィルム」「スタンドパック」「バルク」等の充填形態に対応し、お客様のご要望に対応しております。2019年の鳥取工場への事業集約により、製販一体となった事業体制を敷き、よりスピードアップした対応を目指しております。さらに、企業活動における社会的責任の重さを充分認識し、環境保全活動への取り組み、コンプライアンス体制の強化等を推進し、お客様に信頼される企業を目指し、積極的に事業を展開し、社業の発展を図る所存であります。 (4) 中長期的な会社の経営戦略 即席麺、チルド食品の麺類は、今後も安定した経営基盤として、新製品開発などの面で東洋水産㈱に協力しつつ、チルド新工場の稼働によって新たな経営基盤の柱となるよう受託量の拡大を図ります。一方、当社が製品開発の主体を持っている液体や粉体は、今後発展の戦略分野と考え、メーカーとして整備、拡大を行いながら、研究開発の強化を図り、製品開発のスピードアップに取り組み、取引先の要望にいつでも応えられるよう生産、販売体制を整え、売上拡大を図り、売上高に占める自社開発製品の比率を上げながら、バランスのとれた売上構成を目指し、コストダウンや業務の効率化にも傾注し、安定した経営を目指します。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題顧客ニーズの変化に対応した製品開発を行うための研究開発を重視し、また、安心・安全な製品を提供することを基本として品質管理を徹底するとともに、企業は人材であるという観点から人材育成の充実と既存設備の有効活用を推し進め、効率的な生産・物流体制を構築し業務改善を徹底してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。(1) 財政状態の状況当事業年度末における資産の部は25,755百万円となり、前事業年度末と比べ883百万円増加しました。これは主に、建設仮勘定が5,232百万円、投資有価証券が117百万円増加し、現金及び預金が3,899百万円,建物(純額)が133百万円、構築物(純額)が35百万円、機械及び装置(純額)が266百万円減少したことによるものであります。負債の部は3,251百万円となり、前事業年度末と比べ537百万円増加しました。これは主に、未払金が399百万円、未払法人税等が49百万円、未払消費税等が124百万円増加し、買掛金が30百万円減少したことによるものであります。純資産の部は22,504百万円となり、前事業年度末と比べ346百万円増加しました。これは主に、利益剰余金が275百万円、その他有価証券評価差額金が71百万円増加したことによるものであります。この結果、当事業年度末の自己資本比率は87.4%(前事業年度末は89.1%)、1株当たり純資産は3,239円14銭(前事業年度末は3,189円19銭)となりました。 (2) 経営成績の状況当事業年度におけるわが国経済は、賃上げや価格転嫁、各種経済対策の効果等により、雇用・所得環境が改善し、景気は緩やかに回復しているものの、物価上昇や国際情勢、金融市場の変動により、先行きは不透明な状況が続いております。食品業界におきましては、円安によるエネルギーを始めとした輸入コストの増加や人手不足を起因とする物流費、人件費の上昇や物価の高騰によって消費者の生活防衛意識は更に高まり、事業を取り巻く環境は厳しいものとなっております。このような状況の中、当社は独自技術からの新たな食文化の創造を基本戦略とし、取引先への積極的な商品提案、開発体制の強化とともに、最適な設備投資と業務の効率化・適正な生産体制を図り、経営効率の向上と利益目標の達成に取り組んで参りました。この結果、当事業年度の経営成績は、売上高は14,455百万円と前年同期と比べ650百万円(4.7%)の増収となり、営業利益は681百万円と前年同期と比べ95百万円(16.2%)、経常利益は800百万円と前年同期と比べ103百万円(14.8%)、当期純利益は553百万円と前年同期と比べ93百万円(20.4%)の増益となりました。セグメントの経営成績は次のとおりであります。液体部門は、受託数増加により、売上高は4,731百万円と前年同期と比べ410百万円(9.5%)の増収となり、セグメント利益(営業利益)は128百万円と前年同期と比べ76百万円(146.9%)の増益となりました。粉体部門は、顆粒製品の受託が伸び、売上高は4,842百万円と前年同期と比べ110百万円(2.3%)の増収となりましたが、セグメント利益(営業利益)は206百万円と前年同期と比べ35百万円(14.8%)の減益となりました。チルド食品部門は、受託が増加し、売上高は1,802百万円と前年同期と比べ39百万円(2.2%)の増収となり、セグメント利益(営業利益)は243百万円と前年同期と比べ27百万円(12.6%)の増益となりました。即席麺部門は、受託が増加し、売上高は1,916百万円と前年同期と比べ94百万円(5.2%)の増収となり、セグメント利益(営業利益)は90百万円と前年同期と比べ28百万円(46.3%)の増益となりました。その他は、水産物の取扱量が減少し、売上高は1,162百万円と前年同期と比べ4百万円(0.4%)の減収となり、セグメント利益(営業利益)は13百万円と前年同期と比べ0百万円(5.3%)の減益となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は2,529百万円となり、前事業年度末と比べ2,993百万円(54.2%)の減少となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当事業年度において営業活動により得られた資金は1,408百万円となり、前年同期と比べ494百万円(54.1%)の増加となりました。得られた資金の主な要因は、税引前当期純利益787百万円及び減価償却費620百万円による資金の増加と法人税等の支払額196百万円による資金の減少であります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当事業年度において投資活動の結果使用した資金は4,124百万円となり、前年同期と比べ268百万円(6.1%)の減少となりました。使用した資金の主な要因は、有形固定資産の取得による支出5,029百万円と、定期預金の払戻による収入1,584百万円によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当事業年度において財務活動の結果使用した資金は278百万円となり、前年同期と比べ0百万円(0.1%)の減少となりました。なお、財務活動による主な支出は、配当金の支払によるものであります。 (生産、受注及び販売の状況)(1) 生産実績当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称生産金額(百万円)前年同期比(%)液体4,994114.5粉体4,985100.6チルド食品1,802102.2即席麺1,923104.7合計13,706106.1 (注) 1 生産金額は販売価格により算出しております。(算式)   売上高÷売上数量×生産数量2 生産実績には、見本品等を含んでおります。 (2) 商品仕入実績 セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)その他1,12499.4合計1,12499.4 (注) 金額は仕入価格によっております。 (3) 受注状況当社は、液体及び粉体については見込み生産であり、液体及び粉体の一部、チルド食品及び即席麺については東洋水産㈱からの受託製造であります。 (4) 販売実績当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称販売金額(百万円)前年同期比(%)製品液体4,731109.5粉体4,842102.3チルド食品1,802102.2即席麺1,916105.2小計13,292105.2その他1,16299.6合計14,455104.7 (注) 主な相手先の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先名第84期第85期販売金額(百万円)割合(%)販売金額(百万円)割合(%)東洋水産㈱9,24567.09,68967.0 (経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析)経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成に当たって、資産・負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。①繰延税金資産の回収可能性繰延税金資産は、将来減算一時差異を利用できる課税所得が生じる可能性が高い範囲内で認識しておりますが、課税所得が生じる時期及び金額は、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、実際に生じた時期及び金額が見積りと異なった場合、翌事業年度以降において認識する金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。②退職給付債務の測定当社は、確定給付制度を採用しております。確定給付制度の退職給付債務の現在価値及び関連する勤務費用等は、数理計算上の仮定を用いて退職給付見込額を見積り、割り引くことにより算定しております。数理計算上の仮定には、割引率、昇給率、及び死亡率等の様々な変数についての見積り及び判断が求められます。数理計算上の仮定は、経営者の最善の見積りと判断により決定しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌事業年度以降の財務諸表において認識する退職給付引当金及び退職給付費用の金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。なお、当事業年度末の退職給付債務の算定に用いた主要な数理計算上の仮定は「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (退職給付関係) (6)数理計算上の計算基礎に関する事項」に記載のとおりであります。 (2) 当事業年度の経営成績の分析①売上高・営業利益及び経常利益売上高は報告セグメントにおいて売上が増加し、14,455百万円と前年同期と比べ650百万円(4.7%)の増収となりました。利益面につきましては、売上原価が前年同期と比べ4.7%上昇し、販売費及び一般管理費が3.7%減少した結果、営業利益は681百万円と前年同期と比べ95百万円(16.2%)、経常利益は800百万円と前年同期と比べ103百万円(14.8%)の増益となりました。なお、セグメント別の売上高及び営業利益については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」「(2)経営成績の状況」に記載しております。②当期純利益当期純利益は法人税等の増加、固定資産撤去費用の減少により553百万円と前年同期と比べ93百万円(20.4%)の増益となりました。この結果、当事業年度の1株当たり当期純利益(EPS)は79.68円となり前年同期と比べ13.53円(20.5%)の増加となりました。③自己資本当期純利益率(ROE)及び総資産経常利益率(ROA)①及び②の結果、当事業年度の自己資本当期純利益率(ROE)は2.5%(前期比0.4ポイント増)となりました。また、総資産経常利益率(ROA)は3.2%(前期比0.4ポイント増)となりました。 (3) 戦略的現状と見通し当社といたしましては、現状を踏まえて、即席麺、チルド食品の麺類は、今後も安定した経営基盤として、新製品開発などの面で東洋水産㈱に協力し、受託量の拡大を図ります。一方、当社が製品開発の主体を持っている液体や粉体は、今後発展の戦略分野と考え、メーカーとして必要性が高まる整備、拡充を行いながら、研究開発の強化を図り、製品開発のスピードアップに取り組み、取引先の要望にいつでも応えられるよう生産、販売体制を整え、売上拡大を図り、売上高に占める自社開発製品の比率を上げながら、バランスのとれた売上構成を目指し、コストダウンや業務の効率化にも傾注し、安定した経営を目指します。  (4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析①キャッシュ・フロー当事業年度のキャッシュ・フローの分析については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」「(3)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。②財政政策当社は現在、必要な運転資金及び設備投資資金については、自己資金にて全て賄っております。当社は、今後も営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達していく考えであります。 (5) 経営者の問題認識と今後の方針について今後の見通しにつきましては、賃上げによる所得の増加に伴い国内経済は緩やかな回復基調が続くものの、原材料、エネルギー価格の上昇による継続的な物価上昇が懸念され、先行きは不透明で経営環境は依然として厳しい状況で推移することが予想されます。食品業界におきましても、原材料コストの上昇圧力が強い一方、低価格志向・節約志向に伴う価格競争の激化による厳しい経営環境が継続されるものと予想されます。また、人口減少と高齢化の進展、食の安心・安全に対する意識の高まりなどは依然として続いております。このような状況の中で、当社は品質第一の姿勢を貫き、安心・安全な製品を提供することを基本として品質管理を徹底し、最適な設備投資と業務の効率化・適正な生産体制による筋肉質なコスト構造への転換を図るとともに、当社独自技術からの積極的な製品提案・開発体制の強化によって売上を拡大し収益力を強化して参ります。さらに、企業活動における社会的責任の重さを充分認識し、環境保全活動への取り組み、コンプライアンス体制の強化等を推進し、お客様に信頼される企業を目指し、積極的に事業を展開し、社業の発展を図る所存であります。

事業リスク

  • 特定の取引先への依存:売上高の6割以上が東洋水産株式会社向けであるため、親会社の販売戦略変更や生産拠点の統廃合、効率化によって、ユタカフーズの経営成績や財政状態に大きな影響が出る可能性があります。これは、事業の安定性を脅かす主要なリスクです。
  • 製品クレームの発生:全ての製品でクレームが発生しない保証はなく、万が一、大規模な製品回収や製造物責任賠償が発生した場合、多額のコストがかかる可能性があります。加入している保険が賠償額を全てカバーできない可能性もあり、経営に悪影響を及ぼす恐れがあります。
  • 自然災害と法的規制:猛暑や冷夏などの天候不順、地震や台風といった自然災害は、売上高の減少や生産設備の損害、修復費用の増加に繋がる可能性があります。また、食品安全基本法などの法的規制の強化や違反は、事業活動に制約を与え、業績に影響を及ぼすリスクがあります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,971 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 特定の取引先への依存当社の売上高は6割以上が東洋水産株式会社向けであります。当社は、東洋水産グループの一員として、東洋水産株式会社より即席麺・チルド食品等の生産を受託しております。長年築きあげてきた調味料の製造技術・設備を有しており、チルド食品においては中部地区の生産拠点として重要な役割を担っております。しかしながら、東洋水産グループの販売戦略や生産拠点の統廃合、効率的な生産物流体制の再構築等により、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 製品のクレーム全ての製品についてクレームが無く、将来にクレームによる製品回収が発生しない保証はありませんが、製造物責任賠償については保険を付保しております。しかし、この保険が最終的に負担する賠償額をカバーできるという保証はありません。また、多額のコストにつながるクレームは、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 天候、自然災害及びその他の影響当社は、食料品製造業を営んでおります。そのため、猛暑、冷夏等の天候により売上高に影響を受けることがあります。また、製造拠点における大規模な地震や台風などの自然災害により生産設備に損害を被った場合、製造能力低下に伴う売上高の減少、設備の修復費用の増加などにより当社の業績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。さらに、新たな感染症等の発生、残留農薬問題などの食品に係る諸問題の発生が、仕入価格の高騰、消費の低迷などを引き起こし売上高等に影響を与える可能性があります。当社は消費者の不信を取り除き、安心・安全な製品の提供をモットーに、FSSC22000の規格に基づいた適切な品質管理を行っていきますが、自然又は人為的な諸問題により当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 法的規制に関するリスク当社は、食品安全基本法をはじめ食品衛生法、製造物責任法、環境・リサイクル関連法規、不当景品類及び不当表示防止法などの様々な法的規制を受けております。当社はコンプライアンス経営推進の基にこれらの法的規制の遵守に努めておりますが、将来これらの規制を遵守できなかった場合あるいは規制の強化、変更ないし予測し得ない新たな規制の設定などがあった場合には、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 訴訟に関するリスク当社は、事業の遂行にあたって、各種法令・規制等に違反しないように、内部統制機能の充実やコンプライアンス経営を強化するとともに、必要に応じて顧問契約を締結している弁護士のアドバイスを受けております。しかしながら、事業活動の遂行にあたって、当社及び全役職員が法令等に対する違反の有無に関わらず、製造物責任法・知的財産権等の問題で、訴訟を提起される可能性があります。また、訴訟が提起されることそれ自体、又は、訴訟の結果によって、お客様から信頼を失うことにより、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 有価証券の時価変動リスク当社では、売買を目的とした有価証券は保有しておりませんが、様々な理由により、売却可能な有価証券を保有しております。これらの有価証券のうち、時価を有するものについては、全て時価にて評価されており、市場における時価の変動は、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 人的資源に関するリスク当社の調味料事業においては、味覚・嗅覚に依る付加価値を与えることが生業であり、このため、各製造工程において、高い知識・技術と経験に裏付けされた人材が不可欠であります。かかる認識の下、当社では、技術に精通した人材等を採用・育成していく方針ですが、適切な時期にこのような人材を採用ないしは育成できなかった場合には、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。また、製造工程においては、労働集約型ラインもあり、国内の生産年齢人口の減少が続く状況において、質の高い人材の確保は、大変重要な事項になると考えておりますが、製造現場をはじめとする人材獲得競争の激化により人材確保が計画通りに進まなかった場合、また、最低賃金の引き上げなど法改正への対応により労働条件などの環境に変化があった場合、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。

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